消防設備士乙種第3類 ③ 消火設備①不活性ガス・ハロゲン化物

不活性ガス消火設備とハロゲン化物消火設備の構造・動作原理を学ぶ分野です。3類の中核となる消火設備の特性を深く理解する必要があります。

この分野の問題87問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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167不活性ガス消火設備の主な消火原理として正しいものはどれか。

  1. A燃焼物を急激に冷却して発火点以下に下げる冷却消火
  2. B空気中の酸素濃度を希釈して燃焼を継続させなくする窒息消火
  3. C燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る抑制消火
  4. D可燃物を取り除いて延焼を防ぐ除去消火
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正解:B空気中の酸素濃度を希釈して燃焼を継続させなくする窒息消火

不活性ガス消火設備は空気中の酸素濃度を14〜15パーセント程度以下に下げることによる窒息作用で消火を行います。

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168全域放出方式の防護区画を形成するための構造として適切なものはどれか。

  1. A不燃材料で造られた壁・柱・床または天井で区画する
  2. B難燃材料以上の性能を持つ素材で隙間なく覆う
  3. C防火戸を設ければ壁や天井の材質は問わない
  4. D通気性のある素材を用いて爆発時の圧力を逃がす構造とする
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正解:A不燃材料で造られた壁・柱・床または天井で区画する

全域放出方式の防護区画は不燃材料で造られた壁、柱、床または天井で区画する必要があります。

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169全域放出方式において開口部に自動閉鎖装置を設ける主な理由はどれか。

  1. A火災発生時に外部からの新鮮な空気の流入を促進するため
  2. B放出された消火剤が防護区画の外部へ漏洩するのを防ぐため
  3. C避難する人が扉を閉め忘れても自動で施錠できるようにするため
  4. D燃焼によって発生した有毒ガスを速やかに屋外へ排出するため
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正解:B放出された消火剤が防護区画の外部へ漏洩するのを防ぐため

放出された消火剤が外部へ漏れると必要な消火濃度を維持できなくなるため、消火剤放射前に開口部を閉鎖します。

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170全域放出方式で開口部の自動閉鎖装置を省略できる条件に関する説明として正しいものはどれか。

  1. A窒素を消火剤として用いる場合、外部に漏れる量を考慮して消火剤を追加すれば省略できる
  2. B二酸化炭素を消火剤として用いる場合、外部に漏れる以上の量を追加して放出するなら省略できる
  3. CIG-541を用いる場合、消火剤の追加に関わらず自動閉鎖装置を省略できる
  4. D消火剤の種類に関わらず、開口部の面積が床面積の10パーセント以下であれば省略できる
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正解:B二酸化炭素を消火剤として用いる場合、外部に漏れる以上の量を追加して放出するなら省略できる

漏れ量を追加して自動閉鎖装置を省略できるのは二酸化炭素のみであり、窒素やIG系のガスでは認められていません。

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171局所放出方式が適用できる消火剤は次のうちどれか。

  1. A二酸化炭素のみ
  2. B窒素のみ
  3. CIG-541のみ
  4. Dすべての不活性ガス消火剤
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正解:A二酸化炭素のみ

局所放出方式は二酸化炭素を放射するもののみに認められており、他の不活性ガスでは認められていません。

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172移動式の不活性ガス消火設備として認められている消火剤はどれか。

  1. A窒素
  2. BIG-55
  3. C二酸化炭素
  4. DIG-541
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正解:C二酸化炭素

移動式として認められているのは二酸化炭素を放射するもののみです。

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173不活性ガス消火剤の貯蔵状態について正しい説明はどれか。

  1. A二酸化炭素は常温では気体であるため、高圧で気体のまま貯蔵される
  2. B窒素やIG系ガスは圧力をかけて液体の状態で貯蔵される
  3. C二酸化炭素は加圧して液体の状態で貯蔵される
  4. Dすべての不活性ガス消火剤は極低温で冷却し、固体の状態で貯蔵される
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正解:C二酸化炭素は加圧して液体の状態で貯蔵される

二酸化炭素は加圧して液体で貯蔵されますが、窒素やIG系は高圧の気体状態で貯蔵されます。

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174全域放出方式の不活性ガス消火設備において、複数の防護区画で貯蔵容器を共用する場合に必要な機器はどれか。

  1. A選択弁
  2. B逆止弁
  3. C閉止弁
  4. D安全弁
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正解:A選択弁

選択弁は、複数の防護区画がある場合に、火災が発生した区画へ消火剤を選択的に送るためのバルブです。

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175消火設備の作動フローにおいて、手動起動装置を操作してから消火剤が放射されるまでに遅延時間が設けられている主な理由はどれか。

  1. A貯蔵容器内の消火剤を適切な圧力まで昇圧させるため
  2. B配管内の空気を完全に排出して消火剤の純度を高めるため
  3. C防護区画内にいる在室者が安全な場所へ避難する時間を確保するため
  4. D消防機関への自動通報が完了するのを待つため
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正解:C防護区画内にいる在室者が安全な場所へ避難する時間を確保するため

消火剤が放射されると防護区画内が危険な状態になるため、在室者が退避するための時間(20秒以上)として遅延時間が設けられています。

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176二酸化炭素消火設備を設置した防護区画に隣接する部分に必要な安全対策として適切なものはどれか。

  1. A隣接する部分にも消火剤の噴射ヘッドを設置する
  2. B出入口などの見やすい場所に消火剤が放出された旨を表示する標識を設ける
  3. C隣接する部分の空気を常に外部へ排出する大型ファンを設置する
  4. D防護区画と隣接区画をつなぐ連絡通路に散水設備を設ける
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正解:B出入口などの見やすい場所に消火剤が放出された旨を表示する標識を設ける

防護区画に隣接する部分には、防護区画内で消火剤が放出された旨を出入口などの見やすい場所に表示する標識を設ける必要があります。

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177二酸化炭素消火設備の点検時における閉止弁の取り扱いとして正しいものはどれか。

  1. A点検が終了した直後に閉止弁を「閉」にする
  2. B点検の開始時に閉止弁を「閉」にし、点検終了後は開けずにそのままにする
  3. C点検の開始時に閉止弁を「閉」にし、点検終了後は放射前に「開」にする
  4. D点検中は常に閉止弁を「開」にしておき、異常時のみ手動で「閉」にする
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正解:C点検の開始時に閉止弁を「閉」にし、点検終了後は放射前に「開」にする

点検開始時に誤放射を防ぐため閉止弁を閉にし、点検終了後は実際の火災時に放射できるよう忘れずに開にしておく必要があります。

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178防護区画内の換気装置に関する規定で正しいものはどれか。

  1. A消火剤の拡散を助けるため、放射中は常に稼働させなければならない
  2. B消火剤放射前に停止できる構造とする必要がある
  3. C火災検知と同時に排気モードに切り替わる構造としなければならない
  4. D換気装置の設置自体が法令で禁止されている
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正解:B消火剤放射前に停止できる構造とする必要がある

換気装置が稼働していると放出された消火剤が排出されてしまうため、消火剤放射前に停止できる構造であることが必要です。

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179不活性ガス消火設備の放射試験に用いられるガスとして規定されているものはどれか。

  1. A二酸化炭素またはアルゴン
  2. B窒素ガスまたは空気
  3. Cハロンガスまたはフロンガス
  4. D酸素またはヘリウム
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正解:B窒素ガスまたは空気

放射試験の際の試験用ガスは、安全性の観点から窒素ガスまたは空気を用いるよう定められています。

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180全域放出方式の二酸化炭素消火設備において、保安上の注意事項を表示した注意銘板はどこに設けるべきか。

  1. A貯蔵容器の表面のみ
  2. B消防機関の待機場所
  3. C防護区画の出入口等の見やすい箇所
  4. D建物全体のメインエントランス
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正解:C防護区画の出入口等の見やすい箇所

保安上の注意事項を表示した注意銘板は、防護区画の出入口等の見やすい箇所に設けることとされています。

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181局所放出方式における「防護空間」とはどの範囲を指すか。

  1. A防護対象物が置かれている部屋全体の空間
  2. B防護対象物のすべての部分から0.6m離れた部分によって囲まれた空間
  3. C防護対象物の表面から1.5m以内の空間
  4. D噴射ヘッドの放射範囲が直接届く円錐状の空間
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正解:B防護対象物のすべての部分から0.6m離れた部分によって囲まれた空間

局所放出方式の防護空間は、防護対象物のすべての部分から0.6m離れた部分によって囲まれた空間と定義されています。

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182消火剤放射後の防護区画について、安全のために必要な措置はどれか。

  1. A放出された消火剤および燃焼ガスを完全に安全な場所に排出するための措置
  2. B防護区画内を真空状態に保つための密閉措置
  3. C残存する消火剤を再利用するための回収装置の設置
  4. D温度を下げるために大量の水を散布する措置
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正解:A放出された消火剤および燃焼ガスを完全に安全な場所に排出するための措置

放出された消火剤や火災による燃焼ガスは人体に有害であるため、完全に安全な場所に排出するための措置(排気設備など)が必要です。

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183消火剤を排出するための排気ファンを起動する適切なタイミングはいつか。

  1. A火災検知器が作動した直後
  2. B手動起動スイッチを押したと同時
  3. C消火剤の放射が始まると同時
  4. D消防機関等による消火確認の後
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正解:D消防機関等による消火確認の後

排気ファンは消火が完全に確認された後、制御盤の復旧スイッチなどを押して起動させ、ガスを屋外へ排出します。消火前に起動すると消火効果が失われます。

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184防護区画に隣接する部分への漏洩リスクに対する安全対策として正しいものはどれか。

  1. A隣接する部分にのみ消火設備を増設する
  2. B防護区画内で消火剤が放出される前に隣接区画の窓を自動開放する
  3. C防護区画に隣接する部分には音響警報装置を設ける
  4. D隣接区画の床を一段低くしてガスを溜める構造にする
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正解:C防護区画に隣接する部分には音響警報装置を設ける

消火剤が隣接区画に漏れ出す危険性を考慮し、隣接する部分には音響警報装置を設けて危険を知らせる必要があります。

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185局所放出方式(面積方式)における必要消火剤量の計算の基礎となる数値はどれか。

  1. A防護対象物の体積
  2. B防護対象物の表面積
  3. C防護対象物が設置されている部屋の床面積
  4. D防護対象物の重量
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正解:B防護対象物の表面積

面積方式では、防護対象物の表面積に一定の係数を乗じて必要消火剤量を算出します。

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186全域放出方式で防護区画を不燃材料で造る主な理由は何か。

  1. A建物全体の耐震性を向上させるため
  2. B火災の熱で壁が崩壊し、消火剤が外部へ散逸するのを防ぐため
  3. C消火剤の冷却効果を壁に吸収させるため
  4. D設備設置のコストを抑えるため
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正解:B火災の熱で壁が崩壊し、消火剤が外部へ散逸するのを防ぐため

防護区画の壁が燃えて穴が開くと消火剤が漏れて窒息効果が失われるため、熱に強い不燃材料で区画する必要があります。

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187消火設備の構成機器であるピストンレリーザの役割として最も適切なものはどれか。

  1. A放出された消火剤の圧力を利用して各種ダンパなどを機械的に閉鎖する
  2. B貯蔵容器内の消火剤の残量を計測する
  3. C防護区画内の温度変化を検知して制御盤に信号を送る
  4. D消火剤の放射圧力を一定に減圧する
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正解:A放出された消火剤の圧力を利用して各種ダンパなどを機械的に閉鎖する

ピストンレリーザは、起動用ガスや消火剤の圧力を受けて作動し、換気口のダンパや窓のシャッターなどを閉鎖する駆動装置です。

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188全域放出方式の起動装置について、手動起動装置のみを設置すればよいケースはどれか。

  1. Aどのような防護区画でも手動起動装置のみでよい
  2. B人が常時いる防護区画であれば手動起動装置のみでよい
  3. C通信機器室などの人が常時いない場所でのみ手動起動が認められる
  4. Dすべての防護区画に自動起動装置と手動起動装置の両方が必須である
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正解:B人が常時いる防護区画であれば手動起動装置のみでよい

通信機器室など人が常時いない場所は自動起動装置が必要ですが、人が常時いてすぐに発見できる場所であれば手動起動装置によることができます。

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189不活性ガス消火設備が特に有効とされる火災の対象物はどれか。

  1. A木材の深部火災
  2. B電気通信機器や美術館の収蔵品
  3. Cナトリウムやマグネシウムなどの金属火災
  4. D硝酸セルロースなどの自己反応性物質の火災
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正解:B電気通信機器や美術館の収蔵品

不活性ガスは放射後の汚損がないため、水を使えない電気設備や通信機器、美術館の収蔵品などの消火に最適です。

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190全域放出方式の必要消火剤量を算出する際、基準となる「防護区画の容積」の扱いとして正しいものはどれか。

  1. A部屋の内法寸法で計算した実際の容積を用いる
  2. B部屋の壁の厚さを含めた外法寸法で計算する
  3. C部屋内にある大きな柱や設備の体積を必ず差し引いて計算する
  4. D防護対象物の体積のみを算出し部屋の空間は考慮しない
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正解:A部屋の内法寸法で計算した実際の容積を用いる

必要消火剤量は、防護区画の容積(内側の空間体積)に規定の係数を掛けて計算します。

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191移動式消火設備の消火作業における人員配置に関する説明として正しいものはどれか。

  1. A1人でノズル操作と容器弁の開放を同時に行うことができる構造とする
  2. B必ず3人以上のチームで操作しなければならない
  3. Cノズルを持つ人と容器弁を開放する人の2名で操作することが想定されている
  4. D完全に自動でノズルが追尾するため操作員は不要である
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正解:Cノズルを持つ人と容器弁を開放する人の2名で操作することが想定されている

ホースを伸ばして火元に近づく人と、貯蔵容器の場所でバルブを開ける人が分かれるため、基本的に2名以上での操作が想定されています。

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192消火ガスを放出する前に退避指令の放送を行う旨を示す標識には、一般的にどのような内容が含まれるか。

  1. Aガスを吸い込むと健康を増進する効果があります
  2. Bガスを吸い込むと死傷のおそれがあります
  3. Cガス放出中は直ちに窓を全開にしてください
  4. Dガス放出中は消火器を持って応援に駆けつけてください
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正解:Bガスを吸い込むと死傷のおそれがあります

二酸化炭素などは窒息の危険があるため、標識には「ガスを吸い込むと死傷のおそれがあります」といった明確な警告文が記載されます。

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193消火設備が起動した際に鳴動する音響警報装置の最も重要な目的は何か。

  1. A消防署へ火災発生を知らせるため
  2. B防護区画内の人に退避を促し、安全な場所への避難を確保するため
  3. C機器の故障をメンテナンス業者に知らせるため
  4. D火災の延焼を音波の振動で抑えるため
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正解:B防護区画内の人に退避を促し、安全な場所への避難を確保するため

音響警報は、消火剤が放出される前の遅延時間中に、防護区画内の人が速やかに退避できるように危険を知らせるためのものです。

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194消防設備における「開口部」に含まれる具体例として適切なものはどれか。

  1. A不燃材料で完全に密閉された壁
  2. B採光、通風、換気、人や物の出入りの目的で設ける窓や戸
  3. C防護区画を囲う鉄筋コンクリートの床
  4. D配管が貫通した後に耐火パテで完全に埋められた隙間
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正解:B採光、通風、換気、人や物の出入りの目的で設ける窓や戸

開口部とは、窓、戸、出入口、換気口など、防護区画と外部とが通じている部分を指します。

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195開口部の自動閉鎖装置を動かす動力源として一般的に用いられないものはどれか。

  1. A起動用ガスの圧力
  2. B電気モーターによる駆動
  3. C人力による手動クランク
  4. D重りやスプリングの復元力(ストッパー解除による)
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正解:C人力による手動クランク

自動閉鎖装置は火災信号やガスの圧力を受けて自動で作動するものであり、人が直接クランクを回すような手動操作を前提としたものではありません。

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196不活性ガス消火設備の消火剤放射時間について、一般的に求められる性質はどれか。

  1. A長時間かけてゆっくりと濃度を上げること
  2. B短時間で一気に放出し、急速に消火濃度に達すること
  3. C放射と停止を数分おきに断続的に繰り返すこと
  4. D燃焼物の温度に応じて放射速度を自動変化させること
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正解:B短時間で一気に放出し、急速に消火濃度に達すること

火災の拡大を防ぐため、規定の時間内(一般に1分や数分以内などの短時間)に全量を放出して、急速に防護区画内の酸素濃度を下げる必要があります。

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197起動用ガス容器から放出されたガスが最初に向かう主要な機器はどれか。

  1. A噴射ヘッド
  2. B選択弁および貯蔵容器の容器弁開放器
  3. C音響警報装置
  4. D排気ファン
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正解:B選択弁および貯蔵容器の容器弁開放器

起動用ガスは配管を通って選択弁を開き、同時に貯蔵容器の容器弁開放器を作動させて消火剤を放出させます。

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198手動起動装置の扉を開けた際に連動して行われる動作として適切なものはどれか。

  1. A即座に消火剤が放射される
  2. B制御盤に信号が送られ、火災表示や起動表示が点灯する
  3. C防護区画内のスプリンクラーが作動する
  4. D貯蔵容器の安全弁が意図的に破壊される
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正解:B制御盤に信号が送られ、火災表示や起動表示が点灯する

手動起動装置の扉を開ける、またはボタンを押すと、まず制御盤に信号が送られ、周囲に火災を知らせる表示や警報が始まります。

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199不活性ガス消火設備に閉止弁が設けられている主な理由はどれか。

  1. A火災時に消火剤の放出量を微調整するため
  2. B保守点検時の誤操作等による消火剤の誤放出を防ぐため
  3. Cガス漏れ発生時に配管内の圧力を逃がすため
  4. D異なる種類の消火剤を混合する際の逆流を防ぐため
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正解:B保守点検時の誤操作等による消火剤の誤放出を防ぐため

閉止弁は、点検中やメンテナンス中に誤って起動装置が作動した際でも、消火剤が防護区画に放射されないように物理的に配管を遮断するためのものです。

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200貯蔵容器に液化ガスを充填する際に「充填比」を定める主な目的はどれか。

  1. A容器内の圧力上昇を考慮し、安全に貯蔵できる量を管理するため
  2. B消火剤の色を判別しやすくするため
  3. C配管の長さを決めるため
  4. D噴射ヘッドの口径を自動調整するため
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正解:A容器内の圧力上昇を考慮し、安全に貯蔵できる量を管理するため

充填比は、温度上昇などで容器内圧が危険に高まらないよう、容器に充填できる消火剤量を管理するための基準です。

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201選択弁を設置する場所として最も適切な条件はどれか。

  1. A防護区画内の火災が最も発生しやすい場所の直上
  2. B火災の際に容易に接近でき、かつ安全な防護区画外の場所
  3. C建物の中央にある換気ダクトの内部
  4. D貯蔵容器室から最も遠く離れた建物の屋上
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正解:B火災の際に容易に接近でき、かつ安全な防護区画外の場所

選択弁は火災時に手動で操作する場合もあるため、火災の影響を受けにくい防護区画の外部で、容易に接近できる安全な場所に設置します。

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202局所放出方式における噴射ヘッド(ノズル)の設置に関する注意点で正しいものはどれか。

  1. A燃焼物に直接触れるほど近づけて設置する
  2. B消火剤が燃焼物を飛散させないような位置と角度に設置する
  3. C防護対象物の下部から上部に向けてのみ放射するよう設置する
  4. D部屋の天井面に上を向けて設置する
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正解:B消火剤が燃焼物を飛散させないような位置と角度に設置する

局所放出方式では高圧のガスが局所的に放射されるため、その風圧で可燃性液体などの燃焼物が周囲に飛び散らないよう、位置や角度を調整する必要があります。

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203防護区画の出入口に設けられる「放出表示灯」の役割は何か。

  1. A消火設備が正常に待機状態であることを示す
  2. B区画内で消火剤が放出されたことを外部の人に知らせ、進入を禁止する
  3. C防護区画内の照明として避難経路を照らす
  4. D消防隊に火災の正確な座標を光信号で伝達する
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正解:B区画内で消火剤が放出されたことを外部の人に知らせ、進入を禁止する

放出表示灯は、消火剤が放射され区画内が危険な状態(酸欠など)であることをドアの外にいる人に知らせ、誤って入室するのを防ぐためのものです。

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204全域放出方式の防護区画において、消火剤放出時の区画内の圧力変化に対する対策として正しいものはどれか。

  1. A完全に密閉し、いかなる圧力も逃がさない堅牢な構造とする
  2. B放出時の急激な圧力上昇で構造物が破損しないよう、適切な避圧口を設ける
  3. C放出中は常に窓を全開にして圧力を逃がし続ける
  4. D圧力が上がらないよう消火剤の放射時間を1時間以上に延長する
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正解:B放出時の急激な圧力上昇で構造物が破損しないよう、適切な避圧口を設ける

不活性ガスが一気に放出されると区画内の圧力が急上昇して壁や扉を破壊する恐れがあるため、一定の圧力を逃がす避圧口(排出ダンパなど)が設けられます。

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205窒素を消火剤として用いる設備の特徴として適切なものはどれか。

  1. A放射後の冷却効果が極めて高い
  2. B空気とほぼ同じ比重であるため、防護区画内に比較的均一に拡散しやすい
  3. C放出すると直ちに粉末状に変化して対象物を覆う
  4. Dオゾン層破壊係数が非常に高いため使用が制限されている
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正解:B空気とほぼ同じ比重であるため、防護区画内に比較的均一に拡散しやすい

窒素ガスは空気の主成分であり比重もほぼ同じため、区画内に比較的均一に拡散しやすい特徴があります。

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206貯蔵容器に設けられる安全弁の役割として正しいものはどれか。

  1. A容器内のガスが減少した際に外部から空気を吸い込む
  2. B容器内の圧力が異常に上昇した際にガスを逃がして破裂を防ぐ
  3. C配管接続部の緩みを自動的に締め直す
  4. D誤ってバルブを開けた際に放射を自動停止する
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正解:B容器内の圧力が異常に上昇した際にガスを逃がして破裂を防ぐ

周囲の温度上昇などで容器内の圧力が耐圧限度を超えそうになった場合、安全弁(封板など)が破れて圧力を逃がし、容器の爆発を防ぎます。

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207二酸化炭素消火設備を使用する際の最大の注意点はどれか。

  1. Aガス自体が引火性を持つため二次火災の危険があること
  2. B消火濃度の二酸化炭素は人体にとって重大な窒息危険を持つこと
  3. C放出時に強力な電磁波が発生し電子機器を破壊すること
  4. D放射後の残留物が強酸性となり金属を激しく腐食させること
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正解:B消火濃度の二酸化炭素は人体にとって重大な窒息危険を持つこと

二酸化炭素は高濃度になると酸素欠乏や意識喪失を招き、生命に危険を及ぼすため安全対策が極めて重要です。

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208起動用ガス容器に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A貯蔵容器内の消火剤を押し出すためのメインの圧力を提供する
  2. B選択弁や容器弁を開放するための機械的な駆動力を提供する
  3. C消火剤と混合して化学反応を起こし、消火能力を高める
  4. D点検時の試験用ガスとしてのみ使用される
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正解:B選択弁や容器弁を開放するための機械的な駆動力を提供する

起動用ガス容器は少量の高圧ガス(主に二酸化炭素)を封入しており、その圧力によって配管の先にある選択弁や主貯蔵容器のバルブを開く働きをします。

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209防護区画の「隣接区画」を規定する上で、対策が必要とされる理由は何か。

  1. A火災の熱が壁を伝わって隣の部屋に延焼するのを防ぐため
  2. B防護区画から漏れ出た消火剤が滞留し、隣の部屋にいる人が窒息する危険があるため
  3. C隣の部屋の人に消火器を持って応援に来てもらうため
  4. D隣の部屋の換気扇を利用して防護区画のガスを抜くため
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正解:B防護区画から漏れ出た消火剤が滞留し、隣の部屋にいる人が窒息する危険があるため

開口部や隙間から消火剤(特に空気より重い二酸化炭素)が隣接する通路や部屋に漏れ出し、そこにいる人が酸欠になる事故を防ぐために対策が求められます。

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210全域放出方式で自動閉鎖の対象となる「開口部」に該当しないものはどれか。

  1. A換気用のガラリ(通気口)
  2. B採光用のガラス窓(はめ殺しで開閉不可能なもの)
  3. C人が出入りするスライディングドア
  4. D空調用の給排気ダクト
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正解:B採光用のガラス窓(はめ殺しで開閉不可能なもの)

はめ殺し窓(FIX窓)は開閉できず気密性が保たれているため、ガスが漏れる「開口部」としては扱われず、閉鎖装置の対象外です。

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211局所放出方式に用いられる噴射ヘッドの要件として適切なものはどれか。

  1. A防護対象物の周囲に固定して設置すること
  2. B作業員が手で持って移動できること
  3. C天井裏に隠蔽して設置すること
  4. D放出角度が常に回転し続けること
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正解:A防護対象物の周囲に固定して設置すること

局所放出方式は、防護対象物の周囲の固定された配管や噴射ヘッドから直接対象物に向けて消火剤を放射する方式です。

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212移動式消火設備の構成部品として必ず含まれるものはどれか。

  1. A選択弁
  2. Bホースおよびノズル
  3. C開口部の自動閉鎖装置
  4. D部屋全体の換気扇連動盤
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正解:Bホースおよびノズル

移動式は人がノズルを持って火元に近づき放射する方式であるため、貯蔵容器に接続されたホースとノズルが必須の構成要素となります。

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213不活性ガス消火設備の消火剤が放出された後の対応として正しいものはどれか。

  1. A1ヶ月以内に補充すれば、その間は水バケツを置いておけばよい
  2. B法令により、放出後は直ちに業者を手配し、速やかに消火剤を再充填して復旧させなければならない
  3. C放出されたガスは空気中の成分なので補充の必要はない
  4. D全量放出でなければ補充しなくてもよい
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正解:B法令により、放出後は直ちに業者を手配し、速やかに消火剤を再充填して復旧させなければならない

消火設備が機能しない状態は防火上極めて危険であるため、放出後(または漏洩による規定量以上の減少時)は速やかに再充填などの復旧措置を講じる必要があります。

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214消火設備の制御盤の主な機能として誤っているものはどれか。

  1. A火災感知器からの信号を受信する
  2. B音響警報装置や放出表示灯に作動信号を送る
  3. C消火剤を自ら生成して配管に送り込む
  4. D手動起動装置からの信号を受け、遅延タイマーを作動させる
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正解:C消火剤を自ら生成して配管に送り込む

制御盤は電気信号の送受信や制御を行う頭脳の役割を果たしますが、消火剤を生成する機能はありません。消火剤は貯蔵容器に保管されています。

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215貯蔵容器の容器弁が備えている機能として正しいものはどれか。

  1. A放射後のガスを再度吸い込んで圧縮する機能
  2. B起動用ガスの圧力を受けてシール(封板)を破り、ガスを放出する機能
  3. Cガスの成分を分析して表示する機能
  4. D配管内の汚れをフィルターでろ過する機能
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正解:B起動用ガスの圧力を受けてシール(封板)を破り、ガスを放出する機能

容器弁は、起動装置からの機械的な力やガス圧力を受けることでバルブを開放(または封板を破壊)し、内部の高圧ガスを配管へ一気に放出する構造になっています。

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216二酸化炭素消火設備が作動し、音響警報が鳴り始めた場合の防護区画内の人間の行動として最も適切なものはどれか。

  1. A直ちに息を止めて火元に近づき、初期消火を試みる
  2. B扉をしっかりと閉め、部屋の隅でガスが晴れるのを待つ
  3. C速やかに防護区画の外へ退避し、扉を閉める
  4. D窓を全開にしてから退避する
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正解:C速やかに防護区画の外へ退避し、扉を閉める

音響警報は消火剤放出の予告です。致死的なガスが充満するため、直ちに区画外へ退避し、ガスが漏れないように扉を閉めることが最優先です。窓を開けると消火効果が失われます。

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217複数の貯蔵容器を連結した配管(集合管)において、逆止弁が設けられる主な理由は何か。

  1. A消火剤の放射圧力を上げるため
  2. B外気が配管内に侵入するのを防ぐため
  3. C一部の容器を外した際に、他の容器から放出されたガスが接続口から逆流して漏れるのを防ぐため
  4. D配管内の結露水を排出するため
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正解:C一部の容器を外した際に、他の容器から放出されたガスが接続口から逆流して漏れるのを防ぐため

メンテナンス等で一部の容器を取り外している時に設備が作動した場合、集合管に放出された高圧ガスが空いた接続口から吹き出すのを防ぐため逆止弁が設けられます。

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218不活性ガス消火剤が電子機器の消火に適している化学的理由はどれか。

  1. A放射対象物と結合して強固な保護膜を形成するため
  2. B導電性がなく、対象物を化学的に腐食させないため
  3. C水分を大量に含んでおり急速に冷却するため
  4. D燃焼物の分子構造を不可逆的に破壊するため
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正解:B導電性がなく、対象物を化学的に腐食させないため

不活性ガスは電気を通さず(非導電性)、化学的に安定しているため金属やプラスチックを腐食させず、電子機器の消火に最適です。

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219放射試験において、試験用ガスはどこへ放出されるか。

  1. A屋外の安全な空き地
  2. B排気ダクトの内部
  3. C実際に消火剤を放出する防護区画内
  4. D貯蔵容器室の室内
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正解:C実際に消火剤を放出する防護区画内

放射試験は、配管の接続や噴射ヘッドからの放出状況、連動機器の作動を確認するため、実際の防護区画内へ試験用ガスを放出します。

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220貯蔵容器の容器弁を開放する方式として存在しないものはどれか。

  1. Aガス圧力式
  2. B電気式(ソレノイド等)
  3. Cワイヤー牽引による機械式
  4. D水圧によるピストン式
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正解:D水圧によるピストン式

容器弁の開放方式には、起動用ガスの圧力を利用するガス圧力式、電気信号で直接作動させる電気式、ワイヤー等で引っ張る機械式がありますが、水圧を用いる方式はありません。

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221局所放出方式において、床下のピット(溝)などに設置される噴射ヘッドの目的は何か。

  1. Aピット内に溜まった水を排水するため
  2. Bピット内に滞留した可燃性蒸気や引火性液体に直接消火剤を放射するため
  3. Cピット内の配線を冷却するため
  4. D床下から部屋全体へガスを拡散させるため
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正解:Bピット内に滞留した可燃性蒸気や引火性液体に直接消火剤を放射するため

ピット等の窪みには可燃性液体の蒸気が溜まりやすく火災の危険が高いため、専用のピット用噴射ヘッドを設けて局所的に防護します。

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222消火設備作動時の音声による退避放送の内容として不適切なものはどれか。

  1. A「火事です。消火ガスが放出されます。」
  2. B「危険ですので直ちに部屋から退出してください。」
  3. C「ガスは無害ですので、落ち着いてその場に留まってください。」
  4. D「扉を閉めて避難してください。」
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正解:C「ガスは無害ですので、落ち着いてその場に留まってください。」

特に二酸化炭素は致死性があり極めて危険であるため、「無害である」「その場に留まる」といった放送は絶対にやってはいけません。

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223全域放出方式の消火剤量を算出する際、基準となる体積計算に加えて消火剤を加算しなければならないケースはどれか。

  1. A部屋の天井が規定より高い場合
  2. B自動閉鎖装置を設けない開口部がある場合(二酸化炭素の場合)
  3. C部屋内に大型の不燃性機械が設置されている場合
  4. D貯蔵容器を屋外に設置する場合
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正解:B自動閉鎖装置を設けない開口部がある場合(二酸化炭素の場合)

開口部を自動閉鎖しない場合、その開口部からガスが漏れ出てしまうため、漏れる分を補うために開口部面積に応じた消火剤の量を加算する必要があります。

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224ハロゲン化物消火剤の主な消火原理として最も適切なものはどれか。

  1. A周囲の酸素を急激に消費して窒息状態にする
  2. B燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る負の触媒効果
  3. C液化ガスが気化する際の潜熱による強力な冷却効果
  4. D可燃物の表面を泡で覆い酸素の供給を遮断する効果
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正解:B燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る負の触媒効果

ハロゲン化物消火剤は燃焼の連鎖反応を抑制する化学反応(負の触媒効果)により消火を行うのが最大の特徴です。

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225次のうち全域放出方式および局所放出方式の両方が認められている消火剤はどれか。

  1. AHFC-23
  2. BHFC-227ea
  3. CFK-5-1-12
  4. Dハロン1301
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正解:Dハロン1301

ハロン1301などのハロン系は全域・局所・移動式が認められていますが、HFCやFKなどの代替系は全域放出方式のみ認められています。

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226代替ハロゲン化物消火剤(HFC-23やFK-5-1-12など)で局所放出方式が認められていない理由として適切なものはどれか。

  1. A消火剤の毒性が非常に強く局所的な放射では作業員が危険なため
  2. B局所的な放射では消火に必要な濃度を維持できず消火効果が得られないため
  3. Cガスが空気より軽く放射直後にすべて天井裏へ抜けてしまうため
  4. Dノズルが特殊な形状をしており固定配置が不可能なため
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正解:B局所的な放射では消火に必要な濃度を維持できず消火効果が得られないため

代替系消火剤はハロンに比べて消火濃度を保つための条件が厳しく、密閉された全域放出方式でなければ確実な消火ができないためです。

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227ハロン1301の使用が「クリティカルユース(必要不可欠な用途)」のみに制限されている背景は何か。

  1. A製造コストが他の消火剤の10倍以上と極めて高額なため
  2. B放射後の残留物が強酸性となり機器を激しく腐食させるため
  3. C地球環境保護の観点からオゾン層の破壊や地球温暖化を防止するため
  4. D空気と混合すると自然発火する危険性が発見されたため
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正解:C地球環境保護の観点からオゾン層の破壊や地球温暖化を防止するため

ハロンは優れた消火性能を持ちますが、オゾン層破壊係数が高いためモントリオール議定書等により生産が規制されクリティカルユースに限定されています。

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228クリティカルユースの適用判断において「ハロン1301消火設備を設置する」ことが認められやすいケースはどれか。

  1. A屋外の木材置き場で広範囲に延焼する恐れがある場所
  2. Bスプリンクラー等の水系消火設備を設置すると機器の致命的な破損を招く通信機器室
  3. C不特定多数の客が出入りする大型ショッピングモール内の一般店舗
  4. D常に換気扇が回っており密閉が不可能な飲食店の厨房
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正解:Bスプリンクラー等の水系消火設備を設置すると機器の致命的な破損を招く通信機器室

水濡れによる被害が甚大となる通信機器室や美術館など、水系消火設備が適さない場所でハロン1301の必要性が認められます。

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229次の防護対象物のうちハロン1301のクリティカルユースに該当しない可能性が高いものはどれか。

  1. A歴史的建造物内の重要文化財保管庫
  2. B病院の放射線室やMRI室
  3. C一般オフィスビルの従業員用食堂
  4. Dテレビ局の放送室や調整室
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正解:C一般オフィスビルの従業員用食堂

従業員用食堂などの一般的な用途の場所は水系消火設備等で十分対応可能であるため、ハロン1301の設置は認められません。

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230ハロン1301消火設備が二酸化炭素消火設備と比較して安全面で優れている特徴はどれか。

  1. A消火濃度における人体への毒性や窒息の危険性が二酸化炭素より低いため
  2. B放出されるガスが常に温風であるため凍傷の危険がないため
  3. C放射直後にピンク色の煙となるため視覚的に危険を察知しやすいため
  4. D人体に入ると酸素に変化する特殊な性質を持っているため
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正解:A消火濃度における人体への毒性や窒息の危険性が二酸化炭素より低いため

ハロン1301は消火に必要な濃度において二酸化炭素に比べて人体への危険性が低く、より安全に初期消火や避難が可能です。

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231安全性の違いからハロン1301消火設備では省略できることがあるが二酸化炭素では省略できない機器はどれか。

  1. A消火剤を貯蔵する容器弁の安全装置
  2. B火災感知器と連動する自動起動装置
  3. C手動で設備を起動させるための操作箱
  4. D起動の遅延装置
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正解:D起動の遅延装置

ハロン1301は二酸化炭素に比べて安全性が高いため、一定の場所では起動の遅延装置を設けないことができます。

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232全域放出方式のハロン設備を設置する防護区画の開口部に関する原則として正しいものはどれか。

  1. A消火剤放射前にすべての開口部を手動で閉鎖しなければならない
  2. B開口部の位置に関わらず面積の20パーセントまでは常に開放しておいてよい
  3. C消火効果を減ずるおそれのある開口部には自動閉鎖装置を設けること
  4. Dハロンは空気より軽いため天井面の開口部のみ閉鎖すればよい
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正解:C消火効果を減ずるおそれのある開口部には自動閉鎖装置を設けること

放射したガスの流出により消火効果が減ずるおそれがある開口部(特に床に近い位置など)には自動閉鎖装置を設ける必要があります。

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233代替ハロゲン化物消火設備(HFC-227eaなど)の開口部の扱いについてハロン1301と異なる点はどれか。

  1. A代替系はガス追加による開口部の開放が一切認められず自動的に全閉鎖する必要がある
  2. B代替系はハロンよりも消火力が強いため開口部を一切閉鎖しなくてよい
  3. C代替系は手動でのみ開口部を閉鎖することが法令で義務付けられている
  4. D代替系は開口部の面積上限がハロンの2倍まで緩和されている
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正解:A代替系はガス追加による開口部の開放が一切認められず自動的に全閉鎖する必要がある

HFC-23やHFC-227eaなどの設備では漏洩による濃度低下を防ぐため、消火剤放射前にすべての開口部を自動的に閉鎖することが必須とされています。

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234ハロン2402およびハロン1211消火設備において階高の3分の2以下の位置にある開口部に自動閉鎖装置を設ける理由として適切なものはどれか。

  1. Aハロンガスが空気より重く低い位置の開口部から流出しやすいため
  2. B低い位置の開口部は火災の熱で自然に閉鎖する構造になっているため
  3. C高い位置の開口部から新鮮な空気を意図的に取り入れるため
  4. D消火剤の勢いで低い位置の窓ガラスが割れるのを防ぐため
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正解:Aハロンガスが空気より重く低い位置の開口部から流出しやすいため

ハロン2402および1211の蒸気は空気より重いため下部に滞留しやすく、低い位置にある開口部から逃げてしまうのを防ぐ必要があります。

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235自動火災報知設備の感知器と連動して消火設備を起動させる際「交差回路方式」が推奨される最大の理由は何か。

  1. A二つの異なる種類の火災(A火災とB火災)を同時に感知するため
  2. B一つの感知器の故障や誤作動による高価なハロンガスの無駄な放出を防ぐため
  3. C防護区画の温度と煙の両方を同時に測定して火災を判定するため
  4. D感知器の電源が切れた場合でも予備電源で確実に作動させるため
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正解:B一つの感知器の故障や誤作動による高価なハロンガスの無駄な放出を防ぐため

交差回路方式は二つ以上の感知器が同時に火災を感知したときのみ起動信号を出す仕組みで、誤報による不測のガス放出事故を防止するための安全対策です。

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236ハロゲン化物消火設備における音響警報装置(サイレンや音声放送)が鳴動し始めるタイミングとして正しいものはどれか。

  1. A火災感知器が作動し制御盤が火災信号を受信した時点から
  2. B手動起動装置の扉を開けた瞬間から
  3. C消火剤が噴射ヘッドから放射され始めた時点から
  4. D消火活動が完了しガスの排出作業を開始する時点から
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正解:A火災感知器が作動し制御盤が火災信号を受信した時点から

火災を検知した時点(または手動起動時)から即座に警報が鳴動し、防護区画内にいる人に消火剤が放出される前の退避を促します。

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237手動起動装置に求められる設置場所の条件として最も適切なものはどれか。

  1. A火災時に炎の影響を直接受けて自動作動するように防護対象物の真上に設置する
  2. B関係者が容易に操作でき火災による被害を受けにくい防護区画の出入口付近の外部に設置する
  3. C誤操作を防ぐため関係者以外の目に触れない鍵のかかった倉庫内に設置する
  4. D消火剤の放射状況を直接確認できるよう防護区画内の最も奥まった場所に設置する
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正解:B関係者が容易に操作でき火災による被害を受けにくい防護区画の出入口付近の外部に設置する

手動起動装置は緊急時に安全かつ迅速に操作できるよう、防護区画のすぐ外側のアクセスしやすい見やすい場所に設置することが規定されています。

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238局所放出方式の必要消火剤量を算出する際、対象物の周囲に壁などの囲いがある場合に適用される割引き計算の根拠は何か。

  1. A囲いがあることで消火剤が拡散しにくく高濃度を保ちやすいため必要量を減らせる
  2. B囲いがあると火災の熱が逃げず消火効果が高まるため
  3. C囲いがあるとノズルからの放射圧力が倍増するため
  4. D囲いの材質が不燃性であればガスが化学反応を起こして増殖するため
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正解:A囲いがあることで消火剤が拡散しにくく高濃度を保ちやすいため必要量を減らせる

防護対象物の周囲に壁などの囲いがある場合、ガスが外部へ散逸するのを防ぐ効果があるため、囲いのない場合に比べて必要消火剤量を少なく算出できます。

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239HFC-227ea消火設備が全域放出方式でのみ認められている技術的な理由はどれか。

  1. Aハロンに比べて消火に必要な濃度が高く局所的に放射しても十分な濃度を維持できないため
  2. B液体のまま放射されるため局所放出では対象物を水浸しにしてしまうため
  3. Cガスが非常に重く局所放出用の細い配管を通ることができないため
  4. D空気中の水分と反応して猛毒ガスを発生させるため
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正解:Aハロンに比べて消火に必要な濃度が高く局所的に放射しても十分な濃度を維持できないため

代替ハロゲン化物はハロン1301に比べて消火効率がやや劣るため、区画全体を密閉して一定の消火濃度を部屋全体で維持する全域放出方式でのみ確実な消火が担保されます。

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240FK-5-1-12消火剤の環境保護上の利点として最も強調される特徴はどれか。

  1. Aオゾン層破壊係数がゼロでありかつ地球温暖化係数も極めて低く環境負荷が小さい点
  2. B空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を放出する光合成に似た作用を持つ点
  3. C放射後数秒で完全に無害な純水に変化する点
  4. D製造工程で一切の電力を消費せずカーボンニュートラルである点
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正解:Aオゾン層破壊係数がゼロでありかつ地球温暖化係数も極めて低く環境負荷が小さい点

FK-5-1-12はハロンの代替として開発された次世代消火剤であり、オゾン層を破壊せず、地球温暖化への影響も非常に小さい(温暖化係数が1程度)のが最大の特徴です。

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241ハロン1301消火設備の防護区画内に人が常駐している場合の安全対策として不適切なものはどれか。

  1. A消火設備作動時に音声による明確な退避放送を行う
  2. Bガスが放出されても安全なのでそのまま初期消火を続けるよう指導する
  3. C出入口付近にわかりやすい手動起動装置と退避の手引きを掲示する
  4. D確実に避難できるだけの十分な遅延時間を設定する
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正解:Bガスが放出されても安全なのでそのまま初期消火を続けるよう指導する

ハロン1301は二酸化炭素より安全とはいえ高濃度では人体に影響があるため、作動時は速やかに退避することが基本であり「そのまま留まる」指導は不適切です。

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242ハロゲン化物消火設備の点検において総合点検の対象となる項目はどれか。

  1. A消火器の外観の汚れやへこみの有無のみ
  2. B実際の火災を想定した起動から消火剤(試験ガス)放出までの連動機能の確認
  3. C貯蔵容器の表面塗装の塗り直し作業
  4. D防護区画内の清掃と整理整頓の状況確認
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正解:B実際の火災を想定した起動から消火剤(試験ガス)放出までの連動機能の確認

総合点検は設備全体が設計通りに連動して機能するかを確認するものであり、感知器の作動から遅延、閉鎖、ガス放出に至る一連の動作試験が含まれます。

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243ハロン1301消火設備において手動起動装置の操作部に設けられている透明な保護カバー等の主な目的はどれか。

  1. A操作部を水濡れやホコリから完全に密閉保護するため
  2. B悪意のあるいたずらや誤ってぶつかった際の誤操作を防止するため
  3. C火災の熱で操作部が溶けるのを防ぐ耐熱シールドとして
  4. D内部のLEDランプの光を拡散させて見やすくするため
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正解:B悪意のあるいたずらや誤ってぶつかった際の誤操作を防止するため

手動起動ボタンは押すと即座に設備が起動プロセスに入るため、誤操作を防ぐための保護カバーや押し破り板などが設けられています。

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244ハロゲン化物消火設備の貯蔵容器の設置場所に関する基準として不適切なものはどれか。

  1. A直射日光の当たらない場所に設置する
  2. B温度が40度以下で温度変化の少ない場所に設置する
  3. C点検や整備が容易に行える十分なスペースを確保する
  4. D火災の熱で容器の圧力を高めるため防護対象物に極力密着させて設置する
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正解:D火災の熱で容器の圧力を高めるため防護対象物に極力密着させて設置する

貯蔵容器は火災の熱や煙の影響を受けにくい安全な場所に設置する必要があり、火災の熱で意図的に温めるような配置は安全弁の作動や爆発の危険があり極めて不適切です。

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245全域放出方式の噴射ヘッドの配置に関する設計上の最も重要な要件はどれか。

  1. Aすべてのヘッドを部屋の隅に寄せて配置する
  2. B消火剤が防護区画内に迅速かつ均一に拡散するように配置する
  3. C対象物に直接ガスが当たるように極端に低く配置する
  4. Dデザイン性を重視して照明器具の内部に隠蔽する
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正解:B消火剤が防護区画内に迅速かつ均一に拡散するように配置する

全域放出方式では決められた時間内(通常1分以内)に部屋全体のガス濃度を規定値に到達させる必要があるため、均一に拡散するヘッドの配置が求められます。

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246ハロン1211消火剤の物理的性質として適切なものはどれか。

  1. A常温常圧で常に気体であり液化することが不可能である
  2. B常温でも比較的低い圧力で液化しやすいため移動式消火設備等に用いられる
  3. C放射すると直ちにマイナス200度に冷却され固体のドライアイス状になる
  4. D水と混ざると強アルカリ性に変化する
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正解:B常温でも比較的低い圧力で液化しやすいため移動式消火設備等に用いられる

ハロン1211は沸点が比較的高く液化しやすい性質を持つため、ホースで導いて放射する移動式消火設備などに適しています。

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247自動火災報知設備の感知器からの信号によって消火設備が作動する方式を何と呼ぶか。

  1. A完全手動起動方式
  2. B機械式熱感知起動方式
  3. C電気式自動起動方式
  4. D水圧リレー起動方式
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正解:C電気式自動起動方式

感知器の電気信号を制御盤が受けて起動用ガス容器等の電磁弁を開放する仕組みは、電気式自動起動方式に分類されます。

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248ハロン1301が「負の触媒効果」で消火する対象として最も効果が高い火災はどれか。

  1. A木材や紙が深部までくすぶっているA火災の深部火災
  2. Bガソリンなどの可燃性液体が燃えているB火災(油火災)
  3. Cマグネシウムやナトリウムなどの金属が激しく燃える火災
  4. D自己酸化性物質(ニトロセルロースなど)の火災
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正解:Bガソリンなどの可燃性液体が燃えているB火災(油火災)

ハロンは炎の連鎖反応を断ち切る抑制作用に優れており、特に炎を上げて燃える油火災(B火災)に対して極めて高い即効性の消火効果を発揮します。(金属火災や自己燃焼性物質には無効です)。

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249ハロゲン化物消火設備において、消火剤の配管ルートを示すため配管の表面に施す措置として一般的なものはどれか。

  1. A配管全体を赤色で塗装するまたは赤色の帯表示をする
  2. B配管を透明なガラス製にして内部が見えるようにする
  3. C配管全体に黒色の断熱材を分厚く巻き付ける
  4. D配管にハロンガス特有の匂いを染み込ませる
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正解:A配管全体を赤色で塗装するまたは赤色の帯表示をする

消防用設備の配管であることを明確にし誤操作や誤切断を防ぐため、配管は赤色で塗装するか赤色の帯状のマーキングを施すことが一般的です。

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250HFC-227ea消火剤の特徴としてハロン1301と比較して正しいものはどれか。

  1. Aオゾン層破壊係数が非常に高い
  2. B消火に必要な濃度がハロン1301よりも低く設定できる
  3. C毒性が極めて強いため人がいる場所には一切設置できない
  4. Dオゾン層を破壊しない代替消火剤であるが全域放出方式に限定される
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正解:Dオゾン層を破壊しない代替消火剤であるが全域放出方式に限定される

HFC-227eaはオゾン層保護のために開発された代替消火剤ですが、消火効率などの特性上、法令により全域放出方式でのみ使用が認められています。

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251ハロン1301消火設備で指定可燃物を防護対象とする場合に注意すべき点はどれか。

  1. A指定可燃物は深部火災となることがあるため、対象物の性質に応じた設計が必要である
  2. B指定可燃物は必ず水系消火設備でなければ消火できない
  3. C指定可燃物の場合は防護区画の密閉性を考慮しなくてよい
  4. D指定可燃物の場合は局所放出方式を用いることが禁止されている
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正解:A指定可燃物は深部火災となることがあるため、対象物の性質に応じた設計が必要である

指定可燃物は対象物の性質によって消火しにくい場合があるため、火災性状や防護区画の条件に応じた設計が必要です。

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252移動式ハロゲン化物消火設備を設置してはならない場所の条件として正しいものはどれか。

  1. A火災の際に煙が著しく充満するおそれのある場所
  2. B周囲に可燃物が全く存在しない場所
  3. C常に人が監視している守衛室の内部
  4. D屋外の広い駐車場の中央
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正解:A火災の際に煙が著しく充満するおそれのある場所

移動式は人が火元に接近して操作するため、火炎や煙が著しく充満して人が近づけなくなるような場所には設置してはならないと規定されています。

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253全域放出方式のハロン設備において防護区画の「密閉性」が重視される理由は何か。

  1. A外部の音を遮断してサイレンの音を際立たせるため
  2. B消火剤の濃度を規定の時間(ソークタイム)維持し再発火を防ぐため
  3. C火災の熱で部屋の温度を急上昇させてガスを膨張させるため
  4. D消火剤が壁に染み込むのを防ぐため
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正解:B消火剤の濃度を規定の時間(ソークタイム)維持し再発火を防ぐため

ハロゲン化物や不活性ガスによる消火は、消火剤の濃度を一定時間保つことで完全に鎮火させるため、ガスが漏れない密閉性が極めて重要です。

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