① 安全衛生管理体制
34問関係法令の中心となる、事業場の安全衛生を管理する体制を学ぶ分野です。総括安全衛生管理者・衛生管理者・産業医・作業主任者の選任要件(事業場の規模・業種・人数)、それぞれの職務や巡視頻度、衛生委員会の設置と運営が頻出です。第一種はすべての業種で衛生管理者になれるため、選任すべき人数や専任・専属の要件を数字とセットで正確に押さえることが重要です。選任報告先が所轄労働基準監督署長である点や、14日以内の選任期限といった数値も繰り返し問われます。
② 労働生理1(器官系)
48問人体の各器官系のしくみを学ぶ、労働生理の土台となる分野です。心臓と血液循環(体循環・肺循環)、血液の成分や凝固、呼吸のガス交換、消化器と栄養素の分解・吸収、肝臓・腎臓の働き、神経系や筋肉の性質が幅広く問われます。図をイメージしながら器官ごとの役割を整理するのがコツで、動脈血と静脈血の違いや、心筋・平滑筋・骨格筋の分類などは混同しやすいため丁寧に押さえましょう。暗記量は多いものの、正確に覚えれば得点源にしやすい分野です。
③ 労働生理2(調節・感覚)
39問体内環境の調節と感覚・代謝を扱う労働生理の応用分野です。ホルモンと内分泌器官の組み合わせ、免疫(体液性免疫・細胞性免疫)、同化と異化などの代謝、基礎代謝量やエネルギー代謝率(RMR)、体温調節、視覚・聴覚などの感覚器、ストレスや睡眠が頻出です。ホルモンは分泌器官と働きをセットで覚え、代謝の用語や指標は定義を正確に区別することが得点のカギです。数値や計算式が問われる項目もあるため、基準値もあわせて整理しましょう。
④ 労働衛生A
44問作業環境と有害要因への対策を学ぶ労働衛生の中心分野です。労働衛生の3管理(作業環境管理・作業管理・健康管理)、温熱条件やWBGT、採光・照明、有害物質の状態(粉じん・ヒューム・ミスト・蒸気)、化学物質のリスクアセスメント、熱中症・減圧症・電離放射線などの職業性疾病、情報機器作業や受動喫煙防止対策が問われます。第一種では有害業務に関する知識が問われる点が特徴で、3管理の分類と有害要因ごとの健康影響を結びつけて理解することが重要です。
⑤ 労働衛生B
38問作業環境の測定・改善と健康管理の実務を扱う分野です。必要換気量の計算、局所排気装置(フード・ダクト・ファン)の構造、作業環境測定のA測定・B測定と管理区分、労働衛生保護具、労働衛生管理統計、一次救命処置(心肺蘇生・AED)、出血・骨折・熱傷などの応急手当、脳・心臓疾患が頻出です。数値基準や装置の仕組みは正確に覚え、救急処置の手順は流れで理解しておくと得点につながります。計算問題も出るため、換気量や統計指標の式に慣れておきましょう。
⑥ 関係法令A
45問労働安全衛生法のうち、機械等・化学物質・健康診断に関する規制を学ぶ分野です。定期自主検査、譲渡等の制限、製造等禁止物質・製造許可物質、安全衛生教育、作業環境測定の義務、特殊健康診断(特定化学物質・有機溶剤・鉛・電離放射線・じん肺・石綿など)とその記録保存期間、健康管理手帳が頻出です。第一種では有害業務に関わる特殊健診の対象業務や保存年数が数多く問われるため、業務と検査項目・頻度・保存期間の組み合わせを表で整理して覚えるのが効率的です。
⑦ 関係法令B
46問労働安全衛生法のうち、面接指導・ストレスチェック・報告義務などを扱う分野です。長時間労働者への医師の面接指導、心理的な負担の程度を把握するストレスチェック制度、労働者死傷病報告や有害物ばく露作業報告といった各種報告、気積・換気・照度などの事務所衛生基準、休養・清潔などの一般作業環境が問われます。面接指導とストレスチェックは要件や実施者、記録の保存期間が細かく問われるため、対象者・時期・保存年数といった数値を正確に押さえることが得点のポイントです。
⑧ 労働基準法
42問労働条件の最低基準を定める労働基準法を学ぶ分野です。労働時間と36協定・時間外労働の上限、休憩・休日、割増賃金の割増率、年次有給休暇、就業規則、妊産婦や年少者の保護、解雇の予告が頻出です。特に有害業務での労働時間の延長制限や、深夜業・法定休日の割増率、有給休暇の付与日数などは数値が問われやすい重要項目です。条文の数字を正確に暗記するとともに、管理監督者の適用除外など例外的な取り扱いもあわせて整理しておきましょう。