① 健康マスターへの道・食生活と健康
42問健康リテラシーの考え方と、食生活を通じた健康づくりを学ぶ土台の分野です。平均寿命と健康寿命の差、1次〜3次予防、信頼できる健康情報の見極め方に始まり、三大栄養素・五大栄養素、減塩(WHOの目標5g未満)、BMIやメタボリックシンドロームの基準、糖尿病の三大合併症、野菜350g・果物200gの摂取目安、トクホなど保健機能食品まで幅広く問われます。生活習慣病予防の基礎となる出題数の多い分野なので、数値の目安と栄養素の働きをセットで押さえましょう。
② 嗜好を見直す・がん対策
36問喫煙・飲酒などの嗜好を見直し、がんを防ぐ知識を学ぶ分野です。たばこのタール・ニコチン、COPDや受動喫煙、禁煙の効果、1ドリンク(純アルコール10g)の目安と節酒、緑茶・コーヒーの影響が問われます。あわせてピロリ菌・肝炎ウイルスなど感染に関連するがん、対策型がん検診の5部位(胃・大腸・肺・乳・子宮頸)と検査法、偽陽性などのデメリット、「がんを防ぐための新12か条」まで扱います。生活習慣とがんリスクの関係を整理して押さえるのが得点のコツです。
③ 身体活動・運動と健康
42問運動・身体活動が健康に果たす役割を学ぶ分野です。歩数減少の背景、運動不足がもたらす危険、ロコモティブシンドロームやサルコペニアといった運動器の衰え、「+10(プラステン)」の考え方が問われます。さらに運動強度を表すメッツ、インターバル速歩・スロージョギング・水中運動・スローステップといった具体的な運動法、運動が血管(一酸化窒素の産生)や記憶能力に与える効果、レジスタンス運動の意義まで扱います。運動の種類と目的・効果を結びつけて理解しておくことが重要です。
④ 睡眠と心の健康
42問ストレスとの向き合い方、睡眠、メンタルヘルスを学ぶ分野です。ストレスの原因と心身・行動への影響、長時間労働のリスク、認知の偏りに気づくトレーニング、マインドフルネス、筋弛緩法・自律訓練法などのリラックス法が問われます。睡眠では、加齢による必要睡眠量の変化、睡眠不足とホルモン(食欲に関わるレプチンなど)の関係、睡眠の質を高める工夫が頻出です。心と体の休息のしくみを、具体的な対処法とあわせて理解しておくのがポイントです。
⑤ 救急の知識・感染症を防ぐ
38問いざというときの救急対応と、災害・感染症への備えを学ぶ分野です。熱中症の重症度分類や暑さ指数(WBGT)、脳卒中を疑うチェック法「FAST」やTIA、狭心症と心筋梗塞の違い、心房細動などの不整脈が問われます。あわせて災害時のエコノミークラス症候群やPTSDへの対応、救急相談窓口(#7119など)の使い方も扱います。緊急時に落ち着いて判断するための知識分野で、症状の見分け方と初期対応の要点をセットで覚えておくと得点につながります。
⑥ 高齢の家族の健康・女性の健康
40問高齢期と女性特有の健康課題を学ぶ分野です。加齢に伴う心身の衰え「フレイル」やその3要因、イレブンチェック、オーラルフレイル、高齢者の低栄養対策が問われます。認知症では、最も多いアルツハイマー型の原因物質やMCI(軽度認知障害)、デュアルタスク・トレーニング、転倒予防などが頻出です。女性の健康については、女性ホルモンの変化に伴う体調の移り変わりも扱います。家族や自身のライフステージに沿った健康管理の視点を、具体的な予防策とともに押さえましょう。
⑦ 口の健康
36問むし歯・歯周病を中心に、口腔の健康と全身との関わりを学ぶ分野です。むし歯菌が糖を分解して酸を出すしくみ、唾液による再石灰化、高齢者に増える根面う蝕、歯肉炎から歯周炎への進行が問われます。歯周病は喫煙が最大の危険因子とされ、糖尿病や全身疾患との双方向の関係が頻出テーマです。インプラント後のケアや歯周病の自己チェックも扱います。口の健康が全身の健康に直結するという視点で、原因・進行・予防をつなげて理解しておくことが得点のポイントです。
⑧ 健康を支える仕組み・健康の啓発
40問医療のかかり方や健診など、健康を支える社会のしくみを学ぶ分野です。かかりつけ医・かかりつけ薬剤師の役割、紹介状なし受診時の特別料金、市販薬の分類、ジェネリック医薬品、多剤服用(ポリファーマシー)のリスクが問われます。健診では、特定健康診査(メタボ健診)の対象や特定保健指導、肝機能などの血液検査項目、脳ドックなどが頻出です。制度や検査の意味を理解し、自分や家族が適切に医療を活用できる知識として整理しておくことが大切です。