① 旅行業法 前半
50問旅行業法の目的・定義や登録制度を扱う、法令科目の入口となる分野です。報酬を得て旅行手配を行う「旅行業」の定義、第1種〜第3種・地域限定といった登録区分ごとの業務範囲、登録の有効期間や更新、営業保証金の考え方が頻出です。区分ごとに「募集型企画旅行を国内・海外のどこまで扱えるか」が問われるため、種別と取扱範囲を表で対応づけて覚えるのが得点の近道です。定義と登録の枠組みを正確に押さえると、後半の業務規制の理解もスムーズになります。
② 旅行業法 後半
52問取引条件の説明・書面交付から広告規制、旅程管理までを扱う、旅行業者の実務ルールの分野です。契約前の取引条件説明と契約書面・確定書面の交付義務、募集広告の表示事項や誇大表示の禁止、旅程管理主任者の選任条件と旅程管理措置が頼出です。とくに「どんな場合に旅程管理措置の一部が免除されるか」など細かな要件が問われます。前半の登録制度と合わせ、旅行業者が守るべき義務を場面ごとに整理しておくと、ひっかけ問題にも強くなります。
③ 標準旅行業約款 前半
52問旅行者と旅行業者の契約ルールを定める標準旅行業約款のうち、契約の成立から取消しまでを扱う分野です。募集型・受注型企画旅行や手配旅行の定義、契約の申込み・成立時期、通信契約、旅行代金の支払い、旅行開始前の取消料が頻出です。契約の種類ごとにルールが異なるため、区分を意識して整理することが重要です。約款は条文の言い回しがそのまま問われやすいので、成立時期や取消料の区切りとなる数値・条件を正確に押さえておきましょう。
④ 標準旅行業約款 後半
52問標準旅行業約款のうち、旅程保証・特別補償・責任など旅行中〜旅行後のルールを扱う分野です。契約内容が変更されたときの変更補償金(旅程保証)、旅行者が被害を受けたときの特別補償金、旅行業者の損害賠償責任と免責事由が頻出です。とくに旅程保証では、変更補償金の対象・料率・支払い期限・免責事由が細かく問われます。前半の契約ルールと合わせ、「どんな場合にいくら補償されるか」を場面ごとに整理しておくと、計算・判断を伴う問題にも対応できます。
⑤ 運送・宿泊約款
51問旅行に関わる運送機関やホテル・旅館の約款を扱う分野で、モデル宿泊約款や航空・鉄道の運送約款が対象です。宿泊契約の成立時期や申込金、宿泊拒否ができる事由、航空の手荷物の無料許容量・責任限度額などが頻出です。約款ごとに数値やルールが決まっているため、宿泊・航空それぞれで押さえるべき条件を分けて整理するのが効率的です。標準旅行業約款とは別の約款であることを意識し、対象や責任の範囲を混同しないようにするのがポイントです。
⑥ JR運賃
50問国内旅行実務のうち、JRの普通旅客運賃の計算ルールを扱う分野です。幹線と地方交通線の区別、営業キロ・運賃計算キロ、大人・小児・幼児の年齢区分と割引、端数整理の方法などが頻出です。とくに小児運賃の半額計算と端数の切り捨てルールは計算問題で繰り返し問われます。運賃計算は「どのキロ数を使い、どう端数処理するか」の手順を体で覚えることが得点につながります。次のJR料金分野の前提にもなるため、運賃の基本ルールをここで確実に固めておきましょう。
⑦ JR料金 前半
53問JRの特急料金・急行料金・グリーン料金など、運賃に加算される「料金」を扱う分野の前半です。特急料金の種類、普通車指定席のシーズン(通常期・繁忙期・閑散期)による変動、料金計算の原則が頻出です。とくにシーズンによる指定席特急料金の増減額は計算問題で問われます。JR各社で取扱いが異なる部分もあるため、原則と例外を区別して覚えることが大切です。運賃分野で身につけた計算手順を土台に、料金の加算ルールを重ねて理解していきましょう。
⑧ JR料金 後半・団体・乗車券
52問JR料金分野の後半で、新幹線の乗継ぎ、団体旅客の取扱い、乗車券のルールを扱う分野です。新幹線と在来線特急の乗継ぎ割引、普通団体・学生団体の運賃割引率や無賃扱い人員、指定保証金、乗車券の有効期間などが頻出です。団体は人数区分ごとに割引率や無賃人員が決まっているため、区分と数値を対応づけて覚える必要があります。計算量が多い分野なので、乗継ぎ・団体それぞれの手順をパターン化し、条件を読み取って正しく適用する練習を重ねましょう。
⑨ 航空・宿泊・バス・フェリー料金
50問JR以外の交通・宿泊にかかる運賃料金を扱う分野で、航空・貸切バス・フェリー・宿泊料金が対象です。航空券の大人・小児・幼児の年齢区分と同伴ルール、予約変更ができる運賃種別、空席待ちの取扱いなどが頻出です。とくにJALやANAなど事業者ごとの年齢区分・運賃種別の違いが問われます。JRとは区分やルールが異なるため、交通機関ごとに整理して覚えることが重要です。実務でも使う知識なので、事業者別の取扱いを表にまとめて比較しながら学習すると定着します。
⑩ 国内観光資源 東日本
51問国内旅行実務の地理分野のうち、北海道・東北・関東・中部などの東日本の観光資源を扱う分野です。都道府県ごとの名所・城郭・寺社・温泉・自然景観・特産品などが幅広く問われます。「この観光資源はどの県にあるか」を正確に結びつける知識が中心となります。範囲が広いため、地方・都道府県ごとに代表的な観光地をエリアで整理し、地図をイメージしながら覚えるのが効率的です。写真や旅行パンフレットと結びつけると記憶に残りやすく、暗記中心の分野を楽しく学べます。
⑪ 国内観光資源 西日本
52問地理分野のうち、近畿・中国・四国・九州・沖縄などの西日本の観光資源を扱う分野です。城郭や寺社、湖沼、名勝、郷土の名所など、都道府県ごとの観光資源とその所在地が幅広く問われます。歴史や伝承と結びついた観光地も多く、背景知識があると覚えやすくなります。東日本と同様に範囲が広いため、地方・都道府県単位で代表的な観光地を整理するのが基本戦略です。世界遺産級の著名スポットは横断分野とも重なるため、所在地と特徴をセットで押さえておくと得点源になります。
⑫ 世界遺産・国立公園・温泉・祭りなど横断
51問都道府県の枠を越えてテーマ別に観光資源を整理する横断分野です。国内の世界遺産や国立公園、著名な温泉地、伝統的な祭り、ラムサール条約湿地などが、所在地や構成資産とともに問われます。複数県にまたがる国立公園や世界遺産の所在地の組み合わせは頻出テーマです。地理分野の総まとめとして、テーマごとに代表例と所在地を一覧化して覚えるのが効果的です。東日本・西日本で学んだ個別の観光地とも関連づけると、地理科目全体の得点力を底上げできます。