個人情報保護士 ⑤ マイナンバー法

マイナンバー(個人番号)に関する法律を学ぶ分野です。番号利用法の目的、特定個人情報の定義、利用範囲の制限(社会保障・税・災害対策の3分野)、収集・保管・廃棄のルール、安全管理措置、本人確認の方法、罰則の重さなどを整理。個人情報保護法とは別の独自ルールが多く、混同しやすい注意分野です。

この分野の問題32問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

227「個人番号(マイナンバー)」および「特定個人情報」の定義に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A個人番号とは、日本国内に住民票を有する全ての個人に指定される12桁の番号であり、特定個人情報とは、その個人番号を内容に含む個人情報をいう。
  2. B個人番号は、希望する国民のみに付番される番号であり、取得を拒否した場合は付番されない。
  3. C特定個人情報とは、個人番号そのもののことであり、氏名等の他の記述が含まれる情報は特定個人情報には該当しない。
  4. D日本国籍を持たない外国籍の住民には、個人番号は指定されない。
正解と解説を見る

正解:A個人番号とは、日本国内に住民票を有する全ての個人に指定される12桁の番号であり、特定個人情報とは、その個人番号を内容に含む個人情報をいう。

個人番号は住民票を有する者に指定される12桁の番号であり、外国人住民も対象となります。特定個人情報とは、個人番号をその内容に含む個人情報(氏名等と紐づいたデータベースや書類を含む)を指します。

この問題の解説ページを開く →

228番号法(マイナンバー法)と個人情報保護法との関係について、正しい記述はどれか。

  1. A特定個人情報は、個人情報保護法上の「個人情報」には該当しないため、同法の規定は一切適用されない。
  2. B番号法は個人情報保護法の特別法であり、特定個人情報の取扱いについては、原則として番号法の規定が優先して適用される。
  3. C個人情報保護法が改正されたため、番号法は廃止され、すべて個人情報保護法に統合された。
  4. D特定個人情報の漏えい事故が発生しても、個人情報保護委員会への報告義務はない。
正解と解説を見る

正解:B番号法は個人情報保護法の特別法であり、特定個人情報の取扱いについては、原則として番号法の規定が優先して適用される。

特定個人情報も「個人情報」の一種ですが、利用範囲や提供制限などについて、一般法である個人情報保護法よりも厳しい規制を課す「番号法」が特別法として優先適用されます。

この問題の解説ページを開く →

229個人番号(マイナンバー)の「利用範囲」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A本人の同意があれば、社員証の番号や営業成績の管理など、あらゆる目的で自由に利用できる。
  2. B利用範囲は、法律で定められた「社会保障」「税」「災害対策」の3分野に関する行政事務等に限定されており、本人の同意があってもそれ以外の目的では利用できない。
  3. C民間企業は、いかなる場合も個人番号を取り扱ってはならない。
  4. D利用範囲に制限はなく、企業のプライバシーポリシーで定めた範囲内であれば自由に利用できる。
正解と解説を見る

正解:B利用範囲は、法律で定められた「社会保障」「税」「災害対策」の3分野に関する行政事務等に限定されており、本人の同意があってもそれ以外の目的では利用できない。

マイナンバーの利用は、法で定められた「社会保障」「税」「災害対策」の3分野に限定されています。個人情報保護法と異なり、本人の同意があっても法定利用事務以外での利用は禁止されています。

この問題の解説ページを開く →

230個人番号の「提供の制限」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A特定個人情報は、本人の同意があれば、グループ会社間での共同利用や、出向先への提供が認められている。
  2. B法に定める例外(税務署への提出など)を除き、本人の同意があったとしても、特定個人情報を第三者に提供してはならない。
  3. C親会社は、子会社の従業員の特定個人情報を自由に収集し、一元管理することができる。
  4. D業務委託に伴う提供であっても、特定個人情報の提供は一切禁止されている。
正解と解説を見る

正解:B法に定める例外(税務署への提出など)を除き、本人の同意があったとしても、特定個人情報を第三者に提供してはならない。

特定個人情報の提供は、法で限定的に列挙された場合(税務署等の行政機関への提出、委託、合併等)を除き、禁止されています。本人の同意があっても、グループ会社間での共有等の第三者提供はできません。

この問題の解説ページを開く →

231従業員等から個人番号を取得する際の「本人確認」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A雇用関係にある従業員であれば、顔見知りであるため、本人確認(番号確認および身元確認)は省略してよい。
  2. B本人確認は、「正しい番号であることの確認(番号確認)」と「その番号の持ち主であることの確認(身元確認)」の2つを行う必要がある。
  3. Cマイナンバーカード(個人番号カード)の提示を受けた場合でも、別途、運転免許証などの身分証明書で身元確認を行わなければならない。
  4. D通知カードのみで、番号確認と身元確認の両方を行うことができる。
正解と解説を見る

正解:B本人確認は、「正しい番号であることの確認(番号確認)」と「その番号の持ち主であることの確認(身元確認)」の2つを行う必要がある。

マイナンバーの取得時には、なりすましを防ぐため、「番号確認(正しい番号か)」と「身元確認(実在する本人か)」の両方を行う義務があります。通知カードは番号確認のみに利用可能で、別途身元確認書類が必要です。

この問題の解説ページを開く →

232「個人番号カード(マイナンバーカード)」と「通知カード」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aマイナンバーカードは身分証明書として利用できるが、通知カードは一般的な本人確認書類(身分証)としては利用できない。
  2. Bマイナンバーカードの裏面(番号記載面)は、誰でも自由にコピーを取ることができる。
  3. C通知カードは、現在も新規発行されており、マイナンバーカードと同等の効力を持つ。
  4. DマイナンバーカードにはICチップが搭載されているが、電子証明書などの機能はついていない。
正解と解説を見る

正解:Aマイナンバーカードは身分証明書として利用できるが、通知カードは一般的な本人確認書類(身分証)としては利用できない。

マイナンバーカードは顔写真付きで公的な身分証明書として使えます。通知カードは新規発行が終了しており、顔写真もないため、一般的な身分証明書としては使えません(記載事項に変更がない場合に限り、番号確認書類としてのみ有効です)。

この問題の解説ページを開く →

233民間事業者が個人番号を取り扱うことができる「個人番号関係事務」に該当しないものはどれか。

  1. A従業員の源泉徴収票を作成し、税務署に提出する事務
  2. B従業員の健康保険・厚生年金保険届出書を作成し、年金事務所等に提出する事務
  3. C株主への配当金の支払調書を作成し、税務署に提出する事務
  4. D従業員の社員番号としてマイナンバーを使用し、入退室管理を行う事務
正解と解説を見る

正解:D従業員の社員番号としてマイナンバーを使用し、入退室管理を行う事務

民間事業者が行えるのは、法令に基づき行政機関等に書類を提出する事務(源泉徴収、社会保険、支払調書作成など)に限られます。社員管理や入退室管理など、法定外の事務への利用は禁止されています。

この問題の解説ページを開く →

234特定個人情報の取扱いを外部に「委託」する場合のルールとして、正しいものはどれか。

  1. A特定個人情報の取扱いは高度な機密性が求められるため、外部への委託は一切禁止されている。
  2. B委託をする際は、委託先において安全管理が図られるよう、必要かつ適切な監督を行わなければならない。
  3. C委託先が再委託を行う場合、委託元の許諾は不要であり、委託先の判断で自由に行ってよい。
  4. D委託に伴う特定個人情報の提供には、本人の同意が必要である。
正解と解説を見る

正解:B委託をする際は、委託先において安全管理が図られるよう、必要かつ適切な監督を行わなければならない。

特定個人情報の取扱いは委託可能です(給与計算業務など)。ただし、委託元は委託先を監督する義務があります。また、再委託を行うには「最初の委託元」の書面による許諾が必要です。

この問題の解説ページを開く →

235「法人番号」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A法人番号は13桁の番号であり、マイナンバーと同様に利用範囲が厳格に制限されている。
  2. B法人番号は、原則として公表され、誰でも自由に利用することができる。
  3. C法人番号にも、特定個人情報保護評価(PIA)の実施が義務付けられている。
  4. D個人事業主にも、法人番号と同様の番号が付番され、公表される。
正解と解説を見る

正解:B法人番号は、原則として公表され、誰でも自由に利用することができる。

法人番号(13桁)は、マイナンバー(12桁)とは異なり、原則公表され、利用範囲の制限もありません。官民問わず誰でも自由に利用できます。なお、個人事業主に法人番号は付番されません。

この問題の解説ページを開く →

236特定個人情報の「保管」および「廃棄」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A特定個人情報は、翌年度以降も利用する可能性があるため、退職した従業員のデータも含めて永久に保管すべきである。
  2. B法令で定められた保存期間を経過した場合や、事務処理の必要がなくなった場合は、速やかに廃棄・削除しなければならない。
  3. C廃棄した記録を残すと、かえって漏えいのリスクになるため、廃棄記録は作成してはならない。
  4. D番号法には廃棄に関する規定はなく、事業者の判断に委ねられている。
正解と解説を見る

正解:B法令で定められた保存期間を経過した場合や、事務処理の必要がなくなった場合は、速やかに廃棄・削除しなければならない。

マイナンバーは、利用する必要がなくなった場合(法定保存期間の満了など)は、できるだけ速やかに廃棄・削除する義務があります。不要となった情報を漫然と保管し続けることは認められません。

この問題の解説ページを開く →

237特定個人情報の「収集(取得)」の制限に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A将来的に雇用する可能性がある応募者全員から、あらかじめマイナンバーを収集しておくことができる。
  2. B事務処理のために必要がある場合(採用内定者への依頼など)を除き、みだりにマイナンバーの提供を求めてはならない。
  3. C従業員の家族(被扶養者)のマイナンバーは、従業員本人ではなく、直接家族から収集しなければならない。
  4. D本人確認さえできれば、利用目的を通知せずに収集してもよい。
正解と解説を見る

正解:B事務処理のために必要がある場合(採用内定者への依頼など)を除き、みだりにマイナンバーの提供を求めてはならない。

マイナンバーの提供を求める(収集する)ことができるのは、事務処理に必要がある場合に限られます。将来の可能性だけで収集することや、不要であるにもかかわらず収集することは禁止されています。

この問題の解説ページを開く →

238従業員からマイナンバーの提供を拒否された場合の対応として、最も適切なものはどれか。

  1. A提供を拒否した従業員を、就業規則違反として直ちに解雇する。
  2. Bマイナンバーの記載がない書類は税務署等に受理されないため、給与の支払いを停止する。
  3. C法令に基づく必要性を説明して提供を求めるが、それでも拒否された場合は、提供を受けられない経緯を記録し、提出先の運用に従って必要書類を提出する。
  4. D本人の同意がなくても、住民票を勝手に取得してマイナンバーを調べる。
正解と解説を見る

正解:C法令に基づく必要性を説明して提供を求めるが、それでも拒否された場合は、提供を受けられない経緯を記録し、提出先の運用に従って必要書類を提出する。

事業者は行政機関への提出義務がありますが、従業員が提供を拒否した場合に、強制的に取得したり不利益な取扱いをすることは避けるべきです。経過を記録した上で、未記載のまま提出する等の対応が求められます。

この問題の解説ページを開く →

239特定個人情報の「安全管理措置」について、中小規模事業者への特例措置として正しい記述はどれか。

  1. A中小規模事業者は、特定個人情報を取り扱っても安全管理措置を講じる必要はない。
  2. B中小規模事業者であっても安全管理措置を講じる義務はあるが、実務に応じた対応方法(特例的な手法)が示されている。
  3. C中小規模事業者は、番号法の適用対象外である。
  4. D従業員が100人以下の事業者は、マイナンバーを鍵のかからない引き出しで管理してもよい。
正解と解説を見る

正解:B中小規模事業者であっても安全管理措置を講じる義務はあるが、実務に応じた対応方法(特例的な手法)が示されている。

すべての事業者に安全管理措置義務がありますが、中小規模事業者については、ガイドラインにて業務の実態に応じた配慮(業務フローに基づいた管理方法など)が示されています。義務が免除されるわけではありません。

この問題の解説ページを開く →

240特定個人情報の漏えい等が発生した場合の対応として、正しいものはどれか。

  1. A特定個人情報の漏えい等は、原則として個人情報保護委員会への報告および本人への通知が必要となる。
  2. B1,000人以上の漏えいでなければ、委員会への報告義務はない。
  3. C特定個人情報であっても、暗号化されていれば報告しなくてよい。
  4. D社内で処分を行えばよく、外部への報告は不要である。
正解と解説を見る

正解:A特定個人情報の漏えい等は、原則として個人情報保護委員会への報告および本人への通知が必要となる。

特定個人情報の漏えい等は、個人情報保護法上の「報告対象事態」となります。特にマイナンバーを含む情報の漏えいは、通常「本人の権利利益を害するおそれが大きい事態」に該当するため、原則として報告および本人への通知が必要です。

この問題の解説ページを開く →

241「特定個人情報保護評価(PIA)」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aすべての民間事業者は、マイナンバーを取り扱う前にPIAを実施し、評価書を公表しなければならない。
  2. BPIAの実施が義務付けられているのは、主に行政機関や地方公共団体等であり、一般の民間事業者は対象外である。
  3. CPIAとは、従業員の人事評価にマイナンバーを利用する仕組みのことである。
  4. DPIAを実施すれば、安全管理措置を講じる必要はなくなる。
正解と解説を見る

正解:BPIAの実施が義務付けられているのは、主に行政機関や地方公共団体等であり、一般の民間事業者は対象外である。

特定個人情報保護評価(PIA)は、主に行政機関等が特定個人情報ファイルを保有する前にリスク評価を行う制度です。一般の民間事業者には実施義務はありません。

この問題の解説ページを開く →

242特定個人情報を取り扱う担当者(事務取扱担当者)の明確化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. Aマイナンバーを取り扱う担当者は、できるだけ多くの人数を指定し、誰でも扱えるようにするのが望ましい。
  2. B特定個人情報を取り扱う事務の範囲と、それを取り扱う担当者を明確に定めなければならない。
  3. C担当者を決めるとその人に負担が集中するため、担当者は決めずに回覧方式にするのがよい。
  4. D社長や役員は、担当者でなくても自由にマイナンバーを閲覧できる権限を持つべきである。
正解と解説を見る

正解:B特定個人情報を取り扱う事務の範囲と、それを取り扱う担当者を明確に定めなければならない。

安全管理措置(組織的安全管理措置)の一環として、事務取扱担当者と、その役割・取り扱う事務の範囲を明確に限定する必要があります。不要なアクセス権限を与えることはリスクとなります。

この問題の解説ページを開く →

243特定個人情報を含むデータの「持ち出し」に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. A特定個人情報は、USBメモリ等の外部媒体に保存して持ち出すことが法律で禁止されている。
  2. B業務上必要な範囲で持ち出す場合でも、紛失・盗難防止のための措置(データの暗号化、パスワード設定等)を講じなければならない。
  3. C持ち出す際は、カバンに入れるだけで十分な安全管理措置となる。
  4. Dマイナンバーが記載された書類は、封筒に入れれば、電車内に置き忘れても問題ない。
正解と解説を見る

正解:B業務上必要な範囲で持ち出す場合でも、紛失・盗難防止のための措置(データの暗号化、パスワード設定等)を講じなければならない。

持ち出し自体は禁止されていませんが、厳格な安全管理措置(データの暗号化、パスワード設定、施錠搬送など)が求められます。

この問題の解説ページを開く →

244番号法違反に対する「罰則」の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A個人情報保護法よりも法定刑が軽く設定されている。
  2. B正当な理由なく特定個人情報ファイルを提供した場合には、4年以下の懲役等の、個人情報保護法よりも重い罰則が科される。
  3. C違反しても罰金刑のみであり、懲役刑は科されない。
  4. D罰則は法人に対してのみ適用され、従業員個人には適用されない。
正解と解説を見る

正解:B正当な理由なく特定個人情報ファイルを提供した場合には、4年以下の懲役等の、個人情報保護法よりも重い罰則が科される。

番号法違反の罰則は、個人情報保護法よりも重く設定されています(例:不正提供罪は4年以下の懲役等。個人情報保護法の不正提供罪は1年以下)。これは、名寄せによるプライバシー侵害のリスクが高いためです。

この問題の解説ページを開く →

245特定個人情報の取扱い区域の管理(物理的安全管理措置)として、適切なものはどれか。

  1. Aマイナンバーを取り扱う区域は、壁やパーティションで区切る、入退室管理や覗き見防止措置を講じるなどの「管理区域」や「取扱区域」を設定する。
  2. B誰でも自由に出入りできる応接室でマイナンバーの収集作業を行う。
  3. Cマイナンバーが記載された書類を、鍵のかからない机の上に放置して帰宅する。
  4. D担当者以外の従業員が、マイナンバー取扱端末の画面を自由に見られる状態にしておく。
正解と解説を見る

正解:Aマイナンバーを取り扱う区域は、壁やパーティションで区切る、入退室管理や覗き見防止措置を講じるなどの「管理区域」や「取扱区域」を設定する。

物理的安全管理措置として、管理区域(サーバー室等)や取扱区域(事務室等)を明確にし、壁による区画、入退室制限、座席配置の工夫などを講じる必要があります。

この問題の解説ページを開く →

246不動産の使用料等の支払調書作成事務のために、大家さん(個人)からマイナンバーを取得する場合の記述として、正しいものはどれか。

  1. A個人の大家さんは従業員ではないため、マイナンバーを取得する必要はない。
  2. B報酬や不動産使用料等の支払調書作成事務も「個人番号関係事務」に含まれるため、基準額を超える支払いがある場合等はマイナンバーを取得する必要がある。
  3. C大家さんからマイナンバーを取得する場合は、不動産管理会社を経由することは禁止されており、必ず直接会って取得しなければならない。
  4. D大家さんがマイナンバーカードを持っていなければ、マイナンバーの提供を求めてはならない。
正解と解説を見る

正解:B報酬や不動産使用料等の支払調書作成事務も「個人番号関係事務」に含まれるため、基準額を超える支払いがある場合等はマイナンバーを取得する必要がある。

従業員だけでなく、講演料や不動産使用料等の支払先(個人)についても、法令に基づく支払調書作成のためにマイナンバーの取得が必要になります。

この問題の解説ページを開く →

247「特定個人情報」の定義として、最も適切なものはどれか。

  1. A個人番号(マイナンバー)そのもののこと(12桁の数字のみ)。
  2. B個人番号をその内容に含む個人情報のこと。
  3. Cマイナンバーカードの裏面のコピーのみを指す。
  4. D法人番号を含む個人情報のこと。
正解と解説を見る

正解:B個人番号をその内容に含む個人情報のこと。

「特定個人情報」とは、個人番号(マイナンバー)をその内容に含む個人情報のことをいいます。番号単体だけでなく、氏名等と紐付いたデータベースや書類も、番号が含まれていれば特定個人情報となります。

この問題の解説ページを開く →

248特定個人情報の「利用目的の特定」に関する記述として、個人情報保護法と比較して正しいものはどれか。

  1. A個人情報保護法と同様に、利用目的をできるだけ特定し、本人に通知または公表すれば、どのような目的でも利用できる。
  2. B番号法では、法律で定められた事務の範囲内でのみ利用目的を特定でき、それ以外の目的を特定してはならない。
  3. C本人の同意があれば、利用目的を自由に追加・変更できる。
  4. D利用目的の特定は不要であり、取得後に自由に決めてよい。
正解と解説を見る

正解:B番号法では、法律で定められた事務の範囲内でのみ利用目的を特定でき、それ以外の目的を特定してはならない。

個人番号の利用は、法で限定列挙された事務(税、社会保障、災害対策)に限られます。したがって、利用目的もその範囲内で特定しなければならず、範囲外の目的を特定することはできません。

この問題の解説ページを開く →

249特定個人情報の取扱いを「再委託」する場合の要件として、正しいものはどれか。

  1. A委託先の判断で自由に再委託でき、委託元への報告義務はない。
  2. B委託元(最初の委託者)の「文書による許諾」が必要である。
  3. C再委託は法律で全面的に禁止されている。
  4. D再委託先の監督義務は、委託元ではなく、最初の委託先のみが負う。
正解と解説を見る

正解:B委託元(最初の委託者)の「文書による許諾」が必要である。

特定個人情報の取扱いの再委託を行うには、最初の委託者の「文書による許諾」が必要です。また、再委託先に対しても、委託元は間接的に監督義務(委託先が再委託先を監督していることの確認等)を負います。

この問題の解説ページを開く →

250特定個人情報の「提供制限」の例外(提供してもよい場合)に該当しないものはどれか。

  1. A税務署等の行政機関に対して、法定調書等を提出する場合。
  2. B社会保障や税の事務を行うために、業務委託先に特定個人情報を提供する場合。
  3. Cグループ会社間で、従業員の人事データを共有するために、本人の同意を得て提供する場合。
  4. D合併に伴って事業が承継される場合に、合併先の法人に提供する場合。
正解と解説を見る

正解:Cグループ会社間で、従業員の人事データを共有するために、本人の同意を得て提供する場合。

グループ会社間での出向や転籍、単なる情報共有であっても、法に定める例外(委託、合併等)に該当しない限り、特定個人情報の提供は禁止されています。本人の同意があっても提供できません。

この問題の解説ページを開く →

251従業員からマイナンバーの提供を受ける時期として、最も適切なものはどれか。

  1. A採用選考の段階で、あらかじめ全員から収集しておく。
  2. B採用が内定し、確実に入社することが決まった後、給与事務等のために必要が生じた時点で提供を求める。
  3. C退職した後に、過去の記録として収集する。
  4. Dいつでも好きな時に収集してよい。
正解と解説を見る

正解:B採用が内定し、確実に入社することが決まった後、給与事務等のために必要が生じた時点で提供を求める。

マイナンバーの提供を求めることができるのは、事務処理のために必要がある場合(発生した時点)に限られます。単なる応募者など、雇用契約が確定していない段階での収集は認められません(内定者など、確実に雇用関係が生じる場合は可)。

この問題の解説ページを開く →

252特定個人情報の「物理的安全管理措置」として、求められている措置の例はどれか。

  1. Aマイナンバーを取り扱う区域を明確にし、壁やパーティション等で区画することや、覗き見防止措置を講じること。
  2. Bマイナンバーを取り扱う担当者は、オフィスのどこでも自由に作業できるようにすること。
  3. Cマイナンバーが記載された書類は、誰でも閲覧できる共有棚に保管すること。
  4. D物理的な対策は不要であり、パスワード設定のみでよい。
正解と解説を見る

正解:Aマイナンバーを取り扱う区域を明確にし、壁やパーティション等で区画することや、覗き見防止措置を講じること。

物理的安全管理措置として、管理区域(サーバ室等)や取扱区域(事務室等)を明確にし、壁による区画、入退室管理、座席配置の工夫(覗き見防止)などが求められます。

この問題の解説ページを開く →

253特定個人情報の「技術的安全管理措置」として、適切なものはどれか。

  1. Aマイナンバーを取り扱う情報システムへのアクセス制御を行い、担当者以外がアクセスできないようにすること。
  2. B担当者全員で同一のIDとパスワードを共有し、利便性を高めること。
  3. Cウイルス対策ソフトは導入せず、インターネットから遮断することだけで対策とすること。
  4. Dログ(操作履歴)は記録しなくてよい。
正解と解説を見る

正解:Aマイナンバーを取り扱う情報システムへのアクセス制御を行い、担当者以外がアクセスできないようにすること。

アクセス制御(ID/パスワード管理、権限設定)、外部からの不正アクセス防止(FW、ウイルス対策)、情報漏えい防止(暗号化等)などの技術的措置が必要です。IDの共有は禁止されています。

この問題の解説ページを開く →

254番号法違反に対する「罰則」について、個人情報保護法よりも重い規定が設けられている行為はどれか。

  1. A正当な理由なく、個人の秘密に属する特定個人情報ファイル(データベース)を第三者に提供した行為。
  2. B安全管理措置を怠った行為(過失)。
  3. C利用目的の通知を忘れた行為。
  4. D開示請求に応じなかった行為。
正解と解説を見る

正解:A正当な理由なく、個人の秘密に属する特定個人情報ファイル(データベース)を第三者に提供した行為。

正当な理由なく特定個人情報ファイルを提供した場合には、「4年以下の懲役」等の重い罰則が科されます(個人情報保護法の不正提供罪は1年以下)。これは名寄せによるプライバシー侵害のリスクが高いためです。

この問題の解説ページを開く →

255「通知カード」の取扱いに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A通知カードは、現在もマイナンバーを証明する書類として、記載事項(住所・氏名等)に変更がなければ利用できるが、身分証明書としては利用できない。
  2. B通知カードは廃止されたため、現在は一切利用できない。
  3. C通知カードは顔写真付きであるため、単独で本人確認書類として利用できる。
  4. D通知カードを紛失した場合は、直ちに市町村長に再交付を申請しなければならない(現在は新規発行・再交付不可)。
正解と解説を見る

正解:A通知カードは、現在もマイナンバーを証明する書類として、記載事項(住所・氏名等)に変更がなければ利用できるが、身分証明書としては利用できない。

通知カードは新規発行が終了しましたが、記載事項に変更がない場合に限り、現在もマイナンバーの確認書類として利用可能です。ただし顔写真がないため、身分証明書(身元確認書類)としては使えません。

この問題の解説ページを開く →

256特定個人情報の「廃棄・削除」を委託先に依頼した場合、委託元が確認すべき事項はどれか。

  1. A委託先が廃棄・削除した旨の「証明書」等により、確実に廃棄・削除されたことを確認する。
  2. B口頭で「捨てました」と聞けば十分である。
  3. C委託先を信頼して、特に確認しなくてよい。
  4. D廃棄・削除の確認は、番号法ではなく廃棄物処理法の管轄である。
正解と解説を見る

正解:A委託先が廃棄・削除した旨の「証明書」等により、確実に廃棄・削除されたことを確認する。

委託先において特定個人情報が廃棄・削除されたときは、委託元はその事実を証明書(溶解証明書やデータ削除ログ等)によって確認する義務があります。

この問題の解説ページを開く →

257個人番号利用事務実施者(行政機関等)が行う「特定個人情報保護評価(PIA)」の目的として、正しいものはどれか。

  1. Aマイナンバー制度の導入によるプライバシーへの影響を事前に評価し、軽減策を講じることで、国民の信頼を確保すること。
  2. Bマイナンバーを利用して企業の利益を最大化すること。
  3. C従業員の人事評価にマイナンバーを活用すること。
  4. Dマイナンバーの漏えい事故が発生した後に、損害額を算定すること。
正解と解説を見る

正解:Aマイナンバー制度の導入によるプライバシーへの影響を事前に評価し、軽減策を講じることで、国民の信頼を確保すること。

PIA(特定個人情報保護評価)は、特定個人情報ファイルを保有する前に、プライバシーリスクを分析・評価し、適切な措置を講じることを宣言する仕組みです。

この問題の解説ページを開く →

258事業者が従業員等のマイナンバーを取得する際、利用目的の通知・公表に加えて必要な措置はどれか。

  1. A本人確認(正しい番号であることの確認および実在する本人であることの身元確認)を厳格に行うこと。
  2. B家族全員の同意書を取得すること。
  3. C警察署に届出を行うこと。
  4. Dマイナンバーカードのコピーを必ず2部とること。
正解と解説を見る

正解:A本人確認(正しい番号であることの確認および実在する本人であることの身元確認)を厳格に行うこと。

マイナンバーの取得時には、成りすまし防止のため、「番号確認(正しい番号か)」と「身元確認(実在する本人か)」を行う厳格な本人確認が義務付けられています。

この問題の解説ページを開く →
個人情報保護士の全分野一覧へ戻る