① 洋菓子の基礎・分類・歴史
21問洋菓子の成り立ちや分類、名前の由来や歴史を学ぶ導入分野です。ビスケットとクッキーの区分、シフォンやシューといった名前の意味、ザッハートルテやバウムクーヘンなど銘菓の誕生秘話、アイスクリームの成分規格などが頻出です。菓子ごとのエピソードは記憶に残りやすい反面、由来や年代の細部で正誤が分かれます。「その菓子がなぜその名前・形になったのか」を物語としてセットで押さえると、以降の各分野の理解もスムーズになります。出題数21問と、学習の土台となる分野です。
② 生地(スポンジ・パイ・シュー・タルト・発酵生地)
19問洋菓子の骨格となる生地の種類と、膨らむしくみを学ぶ分野です。スポンジの共立て法と別立て法の違い、シュー生地が水蒸気で膨らむ原理、折り込みパイが層になる理由、フィナンシエやマドレーヌの生地の特徴などが問われます。とくに「何の力で膨らむか(気泡・水蒸気・メレンゲなど)」を生地ごとに区別できるかが得点の鍵です。製法の手順と失敗例(しぼむ・膨らまない)を結びつけて理解すると、応用問題にも対応しやすくなります。出題数は19問です。
③ クリーム・ムース・ゼリー類
18問菓子に欠かせないクリームや、冷やして固めるお菓子を学ぶ分野です。カスタードクリーム(クレーム・パティシエール)の糊化、ガナッシュやアーモンドクリームの配合、ムースやバヴァロワの仕組み、ゼラチンと寒天の固まり方の違いなどが頻出です。とくにゼラチンは20℃以下で固まり60〜70℃以上で溶けにくくなる、パイナップルなどのタンパク質分解酵素で固まらないといった性質が狙われます。材料の科学的な性質と失敗の原因を結びつけて押さえましょう。出題数は18問です。
④ 定番洋菓子と各国・地方の銘菓
32問世界各国・各地方の定番洋菓子を、名前の由来やご当地の特徴とともに学ぶ、本検定で最大級の分野です。シュークリーム・モンブラン・ザッハートルテ・ティラミス・パンナコッタなど定番菓子に加え、フランス・イタリア・ドイツの地方銘菓、日本独自に定着した菓子まで幅広く問われます。菓子名のフランス語・イタリア語の意味(薪・稲妻・千枚の葉など)や発祥地が頻出の狙いどころです。写真や物語とともに覚えると定着します。出題数32問と配点が大きく、得点源にしたい分野です。
⑤ チョコレート・砂糖菓子・飴
16問チョコレート菓子と、砂糖を加熱してつくる菓子を学ぶ分野です。トリュフや生チョコの由来、スイート・ミルクなどチョコレートの成分分類、砂糖が160℃前後でカラメル化する性質、キャラメルや飴の食感の違いなどが問われます。砂糖は温度によって状態が変わるため、加熱温度と仕上がり(やわらかい生キャラメル・パリッとした飴など)を結びつけて理解するのがポイントです。上白糖とグラニュー糖の焼き色の差など、砂糖の種類による違いも頻出です。出題数は16問です。
⑥ 材料の知識(粉・砂糖・卵・乳製品・油脂・果物・洋酒)
41問小麦粉・砂糖・卵・乳製品・油脂・果物・洋酒など、製菓材料の性質を横断的に学ぶ、出題数41問と本検定で最も配点の大きい分野です。小麦粉のデンプンの糊化、卵の熱凝固性やメレンゲに卵黄が禁物な理由、生クリームの乳脂肪分による用途の違い、バターを室温に戻す温度、ベーキングパウダーの成分の役割などが頻出です。材料が「なぜその働きをするのか」という科学的根拠を押さえることが、他の全分野の理解にも直結します。ここを固めることが合格への近道です。
⑦ 製菓器具・道具・製法の基礎
26問お菓子づくりに使う道具と、基本的な作業のコツを学ぶ実践的な分野です。ボウルやカードなど器具の材質と用途、絞り出し袋の扱い方、湯せんでチョコレートを溶かすコツ、計量の基本(水は1ml=1g、砂糖は物質ごとに重さが違う)、オーブンの予熱の重要性などが問われます。器具ごとの特徴(ステンレスは酸に強い、アルミは金気が出やすい等)や、型離れをよくする下準備といった実用知識が中心です。作業の手順とその理由をセットで押さえましょう。出題数は26問です。
⑧ 和菓子
28問洋菓子と並び和菓子の基礎を学ぶ分野で、出題数28問と比重の大きいテーマです。まんじゅうや上用饅頭の製法、関東風・関西風の桜餅の違い、ようかんの種類、おはぎ(ぼた餅)の別名や由来、柏餅・ちまきなど年中行事と結びついた菓子の意味などが問われます。とくに材料(道明寺粉・山の芋・寒天など)と製法、そして節句や縁起にまつわる背景知識が頻出です。洋菓子とは異なる和の材料名や行事の由来を、いわれとセットで覚えることが得点のポイントになります。
⑨ 栄養・衛生の基礎
16問お菓子づくりを支える衛生管理と、食品の栄養の基礎を学ぶ分野です。卵から感染しやすいサルモネラなど食中毒への注意、食中毒予防の3原則「つけない・増やさない・殺す」、卵の試し割りの意味、絞り出し袋など器具の衛生管理、菓子の製造・販売に必要な営業許可や食品衛生責任者の要件などが問われます。加えてバナナの糖質など材料の栄養面も扱います。安全にお菓子を提供するための知識が中心で、3原則と具体的な対策を対応づけて覚えるのが効率的です。出題数は16問です。