第244問外為法に基づく本人確認の目的として適切でないものはどれか。
- Aマネー・ローンダリング対策のための重要な制度である
- B資産凍結等経済制裁措置の実効性を確保する目的がある
- C犯罪収益移転防止法に基づく取引時確認と並ぶ制度である
- D国税当局による対外取引の実態把握を主目的としている
外国為替及び外国貿易法(外為法)と海外送金にかかる確認実務を扱う分野です。外為法に基づく本人確認の目的、犯罪収益移転防止法の取引時確認との関係、金融機関が犯収法上の確認義務を履行した場合の外為法上の扱い、特定為替取引や外貨両替で本人確認義務の対象外となる金額基準が頻出です。二つの法律で確認事項や対象取引が微妙に異なるため、それぞれの目的と適用範囲を対比しながら整理することが重要です。海外送金特有のリスクとあわせて押さえておきましょう。
この分野の問題41問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.金額の下限の設定はなく、すべての取引において本人確認が必要である。
国外送金等調書法の本人確認義務では金額の下限の設定はなく、すべての取引において本人確認が必要となる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.取引の履行を拒むこと(受付の謝絶)ができる。
本人特定事項の偽り等の疑いがあり、顧客が再度の本人確認に応じない場合には、外為法において取引の履行を拒むことができる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.法人自体の本人確認に加えて、代表者等や代理人である個人の本人確認も行う。
法人との取引の場合は、法人自体の本人確認に加えて、代表者等や代理人である個人についても本人確認を行う。
この問題の解説ページを開く →正解:A.統括管理責任者を本支店に配置している等の体制整備をしていること。
コルレス契約時、取引時確認等の事務管理に係る統括管理責任者の配置など、一定の基準に適合する体制整備の確認が必要である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.コルレス先所在国の当局に対し照会し、FATF基準を満たしているか直接確認する方法
体制整備の確認は申告やホームページ等の閲覧によるものと規定されており、当局に照会してFATF基準を満たすか確認することは求められていない。
この問題の解説ページを開く →正解:B.外国当局の監督を受けていない銀行等とコルレス契約を締結していないこと。
監督官庁の監督を受けていない銀行等(シェル・バンク等)とコルレス契約を締結していないことを確認しなければならない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.確認をした後でなければ、当該顧客と支払等に係る為替取引を行ってはならない。
外為法17条により、一定の要件を満たしているか適法性の確認をした後でなければ、為替取引を行ってはならないとされている。
この問題の解説ページを開く →正解:B.預金契約など、物やサービスの移動を伴わない資本取引も対象である。
預金契約など、物やサービスの移動を伴わない対外的な金融取引(資本取引)も適法性の確認義務の対象である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.送金人および受取人の氏名等を資産凍結等経済制裁対象者リストにより検索し確認する。
送金受付時には、送金依頼人および受取人の氏名等が経済制裁措置及び対象者リストに一致・類似しないかを検索し確認する必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.「外国送金依頼書兼告知書」の許可等申告欄や送金目的等によって確認する。
許可・承認が必要となる取引でないかは、外国送金依頼書兼告知書の記載内容(送金目的等)によって確認することが必要である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.外国送金依頼書兼告知書等の情報把握により確認する。
北朝鮮やイラン等に対する経済制裁措置(支払規制等)に抵触していないかを、外国送金依頼書等の情報把握により確認する必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:C.仮名名に加えてアルファベット名についても登録し、フィルタリングの対象とする。
ガイドラインでは、本人確認書類を基に仮名名に加えてアルファベット名についても登録し、フィルタリングの対象とすることが求められている。
この問題の解説ページを開く →正解:D.直ちに事実関係を財務省に報告するとともに、必要な応急的対応を行う。
違反が検知された場合は、直ちに事実関係を財務省に報告するとともに応急的対応を行い、改善・再発防止策を策定・実行する必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.日本の金融機関においても、規制対象者が関与する米ドル建ての送金取引等は規制対象となる。
OFACは米国独自の規制であり、米ドル建ての送金や米銀経由の送金等についてはOFAC規制対象者に係る取引でないことの確認が必要となる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.国内に影響範囲がとどまる業務とは異なるリスクに直面していることに留意し、的確に行う必要がある。
海外送金等の業務は国内業務とは異なるリスクに直面しており、外国当局の動向等にも配慮してリスクの特定・評価等を的確に行う必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.コルレス先等と連携しながら、リスクに応じた厳格な顧客管理を行うことを検討する。
送金人等が直接の顧客でない場合でも、制裁リスト照合のみならず、コルレス先等と連携して厳格な顧客管理を行うことを検討する必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.危険度が低いと認められ、簡素な顧客管理を行うことが許容されている。
スイフトを介して行われる一定の取引は、危険度が低いと認められ、簡素な顧客管理を行うことが許容されている。
この問題の解説ページを開く →正解:C.仕向金融機関は中継金融機関に正確な通知事項を示し、正確な電文を作成するための連携が求められる。
誤った事項を通知しないよう、仕向金融機関は中継金融機関に対し正確な通知事項を示し、両者で連携することが求められる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.実質的支配者の氏名・生年月日
法人の場合、電文に付記すべき事項は送金依頼人の名称、本店・主たる事務所の所在地等、口座番号等であり、実質的支配者の情報は含まれない。
この問題の解説ページを開く →正解:B.各拠点等に内在するリスクの特定・評価を行い、可視化した上で、リスクに見合う人員配置を行う。
各拠点等に内在するリスクの特定・評価を行い、可視化した上で人員配置を行うなどの方法でグループ全体での低減措置を講ずることが求められる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.当該拠点にも我が国グループ全体の方針・手続等を整合的な形で適用・実施する。
現地の法規制が日本より厳格でない場合、当該拠点にも我が国グループ全体の方針・手続・計画等を整合的な形で適用・実施することが求められる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.先進的な取組み事例として記載されている。
グループ全体で一元化したシステムを採用して日次で更新する事例は、「対応が求められる事項」ではなく「先進的な取組み事例」として記載されている。
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