ビジネス実務法務検定3級 ④ 企業活動に関する法規制

企業の事業活動を規律する各種の業法・規制法を横断的に学ぶ分野です(本検定で42問収録)。独占禁止法が禁じるカルテル・私的独占・不公正な取引方法と公正取引委員会の役割、消費者契約法による不当条項の無効や誤認・困惑を理由とする取消し、特定商取引法の訪問販売とクーリング・オフ、個人情報保護法、製造物責任(PL法)などが頻出です。事業者と消費者の力の差を埋め、公正な競争と取引を守るという各法律の趣旨を押さえると、細かい規制内容も理解しやすくなります。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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118独占禁止法における「事業者」の定義として最も適切なものはどれか。

  1. A営利を目的とする株式会社および持分会社のみを指す。
  2. B商業、工業、金融業その他の事業を行う者をいい、事業を行う公益法人も含まれる。
  3. C常時使用する従業員が50名以上の営利企業に限定される。
  4. D国や地方公共団体などの公的機関は、いかなる場合も事業者に該当しない。
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正解:B商業、工業、金融業その他の事業を行う者をいい、事業を行う公益法人も含まれる。

営利目的の有無にかかわらず、事業を行う者は独占禁止法上の「事業者」に該当します。

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119会社の従業員が独占禁止法に違反する行為(カルテルなど)を行った場合の刑事罰の適用について、適切なものはどれか。

  1. A違反行為を行った従業員自身にのみ刑事罰が科され、会社には科されない。
  2. B会社にのみ刑事罰が科され、違反行為を行った従業員自身には科されない。
  3. C公正取引委員会による排除措置命令が出された場合、いかなる刑事罰も免除される。
  4. D違反行為を行った従業員自身が罰せられるほか、両罰規定により会社にも罰金刑が科される可能性がある。
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正解:D違反行為を行った従業員自身が罰せられるほか、両罰規定により会社にも罰金刑が科される可能性がある。

独占禁止法では両罰規定が設けられており、実行行為者である従業員のほか法人に対しても罰金刑が科されることがあります。

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120同業他社であるX社とY社が協定を結び、製品の販売価格を変更する行為に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. A価格を引き上げる協定も引き下げる協定も、競争を実質的に制限する不当な取引制限に該当し違法となる可能性がある。
  2. B価格の引き上げ協定も引き下げる協定も、すべて独占禁止法の適用から除外される。
  3. C価格を引き上げる協定は独占禁止法違反となるが、価格を引き下げる協定は消費者に有利なため違反とならない。
  4. D市場シェアの合計が過半数を超えなければ、価格の引き上げ協定も独占禁止法違反には問われない。
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正解:A価格を引き上げる協定も引き下げる協定も、競争を実質的に制限する不当な取引制限に該当し違法となる可能性がある。

価格の引き下げであっても、事業者間で相互に事業活動を拘束し競争を制限する協定は不当な取引制限(カルテル)に該当し違法となります。

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121独占禁止法違反の疑いがある行為に対し、公正取引委員会が違反事業者に命じることができる措置として誤っているものはどれか。

  1. A当該行為の差止めや契約条項の削除を命じる「排除措置命令」
  2. B違反行為によって得た不当な利益に相当する額を国庫に納付させる「課徴金納付命令」
  3. C違反を繰り返す悪質な法人に対し、企業の存続を強制的に終了させる「法人解散命令」
  4. D談合やカルテルなどの不当な取引制限をした事業者に対する「課徴金納付命令」
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正解:C違反を繰り返す悪質な法人に対し、企業の存続を強制的に終了させる「法人解散命令」

独占禁止法上の行政処分として排除措置命令や課徴金納付命令がありますが、公正取引委員会が法人の解散を命じる権限はありません。

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122独占禁止法が禁止する「不公正な取引方法」の具体例として、適切でないものはどれか。

  1. A同業他社と共同して特定の製品の生産数量の上限を取り決めるカルテル
  2. B正当な理由なく製造原価を大幅に下回る価格で継続販売する不当廉売
  3. C小売店に対し消費者への販売価格を指定しその価格を守らせる再販売価格の拘束
  4. D相手方に対し不当に競争相手と取引しないことを条件として取引する排他条件付取引
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正解:A同業他社と共同して特定の製品の生産数量の上限を取り決めるカルテル

同業他社と共同して生産数量等を制限する行為は「不当な取引制限(カルテル)」に該当し、「不公正な取引方法」とは区別されます。

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123独占禁止法の規制対象となる「私的独占」の定義に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A事業者が単独または他の事業者と結合し、他の事業者の事業活動を排除または支配することにより、競争を実質的に制限すること。
  2. B複数の事業者が共同して商品の価格を決定し、相互の事業活動を拘束すること。
  3. C事業者が自己の取引上の地位が相手方より優越していることを利用して、不当に不利益を与えること。
  4. D入札に際して、受注予定者や落札価格を事前に事業者間で取り決めること。
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正解:A事業者が単独または他の事業者と結合し、他の事業者の事業活動を排除または支配することにより、競争を実質的に制限すること。

私的独占とは、事業者が単独または結合等により他の事業者を排除・支配し、競争を実質的に制限する行為を指します。

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124消費者契約法における「消費者」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A個人および資本金1000万円未満の中小企業をいう。
  2. B法人その他の団体であっても、営利を目的としない場合は消費者に含まれる。
  3. C事業として又は事業のために契約の当事者となる場合における個人を含む、すべての個人をいう。
  4. D事業として又は事業のために契約の当事者となる場合におけるものを除く個人をいう。
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正解:D事業として又は事業のために契約の当事者となる場合におけるものを除く個人をいう。

消費者契約法上の消費者は個人に限られ、個人事業主が事業のために契約する場合は消費者に含まれません。

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125消費者契約法上、消費者契約において無効となる条項はどれか。

  1. A事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の「全部」を免除する条項
  2. B事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の「一部」を免除する条項(故意・重過失がない場合)
  3. C消費者が支払うべきキャンセル料について、平均的な損害の額の範囲内で規定された条項
  4. D消費者契約の解除に伴う原状回復義務について、双方に公平な負担を定める条項
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正解:A事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の「全部」を免除する条項

事業者の債務不履行や不法行為に基づく損害賠償責任の「全部」を免除する条項は、消費者契約法により無効とされます。

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126消費者契約法の適用範囲に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  1. A事業者が消費者に「商品」を販売する契約にのみ適用される。
  2. B消費者が事業者との間で締結する労働契約についても全面的に適用される。
  3. C免責条項が無効とされた場合、その契約自体が初めから全て無効となる。
  4. D事業者が消費者に役務を提供する契約を含む、幅広い消費者契約に適用される。
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正解:D事業者が消費者に役務を提供する契約を含む、幅広い消費者契約に適用される。

消費者契約法は商品販売だけでなく役務提供契約にも広く適用されます(ただし労働契約は除外)。また無効になるのは不当な条項のみで契約全体ではありません。

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127消費者契約法に基づく「適格消費者団体」の権限として、適切なものはどれか。

  1. A特定の消費者契約を職権で取り消し、事業者の口座から強制的に代金を返還させること。
  2. B違反事業者に対して、直接的に業務停止命令や罰金の支払いを命じること。
  3. C消費者契約法に違反する行為を現に行っている事業者に対し、当該行為の停止等の差止請求をすること。
  4. D消費者に代わって、個別の損害賠償請求訴訟を単独で提起し、賠償金を受領すること。
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正解:C消費者契約法に違反する行為を現に行っている事業者に対し、当該行為の停止等の差止請求をすること。

適格消費者団体は、不特定多数の消費者の利益を保護するため、違反行為をする事業者に対して差止請求訴訟を提起できます。

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128消費者が消費者契約法に基づき、事業者の不当な勧誘(誤認など)を理由に売買契約を取り消した場合の法的効果として適切なものはどれか。

  1. A契約は将来に向かってのみ無効となり、受領済みの代金の返還請求はできない。
  2. B消費者は商品の返還義務を免除され、代金の返還のみを受けることができる。
  3. C事業者は損害賠償として代金の2倍に相当する金額を消費者に支払う義務がある。
  4. D事業者は代金返還義務を負い、消費者は現に利益を受けている限度で返還義務を負う。
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正解:D事業者は代金返還義務を負い、消費者は現に利益を受けている限度で返還義務を負う。

民法の規定に従い、取り消された行為は初めから無効とみなされ、当事者は相互に原状回復義務(代金返還と商品返還)を負います。

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129特定商取引法における「訪問販売」のクーリング・オフに関する説明として、正しいものはどれか。

  1. A商品の引渡しを受けた日から起算して「14日以内」であれば、口頭による通知でも契約解除ができる。
  2. B書面を受領した日から起算して「20日以内」であれば、販売業者の合意を得ることを条件に解除ができる。
  3. Cクーリング・オフの期間内であっても、契約解除の際には販売業者に対して違約金を支払う必要がある。
  4. D書面または電磁的記録を受領した日から起算して「8日以内」であれば、無条件で契約解除ができる。
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正解:D書面または電磁的記録を受領した日から起算して「8日以内」であれば、無条件で契約解除ができる。

訪問販売のクーリング・オフは、法定の書面又は電磁的記録を受領した日から起算して8日以内に、書面等により無条件で行うことができます。

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130特定商取引法における「通信販売」に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  1. A通信販売にも訪問販売と同様に、法律で一律に8日間の無条件クーリング・オフ制度が設けられている。
  2. B販売業者が特約として返品に関する事項を広告に表示していない場合でも、購入後の商品の返品は一切認められない。
  3. C販売業者が特約を表示していない場合、消費者は商品の引渡しを受けた日から起算して8日を経過するまでの間、契約の解除等ができる。
  4. D通信販売においては、誇大広告の禁止等の規制は存在するが、販売業者の氏名・名称の表示義務はない。
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正解:C販売業者が特約を表示していない場合、消費者は商品の引渡しを受けた日から起算して8日を経過するまでの間、契約の解除等ができる。

通信販売には法定のクーリング・オフ制度はありませんが、返品特約の表示がない場合は引渡しから8日間は契約解除が可能です。

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131路上で消費者を呼び止め、営業所に同行させて商品の売買契約を締結させるいわゆる「キャッチセールス」の法的な取扱いとして、適切なものはどれか。

  1. A営業所内で契約を締結しているため「店舗販売」となり、特定商取引法の規制対象外である。
  2. B特定商取引法上の「訪問販売」に該当し、書面等を受領した日から8日以内であればクーリング・オフが可能である。
  3. C特定商取引法上の「通信販売」とみなされ、原則としてクーリング・オフの適用はない。
  4. D消費者が自ら同行に応じているため、いかなる場合も契約後の解除は認められない。
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正解:B特定商取引法上の「訪問販売」に該当し、書面等を受領した日から8日以内であればクーリング・オフが可能である。

営業所以外の場所で呼び止めて営業所に同行させ契約させる方法は、特定商取引法上の「訪問販売」に該当しクーリング・オフが可能です。

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132特定商取引法において、販売業者が訪問販売を行おうとする際、勧誘に先立って消費者に明らかにしなければならない事項に含まれないものはどれか。

  1. A販売業者の氏名または名称
  2. B売買契約の締結について勧誘をする目的である旨
  3. C過去1年間の自社の売上高および利益額
  4. D当該勧誘に係る商品の種類
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正解:C過去1年間の自社の売上高および利益額

訪問販売では勧誘に先立ち、氏名・名称、勧誘目的である旨、商品の種類を明示する義務がありますが、売上高等の明示義務はありません。

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133消費者が訪問販売において適法にクーリング・オフを行った場合、すでに引き渡しを受けていた商品の返還費用(送料等)の負担として正しいものはどれか。

  1. A契約を解除した消費者が全額負担しなければならない。
  2. B販売業者と消費者で折半して負担する。
  3. Cクーリング・オフ期間の前半なら業者負担、後半なら消費者負担となる。
  4. Dクーリング・オフは無条件解除であるため、引取りや返還に要する費用は販売業者が負担する。
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正解:Dクーリング・オフは無条件解除であるため、引取りや返還に要する費用は販売業者が負担する。

クーリング・オフに伴う商品の引取りまたは返還に要する費用は、特定商取引法の規定により販売業者の負担となります。

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134「割賦販売法」が適用される割賦販売の条件(支払い回数と期間)として、正しいものはどれか。

  1. A1ヶ月以上の期間にわたり、かつ、2回以上に分割して代金を受領する条件
  2. B3ヶ月以上の期間にわたり、かつ、4回以上に分割して代金を受領する条件
  3. C期間の長短にかかわらず、代金を分割して受領するすべての販売
  4. D2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して代金を受領する条件
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正解:D2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して代金を受領する条件

割賦販売法が適用される割賦販売とは、2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して代金を受領する条件で販売することをいいます。

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135販売業者が消費者に商品を販売し、代金を分割で受領する取引について、適切な記述はどれか。

  1. A分割払いで合意した以上、支払回数が2回であっても割賦販売法が全面的に適用される。
  2. B代金の支払回数や支払期間の長短にかかわらず、分割払いであれば常に割賦販売法に基づく書面交付義務が生じる。
  3. Cクレジットカード決済を利用した場合、分割回数に関係なく割賦販売法は一切適用されない。
  4. D2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して代金を受領する条件を満たす指定商品の販売等に限り、割賦販売法が適用される。
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正解:D2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して代金を受領する条件を満たす指定商品の販売等に限り、割賦販売法が適用される。

すべての分割払いに適用されるわけではなく、2ヶ月以上・3回以上などの一定要件を満たす場合に割賦販売法の特有の規制が適用されます。

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136製造物責任法(PL法)における「製造物」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A製造または加工されたすべての物をいい、土地や建物などの不動産も含まれる。
  2. B人の手が加えられていない天然の農林水産物もすべて含まれる。
  3. C製造または加工された動産をいい、不動産は含まれない。
  4. Dコンピュータのソフトウェアなどの無体物のみを指す。
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正解:C製造または加工された動産をいい、不動産は含まれない。

製造物責任法上の「製造物」とは「製造又は加工された動産」を指し、未加工の農水産物や不動産は適用対象外です。

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137製造物責任法における「欠陥」の解釈として最も適切なものはどれか。

  1. A製品のデザインが消費者の好みに合わないこと。
  2. B製品が通常有すべき安全性を欠いていること。
  3. C製品の販売価格が市場の平均価格より著しく高いこと。
  4. D製品に取扱説明書が同梱されていないことのすべて。
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正解:B製品が通常有すべき安全性を欠いていること。

製造物責任法上の「欠陥」とは、製造物の特性や予見される使用形態等を考慮して、当該製造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいいます。

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138消費者が製造物責任法(PL法)に基づいて損害賠償を請求する場合、民法上の不法行為に基づく請求と比較して軽減されている被害者の立証責任の内容はどれか。

  1. A製造業者の「故意または過失」を証明する必要がなくなる。
  2. B損害が発生した事実を証明する必要がなくなる。
  3. C製品の欠陥と損害との間の因果関係を証明する必要がなくなる。
  4. D製品が製造された日時および場所を証明する必要がなくなる。
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正解:A製造業者の「故意または過失」を証明する必要がなくなる。

民法の不法行為責任では加害者の故意・過失の立証が必要ですが、PL法では製造物の「欠陥」を立証すればよく、製造業者の過失等の立証は不要です。

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139次の事例のうち、製造物責任法(PL法)に基づく損害賠償請求が認められる可能性が最も高いものはどれか。

  1. A購入したテレビが自然発火し、そのテレビ本体のみが全焼した。
  2. B欠陥のある電子レンジが発火し、隣接していた食器棚と家屋の一部が焼損した。
  3. C購入した生鮮魚介類(未加工)に毒素が含まれており、食中毒を起こした。
  4. D新築で購入した建物の設計にミスがあり、雨漏りが発生した。
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正解:B欠陥のある電子レンジが発火し、隣接していた食器棚と家屋の一部が焼損した。

PL法は不動産や未加工品には適用されず、損害が「当該製造物についてのみ」生じた場合も適用されません。他財産への延焼は適用対象です。

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140製造物責任法に基づく損害賠償責任を負う「製造業者等」に含まれない者はどれか。

  1. A当該製造物を業として製造、加工した者
  2. B当該製造物を海外から業として輸入した者
  3. C製造物の流通のみに関与し、表示等も行っていない単なる販売業者や運送業者
  4. D当該製造物に自らを製造業者と誤認させるような氏名等の表示をした者
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正解:C製造物の流通のみに関与し、表示等も行っていない単なる販売業者や運送業者

製造業者等には製造・加工・輸入業者や実質的な製造業者として氏名表示をした者が含まれますが、単なる流通業者や小売・販売業者は含まれません。

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141個人情報保護法における「個人情報」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A生存する個人および死亡した個人の双方に関するすべての情報をいう。
  2. B日本国籍を有する個人のみの情報をいい、外国人に関する情報は含まれない。
  3. C生存する個人に関する情報であり、氏名や生年月日等により特定の個人を識別できるものをいう。
  4. D氏名等の記述の有無にかかわらず、法人に関する企業秘密情報をすべて含む。
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正解:C生存する個人に関する情報であり、氏名や生年月日等により特定の個人を識別できるものをいう。

個人情報とは「生存する個人に関する情報」であって、特定の個人を識別することができるもの(個人識別符号を含む)を指します。外国人の情報も含まれます。

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142個人情報保護法における「要配慮個人情報」に該当しないものはどれか。

  1. A本人の氏名および年齢
  2. B本人の人種や信条
  3. C本人の病歴や犯罪の経歴
  4. D犯罪により害を被った事実
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正解:A本人の氏名および年齢

氏名や年齢は通常の個人情報ですが、「要配慮個人情報」とは不当な差別や偏見が生じないよう特に配慮を要する病歴、信条、犯罪歴などを指します。

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143個人情報取扱事業者が個人情報を取得した場合の「利用目的の通知等」に関する義務として、適切なものはどれか。

  1. Aあらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を本人に通知または公表しなければならない。
  2. B個人情報の取得時には通知や公表は不要であり、実際にその情報を利用する直前に公表すればよい。
  3. Cあらかじめ利用目的を公表している場合でも、必ず本人に対して個別に書面で通知しなければならない。
  4. D取得した個人情報が100件未満であれば、利用目的の通知や公表の義務は一切免除される。
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正解:Aあらかじめ利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を本人に通知または公表しなければならない。

個人情報を取得した場合は、原則として速やかにその利用目的を本人に通知または公表する必要があります(あらかじめ公表している場合を除く)。

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144個人情報取扱事業者が、保有する個人データを第三者に提供する場合の原則的なルールとして正しいものはどれか。

  1. A法令に基づく場合などの例外を除き、あらかじめ本人の同意を得なければならない。
  2. B本人の同意の有無にかかわらず自由に第三者に提供できる。
  3. C情報提供先が同業他社である場合に限り、本人の同意なしに提供できる。
  4. D第三者に提供した後に事後報告として本人に通知すれば同意は不要である。
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正解:A法令に基づく場合などの例外を除き、あらかじめ本人の同意を得なければならない。

個人データの第三者提供は、法令に基づく場合等の例外を除き、原則としてあらかじめ本人の同意を得る必要があります。

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145個人情報取扱事業者が負う「安全管理措置」の義務の内容として、適切なものはどれか。

  1. A個人データはすべて紙媒体で保管し、電子データとしての保存は禁止されている。
  2. B安全管理措置を講じる義務は、資本金が5億円以上の大企業にのみ適用される。
  3. C個人データの漏えいや滅失を防ぐため、必要かつ適切な措置を講じなければならない。
  4. D個人データの取扱いを外部に委託した場合、委託先に対する監督責任は一切生じない。
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正解:C個人データの漏えいや滅失を防ぐため、必要かつ適切な措置を講じなければならない。

個人情報取扱事業者は、取り扱う個人データの漏えい、滅失または毀損の防止等のために必要かつ適切な安全管理措置を講じる義務があります。

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146不正競争防止法において「営業秘密」として保護されるための3つの要件の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A秘密管理性、公益性、新規性
  2. B秘密管理性、有用性、非公知性
  3. C非公開性、付加価値力、独自性
  4. D収集方法、破棄方法、秘密管理性
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正解:B秘密管理性、有用性、非公知性

営業秘密として保護されるには、「秘密として管理されていること」、「事業活動に有用であること」、「公然と知られていないこと」の3要件が必要です。

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147営業秘密の要件である「秘密管理性」が認められるための状況として、最も適切なものはどれか。

  1. A企業の代表者が心の中で「これは秘密だ」と念じているだけの状態。
  2. B文書管理規程を作成して保管方法を定め、取扱者を限定するなど管理意思が明確な状態。
  3. C誰でも閲覧できる社内掲示板に情報を掲載し、アクセス制限を設けていない状態。
  4. D情報を外部のインターネットサイトで広く一般向けに無料公開している状態。
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正解:B文書管理規程を作成して保管方法を定め、取扱者を限定するなど管理意思が明確な状態。

秘密管理性が認められるには、アクセス制限等の経済合理的な秘密管理措置により、企業の秘密管理意思が従業員に明確に示され認識可能であることが必要です。

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148不正競争防止法における「不正競争」行為について、誤っているものはどれか。

  1. A窃取や詐欺などの不正の手段によって他社の営業秘密を取得する行為は、不正競争に該当する。
  2. B営業秘密を取得する手段が不正であっても、取得した情報を使用しなければ不正競争には該当しない。
  3. C不正取得行為によって取得した営業秘密を使用し、または開示する行為は、不正競争に該当する。
  4. D不正の利益を得る目的で営業秘密を不正取得した者には、刑事罰が科されることがある。
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正解:B営業秘密を取得する手段が不正であっても、取得した情報を使用しなければ不正競争には該当しない。

不正の手段により営業秘密を取得する行為そのものが不正競争防止法上の「不正競争」に該当し、使用の有無は問いません。

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149会社の従業員が、自己または第三者の利益を図る目的で、その任務に背く行為をし、会社に財産上の損害を与えた場合に成立し得る刑法上の犯罪はどれか。

  1. A窃盗罪
  2. B背任罪
  3. C遺失物横領罪
  4. D違法配当罪
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正解:B背任罪

他人のためにその事務を処理する者が、自己や第三者の利益等を図る目的で任務に背き、本人に財産上の損害を与える行為は「背任罪」を構成します。

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150取引先から集金し、業務上自己が管理・保管していた会社の売上金を、従業員が自分自身の遊興費として使い込んだ場合に成立し得る犯罪はどれか。

  1. A窃盗罪
  2. B業務上横領罪
  3. C特別背任罪
  4. D強盗罪
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正解:B業務上横領罪

業務上自己の占有(管理)する他人の物を、所有者でなければできない処分(使い込み等)をする行為は「業務上横領罪」となります。

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151株式会社の取締役が、粉飾決算により架空の利益を計上し、法令や定款の規定に違反して株主に剰余金の配当を行った場合に成立し得る会社法上の犯罪はどれか。

  1. A特別背任罪
  2. B業務上横領罪
  3. C詐欺罪
  4. D違法配当罪
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正解:D違法配当罪

会社法において、取締役等が法令又は定款の規定に違反して剰余金の配当をしたときは「違法配当罪」が成立します。

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152株式会社の「特別背任罪」の主体(犯罪行為者)となり得る者の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A取締役、会計参与、監査役、執行役
  2. Bすべての一般従業員およびアルバイト
  3. C会社の取引先企業の代表者のみ
  4. D会社の株式を保有する一般の株主全員
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正解:A取締役、会計参与、監査役、執行役

会社法上の特別背任罪の主体は、株式会社の取締役、会計参与、監査役、執行役等の一定の重要な地位にある者に限られます。

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153大気汚染防止法や水質汚濁防止法に基づく事業者の損害賠償責任の特則に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A事業活動に伴う有害物質の排出により人の生命や身体を害したときは、事業者の無過失責任が定められている。
  2. B事業者の過失が証明されなければ、いかなる場合も損害賠償責任を負わない。
  3. C公害による損害賠償責任は、国または地方公共団体が全額肩代わりするため、事業者は一切の責任を免れる。
  4. D被害者が企業の代表取締役である場合に限り、無過失責任が適用される。
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正解:A事業活動に伴う有害物質の排出により人の生命や身体を害したときは、事業者の無過失責任が定められている。

大気汚染防止法や水質汚濁防止法では、有害物質の排出により人の生命・身体を害した場合、事業者の無過失責任を定めています。

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154廃棄物処理法における事業者の責務に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. A事業活動に伴って生じた廃棄物は、全額国費で処分されるため事業者に責任はない。
  2. B産業廃棄物の運搬や処分を自ら行う場合、法令の基準を無視して自由な方法で処分できる。
  3. C事業者は、廃棄物処理を専門業者に委託することは一切禁じられている。
  4. D事業活動に伴って生じた廃棄物は、自らの責任において適正に処理しなければならない。
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正解:D事業活動に伴って生じた廃棄物は、自らの責任において適正に処理しなければならない。

廃棄物処理法上、事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理する責務を負います。

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155大規模小売店舗立地法(大店立地法)の目的について、適切なものはどれか。

  1. A中小の小売店を保護するために、大規模小売店舗の出店を直接的に制限・禁止すること。
  2. B大規模小売店舗の立地に関し、周辺地域の生活環境の保持のため、施設の配置や運営方法に適正な配慮を確保すること。
  3. C大規模小売店舗の商品の販売価格を国が統制し、価格競争を排除すること。
  4. Dすべての大規模小売店舗に対し、売上の一部を地方自治体に寄付することを義務付けること。
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正解:B大規模小売店舗の立地に関し、周辺地域の生活環境の保持のため、施設の配置や運営方法に適正な配慮を確保すること。

大店立地法は周辺の生活環境の保持を目的としており、中小小売店保護のために出店そのものを制限する法律ではありません。

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156消費者契約法における「事業者」に該当しないものはどれか。

  1. A営利を目的として商品を販売する株式会社
  2. B営利を目的としてサービスを提供する合同会社
  3. C自らが居住するマンションの一室を個人的に購入する会社員
  4. D事業として、または事業のために契約の当事者となる個人事業主
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正解:C自らが居住するマンションの一室を個人的に購入する会社員

個人が事業としてではなく、個人的な目的(居住等)で契約の当事者となる場合は「消費者」に該当し、「事業者」にはなりません。

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157特定商取引法が規制対象としている取引形態のうち、電話で勧誘を行い契約を締結させる取引の名称として正しいものはどれか。

  1. A電話勧誘販売
  2. B通信販売
  3. C訪問販売
  4. D連鎖販売取引
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正解:A電話勧誘販売

特定商取引法では取引形態ごとに規制があり、電話で勧誘して契約させる形態は「電話勧誘販売」として規制されます。

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158独占禁止法を運用し、執行する行政機関として正しいものはどれか。

  1. A消費者庁
  2. B公正取引委員会
  3. C法務省
  4. D金融庁
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正解:B公正取引委員会

独占禁止法は、市場における自由な競争を促進するために制定され、その運用・執行は「公正取引委員会」が行います。

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159個人情報取扱事業者の従業員が、業務で取り扱った個人情報データベースを、自己の不正な利益を得る目的で退職後に第三者へ提供した。この場合の法的責任について適切なものはどれか。

  1. A退職後の行為であるため、個人情報保護法の適用対象外となり責任は問われない。
  2. B民事上の損害賠償責任は負うが、刑事罰が科されることは絶対にない。
  3. C個人情報保護法上、当該行為には刑事罰(拘禁刑や罰金)が科され得る。
  4. D個人情報データベースの提供先が海外企業である場合に限り、刑事罰の対象となる。
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正解:C個人情報保護法上、当該行為には刑事罰(拘禁刑や罰金)が科され得る。

業務に関して取り扱った個人情報データベースを不正な利益を図る目的で提供・盗用する行為は、退職後であっても個人情報保護法上の刑事罰の対象となります。

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