金融AMLオフィサー ⑥ 顧客管理・本人確認の応用

特定業務・特定取引と各種義務の関係を応用的に問う分野です。特定業務に該当するが特定取引には当たらない取引で生じる義務・生じない義務の切り分け、取引記録の作成・保存義務が除外される少額取引等の要件、そうした取引でも疑わしい取引の届出義務は残るという点が頻出です。あわせて、ガイドラインが保存を求める「対策の実施に必要な記録」の範囲も問われます。義務ごとに適用範囲が異なるため、取引類型と義務の対応関係を表で整理して理解することが正答のカギになります。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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202特定事業者の特定業務に該当しない取引は、犯罪収益移転防止法の対象となるか。

  1. A対象となる
  2. B取引記録の作成・保存のみ対象となる
  3. C疑わしい取引の届出のみ対象となる
  4. D対象とならない
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正解:D対象とならない

特定事業者の特定業務に該当しない取引は、犯罪収益移転防止法の対象となりません。

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203特定事業者の特定業務に該当するが、特定取引等に該当しない取引について生じない義務はどれか。

  1. A取引記録の作成・保存義務
  2. B取引時確認義務
  3. C疑わしい取引の届出義務
  4. D内部監査の実施義務
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正解:B取引時確認義務

特定取引等に該当しない場合は取引時確認の必要はなく、確認記録の作成・保存義務は生じません。

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204犯罪収益移転防止法上、特定事業者が特定業務に関して負う義務に含まれないものはどれか。

  1. A確認記録・取引記録の作成・保存
  2. B疑わしい取引の届出
  3. C取引時確認
  4. D顧客の信用情報の格付け公表
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正解:D顧客の信用情報の格付け公表

特定事業者の義務は取引時確認・記録の作成保存・疑わしい取引の届出等であり、信用情報の格付け公表は含まれません。

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205取引記録の作成・保存義務が除外される少額取引等において、疑わしい取引の届出義務の取扱いはどうなるか。

  1. A顧客の同意があれば除外される
  2. B届出義務も除外される
  3. C届出義務は除外されない
  4. D統括管理者の承認があれば除外される
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正解:C届出義務は除外されない

取引記録の作成・保存義務が除外される場合でも、疑わしい取引の届出義務は除外されません。

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206取引記録の作成・保存義務が除外される取引に該当しないものはどれか。

  1. A価額が10万円以下の財産移転に係る取引
  2. B200万円以下の本邦通貨と外国通貨の両替
  3. C財産移転を伴わない取引
  4. D価額が1万円以下の財産移転に係る取引
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正解:A価額が10万円以下の財産移転に係る取引

除外されるのは価額が1万円以下の財産移転に係る取引などであり、10万円以下は該当しません。

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207ガイドラインが保存を求めている「適切なマネロン・テロ資金供与対策の実施に必要な記録」に該当しないものはどれか。

  1. A本人確認資料等の証跡
  2. B顧客との取引・照会等の記録
  3. C顧客のすべての通話録音データ
  4. D疑わしい取引の届出件数
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正解:C顧客のすべての通話録音データ

顧客のすべての通話録音データの保存はガイドラインにおいて明記されていません。

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208ガイドラインにおける「顧客管理(CDD)」の定義として適切なものはどれか。

  1. Aリスクを前提として顧客情報や取引内容を調査し、低減措置を判断・実施すること
  2. Bすべての顧客に一律の調査を行うこと
  3. C顧客の取引を停止する一連の流れ
  4. D顧客の資産状況を公開情報から収集すること
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正解:Aリスクを前提として顧客情報や取引内容を調査し、低減措置を判断・実施すること

CDDは自らが特定・評価したリスクを前提とし、講ずべき低減措置を判断・実施する一連の流れとされています。

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209各顧客のリスクが高まったと想定される具体的な事象が発生した場合等の対応として、ガイドラインが求めているものはどれか。

  1. A機動的な顧客情報の確認を行う
  2. B警察庁へ自動的に通報する
  3. C顧客に直接面談を義務付ける
  4. D直ちにすべての取引を停止する
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正解:A機動的な顧客情報の確認を行う

リスクが高まったと想定される事象が発生した場合は、機動的な顧客情報の確認を行うことが求められています。

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210定期的な顧客情報の確認に関して、ガイドラインが求めていることはどれか。

  1. A高リスク顧客のみ定期確認を行い、低リスク顧客は不要とする
  2. Bすべての顧客に対して毎年1回確認を行う
  3. C確認の頻度を顧客のリスクに応じて異にする
  4. D定期的な確認は一切求められていない
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正解:C確認の頻度を顧客のリスクに応じて異にする

定期的な確認に関しても、確認の頻度を顧客のリスクに応じて異にすることが求められています。

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211個人顧客の本人特定事項を確認する本人確認書類として、原則として認められないものはどれか。

  1. Aマイナンバーカード(個人番号カード)
  2. B社員証および学生証
  3. C在留カード
  4. D運転免許証
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正解:B社員証および学生証

社員証および学生証は、本人確認書類としては認められていません。

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212写真が貼付されていない国民年金手帳が提示された場合、対面取引で本人特定事項の確認を完了するためにはどうすればよいか。

  1. A顔写真の撮影を義務付ける
  2. B他の指定された書類や補完書類とあわせ2点の提示を受ける
  3. C国民年金手帳のみで確認できる
  4. D追加の本人確認書類等は不要だが、統括管理者の承認が必要
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正解:B他の指定された書類や補完書類とあわせ2点の提示を受ける

写真のない本人確認書類が提示された場合は、他の指定書類や補完書類とあわせて2点の提示を受ける必要があります。

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213提示された本人確認書類に記載された住所が現在のものでない場合、現在の住所を確認するための補完書類の条件として適切なものはどれか。

  1. A提示日の前の6ヵ月以内に作成された公共料金領収証書等
  2. B作成年月日の記載がない公共料金領収証書等
  3. C提示日の前の1年以内に作成された公共料金領収証書等
  4. D提示日の前の3ヵ月以内に作成された名刺
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正解:A提示日の前の6ヵ月以内に作成された公共料金領収証書等

補完書類は、領収日付等の記載があり、提示等を受ける日の前の6ヵ月以内に作成されたものに限られます。

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214従来の健康保険証が本人確認書類として用いることができる経過措置の期限はいつまでか。

  1. A有効期限に関わらず無期限
  2. B2025年12月1日まで
  3. C2024年12月2日まで
  4. D2026年12月1日まで
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正解:B2025年12月1日まで

新規発行停止に伴う経過措置により、現に交付されているものは2025年12月1日まで引き続き使用できます。

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21590日以内の短期在留者に該当する外国人と、200万円を超える外貨両替取引を行う場合、旅券で確認が不要な情報はどれか。

  1. A国籍
  2. B住所
  3. C生年月日
  4. D氏名
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正解:B住所

短期在留外国人の旅券による確認では、住所の確認は不要とされています。

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216外国人との外貨両替取引において、200万円以下の取引であっても取引時確認等を行う義務が生じるのはどのような場合か。

  1. A顧客がパスポートを所持していない場合
  2. Bマネー・ローンダリング等の疑いがあると認められる場合等
  3. C顧客が米ドルへの両替を希望した場合
  4. D顧客が初めて来店した場合
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正解:Bマネー・ローンダリング等の疑いがあると認められる場合等

200万円以下であっても、マネロン等の疑いがあると認められる場合等には取引時確認等の義務があります。

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217短期在留外国人(90日以内)の旅券による本人確認において、日本での在留期間が90日以内であることを何によって確認する必要があるか。

  1. A旅券の上陸許可の証印等
  2. B大使館の証明書
  3. C口頭での申告
  4. Dホテルの宿泊証明書
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正解:A旅券の上陸許可の証印等

日本での在留期間が90日以内であることは、旅券の上陸許可の証印等により確認する必要があります。

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218在留期間が90日を超える外国人の本人特定事項を確認する場合、住所または居所の記載欄のない旅券単独で本人確認書類として認められるか。

  1. A金額が10万円以下なら認められる
  2. B統括管理者の承認があれば認められる
  3. C認められる
  4. D認められない
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正解:D認められない

在留期間90日超の場合は別途住所等の記載のある本人確認書類が必要であり、旅券単独では認められません。

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219日本国籍を有しているが、犯罪収益移転防止に関する制度の整備が十分に行われていないと認められる国・地域に居住または所在する者との特定取引は、どう扱われるか。

  1. A高リスク取引として本人特定事項の確認方法が厳格化される
  2. B通常の取引として扱われる
  3. C本人確認が免除される
  4. D一切の取引が禁止される
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正解:A高リスク取引として本人特定事項の確認方法が厳格化される

国籍を問わず、該当する国・地域に居住・所在する者との特定取引は高リスク取引となり確認方法が厳格化されます。

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220犯罪収益移転防止に関する制度の整備が十分に行われていない国の国籍を有しているが、日本国内に居住している顧客との特定取引は、どう扱われるか。

  1. A「資産及び収入の状況」の確認が常に必要となる
  2. B取引自体が禁止される
  3. C高リスク取引として扱われる
  4. D高リスク取引ではなく通常の取引時確認を行う
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正解:D高リスク取引ではなく通常の取引時確認を行う

日本国内に居住している場合は高リスク取引に該当せず、通常の取引時確認を行います。

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221ガイドラインに基づく継続的な顧客管理の目的として、最も適切なものはどれか。

  1. A新規顧客の獲得数を増やすため
  2. B取引時確認を不要にするため
  3. C一度取得した顧客情報を最新の状態に保ち顧客リスク評価を見直すため
  4. D全顧客の手数料を一律にするため
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正解:C一度取得した顧客情報を最新の状態に保ち顧客リスク評価を見直すため

継続的な顧客管理は、顧客情報を最新に保ち顧客リスク評価を適時見直すために行います。

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222犯罪収益移転危険度調査書において注意を要するとされた国・地域に居住・所在する者との特定取引において、求められる手続きはどれか。

  1. A警察庁長官の許可
  2. B金融庁長官への事後報告
  3. C取締役会の決議
  4. D統括管理者の承認
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正解:D統括管理者の承認

注意を要するとされた国・地域に居住・所在する者との間で行う特定取引では、統括管理者の承認が求められます。

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223高リスク取引に該当する場合、疑わしい取引の届出に関する対応として適切なものはどれか。

  1. A事後的に年1回まとめて届け出る
  2. Bすべて自動的に疑わしい取引として届け出る
  3. C高リスク取引は届出の対象外である
  4. Dより詳細に取引のリスクを分析し、届出を行うべきか否かを判断する
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正解:Dより詳細に取引のリスクを分析し、届出を行うべきか否かを判断する

高リスク取引のすべてを届け出るわけではなく、より詳細に分析して届出を行うべきか否かを判断する必要があります。

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224厳格な顧客管理を行う必要性が特に高いと認められる取引において、法人顧客の実質的支配者の確認はどのように行う必要があるか。

  1. A口頭での申告のみでよい
  2. B実質的支配者の確認は免除される
  3. C株主名簿等での確認が必要となる
  4. Dインターネットの公開情報のみで確認する
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正解:C株主名簿等での確認が必要となる

厳格な顧客管理では、実質的支配者についても株主名簿等での確認が必要となります。

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225高リスク取引に該当する場合に、より厳格な顧客管理を実施することを当該顧客に対して知らせることは、法令上どのように解釈されているか。

  1. A文書による通知のみ許可されている
  2. B厳格な顧客管理を実施することを知らせることは抵触しない
  3. C疑わしい取引の届出事実の漏洩に該当し違法である
  4. D事前に警察の許可が必要である
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正解:B厳格な顧客管理を実施することを知らせることは抵触しない

厳格な顧客管理を実施することを顧客等に知らせることは、疑わしい取引の届出の漏洩を禁じた法8条4項に抵触しないとされています。

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226平成23年改正犯罪収益移転防止法の施行前に本人確認を行い、その記録を保存している顧客と通常の取引を行う場合、新たに必要となる確認はどれか。

  1. A改めてすべての本人特定事項の確認
  2. B確認は一切不要
  3. C資産及び収入の状況の確認
  4. D本人特定事項以外の確認事項(取引を行う目的など)のみの確認
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正解:D本人特定事項以外の確認事項(取引を行う目的など)のみの確認

すでに本人確認を行っている顧客の通常取引では、取引を行う目的など本人特定事項以外の確認事項のみを行えばよいとされています。

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227平成23年改正法施行前に「本人確認+取引を行う目的等の確認」を行い、その記録を保存している顧客と通常の取引を行う場合、どのような取扱いになるか。

  1. A取引を行う目的のみ再確認が必要である
  2. B統括管理者の承認が必要である
  3. Cすでに確認を行っている顧客であることの確認を行えば、改めて取引時確認を行う必要はない
  4. D改めてすべての取引時確認を行う必要がある
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正解:Cすでに確認を行っている顧客であることの確認を行えば、改めて取引時確認を行う必要はない

すべての確認事項を行い記録を保存している場合は、すでに確認を行っている顧客であることの確認を行えば改めての取引時確認は不要です。

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2282013年4月1日以前に締結した預貯金契約に基づく200万円を超える預金の払戻しを行う場合、改めて取引時確認を行う必要があるか。

  1. A高リスク取引として厳格な確認が必要
  2. B毎回すべての確認が必要
  3. C取引目的の確認のみ必要
  4. Dすでに本人確認を行っていることを確認すれば改めて行う必要はない
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正解:Dすでに本人確認を行っていることを確認すれば改めて行う必要はない

施行前の継続的な契約に基づく取引については、すでに本人確認を行っていることを確認すれば改めて行う必要はありません。

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229平成23年改正法施行前に本人確認を行った顧客との間で、「高リスク取引」を行う場合の取引時確認の取扱いはどうなるか。

  1. Aすでに記録があれば一切の確認が免除される
  2. B経過措置は適用されず、高リスク取引に際して行う確認が必要となる
  3. C経過措置が適用され通常の取引と同じ扱いとなる
  4. D届出を行えば確認は不要となる
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正解:B経過措置は適用されず、高リスク取引に際して行う確認が必要となる

経過措置は通常の取引を行う場合のものであり、高リスク取引を行う場合は所定の高リスク取引に際して行う確認が必要です。

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230オンラインで完結する本人確認方法として、写真付き本人確認書類の画像と本人の容貌の画像の送信を受ける場合、書類の画像はどのような特徴を確認できる必要があるか。

  1. A氏名と写真のみ確認できればよい
  2. B厚みその他の特徴を確認することができるものでなければならない
  3. C表面と裏面の平面画像のみでよい
  4. D白黒のコピー画像でもよい
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正解:B厚みその他の特徴を確認することができるものでなければならない

写真付き本人確認書類の画像は、厚みその他の特徴を確認することができるものでなければなりません。

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231オンライン本人確認で、ICチップ情報と容貌の画像の送信を受ける方法において、ICチップに記録されていなければならない情報の組み合わせはどれか。

  1. A氏名・写真およびマイナンバー
  2. B氏名・住居・生年月日
  3. C氏名・住居・生年月日および写真
  4. D氏名・生年月日および暗証番号
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正解:C氏名・住居・生年月日および写真

ICチップには氏名、住居、生年月日および写真の情報が記録されている必要があります。

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232オンライン本人確認において、顧客から1枚の本人確認書類の画像等の送信を受けるとともに、本人特定事項を確認済であることを確認する先として認められているのはどこか。

  1. A勤務先の企業
  2. B警察署
  3. C地方自治体
  4. D銀行等の預貯金取扱金融機関またはクレジットカード会社
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正解:D銀行等の預貯金取扱金融機関またはクレジットカード会社

銀行等の預貯金取扱金融機関またはクレジットカード会社に本人特定事項を確認済であることを確認する方法が認められています。

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233顧客から本人確認書類の画像等の送信を受け、銀行等で本人確認済の預貯金口座に金銭を振り込む方法によるオンライン本人確認で、顧客から送付を受ける必要がある画像等は何か。

  1. A振込を特定するために必要な事項が記載されたインターネットバンキング画面の画像等
  2. B銀行の支店外観の画像
  3. C通帳の表紙の画像
  4. D顧客のキャッシュカードの画像
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正解:A振込を特定するために必要な事項が記載されたインターネットバンキング画面の画像等

当該振込を特定するために必要な事項が記載されたインターネットバンキング画面の画像等の送付を受ける必要があります。

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234犯罪収益移転防止法において、金融機関が取引時確認等を的確に行うための態勢整備措置として適切でないものはどれか。

  1. Aすべての顧客を一律の基準で継続的管理するための規程の作成
  2. B取引時確認等の措置の実施に関する規程の作成
  3. C使用人に対する教育訓練の実施
  4. D統括管理する者の選任
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正解:Aすべての顧客を一律の基準で継続的管理するための規程の作成

すべての顧客を一律の基準で管理することはリスクベース・アプローチに反するため適切ではありません。

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235金融機関は、取引時確認等の措置を的確に行うため、取引時確認をした事項に係る情報をどのように保つための措置を講ずるべきか。

  1. A最新の内容に保つ
  2. B取引開始時の状態のまま保存する
  3. C5年ごとに一律で破棄する
  4. D外部機関にすべて委託して管理する
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正解:A最新の内容に保つ

金融機関は、取引時確認をした事項に係る情報を最新の内容に保つための措置を講ずるものとされています。

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236取引時確認等の的確な実施のために必要な措置のうち、「特定事業者作成書面等」の内容を勘案して行うべきこととして規定されていないものはどれか。

  1. A確認記録および取引記録等を継続的に精査すること
  2. Bすべての顧客の取引を一時停止すること
  3. C高リスク取引等について統括管理者の承認を受けさせること
  4. D必要な情報を収集し、整理・分析すること
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正解:Bすべての顧客の取引を一時停止すること

すべての顧客の取引を一時停止する措置は規定されていません。

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237犯罪収益移転防止法に基づく各特定事業者の「疑わしい取引の届出先」はどこか。

  1. A財務省
  2. B金融庁
  3. C各事業者の所管行政庁
  4. D警察庁
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正解:C各事業者の所管行政庁

多種多様な事業者が対象となるため、各事業者の所管行政庁が監督官庁であり疑わしい取引の届出先となっています。

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238外国為替取引を他の特定事業者に委託する場合、顧客の本人特定事項等を通知する義務を定めている法律はどれか。

  1. A個人情報保護法
  2. B金融商品取引法
  3. C犯罪収益移転防止法
  4. D外国為替及び外国貿易法(外為法)
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正解:C犯罪収益移転防止法

外国為替取引に係る通知義務は、外為法ではなく犯罪収益移転防止法10条に規定されています。

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239財務省の金融機関等に対する外国為替検査において、両替業務についての検査対象に含まれるものはどれか。

  1. A税務署への報告状況のみ
  2. B外為法上の義務のみ
  3. C犯罪収益移転防止法上の取引時確認、記録の作成義務等の履行状況も併せて行う
  4. D両替業務は検査対象外である
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正解:C犯罪収益移転防止法上の取引時確認、記録の作成義務等の履行状況も併せて行う

外為検査においては、外為法だけでなく犯罪収益移転防止法上の取引時確認や記録作成義務等の履行状況の検査も併せて行われます。

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240継続的な顧客管理により確認した顧客情報等を踏まえ、顧客リスク評価を見直した結果は、特にどのような業務に適切に反映することが求められているか。

  1. A取引モニタリング
  2. B人事評価
  3. C新商品開発
  4. D広告宣伝活動
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正解:A取引モニタリング

継続的な顧客管理を踏まえて見直した顧客リスク評価は、特に取引モニタリングにおいて適切に反映することが求められています。

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241データ管理(データ・ガバナンス)において、ITシステムに用いられる顧客情報等のデータについて定期的に検証することが求められている観点はどれか。

  1. A匿名性と秘匿性
  2. B公開性と透明性
  3. C収益性と効率性
  4. D網羅性と正確性
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正解:D網羅性と正確性

ITシステムに用いられるデータについては、網羅性・正確性の観点で適切なデータが活用されているかを定期的に検証することが求められます。

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242非対面取引において、本人確認書類の写しの送付を受ける方法は今後どうなる予定か。

  1. A2027年4月1日施行で廃止される予定である
  2. BICチップの読み取りに完全移行し即時廃止された
  3. C法人顧客に限り認められるようになる
  4. D永遠に認められる
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正解:A2027年4月1日施行で廃止される予定である

非対面取引における本人確認書類の写しの送付を受ける方法は、2027年4月1日施行で廃止される予定です。

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243犯罪収益移転防止法上の態勢整備措置は努力義務規定として規定されているが、「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」等ではどのように位置付けられているか。

  1. A引き続き努力義務にとどめられている
  2. B態勢整備構築の義務化が求められている
  3. C各金融機関の任意とされている
  4. D罰則付きの厳格な要件となっている
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正解:B態勢整備構築の義務化が求められている

監督指針等においては、内部管理態勢を構築することが求められており、態勢整備構築の義務化が求められています。

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