無人航空機の基礎と操縦者の心得
30問無人航空機(ドローン)の定義や分類、操縦者として求められる責任・倫理観を学ぶ導入分野です。100g以上の機体が航空法上の無人航空機に該当する点、飛行前の安全確認や周囲への配慮、事故・トラブル時の対応姿勢などが問われます。制度全体の前提となる基礎用語と心得を押さえることで、後続の法令・システム分野の理解がスムーズになります。頻出する基本概念を確実に得点源にしておきましょう。
航空法(一般・各論)
60問本試験の中核となる分野で、出題比重も高い航空法の総論と各論を扱います。飛行禁止空域(空港周辺・人口集中地区・150m以上等)や飛行の方法(日中・目視内・距離確保・夜間飛行や目視外の承認など)、許可・承認が必要となるケースを体系的に整理することが重要です。飛行カテゴリーや技能証明と各手続きの関係も頻出テーマ。条文の趣旨を理解し、具体的な飛行シーンに当てはめて判断できるよう繰り返し演習しましょう。
航空法以外の法令等
25問ドローン運航に関わる航空法以外のルールを学ぶ分野です。小型無人機等飛行禁止法による重要施設周辺の規制、電波法(無線設備・技適マーク)、民法・道路交通法・個人情報保護やプライバシー、自治体の条例など、横断的な知識が問われます。どの法律がどの場面に適用されるかの切り分けがポイント。航空法と混同しやすいため、規制対象と所管を対比して覚えると失点を防げます。
システム①機体の特徴・飛行原理
40問マルチローター等の飛行原理と機体特性を学ぶ理工系分野です。揚力の発生、ローターの回転制御による姿勢・移動の仕組み、重心やペイロードと飛行性能の関係を理解します。風や気象が飛行に与える影響、ホバリングや各種飛行モードの特徴も頻出。数式に深入りせずとも、力の釣り合いと制御の概念を直感的につかむことが得点につながります。図をイメージしながら基礎理論を固めましょう。
システム②機体の構成・要素技術・整備
50問機体を構成するハードウェア・ソフトウェアと整備の知識を扱う分野です。フライトコントローラー、各種センサー(IMU・気圧・磁気)、GNSS測位、バッテリー(リポ)の特性と取り扱い、プロペラやモーターの点検など要素技術が幅広く問われます。飛行前後の点検・整備項目やバッテリーの劣化・発火リスク管理も重要テーマ。安全運航に直結する実務的な内容なので、用語と役割をセットで覚えましょう。
操縦者・運航体制(CRM等)
45問安全な運航を支える人的要素と体制づくりを学ぶ分野です。CRM(クルー・リソース・マネジメント)の考え方、補助者の配置や役割分担、コミュニケーションと意思決定、操縦者の健康・疲労・アルコールなどヒューマンファクターが問われます。単独飛行と複数人体制での運航計画の立て方も頻出。技術だけでなくチームとして安全を確保する視点を理解することがポイントです。
運航上のリスク管理
49問飛行に伴うリスクを事前に評価し、被害を最小化する考え方を学ぶ分野です。飛行範囲・緊急着陸地点の設定、第三者やフライアウェイへの備え、気象判断、フェールセーフやバッテリー残量管理など、運航リスクアセスメントの一連の流れが問われます。立入管理措置や飛行マニュアルとの関係も重要。想定されるトラブルごとに対策を結びつけて整理すると、応用的な設問にも対応しやすくなります。