① 法令1:保安法・容器規則
50問高圧ガス保安法の目的や高圧ガスの定義、容器保安規則を学ぶ、法令科目の基礎分野です。圧縮ガス・液化ガスの定義、製造や販売の手続き、容器の刻印・検査・充填基準などが頻出テーマとなります。数値基準や用語の定義がそのまま問われるため、条文の要件を正確に押さえることが得点の鍵です。法令は乙種機械でも避けて通れない必須科目なので、まずは法の目的と定義を土台として固め、以降の各規則の理解につなげましょう。
② 法令2:各規則・技術上の基準
50問一般高圧ガス保安規則などに定められた、製造・貯蔵・消費に関する技術上の基準を学ぶ分野です。保安物件までの設備距離、貯槽の基礎や支柱、火気使用の制限、障壁の設置など、施設の安全確保に関わる具体的な数値・要件が頻出します。距離や条件が細かく規定されているため、どの基準がどの設備に適用されるかを整理して覚えることが重要です。法令1の定義を前提に、実際の施設に基準を当てはめる応用力が問われる分野です。
③ 法令3:年度別過去問
50問法令科目の総仕上げとして、年度別の過去問形式で実戦力を鍛える分野です。法の目的、高圧ガスの該当性判定、容器の喪失時の措置、製造・販売の手続き、地位の承継など、法令1・2で学んだ内容が横断的に問われます。過去問を通じて出題パターンや言い回しに慣れることが目的です。同じ論点でも設問の切り口が変わると迷いやすいため、根拠となる条文の考え方まで戻って確認し、繰り返し解いて知識を定着させましょう。
④ 保安管理1:燃焼爆発・ガス性質・材料・計測
50問保安管理技術科目のうち、燃焼・爆発の現象、各種ガスの性質、材料、計測を扱う分野です。爆発範囲や最小発火エネルギー、爆ごう、BLEVEなどの爆発現象、一酸化炭素やヘリウムなど個別ガスの性質と用途が頻出します。危険性を正しく理解することが保安の出発点となるため、燃焼・爆発の基本原理とガスごとの特徴をセットで押さえましょう。現象の仕組みとその防止策を結びつけて覚えると、応用問題にも対応しやすくなります。
⑤ 保安管理2:設備・ポンプ・シール・安全管理
50問高圧ガスの製造に用いる設備・機器の知識を学ぶ分野です。反応器や蒸留塔、超低温容器・二重殻式貯槽、溶接容器、横置円筒形貯槽などの構造と用途、ポンプやシールの仕組みが頻出テーマです。乙種機械の中核となる分野で、各設備がどんな目的でどう使われるかの理解が問われます。設備の名称・構造・用途を一覧で整理し、なぜその構造が必要なのかを機能面から理解すると、現場をイメージしながら効率よく知識を定着させられます。
⑥ 保安管理3:電気・保安装置・防災・運転・事故
50問電気設備・保安装置・防災・運転管理・事故対策を扱う分野です。静電気対策やボンディング、防爆構造、無停電電源装置(UPS)、樹脂製機器の帯電防止など、電気に起因する危険とその対策が頻出します。運転・防災の観点から総合的な保安管理が問われる分野です。静電気の発生メカニズムと具体的な抑制措置を結びつけて理解し、防爆構造や保安装置の役割を整理しておくことが得点につながります。事故を未然に防ぐ視点を意識して学習しましょう。
⑦ 学識1:気体熱力学・燃焼・流動伝熱
50問学識科目のうち、気体の熱力学、燃焼、流動・伝熱を扱う計算中心の分野です。理想気体の状態方程式、定圧・定容変化、断熱変化、等温変化、比熱比、モル数の計算などが頻出します。公式を暗記するだけでなく、条件に応じて正しく使い分ける力が問われます。ボイル・シャルルの法則や熱力学の基本式を確実に運用できるよう、典型的な計算パターンを繰り返し解いて体に覚えさせることが、学識攻略の近道です。
⑧ 学識2:材料力学・劣化防食・高圧設備
50問学識科目の材料力学、材料の劣化・防食、高圧設備を扱う分野です。熱応力、S-N曲線と疲労、縦弾性係数(ヤング率)や横弾性係数・ポアソン比の関係、材料の変形と強度が頻出テーマです。設備を安全に設計・運用するための力学的な裏付けが問われます。応力・ひずみの基本概念と弾性係数の関係式を確実に理解し、疲労や腐食など材料が劣化する要因も押さえておきましょう。計算と現象理解の両面から取り組むことが重要な分野です。