個人情報保護士 ⑥ 情報セキュリティと実務対策

情報セキュリティの実務対策を学ぶ分野です。ISO27001(ISMS)、CIA(機密性・完全性・可用性)、リスクマネジメント、暗号化、アクセス制御、ログ管理、インシデント対応(漏えい時の報告義務・本人通知)、テレワーク時のセキュリティ、クラウド利用時の留意点などを整理。技術的な対策と組織運用の両面が問われる分野です。

この分野の問題195問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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259PCやサーバー内のファイルを勝手に暗号化して利用不能にし、復号するための対価(身代金)を要求するマルウェアはどれか。

  1. Aスパイウェア
  2. Bランサムウェア
  3. Cキーロガー
  4. Dボットネット
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正解:Bランサムウェア

ランサムウェア(Ransomware)は、Ransom(身代金)とSoftwareを組み合わせた造語で、データを暗号化して人質に取り、金銭を要求するマルウェアです。可用性を侵害する代表的な脅威です。

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260特定の組織や個人をターゲットにし、業務連絡などを装った巧妙なメールを送りつけ、添付ファイルを開かせたりリンクをクリックさせたりしてウイルスに感染させる攻撃手法はどれか。

  1. A標的型攻撃(スピアフィッシング)
  2. Bドス攻撃(DoS)
  3. CSQLインジェクション
  4. Dゼロデイ攻撃
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正解:A標的型攻撃(スピアフィッシング)

標的型攻撃(スピアフィッシング)は、不特定多数ではなく特定のターゲットに絞り、関係者を装うなどして信頼させ、マルウェアに感染させる手法です。

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261Webアプリケーションの入力フォームなどに、データベースを操作する不正な命令文(SQL)を入力し、データの漏えい、改ざん、消去などを行う攻撃はどれか。

  1. Aクロスサイトスクリプティング(XSS)
  2. BSQLインジェクション
  3. Cバッファオーバーフロー
  4. Dディレクトリトラバーサル
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正解:BSQLインジェクション

SQLインジェクションは、データベース言語であるSQLの不備を突き、不正な命令を実行させる攻撃です。データベース内の個人情報が大量に漏えいする原因となります。

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262Webサイトの掲示板などに悪意のあるスクリプト(プログラム)を埋め込み、そのサイトを閲覧したユーザーのブラウザ上でスクリプトを実行させ、Cookieの盗聴や偽サイトへの誘導を行う攻撃はどれか。

  1. Aクロスサイトスクリプティング(XSS)
  2. BSQLインジェクション
  3. CDNSキャッシュポイズニング
  4. Dブルートフォース攻撃
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正解:Aクロスサイトスクリプティング(XSS)

クロスサイトスクリプティング(XSS)は、動的にWebページを生成するアプリの脆弱性を突き、ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトを実行させる攻撃です。

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263他人のIDやパスワードを不正に入手するため、考えられるすべてのパターンを総当たりで試行する攻撃手法はどれか。

  1. A辞書攻撃
  2. Bブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)
  3. Cパスワードリスト攻撃
  4. Dソーシャルエンジニアリング
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正解:Bブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)

ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)は、理論的に可能な全ての組み合わせを機械的に試す手法です。これに対し、よく使われる単語を用いるのが辞書攻撃、流出したリストを用いるのがパスワードリスト攻撃です。

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264別のサービスから流出したIDとパスワードのリストを入手し、それを使って特定のWebサイトへの不正ログインを試みる攻撃手法(パスワードの使い回しを狙った攻撃)はどれか。

  1. Aクレデンシャルスタッフィング(パスワードリスト攻撃)
  2. Bフィッシング
  3. C水飲み場型攻撃
  4. D中間者攻撃
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正解:Aクレデンシャルスタッフィング(パスワードリスト攻撃)

ユーザーが複数のサイトでID・パスワードを使い回している習性を悪用し、流出したリストを用いて次々とログインを試みる手法です。

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265人間の心理的な隙や行動のミスにつけ込み、パスワード等の重要情報を入手する手法(肩越しに盗み見る、ゴミ箱をあさる等)を総称して何というか。

  1. Aソーシャルエンジニアリング
  2. Bバッファオーバーフロー
  3. Cバックドア
  4. Dルートキット
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正解:Aソーシャルエンジニアリング

ソーシャルエンジニアリングは、技術的な手段を使わず、盗み見(ショルダーハッキング)やゴミあさり(トラッシング)、電話でのなりすまし等により情報を盗む手法です。

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266サーバーに大量のアクセスやデータを送りつけ、過剰な負荷をかけることでサービスの提供を不能にする攻撃はどれか。

  1. ADoS攻撃(DDoS攻撃)
  2. Bフィッシング詐欺
  3. Cトロイの木馬
  4. Dセッションハイジャック
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正解:ADoS攻撃(DDoS攻撃)

DoS(Denial of Service)攻撃は、サービス妨害攻撃です。複数の機器から一斉に行うものをDDoS攻撃と呼びます。可用性を侵害する攻撃です。

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267「ゼロデイ攻撃」の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. A攻撃の痕跡を一切残さず、発生から0日でデータを消去する攻撃。
  2. Bソフトウェアの脆弱性が発見され、修正プログラム(パッチ)が提供される前の期間に行われる攻撃。
  3. C1年のうち、特定の記念日(0日)を狙って行われるサイバーテロ。
  4. Dセキュリティソフトを導入していないPCのみを狙う攻撃。
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正解:Bソフトウェアの脆弱性が発見され、修正プログラム(パッチ)が提供される前の期間に行われる攻撃。

脆弱性が発見されてから、対策(パッチ)が公開されるまでの無防備な期間(ゼロデイ)を狙う攻撃です。防ぐのが難しいため、多層防御が重要になります。

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268暗号化技術において、送信者が「受信者の公開鍵」を使って暗号化し、受信者が「自分の秘密鍵」を使って復号する方式はどれか。

  1. A共通鍵暗号方式
  2. B公開鍵暗号方式
  3. Cハッシュ関数
  4. Dブロックチェーン
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正解:B公開鍵暗号方式

公開鍵暗号方式は、暗号化と復号に異なる鍵(ペア鍵)を使う方式です。誰でも入手できる「公開鍵」で暗号化し、受信者しか持っていない「秘密鍵」で復号します。

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269「デジタル署名」を利用することで確認できる事項の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A「データの暗号化」と「通信の高速化」
  2. B「送信元の正当性(なりすましでないこと)」と「データの完全性(改ざんされていないこと)」
  3. C「ウイルスの検知」と「スパムメールの排除」
  4. D「アクセスの許可」と「ログの保存」
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正解:B「送信元の正当性(なりすましでないこと)」と「データの完全性(改ざんされていないこと)」

デジタル署名は、送信者が秘密鍵で作成し、受信者が公開鍵で検証することで、「本人が送ったこと(真正性)」と「途中で書き換えられていないこと(完全性)」を証明する技術です。内容の秘匿(暗号化)ではありません。

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270認証の3要素(知識、所有、生体)のうち、2つ以上を組み合わせて本人確認を行う方式はどれか。

  1. Aシングルサインオン
  2. B多要素認証(MFA)
  3. Cバイオメトリクス認証
  4. Dチャレンジレスポンス認証
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正解:B多要素認証(MFA)

多要素認証(Multi-Factor Authentication)は、パスワード(知識)、スマホ(所有)、指紋(生体)などの異なる要素を組み合わせてセキュリティを高める方法です。

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271「WAF(Web Application Firewall)」の役割として、最も適切なものはどれか。

  1. A社内ネットワークとインターネットの境界に設置し、パケットのヘッダ情報を見てアクセス制御を行う。
  2. BWebアプリケーションに対する通信の中身を検査し、SQLインジェクションやXSSなどの攻撃を遮断する。
  3. CPCにインストールし、ウイルスを検知・駆除する。
  4. DVPN接続を確立し、通信経路を暗号化する。
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正解:BWebアプリケーションに対する通信の中身を検査し、SQLインジェクションやXSSなどの攻撃を遮断する。

WAFは、従来のファイアウォールでは防げない、Webアプリケーション層への攻撃(SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング等)を検知・防御する専用のセキュリティ機器です。

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272社外から社内ネットワークへ安全に接続するために、インターネット上に仮想的な専用線を構築し、通信を暗号化する技術はどれか。

  1. ADMZ
  2. BVPN
  3. CDHCP
  4. DNAT
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正解:BVPN

VPN(Virtual Private Network)は、公衆網(インターネット等)を利用しつつ、暗号化技術等を用いてあたかも専用線であるかのように安全な通信経路を確保する技術です。テレワーク等で利用されます。

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273PCやサーバー等の端末(エンドポイント)において、マルウェアの侵入を防ぐだけでなく、侵入後の挙動を検知し、迅速な対応(隔離・調査等)を支援する製品はどれか。

  1. AEDR (Endpoint Detection and Response)
  2. BUPS (Uninterruptible Power Supply)
  3. CURLフィルタリング
  4. DMDM (Mobile Device Management)
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正解:AEDR (Endpoint Detection and Response)

EDRは、従来のアリバイ対策(侵入防止)だけでは防ぎきれない高度な攻撃に対し、侵入後の「検知」と「対応」に重点を置いたセキュリティ製品です。

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274「クリアデスク・クリアスクリーン」の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. A机の上を常に整理整頓し、PCの画面をきれいに拭いておくこと。
  2. B離席時に、机の上に重要書類を放置せず、PC画面をロックまたはログオフすること。
  3. Cすべての書類を電子化し、紙媒体を一切使用しないこと。
  4. D透明なデスクや透明なディスプレイを使用し、隠し事をしないこと。
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正解:B離席時に、机の上に重要書類を放置せず、PC画面をロックまたはログオフすること。

物理的セキュリティ対策の一つで、離席時や帰宅時に、個人情報等の重要資産を盗み見られたり持ち出されたりしないよう、片付けやロックを徹底することです。

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275会社の許可を得ていない私物のPCやスマートフォン、クラウドサービス等を、従業員が無断で業務に使用することを何というか。

  1. ABYOD (Bring Your Own Device)
  2. BシャドーIT
  3. CIoT (Internet of Things)
  4. Dテレワーク
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正解:BシャドーIT

シャドーITは、会社が把握・管理していないIT機器やサービスが利用される状態を指し、セキュリティリスク(情報漏えい等)の温床となります。BYODは「許可を得て」私物を使うことです。

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276データの完全性を確認するために用いられる、元データから一定の長さの文字列(ハッシュ値)を生成する関数はどれか。

  1. Aハッシュ関数
  2. B三角関数
  3. C指数関数
  4. D乱数生成関数
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正解:Aハッシュ関数

ハッシュ関数(SHA-256等)は、データから固定長の値を生成します。データが少しでも改ざんされると全く異なるハッシュ値になるため、改ざん検知(完全性の確認)に利用されます。不可逆(元に戻せない)のが特徴です。

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277「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」において維持すべき「情報セキュリティの3要素(CIA)」に含まれないものはどれか。

  1. A機密性 (Confidentiality)
  2. B完全性 (Integrity)
  3. C可用性 (Availability)
  4. D安全性 (Safety)
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正解:D安全性 (Safety)

情報セキュリティの3要素は、機密性(許可された人のみアクセス可)、完全性(正確で改ざんされていない)、可用性(必要な時に使える)です。安全性(Safety)は含まれません。

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278HDDやUSBメモリ等の電子媒体を廃棄する際の措置として、最も確実にデータを消去する方法はどれか。

  1. Aゴミ箱アイコンに入れて「ゴミ箱を空にする」を実行する。
  2. B「フォーマット(初期化)」を行う。
  3. C専用のデータ消去ソフトで無意味なデータを上書きするか、物理的に破壊(穿孔・溶解等)する。
  4. D工場出荷時の状態に戻す(リカバリ)。
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正解:C専用のデータ消去ソフトで無意味なデータを上書きするか、物理的に破壊(穿孔・溶解等)する。

単なる削除やフォーマットでは、管理情報が消えるだけでデータ本体は残っており、復元可能です。確実に消去するには、データ消去ソフトによる上書き(無意味なデータで塗りつぶす)か、物理的な破壊が必要です。

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279電子メールの送信ドメイン認証技術の一つで、メール送信元のIPアドレスをDNSサーバーのレコードと照合することで、なりすましメールでないことを確認する技術はどれか。

  1. ASPF (Sender Policy Framework)
  2. BDKIM (DomainKeys Identified Mail)
  3. CS/MIME
  4. DPOP3
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正解:ASPF (Sender Policy Framework)

SPFは、送信元のIPアドレスを利用して正規のサーバーからの送信かを検証する技術です。DKIMは電子署名を利用します。S/MIMEはメール本文の暗号化技術です。

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280電子メールのセキュリティ対策において、メール本文と添付ファイルを暗号化し、かつ電子署名を付与することで「盗聴」と「改ざん」を防ぐ、エンドツーエンドの対策技術はどれか。

  1. ASMTP-AUTH
  2. BS/MIME (Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)
  3. CSSL/TLS
  4. DAPOP
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正解:BS/MIME (Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)

S/MIMEは、クライアントソフト(メーラー)側で暗号化と署名を行うため、サーバー間だけでなく、送信者から受信者までの全経路でセキュリティが確保されます。

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281Webサーバーなどの公開サーバーを、インターネットと内部ネットワーク(LAN)の両方から隔離された領域に設置し、不正侵入時の内部への被害拡大を防ぐネットワーク構成はどれか。

  1. ADMZ (De-militarized Zone:非武装地帯)
  2. BVPN (Virtual Private Network)
  3. CIDS (Intrusion Detection System)
  4. DNAT (Network Address Translation)
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正解:ADMZ (De-militarized Zone:非武装地帯)

DMZは、外部からのアクセスを受け付けるサーバーを内部ネットワークから切り離して配置するセグメントのことです。これにより、公開サーバーが乗っ取られても、内部LANへの直接侵入を防ぎます。

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282無線LANのセキュリティにおいて、あらかじめ登録された端末(MACアドレス等)や、ユーザーごとのID・パスワード(IEEE 802.1X認証)を用いて接続を許可する、企業利用に適した方式はどれか。

  1. AWEP
  2. BWPA2-PSK (Personal)
  3. CWPA2/WPA3-Enterprise
  4. DESSIDステルス
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正解:CWPA2/WPA3-Enterprise

WPA2/WPA3-Enterpriseは、RADIUSサーバー等と連携し、ユーザー個別の認証(IEEE 802.1X)を行う方式です。家庭用のPSK(事前共有鍵)方式と異なり、1つのパスワード流出で全員が危険にさらされるリスクがありません。

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283パスワードをハッシュ化して保存する際に、同じパスワードでも異なるハッシュ値になるように、ランダムな文字列(ソルト)を付加して計算する主な目的はどれか。

  1. Aパスワードの桁数を強制的に増やすため。
  2. Bレインボーテーブル攻撃(あらかじめ計算されたハッシュ値のリストを用いた攻撃)を防ぐため。
  3. Cサーバーの処理負荷を軽減するため。
  4. Dパスワードの有効期限を管理するため。
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正解:Bレインボーテーブル攻撃(あらかじめ計算されたハッシュ値のリストを用いた攻撃)を防ぐため。

ソルト(Salt)を付加することで、同じ「password123」でもユーザーごとに異なるハッシュ値となるため、一般的なハッシュ値リスト(レインボーテーブル)を使った解析を困難にします。

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284通信経路上に割り込み、当事者になりすましてデータを盗聴したり、改ざんして送信したりする攻撃手法はどれか。

  1. A中間者攻撃 (Man-in-the-Middle Attack)
  2. Bドス攻撃 (DoS Attack)
  3. Cゼロデイ攻撃
  4. Dバッファオーバーフロー
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正解:A中間者攻撃 (Man-in-the-Middle Attack)

中間者攻撃(MitM)は、正規の通信の間に割り込み、双方を騙して通信を中継・盗聴・改ざんする攻撃です。公衆Wi-Fiなどで発生するリスクがあります。

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285Webサイトの利用者がログインした後に発行される「セッションID(Cookie等)」を攻撃者が盗み出し、その利用者になりすまして勝手に操作を行う攻撃はどれか。

  1. Aセッションハイジャック
  2. BSQLインジェクション
  3. CDNSキャッシュポイズニング
  4. Dソーシャルエンジニアリング
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正解:Aセッションハイジャック

セッションIDは一時的な通行手形のようなものです。これを盗まれると、ID・パスワードを知らなくても、ログイン済みの本人として操作されてしまいます(セッションハイジャック)。

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286攻撃者が多数のPCやIoT機器をマルウェアに感染させて遠隔操作可能な状態(ボット)にし、それらを一斉に操って大規模なサイバー攻撃(DDoS攻撃等)を行うネットワーク網を何というか。

  1. Aボットネット
  2. Bダークウェブ
  3. Cブロックチェーン
  4. Dイントラネット
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正解:Aボットネット

感染した多数の機器(ボット)で構成されたネットワークをボットネットと呼びます。攻撃者はC&Cサーバー(指令サーバー)から指令を出し、一斉攻撃を行います。

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287標的型攻撃の段階の一つで、組織内部のPCに侵入した後、同一ネットワーク内の他のサーバーやPCに侵入範囲を広げていく行為を何というか。

  1. A水飲み場型攻撃
  2. Bラテラルムーブメント(横展開)
  3. Cドライブバイダウンロード
  4. Dフィッシング
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正解:Bラテラルムーブメント(横展開)

最初の侵入(イニシャルアクセス)の後、権限昇格や探索を行いながら、目的の情報があるサーバー等へ感染を広げていく動きを「ラテラルムーブメント(横展開)」と呼びます。

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288セキュリティ対策が強固な大企業を直接攻撃するのではなく、セキュリティが手薄な子会社、取引先、または利用しているソフトウェア製品などを踏み台にして、本丸のターゲットを攻撃する手法はどれか。

  1. Aサプライチェーン攻撃
  2. Bランサムウェア攻撃
  3. Cゼロデイ攻撃
  4. Dブルートフォース攻撃
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正解:Aサプライチェーン攻撃

製品の供給網(サプライチェーン)の弱点を突く攻撃です。ソフトウェアの更新プログラムにウイルスを混入させたり、取引先経由で侵入したりする手口が増加しています。

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289「BEC (Business Email Compromise:ビジネスメール詐欺)」の手口として、最も適切なものはどれか。

  1. A無差別に大量の広告メールを送りつけ、フィッシングサイトに誘導する。
  2. B経営者や取引先になりすまし、巧妙な偽メールで「至急、指定の口座に振り込んでほしい」などと金銭の振込や情報の詐持を指示する。
  3. C添付ファイルを開かせてランサムウェアに感染させる。
  4. Dメールサーバーをダウンさせる。
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正解:B経営者や取引先になりすまし、巧妙な偽メールで「至急、指定の口座に振り込んでほしい」などと金銭の振込や情報の詐持を指示する。

BECは、ウイルスを使わず、業務上のやり取りを装った「言葉巧みな騙し(詐欺)」によって、金銭や機密情報を盗み取る手口です。CEO詐欺などが有名です。

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290テレワーク環境におけるVPN利用のリスクとして、従業員がVPNを経由せずに直接インターネットに接続する設定(スプリットトンネリング)を許可した場合の懸念点はどれか。

  1. A通信速度が遅くなり、業務効率が低下する。
  2. B社内のセキュリティゲートウェイ(フィルタリング等)を通らないため、マルウェア感染やフィッシング被害に遭うリスクが高まる。
  3. CVPN装置の負荷が高まり、システムがダウンする。
  4. D暗号化強度が自動的に低下する。
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正解:B社内のセキュリティゲートウェイ(フィルタリング等)を通らないため、マルウェア感染やフィッシング被害に遭うリスクが高まる。

スプリットトンネリングはVPN負荷軽減に有効ですが、直接ネット接続する通信については社内のセキュリティ対策(UTMやログ監視等)が及ばないため、セキュリティリスクとなります。

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291日本国内で慣習的に行われてきた、メールでパスワード付きZIPファイルを送り、別メールでパスワードを送る方式(いわゆるPPAP)が、現在セキュリティ上推奨されない主な理由はどれか。

  1. Aパスワードを別送しても、同じ通信経路(メール)で送れば盗聴リスクが変わらない上、暗号化されたZIPファイルはウイルスチェックをすり抜けてしまうため。
  2. BZIPファイルの解凍には時間がかかり、業務効率が悪いため。
  3. Cパスワードを忘れてしまうリスクがあるため。
  4. DZIP形式は日本でしか使われていないため。
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正解:Aパスワードを別送しても、同じ通信経路(メール)で送れば盗聴リスクが変わらない上、暗号化されたZIPファイルはウイルスチェックをすり抜けてしまうため。

PPAP(Password付ZIPを送る、Passwordをあとで送る...)は、同じ経路で送るため盗聴対策にならず、かつゲートウェイのウイルススキャンが暗号化ファイルを検査できないため、Emotet等のマルウェア感染経路として悪用されるリスクが高いため廃止が進んでいます。

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292組織内でセキュリティインシデント(事故)が発生した際に、通報の受付、影響範囲の調査、対応手順の指示、復旧支援などを専門に行う組織やチームを何というか。

  1. ACSIRT (Computer Security Incident Response Team)
  2. BISMS事務局
  3. C個人情報保護委員会
  4. D内部監査室
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正解:ACSIRT (Computer Security Incident Response Team)

CSIRT(シーサート)は、インシデント対応の専門チームです。平常時は情報収集や訓練を行い、有事には迅速な対応の指揮を執ります。

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293入退室管理における「共連れ(テールゲーティング)」の説明として、適切なものはどれか。

  1. A一人の認証で、後ろに続く権限のない者が一緒に入室すること。
  2. BIDカードを貸し借りして、本人になりすまして入室すること。
  3. C正規の手続きを経て、来客を同伴して入室すること。
  4. D非常時に、避難のためにドアを開放すること。
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正解:A一人の認証で、後ろに続く権限のない者が一緒に入室すること。

物理的セキュリティの脅威です。正規の権限者がドアを開けた隙に、後ろから許可なくついて入る行為です。防止策として、アンチパスバック機能や監視カメラ、警備員の配置等が有効です。

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294可用性を高めるための技術で、複数のハードディスクを組み合わせ、同じデータを同時に書き込む(ミラーリング)ことで、片方が故障してもデータを失わないようにするRAIDレベルはどれか。

  1. ARAID 0
  2. BRAID 1
  3. CRAID 5
  4. DRAID 6
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正解:BRAID 1

RAID 1は「ミラーリング」と呼ばれ、2台のディスクに全く同じデータを書き込みます。1台が故障しても稼働を続けられるため、可用性が高い構成です(RAID 0はストライピングで高速化のみ)。

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295Webサイトへの攻撃手法の一つで、入力欄に「../(ドットドットスラッシュ)」などの特殊な文字列を入力し、本来アクセス権のないサーバー上のファイル(親ディレクトリ等)を不正に閲覧・操作する攻撃はどれか。

  1. Aディレクトリトラバーサル(パストラバーサル)
  2. Bクロスサイトスクリプティング
  3. CDNSキャッシュポイズニング
  4. Dバッファオーバーフロー
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正解:Aディレクトリトラバーサル(パストラバーサル)

ディレクトリトラバーサルは、階層を遡るコマンド(../)を利用して、公開フォルダの外にある重要ファイル(パスワードファイル等)にアクセスする攻撃です。

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296「トロイの木馬」と呼ばれるマルウェアの特徴として、適切なものはどれか。

  1. A自己増殖機能を持ち、ネットワークを通じて爆発的に感染を広げる。
  2. B一見有用なアプリやスクリーンセーバー等を装ってユーザーにインストールさせ、裏で不正な活動を行う。
  3. CWebサイトを見ただけで感染する。
  4. D身代金を要求する画面を表示する。
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正解:B一見有用なアプリやスクリーンセーバー等を装ってユーザーにインストールさせ、裏で不正な活動を行う。

トロイの木馬は、自己増殖(ワーム)や感染(ウイルス)とは異なり、ユーザーを騙して自ら実行させるタイプのマルウェアです。

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297アクセス制御の原則の一つで、業務を遂行するために「必要最小限の権限」のみを付与し、不要な権限を与えないという考え方を何というか。

  1. A性善説に基づく管理
  2. B最小権限の原則 (Principle of Least Privilege)
  3. C多層防御
  4. Dゼロトラスト
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正解:B最小権限の原則 (Principle of Least Privilege)

最小権限の原則は、セキュリティの基本原則です。誰にでも管理者権限を与えるのではなく、必要な時に必要な分だけ権限を与えることで、事故や不正のリスクを最小限に抑えます。

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298セキュリティ対策において、システムやネットワークの利用状況、エラー、アクセス記録などを時系列に記録した「ログ」を取得・保管する主な目的として、最も適切なものはどれか。

  1. Aシステムの処理速度を向上させるため。
  2. B従業員のプライバシーを侵害するため。
  3. C不正アクセスの予兆検知や、事故発生時の原因究明・証拠保全(フォレンジック)のため。
  4. Dディスクの空き容量を埋めるため。
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正解:C不正アクセスの予兆検知や、事故発生時の原因究明・証拠保全(フォレンジック)のため。

ログは、監査証跡(トレーサビリティ)として重要です。何かあった時に「いつ、誰が、何をしたか」を追跡し、原因を特定するために不可欠です。

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299Webサイトを閲覧しただけで、ユーザーが何も操作(クリックやダウンロード)をしていないにもかかわらず、裏で自動的にマルウェアをダウンロード・実行させる攻撃手法はどれか。

  1. Aドライブバイダウンロード攻撃
  2. B水飲み場型攻撃
  3. Cゼロデイ攻撃
  4. Dフィッシング
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正解:Aドライブバイダウンロード攻撃

ドライブバイダウンロード(Drive-by Download)は、OSやブラウザの脆弱性を悪用し、Webサイトを閲覧しただけでマルウェアに感染させる攻撃です。ユーザーが気づかないうちに感染するため脅威となります。

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300ユーザーが正しいURL(ドメイン名)を入力したにもかかわらず、DNSサーバーのキャッシュ情報を書き換えることで、偽のWebサイト(フィッシングサイト等)に誘導する攻撃はどれか。

  1. ADNSキャッシュポイズニング
  2. BSQLインジェクション
  3. Cクロスサイトスクリプティング
  4. Dブルートフォース攻撃
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正解:ADNSキャッシュポイズニング

DNSキャッシュポイズニングは、DNSサーバーに保存されている一時的な対応表(キャッシュ)を偽の情報に書き換えることで、正規のURLにアクセスしたユーザーを攻撃者が用意した偽サイトに転送する攻撃です。

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301キーボードからの入力内容を密かに記録し、外部に送信する機能を持つマルウェア(スパイウェアの一種)はどれか。

  1. Aランサムウェア
  2. Bキーロガー
  3. Cボット
  4. Dワーム
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正解:Bキーロガー

キーロガー(Keylogger)は、キーボード操作のログ(記録)をとるツールです。パスワードやクレジットカード番号などの入力情報を盗むために悪用されます。

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302「ワーム」と呼ばれるマルウェアの特徴として、最も適切なものはどれか。

  1. A単独では存在できず、他のファイル(宿主)に寄生して増殖する。
  2. B単独で存在し、ネットワークを経由して自己増殖を繰り返しながら感染を広げる。
  3. C有用なソフトウェアを装ってユーザーにインストールさせる。
  4. D特定の条件(日時など)が満たされるまで潜伏し、発動する。
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正解:B単独で存在し、ネットワークを経由して自己増殖を繰り返しながら感染を広げる。

ワームは、ウイルスとは異なり、宿主となるファイルを必要とせず、単独でプログラムとして存在し、ネットワーク等の脆弱性を突いて自己増殖・感染拡大を行うのが特徴です。

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303システムへの侵入に成功した後、ログの消去やプロセスの隠蔽などを行い、自分の存在や侵入の痕跡を隠すために攻撃者が使用するツール群(パッケージ)はどれか。

  1. Aルートキット (Rootkit)
  2. Bエクスプロイトキット
  3. Cバックドア
  4. Dハニーポット
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正解:Aルートキット (Rootkit)

ルートキットは、管理者権限(root権限)を奪取した後に、バックドアの設置や侵入痕跡(ログ)の隠蔽などを容易に行うための機能をまとめたツールセットです。

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304特定の組織や企業をターゲットにし、長期間にわたって執拗に潜伏・調査を行い、機密情報を盗み出す高度なサイバー攻撃手法はどれか。

  1. AAPT攻撃 (Advanced Persistent Threat)
  2. BDDoS攻撃
  3. C辞書攻撃
  4. Dばらまき型メール攻撃
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正解:AAPT攻撃 (Advanced Persistent Threat)

APT攻撃は、明確なターゲットに対し、複数の攻撃手法を組み合わせ、長期間にわたり執拗かつ隠密に行われる攻撃です。侵入に気づかれにくいのが特徴です。

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305ネットワーク上の通信を監視し、不正な侵入や攻撃を検知するだけでなく、通信の遮断などの防御措置を自動的に行うシステムはどれか。

  1. AIDS (Intrusion Detection System)
  2. BIPS (Intrusion Prevention System)
  3. CUPS (Uninterruptible Power Supply)
  4. DDNS (Domain Name System)
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正解:BIPS (Intrusion Prevention System)

IDS(侵入検知システム)は検知・通知が主ですが、IPS(侵入防御システム)は通信経路に設置され、攻撃を検知すると即座にその通信を遮断(防御)する機能を持ちます。

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306ファイアウォール、アンチウイルス、IPS(侵入防御)、Webフィルタリングなどの複数のセキュリティ機能を一つの機器に統合し、包括的な対策を行う製品はどれか。

  1. AUTM (Unified Threat Management:統合脅威管理)
  2. BDMZ
  3. CVPN
  4. DWAF
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正解:AUTM (Unified Threat Management:統合脅威管理)

UTMは、複数のセキュリティ機能を一台のアプライアンス(機器)に集約し、管理の手間とコストを削減しつつ多層的な防御を提供するものです。中小企業などで広く導入されています。

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307社内ネットワークからインターネットへアクセスする際に中継役となり、アクセスログの取得、キャッシュによる高速化、URLフィルタリングなどを行うサーバーはどれか。

  1. Aプロキシサーバー (Proxy Server)
  2. BDNSサーバー
  3. Cファイルサーバー
  4. DDHCPサーバー
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正解:Aプロキシサーバー (Proxy Server)

プロキシ(代理)サーバーは、クライアントの代わりにWebサーバーへアクセスします。これにより内部IPの隠蔽、アクセス制限、ログ管理などが可能になります。

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308「共通鍵暗号方式」の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A暗号化と復号に異なる鍵を使用するため、鍵の配布が容易である。
  2. B暗号化と復号に同じ鍵を使用するため、処理速度は速いが、通信相手ごとに鍵を安全に渡す必要がある(鍵配送問題)。
  3. Cデジタル署名に利用される方式である。
  4. DRSA暗号が代表的である。
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正解:B暗号化と復号に同じ鍵を使用するため、処理速度は速いが、通信相手ごとに鍵を安全に渡す必要がある(鍵配送問題)。

共通鍵暗号(AES等)は処理が高速ですが、相手に鍵をどう安全に渡すかという「鍵配送問題」があります。また、通信相手が増えると管理する鍵の数が膨大になります。

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309インターネット上の暗号化通信(SSL/TLS)で用いられている「ハイブリッド暗号方式」の仕組みとして、正しいものはどれか。

  1. Aデータの暗号化には処理の速い「共通鍵」を使い、その共通鍵の受け渡しには「公開鍵暗号」を使う。
  2. Bすべての通信を「公開鍵暗号」で行う。
  3. Cすべての通信を「共通鍵暗号」で行う。
  4. D暗号化は行わず、デジタル署名のみを行う。
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正解:Aデータの暗号化には処理の速い「共通鍵」を使い、その共通鍵の受け渡しには「公開鍵暗号」を使う。

ハイブリッド暗号方式は、両者の長所(共通鍵の速さ+公開鍵の鍵配布の容易さ)を組み合わせたものです。実際のデータ通信には共通鍵(セッション鍵)を使います。

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310「認証局 (CA:Certificate Authority)」の役割として、最も適切なものはどれか。

  1. Aパスワードを忘れたユーザーに新しいパスワードを発行する。
  2. B公開鍵とその所有者の対応関係を証明する「デジタル証明書」を発行し、なりすましを防ぐ。
  3. C共通鍵暗号の鍵を生成し、配布する。
  4. Dウイルスの定義ファイルを作成し、配信する。
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正解:B公開鍵とその所有者の対応関係を証明する「デジタル証明書」を発行し、なりすましを防ぐ。

認証局(CA)は、申請者の身元を確認した上で、その申請者の公開鍵に対してCAのデジタル署名を付与した「デジタル証明書」を発行します。これにより、公開鍵が正当な持ち主のものであることを保証します。

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311生体認証(バイオメトリクス)の精度を示す指標において、「セキュリティ上のリスク(他人の不正利用)」に直結するのはどちらか。

  1. A本人拒否率 (FRR:False Rejection Rate)
  2. B他人受入率 (FAR:False Acceptance Rate)
  3. CCPU使用率
  4. Dメモリ使用率
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正解:B他人受入率 (FAR:False Acceptance Rate)

他人受入率(FAR)は、誤って他人を本人と認めてしまう確率であり、これが高いとセキュリティホールになります。一方、本人拒否率(FRR)が高いと利便性が損なわれます(本人が入れない)。

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312スマートフォンやタブレット等のモバイル端末を業務利用する際に、紛失・盗難時の「リモートワイプ(遠隔消去)」や「リモートロック」、アプリのインストール制限などを一元管理するシステムはどれか。

  1. AMDM (Mobile Device Management)
  2. BMFA (Multi-Factor Authentication)
  3. CDRM (Digital Rights Management)
  4. DPOS (Point of Sales)
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正解:AMDM (Mobile Device Management)

MDM(モバイルデバイス管理)は、従業員のモバイル端末の設定やセキュリティポリシーを一括管理する仕組みです。紛失時に遠隔でデータを消去する機能などが重要です。

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313従来の「社内ネットワークは安全である」という境界型防御の概念を捨て、「すべての通信(アクセス)を信頼せず、常に検証する」というセキュリティの考え方はどれか。

  1. Aシングルサインオン
  2. Bゼロトラスト (Zero Trust)
  3. CVPN
  4. DDMZ
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正解:Bゼロトラスト (Zero Trust)

ゼロトラストは、場所(社内・社外)に関わらず、すべてのアクセスリクエストに対して認証・認可・検査を行うという、クラウド時代の新しいセキュリティモデルです。

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314OSやソフトウェアにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が見つかった場合に、開発ベンダーから提供される修正プログラムを適用することを何というか。

  1. Aセキュリティパッチ(修正パッチ)の適用
  2. Bバックアップ
  3. Cデフラグ
  4. Dフォーマット
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正解:Aセキュリティパッチ(修正パッチ)の適用

脆弱性を放置することは最大のリスク要因の一つです。修正プログラム(パッチ)を迅速に適用し、穴を塞ぐことが重要です。

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315パスワードクラックの手法の一つで、辞書に載っている単語や、よく使われる人名、地名などを組み合わせて試行する攻撃はどれか。

  1. A辞書攻撃
  2. Bブルートフォース攻撃
  3. Cリプレイ攻撃
  4. DDoS攻撃
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正解:A辞書攻撃

辞書攻撃は、意味のある単語(辞書にある語)を候補として試す手法です。これに対し、文字の全組み合わせを試すのがブルートフォース攻撃です。

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316「ソーシャルエンジニアリング」の一種で、オフィスのゴミ箱に捨てられた書類や記憶媒体をあさり、機密情報を入手する行為を何というか。

  1. Aトラッシング(スキャベンジング)
  2. Bショルダーハッキング
  3. Cフィッシング
  4. Dスキミング
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正解:Aトラッシング(スキャベンジング)

トラッシング(ゴミあさり)は、断裁されていない書類や未消去のメディアから情報を盗む物理的な攻撃手法です。

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317「ソーシャルエンジニアリング」の一種で、パスワードを入力している人の背後から、キー操作や画面を盗み見る行為を何というか。

  1. Aショルダーハッキング(ショルダーサーフィン)
  2. Bキーロガー
  3. Cサイドチャネル攻撃
  4. D辞書攻撃
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正解:Aショルダーハッキング(ショルダーサーフィン)

ショルダーハッキング(肩越し盗み見)は、原始的ですが効果的な物理的攻撃手法です。対策として覗き見防止フィルターなどが有効です。

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318クラウドサービスにおける「責任共有モデル」に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. Aクラウド上のセキュリティは、すべてクラウド事業者が責任を負うため、利用者は何も対策しなくてよい。
  2. Bクラウド事業者がインフラ(物理層など)のセキュリティを担い、利用者はデータの管理やアクセス権限の設定などのセキュリティ責任を負う。
  3. C利用者がすべての階層(物理設備からデータまで)の責任を負う。
  4. D責任の所在は、事故が起きてから話し合いで決める。
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正解:Bクラウド事業者がインフラ(物理層など)のセキュリティを担い、利用者はデータの管理やアクセス権限の設定などのセキュリティ責任を負う。

クラウド利用では、事業者が基盤(ハードウェア、ネットワーク等)を守り、利用者がその上の設定(OS、アプリ、データ、ID管理等)を守るという「責任分界点」が存在します(IaaS/PaaS/SaaSで範囲は異なる)。

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319近年のランサムウェア攻撃において見られる「二重脅迫(ダブルエクストーション)」の手口として、最も適切なものはどれか。

  1. Aデータを暗号化するだけでなく、バックアップデータも同時に破壊して、復旧を不可能にする手口。
  2. Bデータを暗号化して身代金を要求すると同時に、「支払わなければ盗み出した機密情報を公開する」と脅す手口。
  3. C身代金を支払ったとしても、復号鍵を渡さずにさらに金銭を要求する手口。
  4. DPCだけでなく、スマートフォンも同時にロックする手口。
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正解:Bデータを暗号化して身代金を要求すると同時に、「支払わなければ盗み出した機密情報を公開する」と脅す手口。

従来のデータの暗号化(可用性の侵害)に加え、事前に盗み出した情報を公開すると脅迫(機密性の侵害)することで、身代金の支払いをより強く迫る手口が増加しています。

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320標的型攻撃の手法の一つで、ターゲットとなる組織のメンバーがよく利用するWebサイトを改ざんしてマルウェアを仕込み、アクセスしてくるのを待ち伏せする攻撃はどれか。

  1. A水飲み場型攻撃(ウォータリングホール攻撃)
  2. Bドライブバイダウンロード攻撃
  3. Cフィッシング
  4. Dゼロデイ攻撃
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正解:A水飲み場型攻撃(ウォータリングホール攻撃)

野生動物が水を飲みに来る場所で待ち伏せするように、ターゲットが普段アクセスするサイト(関連団体のサイトや福利厚生サイト等)を改ざんして待ち受ける手法です。

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321SMS(ショートメッセージサービス)を悪用し、宅配便の不在通知や大手通販サイト等を装って、フィッシングサイトへ誘導したり不正アプリをインストールさせたりする手口はどれか。

  1. Aビッシング (Vishing)
  2. Bスミッシング (Smishing)
  3. Cファーミング
  4. Dスピアフィッシング
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正解:Bスミッシング (Smishing)

SMS(Short Message Service)を使ったフィッシング(Phishing)であるため、「Smishing(スミッシング)」と呼ばれます。Vishingは音声(Voice)を使った詐欺です。

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322プログラムが確保しているメモリ領域(バッファ)の大きさを超えるデータを入力することで、メモリ上のデータを溢れさせ、予期しない動作(不正なコードの実行等)を引き起こす攻撃はどれか。

  1. Aバッファオーバーフロー攻撃
  2. BSQLインジェクション
  3. Cクロスサイトスクリプティング
  4. Dディレクトリトラバーサル
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正解:Aバッファオーバーフロー攻撃

バッファ(メモリ領域)からデータが溢れる(オーバーフロー)脆弱性を突き、システムを乗っ取ったり停止させたりする攻撃です。OSやアプリの脆弱性対策が重要です。

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323攻撃者が攻撃対象のサーバーやネットワークに対して、外部から通信ポートへのアクセスを順次試み、稼働しているサービスやOSの種類、侵入可能な裏口(開いているポート)を探る行為はどれか。

  1. Aポートスキャン
  2. BIPスプーフィング
  3. Cパケットスニフィング
  4. Dショルダーハッキング
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正解:Aポートスキャン

ポートスキャンは、攻撃の前段階に行われる偵察行為です。不要なポートを閉じることが対策となります。

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324入退室管理システムにおける「アンチパスバック」機能の説明として、適切なものはどれか。

  1. A一度入室した記録がないと、退室(または再入室)できないように制限する機能(共連れ防止)。
  2. Bパスワードを忘れた場合に、生体認証で解錠する機能。
  3. C特定の管理者のみが、すべてのドアを解錠できる機能。
  4. D退室時にカードをかざす必要をなくし、自動ドアで退室できる機能。
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正解:A一度入室した記録がないと、退室(または再入室)できないように制限する機能(共連れ防止)。

アンチパスバックは、「入室記録がない者は退室できない(または再入室できない)」ように制御することで、共連れ(テールゲーティング)によって不正に入室した者の移動や退出を防ぐ機能です。

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325Webサイトの通信暗号化(HTTPS)に使用されるプロトコルにおいて、脆弱性が見つかったため現在使用すべきではない(無効化すべき)とされているものはどれか。

  1. ATLS 1.3
  2. BTLS 1.2
  3. CSSL 3.0
  4. DHTTPS 2.0
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正解:CSSL 3.0

SSL(Secure Sockets Layer)は脆弱性が発見されており、現在は使用が非推奨または禁止されています。後継のTLS(Transport Layer Security)の新しいバージョン(1.2以上)を使用すべきです。

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326複数のWebサービスやアプリケーションを利用する際に、一度のユーザー認証(ログイン)だけで、連携するすべてのサービスを利用できるようにする仕組みはどれか。

  1. Aシングルサインオン (SSO)
  2. Bワンタイムパスワード
  3. C多要素認証
  4. Dチャレンジレスポンス認証
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正解:Aシングルサインオン (SSO)

SSO(Single Sign-On)は、利便性を高め、パスワード管理の負担を減らす仕組みです。ただし、最初の認証情報が漏れると全サービスにアクセスされるリスクがあるため、強固な認証(多要素認証等)との併用が推奨されます。

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327従業員が利用しているクラウドサービス(SaaS等)の利用状況を可視化・制御し、セキュリティポリシーを適用するためのソリューションはどれか。

  1. ACASB (Cloud Access Security Broker:キャスビー)
  2. BMDM
  3. CEDR
  4. DWAF
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正解:ACASB (Cloud Access Security Broker:キャスビー)

CASBは、企業とクラウドプロバイダの間に配置し、シャドーITの検知、アクセス制御、データ暗号化などを行い、クラウド利用のセキュリティを一元管理する仕組みです。

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328セキュリティインシデント(事故)が発生した際の初動対応において、被害の拡大防止や復旧の優先順位を決定するために、事案の重要度や緊急度を分類・選別することを何というか。

  1. Aトリアージ
  2. Bフォレンジック
  3. Cロールバック
  4. Dサンドボックス
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正解:Aトリアージ

トリアージは元々医療用語(治療優先順位の選別)ですが、セキュリティ対応においても、限られたリソースで効率的に対応するために、インシデントの影響度等に応じた優先順位付け(トリアージ)を行います。

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329システムやデータベースの「操作ログ(アクセスログ)」自体のセキュリティ対策として、最も重要な要件はどれか。

  1. Aログファイルの容量をできるだけ小さく圧縮すること。
  2. Bログの内容を誰でも閲覧できるように公開すること。
  3. Cログの改ざんや削除が行われないよう、アクセス権を厳格に制限し、保全すること。
  4. Dログを毎日削除して、ディスク容量を確保すること。
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正解:Cログの改ざんや削除が行われないよう、アクセス権を厳格に制限し、保全すること。

ログは、不正の痕跡や証拠となるため、攻撃者によって都合よく改ざん・削除されることを防ぐ必要があります(完全性の確保)。特権IDでも削除できないような仕組みや、別サーバーへの転送・保管が有効です。

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330無線LANのセキュリティ対策として用いられる「MACアドレスフィルタリング」の脆弱性(限界)として、正しいものはどれか。

  1. AMACアドレスは世界で唯一無二であるため、偽装される心配はない。
  2. B登録できる端末数に制限がないため、管理が大変になる。
  3. C通信を傍受すれば正規端末のMACアドレスは容易に判明し、攻撃者が自分の端末のMACアドレスを偽装することで突破できてしまう。
  4. DMACアドレスフィルタリングを行うと、通信速度が著しく低下する。
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正解:C通信を傍受すれば正規端末のMACアドレスは容易に判明し、攻撃者が自分の端末のMACアドレスを偽装することで突破できてしまう。

MACアドレスは暗号化されずに通信されるため容易に傍受でき、また端末側で変更(偽装)することも簡単であるため、MACアドレスフィルタリング単独では強固なセキュリティ対策にはなりません。

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331生体認証(バイオメトリクス)において、筆跡の速度や筆圧、キーボードの打鍵の癖、歩き方(歩容)などの「行動的特徴」を利用する認証方式はどれか。

  1. A動的(ダイナミック)バイオメトリクス認証
  2. B静的(スタティック)バイオメトリクス認証
  3. C多要素認証
  4. D知識認証
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正解:A動的(ダイナミック)バイオメトリクス認証

指紋や虹彩などの身体的特徴(静的)に対し、行動の癖などを利用するものを動的(ダイナミック)バイオメトリクスと呼びます。

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332不審なファイルやマルウェアの疑いがあるプログラムを、外部への通信を遮断した隔離された仮想環境内で実際に動作させ、その挙動(振る舞い)を分析して判定する技術はどれか。

  1. Aサンドボックス
  2. Bハニーポット
  3. Cファイアウォール
  4. Dパターンマッチング
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正解:Aサンドボックス

サンドボックス(砂場)は、隔離された環境で不審なファイルを実行し、「システムファイルを書き換えようとした」「外部へ通信しようとした」などの挙動を見てマルウェアかどうかを判断する技術です。

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333セキュリティインシデント発生時に、法的証拠として利用できるように、データの保全(コピー)や解析、原因究明を行う一連の科学的調査手法を何というか。

  1. Aデジタルフォレンジック
  2. Bペネトレーションテスト
  3. Cリスクアセスメント
  4. Dバックアップ
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正解:Aデジタルフォレンジック

フォレンジック(鑑識)は、犯罪捜査や法的紛争に備え、電子的証拠を適切に保全・解析する技術や手順のことです。

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334Webサイトにログイン中のユーザーに対して、悪意のあるリンクや罠サイトを踏ませることにより、本人の意図しないリクエスト(商品の購入、退会、掲示板への書き込み等)を送信させ、サーバー側で処理させてしまう攻撃はどれか。

  1. Aクロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)
  2. Bクロスサイトスクリプティング (XSS)
  3. CSQLインジェクション
  4. Dセッションハイジャック
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正解:Aクロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)

CSRFは、正規のセッション(ログイン状態)を悪用し、ユーザーの意図しない操作(リクエスト)を強制させる攻撃です。XSSはスクリプトを実行させる攻撃であり、区別が必要です。

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335Webアプリケーションの入力データとして、OSに対する命令文(コマンド)を紛れ込ませ、サーバー側で不正に実行させる攻撃手法はどれか。

  1. AOSコマンドインジェクション
  2. BSQLインジェクション
  3. Cバッファオーバーフロー
  4. Dディレクトリトラバーサル
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正解:AOSコマンドインジェクション

SQLインジェクションが「データベース」への命令を不正実行するのに対し、OSコマンドインジェクションは「OS」への命令(ファイルの削除、再起動、設定変更等)を不正実行させる攻撃です。

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336あえて脆弱性を持たせた(あるいは脆弱に見せかけた)サーバーやシステムをネットワーク上に設置し、攻撃者を誘い込んで、その攻撃手法や行動を観察・記録するための「囮(おとり)」システムはどれか。

  1. Aハニーポット
  2. Bサンドボックス
  3. Cファイアウォール
  4. Dプロキシサーバー
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正解:Aハニーポット

ハニーポット(蜜の壺)は、攻撃者を誘引するための囮システムです。攻撃者の手口を分析し、防御策に役立てるために利用されます。

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337公開鍵基盤(PKI)において、秘密鍵の漏えい等により、有効期限前に無効となったデジタル証明書のリスト(証明書失効リスト)を何というか。

  1. ACRL (Certificate Revocation List)
  2. BCA (Certificate Authority)
  3. CCSR (Certificate Signing Request)
  4. Dcookie
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正解:ACRL (Certificate Revocation List)

CRLは、有効期限内であっても信頼してはいけない(失効した)証明書のシリアル番号が列挙されたリストです。証明書を利用する際は、有効期限だけでなく、CRL(またはOCSP)で失効状況を確認する必要があります。

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338IoT機器(Webカメラやルーター等)がマルウェア(Mirai等)に感染し、ボットネットの一部として踏み台にされてしまう主な原因として、最も適切なものはどれか。

  1. A出荷時に設定されている初期パスワード(デフォルトパスワード)や脆弱なパスワードをそのまま変更せずに使用していたため。
  2. BIoT機器は常時インターネットに接続されているため、電源を切ることができないため。
  3. CIoT機器にはウイルス対策ソフトをインストールできない仕様になっているため。
  4. D無線LANの電波が強すぎたため。
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正解:A出荷時に設定されている初期パスワード(デフォルトパスワード)や脆弱なパスワードをそのまま変更せずに使用していたため。

IoT機器への攻撃の多くは、telnet等の管理ポートに対し、よく使われる初期パスワード(admin/adminなど)でのログインを試みるものです。初期パスワードの変更やファームウェアの更新が重要な対策となります。

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339個人情報保護法ガイドラインにおける「組織的安全管理措置」に該当するものはどれか。

  1. A個人データを取り扱う従業者に対する、定期的な教育・研修の実施。
  2. B個人データを取り扱う区域の管理(入退室管理)および機器・媒体の盗難防止措置。
  3. C個人データの取扱いに関する責任者の設置および報告連絡体制の整備。
  4. D個人データを取り扱う情報システムへのアクセス制御および不正ソフトウェア対策。
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正解:C個人データの取扱いに関する責任者の設置および報告連絡体制の整備。

「責任者の設置」「社内規程の整備」「報告連絡体制の整備」「点検・監査の実施」などは、組織体制としての対策であるため「組織的安全管理措置」に分類されます。Aは人的、Bは物理的、Dは技術的安全管理措置です。

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340個人データの取扱いに関する「社内規程(内部規程)」の策定において、留意すべき事項として最も適切なものはどれか。

  1. A規程は一度作成すれば、法改正がない限り変更してはならない。
  2. B規程には、個人データの「取得・入力」「利用・加工」「保管・保存」「移送・送信」「消去・廃棄」のすべてのライフサイクル(段階)における取扱方法を定める必要がある。
  3. C規程の内容は、経営者のみが把握していればよく、一般従業員に周知する必要はない。
  4. D中小規模事業者であっても、大企業と同じ分量の詳細な規程を作成しなければならない。
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正解:B規程には、個人データの「取得・入力」「利用・加工」「保管・保存」「移送・送信」「消去・廃棄」のすべてのライフサイクル(段階)における取扱方法を定める必要がある。

社内規程は、個人データのライフサイクル(取得から廃棄まで)の全段階における取扱方法、責任者・担当者、その任務等を定める必要があります。

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341個人データの取扱状況の確認手段としての「点検」と「監査」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A「点検」は外部の専門機関が行うものであり、「監査」は自社の社員が行うものである。
  2. B「点検」は各部署が自らの活動を確認する自己点検などが中心であり、「監査」は独立した立場(内部監査部門等)から点検結果や運用状況を検証するものである。
  3. C「点検」は不定期に行うものであり、「監査」は毎日行うものである。
  4. D「点検」は物理的な対策の確認のみを指し、「監査」は技術的な対策の確認のみを指す。
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正解:B「点検」は各部署が自らの活動を確認する自己点検などが中心であり、「監査」は独立した立場(内部監査部門等)から点検結果や運用状況を検証するものである。

一般的に「点検」は業務実施部門による自己チェック(運用確認)を指し、「監査」は監査部門などの独立した第三者が、規程通りに運用されているか、規程自体が妥当かを客観的に評価することを指します。

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342個人データの漏えい等が発生した場合の「報告連絡体制」の整備に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A些細なミスやヒヤリハットについては、報告体制に含める必要はない。
  2. B法的な報告義務がある「重大な事態」に限らず、漏えい等事案(そのおそれを含む)が発生した場合に、担当者から責任者へ速やかに報告される体制を整備しなければならない。
  3. C報告連絡体制は、平日のみ稼働していればよく、休日・夜間の対応手順は決めておかなくてよい。
  4. D報告を受けた責任者は、自身の判断だけで処理し、経営陣への報告は行わなくてよい。
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正解:B法的な報告義務がある「重大な事態」に限らず、漏えい等事案(そのおそれを含む)が発生した場合に、担当者から責任者へ速やかに報告される体制を整備しなければならない。

ガイドラインでは、漏えい等の「おそれ」がある段階で速やかに報告される体制の整備を求めています。また、事実関係の調査や被害拡大防止策などの初動対応手順も整備する必要があります。

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343従業者に対する「教育・研修(人的安全管理措置)」の実施頻度や対象に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A正社員に対してのみ教育を行えばよく、派遣社員やアルバイトは対象外でよい。
  2. B入社時に一度だけ研修を行えば、その後は行う必要はない。
  3. C個人データを取り扱う従業者に対して、定期的に(少なくとも年1回程度)研修を行うとともに、個人データの取扱いに関する理解度を確認する必要がある。
  4. D教育・研修の内容は、ITシステムの操作方法のみに限定すべきである。
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正解:C個人データを取り扱う従業者に対して、定期的に(少なくとも年1回程度)研修を行うとともに、個人データの取扱いに関する理解度を確認する必要がある。

教育は「すべての従業者(雇用形態問わず)」に対し、「定期的(継続的)」に行う必要があります。内容も、セキュリティの知識だけでなく、役割や責任、法令遵守の重要性などを含むべきです。

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344従業員との間で締結する「秘密保持契約(誓約書)」に関する実務対応として、適切なものはどれか。

  1. A就業規則に秘密保持義務が記載されていれば、個別の誓約書は一切不要である。
  2. B入社時にのみ誓約書を取得し、退職時には取得してはならない。
  3. C在職中だけでなく、退職後も秘密保持義務が継続することを明記した誓約書を取得する等の措置を講じることが望ましい。
  4. D秘密保持契約違反に対しては、いかなる場合も罰則を科すことはできない。
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正解:C在職中だけでなく、退職後も秘密保持義務が継続することを明記した誓約書を取得する等の措置を講じることが望ましい。

退職後の情報の持ち出しや不正利用を防ぐため、退職後も秘密保持義務が続くことを明記した誓約書を、入社時または退職時に取得することが推奨されます。

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345「内部不正」による情報漏えいを防止するための環境整備として、不正のトライアングル(動機・機会・正当化)に着目した対策として適切なものはどれか。

  1. A従業員のプライバシーを完全に無視して、24時間365日全ての行動を監視カメラで録画し、「機会」をゼロにする。
  2. Bアクセス制御やログのモニタリングにより不正を行にくい環境を作り(機会の低減)、公正な人事評価や職場環境の改善により不満を減らし(動機の低減)、コンプライアンス教育により規範意識を高める(正当化の低減)。
  3. C内部不正は防ぎようがないため、発生した後の事後対応のみに注力する。
  4. D「うちは家族のような会社だから不正は起きない」と信じて、特に対策を行わない。
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正解:Bアクセス制御やログのモニタリングにより不正を行にくい環境を作り(機会の低減)、公正な人事評価や職場環境の改善により不満を減らし(動機の低減)、コンプライアンス教育により規範意識を高める(正当化の低減)。

内部不正防止ガイドライン等では、不正の3要素(動機・機会・正当化)のそれぞれに対して対策を講じることが有効とされています。監視だけでなく、働きやすい環境づくりや教育も重要です。

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346個人データの取扱いを外部に委託する場合の「委託先の選定基準」として、最も重視すべき事項はどれか。

  1. A委託料金が業界最安値であること。
  2. B委託先が適切な安全管理措置を講じていることが確認できること(Pマーク取得や、セキュリティチェックシートによる確認等)。
  3. C委託先の社長と個人的な親交があること。
  4. D委託先が過去に一度も行政指導を受けたことがないこと(隠蔽している可能性を考慮しない)。
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正解:B委託先が適切な安全管理措置を講じていることが確認できること(Pマーク取得や、セキュリティチェックシートによる確認等)。

委託元は、委託先が法と同等の安全管理措置を講じているかをあらかじめ確認(選定)する義務があります。単なるコストや人間関係ではなく、客観的なセキュリティ体制の評価が必要です。

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347委託契約書に盛り込むべき事項として、適切でないものはどれか。

  1. A個人データの秘密保持に関する事項。
  2. B個人データの再委託に関する事項(再委託の可否、手続き等)。
  3. C個人データの漏えい等が発生した場合の報告連絡体制。
  4. D委託先が個人データを自社の営業活動(目的外)に自由に利用できる権利。
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正解:D委託先が個人データを自社の営業活動(目的外)に自由に利用できる権利。

委託契約では、委託された業務の範囲内でのみ利用することを定め、目的外利用を禁止する必要があります。また、返却・廃棄、安全管理措置、監督権限(報告・検査)なども盛り込むべきです。

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348委託先に対する「定期的な監督(状況把握)」の方法として、適切なものはどれか。

  1. A契約時に一度確認すれば、その後は確認する必要はない。
  2. B毎年、委託先から「個人データの取扱状況に関する報告書」を提出させ、契約通りの運用がなされているかを確認する。
  3. C必ず抜き打ちで立入検査(監査)を行わなければならず、書面での確認は認められない。
  4. D委託先を信頼して、何も確認しないことが最大の監督である。
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正解:B毎年、委託先から「個人データの取扱状況に関する報告書」を提出させ、契約通りの運用がなされているかを確認する。

委託元は、委託先が適切にデータを扱っているかを「定期的」に確認する義務があります。方法はリスクに応じて決定しますが、定期的な報告書の徴収や、必要に応じた実地監査などが一般的です。

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349「派遣労働者」が派遣先で個人データを取り扱う場合の責任関係について、正しい記述はどれか。

  1. A派遣労働者の監督責任はすべて派遣元(派遣会社)にあるため、派遣先企業は教育や監督を行わなくてよい。
  2. B派遣労働者は、派遣先企業の指揮命令下で業務を行うため、派遣先企業も「従業者」として監督および教育を行う義務がある。
  3. C派遣労働者は外部の人間であるため、個人データを取り扱わせてはならない。
  4. D派遣労働者が漏えいを起こした場合、派遣先企業は一切の責任を負わない。
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正解:B派遣労働者は、派遣先企業の指揮命令下で業務を行うため、派遣先企業も「従業者」として監督および教育を行う義務がある。

派遣労働者は、派遣元との雇用関係だけでなく、派遣先の指揮命令下に入ります。個人情報保護法上、派遣先の「従業者」に含まれるため、派遣先は自社の社員と同様に教育・監督を行う義務があります。

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350従業者が退職する際のセキュリティ対策(組織的・技術的)として、必須となる対応はどれか。

  1. A退職パーティーを開催し、記念品を贈呈する。
  2. B退職者が使用していたIDやアクセス権限を速やかに削除(または無効化)し、貸与していたPC、スマートフォン、入館証等を確実に回収する。
  3. C退職者のPC内のデータをすべてプリントアウトして保管する。
  4. D退職後も業務の相談ができるよう、社内システムのIDを残しておく。
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正解:B退職者が使用していたIDやアクセス権限を速やかに削除(または無効化)し、貸与していたPC、スマートフォン、入館証等を確実に回収する。

退職者による不正アクセス(置き土産)やデータの持ち出しを防ぐため、アクセス権の即時抹消と貸与物の回収は、退職手続きの中で最も重要なセキュリティ対策の一つです。

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351個人情報保護マネジメントシステム(PMS)におけるPDCAサイクルの「C(Check)」に該当する活動はどれか。

  1. A個人データの特定(台帳作成)とリスク分析。
  2. B教育計画の策定と実施。
  3. C内部監査および代表者による見直し(マネジメントレビュー)。
  4. D安全管理措置の導入と運用。
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正解:C内部監査および代表者による見直し(マネジメントレビュー)。

PDCAサイクルにおいて、Pは計画(特定・分析・規程策定)、Dは実施(運用・教育)、Cは点検・監査(評価・見直し)、Aは改善(是正処置)を指します。

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352個人データの「台帳管理(個人データ管理台帳の整備)」の目的として、最も適切なものはどれか。

  1. A個人情報保護委員会に提出するために作成する。
  2. B自社が「どのような個人データを」「どこで」「誰が」「どのように」保有しているかを可視化し、適切な安全管理措置を講じるための基礎とするため。
  3. C台帳を作成することで、これ以上セキュリティ対策をしなくて済むようにするため。
  4. D従業員の業務量を監視するため。
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正解:B自社が「どのような個人データを」「どこで」「誰が」「どのように」保有しているかを可視化し、適切な安全管理措置を講じるための基礎とするため。

情報資産(個人データ)の洗い出しと台帳管理は、リスクアセスメントの出発点です。どこに何があるか分からなければ、守りようがないからです。

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353情報セキュリティにおける「リスクアセスメント」の手順として、正しい順序はどれか。

  1. A対策の選定 → リスクの特定 → リスクの評価
  2. Bリスクの特定(資産の洗い出し) → リスクの分析(脅威・脆弱性の検討) → リスクの評価(優先順位付け)
  3. Cリスクの評価 → リスクの特定 → 対策の実施
  4. Dいきなり最強のセキュリティソフトを導入する
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正解:Bリスクの特定(資産の洗い出し) → リスクの分析(脅威・脆弱性の検討) → リスクの評価(優先順位付け)

まずは守るべき資産を特定し、それにどのような脅威があるかを分析し、リスクの大きさ(影響度×発生確率等)を評価して、優先順位をつけて対策を決定します。

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354個人データの取扱いに関する「運用記録」の保存に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. A運用記録(ログや入退室記録等)は、保存するとディスク容量を圧迫するため、毎日削除すべきである。
  2. B運用記録は、定期的に確認(ログチェック)を行い、不正アクセスの有無等を点検するとともに、万が一の事故の際の証拠として一定期間保存する必要がある。
  3. C運用記録は、システム管理者が個人的に保存しておけばよい。
  4. D中小規模事業者は、運用記録を保存する必要はない。
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正解:B運用記録は、定期的に確認(ログチェック)を行い、不正アクセスの有無等を点検するとともに、万が一の事故の際の証拠として一定期間保存する必要がある。

ログ等の運用記録は、不正の抑止力になると同時に、早期発見や事故後の原因究明(フォレンジック)に不可欠です。定期的な点検と適切な保存期間の設定が必要です。

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355組織的安全管理措置における「中小規模事業者の特例(手法の例外)」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A中小規模事業者は、責任者を設置しなくてもよい。
  2. B中小規模事業者は、個人データの取扱状況を確認(点検)しなくてもよい。
  3. C中小規模事業者は、組織体制や規程の整備において、業務の実態に応じた簡易な方法(例えば、責任者が担当者を兼務する、規程をマニュアル等に一本化するなど)が認められている。
  4. D中小規模事業者は、個人情報保護法の義務が全面的に免除されている。
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正解:C中小規模事業者は、組織体制や規程の整備において、業務の実態に応じた簡易な方法(例えば、責任者が担当者を兼務する、規程をマニュアル等に一本化するなど)が認められている。

中小規模事業者であっても義務は免除されませんが、リソースの制約を考慮し、責任者の兼務や、口頭での指示を含めた柔軟な運用など、実態に応じた対応(特例的な措置内容)がガイドラインで示されています。

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356テレワーク(在宅勤務)を実施する際の組織的安全管理措置として、適切なものはどれか。

  1. Aテレワークは従業員の自主性に任せ、会社は一切関与しない。
  2. Bテレワークにおける個人データの取扱い(持ち出し手順、利用制限、紛失時の連絡体制等)に関するルール(規程)を策定し、従業員に周知・教育する。
  3. Cテレワーク中は監視ができないため、個人データの利用を全面的に禁止する。
  4. Dテレワーク用のPCは、従業員が自分で好きなウイルス対策ソフトを選んで入れるように指示する。
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正解:Bテレワークにおける個人データの取扱い(持ち出し手順、利用制限、紛失時の連絡体制等)に関するルール(規程)を策定し、従業員に周知・教育する。

テレワーク特有のリスク(端末紛失、家庭内ネットワークの脆弱性等)に対応するため、新たなルール策定や教育、報告体制の再確認などの組織的措置が必要です。

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357従業員によるソーシャルメディア(SNS)への不適切な投稿(いわゆるバイトテロ等)による情報漏えいや炎上を防ぐための対策として、適切なものはどれか。

  1. ASNSの利用を法律で禁止する。
  2. B業務中の私的スマホ利用の制限や、SNS利用に関するガイドライン(投稿内容の注意点等)の策定・教育を行う。
  3. C従業員の個人のSNSアカウントを会社が没収する。
  4. D炎上したら、その従業員の氏名を公表して見せしめにする。
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正解:B業務中の私的スマホ利用の制限や、SNS利用に関するガイドライン(投稿内容の注意点等)の策定・教育を行う。

私的利用のSNSであっても、業務上の機密や顧客情報を投稿しないよう、ガイドライン(ソーシャルメディアポリシー)を策定し、教育を行うことが重要です。

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358「オフィスのレイアウト変更」や「クリアデスクの徹底」は、安全管理措置の4分類のうち、主にどれに関連するか。

  1. A組織的安全管理措置
  2. B人的安全管理措置
  3. C物理的安全管理措置
  4. D技術的安全管理措置
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正解:C物理的安全管理措置

一般にクリアデスク(離席時の片付け)のルール化自体は組織・人的側面もありますが、その結果としての状態(机上に情報がない)やレイアウト(覗き見防止配置)は物理的環境の整備に関わるため、物理的安全管理措置の一環として扱われることが多いです(または組織的ルールの物理的実践)。

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359個人情報保護マネジメントシステム(PMS)において、安全管理措置を適切に機能させるための「代表者(経営者)」の役割として、最も適切なものはどれか。

  1. A詳細なマニュアルを自ら作成し、現場で指導する。
  2. B基本方針(プライバシーポリシー)を策定し、必要なリソース(予算・人員)を提供するとともに、定期的にシステムを見直し(マネジメントレビュー)、改善を指示する。
  3. C個人データの入力作業を自ら行う。
  4. D事故が起きた際に、部下に責任を押し付ける。
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正解:B基本方針(プライバシーポリシー)を策定し、必要なリソース(予算・人員)を提供するとともに、定期的にシステムを見直し(マネジメントレビュー)、改善を指示する。

経営者(代表者)の最も重要な役割は、組織としての意思表明(方針策定)、資源の提供、そして最終的な見直しと改善指示(ガバナンス)です。実務の細部は管理責任者に委任します。

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360「内部監査」の実施において、監査の客観性と公正性を担保するために最も重要な要件はどれか。

  1. A監査員は、監査対象となる部門(被監査部門)の業務から独立した者でなければならない(自分の所属部署を監査してはならない)。
  2. B監査員は、必ず外部のコンサルタントでなければならない。
  3. C監査員は、社内で最も役職が高い者でなければならない。
  4. D監査は、予告なしに行わなければならない。
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正解:A監査員は、監査対象となる部門(被監査部門)の業務から独立した者でなければならない(自分の所属部署を監査してはならない)。

内部監査の鉄則は「独立性」です。監査員が自分の業務や所属部署を監査すると、甘くなる(手心を加える)可能性があるため、被監査部門とは異なる立場の者が行う必要があります。

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361個人データの取扱いを委託している先が「再委託」を行おうとする場合、委託元(当社)がとるべき対応として、正しいものはどれか。

  1. A再委託は委託先の権利であるため、委託元は関与せず、すべて委託先に任せる。
  2. B委託先が再委託先を適切に選定・監督することを条件として、事前に書面等で承諾(または契約で包括的に許可)し、再委託先を含めた安全管理体制を確保する。
  3. C再委託は法律で禁止されているため、直ちに契約を解除する。
  4. D再委託先とは直接契約を結んでいないため、再委託先で漏えいが起きても委託元には責任がないと主張する。
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正解:B委託先が再委託先を適切に選定・監督することを条件として、事前に書面等で承諾(または契約で包括的に許可)し、再委託先を含めた安全管理体制を確保する。

再委託を行う場合も、委託元は間接的な監督義務を負います。通常は契約等で「再委託には事前の承諾が必要」とし、委託先を通じて再委託先の管理体制を確認します。

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362委託先が「倒産」したり事業を停止したりした場合の個人データの取扱いについて、委託元がとるべき措置はどれか。

  1. A委託先と連絡が取れなくても、契約期間が終了するまでは放置する。
  2. B速やかに委託先から個人データ(媒体含む)を回収するか、または確実に消去・廃棄されたことを確認する。
  3. C倒産した委託先の資産として、競売にかけられるのを見守る。
  4. D委託先の従業員に個人的にデータを保管してもらう。
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正解:B速やかに委託先から個人データ(媒体含む)を回収するか、または確実に消去・廃棄されたことを確認する。

委託先が倒産すると、個人データが放置されたり流出したりするリスクが高まります。速やかに回収または廃棄の確認を行う必要があります。これは委託先選定時や契約時に想定しておくべきリスク対応です。

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363「個人データ管理台帳」の更新・見直しに関する運用として、最も適切なものはどれか。

  1. A一度作成したら、変更履歴を残さず上書き保存し続ける。
  2. B少なくとも年1回程度、および組織変更やシステムの入替え、新たな業務の開始などがあった際に、台帳の内容(保有データ、保管場所、アクセス権者等)が現状と合致しているかを確認・更新する。
  3. C台帳は見直しを行わず、5年ごとに新規作成する。
  4. D台帳の更新はシステム部門のみが行い、利用部門は関与しない。
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正解:B少なくとも年1回程度、および組織変更やシステムの入替え、新たな業務の開始などがあった際に、台帳の内容(保有データ、保管場所、アクセス権者等)が現状と合致しているかを確認・更新する。

個人データは業務の変化に伴い増減・移動します。実態と合致していない台帳はリスク管理の役に立たないため、定期的および随時の更新(棚卸し)が不可欠です。

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364従業者が個人情報保護法や社内規程に違反した場合の「懲戒処分」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A就業規則に懲戒の種別や事由が明記されていなくても、社長の怒りの度合いに応じて自由に処分できる。
  2. Bあらかじめ就業規則等において、個人情報の不正取扱いが懲戒事由に該当することや、その処分の内容を定めておき、違反時には適正な手続きを経て処分を行う。
  3. C従業員を処分するとモチベーションが下がるため、いかなる違反があっても懲戒処分を行ってはならない。
  4. D違反した従業員には、私刑として体罰を与えることが認められている。
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正解:Bあらかじめ就業規則等において、個人情報の不正取扱いが懲戒事由に該当することや、その処分の内容を定めておき、違反時には適正な手続きを経て処分を行う。

懲戒処分を行うには、就業規則等の根拠が必要です(罪刑法定主義の類似)。事前に規程を整備し、周知しておくことは、抑止力としても重要です。

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365情報セキュリティインシデント(漏えい等)が発生した後の「再発防止策」の策定において、最も重要な視点はどれか。

  1. A担当者個人の不注意のみを原因とし、その担当者を異動させて解決とする。
  2. B「なぜ起きたか(根本原因)」を、「組織」「人」「物理」「技術」の多角的な側面から分析し、仕組みとしての改善策(システム改修、ルール見直し、教育強化等)を策定する。
  3. C再発防止策はコストがかかるため、精神論(次は気をつける)で済ませる。
  4. D事故の事実はなかったことにして隠蔽する。
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正解:B「なぜ起きたか(根本原因)」を、「組織」「人」「物理」「技術」の多角的な側面から分析し、仕組みとしての改善策(システム改修、ルール見直し、教育強化等)を策定する。

個人のミス(ヒューマンエラー)で片付けると、人が変わればまた同じ事故が起きます。システムによる強制やルールの変更など、根本的な原因を除去する措置が必要です。

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366「派遣社員」から、個人データの取扱いに関する「誓約書(秘密保持誓約書)」を取得する場合、誰が取得するのが適切か。

  1. A派遣社員は派遣元の社員であるため、派遣先企業は誓約書をとってはならない。
  2. B派遣先企業は、派遣社員を受け入れる際(就業開始時)に、派遣先企業のルールを遵守させるために、直接本人から誓約書を取得することが望ましい。
  3. C派遣元企業のみが取得すればよく、派遣先での秘密保持義務はカバーされる。
  4. D派遣社員の家族から取得する。
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正解:B派遣先企業は、派遣社員を受け入れる際(就業開始時)に、派遣先企業のルールを遵守させるために、直接本人から誓約書を取得することが望ましい。

派遣元との雇用契約における守秘義務に加え、派遣先(情報の保有者)としても、自社の具体的ルールを守らせるために、派遣社員本人から直接誓約書を取得するのが一般的かつ適切なリスク管理です。

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367従業員の私物端末(スマートフォン等)を業務に利用させる「BYOD」を導入する場合の組織的対策として、適切なものはどれか。

  1. Aコスト削減のため、ルールは設けず自由に使わせる。
  2. BBYOD利用規程を策定し、利用許可制にするとともに、盗難紛失時の遠隔ロックやデータ消去(ワイプ)への同意、業務領域と私的領域の分離などのルールを徹底する。
  3. C私物端末の利用は憲法で保障された権利であるため、会社は一切管理できない。
  4. D私物端末内のプライベートな写真やメールも、会社が自由に検閲できることとする。
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正解:BBYOD利用規程を策定し、利用許可制にするとともに、盗難紛失時の遠隔ロックやデータ消去(ワイプ)への同意、業務領域と私的領域の分離などのルールを徹底する。

BYODは便利ですが情報漏えいリスクが高いため、利用申請、MDM(モバイル管理ツール)の導入、紛失時対応の合意など、厳格なルールの下で運用する必要があります。

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368採用選考時における応募者の個人情報の取扱いについて、適切な運用はどれか。

  1. A不採用となった応募者の履歴書は、裏紙としてメモ用紙に再利用する。
  2. B不採用者の履歴書は、原則として速やかに返却するか、シュレッダー等で確実に廃棄し、その旨を応募時に説明しておく。
  3. C将来の再応募に備えて、本人の同意なくデータベース化し、グループ会社全体で共有する。
  4. D採用担当者が個人的に興味を持った応募者に、私的な連絡をとる。
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正解:B不採用者の履歴書は、原則として速やかに返却するか、シュレッダー等で確実に廃棄し、その旨を応募時に説明しておく。

不採用者の情報は、利用目的(採用選考)が終了した情報です。返却または廃棄が原則であり、目的外利用や流出は厳禁です。

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369個人データの取扱いに関する「運用状況の記録(ログ)」を、定期的に確認(レビュー)することの組織的な意義として、最も適切なものはどれか。

  1. A従業員を常時監視して、サボっていないかチェックするため。
  2. B不正アクセスや不正操作の予兆を早期に発見するとともに、「見られている」という意識を持たせることで内部不正を抑止するため。
  3. Cログファイルのデータ量を計算するため。
  4. Dシステム管理者の暇つぶしのため。
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正解:B不正アクセスや不正操作の予兆を早期に発見するとともに、「見られている」という意識を持たせることで内部不正を抑止するため。

ログの定期チェックは、不正発見の「早期化」だけでなく、監査されているという心理的な「抑止効果」も期待できる重要な組織的対策です。

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370「インシデントレスポンス(事故対応)」において、初動対応の次に重要となる「二次被害の防止」のための措置例はどれか。

  1. Aマスコミに知られないよう、情報を隠蔽する。
  2. B流出したID・パスワードのアカウントを停止(ロック)したり、パスワードを強制リセットしたりする。
  3. C被害に遭ったシステムをそのまま使い続け、様子を見る。
  4. D犯人に対して挑発的なメールを送る。
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正解:B流出したID・パスワードのアカウントを停止(ロック)したり、パスワードを強制リセットしたりする。

漏えいが発覚したら、被害が拡大しないよう、ネットワーク遮断、アカウント停止、サービスの停止などの「封じ込め」措置を最優先で行います。

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371個人情報保護法に基づく「安全管理措置」の内容を、プライバシーポリシー等で外部に公表する際、留意すべき点はどれか。

  1. Aセキュリティ対策の具体的な詳細(サーバーの設置場所やセキュリティソフトの銘柄等)まで全て公開し、透明性を高める。
  2. B「本人の知り得る状態」に置くべき事項であるが、詳細を公表することでかえってセキュリティリスク(攻撃の手がかりを与える等)となる事項については、公表を控えるか、抽象的な表現(例:「アクセス制御を実施している」等)にとどめる。
  3. C安全管理措置は社外秘であるため、一切公表してはならない。
  4. D「万全の対策を講じています」とだけ書き、実際は何もしない。
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正解:B「本人の知り得る状態」に置くべき事項であるが、詳細を公表することでかえってセキュリティリスク(攻撃の手がかりを与える等)となる事項については、公表を控えるか、抽象的な表現(例:「アクセス制御を実施している」等)にとどめる。

法32条により安全管理措置は「本人の知り得る状態」に置くべき事項ですが、攻撃を招くような詳細情報の公開は避け、概要の公表や「問い合わせに応じた回答」で対応するのが適切とされています。

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372従業員が業務中に作成したメールやファイル等のデータについて、会社がモニタリング(閲覧・監査)を行う場合の組織的措置として、適切なものはどれか。

  1. A従業員に無断で、隠れてこっそりと全てのメールを盗み見る。
  2. B就業規則や利用規程において、会社の設備(PC・メール等)は業務目的のみに使用すること、必要に応じて会社がモニタリングを行う場合があることを明記し、従業員に周知しておく。
  3. C個人のプライバシー侵害になるため、会社はいかなる理由があっても業務メールを見てはならない。
  4. Dモニタリングを行う際は、必ず警察の許可を得なければならない。
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正解:B就業規則や利用規程において、会社の設備(PC・メール等)は業務目的のみに使用すること、必要に応じて会社がモニタリングを行う場合があることを明記し、従業員に周知しておく。

モニタリングの正当性を確保するためには、事前に「モニタリングの実施」を規程等で明示し、周知(予見可能性の確保)しておくことが重要です。

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373「クリアデスク・クリアスクリーン」を組織的に徹底させるための施策として、最も効果的なものはどれか。

  1. A標語ポスターを貼るだけで、特にチェックはしない。
  2. B定期的にオフィスを見回り(巡回)、放置されている書類等があれば警告カードを置くなどのルールを運用し、習慣化させる。
  3. C守らない従業員を即時解雇する。
  4. D机をすべて撤去し、床で仕事をさせる。
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正解:B定期的にオフィスを見回り(巡回)、放置されている書類等があれば警告カードを置くなどのルールを運用し、習慣化させる。

ルールを作っただけでは守られません。定期的なパトロールや相互チェックなど、継続的な運用と啓発によって組織文化として定着させることが重要です。

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374委託先を選定する際に、委託先の「経営状態(財務状況)」を確認することが推奨される理由は何か。

  1. A委託先が儲かっているか興味があるため。
  2. B経営難に陥ると、セキュリティ対策への投資が削減されたり、従業員のモラルが低下したり、最悪の場合は名簿業者へデータを転売されたりするリスクが高まるため。
  3. C接待をしてくれる余裕があるか確認するため。
  4. D委託料を値切る材料にするため。
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正解:B経営難に陥ると、セキュリティ対策への投資が削減されたり、従業員のモラルが低下したり、最悪の場合は名簿業者へデータを転売されたりするリスクが高まるため。

経営状態の悪化は、セキュリティレベルの低下や内部不正、倒産によるデータ散逸などの重大なリスク要因となります。選定時の重要なチェック項目です。

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375「内部通報制度(ヘルプライン)」を整備することが、個人情報の安全管理に寄与する理由として、最も適切なものはどれか。

  1. A密告を奨励して、従業員同士を仲違いさせるため。
  2. B通常の指揮命令系統では報告されにくい不正行為や隠蔽事案を、早期に発見・是正するルートを確保できるため。
  3. C通報者の個人情報を公開して、見せしめにするため。
  4. D経営者が従業員の悪口を聞くため。
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正解:B通常の指揮命令系統では報告されにくい不正行為や隠蔽事案を、早期に発見・是正するルートを確保できるため。

組織的不正や上司による隠蔽などは、通常の報告ラインでは上がってきません。内部通報窓口は、自浄作用を働かせ、リスクを早期に摘み取るための重要な安全弁です。

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376個人データの取扱いに関する「権限(アクセス権)」の設定において、人事異動や退職に伴う「棚卸し(見直し)」が遅れることで生じるリスクはどれか。

  1. Aアクセス権の設定変更作業の手間が増える。
  2. B異動して業務上必要がなくなった従業員や、退職した者が、以前の権限で個人データに不正にアクセスし、持ち出すリスク(権限の残留)。
  3. C新しい部署での仕事が早く覚えられない。
  4. DPCの動作が軽くなる。
正解と解説を見る

正解:B異動して業務上必要がなくなった従業員や、退職した者が、以前の権限で個人データに不正にアクセスし、持ち出すリスク(権限の残留)。

「権限の残留」は内部不正の温床です。人事異動や退職のタイミングに合わせて、遅滞なくアクセス権を変更・削除する組織的な運用フローが必要です。

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377個人情報保護法における「安全管理措置」と、Pマーク(JIS Q 15001)等の認証基準との関係について、正しい理解はどれか。

  1. APマークを取得していれば、個人情報保護法を守らなくてもよい。
  2. BPマークの基準は、個人情報保護法のガイドラインよりも高い水準(厳しい要求事項)を含んでいる場合があるが、Pマークの運用を適切に行っていれば、通常は法の安全管理措置義務も満たしていると判断される。
  3. C個人情報保護法を守っていれば、自動的にPマークが付与される。
  4. D両者は全く無関係であり、共通点はない。
正解と解説を見る

正解:BPマークの基準は、個人情報保護法のガイドラインよりも高い水準(厳しい要求事項)を含んでいる場合があるが、Pマークの運用を適切に行っていれば、通常は法の安全管理措置義務も満たしていると判断される。

JIS Q 15001は法を上回る要求事項(例えば内部監査の必須化、教育の年1回以上実施など)を含んでいますが、ベースは法の趣旨と整合しています。認証取得企業は、より高いレベルの組織的マネジメントが求められています。

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378テレワーク環境において、従業員の家族が画面を覗き見たり、PCを操作したりすることによる漏えいを防ぐための「組織的」な対策はどれか。

  1. A家族全員と秘密保持契約を結ぶ。
  2. Bテレワーク中は家族を家から追い出すよう指示する。
  3. Cテレワーク実施規程において、業務中における画面の覗き見防止(壁に向けて配置する等)や、離席時の画面ロック、端末の共用禁止などを定め、従業員に誓約させる。
  4. D技術的に防ぐ方法はないので諦める。
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正解:Cテレワーク実施規程において、業務中における画面の覗き見防止(壁に向けて配置する等)や、離席時の画面ロック、端末の共用禁止などを定め、従業員に誓約させる。

家族といえども第三者です。家庭内での物理的・技術的対策(ロック、配置等)を、就業規則やテレワーク規程として「組織的」に義務付け、教育することが対策となります。

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379オフィスセキュリティにおける「ゾーニング(区域管理)」の考え方として、最も適切なものはどれか。

  1. Aオフィス全体を一つのゾーンとし、来客も従業員も自由に移動できるようにする。
  2. Bセキュリティレベルに応じてオフィス内を「来客エリア」「執務エリア」「重要制限エリア(サーバ室等)」などのゾーンに区分し、それぞれの境界で物理的なアクセス制御を行う。
  3. C役員の部屋だけを厳重にロックし、それ以外は開放する。
  4. Dゾーニングは火災時の避難の妨げになるため、行ってはならない。
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正解:Bセキュリティレベルに応じてオフィス内を「来客エリア」「執務エリア」「重要制限エリア(サーバ室等)」などのゾーンに区分し、それぞれの境界で物理的なアクセス制御を行う。

情報資産の重要度に応じてエリアを区分(ゾーニング)し、各ゾーンへの立入り権限を制限することで、物理的なセキュリティを確保します。

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380サーバールーム等の重要制限エリアにおける物理的対策として、適切でないものはどれか。

  1. A入退室管理システムを導入し、入室者と退室者のログ(いつ、誰が)を自動的に記録する。
  2. B窓や通気口からの侵入や、覗き見を防ぐための対策(格子、ブラインド等)を講じる。
  3. C緊急時の利便性を考慮し、ドアの鍵は常に開けたままにしておく。
  4. D停電時に備えて、無停電電源装置(UPS)や自家発電設備を設置する。
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正解:C緊急時の利便性を考慮し、ドアの鍵は常に開けたままにしておく。

重要エリアは常時施錠が原則です。緊急時の対応(パニックオープン等)はシステム側で制御すべきであり、常時開放はセキュリティリスクが高すぎます。

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381「クリアデスク・ポリシー」の実践として、離席時(昼休みや会議等)の対応で正しいものはどれか。

  1. A作業中の機密書類は、戻ってきてすぐに再開できるよう、机の上に綺麗に並べておく。
  2. B機密書類を裏返しにして机の上に置いておく。
  3. C機密書類や記憶媒体は、鍵のかかる引き出しやキャビネットに収納し、施錠する。
  4. D隣の席の人に「見ておいて」と頼めば、机の上に置いてよい。
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正解:C機密書類や記憶媒体は、鍵のかかる引き出しやキャビネットに収納し、施錠する。

クリアデスクは、机の上に情報を放置しないことです。長時間離席する場合は、裏返しや整頓ではなく、鍵のかかる場所に収納(施錠)する必要があります。

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382複合機(プリンター)のセキュリティ対策として、印刷物の放置(取り忘れ)を防ぐための機能はどれか。

  1. A両面印刷機能
  2. BICカード認証印刷(セキュアプリント)
  3. C高解像度印刷
  4. Dカラー印刷制限
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正解:BICカード認証印刷(セキュアプリント)

ICカード認証印刷(セキュアプリント)は、PCから印刷指示を出した後、複合機の前で本人がICカード等で認証しないと紙が出力されない機能です。これにより放置プリントや他人による持ち去りを防げます。

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383入退室管理における「共連れ(テールゲーティング)」を防止するための物理的な設備として、最も効果的なものはどれか。

  1. A監視カメラ(録画機能のみ)
  2. B受付での記帳
  3. Cアンチパスバック機能付きの自動ドアや、一人ずつしか通過できないセキュリティゲート(フラッパーゲート等)。
  4. D「共連れ禁止」の張り紙。
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正解:Cアンチパスバック機能付きの自動ドアや、一人ずつしか通過できないセキュリティゲート(フラッパーゲート等)。

共連れを物理的に阻止するには、一人通過するごとに閉じるフラッパーゲートや、入室記録がないと退室できないアンチパスバック制御、サークルゲートなどが有効です。張り紙や事後確認のカメラだけでは防止できません。

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384ノートパソコンやモニター等のハードウェア盗難防止対策として、適切なものはどれか。

  1. Aスクリーンセーバーを設定する。
  2. B機器にセキュリティワイヤー(ワイヤーロック)を取り付け、机の脚などに固定する。
  3. C機器の裏に「社外秘」のシールを貼る。
  4. D目立たない色の機器を選ぶ。
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正解:B機器にセキュリティワイヤー(ワイヤーロック)を取り付け、机の脚などに固定する。

機器そのものの持ち出し(盗難)を防ぐには、物理的に固定するセキュリティワイヤーが有効です。スクリーンセーバーは中身の盗み見防止であり、機器の盗難は防げません。

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385外部からの来訪者(ゲスト)を執務エリアに入れる際の対応として、最も適切なものはどれか。

  1. A来訪者が迷わないよう、オフィスの地図を渡して一人で移動してもらう。
  2. B受付で入館証を渡せば、あとは自由に行動させてよい。
  3. C入退室記録(ゲストログ)に氏名等を記入させ、入館証(ゲストカード)を着用させた上で、従業員が常時帯同(エスコート)する。
  4. D来訪者は信頼できる人なので、社員用のIDカードを貸し出す。
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正解:C入退室記録(ゲストログ)に氏名等を記入させ、入館証(ゲストカード)を着用させた上で、従業員が常時帯同(エスコート)する。

執務エリア(セキュリティエリア)に部外者を入れる際は、記録、明示(バッジ着用)、そして「常時帯同(エスコート)」が原則です。目を離した隙の盗難や覗き見を防ぐためです。

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386シュレッダーによる文書廃棄において、セキュリティレベルが高い(復元が困難な)裁断方式はどれか。

  1. Aストレートカット(うどん状の裁断)
  2. Bクロスカット(チップ状の裁断)
  3. C手で破く
  4. Dハサミで半分に切る
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正解:Bクロスカット(チップ状の裁断)

ストレートカットは繋ぎ合わせれば復元できる可能性があります。縦横に細かく裁断するクロスカット(さらに細かいマイクロカット等)の方が復元困難であり、セキュリティレベルが高いです。

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387機密書類を廃棄するために「溶解処理」を外部業者に委託する場合の注意点として、正しいものはどれか。

  1. A溶解処理は完全に溶けるため、業者から「溶解証明書」等の完了報告を受け取る必要はない。
  2. B回収に来た業者が未施錠のトラックを使用していたとしても、気にしなくてよい。
  3. C機密書類が入った箱(段ボール等)は、回収されるまで誰でも開けられる状態で保管する。
  4. D回収から溶解までのトレーサビリティ(追跡可能性)が確保されている業者を選び、処理完了後には溶解証明書を取得して確認する。
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正解:D回収から溶解までのトレーサビリティ(追跡可能性)が確保されている業者を選び、処理完了後には溶解証明書を取得して確認する。

溶解処理を委託する場合は、運搬中の紛失・盗難リスクがあるため、施錠搬送やGPS追跡、そして最終的な処理完了の証拠(溶解証明書)の確認が必須です。

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388会議室(ホワイトボード等)における情報セキュリティ対策として、会議終了時に行うべきことはどれか。

  1. Aホワイトボードに書いた内容は、次回の会議のためにそのまま残しておく。
  2. Bホワイトボードの内容をスマートフォンで撮影し、SNSにアップする。
  3. Cホワイトボードの内容を消去し、消し忘れや、印刷機能付きボードの場合はコピーの取り忘れがないか確認する。
  4. Dホワイトボードを布で隠しておく。
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正解:Cホワイトボードの内容を消去し、消し忘れや、印刷機能付きボードの場合はコピーの取り忘れがないか確認する。

ホワイトボードに残った議論の内容(新製品情報や人事情報等)は、次の利用者に見られるリスクがあります。確実に消去し、残留物がないか確認する必要があります。

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389FAXの誤送信(宛先間違い)を防ぐための対策として、適切でないものはどれか。

  1. A短縮ダイヤル(ワンタッチダイヤル)に登録されている宛先情報が正しいか定期的に点検する。
  2. B送信ボタンを押す前に、必ず画面で宛先番号を再確認する。
  3. C重要なFAXを送る際は、送信前または送信直後に電話で相手に連絡する。
  4. D宛先間違いを防ぐため、FAXの使用を禁止し、すべてハガキで送る。
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正解:D宛先間違いを防ぐため、FAXの使用を禁止し、すべてハガキで送る。

Dは極端すぎて業務に支障が出るため、現実的な対策(A、B、C)や、電子FAX(誤送信防止機能付き)の導入などが推奨されます。

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390オフィス内での「覗き見(ショルダーハッキング)」対策として、PCモニターに施すべき物理的対策はどれか。

  1. A画面の輝度を最大にする。
  2. Bプライバシーフィルター(覗き見防止フィルター)を装着する。
  3. Cモニターの周りに鏡を置く。
  4. Dデスクトップの背景を派手な画像にする。
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正解:Bプライバシーフィルター(覗き見防止フィルター)を装着する。

プライバシーフィルターは、正面以外(横)からの視野角を制限し、隣席や通路からの盗み見を防ぐ有効な物理的対策です。

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391モバイル端末(スマートフォン、ノートPC)を社外に持ち出す際の物理的な盗難・紛失対策として、適切なものはどれか。

  1. A電車で移動中、網棚の上に鞄を置いたまま居眠りをする。
  2. Bカフェで離席する際、PCを机に置いたままナプキンをかけて隠す。
  3. C肌身離さず持ち歩くか、どうしても手放す場合(車のトランク等※非推奨だが)はワイヤーロックや施錠を確実に行う。
  4. D端末に「拾った方はご連絡ください」と書いた付箋を貼り、パスワードも書いておく。
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正解:C肌身離さず持ち歩くか、どうしても手放す場合(車のトランク等※非推奨だが)はワイヤーロックや施錠を確実に行う。

持ち出し時の紛失・盗難は最大の漏えい要因です。肌身離さず管理するのが原則です。パスワードを書いた付箋を貼る(D)のは最悪の対応です。

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392「音声による情報漏えい」のリスクがあるシチュエーションとして、注意すべき行動はどれか。

  1. A防音設備の整った会議室で、ドアを閉めて会議をする。
  2. Bエレベーターの中や、居酒屋、カフェなどの公共の場で、業務に関する具体的な内容(顧客名やプロジェクト名)を話す。
  3. C社内の執務室で、小声で打ち合わせをする。
  4. D自宅の個室で、ヘッドセットをしてWeb会議をする。
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正解:Bエレベーターの中や、居酒屋、カフェなどの公共の場で、業務に関する具体的な内容(顧客名やプロジェクト名)を話す。

公共の場や、壁の薄い場所、エレベーター内などでの会話は、第三者に聞かれているリスクがあります(不用意な発言による漏えい)。

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393オフィス等の鍵(物理キー)の管理方法として、適切なものはどれか。

  1. A鍵は共有の植木鉢の下に隠しておく。
  2. B鍵の貸し出し管理簿を作成し、誰がいつ持ち出し、いつ返却したかを記録・管理する。
  3. C鍵を紛失した場合は、怒られるので黙って合鍵を作って戻しておく。
  4. D鍵は複製し、全従業員に配って各自で管理させる。
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正解:B鍵の貸し出し管理簿を作成し、誰がいつ持ち出し、いつ返却したかを記録・管理する。

物理キーの管理は厳格に行う必要があります。貸出簿による記録と、紛失時の報告・錠前の交換などのルール化が必要です。

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394USBメモリ等の可搬記録媒体を使用する場合の物理的な管理ルールとして、正しいものはどれか。

  1. A私物のUSBメモリを自由に持ち込んで使用してよい。
  2. B業務用のUSBメモリは、使用しないときは鍵のかかるキャビネット等に保管し、紛失していないか定期的に棚卸し(在庫確認)を行う。
  3. CUSBメモリは小さくて失くしやすいため、ストラップをつけて首から下げて帰宅する。
  4. DUSBメモリ内のデータは消去せず、履歴としてすべて残したまま使い回す。
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正解:B業務用のUSBメモリは、使用しないときは鍵のかかるキャビネット等に保管し、紛失していないか定期的に棚卸し(在庫確認)を行う。

可搬媒体は紛失リスクが高いため、施錠保管と定期的な棚卸し、そして原則としての使用制限(または暗号化機能付きの指定媒体のみ使用)が重要です。

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395火災や地震などの災害時における入退室管理システムの挙動(パニックオープン等)とセキュリティのバランスについて、正しい考え方はどれか。

  1. Aセキュリティが最優先であるため、災害時であっても電気錠は施錠したままにし、認証しないと開かないようにする。
  2. B人の生命の安全(避難経路の確保)が最優先されるため、火災報知器と連動して電気錠を一斉解錠(パニックオープン)する仕組みを導入しつつ、事後の不正侵入リスクにも備える。
  3. C災害時は誰も来ないので、ドアを取り外してしまう。
  4. D災害時に備えて、普段からドアを開けっ放しにしておく。
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正解:B人の生命の安全(避難経路の確保)が最優先されるため、火災報知器と連動して電気錠を一斉解錠(パニックオープン)する仕組みを導入しつつ、事後の不正侵入リスクにも備える。

物理セキュリティにおいて「人命尊重(Life Safety)」は最優先事項です。非常時にはロックが解除される(フェイルセーフ)仕組みが必要ですが、その混乱に乗じた侵入リスクも考慮する必要があります(有人監視など)。

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396「フリーアドレス(座席自由)」制のオフィスにおけるセキュリティ上の課題と対策として、適切なものはどれか。

  1. A固定席がないため、キャビネット等も廃止し、書類はすべて机の上に積み上げて帰宅させる。
  2. B席が決まっていないため、私物や書類を放置しやすくなるリスクがある。そのため、個人ロッカーを設置し、退社時には必ずすべての荷物をロッカーに収納する(完全クリアデスク)ルールを徹底する。
  3. Cフリーアドレスでは誰がどこにいるかわからないため、入退室管理はやめる。
  4. D隣に誰が座るかわからないため、PC画面の覗き見対策は不要である。
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正解:B席が決まっていないため、私物や書類を放置しやすくなるリスクがある。そのため、個人ロッカーを設置し、退社時には必ずすべての荷物をロッカーに収納する(完全クリアデスク)ルールを徹底する。

フリーアドレスでは、固定席以上にクリアデスクの徹底(持ち帰り・ロッカー収納)と、覗き見防止(プライバシーフィルター)等の対策が重要になります。

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397監視カメラ(防犯カメラ)を設置・運用する際のプライバシー配慮として、正しいものはどれか。

  1. A防犯目的であれば、更衣室やトイレの中まで監視カメラを設置してよい。
  2. Bカメラの設置場所や撮影範囲、「防犯カメラ作動中」等の表示を行い、利用目的(防犯)を明確にするなど、従業員や来訪者のプライバシーに配慮して運用する。
  3. C撮影した映像は、面白おかしく編集して社内SNSで公開する。
  4. Dカメラはダミー(偽物)でなければならない。
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正解:Bカメラの設置場所や撮影範囲、「防犯カメラ作動中」等の表示を行い、利用目的(防犯)を明確にするなど、従業員や来訪者のプライバシーに配慮して運用する。

監視カメラは個人情報(顔画像等)を取得するため、利用目的の特定・公表(掲示等)や、設置場所の配慮(プライバシー侵害の防止)が必要です。

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398複合機(MFP)の記憶装置(HDD/SSD)に残存するデータへの対策として、リース返却時や廃棄時に行うべき措置はどれか。

  1. AHDD内のデータは自動的に消えるため、そのまま返却してよい。
  2. BHDDを取り外して持ち帰ることは契約違反になるため、何もせずに業者に渡す。
  3. Cデータ上書き消去機能や暗号化機能を利用し、返却時には業者にデータ消去を依頼して「消去証明書」を取得する。
  4. D複合機をハンマーで叩いて壊してから返却する。
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正解:Cデータ上書き消去機能や暗号化機能を利用し、返却時には業者にデータ消去を依頼して「消去証明書」を取得する。

複合機のHDDには、コピーや印刷、スキャンのデータが残っています。そのまま返却・廃棄すると情報漏えいにつながるため、確実なデータ消去(上書き等)と証明書の取得が必要です。

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399オフィスセキュリティにおける「多層防御(レイヤードセキュリティ)」の物理的適用例として、最も適切なものはどれか。

  1. A玄関に最強の鍵をかけ、内部の部屋はすべて開放する。
  2. B敷地境界、建物入口、執務エリア入口、重要区画(サーバ室)入口と、内側に行くにつれて段階的にセキュリティレベル(認証の厳しさ)を高める。
  3. Cすべてのドアに同じ種類の鍵を設置する。
  4. D監視カメラを1台だけ設置し、全体を監視する。
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正解:B敷地境界、建物入口、執務エリア入口、重要区画(サーバ室)入口と、内側に行くにつれて段階的にセキュリティレベル(認証の厳しさ)を高める。

物理セキュリティもサイバー同様、多層防御が基本です。外周から中心部(重要資産)に向かって、段階的にチェックポイントを設け、侵入を遅らせたり検知したりする構造が推奨されます。

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400機密書類をリサイクル(溶解処理)するために一時保管する「回収ボックス(機密文書廃棄ボックス)」の管理として、適切なものはどれか。

  1. A回収ボックスは、投入口が大きく、誰でも中身を取り出せる形状のものを使用する。
  2. B回収ボックスは施錠可能なものを使用し、投入された書類を第三者が取り出せないように管理する。
  3. C回収ボックスがいっぱいになったら、廊下に中身を出して積み上げておく。
  4. D回収ボックスは、オフィスの外の通り沿いに設置する。
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正解:B回収ボックスは施錠可能なものを使用し、投入された書類を第三者が取り出せないように管理する。

機密文書回収ボックスは、回収業者が来るまでの間の保管庫です。投入後に抜き取られないよう、投入口に返しがついているか、施錠できるタイプを使用し、管理区域内に設置する必要があります。

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401ノートPCやタブレットを社外(カフェやコワーキングスペース等)で使用する場合の物理的セキュリティ対策として、最も注意すべき行動はどれか。

  1. Aトイレや電話で席を立つ際、短時間であればPCを机に置いたままにする。
  2. B背後を通る人から画面が見えないよう、壁を背にして座るか、プライバシーフィルターを使用する。
  3. CフリーWi-Fiに接続するために、セキュリティソフトを無効化する。
  4. D店のスタッフにPCを預かってもらう。
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正解:B背後を通る人から画面が見えないよう、壁を背にして座るか、プライバシーフィルターを使用する。

社外での作業は「覗き見」と「置き引き」のリスクが高まります。画面の視野制御(フィルター等)や壁際への着席、そして離席時の機器携行(またはワイヤーロック)が必須です。

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402「クリアスクリーン(離席時の画面ロック)」を徹底するための、システム設定による強制的な対策はどれか。

  1. A電源ボタンを破壊して押せなくする。
  2. B一定時間(例えば5分)操作がない場合、自動的にスクリーンセーバー(パスワードロック付き)が起動するように設定する。
  3. C離席時はモニターの電源コードを抜くよう指導する。
  4. D壁紙を黒一色にする。
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正解:B一定時間(例えば5分)操作がない場合、自動的にスクリーンセーバー(パスワードロック付き)が起動するように設定する。

従業員の心がけ(手動ロック)だけに頼ると漏れが生じるため、グループポリシー等で「一定時間無操作で自動ロック」の設定を強制するのが効果的な技術・物理対策です。

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403入退室管理において、ICカード(所有物認証)と比較した場合の「生体認証(バイオメトリクス)」の物理セキュリティ上のメリットはどれか。

  1. Aカードの発行コストがかかる。
  2. Bカードの貸し借りや紛失・盗難による「なりすまし入室」を防ぐことができる。
  3. C手袋をしていても認証できる。
  4. D停電時でも動作する。
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正解:Bカードの貸し借りや紛失・盗難による「なりすまし入室」を防ぐことができる。

生体認証(指静脈、顔認証等)は、本人しか持っていない特徴を使うため、カードキー特有のリスク(貸与、紛失、盗難カードの悪用)を排除でき、確実な本人確認が可能です。

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404配送業者や清掃業者などの「定期的な立ち入り業者」に対する物理的セキュリティ対策として、適切なものはどれか。

  1. A顔なじみであれば、入館証なしで自由に立ち入らせてよい。
  2. B制服を着ていれば、どこの業者か確認せずに通してよい。
  3. C事前に登録された作業員であることを身分証等で確認し、専用の入館証(業者用バッジ)を貸与した上で、作業エリア以外への立ち入りを制限する。
  4. D合鍵を渡して、好きな時間に入ってもらう。
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正解:C事前に登録された作業員であることを身分証等で確認し、専用の入館証(業者用バッジ)を貸与した上で、作業エリア以外への立ち入りを制限する。

外部業者は内部事情を知り得る立場になるため、本人確認、バッジ着用(識別)、立入エリアの制限、場合によっては誓約書の取得や立会いなどの管理が必要です。

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405サーバールーム等の床下に配線を通す「フリーアクセスフロア(OAフロア)」におけるセキュリティ上の留意点はどれか。

  1. A床下は誰も見ないので、LANケーブルが乱雑に絡まっていても問題ない。
  2. B床下のLANケーブルに不正な盗聴機器(タッピングツール)やハブが設置されていないか、定期的にパネルを開けて点検する。
  3. C床下は掃除しなくてよい。
  4. D床下に予備合鍵を隠しておく。
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正解:B床下のLANケーブルに不正な盗聴機器(タッピングツール)やハブが設置されていないか、定期的にパネルを開けて点検する。

普段目につかない床下や天井裏は、不正な盗聴器や不正接続機器が設置されやすい場所です。物理的な定期点検(物理監査)の対象に含めるべきです。

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406USBポート等の物理ポートに対するセキュリティ対策(物理的封鎖)として、適切なものはどれか。

  1. AUSBポートにガムテープを貼る。
  2. B専用の「USBポート閉塞具(ポートブロッカー)」を差し込み、物理的に使用不可にする。
  3. CUSBポートの中に接着剤を流し込む。
  4. D「使用禁止」と書いた付箋を貼る。
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正解:B専用の「USBポート閉塞具(ポートブロッカー)」を差し込み、物理的に使用不可にする。

USBメモリによるデータの持ち出しやウイルス持ち込みを物理的に防ぐため、使用しないポートには専用のロック器具(ポートブロッカー)を装着し、鍵がないと外せないようにするのが有効です。

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407マイナンバー等の特定個人情報を取り扱う「取扱区域」と、それ以外の「一般エリア」を区画する方法として、中小規模事業者等のガイドラインで認められている(物理的な壁がない場合の)措置はどれか。

  1. A床の色を変えることは認められない。
  2. Bパーティション(ついたて)で囲う、床にテープで線引きをする、座席配置を工夫する等により、明確に範囲を分ける。
  3. C空気がつながっている限り、区画とは認められない。
  4. D担当者の背中に「取扱中」と書いた紙を貼る。
正解と解説を見る

正解:Bパーティション(ついたて)で囲う、床にテープで線引きをする、座席配置を工夫する等により、明確に範囲を分ける。

物理的な壁で完全に部屋を分けるのが理想ですが、困難な場合はパーティションやロープ、床のテープ表示などで区域を明確にし、部外者が不用意に近づかない(または近づけば分かる)ようにする措置が認められています。

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408建物やオフィスの「鍵(シリンダーキー)」の管理において、退職者が出た場合や鍵を紛失した場合に行うべき最も確実な対策はどれか。

  1. A鍵を紛失した従業員を解雇する。
  2. B合鍵を作って補充する。
  3. Cシリンダー(錠前)ごと交換し、以前の鍵を使えなくする。
  4. D見つかるまで全員で探す。
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正解:Cシリンダー(錠前)ごと交換し、以前の鍵を使えなくする。

物理キーが紛失したり、返却されないまま退職されたりした場合、複製されているリスクがあります。セキュリティレベルを維持するには、錠前の交換(またはICカード設定の無効化)が必要です。

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409「無停電電源装置(UPS)」が物理的セキュリティ(可用性・保全性)に寄与する役割として、正しいものはどれか。

  1. A停電時にオフィスの照明を明るく保ち、防犯効果を高める。
  2. B停電時でも一定時間電力を供給し、サーバーを安全にシャットダウンさせることで、データの破損やシステムのクラッシュを防ぐ。
  3. C停電時に自動的に警察に通報する。
  4. D停電しても永久にサーバーを動かし続ける。
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正解:B停電時でも一定時間電力を供給し、サーバーを安全にシャットダウンさせることで、データの破損やシステムのクラッシュを防ぐ。

UPSは、突然の電源断によるハードウェア故障やデータ破損(可用性・完全性の侵害)を防ぐための装置です。安全にシャットダウンするまでの時間を稼ぎます。

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410オフィス内で使用する「LANケーブル」の配線に関するセキュリティ対策として、適切なものはどれか。

  1. Aケーブルを切断されないよう、すべて鉄パイプの中に通して溶接する。
  2. B重要な通信を行うケーブルは、簡単に抜き差しできないようにロック付きのカバーを使用したり、人目に触れにくい配管内を通したりして、盗聴や不正接続(ローグAPの設置等)を防ぐ。
  3. CLANケーブルは消耗品なので、廊下の真ん中を通して踏まれるようにする。
  4. D無線LANを使えばケーブルは不要なので、すべての有線LANを撤去する。
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正解:B重要な通信を行うケーブルは、簡単に抜き差しできないようにロック付きのカバーを使用したり、人目に触れにくい配管内を通したりして、盗聴や不正接続(ローグAPの設置等)を防ぐ。

物理的な不正接続や盗聴、あるいは事故による切断を防ぐため、配線の保護(モールや配管の使用)や、未使用ポートのロックなどが重要です。

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411機密情報を扱う会議室の「音漏れ(盗聴)」対策として、物理的な環境整備で有効なものはどれか。

  1. A会議中は全員筆談にする。
  2. Bサウンドマスキングシステム(空調音のようなノイズを流して会話をマスクする機器)の導入や、壁の遮音性を高める工事を行う。
  3. C会議室のドアを開けたままにする。
  4. D大声で叫びながら会議をする。
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正解:Bサウンドマスキングシステム(空調音のようなノイズを流して会話をマスクする機器)の導入や、壁の遮音性を高める工事を行う。

壁の薄い会議室では会話が漏れるリスクがあります。サウンドマスキングや吸音材の設置、天井裏まで壁を立ち上げる(欄間を塞ぐ)などの物理的対策が有効です。

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412「電子黒板(インタラクティブ・ホワイトボード)」を使用した後、セキュリティ上行うべき処理はどれか。

  1. A画面を消すだけでよい。
  2. B板書データが内蔵ストレージやキャッシュに残っている可能性があるため、データ消去機能(または初期化)を実行し、確実にデータが残っていないことを確認してから電源を切る。
  3. C次の人が使いやすいように、データを保存してデスクトップに置いておく。
  4. D画面を布で拭く。
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正解:B板書データが内蔵ストレージやキャッシュに残っている可能性があるため、データ消去機能(または初期化)を実行し、確実にデータが残っていないことを確認してから電源を切る。

電子黒板はPCの一種です。書き込んだ内容が画像データとして内部に残るため、アナログのホワイトボード同様、使用後のデータ消去(ログオフ時の自動消去設定など)が必要です。

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413災害対策としての「データバックアップ媒体」の保管場所(物理的安全管理措置)について、最も推奨される方法はどれか。

  1. Aバックアップテープはサーバーの上に置いておく(すぐに使えるようにするため)。
  2. Bバックアップ媒体は、メインのサーバーと同じ建物内の耐火金庫に保管する。
  3. Cバックアップ媒体のコピー(遠隔地バックアップ)を作成し、災害時に同時被災しないよう、物理的に離れた別の場所(遠隔地のデータセンター等)に保管する。
  4. Dバックアップは取らない。
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正解:Cバックアップ媒体のコピー(遠隔地バックアップ)を作成し、災害時に同時被災しないよう、物理的に離れた別の場所(遠隔地のデータセンター等)に保管する。

BCP(事業継続計画)の観点から、地震や火災でオフィスが全壊してもデータが残るよう、バックアップは「遠隔地」に保管することが推奨されます。

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414ネットワークの境界に設置され、IPアドレスとポート番号に基づいてパケットの通過可否を判断する、最も基本的なセキュリティ装置はどれか。

  1. AWAF (Web Application Firewall)
  2. Bパケットフィルタリング型ファイアウォール
  3. CIDS (Intrusion Detection System)
  4. Dプロキシサーバー
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正解:Bパケットフィルタリング型ファイアウォール

パケットフィルタリング型ファイアウォールは、送信元/宛先のIPアドレスとポート番号(TCP/UDP)を見て、「通すか通さないか」を判断する装置です。Webアプリの中身(SQL等)まではチェックしません。

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415Webアプリケーションへの通信内容(HTTP/HTTPS)を検査し、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの攻撃パターンを検知・遮断する装置はどれか。

  1. AL3スイッチ
  2. BWAF (Web Application Firewall)
  3. Cルーター
  4. Dパケットフィルタリング型ファイアウォール
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正解:BWAF (Web Application Firewall)

WAFは、Webアプリへの攻撃(中身のデータの不正)を防ぐ専用のファイアウォールです。通常のファイアウォールでは防げないWeb攻撃を防御します。

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416サーバーやPCの時計(時刻)を正確に合わせるために使用されるプロトコル(NTP)が、セキュリティ上重要である理由はどれか。

  1. A時刻がずれていると、ウイルス対策ソフトが起動しないため。
  2. Bログ解析(フォレンジック)を行う際に、複数の機器のログを突き合わせて因果関係や攻撃の流れを正確に追跡するため。
  3. C時刻がずれていると、CPUの処理速度が低下するため。
  4. D日本標準時を守ることは憲法で定められているため。
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正解:Bログ解析(フォレンジック)を行う際に、複数の機器のログを突き合わせて因果関係や攻撃の流れを正確に追跡するため。

セキュリティインシデント発生時、サーバー、FW、入退室記録など複数のログを照合して原因を調査します。この時、時刻がずれていると正確な分析ができず、証拠能力も失われます。

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417無線LAN(Wi-Fi)の暗号化方式において、現在推奨されている最も安全な規格の組み合わせはどれか。

  1. AWEP と WPA
  2. BWPA2-PSK (AES) または WPA3
  3. CWPA-TKIP
  4. DESSIDステルスのみ(暗号化なし)
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正解:BWPA2-PSK (AES) または WPA3

WEPやWPA-TKIPは解読される脆弱性があるため使用してはいけません。現在はWPA2(AES)または最新のWPA3を使用すべきです。

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418「DMZ(非武装地帯)」に設置すべきサーバーとして、最も適切なものはどれか。

  1. A社内の人事給与データベースサーバー
  2. B社内クライアントPC
  3. C外部(インターネット)に公開するWebサーバーやメールサーバー
  4. D開発中の極秘ソースコードを保管するファイルサーバー
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正解:C外部(インターネット)に公開するWebサーバーやメールサーバー

DMZは、インターネットからのアクセスを受け付けるサーバー(Webサーバー等)を配置するエリアです。これにより、万が一Webサーバーが乗っ取られても、内部ネットワーク(人事DB等)への直接侵入を防ぎます。

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419システム管理者等がリモートからサーバーを操作する際に、通信経路を暗号化して安全に接続するために用いられるプロトコルはどれか。

  1. ATelnet
  2. BSSH (Secure Shell)
  3. CFTP
  4. DHTTP
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正解:BSSH (Secure Shell)

SSHは、遠隔操作(コマンド入力等)の通信を暗号化するプロトコルです。TelnetやFTPはパスワード等を平文(暗号化せず)で送るため、盗聴リスクがあり使用すべきではありません。

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420Webサイトの常時SSL化(HTTPS化)を行う主な目的として、正しいものはどれか。

  1. AWebサイトのデザインをきれいにするため。
  2. B通信経路の「盗聴」防止、「改ざん」防止、および「なりすまし」防止(サーバー証明書による実在証明)。
  3. C検索エンジンの順位を下げるため。
  4. Dサーバーの負荷を下げて高速化するため。
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正解:B通信経路の「盗聴」防止、「改ざん」防止、および「なりすまし」防止(サーバー証明書による実在証明)。

HTTPS(TLS)は、暗号化による盗聴防止、改ざん検知、そしてデジタル証明書による「正規のサイトであることの証明(なりすまし防止)」を提供します。

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421電子メールの送信ドメイン認証技術の一つで、受信したメールの送信元IPアドレスが、送信元ドメインのDNSに登録されているIPアドレスと一致するかを確認する仕組みはどれか。

  1. ASPF (Sender Policy Framework)
  2. BPOP3
  3. CIMAP4
  4. DSMTP
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正解:ASPF (Sender Policy Framework)

SPFは、DNSサーバーのSPFレコード(IPアドレスリスト)を参照して、なりすましメールかどうかを判定する技術です。

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422従来型の「パターンマッチング方式」のウイルス対策ソフトでは防ぐことが難しい脅威はどれか。

  1. A既知のウイルス(過去に発見されたウイルス)。
  2. B定義ファイル(シグネチャ)がまだ作成されていない新種のウイルスや、亜種。
  3. Cマクロウイルス。
  4. DUSB経由で感染するウイルス。
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正解:B定義ファイル(シグネチャ)がまだ作成されていない新種のウイルスや、亜種。

パターンマッチングは「指名手配リスト」に載っているウイルスを見つける方式です。リストにない新種や、頻繁に形を変える亜種には対応できないため、振る舞い検知(ヒューリスティック/EDR等)が必要です。

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423OSやアプリケーションに適用する「セキュリティパッチ(修正プログラム)」の運用において、最も適切なものはどれか。

  1. Aパッチを当てると不具合が出るかもしれないので、メーカーのサポートが切れるまで適用しない。
  2. B脆弱性が公表されたら、テスト環境で動作検証を行った上で、できるだけ速やかに本番環境に適用する。
  3. C年に1回だけまとめて適用する。
  4. D自動更新は危険なので常に無効化し、手動でも適用しない。
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正解:B脆弱性が公表されたら、テスト環境で動作検証を行った上で、できるだけ速やかに本番環境に適用する。

パッチ適用は脆弱性対策の基本ですが、業務アプリへの影響確認(テスト)と、迅速な適用(ゼロデイ回避)のバランスをとる必要があります。「適用しない」は最大のリスクです。

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424サーバーへの不正侵入を防ぐために、不要なサービスやポートを停止・閉鎖する措置を何というか。

  1. Aハードニング(堅牢化)
  2. Bバックアップ
  3. Cフォーマット
  4. Dデフラグ
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正解:Aハードニング(堅牢化)

不要なポートが開いていると攻撃の入り口になります。最小限の機能のみを動作させ、セキュリティ設定を固めることを「ハードニング」と呼びます。

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425データベースに保存されているパスワードが流出した場合に備えて、パスワードをそのまま(平文で)保存せず、ハッシュ化して保存する際に用いられる「ハッシュ関数」の特徴はどれか。

  1. Aハッシュ値から元のパスワードを復元(逆算)することができる。
  2. Bハッシュ値から元のパスワードを復元することは極めて困難である(不可逆性)。
  3. C同じパスワードでも、毎回違うハッシュ値になる(ソルトなしの場合)。
  4. Dハッシュ化するとデータ量が10倍になる。
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正解:Bハッシュ値から元のパスワードを復元することは極めて困難である(不可逆性)。

ハッシュ関数は一方通行(不可逆)です。ハッシュ値から元のパスワードに戻せないため、万が一DBが漏えいしても、攻撃者はパスワードを即座に知ることができません。

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426「SQLインジェクション」を防ぐための根本的な対策として、Webアプリケーション開発時に実装すべきものはどれか。

  1. A入力されたデータをそのままSQL文として実行する。
  2. Bプレースホルダを用いた「バインド機構(静的プレースホルダ)」を利用し、SQL文の組み立てと値の埋め込みを分離する。
  3. CWAFを導入すれば、アプリ側の修正は一切不要である。
  4. Dデータベースのパスワードを複雑にする。
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正解:Bプレースホルダを用いた「バインド機構(静的プレースホルダ)」を利用し、SQL文の組み立てと値の埋め込みを分離する。

根本対策はセキュアコーディングです。プレースホルダ(?などの記号)を使ってSQLの枠組みを先に決め、後から値を割り当てることで、入力値が不正な命令として解釈されるのを防ぎます。

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427重要データを保管するサーバーにおける「RAID(レイド)」構成のうち、データを2台のディスクに同時に書き込む「ミラーリング」を行い、片方が故障してもデータを保全できる方式はどれか。

  1. ARAID 0
  2. BRAID 1
  3. CRAID 5
  4. DRAID 10
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正解:BRAID 1

RAID 1(ミラーリング)は、冗長性が高く、1台故障しても稼働継続できます。RAID 0は高速化(ストライピング)のみで冗長性がありません。RAID 5はパリティ分散で効率と耐障害性を両立します。

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428「踏み台(中継点)」として悪用されることを防ぐために、メールサーバー(SMTPサーバー)に設定すべき制限はどれか。

  1. Aオープンリレー(第三者中継)の禁止。
  2. B全てのメールを受信拒否にする。
  3. C添付ファイルのサイズを無制限にする。
  4. D管理者以外のアクセスを禁止する。
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正解:Aオープンリレー(第三者中継)の禁止。

オープンリレーが許可されていると、誰でもそのサーバーを経由してスパムメールを大量送信できてしまいます。自社のドメイン外からの送信要求を拒否する設定が必要です。

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429クラウドサービス(SaaS等)を利用する際、ID・パスワードだけでなく、別の要素(SMS認証やアプリ認証)を組み合わせることで、不正アクセスを防ぐ仕組みはどれか。

  1. Aシングルサインオン
  2. B多要素認証 (MFA)
  3. Cリバースプロキシ
  4. DVPN
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正解:B多要素認証 (MFA)

クラウドはインターネット経由でどこからでもアクセスできるため、パスワードのみではリスト型攻撃などで突破されるリスクが高いです。多要素認証の導入は必須級の対策です。

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430ソフトウェアに含まれる部品(ライブラリ等)の一覧表を作成し、脆弱性(Log4j問題など)が見つかった際に、自社システムが影響を受けるかを迅速に特定するための仕組みはどれか。

  1. ASBOM (Software Bill of Materials:ソフトウェア部品表)
  2. BSLA (Service Level Agreement)
  3. CNDA (Non-Disclosure Agreement)
  4. DBCP (Business Continuity Plan)
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正解:ASBOM (Software Bill of Materials:ソフトウェア部品表)

SBOM(エスボム)は、ソフトウェアの「原材料リスト」です。OSS(オープンソース)の脆弱性が発見された際、自社ソフトのどこにその部品が使われているかを即座に把握するために重要視されています。

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431ランサムウェア対策として有効な「バックアップ」の運用方法として、正しいものはどれか。

  1. Aバックアップは毎日上書き保存し、常に最新の1世代だけを残す。
  2. Bバックアップ媒体(外付けHDD等)は、常にサーバーに接続したままにしておく。
  3. C複数の世代(3世代以上など)を管理し、かつバックアップ媒体の一部はネットワークから切り離して(オフラインで)保管する。
  4. Dクラウドに同期しておけば、ランサムウェアには感染しない。
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正解:C複数の世代(3世代以上など)を管理し、かつバックアップ媒体の一部はネットワークから切り離して(オフラインで)保管する。

ランサムウェアは接続されているバックアップごと暗号化します。対策は「オフライン保管」と、感染前の状態に戻せる「多世代管理」です。同期型クラウドは同時に暗号化されるリスクがあります。

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432社内LANに、許可されていない私物のPCやスマートフォンが勝手に接続されるのを防ぐための仕組みはどれか。

  1. A検疫ネットワーク
  2. BDHCPサーバー
  3. CDNSサーバー
  4. Dプロキシサーバー
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正解:A検疫ネットワーク

検疫ネットワーク(または不正接続防止システム)は、PCがネットワークに接続しようとした際、許可された端末か、ウイルス対策ソフトは最新か等をチェック(検疫)し、不合格な端末を遮断・隔離する仕組みです。

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433WebブラウザとWebサーバー間の通信において、Cookieに「Secure属性」を設定する目的はどれか。

  1. ACookieの内容を暗号化するため。
  2. BCookieをHTTPS(暗号化通信)の時のみ送信するように制限し、平文通信時の盗聴によるセッションハイジャックを防ぐため。
  3. CCookieをハードディスクに保存させないため。
  4. DCookieの有効期限を無期限にするため。
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正解:BCookieをHTTPS(暗号化通信)の時のみ送信するように制限し、平文通信時の盗聴によるセッションハイジャックを防ぐため。

Secure属性をつけると、そのCookieはHTTPS通信の時しか送信されなくなります。これにより、誤ってHTTP(平文)でアクセスした際にセッションIDを盗聴されるのを防ぎます。

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434無線LANのセキュリティ規格「WPA3」に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. AWEPと同じ暗号化方式を使用しており、脆弱性が残っている。
  2. BWPA2の脆弱性(KRACKs等)への対策として、新たなハンドシェイク技術(SAE)を採用し、辞書攻撃への耐性を高めている。
  3. CWPA3は暗号化を行わない規格である。
  4. DWPA3を使用するには、専用の光回線契約が必要である。
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正解:BWPA2の脆弱性(KRACKs等)への対策として、新たなハンドシェイク技術(SAE)を採用し、辞書攻撃への耐性を高めている。

WPA3は、WPA2の後継規格です。SAE(Simultaneous Authentication of Equals)という技術を採用し、パスワードが単純でも総当たり攻撃で破られにくくするなどの強化が図られています。

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435公衆Wi-Fi(フリーWi-Fi)を利用する際のリスクと対策として、最も適切なものはどれか。

  1. A暗号化されていないWi-Fiでも、httpsのサイトであれば絶対に安全である。
  2. B公衆Wi-Fiは盗聴のリスクがあるため、VPN(仮想専用線)を利用して通信を暗号化するか、機密情報のやり取り(決済や社内システムへの接続)は控える。
  3. Cスマホの画面を暗くすれば、盗聴は防げる。
  4. DWi-Fiの電波は壁を越えないため、隣の部屋からは盗聴されない。
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正解:B公衆Wi-Fiは盗聴のリスクがあるため、VPN(仮想専用線)を利用して通信を暗号化するか、機密情報のやり取り(決済や社内システムへの接続)は控える。

暗号化されていない(または共有鍵の)公衆Wi-Fiは、同一ネットワーク内の他者に通信を傍受されるリスクがあります。VPN等で自らトンネリング(暗号化)を行うのが有効な対策です。

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436電子メールの受信プロトコルにおいて、メールサーバー上にメールを残したまま管理(フォルダ分け等)ができ、複数の端末(PCとスマホ等)で同期して利用するのに適しているものはどれか。

  1. APOP3 (Post Office Protocol version 3)
  2. BIMAP4 (Internet Message Access Protocol version 4)
  3. CSMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
  4. DNTP (Network Time Protocol)
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正解:BIMAP4 (Internet Message Access Protocol version 4)

IMAP4はサーバー上でメールを管理する方式です。一方、POP3は端末にダウンロードしてサーバーから削除する運用が一般的(設定による)で、複数端末での利用には不向きな場合があります。

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437DNSサーバーに対する「キャッシュポイズニング攻撃」を防ぐための技術で、電子署名を用いてDNS応答の正当性を検証する仕組みはどれか。

  1. ADNSSEC (DNS Security Extensions)
  2. BSSL/TLS
  3. CS/MIME
  4. DDKIM
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正解:ADNSSEC (DNS Security Extensions)

DNSSECは、DNSの応答情報にデジタル署名を付加し、受信側で検証することで、偽のIPアドレス(キャッシュポイズニングによる汚染情報)をつかまされるのを防ぐ技術です。

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438VPN(仮想プライベートネットワーク)の構築技術のうち、専用のクライアントソフトをインストールする必要がなく、Webブラウザだけで手軽に利用できる(ただし利用できるアプリはWebベースのもの等に限られる場合がある)方式はどれか。

  1. AIPsec-VPN
  2. BSSL-VPN (TLS-VPN)
  3. CL2TP/IPsec
  4. DPPTP
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正解:BSSL-VPN (TLS-VPN)

SSL-VPNは、WebブラウザのSSL/TLS機能を利用してVPN接続を行う方式です。IPsecのような特別な機器やソフト導入のハードルが低く、テレワーク等で広く利用されています。

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439Webアプリケーションのセッション管理において、Cookieに「HttpOnly属性」を設定する主な目的はどれか。

  1. ACookieの有効期限を無期限にするため。
  2. BJavaScriptによるCookieへのアクセスを禁止し、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を受けた際のセッションID盗難(セッションハイジャック)を防ぐため。
  3. CCookieを暗号化して保存するため。
  4. Dサーバーの負荷を軽減するため。
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正解:BJavaScriptによるCookieへのアクセスを禁止し、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を受けた際のセッションID盗難(セッションハイジャック)を防ぐため。

HttpOnly属性を付与されたCookieは、ブラウザ上のスクリプト(JavaScript)から読み取れなくなります。これにより、もしXSS脆弱性があっても、攻撃者がスクリプトを使ってセッションIDを盗み出すことを防げます。

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440サーバーのバックアップ方式のうち、「フルバックアップ」を行った後、直前のバックアップ(フルまたは増分)からの「変更分のみ」を記録する方式で、バックアップ時間は短いが、復旧(リストア)には時間がかかるものはどれか。

  1. Aフルバックアップ
  2. B差分バックアップ
  3. C増分バックアップ
  4. Dミラーリング
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正解:C増分バックアップ

増分バックアップは、前回からの変更分だけを保存するため作成は最速ですが、復旧時には「フル+全ての増分」を順に適用する必要があり、手間と時間がかかります。差分バックアップは「フル+最新の差分」で復旧できます。

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441サーバーやネットワーク機器の「脆弱性」を評価する共通基準であり、脆弱性の深刻度を0.0〜10.0のスコア(基本値)で数値化する仕組みはどれか。

  1. ACVSS (Common Vulnerability Scoring System)
  2. BISMS
  3. CPマーク
  4. DCVE (Common Vulnerabilities and Exposures)
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正解:ACVSS (Common Vulnerability Scoring System)

CVSS(共通脆弱性評価システム)は、脆弱性の深刻度を客観的に評価するための指標です。スコアが高いほど危険度が高く、至急の対応(パッチ適用等)が必要と判断されます。

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442アクセス制御方式の一つで、ユーザーの「役職」や「業務内容(役割)」に基づいて権限を割り当てる方式はどれか(例:課長には承認権限、一般社員には閲覧権限)。

  1. ADAC (任意アクセス制御)
  2. BMAC (強制アクセス制御)
  3. CRBAC (ロールベースアクセス制御)
  4. D2FA (二要素認証)
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正解:CRBAC (ロールベースアクセス制御)

RBAC(Role-Based Access Control)は、個々のユーザーではなく「ロール(役割)」に権限を紐付ける方式です。人事異動時の管理が容易で、企業システムで一般的です。

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443暗号化通信(HTTPS)において、サーバー証明書の有効性を確認するためにWebブラウザが通信するプロトコルで、CRL(失効リスト)を全部ダウンロードするのではなく、特定の証明書の失効状態だけをリアルタイムに問い合わせる仕組みはどれか。

  1. AOCSP (Online Certificate Status Protocol)
  2. BHTTP
  3. CFTP
  4. DSMTP
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正解:AOCSP (Online Certificate Status Protocol)

OCSPは、証明書が失効していないかを認証局(OCSPレスポンダ)にリアルタイムで問い合わせるプロトコルです。CRLのダウンロード待ち時間を解消できます。

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444「デジタルフォレンジック」において、証拠となるデータ(HDD等)を保全する際、原本と全く同じ複製(ディスクイメージ)を作成し、そのハッシュ値が一致することを確認する主な理由はどれか。

  1. Aデータの圧縮率を高めるため。
  2. B証拠データが調査過程で改ざんされていないこと(証拠の同一性)を法的に証明するため。
  3. Cウイルスの感染を防ぐため。
  4. Dデータの読み込み速度を上げるため。
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正解:B証拠データが調査過程で改ざんされていないこと(証拠の同一性)を法的に証明するため。

フォレンジックでは証拠能力の維持が最重要です。原本を変更せずに複製(保全)し、ハッシュ値の一致によって「データが改変されていないこと」を担保します。

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445Webサーバーに対する「DoS攻撃」対策として、同一IPアドレスからの過剰なアクセス(短時間の大量リクエスト)を検知し、自動的に通信を遮断する機能を持つネットワーク機器はどれか。

  1. AIPS (Intrusion Prevention System) や WAF
  2. Bリピーターハブ
  3. CDNSサーバー
  4. Dファイルサーバー
正解と解説を見る

正解:AIPS (Intrusion Prevention System) や WAF

IPS(侵入防御システム)やWAF、あるいは次世代ファイアウォールには、DoS/DDoS攻撃のような異常なトラフィックパターンを検知し、遮断(Drop)する機能が搭載されています。

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446情報システムの「可用性」を高める構成で、2台のサーバーを稼働させ、通常時は両方のサーバーで処理を分担(負荷分散)し、片方が故障したらもう片方だけで処理を継続する方式はどれか。

  1. Aアクティブ・スタンバイ構成(ホットスタンバイ)
  2. Bアクティブ・アクティブ構成
  3. Cコールドスタンバイ構成
  4. DRAID 0構成
正解と解説を見る

正解:Bアクティブ・アクティブ構成

両系が稼働して処理を行うのが「アクティブ・アクティブ」構成です。リソースを有効活用でき、性能も向上します。一方、待機系を用意するのがアクティブ・スタンバイです。

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447パスワードの「使い回し」によるリスト型攻撃への対策として、Webサービス提供者側が実装すべき機能はどれか。

  1. Aパスワードの定期変更を強制する。
  2. Bパスワードの最大文字数を8文字に制限する。
  3. C普段と異なる環境(端末・場所)からのログインがあった場合に、追加の認証(メール通知や合言葉等)を求める「リスクベース認証」。
  4. Dパスワードの問い合わせに電話で答える。
正解と解説を見る

正解:C普段と異なる環境(端末・場所)からのログインがあった場合に、追加の認証(メール通知や合言葉等)を求める「リスクベース認証」。

リスクベース認証は、攻撃者がID/パスワードを持っていても、端末情報やIPアドレスが普段と異なればブロック(または追加認証)できるため、リスト型攻撃に有効です。

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448無線LANのセキュリティにおいて、正規のアクセスポイントになりすました「偽のアクセスポイント(ローグAP)」に接続してしまうことで発生する被害はどれか。

  1. A通信内容の盗聴や、フィッシングサイトへの誘導。
  2. Bスマホの充電が急激に減る。
  3. CWi-Fiの速度が速くなる。
  4. D正規のAPが壊れる。
正解と解説を見る

正解:A通信内容の盗聴や、フィッシングサイトへの誘導。

悪意ある設置者が用意した偽AP(野良Wi-Fi等)に接続すると、通信をすべて中継・盗聴されたり、偽サイトに誘導されてID等を盗まれたりします。

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449「サンドボックス」機能を持つセキュリティ製品が、暗号化されたZIPファイル内のマルウェアを検知できない場合がある理由はどれか。

  1. AZIPファイルは圧縮されているため、サンドボックスに入らないから。
  2. B暗号化(パスワード保護)されていると、サンドボックスがファイルを解凍・展開できず、中身のプログラムを実行(振る舞い分析)できないため。
  3. Cサンドボックスは画像ファイルしか検査できないから。
  4. DZIPファイルは安全だから。
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正解:B暗号化(パスワード保護)されていると、サンドボックスがファイルを解凍・展開できず、中身のプログラムを実行(振る舞い分析)できないため。

PPAP(パスワード別送)が問題視される理由の一つです。ゲートウェイのセキュリティ製品はパスワードを知らないため、暗号化ZIPの中身を検査できず、すり抜けを許してしまいます。

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450クラウドサービスにおける「IaaS (Infrastructure as a Service)」の利用者が、セキュリティ管理責任を負う範囲として、適切なものはどれか。

  1. A物理的なサーバーやネットワーク機器の管理のみ。
  2. BOS、ミドルウェア、アプリケーション、データの設定・管理(物理層以外の上位層)。
  3. CSaaSと同様に、データの設定のみ。
  4. D何も管理しなくてよい。
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正解:BOS、ミドルウェア、アプリケーション、データの設定・管理(物理層以外の上位層)。

IaaS(AWS EC2など)では、事業者は「箱(インフラ)」を提供するだけです。その中に入れるOSのパッチ適用、アプリの設定、ウイルス対策などはすべて利用者の責任となります。

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451「共通鍵暗号方式」の代表的なアルゴリズムであり、無線LANのWPA2/WPA3や、ファイル暗号化などで現在広く標準的に利用されているものはどれか。

  1. ARSA
  2. BAES (Advanced Encryption Standard)
  3. CDES
  4. DMD5
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正解:BAES (Advanced Encryption Standard)

AESは、現在最も信頼性が高く、標準的に利用されている共通鍵暗号方式です。DESは古くて危険、RSAは公開鍵暗号です。

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452「ブロックチェーン」技術のセキュリティ上の特徴として、正しいものはどれか。

  1. Aデータが中央サーバーに集約されているため、管理者が修正しやすい。
  2. B取引データ(ブロック)が鎖状に連結され、各ブロックに前のブロックのハッシュ値が含まれているため、過去のデータを改ざんするとそれ以降のすべてのハッシュ値が不整合となり、改ざんが極めて困難である。
  3. Cデータは暗号化されていないため、誰でも自由に書き換えることができる。
  4. Dブロックチェーンは一度作ると二度と読み込めない。
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正解:B取引データ(ブロック)が鎖状に連結され、各ブロックに前のブロックのハッシュ値が含まれているため、過去のデータを改ざんするとそれ以降のすべてのハッシュ値が不整合となり、改ざんが極めて困難である。

ブロックチェーン(分散型台帳)の核心は「改ざん困難性」です。ハッシュチェーン構造と分散管理(コンセンサス)により、データの真正性を担保します。

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453情報システムの運用における「特権ID(管理者権限)」の管理として、最も不適切なものはどれか。

  1. A特権IDのパスワードは、忘れないように「admin」や「password」などの推測しやすいものにする。
  2. B特権IDは、必要な作業を行う時のみ、申請・承認を経て貸し出す(利用させる)。
  3. C特権IDによる操作ログは、すべて記録し、定期的に点検する。
  4. D特権IDは個人ごとに発行するか、使い回す場合はパスワードを都度変更する。
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正解:A特権IDのパスワードは、忘れないように「admin」や「password」などの推測しやすいものにする。

特権IDはシステムを全消去できる等の強大な権限を持つため、最も厳重に管理すべきです。デフォルトパスワードや推測容易なパスワードの使用は、サイバー攻撃の格好の餌食となります。

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