ペット栄養管理士 ⑧ ペットフードの評価法と諸法令・表示

ペットフードの品質評価方法と、関連する法令・表示ルールを学ぶ分野です。栄養価の評価試験、AAFCOなどの栄養基準、ペットフード安全法に基づく表示義務や成分表示が頻出テーマです。フードを科学的・法的に評価する視点が問われます。評価の指標と表示ルールは数値や用語が多いため、基準と表示項目を整理して覚え、消費者に正しくフードを説明できる知識として定着させることが得点のコツです。

この分野の問題70問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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560ドライペットフードの製造において、炭水化物(無窒素物:NFE)が重要な役割を果たす理由として最も適切なものはどれか。

  1. Aアミノ酸バランスを整え、タンパク質の消化吸収率を飛躍的に向上させるため。
  2. Bエクストルーダーによる加熱・加圧時に、フードの多孔質な形状を形成するため。
  3. C必須脂肪酸の酸化を防止し、長期間の常温保存を可能にするコーティングとなるため。
  4. D腸内のpHをアルカリ性に傾け、善玉菌の増殖を促進して腸内環境を改善するため。
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正解:Bエクストルーダーによる加熱・加圧時に、フードの多孔質な形状を形成するため。

NFE(主成分はデンプン)は、エクストルーダーでの放出時に水分が蒸発して多孔質となることで、ドライフードの形状を作る役割を持っています。

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561ペットフードの原材料に表示される「脱脂米ぬか」や「大豆ミール(大豆粕)」に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. A搾油後の残りカスであり、栄養価がほとんどないため、単なる増量剤としてのみ使用される。
  2. Bメラミンなどの化学物質が混入しやすいため、ペットフード安全法で現在は使用が禁止されている。
  3. Cアレルギーを引き起こす原因となるグルテンを大量に含むため、使用時には加熱処理が義務付けられている。
  4. D下痢の抑制や肥満防止などの機能面が見直されており、有用なタンパク質や食物繊維の供給源である。
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正解:D下痢の抑制や肥満防止などの機能面が見直されており、有用なタンパク質や食物繊維の供給源である。

「粕」という言葉から廃棄物という誤解を受けやすいですが、実際は有用なタンパク質や繊維源であり、機能面でも高く評価されています。

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562脱脂米ぬかをペットフードに使用する際、リンの含有量を低め(約3分の1程度)に見積もる必要があるのはなぜか。

  1. Aリンがフィチン酸として存在し、イヌやネコはこれを分解するフィターゼを持たず利用しにくいから。
  2. B脱脂米ぬかに含まれるリンは揮発性が高く、加熱加工の段階で大部分が失われてしまうから。
  3. C大豆ミールと同時に摂取すると、腸内で難溶性の塩を形成し、そのまま体外へ排出されるから。
  4. D脱脂工程で使用される有機溶媒によって、リンの分子構造が変化し、生体利用率が低下するから。
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正解:Aリンがフィチン酸として存在し、イヌやネコはこれを分解するフィターゼを持たず利用しにくいから。

脱脂米ぬか中のリンはフィチン酸として存在し、単胃動物であるイヌやネコはフィチンを分解する酵素を持たないため、利用性が低くなります。

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563オリゴ糖がイヌやネコの腸内環境を改善するメカニズムとして、正しいものはどれか。

  1. A胃酸の分泌を抑制することで、腸管粘膜の炎症を抑え、栄養素の吸収効率を高める。
  2. B腸壁をコーティングして有害物質の吸収を防ぎ、糞便の水分量を直接調節する。
  3. C大腸で乳酸菌などの餌となり、酸性物質を産生して腸内pHを酸性側に傾ける。
  4. D消化酵素の働きを活性化させ、タンパク質の未消化物が大腸へ届くのを完全に防ぐ。
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正解:C大腸で乳酸菌などの餌となり、酸性物質を産生して腸内pHを酸性側に傾ける。

オリゴ糖は大腸で乳酸菌やビフィズス菌の餌となって資化され、乳酸などを産生して腸内pHを酸性にすることで腸内環境を改善します。

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5642001年のBSE(牛海綿状脳症)発生を機に、ペットフード原料としての使用規制に変化があった。現在の使用状況として正しいものはどれか。

  1. Aウシに由来するすべての肉骨粉や肉粉は、現在でもペットフードへの使用が全面的に禁止されている。
  2. BチキンミールについてもBSEの感染リスクが確認されたため、ウシ由来原料と同様に永久に使用禁止となった。
  3. C魚粉にBSEの原因物質が蓄積することが判明したため、国内の工場で生産されたもののみ使用が許可されている。
  4. D条件付きでウシ由来の肉粉などの使用が可能となり、原料選択の幅が広がることでメーカーに利用されている。
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正解:D条件付きでウシ由来の肉粉などの使用が可能となり、原料選択の幅が広がることでメーカーに利用されている。

BSE発生時に使用禁止となりましたが、その後条件が緩和され、現在は条件付きでウシ由来の肉粉などもペットフードに使用可能となっています。

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565ペットフードの原料として「チキンミール」や「魚粉」を使用する際、品質管理上、特に注意しなければならない理由として最も適切なものはどれか。

  1. Aデンプン含有量が非常に高く、高温で加熱するとアクリルアミドなどの有害物質が生成されやすいため。
  2. B融点が低く不飽和度の高い脂肪酸を多く含むため、酸化(酸敗)による劣化を起こしやすく、下痢などの原因となるため。
  3. Cフィチン酸を多く含んでいるため、カルシウムや亜鉛などの必須ミネラルの吸収を強く阻害してしまうため。
  4. D腸内で異常発酵を起こしやすく、イヌやネコに致命的な鼓張症を引き起こすリスクが植物性原料より高いため。
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正解:B融点が低く不飽和度の高い脂肪酸を多く含むため、酸化(酸敗)による劣化を起こしやすく、下痢などの原因となるため。

魚粉やチキンミールには酸化しやすい不飽和脂肪酸が多く含まれており、酸敗した油脂を与えると下痢などを引き起こすため、酸化防止剤の併用など注意が必要です。

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566キシリトールをイヌに与えてはならない理由として、正しいものはどれか。

  1. A赤血球にハインツ小体を形成させ、溶血性貧血や血尿を引き起こすから。
  2. Bテオブロミンという成分が含まれており、尿失禁やテンカン発作を起こすから。
  3. C強力なインスリン放出作用があり、重度の低血糖症を引き起こすから。
  4. D胃内で急激にガスを発生させ、致死率の高い急性胃拡張・捻転を引き起こすから。
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正解:C強力なインスリン放出作用があり、重度の低血糖症を引き起こすから。

キシリトールはイヌにおいて特異的に強力なインスリン放出作用があり、重度の低血糖症を引き起こすため非常に危険です。

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567イヌやネコがタマネギなどのネギ類を摂取した際に引き起こされる「タマネギ中毒」の主な症状はどれか。

  1. Aカフェインの中枢神経興奮作用による心拍数増加や筋肉の痙攣。
  2. Bアリルプロピルジスルフィドの作用による溶血性貧血や血尿。
  3. C過剰な乳酸産生による血液の酸性化(アシドーシス)と呼吸困難。
  4. D消化管粘膜の直接的なただれによる激しい嘔吐とタール様便。
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正解:Bアリルプロピルジスルフィドの作用による溶血性貧血や血尿。

タマネギに含まれるアリルプロピルジスルフィドが赤血球にハインツ小体を形成させ、溶血性貧血などを引き起こします。

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568チョコレートに含まれ、イヌに尿失禁やテンカン発作を引き起こす原因となるアルカロイドはどれか。

  1. Aテオブロミン
  2. Bアリルプロピルジスルフィド
  3. Cアクリルアミド
  4. Dグリシジン
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正解:Aテオブロミン

チョコレートにはテオブロミンというアルカロイドが含まれており、イヌにはこれが有害物質となりテンカン発作などを起こします。

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569ペットフードの安全確保の観点から、日本で導入されている添加物の規制方式はどれか。

  1. A使用可能な添加物のみをリスト化し、それ以外は使用を認めない「ポジティブリスト制」。
  2. B添加物の使用は一切認めず、完全無添加で製造されたもののみ流通を許可する「ゼロトレランス制」。
  3. Cメーカーの自己責任において任意の添加物を無制限に使用できる「完全自由制」。
  4. D使用してはならない、または基準がある添加物をリスト化し、それ以外は実績等を考慮して使用する「ネガティブリスト制」。
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正解:D使用してはならない、または基準がある添加物をリスト化し、それ以外は実績等を考慮して使用する「ネガティブリスト制」。

日本のペットフード安全法では、いくつかの添加物に対し基準規格が設定される「ネガティブリスト制」が採用されています。

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570ドライフードが常温で長期間保存できる理由を「水分活性」の観点から説明したものとして、正しいものはどれか。

  1. A乾燥によって微生物が利用可能な「自由水」を減らし、水分活性を下げることで微生物の増殖を抑制しているため。
  2. Bフード中のすべての水分を完全に除去し、水分活性を0にすることで微生物の生存を物理的に不可能にしているため。
  3. C高温の加熱処理によって水分中の水素結合を破壊し、微生物の細胞壁を直接破壊する特殊な水分に変化させているため。
  4. D保湿剤を大量に添加することで水分をゲル状に固め、カビや細菌が移動できない状態に閉じ込めているため。
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正解:A乾燥によって微生物が利用可能な「自由水」を減らし、水分活性を下げることで微生物の増殖を抑制しているため。

微生物が利用可能な水分は自由水と呼ばれ、水分活性で表されます。ドライフードは乾燥によって水分活性を下げることで微生物の増殖を防いでいます。

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571セミモイストフードなどの製造において、保存料(ソルビン酸など)とpH調整剤(リンゴ酸など)を併用する目的として最も適切なものはどれか。

  1. ApHをアルカリ性に保つことで、保存料特有の苦味を中和し、ペットの嗜好性を飛躍的に高めることができるため。
  2. B保存料とpH調整剤が化学反応を起こすことで、デンプンのα化を促進し、消化吸収率を向上させるため。
  3. CpHを酸性にすることで保存料の抗菌作用が増強され、より効果的に微生物の増殖を抑えることができるため。
  4. D酸性の環境下では水分の蒸発が抑えられるため、保存料の揮発を防ぎ、フードの柔らかさを長期間維持するため。
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正解:CpHを酸性にすることで保存料の抗菌作用が増強され、より効果的に微生物の増殖を抑えることができるため。

ソルビン酸などの保存料の抗菌作用はpHが酸性の場合に大きくなるため、pH調整剤を併用して酸性に保つことが効果的です。

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572ペットフード安全法における酸化防止剤(エトキシキン、BHA、BHT)の含有量基準について、正しいものはどれか。

  1. Aこれらは天然由来の安全な成分であるため、使用量に上限は設けられていない。
  2. B発がん性が疑われているため、日本国内での製造・輸入・販売されるフードへの使用は一切禁止されている。
  3. C安全性を考慮し、イヌ用フードでは合計量だけでなく、エトキシキン単独の量についても厳格な上限値が定められている。
  4. Dイヌ用とネコ用で基準が異なり、ネコ用にはこれら人工の酸化防止剤を使用することは法的に禁止されている。
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正解:C安全性を考慮し、イヌ用フードでは合計量だけでなく、エトキシキン単独の量についても厳格な上限値が定められている。

ペットフード安全法では、エトキシキン、BHA、BHTの合計量の上限に加え、イヌ用ではエトキシキン単独の上限値(75mg/kg以下)が厳格に定められています。

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573ペットフード安全法において、ネコ用ペットフードへの使用が禁止されている添加物はどれか。

  1. Aソルビトール
  2. Bプロピレングリコール
  3. Cグリセリン
  4. D亜硝酸ナトリウム
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正解:Bプロピレングリコール

プロピレングリコールは、ネコに赤血球数の減少やハインツ小体の増加などを起こすため、ネコ用フードへの使用が禁止されています。

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574化学物質のリスク評価において、一日摂取許容量(ADI)を算出する際、最大無作用量(NOAEL)に安全係数を適用する理由として正しいものはどれか。

  1. A食品の製造過程で生じる加熱による有効成分の「減少率」と、長期間保存による「劣化率」を補正するため。
  2. B動物実験のデータを人やペットに適用する際の「種差」と、年齢や健康状態などの「個体差」を考慮するため。
  3. C複数の添加物を同時に摂取した際に生じる「相乗毒性」と、体内に蓄積される「残留率」を正確に計算するため。
  4. D原材料の産地や収穫時期による「成分のばらつき」と、加工機械の「測定誤差」を安全側に吸収するため。
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正解:B動物実験のデータを人やペットに適用する際の「種差」と、年齢や健康状態などの「個体差」を考慮するため。

ADIを推定する際、試験動物と対象動物の『種差』や、年齢・健康状態などの『個体差』を見込んで、通常100倍の安全係数を適用します。

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575ペットフードと家畜用飼料の違いに関する説明として、正しいものはどれか。

  1. Aペットフードは経済効率を追求するため、家畜用飼料よりも安価な未加工の原料が多く使用される。
  2. B家畜用飼料は生涯の健康維持を目的としているが、ペットフードは早期育成を最大の目的としている。
  3. Cペットフードの成分表示は「標準値」を用いるのに対し、家畜用飼料は「保証分析値」を用いることが義務づけられている。
  4. D家畜用飼料では生産効率向上のため一部の抗生物質の使用が認められるが、ペットフードでは認められない。
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正解:D家畜用飼料では生産効率向上のため一部の抗生物質の使用が認められるが、ペットフードでは認められない。

家畜用飼料は特定時期に抗生物質や抗菌剤の使用が認められることがありますが、ペットフードには医薬品成分の使用は認められていません。

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576ペットフードの表示に関する公正競争規約における「ペットフードの定義」に当てはまらないものはどれか。

  1. A肉類や穀類などを混合・成型・加熱などの加工を施した総合栄養食。
  2. Bイヌやネコの嗜好を増進する目的で加工されたおやつ(スナック)。
  3. C新鮮な生肉や、人間用のミネラルウォーターをそのまま容器に詰めたもの。
  4. D疾病のあるペットの食事管理を目的に、栄養成分が調整された療法食。
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正解:C新鮮な生肉や、人間用のミネラルウォーターをそのまま容器に詰めたもの。

公正競争規約では「加工されたもの」を対象としており、水だけの飲料水や、何ら加工されていない生肉はペットフード(規約上)に含まれません。

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577ペットフードの成分表示において、タンパク質や脂肪に「粗(crude)」という言葉が付けられる(または純粋な成分と区別される)理由として最も適切なものはどれか。

  1. A製造工程で加熱処理されることで、アミノ酸や脂肪酸の構造が破壊され、品質が劣化した状態であることを示すため。
  2. B法律で定められた簡易的な分析手法を用いており、純粋な成分以外の夾雑物(きょうざつぶつ)も数値に含まれるため。
  3. C消化吸収率が100%ではないため、実際に体内に取り込まれる量が分析値よりも低くなることを明記するため。
  4. D原材料の収穫時期や産地によって成分値が大きく変動するため、あくまで大まかな目安値であることを強調するため。
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正解:B法律で定められた簡易的な分析手法を用いており、純粋な成分以外の夾雑物(きょうざつぶつ)も数値に含まれるため。

「粗(crude)」は、分析手法上、純粋なタンパク質や脂肪以外の物質も含まれた数値であることを意味します。

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578一般的なドライフードの製品水分含有量はどの程度に設定されているか。

  1. A約 5% 以下
  2. B約 25〜35% 程度
  3. C約 10% 程度以下
  4. D約 75% 程度
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正解:C約 10% 程度以下

ドライフードは、カビの発生を防ぎ常温で長期間保存するため、水分含有量が通常10%程度以下に乾燥されています。

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579セミモイストフードとソフトドライフードの違いに関する説明として、正しいものはどれか。

  1. Aセミモイストは缶詰のように加熱殺菌されているが、ソフトドライは生肉を使用し非加熱で作られている。
  2. Bセミモイストは水分活性が0.65未満であるが、ソフトドライは0.90以上であり保存料が不要である。
  3. Cセミモイストは主食として与えることができないが、ソフトドライは総合栄養食の基準を満たしている。
  4. Dセミモイストは発泡させておらず羊かんのように密度が高いが、ソフトドライは発泡しており粒が膨れている。
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正解:Dセミモイストは発泡させておらず羊かんのように密度が高いが、ソフトドライは発泡しており粒が膨れている。

セミモイストフードは発泡させておらず密度が高い一方、ソフトドライフードは発泡させており多孔質で粒が膨れているという違いがあります。

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580「療法食」の定義として適切なものはどれか。

  1. A病気の治療を目的として、医薬品成分や抗生物質が配合されたペットフード。
  2. B日常的な食事の不足を補うために、ビタミンやミネラルを通常の10倍以上濃縮して配合したフード。
  3. C特定の疾病や健康状態にあるペットの栄養学的サポートを目的に、獣医師の指導のもとで使用されるもの。
  4. D水分含有量が75%以上であり、歯周病や咀嚼力の低下した老犬・老猫専用に柔らかく加工されたフード。
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正解:C特定の疾病や健康状態にあるペットの栄養学的サポートを目的に、獣医師の指導のもとで使用されるもの。

療法食は、特定の疾病等のペットの栄養サポートを目的に栄養成分が調整され、獣医師の指導のもとに食事管理に使用されるフードです。

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581「総合栄養食」の定義として正しいものはどれか。

  1. Aそのフードと水だけで、指定された成長段階におけるペットの健康を維持し、必要な栄養がまかなえるフード。
  2. B全てのライフステージのイヌやネコに対して、給与量を調整するだけで生涯与え続けることができるフード。
  3. C新鮮な肉類、魚介類、野菜類などの原材料を50種類以上使用し、人工添加物を一切使用していないフード。
  4. D疾病の治療や予防に効果のある特定の機能性成分を含み、獣医師の処方箋がなければ購入できないフード。
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正解:Aそのフードと水だけで、指定された成長段階におけるペットの健康を維持し、必要な栄養がまかなえるフード。

総合栄養食とは、そのフードと水だけで、対象となる動物の健康維持に必要な栄養素を過不足なく摂取できることが証明されたフードです。

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582エクストルーダー(加熱・加圧押出機)による加工が、ペットフードの消化性を向上させる主な理由はどれか。

  1. A高圧をかけることでタンパク質のペプチド結合をアミノ酸レベルまで完全に分解し、腸管での吸収速度を最大化するから。
  2. B短時間の高温処理により、食物繊維が水溶性に変化し、善玉菌の増殖を促して腸内環境を根本から改善するから。
  3. C原料中の脂質が乳化されてミセルを形成し、胆汁酸の働きを介さずに小腸の絨毛から直接吸収されるようになるから。
  4. D加熱・加圧によって原料中のデンプンがα化(糊化)し、消化酵素であるアミラーゼが働きやすい状態になるから。
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正解:D加熱・加圧によって原料中のデンプンがα化(糊化)し、消化酵素であるアミラーゼが働きやすい状態になるから。

エクストルーダーによる加熱・加圧によって、生デンプンに水が入り込んでα化(糊化)が起こるため、消化酵素による分解性が向上します。

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583ドライフードの賞味期限を設定する際、油脂の酸化やビタミンの劣化以外に考慮すべき「デンプンの老化」とはどのような現象か。

  1. A加熱によってα化(糊化)したデンプンが、時間経過とともに水分を分離して収縮し、消化性が低下してポロポロになる現象。
  2. B保管中に空気中の酸素とデンプンが結合し、有毒な過酸化物を生成することで、フード全体が黒ずんで悪臭を放つ現象。
  3. C腸内細菌によってデンプンが異常発酵し、大量のガスを発生させることで、ペットに重篤な鼓張症を引き起こす現象。
  4. D酵素の働きによってデンプンが糖に分解され続け、フードの甘みが増すとともにベタベタとした液状に変化してしまう現象。
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正解:A加熱によってα化(糊化)したデンプンが、時間経過とともに水分を分離して収縮し、消化性が低下してポロポロになる現象。

ご飯が冷めてポロポロになるのと同じように、α化されたデンプンが時間経過とともに離水・収縮する現象を老化といい、消化性の低下につながります。

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584ドライフードの製造工程において、原料の「粉砕」が不可欠である理由として最も適切なものはどれか。

  1. A穀類の皮や骨の破片などの硬い異物を完全に粉砕することで、喉に詰まらせる窒息事故を物理的に防ぐため。
  2. Bエクストルーダーでの均一な混合や加熱を可能にし、デンプンのα化を早めるとともに、結着効果を高めるため。
  3. C原材料に含まれる熱に弱いビタミンやアミノ酸を、粉砕の摩擦熱で事前に活性化させ、吸収率を上げるため。
  4. D粒の表面積を極限まで小さくすることで、空気との接触を減らし、脂肪の酸化(酸敗)を長期間遅らせるため。
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正解:Bエクストルーダーでの均一な混合や加熱を可能にし、デンプンのα化を早めるとともに、結着効果を高めるため。

粉砕によって原料の粒度を細かく均一にすることで、エクストルーダーでの均一な混合や加熱が可能になり、デンプンのα化や結着性が向上します。

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585ペットフードの容器包装に関して、義務付けられている表示はどれか。

  1. Aカーボンフットプリントの排出量表示
  2. Bアレルギー物質の完全開示ピクトグラム
  3. C遺伝子組み換え原料の使用有無を証明するQRコード
  4. D資源有効利用促進法に基づく識別表示(プラマーク、紙マークなど)
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正解:D資源有効利用促進法に基づく識別表示(プラマーク、紙マークなど)

資源有効利用促進法に基づき、分別収集を促すための識別表示(プラマーク、紙マークなど)が義務付けられています。

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586日本の保健機能食品制度において、国が安全性と有効性の科学的根拠を審査し、特定の保健の目的が期待できることを表示する許可を与えたものはどれか。

  1. A特定保健用食品(トクホ)
  2. B栄養機能食品
  3. C機能性表示食品
  4. D特別用途食品
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正解:A特定保健用食品(トクホ)

特定保健用食品(トクホ)は、国が審査し、保健の用途を表示することが許可された食品です。

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587イヌやネコの必須アミノ酸に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. Aイヌの必須アミノ酸はヒトと同じ9種類であり、特別に意識して配合する必要はない。
  2. Bネコはタウリンを体内で十分に合成できるため、食事から摂取しなくても欠乏症に陥ることはない。
  3. C肉食動物であるイヌやネコは、植物性タンパク質からアミノ酸を合成できるため、必須アミノ酸という概念が存在しない。
  4. Dイヌは10種類、ネコは11種類の必須アミノ酸があり、特にネコではタウリンの摂取が不可欠である。
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正解:Dイヌは10種類、ネコは11種類の必須アミノ酸があり、特にネコではタウリンの摂取が不可欠である。

ヒトの必須アミノ酸は9種類ですが、イヌは10種類、ネコは11種類(タウリンを含む)が必要であり、ネコはタウリンを合成できません。

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588日本において、ビタミンやハーブなどの成分を用いた製品が「医薬品」ではなく「食品(サプリメント)」として扱われるための基準となる考え方はどれか。

  1. A錠剤やカプセルといった形状であれば、成分に関わらずすべて医薬品として扱われる。
  2. B一定の金額以上で販売されるものは医薬品、安価なものは食品として分類される。
  3. C専ら医薬品として使用される成分(抗生物質や劇薬など)を含まない「成分本質」によって区分される。
  4. D獣医師の処方箋が必要なものが医薬品、スーパーやペットショップで買えるものが食品である。
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正解:C専ら医薬品として使用される成分(抗生物質や劇薬など)を含まない「成分本質」によって区分される。

かつては形状で区分されていましたが、現在は「専ら医薬品として使用される成分本質」に該当するかどうかで、食品と医薬品の区分が行われています。

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589ネコのペットフードにおいて、リノール酸だけでなくアラキドン酸の供給に配慮しなければならない理由はどれか。

  1. Aネコはアラキドン酸をエネルギー源としてしか利用できず、炭水化物を消化できないため。
  2. Bアラキドン酸が不足すると、タウリンの吸収率が著しく低下し、失明の危険が高まるため。
  3. Cネコは体内でリノール酸からアラキドン酸を合成する酵素の働きが極めて低いため。
  4. D植物性油脂にはアラキドン酸が豊富に含まれているが、ネコは植物性油脂を一切吸収できないため。
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正解:Cネコは体内でリノール酸からアラキドン酸を合成する酵素の働きが極めて低いため。

イヌはリノール酸からアラキドン酸を合成できますが、ネコはこの変換能力が低いため、食事から直接摂取する必要があります。

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590ヒトのサプリメントで有効とされるハーブを、そのままペットに使用する際の注意点として適切なものはどれか。

  1. Aハーブは天然成分であるため副作用は絶対に起こらず、ヒトと同じ量を体重換算して与えれば問題ない。
  2. Bハーブの香りはネコの嗅覚を麻痺させるため、使用する場合は必ずカプセルに入れて匂いを完全に消す必要がある。
  3. Cイヌやネコはヒトと代謝経路が異なるため、ヒトに無害なハーブでもペットには重篤な中毒を引き起こす可能性がある。
  4. D肉食動物はハーブの成分をアミノ酸に変換する能力が高いため、タンパク質源として大量に与えるべきである。
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正解:Cイヌやネコはヒトと代謝経路が異なるため、ヒトに無害なハーブでもペットには重篤な中毒を引き起こす可能性がある。

イヌやネコの代謝機能はヒトと異なるため、ヒトにとって有益・無害な成分でもペットには有害となる場合があるため注意が必要です。

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5912007年に発生し、ペットフードの安全確保に関する法律(ペットフード安全法)が制定される大きなきっかけとなった事件はどれか。

  1. A魚粉から高濃度のヒスタミンが検出され、集団食中毒が発生した事件。
  2. Bチキンミールの酸敗を防ぐため、基準値を大幅に超える酸化防止剤が使用された事件。
  3. C輸入されたウシ由来の肉骨粉にBSEの原因物質が混入し、イヌに感染した事件。
  4. D小麦グルテンなどの原料に、タンパク質を偽装するためメラミンが混入された事件。
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正解:D小麦グルテンなどの原料に、タンパク質を偽装するためメラミンが混入された事件。

2007年に北米などで、タンパク質含量を高く見せかけるために化学物質メラミンが原料に混入され、多数の犬猫が死傷する偽装事件が起きました。

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592大豆ミール(脱脂大豆)がペットフードの原料として高く評価されている主な理由はどれか。

  1. A炭水化物をほとんど含まず、純粋なビタミン源として機能するから。
  2. Bイヌに特有の鼓張症を予防する特殊な酵素を含有しているから。
  3. C安価でありながら良質なタンパク質を豊富に含み、動物性タンパク質と並んで重要な役割を果たすから。
  4. D油脂が全く酸化しないため、保存料を使用せずに長期間品質を保てるから。
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正解:C安価でありながら良質なタンパク質を豊富に含み、動物性タンパク質と並んで重要な役割を果たすから。

大豆から搾油した大豆ミールは、高タンパクでアミノ酸バランスも良く、比較的安価なため、ペットフードに最も多く使用される植物性タンパク源です。

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593豆腐を製造する過程で生じる「おから」のペットフード原料としての特徴はどれか。

  1. A水分活性が極めて低く、保存料として働く。
  2. B消化酵素を阻害する成分が強いため、加熱しても使用できない。
  3. C必須脂肪酸であるアラキドン酸の主要な供給源となる。
  4. Dタンパク質や食物繊維が豊富に含まれ、良質な原料として評価される。
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正解:Dタンパク質や食物繊維が豊富に含まれ、良質な原料として評価される。

おからは廃棄物のイメージを持たれがちですが、乾燥おからはタンパク質や食物繊維が豊富で、腸内環境改善や肥満防止に役立つ良質な原料です。

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594ネコのペットフードにおいて、β-カロテンだけでなく、動物性原料から直接ビタミンA(レチノール)を供給する必要がある理由はどれか。

  1. Aネコはβ-カロテンを分解してエネルギーにしてしまうため。
  2. Bβ-カロテンはネコの赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こす毒素だから。
  3. Cネコは腸管内でβ-カロテンをビタミンAに変換する酵素が不足しているため。
  4. Dネコはβ-カロテンを皮膚からそのまま汗として排出してしまうから。
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正解:Cネコは腸管内でβ-カロテンをビタミンAに変換する酵素が不足しているため。

イヌは植物に含まれるβ-カロテンからビタミンAを合成できますが、ネコはこの変換酵素を持たないため、動物性原料から直接摂取する必要があります。

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595ペットフードにおいて「亜硝酸ナトリウム」が使用される主な目的として正しいものはどれか。

  1. A水分活性を低下させ、カビの発生を長期間防ぐため。
  2. B肉や魚の鮮やかな赤色を保ち、見た目をおいしそうに仕上げる発色剤として。
  3. Cデンプンの老化を防ぎ、ドライフードのサクサクとした食感を維持するため。
  4. Dウエットフードにとろみをつけ、飲み込みやすくするため。
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正解:B肉や魚の鮮やかな赤色を保ち、見た目をおいしそうに仕上げる発色剤として。

亜硝酸ナトリウムは、おもに肉や魚を主体とするセミモイストやウエットフードにおいて、鮮やかな色を保つための「発色剤」として利用されます。

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596ウエットフードにゼリー状のとろみや、しっとりとした質感をつける目的で使用される添加物はどれか。

  1. Aエトキシキン
  2. B二酸化チタン
  3. Cプロピレングリコール
  4. Dカラギナンやグァーガム
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正解:Dカラギナンやグァーガム

海草由来のカラギナンや種子由来のグァーガムなどは、増粘安定剤としてウエットフードのとろみや質感の調整に使用されます。

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597幼犬・幼猫用の粉ミルク(代用乳)の製造において、スプレードライヤー(噴霧乾燥)が用いられる最大の理由はどれか。

  1. A高温高圧で処理することで、タンパク質をアミノ酸にまで完全に分解するため。
  2. Bスクリューで強力に練り込むことで、脂肪分が分離しない強固なエマルジョンを形成するため。
  3. C瞬時に乾燥させることで熱変性を最小限に抑えつつ、水への溶解性(分散性)を高める微粉末に加工できるため。
  4. D真空状態で凍結乾燥させることで、ビタミンCの破壊を完全に防ぐことができるため。
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正解:C瞬時に乾燥させることで熱変性を最小限に抑えつつ、水への溶解性(分散性)を高める微粉末に加工できるため。

スプレードライヤーは液状原料を霧状にして熱風で瞬時に乾燥させるため、成分の熱変性が少なく、水に溶けやすい微粉末の製造に適しています。

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598ウエットフードの製造において、パウチや缶に内容物を充填・密封した後に行われる「レトルト殺菌」の主な目的はどれか。

  1. A原料の細胞壁を破壊し、肉の旨み成分であるアミノ酸を抽出すること。
  2. B水分を蒸発させて水分活性を下げ、ドライフードと同等の保存性を持たせること。
  3. C圧力をかけて内容物を発泡させ、噛み応えのあるふっくらとした食感を作り出すこと。
  4. D加熱と加圧によって容器内の病原菌や腐敗菌を死滅させ、長期間の保存を可能にすること。
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正解:D加熱と加圧によって容器内の病原菌や腐敗菌を死滅させ、長期間の保存を可能にすること。

密封容器に充填した後にレトルト釜で高温高圧の加熱殺菌を行うことで、微生物を死滅させ、未開封状態で長期間の保存が可能になります。

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599ペットフード安全法および公正競争規約に基づく、ペットフードの「添加物の表示」に関するルールの説明として正しいものはどれか。

  1. A天然由来の添加物であれば安全であるため、パッケージへの表示義務は免除される。
  2. B栄養強化目的で使用されるビタミンやミネラルは、医薬品成分とみなされるため表示してはならない。
  3. C原則として使用したすべての添加物を表示しなければならないが、酸化防止剤などは用途名も併記する。
  4. D使用量が製品全体の1%未満の添加物については、企業秘密として表示を省略できる。
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正解:C原則として使用したすべての添加物を表示しなければならないが、酸化防止剤などは用途名も併記する。

日本国内で販売されるペットフードは原則すべての添加物を表示する義務があり、酸化防止剤や保存料などは用途名も併記する必要があります。

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600ドライフードの脂肪の酸化を防ぐため、製品自体に酸化防止剤を添加するだけでなく、パッケージングの段階で行われる工夫として適切なものはどれか。

  1. A容器内を酸素で満たし、好気性細菌の呼吸を促すことで脂肪の分解を防ぐ。
  2. B脱酸素剤を封入したり、容器内の空気を窒素に置換して、酸素との接触を避ける。
  3. C容器内に水分を噴霧し、相対湿度を100%に保つことで酸化反応を阻害する。
  4. Dパッケージを透明にして紫外線を積極的に取り入れ、光触媒作用で過酸化物を分解する。
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正解:B脱酸素剤を封入したり、容器内の空気を窒素に置換して、酸素との接触を避ける。

未開封状態での酸化を防ぐため、ガスバリア性のフィルムを使用し、脱酸素剤の封入や窒素置換によって容器内の酸素を減らす工夫が行われます。

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601ペットフードの嗜好性を高める(おいしくする)目的で使用される「動物由来エキス」や「フィッシュエキス」に関する注意点として正しいものはどれか。

  1. Aアレルギーを絶対に引き起こさないため、全ての療法食の主原料として無制限に使用される。
  2. B水分活性を下げる強力な作用があるため、保存料の完全な代替品として使用される。
  3. Cイヌには効果があるが、ネコは味覚が鈍感なためエキス類を添加しても全く嗜好性は向上しない。
  4. D使用される原料や製造工程の詳細はメーカーごとに異なり不明点も多いため、採用には品質管理など慎重な対応が必要である。
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正解:D使用される原料や製造工程の詳細はメーカーごとに異なり不明点も多いため、採用には品質管理など慎重な対応が必要である。

エキス類は多種多様であり、酵素処理など製法も様々で成分の不明点もあるため、メーカーは採用時に品質管理など慎重な検討が必要です。

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602ペットフードの原料としての「鶏卵」の評価として最も適切なものはどれか。

  1. Aタンパク質は豊富だがアミノ酸バランスが悪く、単独では栄養源にならない。
  2. B必須アミノ酸のバランスが非常に良く、消化性も高いため、良質な動物性タンパク質源として評価される。
  3. C卵黄にはビタミンが含まれないため、必ず合成ビタミン剤を多量に添加する必要がある。
  4. Dコレステロールが極めて高いため、どのようなライフステージでもペットフードへの使用は推奨されない。
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正解:B必須アミノ酸のバランスが非常に良く、消化性も高いため、良質な動物性タンパク質源として評価される。

鶏卵は良質な動物性タンパク質を含み、アミノ酸バランスや消化性に優れるため、ペットフード原料として高く評価されています。

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603イヌやネコにとって必須脂肪酸とされるEPAやDHAの供給源として、魚油に代わって微細藻類(培養菌体)が注目されている理由として適切なものはどれか。

  1. A藻類由来のDHAは融点が非常に高いため、常温でカチカチに固まり酸化を完全に防げるから。
  2. B藻類はネコの腸内で直接魚肉タンパク質に変換されるという特異な性質を持っているから。
  3. C魚油は季節によって成分が変動しやすいが、培養藻類は年間を通してDHAなどの成分含有量を安定させやすいから。
  4. D魚油に含まれるEPAはイヌの腎臓に重大なダメージを与えるが、藻類由来のEPAは無害だから。
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正解:C魚油は季節によって成分が変動しやすいが、培養藻類は年間を通してDHAなどの成分含有量を安定させやすいから。

自然の魚からとれる魚油は成分が変動しやすい一方、微細藻類の培養によるDHA供給は、年間を通じて成分含有量を安定させやすいというメリットがあります。

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604ペットフードに使用される「動物性油脂」の特徴として、間違っているものはどれか。

  1. Aイヌやネコは植物性油脂よりも動物性油脂を好む傾向にあり、嗜好性向上に役立つ。
  2. B高エネルギーを供給し、脂溶性ビタミンのキャリアとしての役割を果たす。
  3. C新鮮なうちは嗜好性が高いが、酸化(酸敗)すると下痢や皮膚炎などの弊害をもたらす。
  4. Dチキンオイルは融点が高く酸化されにくいため、酸化防止剤を添加しなくても長期間保存できる。
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正解:Dチキンオイルは融点が高く酸化されにくいため、酸化防止剤を添加しなくても長期間保存できる。

チキンオイル(鶏油)は融点が低く、植物油に近い脂肪酸組成であるため、比較的酸化を受けやすい(酸敗しやすい)という特徴があります。

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605ドライフードの原料となる「コーングルテンミール」の特徴と、その利用上の注意点として正しいものはどれか。

  1. Aリンの含有量が異常に高いため、尿路結石のリスクを避けるために必ずカルシウム剤を大量に添加しなければならない。
  2. Bタンパク質含量が非常に高いが、リジンやトリプトファンなどの必須アミノ酸が少ないため、他の原料で補う必要がある。
  3. Cデンプンが100%を占めるため、タンパク質源としては一切機能せず、成形剤としてのみ利用される。
  4. Dペットの嗜好性が極めて高いため、与えすぎによる肥満を防ぐため配合率を常に1%以下に抑える。
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正解:Bタンパク質含量が非常に高いが、リジンやトリプトファンなどの必須アミノ酸が少ないため、他の原料で補う必要がある。

トウモロコシからデンプンを分離したコーングルテンミールは高タンパクですが、一部の必須アミノ酸が少ないため動物性タンパク質などで補う必要があります。

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606米(玄米や砕米など)が、アレルギー対応のドッグフード(ラム&ライスなど)の原料として注目された理由として最も適切なものはどれか。

  1. A米のタンパク質は消化酵素で完全に分解されず、腸内にとどまることで免疫寛容を誘導するから。
  2. B米にはタンパク質が全く含まれていないため、アレルゲンとなる可能性が理論上ゼロだから。
  3. C米に含まれるビタミンB群がアレルギー反応を引き起こすヒスタミンを直接破壊するから。
  4. D小麦のグルテンのような、アレルギーの原因となりやすい特定のタンパク質を含んでいないから。
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正解:D小麦のグルテンのような、アレルギーの原因となりやすい特定のタンパク質を含んでいないから。

米は小麦のようなグルテンを含まず、比較的アレルギーを起こしにくい炭水化物源として、アレルギー対応食に利用されてきました。

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607小麦粉を製粉する際に生じる「フスマ(小麦ふすま)」がペットフードに利用される主な目的はどれか。

  1. Aフードのカロリーを大幅に引き上げ、成長期の栄養を補うため。
  2. B豊富な食物繊維によって便通を整え、低カロリーなダイエットフードを作るため。
  3. C高品質な動物性タンパク質の代替として筋肉の発達を促すため。
  4. D必須脂肪酸を供給し、被毛の艶を劇的に改善するため。
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正解:B豊富な食物繊維によって便通を整え、低カロリーなダイエットフードを作るため。

フスマは小麦の外皮部分であり、食物繊維が豊富で低カロリーであるため、便通の改善や肥満防止の原料として高く評価されています。

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608サツマイモやジャガイモなどの「イモ類」がペットフードにおいて果たす主な役割はどれか。

  1. Aタンパク質が主成分であり、肉類の完全な代替品として使用される。
  2. B腸内の悪玉菌を殺菌する強力な抗菌物質を含んでいる。
  3. C炭水化物を多く含み、エネルギー源となるとともに、ドライフードの成型性を良くする。
  4. Dカルシウムとリンが理想的な比率で含まれるため、骨格形成の主原料となる。
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正解:C炭水化物を多く含み、エネルギー源となるとともに、ドライフードの成型性を良くする。

イモ類は穀類と同様に主成分がデンプン(炭水化物)であり、エネルギー源として利用されるほか、エクストルーダーでの成型性を良くする効果があります。

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609キシリトールが、ヒトでは低カロリー甘味料として使われる一方で、イヌには猛毒となる理由(種差)として適切なものはどれか。

  1. Aイヌの胃酸はヒトより強いため、キシリトールが青酸ガスに変化してしまうから。
  2. Bヒトはキシリトールを消化吸収しないが、イヌは100%吸収して脂肪として肝臓に蓄積するから。
  3. Cイヌの体内ではキシリトールに反応してインスリンが過剰に分泌され、致命的な低血糖を起こすから。
  4. Dキシリトールがイヌの赤血球に付着し、免疫細胞が誤って自分自身の血液を攻撃してしまうから。
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正解:Cイヌの体内ではキシリトールに反応してインスリンが過剰に分泌され、致命的な低血糖を起こすから。

化学物質に対する生体の反応には種差があり、キシリトールはイヌにおいて強力なインスリン放出作用があり低血糖症を引き起こすため非常に危険です。

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610栄養素の欠乏症には2つのタイプがある。ビタミンや微量ミネラル(鉄、銅など)の欠乏に見られる「タイプ1」の特徴として正しいものはどれか。

  1. A組織の基本的な構成成分であるため、欠乏すると即座に成長障害をきたす。
  2. B体内に貯蔵されないため、日々の食事からの摂取量が即座に体調に反映される。
  3. C欠乏しても特異的な症状は出ず、単に全体の代謝スピードが緩やかになるだけである。
  4. D体内に貯蔵されるため、摂取不足になっても最初は貯蔵分が使われ、その後に特徴的な臨床症状が現れる。
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正解:D体内に貯蔵されるため、摂取不足になっても最初は貯蔵分が使われ、その後に特徴的な臨床症状が現れる。

タイプ1は体内に貯蔵されるため、欠乏してもすぐには症状が出ず、貯蔵量が枯渇してから特定の代謝経路に影響が出て特徴的な症状が現れます。

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611必須アミノ酸や水、カリウムなどの欠乏に見られる「タイプ2」の特徴として正しいものはどれか。

  1. A体内に貯蔵機構がないため、日々の摂取不足が直ちに組織の維持や成長の障害として現れる。
  2. B肝臓に数ヶ月分が貯蔵されているため、短期間絶食しても全く影響がない。
  3. C欠乏すると、眼の白濁や特定の皮膚炎など、特定の部位にのみ特徴的な症状が現れる。
  4. D相互依存性がないため、一つのアミノ酸が欠乏しても他のアミノ酸の利用には影響しない。
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正解:A体内に貯蔵機構がないため、日々の摂取不足が直ちに組織の維持や成長の障害として現れる。

タイプ2は体の基本構成成分であり、体内に貯蔵する機能がないため、日々の摂取に直接反応し、不足すると即座に成長障害や体重減少をきたします。

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612パッケージに「給与量は1日のカロリー必要量の20%以内におさえること」と注意書きがされるペットフードの分類はどれか。

  1. A総合栄養食
  2. B間食(おやつ、スナック)
  3. C療法食
  4. Dその他の目的食(栄養補強食)
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正解:B間食(おやつ、スナック)

おやつやスナックなどの「間食」は、与えすぎると栄養摂取バランスを崩すため、1日の必要カロリーの20%以内に抑える給与限度が示されます。

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613ドライフードの加工において「デンプンのα化(糊化)」が重要視される理由として、栄養学的に正しいものはどれか。

  1. Aα化することでデンプンが食物繊維に変化し、腸のぜん動運動を促進するから。
  2. Bα化することでデンプンが強力な防腐剤として働き、人工保存料を無添加にできるから。
  3. C生デンプンのままでは消化酵素が働きにくく消化不良を起こすが、α化することでイヌやネコでも消化・吸収しやすくなるから。
  4. Dα化の過程でビタミンB群が自然合成され、総合栄養食としての基準を満たしやすくなるから。
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正解:C生デンプンのままでは消化酵素が働きにくく消化不良を起こすが、α化することでイヌやネコでも消化・吸収しやすくなるから。

生のデンプンは消化が悪いですが、熱を加えてα化(糊化)させることで、消化酵素(アミラーゼ)が働きやすくなり消化吸収率が高まります。

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614エクストルーダーによるドライフードの成形原理について、誤っているものはどれか。

  1. A原料に水を加え、機械の内部で高温・高圧にして練り合わせる。
  2. Bダイ(出口の穴)から大気圧中に押し出される瞬間に、水分が蒸発して生地が膨張する。
  3. C原料中のデンプンがこの工程でα化され、成形時のつなぎ(結着剤)の役割も果たす。
  4. D油で揚げることで内部の水分を一気に飛ばし、サクサクとした多孔質な構造を作る。
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正解:D油で揚げることで内部の水分を一気に飛ばし、サクサクとした多孔質な構造を作る。

エクストルーダーは油で揚げるのではなく、内部の高温高圧状態から常圧へ一気に放出する際の圧力差によって水分が水蒸気となり発泡する仕組みです。

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615成長段階別のペットフードのうち、高タンパク・高カロリーで、溶解性が高く作られているものはどれか。

  1. A維持期用フード(成犬・成猫用)
  2. B哺乳期用フード(代用乳)
  3. C高齢期用フード(シニア用)
  4. D離乳期用フード
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正解:B哺乳期用フード(代用乳)

哺乳期の代用乳(粉ミルク)は、母乳の代わりとして高タンパク・高脂肪・高カロリーに設計されており、お湯に溶かして与えるため溶解性に優れています。

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616ペットフードの成分表示において「粗タンパク質」を算出する際、どのような成分を測定してタンパク質量を推定しているか。

  1. A食品中の炭素(C)の量を測定し、係数を掛ける。
  2. B食品中のすべてのアミノ酸を個別に定量し、その合計値を出す。
  3. C食品中の窒素(N)の量を測定し、一定の係数(通常6.25)を掛ける。
  4. Dエーテルなどの有機溶媒で抽出された成分の重量をそのまま記載する。
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正解:C食品中の窒素(N)の量を測定し、一定の係数(通常6.25)を掛ける。

タンパク質には特有の割合で窒素が含まれているため、全窒素量を測定し、それに係数を掛けて「粗タンパク質」として算出します。

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617ペットフードのパッケージや広告における表現として、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に違反する可能性が高いものはどれか。

  1. A「毎日の健康維持のために、ビタミンEを配合しています」
  2. B「毛並みや皮膚の健康を保つ、オメガ3脂肪酸を含有」
  3. C「成長期の子犬に必要なカルシウムとリンをバランス良く調整」
  4. D「このフードを食べれば、進行した白内障が治り、視力が回復します」
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正解:D「このフードを食べれば、進行した白内障が治り、視力が回復します」

ペットフードは食品であるため、「病気が治る」といった医薬品的効能効果を表現することは法律で禁止されており、「健康維持」の範囲にとどめる必要があります。

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618ペットフード原料の「ミートミール(肉粉)」と「ミートボーンミール(肉骨粉)」の主な違いは何か。

  1. A使用される動物の種類の違い(肉粉は豚限定、肉骨粉は牛限定)。
  2. B製造方法の違い(肉粉はフリーズドライ、肉骨粉は高温ボイル)。
  3. C水分活性の違い(肉粉は乾燥品、肉骨粉はペースト状)。
  4. D灰分(骨の量)の違い(肉骨粉は骨の使用量が多く灰分が高い)。
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正解:D灰分(骨の量)の違い(肉骨粉は骨の使用量が多く灰分が高い)。

ミートミールとミートボーンミールは製法や原料はほぼ同じですが、骨の含有量の違いによる灰分(ミネラル分)の高さで区別されます。

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619ペットフードの成分表示にある「粗灰分(そかいぶん)」とは、主にどのような栄養素の総量を示しているか。

  1. A炭水化物(糖質と食物繊維)
  2. Bタンパク質とペプチド
  3. Cミネラル類(無機質)
  4. D脂質(中性脂肪とコレステロール)
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正解:Cミネラル類(無機質)

サンプルを高温で燃やして灰になった残りの重量を測定したものが粗灰分であり、これは主にミネラル類の総量を示します。

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620日本においてサプリメントが受け入れられやすい背景となった、中国の「薬食同源」に由来し、1970年代から使われるようになった言葉はどれか。

  1. A医食同源
  2. B身土不二
  3. C一汁三菜
  4. D腹八分目
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正解:A医食同源

健康の維持増進を目的とするサプリメントの発想は「薬食同源」思想に基づいており、日本では「医食同源」という言葉で定着しました。

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621水分含有量が25〜35%程度で、発泡していない(密度が高い)タイプのペットフードを何と呼ぶか。

  1. Aドライフード
  2. Bソフトドライフード
  3. Cセミモイストフード
  4. Dウエットフード
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正解:Cセミモイストフード

水分25〜35%で、発泡していない(羊かんのような)ものがセミモイストフードです。同じ水分帯で発泡しているものがソフトドライフードです。

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622食品の機能のうち、サプリメントの目的とされる「体調調節、生体防御、疾病予防」にかかわる機能は第何次機能と呼ばれるか。

  1. A1次機能(栄養素としての機能)
  2. B3次機能(生体調節機能)
  3. C2次機能(味覚などの感覚にかかわる機能)
  4. D4次機能(環境保全機能)
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正解:B3次機能(生体調節機能)

食品の機能は、1次(栄養)、2次(感覚)、3次(体調調節・疾病予防など)に分類され、サプリメントはこの3次機能を目的としています。

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623必須微量ミネラルである「セレン」のペットフードへの添加について、日本と欧米の違いとして正しいものはどれか。

  1. A日本では天然のセレンのみ使用可能だが、欧米では人工合成されたセレン化合物のみが使用を許可されている。
  2. B欧米ではセレン化合物が添加物として利用されるが、日本では劇物に指定されているため原則として添加物としての使用は認められていない。
  3. C日本ではセレンを無制限に添加できるが、欧米ではセレン中毒を防ぐため一切の添加が禁止されている。
  4. Dセレンはイヌやネコにとって完全な有害物質であることが判明したため、現在では世界中で使用が禁止されている。
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正解:B欧米ではセレン化合物が添加物として利用されるが、日本では劇物に指定されているため原則として添加物としての使用は認められていない。

セレンは必須ミネラルですが、日本ではセレン化合物が劇物に指定されているため飼料添加物としての使用は認められておらず、酵母などを介して供給されます。

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624高齢期などで肥満傾向にあるペット向けに、カロリーを抑えたフードを作る際によく用いられる手法はどれか。

  1. A脂質の割合を極端に増やし、少量の給与で満腹感を得させる。
  2. Bデンプンのα化をわざと不完全にし、消化不良を起こさせて吸収を阻害する。
  3. C水分活性を極限まで下げて石のように硬くし、食べるスピードを強制的に遅らせる。
  4. D食物繊維(小麦フスマやセルロースなど)の配合量を増やし、エネルギー密度を下げる。
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正解:D食物繊維(小麦フスマやセルロースなど)の配合量を増やし、エネルギー密度を下げる。

肥満配慮用のフードでは、カロリーを持たない食物繊維の配合比率を高めることで、満腹感を保ちながらエネルギー密度(カロリー)を下げます。

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625ペットフードの成分表示において、タンパク質や脂肪が「〇〇%以上」、水分や粗灰分が「〇〇%以下」と表記される(保証分析値)理由として適切なものはどれか。

  1. A原材料が農畜産物であり季節やロットによって成分にばらつきが生じるため、最低限保証する値(以上)と超えてはならない値(以下)を示しているから。
  2. Bメーカーが独自の基準で自由に決めているため。
  3. C表示されている数字を正確に測定できる分析機器がまだ開発されていないため。
  4. D水分や灰分は栄養として全く無価値であるため、できる限り少なく見せるための販売戦略。
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正解:A原材料が農畜産物であり季節やロットによって成分にばらつきが生じるため、最低限保証する値(以上)と超えてはならない値(以下)を示しているから。

ペットフードの原料は成分が変動するため、栄養上不足しては困るものは「最低保証値」、多すぎると問題になるものは「最大保証値」で表示されます。

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626フード中の水分には「自由水」と「結合水」がある。微生物の増殖に関係する水分の性質として正しいものはどれか。

  1. A微生物はタンパク質や糖質と強く結びついた「結合水」のみを利用して増殖する。
  2. B「自由水」は凍結したり蒸発したりしない特殊な水分であり、微生物を殺菌する働きがある。
  3. Cドライフードには「結合水」が全く含まれておらず、100%「自由水」で構成されている。
  4. D微生物が増殖に利用できるのは、特定の物質と結合していない「自由水」である。
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正解:D微生物が増殖に利用できるのは、特定の物質と結合していない「自由水」である。

食品中の水分には結合水と自由水があり、微生物が増殖に利用できるのは自由水のみです。これを減らすことが保存性向上に繋がります。

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627ペットフードに添加物が使用される目的として、一般的に「該当しない」ものはどれか。

  1. A加熱や長期保存で失われるビタミンやアミノ酸など、栄養バランスを調整・補給するため。
  2. B脂肪の酸化や微生物の増殖を防ぎ、賞味期限まで品質を保持するため。
  3. C品質の悪い腐敗した原料の悪臭を消し去り、新鮮な原料を使用したように見せかけるため。
  4. D見た目の色調を整えたり、とろみをつけて嗜好性を高める(おいしく、美しくする)ため。
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正解:C品質の悪い腐敗した原料の悪臭を消し去り、新鮮な原料を使用したように見せかけるため。

添加物は栄養の補給、品質保持などのために適正に使用されますが、粗悪な原料や腐敗を隠蔽(ごまかす)目的で使用することは許されていません。

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628「肉食動物であるイヌやネコに穀類(炭水化物)は不要である」という誤解があるが、ドライフードに穀類を配合する栄養学・加工学的なメリットとして正しいものはどれか。

  1. A穀類のデンプンはα化することで優れたエネルギー源となり、またドライフードの粒の形状を保つ成形剤として必須だから。
  2. B穀類に含まれるグルテンが、イヌやネコの必須アミノ酸であるタウリンの合成を強力に促進するから。
  3. C穀類の皮に含まれるフィチン酸が、尿路結石の原因となるカルシウムをすべて溶かして排出するから。
  4. D肉類だけでは水分活性が高くなりすぎるため、穀類を混ぜることで水分を吸収し、即座に腐敗するのを防ぐため。
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正解:A穀類のデンプンはα化することで優れたエネルギー源となり、またドライフードの粒の形状を保つ成形剤として必須だから。

穀類の主成分であるデンプンは加熱加工されることで優れたエネルギー源となり、エクストルーダーでドライフードの形状に成形するためにも不可欠です。

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629ペットフードの製造工程で使用されるが、最終製品にはごくわずかしか残らず影響を及ぼさないため、表示が免除される添加物を何と呼ぶか。

  1. A栄養強化剤
  2. B増量剤
  3. C加工助剤
  4. Dキャリーオーバー
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正解:C加工助剤

製造工程で使用されても、最終製品の完成前に除去されたり中和されたりして、最終製品にほとんど残存せず影響を及ぼさない添加物は『加工助剤』と呼ばれます

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