第126問保証に関する記述として、次のうち誤っているものはどれか。
- A保証契約は、債権者と保証人の間の書面による契約によって効力が生じる。
- B主たる債務者が反対しても、債権者と保証人は有効に保証契約を締結できる。
- C保証人になるには一定の資格が必要であり、無資力の者は保証人になれない。
- D保証人は、主たる債務者が履行しない場合に、肩代わりをするための債務を負う。
債権総論と契約各論を扱う、権利関係で最も出題数の多い分野です。保証・連帯保証、債務不履行と契約の解除、危険負担、弁済、売買における契約不適合責任、賃貸借など、日常の取引に直結するテーマが並びます。連帯保証と単純保証の違いや、解除と第三者の関係など、混同しやすい論点が多いのが特徴です。制度ごとに「誰が・どの範囲で・どんな責任や請求権を持つか」を整理し、条文の原則をベースに例外を押さえていくと安定して得点できます。
この分野の問題74問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.連帯保証人が複数いる場合、各連帯保証人は主たる債務の全額について保証債務を負う。
連帯保証人には検索の抗弁権も分別の利益もなく、連帯債務を負うため全額の支払い義務がある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.債務者が保証人を立てる義務を負っている場合、保証人は弁済の資力があり、かつ行為能力者でなければならない。
保証人を立てる義務がある場合、保証人は資力と行為能力が必要であり、資力を失えば新たな保証人を請求できる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.連帯債務者Aの1人が債務全額を弁済すると、他の連帯債務者の債務も消滅する。
連帯債務において弁済は絶対効を有し、他の連帯債務者の債務も消滅する。承認は相対効であり、他の連帯債務者の時効は更新しない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.損害賠償額の予定をしておけば、債権者は損害の発生や損害額を証明しなくても予定額を請求できる。
損害賠償額の予定がある場合、損害の証明は不要であり、実際の損害額にかかわらず予定額が賠償額となる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.契約を解除しても、損害が発生していればあわせて損害賠償請求をすることも可能である。
解除は一方的な意思表示で効力が生じ、撤回はできず、多数当事者の場合は全員に対して行う必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.契約解除「前」の第三者は、善意・悪意を問わず、登記を備えていれば返還請求を拒める。
契約解除前の第三者は登記を備えていれば保護され、契約解除後は対抗関係となり登記の先後で決まる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.危険負担とは、当事者双方の責めに帰することができない事由により履行ができなくなった場合の問題である。
当事者双方に帰責性のない履行不能の場合、買主は反対給付である代金支払を拒絶できる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.債権者が弁済に反対の意思を有していても、第三者が債務者の委託を受けて弁済することを債権者が知っているときは弁済できる。
正当な利益のない第三者は債務者の意思に反して弁済できないが、債権者が知っている場合は有効である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.相殺を禁止・制限する特約は、これを知らずに重大な過失なく債権を譲り受けた第三者には対抗できない。
相殺を禁止・制限する意思表示は、善意かつ無重過失の第三者に対抗することができない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.被害者からの相殺(損害賠償債権を自働債権とする相殺)は認められる。
被害者保護のため加害者からの相殺は禁止されるが、被害者が損害賠償債権を自働債権としてする相殺は認められる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.買主は、契約の時に不適合であることを知っていた場合でも、売主に契約不適合責任を追及できる。
契約時に不適合を知って合意していた場合、その状態は契約内容に取り込まれ、原則として不適合責任を追及できない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.買主は、目的物の種類・品質の不適合を知った時から1年以内に通知しなかった場合は、契約の解除ができない。
種類・品質の契約不適合は、買主が不適合を知った時から1年以内に通知しないと契約の解除ができなくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.請負人が目的物の引渡しをした後でなければ、報酬の支払を請求できない。
請負の報酬は仕事の目的物の引渡しと同時に支払うのが原則であり、引渡しをした後でなければ請求できない。
この問題の解説ページを開く →正解:A.請負契約において、注文者の提供した指図が不適当であることを知りながら請負人が告げなかった場合、請負人は責任を免れる。
告げなかった場合は責任を免れることはできない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.消費貸借において返還時期を定めなかった場合は、貸主はいつまでも返還を請求できない。
返還時期を定めなかった場合、貸主は相当の期間を定めて返還を催告することができる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.転貸借契約において、転貸人の賃料不払等の債務不履行によって賃貸借契約が解除された場合、転貸借関係は維持される。
賃貸人が契約を解除したことは転借人に主張でき、維持されない。
この問題の解説ページを開く →正解:A.賃借人が承諾を得て賃借権を譲渡した場合、敷金関係は新賃借人に引き継がれる。
賃借人が承諾を得て賃借権を譲渡した場合、敷金関係は新賃借人に引き継がれず、元の賃借人が賃貸人から敷金を取り戻す。
この問題の解説ページを開く →正解:C.債務者は、対抗要件を備える前に取得した譲渡人に対する債権による相殺を、譲受人に主張できない。
対抗要件を備える前に取得した譲渡人に対する債権による相殺は、譲受人に対抗することができる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.金銭債務において、履行の遅延に対する賠償額は法定利率による。
金銭債務の遅延損害金は法定利率によるのが原則である。約定利率が法定利率を超える場合は約定利率による。
この問題の解説ページを開く →正解:C.契約解除「後」の第三者は、登記を備えていれば保護される。
契約解除後の第三者と解除者は対抗関係に立ち、登記の先後で優劣が決まる。解除後の第三者は登記を備えれば保護される。
この問題の解説ページを開く →正解:D.売主の故意・重過失による不適合は、通知期間に関わらず責任を追及できる。
種類・品質の不適合について、売主が引渡しの時にその不適合を知り、又は重大な過失により知らなかった場合には、通知期間の制限を受けずに責任を追及できる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.被害者は、使用者と加害した従業員本人の双方に対して損害賠償を請求できる。
被害者は使用者責任に基づき使用者に請求でき、加害従業員本人にも一般不法行為責任を追及できる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.債権譲渡における通知または承諾は、譲受人が債務者に対抗するために必要である。
債権譲渡の通知または債務者の承諾は、譲受人が債務者に権利を対抗するために必要な要件である。
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