① ビジネスパーソンとしての資質
40問社会人としての基本的な心構えと立ち居振る舞いを問う分野で、40問を収録しています。誠実さ・明るさ・協調性・道徳心といった資質、顧客第一主義の考え方、身だしなみ(スーツ・靴・アクセサリー)、自己管理(健康・時間・感情のコントロール)が中心テーマです。3級では「なぜその行動が求められるのか」を理解しているかが問われます。身だしなみは自分のためでなく相手に不快感を与えないためという原則を軸に、常識的な判断ができるよう整理しておきましょう。
② 執務要件
30問仕事を進めるうえで求められる基本動作と良識を扱う分野で、30問を収録しています。指示の受け方(メモ・復唱・期日確認)、報告・連絡・相談、優先順位の判断、ルーチンワークへの取り組み方、電話の取り次ぎといった執務の基本に加え、公共の場や社内行事での良識ある振る舞いも問われます。「自己判断で優先順位を決めず上司に確認する」「できない約束はしない」といった、組織人としての正確さと謙虚さが得点の鍵になります。
③ 組織の機能
40問会社という組織の仕組みを理解する分野で、40問を収録しています。人事・総務・経理・広報・企画開発・営業・仕入(購買)といった各部門の役割分担(業務分掌)と、部長・課長・係長・主任といった職位・職制の位置付けが中心テーマです。「採用や給与は人事部」「金銭の出納は経理部」「係長は監督職」など、部署と業務・役職の対応を正確に結びつけられるかが問われます。用語の暗記色が強い分野なので、組織図をイメージして整理すると効率よく得点できます。
④ 人間関係とマナー
38問対人関係を円滑にする所作と来客応対の作法を扱う分野で、38問を収録しています。お辞儀・挨拶・名刺交換の手順、来客の案内(階段・エレベーター)、上座下座の席次(応接室・タクシー・乗り物)、訪問先でのお茶の受け方などが頻出です。実技領域に直結する内容が多く、「客を高い位置・奥の席に案内する」「名刺は上位者から交換する」といった原則を、場面ごとに具体的にイメージして覚えることが得点につながります。
⑤ 話し方と敬語
39問ビジネスにふさわしい話し方と敬語の使い方を扱う分野で、39問を収録しています。相手を尊重する聞き方(相づち・目線)、話の組み立て方、注意された際の素直な受け答え、そして尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けが中心です。「身も蓋もない言い方」を避ける情緒への配慮や、相手の話をさえぎる「戸締め言葉」を慎むといった気遣いも問われます。敬語は誤用の選択肢を見抜けるよう、身内をへりくだる謙譲語と相手を立てる尊敬語の区別を確実に押さえましょう。
⑥ 交際
35問慶事・弔事をはじめとする社会人の付き合いの作法を扱う分野で、35問を収録しています。祝儀・不祝儀袋の表書き(御霊前・御仏前)と水引の使い分け(結び切り・ちょう結び)、慶弔時の服装やアクセサリー、葬儀・披露宴での振る舞い、代理参列時の記帳マナーなどが頻出です。「結婚は繰り返さない結び切り」「出産は何度あってもよいちょう結び」といった意味と形式の対応、四十九日を境にした御霊前・御仏前の切り替えなど、慣習の理由をセットで覚えると混同を防げます。
⑦ 電話実務
35問相手が見えない電話特有の応対技術を扱う分野で、35問を収録しています。受ける・かける・取り次ぐ・伝言を受けるといった基本動作、第一声の名乗りと挨拶、保留時間の目安、用件を簡潔に伝える話の順序(結論から)、聞き間違いを防ぐ言い換えなどが頻出です。実技領域に直結する内容で、「3回以上鳴ったらお待たせいたしましたと言う」「保留は30秒以内」など数値や定型フレーズが問われます。相手の顔が見えないぶん、正確さと丁寧さを言葉で補う意識が得点の鍵です。
⑧ 技能(情報・文書・会議・事務機器・用品)
40問実務を支える情報・文書・事務処理の技能を扱う分野で、40問を収録しています。情報の報告と共有(不確かな情報の扱い・チームでの共有)、名刺や書類・新聞記事の整理法(五十音順・バーチカルファイリング)、文書やPDFの取り扱い、会議・事務機器・事務用品の知識などが幅広く問われます。範囲が広い分、「複雑な内容は文書+口頭で補う」「PDFはレイアウト崩れを防ぐ」といった各手段の目的を押さえ、実務でどう使い分けるかを意識して整理しましょう。