① 資質:必要とされる要件
35問サービススタッフに第一に求められる「明るさ」と「誠実さ」を軸に、感じのよい応対の心構えを学ぶ分野です。笑顔と張りのある声、てきぱきした態度、相手の気持ちに寄り添う姿勢、両手を添えて品物を渡すといった具体例が問われます。あわせて、相手の要望を読み取る適切な判断と表現、清潔感があり機能的な身だしなみ(服装・頭髪だけでなく言葉遣いや振る舞いも含む)が頻出です。理論領域の入口として、感じのよい応対がリピートにつながるという基本を丁寧に押さえましょう。出題数 35 問。
② 資質:従業要件
38問サービススタッフとして働くうえで土台となる資質を扱う分野です。物事の善悪を客観的にとらえる「良識」、間違いに気づいたらすぐ正す「素直さ」、公共の場で周囲に配慮する行動、多様な年代・国籍のお客さまの価値観の違いへの理解が問われます。さらに、スタッフ同士が助け合う「協調性」、清潔感を生む身だしなみと言動、嫌味や苦情を受けても感情を自制して穏やかに応対する「忍耐力」も頻出テーマです。日常の場面設定で「適切/不適当」を判断する問題が多く、相手本位の視点が正解の鍵になります。出題数 38 問。
③ 専門知識
40問サービスそのものの意味や仕組みを理解する分野です。サービスの意義(お客さまに満足を提供し、対価を得て事業に貢献する)、おまけ・値引きはサービスのごく一部にすぎないこと、待ち時間の見通しを示す配慮などが問われます。あわせて、職種・目的・行為によるサービスの分類、応対マニュアルやアンケートの役割も出題されます。特徴的なのが商業用語で、「老舗」「書き入れ時」「左前」「閑古鳥が鳴く」「買い掛け」「正価」「お持たせ」など、読み方と意味を結びつける問題が多数収録されています。用語は一覧化して覚えるのが得点のコツです。出題数 40 問。
④ 一般知識
28問お客さまとの会話や信頼関係の土台となる社会常識を扱う分野です。月ごとの年中行事、和菓子の分類(焼き菓子・干菓子・水菓子など)といった生活文化の知識が問われます。中心となるのが慣用表現とカタカナ用語で、「顔が利く」「舌を巻く」「首が回らない」などの慣用句の意味、「オーソリティー」「コンシューマー」「メリット」「メンテナンス」「ケータリング」といった外来語の意味が頻出です。さらに、時事問題を知っておく理由や、知らない話題を振られたときの応対も出題されます。語彙は意味とセットで整理し、会話の引き出しを増やしておきましょう。出題数 28 問。
⑤ 対人技能:人間関係・接遇知識
38問実技領域の中心となる、人と接するための技能を扱う分野です。まず職場の人間関係として、上司・先輩・同僚それぞれとの関わり方や、あいさつ・報告・連絡・相談といった円滑に働くための基本行動が問われます。加えて、お客さまへの接遇知識として、相手を尊重する態度、気持ちに寄り添う応対、状況に応じた気配りが出題されます。仕事は人間関係のうえに成り立つという前提を踏まえ、なれなれしさを避けた謙虚な姿勢が正解の判断軸になります。場面ごとに「適切な行動」を選ぶ実践的な問題が多い分野です。出題数 38 問。
⑥ 対人技能:話し方・服装
38問接遇の要となる敬語と話し方、そして服装のセンスを扱う分野です。丁寧語・尊敬語・謙譲語の区別、「する→なさる」「見る→拝見する」といった動詞の言い換え、「本日」「先ほど」「明後日」などお客さまへの丁寧な言い方が数多く問われます。あわせて、断りや依頼を受けるときの言い回し、相手に分かりやすく説明する工夫も頻出です。服装では、清潔感・機能性・サイズ・季節感といったセンスの基本や、制服の利点、店の雰囲気との調和が出題されます。言葉遣いは正しい形を声に出して覚えるのが効果的です。出題数 38 問。
⑦ 実務技能:問題処理・環境整備
26問現場で起こる問題への対処と、店舗の環境づくりを扱う実技分野です。苦情対応では、まずおわびの気持ちを示す、感情的なお客さまには落ち着いて傾聴する、自分で対処できないときは上司に引き継ぐといった手順が問われます。苦情を組織で共有し「ピンチをチャンスに変える」という考え方も頻出です。環境整備では、店内・外観・トイレ・陳列・照明のチェックポイントや、雨の日の対応などが出題されます。清潔で心地よい環境がお客さまの信頼につながるという視点を持ち、場面ごとの適切な対応を判断できるようにしましょう。出題数 26 問。
⑧ 実務技能:金品管理・社交業務
31問金銭の取り扱いと冠婚葬祭のしきたりを扱う実技分野です。金品管理では、正確さを前提に、金銭やお釣りの受け渡し方、待たせたときの言葉遣い、商品と釣り銭を分けて渡す理由、領収書の書き方(日付・宛名・金額の改ざん防止・ただし書き・収入印紙と消印)などが細かく問われます。社交業務では、上書き(表書き)が中心で、「寿」「御祝」「御霊前」「御仏前」「御見舞御礼」といった慶弔の使い分け、水引の結び方(蝶結びと結び切り)、中元・歳暮の時期を逃したときの表書きが頻出です。上書きと場面をセットで暗記するのが得点の近道です。出題数 31 問。