① 基礎理論(数値表現・論理・AI)
35問コンピュータで扱う情報の土台を学ぶ分野です。2進数・16進数の相互変換、補数による負数表現、論理シフト、AND・OR・XORなどの論理演算、半加算器・全加算器といった論理回路が頻出です。加えてスタック・キューの基本や逆ポーランド表記、近年重要度が増す生成AI・機械学習(ディープラーニング、ファインチューニング、ハルシネーション等)も出題されます。計算と用語の両輪で、後続の全分野を支える最重要の基礎です。
② アルゴリズムとプログラミング
30問データ構造とアルゴリズムを扱う分野で、科目B(旧午後)にも直結する重要領域です。配列・連結リスト・スタック・キュー・木構造(2分探索木)・ハッシュ法といったデータ構造の特徴と、線形探索・2分探索・クイックソートなどの探索・整列アルゴリズム、計算量オーダー(O(1)・O(n)・O(log n))が頻出です。再帰・再入可能などプログラム特性やHTML・CSS・Ajaxといったマークアップ関連知識も問われます。
③ コンピュータ構成(CPU・記憶・システム・HW)
32問ハードウェアとシステム構成を学ぶ分野です。CPUの命令実行手順(フェッチ)やクロック周波数・MIPS、割込み、キャッシュメモリ(ヒット率・ライトスルー)といった性能に関わる計算問題が頻出です。DRAM・SRAM・SSDなど記憶装置の特性、RAID、稼働率(MTBF・MTTR)、デュアル/デュプレックスシステム、フォールトトレラントやフールプルーフといった信頼性設計まで、暗記と計算が混在する得点源の分野です。
④ ソフトウェア・UI・マルチメディア
30問OSとソフトウェアの仕組みを学ぶ分野です。ジョブ管理・タスク管理、マルチタスク、スプーリングやバッファリング、プリエンプティブ方式とタスクの状態遷移、ラウンドロビンなどのスケジューリングが頻出です。仮想記憶ではページイン/ページアウト、ページフォールト、スラッシング、LRUなどの置換アルゴリズムが重要です。加えてファイルのディレクトリ構造や相対パス、マルチメディア・UIの基礎も出題されます。
⑤ データベース
36問関係データベースの理論と操作を学ぶ分野です。テーブル・レコード(行)・フィールド(列)といった構成要素、主キー・外部キー、正規化、E-R図によるデータモデリングが基礎になります。SQLによる選択・射影・結合などの関係演算、トランザクションのACID特性、排他制御やロック、コミット・ロールバック、デッドロックまで幅広く問われます。収録問題数が多く配点ウェイトも大きい、しっかり得点したい重要分野です。
⑥ ネットワーク
30問コンピュータネットワークの仕組みを学ぶ分野です。回線交換とパケット交換、伝送速度・伝送効率を用いた転送時間の計算、パリティチェックなどの誤り制御が頻出です。OSI基本参照モデルやTCP/IP、IPアドレスとサブネット、ポート番号、DNS・DHCP・NATといったプロトコル、ルータ・スイッチなどの機器も重要テーマです。計算問題と用語知識が混在するため、通信の階層構造を軸に体系立てて整理するのが効率的です。
⑦ 情報セキュリティ
38問本試験で最も収録数が多く、科目Bでも重点分野とされる最重要領域です。機密性・完全性・可用性の情報セキュリティ3要素、ソーシャルエンジニアリングや不正のトライアングル、ブルートフォース・フィッシング・ドライブバイダウンロードなどの攻撃手法が頻出です。共通鍵・公開鍵暗号やデジタル署名、ファイアウォール・IDS、認証技術、リスクマネジメントまで幅広く問われます。ここを厚く対策できるかが合否を分けます。
⑧ システム開発・開発手法
34問ソフトウェア開発の工程と技法を学ぶ分野です。ソフトウェアライフサイクル(SLCP)、要件定義・システム方式設計・保守といった各工程、DFDによる分析、データ中心アプローチが頻出です。オブジェクト指向のカプセル化・継承・多態性、UML、モジュール分割の考え方も重要です。ウォーターフォール・アジャイル・DevOpsなどの開発モデルや、単体・結合・システムテストといったテスト技法まで、開発全体の流れを押さえる分野です。
⑨ マネジメント(PM・サービス・監査)
31問プロジェクトマネジメントとITサービス管理、監査を扱う分野です。プロジェクトの特徴やステークホルダ、WBS、開発工数・開発期間の計算(生産性・人日)、アローダイアグラムによる日程管理が頻出です。ITサービスマネジメント(ITIL、SLA、インシデント・問題管理)、ファシリティ管理、さらにシステム監査・内部統制まで問われます。計算問題と管理プロセスの用語が中心で、暗記と数値処理をバランスよく対策したい分野です。
⑩ システム戦略・企画・経営戦略
32問経営とITをつなぐストラテジ系の分野です。情報システム戦略、エンタープライズアーキテクチャ(EA)、BPRやBPMによる業務改善、RPAやDX、ソリューションビジネスが頻出です。経営戦略ではSWOT分析やPPM、コアコンピタンス、マーケティング手法が問われます。システム化計画からRFP、調達までの流れも重要です。技術だけでなくビジネスの視点が求められ、用語を実際の企業活動と結びつけて理解するのが得点のコツです。
⑪ ビジネス・企業活動・法務
34問企業活動の基礎と関連法規を学ぶ分野です。HEMSやIoT、ID-POS、セル生産方式・MRP・かんばん方式(JIT)といった生産管理、電子商取引の取引モデルが頻出です。経営組織や会計・財務(損益分岐点など)の基礎知識も問われます。法務では知的財産権(著作権・特許)、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、労働・取引関連法規、標準化が重要です。範囲は広めですが、身近な企業活動と結びつけて覚えると定着しやすい分野です。