① データの取り方・統計基礎
42問手法分野の土台となる、データの種類とばらつきの見方を学ぶ分野です。計量値と計数値の区別、母集団とサンプル、かたよりとばらつき、平均値・中央値・範囲・平方和・分散・標準偏差といった基本統計量、正規分布と二項分布、標準化(Z値)による確率の求め方が頻出です。用語の定義と計算の両方が問われるため、各統計量の意味と式をセットで押さえておくと、以降の管理図や工程能力指数の理解にもつながります。
② QC七つ道具 前半
42問数値データを解析して問題解決を進めるQC七つ道具の前半を学ぶ分野です。層別、パレート図(重点指向・累積百分率)、特性要因図(魚の骨・4M・大骨/中骨/小骨)、ヒストグラム(区間の決め方・一般型/二山型/絶壁型などの形状)、散布図の基本を扱います。それぞれの手法が「何を目的とし、どんなデータに使うのか」を整理することが重要で、作図手順や図の読み取りがそのまま出題されるため、手を動かして特徴をつかむのが効率的です。
③ QC七つ道具 後半
38問QC七つ道具の後半とその他のグラフ手法を学ぶ分野です。散布図の相関(正・負・無相関、代用特性、外れ値の注意)、チェックシート(記録用・点検用)、折れ線・棒・円・帯グラフ、ガントチャート、レーダーチャートなど、目的に応じたグラフの使い分けが頻出です。各グラフが「どんな情報を表現するのに向いているか」を対応づけて覚えることがポイントで、用途を取り違えないよう特徴を一覧で整理しておくと得点が安定します。
④ 相関係数・管理図
42問2変数の関係を数値化する相関係数と、工程の安定状態を見る管理図を学ぶ分野です。相関係数の範囲(-1〜+1)と符号の意味、相関の強さと散布図の形の関係、解析用/管理用の区別、X̄-R管理図(平均の変化とばらつきの変化)、群・中心線(CL)・上下の管理限界線(UCL/LCL)などが頻出です。相関係数の解釈と管理図の見方は毎回のように問われるため、用語と図の対応を確実にしておきましょう。
⑤ 工程能力指数・新QC七つ道具
39問工程が規格をどれだけ余裕をもって満たせるかを示す工程能力指数と、言語データを扱う新QC七つ道具を学ぶ分野です。CpとCpk(かたよりを考慮)、両側規格、1.33以上で十分といった評価基準、能力改善の考え方(平均を規格中央へ・ばらつきを小さく)が頻出です。新QC七つ道具では親和図法などの手法名と用途が問われます。指数の判定基準と各手法の目的をセットで整理しておくと、計算・語句の両方に対応できます。
⑥ 品質管理の基本
50問実践分野の中心となる、品質管理の考え方の基本を学ぶ分野です。品質の定義、ねらいの品質とできばえの品質、要求品質・代用特性・官能特性、当たり前品質と魅力的品質、マーケットイン/プロダクトアウト、CS(顧客満足)、プロセス(4M・5M)、5S、後工程はお客様、応急処置・再発防止・未然防止といった基本用語が幅広く問われます。用語の意味を正確に区別できるかが得点の鍵で、実践分野の他テーマの前提にもなる重要分野です。
⑦ 品質保証
46問顧客や社会のニーズを満たすための体系的な活動である品質保証を学ぶ分野です。品質保証の定義、プロセスによる保証(品質は工程で作り込む)、保証と補償の違い、品質保証体系図、品質機能展開(QFD)と品質表、デザインレビュー(DR)、FTA・FMEAなどの信頼性解析、製品安全やライフサイクルの視点が頻出です。似た名称の手法が多いため、それぞれが「いつ・何のために使う手法か」を対応づけて整理しておくと混同を防げます。
⑧ 品質経営の要素
45問組織全体で品質を高めるためのしくみを学ぶ分野です。方針管理(重点課題・目標・方策・方針展開)、日常管理と管理項目、標準化(社内標準・JIS・国家規格)、小集団活動(QCサークル・プロジェクトチーム)、OJT/Off-JTによる人材育成、TQMとISO 9001などの品質マネジメントシステムが頻出です。用語が多く抽象的に感じられますが、「誰が・どのレベルで・何を管理するのか」という視点で整理すると、実践分野の総まとめとして理解しやすくなります。