日本酒検定2級・準1級・1級 ② 製法

精米から瓶詰めまでの全製造工程を学ぶ分野です。精米歩合と削り具合、洗米・浸漬・蒸米の意味、麹造り(製麹)、酒母(生酛・山廃酛・速醸酛)の違い、もろみの三段仕込み、上槽方法(袋吊り・槽搾り・ヤブタ)、火入れの有無による分類、貯蔵・熟成のメカニズムなどを体系的に押さえます。各工程の選択が最終酒質にどう影響するかを理解することが重要です。

この分野の問題70問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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61日本酒のアルコール発酵において、糖化と発酵が同一のタンク内で同時に進行する特殊な発酵形式を何と呼ぶか?

  1. A単発酵
  2. B単行複発酵
  3. C並行複発酵
  4. D多重発酵
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正解:C並行複発酵

日本酒は、米のデンプンを糖化させる工程と、糖をアルコールにする発酵工程が一つのタンク内で同時に進む「並行複発酵」という形式で造られます。

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62酵母による「アルコール発酵」とは、微生物である酵母が糖類を分解し、アルコールともう一つ何を生成する働きを指すか?

  1. A乳酸
  2. Bアミノ酸
  3. C炭酸ガス
  4. Dクエン酸
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正解:C炭酸ガス

アルコール発酵とは、酵母が糖類をアルコールと炭酸ガス(二酸化炭素)に変化させる仕組みのことです。

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63ビールの製造で用いられる、デンプンの糖化を先に行い、その後で酵母を加えてアルコール発酵をさせる形式はどれか?

  1. A単発酵
  2. B単行複発酵
  3. C並行複発酵
  4. D連続発酵
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正解:B単行複発酵

ビールのように、糖化の工程を完了させた後にアルコール発酵を別工程として順次行う発酵形式を「単行複発酵」と呼びます。

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64日本酒が世界的にも極めて高いアルコール度数(約20%)に達する主な理由はどれか?

  1. Aアルコール耐性の強い特殊な酵母のみを使用するため
  2. B糖化と発酵が同時に進み、酵母への糖の浸透圧が低く保たれるため
  3. C発酵中に蒸留アルコールを連続して添加するため
  4. D発酵温度を常に高温に保つため
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正解:B糖化と発酵が同時に進み、酵母への糖の浸透圧が低く保たれるため

糖が徐々に供給される並行複発酵では、酵母に高い浸透圧の負担がかかりにくく、酵母が活発に活動し続けられるため高いアルコール分が得られます。

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65昭和初期に開発され、日本酒の高精白を可能にして品質を飛躍的に向上させた機械はどれか?

  1. A横型精米機
  2. B竪型精米機
  3. C遠心分離精米機
  4. D球形精米機
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正解:B竪型精米機

以前は30%程度しか削れませんでしたが、昭和初期に「竪型精米機」が開発されたことで飛躍的な高精白が可能となり品質が向上しました。

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66竪型精米機を使用し、米の表層を60%削り取る(精米歩合40%にする)場合、およそどの程度の時間が必要とされるか?

  1. A約8時間
  2. B約24時間
  3. C約48時間
  4. D約60時間
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正解:C約48時間

精米歩合70%(30%削る)には約8時間ですが、精米歩合40%(60%削り取る)にするためには約48時間もの長い時間が必要となります。

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67米の厚さ、幅、長さの比率をできるだけ保ったまま、表層を削り取る精米手法を何というか?

  1. A原形精米
  2. B球形精米
  3. C扁平精米
  4. D等厚精米
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正解:A原形精米

玄米の形状(長さ・幅・厚さの比率)をなるべく維持する削り方を原形精米という。

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68精米後の米が帯びている摩擦熱を冷まし、米内部の水分を均一にするために冷暗所で2〜3週間保管する工程はどれか?

  1. A水切り
  2. B枯らし
  3. C放冷
  4. D床もみ
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正解:B枯らし

精米直後の熱を持った米を冷まし、割れを防ぐとともに内部の水分を安定させるための保管期間を「枯らし」と呼びます。

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69大吟醸酒などの高精白米を浸漬する際、ストップウォッチを用いて秒単位で厳密に吸水時間をコントロールする手法はどれか?

  1. A完全吸水
  2. B飽和吸水
  3. C限定吸水
  4. D瞬間吸水
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正解:C限定吸水

高精白の米は吸水スピードが早く砕けやすいため、目標値まで正確に水分を吸わせる「限定吸水」というシビアな手法がとられます。

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70日本酒造りにおいて、理想的な「蒸米」の仕上がり状態(感触)を表現した言葉はどれか?

  1. A外柔内硬
  2. B外硬内軟
  3. C完全糊化
  4. D半透過状態
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正解:B外硬内軟

さばけが良く、表面が硬めで内側が柔らかい「外硬内軟(がいこうないなん)」の状態が、良い蒸米の条件とされています。

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71生米に含まれる結晶状のデンプンを、蒸気で加熱することで麹菌の酵素が作用しやすい状態に変化させることを何というか?

  1. Aβ(ベータ)化
  2. B糖化
  3. Cα(アルファ)化
  4. D液化
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正解:Cα(アルファ)化

加熱によってデンプンの構造に隙間ができ、粘りが出て酵素の作用を受けやすくなる状態を「α化」と呼びます。

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72一般的な日本酒造りにおける、使用する総米に対する「麹米」と「掛米」の割合はおおよそどの程度か?

  1. A麹米50%・掛米50%
  2. B麹米10%・掛米90%
  3. C麹米20%・掛米80%
  4. D麹米5%・掛米95%
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正解:C麹米20%・掛米80%

仕込みの際、一般的に総米の約20%を麹米として使用し、残りのおよそ80%を掛米として使用します。

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73製麹工程において麹菌が生成し、糊状になったデンプンを酵母が食べられる糖類(ブドウ糖)に分解する役割を持つ酵素はどれか?

  1. A酸性プロテアーゼ
  2. Bグルコアミラーゼ
  3. Cリパーゼ
  4. Dペクチナーゼ
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正解:Bグルコアミラーゼ

麹菌が生成する酵素のうち、デキストリン(糊状デンプン)をグルコース(ブドウ糖)に分解する酵素が「グルコアミラーゼ」です。

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74伝統的な麹室(こうじむろ)の環境として、室温と湿度はそれぞれおおよそどの程度に保たれているか?

  1. A温度15〜20℃、湿度40〜50%
  2. B温度25〜30℃、湿度80〜90%
  3. C温度32〜38℃、湿度60〜70%
  4. D温度40〜45℃、湿度30〜40%
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正解:C温度32〜38℃、湿度60〜70%

麹菌を適切に繁殖させるため、麹室の内部は温度が約32〜38℃、湿度が約60〜70%に保たれています。

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75一般的な清酒に使用される麹を造る「製麹」の工程には、全体でおよそどの程度の時間を要するか?

  1. A約12時間
  2. B約2日間
  3. C約5日間
  4. D約1週間
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正解:B約2日間

蒸米に種麹を振ってから完成するまで、製麹には一般的に約48時間(約2日間)を要します。

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76特定名称酒の基準において、使用する白米の総重量に対する「麹米」の割合は何%以上と規定されているか?

  1. A10%以上
  2. B15%以上
  3. C20%以上
  4. D25%以上
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正解:B15%以上

一般的な酒造りでは20〜25%程度ですが、特定名称酒の規定においては麹の割合を「15%以上」にすることが定められています。

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77製麹の最初の床作業で、蒸米を麹室に運び込み、温度を均一にするために床(とこ)の上に広げて布を被せておく作業を何と呼ぶか?

  1. A種付け
  2. B床もみ
  3. C切り返し
  4. D引き込み
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正解:D引き込み

麹室に蒸米を取り込み、全体の温度帯を目標温度(34〜36℃程度)に均一化させる最初の作業を「引き込み」と呼びます。

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78床もみの後、数時間から半日経過して表面が乾いて硬くなった蒸米の塊をほぐし、温度と水分を均一にする作業はどれか?

  1. A盛り
  2. B切り返し
  3. C仲仕事
  4. D仕舞仕事
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正解:B切り返し

蒸米の塊をほぐすことで、蒸米全体の温度と水分を均一化させ、再び布で包む作業を「切り返し」と呼びます。

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79切り返しの後、麹菌の発熱が激しくなる前に温度調節をしやすくするため、一定量ずつ木箱(小箱)などに移す作業を何と呼ぶか?

  1. A盛り
  2. B仲仕事
  3. C仕舞仕事
  4. D出麹
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正解:A盛り

温度が高くなりすぎるのを防ぐため、品温調整を行いやすいように木箱などに小分けにする作業を「盛り」と呼びます。

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80盛りの後、急激な品温上昇を防ぐため、木箱の中の蒸米を広げて全体の温度を下げる作業を何と呼ぶか?

  1. A床もみ
  2. B切り返し
  3. C仲仕事
  4. D仕舞仕事
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正解:C仲仕事

盛りの後、発熱による急激な温度上昇を防ぐために蒸米を薄く広げ、品温を下げる作業を「仲仕事」と呼びます。

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81仲仕事の後、さらに水分を蒸発させるため、蒸米に深い溝を作って表面積を大きくする作業を何と呼ぶか?

  1. A切り返し
  2. B盛り
  3. C仕舞仕事
  4. D出麹
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正解:C仕舞仕事

最終段階で蒸米の表面積を広げ、余分な水分を飛ばしながら品温の上昇をコントロールする作業を「仕舞仕事」と呼びます。

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82仕舞仕事から約12時間後、これ以上麹菌が繁殖しないように麹室から出し、麹自体の温度を下げる作業を何と呼ぶか?

  1. A枯らし
  2. B出麹
  3. C放冷
  4. D水切り
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正解:B出麹

目標とする状態まで麹菌が繁殖した後、室から出して熱を冷まし、菌の活動を止める作業を「出麹」と呼びます。

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83菌糸が米の表面を覆い尽くし、内部にも深く繁殖している状態で、主に味が濃醇な酒を造る際に用いられる麹のタイプはどれか?

  1. A突き破精型麹
  2. B総破精型麹
  3. C塗り破精型麹
  4. D馬鹿破精型麹
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正解:B総破精型麹

米の表面も内部もしっかりと菌糸が繁殖しており、糖化力が強く濃醇な酒質を目指す際に用いられるのが「総破精型(そうはぜがた)麹」です。

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84菌糸の繁殖が米の表面ではまばらだが、内部には深く入り込んでいる状態で、すっきりとした吟醸酒などに適した麹のタイプはどれか?

  1. A総破精型麹
  2. B突き破精型麹
  3. C塗り破精型麹
  4. D馬鹿破精型麹
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正解:B突き破精型麹

表面の菌糸は少ないものの内部の奥深くへ繁殖しており、糖化力が強すぎず軽快な酒質になる「突き破精型(つきはぜがた)麹」は吟醸酒によく用いられます。

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85酒母(酛)造りの最も重要な目的として適切なものはどれか?

  1. Aデンプンを完全に糖化させること
  2. Bアルコール度数を一気に高めること
  3. C乳酸菌を純粋培養すること
  4. Dアルコール発酵に必要な酵母を純粋培養すること
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正解:Dアルコール発酵に必要な酵母を純粋培養すること

酒母造りの目的は、安全に本発酵(醪造り)を行えるよう、健全で優秀な酵母を大量に純粋培養することです。

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86酒母造りの際、他の不要な野生酵母や雑菌を淘汰するために利用される、日本酒酵母の優れた特性はどれか?

  1. A熱に強いこと
  2. B酸性に強いこと
  3. C乾燥に強いこと
  4. Dアルカリ性に強いこと
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正解:B酸性に強いこと

日本酒酵母は他の雑菌と比べて「酸性に強い」という特性があるため、酒母タンク内を酸性に保つことで純粋培養が可能になります。

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87酒母を育成するにあたり、あらかじめ市販の醸造用乳酸を添加して安全な酸性環境を素早く作り出す製法を何と総称するか?

  1. A生酛(きもと)
  2. B山廃酛(やまはいもと)
  3. C速醸系酒母
  4. D菩提酛(ぼだいもと)
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正解:C速醸系酒母

自然の乳酸菌を待たず、最初から醸造用の乳酸を添加して時間を短縮し安全に酵母を育てる製法を「速醸系酒母」と呼びます。

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88日本酒の製造用語において、醪(もろみ)を仕込む際にタンクへ直接投入される蒸米を何と呼ぶか?

  1. A麹米
  2. B酒母米
  3. C掛米
  4. D種麹米
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正解:C掛米

日本酒造りの原料米のうち、麹を造るための米を「麹米」、そのまま醪のタンクに投入される蒸米を「掛米」と呼びます。

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89蒸し上がった米の温度を、使用目的(麹用・掛用など)に応じた適切な温度まで下げる工程を何と呼ぶか?

  1. A枯らし
  2. B水切り
  3. C放冷
  4. D切り返し
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正解:C放冷

蒸し上がったばかりの高温の蒸米を、自然の空気やベルトコンベアのファンなどを用いて冷ます工程を「放冷」と呼びます。

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90伝統的な米を蒸すための道具で、底に蒸気が噴出する穴があり、お湯を沸かす釜の上に設置して使用する大きな桶状のものを何と呼ぶか?

  1. A暖気樽(だきだる)
  2. B半切桶(はんぎりおけ)
  3. C木桶(きおけ)
  4. D甑(こしき)
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正解:D甑(こしき)

蒸気を使って米を下から蒸し上げるための伝統的な道具を「甑(こしき)」と呼び、現在でもステンレス製のものが多く使われています。

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91乳酸添加法(速醸系酒母)による酒母造りは、おおよそどの程度の期間で完成するか。

  1. A約3〜5日
  2. B約10日〜2週間
  3. C約1ヶ月
  4. D約2ヶ月
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正解:B約10日〜2週間

速醸酛は醸造用乳酸を添加することで安全に酒母造りを進めることができ、およそ10日〜2週間で完成します。

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921940年ごろに広島県で開発された、56℃前後の高温の仕込水を使用して約1週間という短期間で育成する酒母の製法はどれか。

  1. A生酛
  2. B山廃酛
  3. C菩提酛
  4. D高温糖化酛
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正解:D高温糖化酛

高温糖化酛は56℃前後の仕込水を使用して不要な微生物を淘汰し、糖化と同時に行うため約1週間で育成できる製法です。

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93乳酸菌育成法(生酛系酒母)のうち「生酛」の製法において、蒸米と麹を半切(はんぎり)という桶に入れ、櫂で擦り潰す作業を何と呼ぶか。

  1. A床もみ
  2. B酛すり(山卸し)
  3. C切り返し
  4. D仲仕事
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正解:B酛すり(山卸し)

生酛において、米の糖化を早めるために蒸米をすり潰す作業を「酛すり」または「山卸し」と呼びます。

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94麹の酵素力が解明されたことで「山卸し」の作業を省略した製法である「山廃酛(山卸し廃止酛)」が開発されたのはいつ頃か。

  1. A江戸時代初期
  2. B1909年(明治42年)
  3. C1940年(昭和15年)
  4. D1970年(昭和45年)
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正解:B1909年(明治42年)

水に麹を浸けておくことで酵素が抽出されることが判明し、1909年に山卸しを廃止した「山廃酛」が開発されました。

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95室町時代の「御酒之日記」に記載されている、自然界の乳酸菌の働きにより酸性にした「そやし水」を用いる手法で、生酛系酒母の原型とされる製法はどれか。

  1. A水酛(菩提酛)
  2. B速醸酛
  3. C汲水酛
  4. D煮酛
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正解:A水酛(菩提酛)

奈良県の菩提山正暦寺で造られたことに由来する「菩提酛(水酛)」は、そやし水を使用する生酛系酒母の原型とされています。

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96醪(もろみ)を仕込む「三段仕込み」において、初添えの翌日、何も仕込まずに酵母の増殖を待つ日を何と呼ぶか。

  1. A仲添え
  2. B留添え
  3. C踊り
  4. D枯らし
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正解:C踊り

三段仕込みの2日目は、何も投入せずに酵母の増殖を待つ期間であり、これを「踊り」と呼びます。

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97三段仕込みの最終日(4日目)に行う、残り全部の掛米・麹・水を投入する工程を何と呼ぶか。

  1. A初添え
  2. B仲添え
  3. C留添え
  4. D四段仕込み
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正解:C留添え

4日目に全体の約43〜48%となる残りの掛米、麹、水を投入する最終工程を「留添え(留仕込み)」と呼びます。

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98一般的な日本酒の醪(もろみ)の発酵において、温度帯はおおむねどの程度に保たれるか。

  1. A5℃以下
  2. B15℃前後
  3. C25℃前後
  4. D35℃以上
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正解:B15℃前後

日本酒の醪はおおむね15℃前後(吟醸酒は10℃以下になることも)で、ワインなどに比べて低温で管理されます。

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99醪の発酵が進み、表面の泡が岩のように盛り上がり、泡の位置が最も高くなった状態を何と呼ぶか。

  1. A水泡
  2. B高泡
  3. C落泡
  4. D玉泡
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正解:B高泡

岩泡よりもさらに泡の位置が高くなり、アルコール発酵がより進んだ状態を「高泡」と表現します。

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100醪の発酵の最終段階で、泡が消えて表面に何も浮いていない状態になり、搾り(上槽)の目安となる状態を何と呼ぶか。

  1. A筋泡
  2. B玉泡
  3. C地(坊主)
  4. Dちりめん泡
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正解:C地(坊主)

玉泡が消え、表面に何も浮いてこない状態を「地(または坊主)」と呼び、搾り(上槽)の目安となります。

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101江戸時代に、醪の中に焼酎を添加して火落ち菌などの繁殖リスクを下げる目的で行われた技法を何と呼んだか。

  1. A柱焼酎
  2. B貴醸酒
  3. C液化仕込み
  4. D焙煎仕込み
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正解:A柱焼酎

江戸時代に防腐効果を目的として焼酎を添加する技法が発見され、これを「柱焼酎」と呼びました。

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102現代の吟醸酒などにおいて、醸造アルコールを添加する主な目的として最も適切なものはどれか。

  1. A酒の量を増やしてコストを下げるため
  2. B雑菌の繁殖を完全に防ぐため
  3. C酵母の増殖を促すため
  4. D香気成分を引き出し、味わいを軽快(ドライ)にするため
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正解:D香気成分を引き出し、味わいを軽快(ドライ)にするため

現代では、醪中の固形分に吸着した吟醸香を引き出し、味わいを軽快でドライに仕上げる目的で醸造アルコールが添加されます。

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103蒸米を水と共にミキサー等で破砕し、液状にしてから仕込むことで、短期間・低コストで醪を造る手法を何と呼ぶか。

  1. A焙煎造り
  2. B液化仕込み
  3. C融米造り
  4. D菩提酛
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正解:B液化仕込み

蒸米を液状にして仕込む手法は「液化仕込み(または融米造り)」と呼ばれ、麹を少量しか使用せずに酵素剤を用いることが多いです。

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104醪を搾る(上槽)際、圧力をかけずに最初に自然に流れ出てくる、香気高く荒々しさが残る部分を何と呼ぶか。

  1. A中取り
  2. Bせめ
  3. Cあらばしり
  4. Dしずく
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正解:Cあらばしり

搾りの初期に抽出される部分は「あらばしり」と呼ばれ、新鮮な味わいと荒々しさが特徴です。

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105醪の搾りの終盤で、圧力をかけて搾り出す部分であり、深みがある反面、雑味も感じやすい部分を何と呼ぶか。

  1. Aあらばしり
  2. B中取り
  3. Cせめ
  4. Dしずく
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正解:Cせめ

最後に圧力をかけて抽出する部分を「せめ」と呼び、深みのある味わいと雑味が出やすい傾向があります。

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106もろみを入れた酒袋を吊るし、自然に滴り落ちる雫だけを集める、大吟醸酒などに用いられる贅沢な手法はどれか。

  1. A袋搾り(雫酒、斗瓶囲い)
  2. B遠心分離
  3. C自動圧搾
  4. D槽搾り
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正解:A袋搾り(雫酒、斗瓶囲い)

袋を吊るして自然の重力で滴り落ちる部分のみを採る手法を袋搾り(雫酒)と呼び、これを斗瓶で集めることを斗瓶囲いとも呼びます。

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107現代の搾り(上槽)で最も一般的に使用されている、アコーディオンカーテン状の板で醪を圧縮する自動圧搾機を通称何と呼ぶか。

  1. Aフネ
  2. Bヤブタ
  3. Cコシキ
  4. Dハッポウ
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正解:Bヤブタ

自動圧搾機は「薮田産業」製が多く使用されていることから、通称「ヤブタ」と呼ばれています。

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108吟醸酒の搾り粕のように、柔らかすぎて板状にならず崩れた状態の酒粕を何と呼ぶか。

  1. A板粕
  2. B踏込粕
  3. Cばら粕
  4. D練り粕
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正解:Cばら粕

板状にならない柔らかい酒粕を集めたものを「ばら粕」と呼びます。

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109搾った後の日本酒をタンクで休ませ、底に沈殿した細かな米粒や酵母などの固形物(滓)を取り除く作業を何と呼ぶか。

  1. A濾過
  2. B火入れ
  3. C滓引き
  4. D割水
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正解:C滓引き

上槽後にまだ残っている細かい米粒や固形物を沈殿させ、上澄みを抽出する作業を「滓引き」と呼びます。

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110瓶内二次発酵によるスパークリング日本酒「awa酒」の認定基準において、ガス圧は20℃で何バール以上と規定されているか。

  1. A1.5バール
  2. B2.5バール
  3. C3.5バール
  4. D5.0バール
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正解:C3.5バール

awa酒協会の規定により、「ガス圧は20℃で3.5バール以上であること」が基準の一つとされています。

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111濾過の工程で、日本酒の脱色や香味の調整、不要な要素の除去を目的としてタンクに投入される粉末状のものは何か。

  1. A珪藻土
  2. Bセルロース
  3. C活性炭
  4. D柿渋
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正解:C活性炭

脱色や香味の微調整を目的とし、粉末状の活性炭をタンクに投入して吸着させる手法が取られることがあります。

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112日本酒の「火入れ(低温加熱殺菌)」は、酵素の失活や火落ち菌の除去を目的に、通常どの程度の温度帯で行われるか。

  1. A40〜45℃
  2. B60〜65℃
  3. C80〜85℃
  4. D100℃以上
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正解:B60〜65℃

火入れは糖化酵素の失活と火落ち菌の除去を目的に、60〜65℃くらいで10分程加熱する低温加熱殺菌法です。

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113日本酒の「火入れ」を開発・実施した年代は、19世紀のパスツールの低温加熱殺菌法(パスツリゼーション)の発見と比べてどうだったか。

  1. Aほぼ同時期に開発された
  2. Bパスツールより数百年遅れて導入された
  3. Cパスツールより数百年も前の室町時代には行われていた
  4. D明治時代にフランスから輸入した技術である
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正解:Cパスツールより数百年も前の室町時代には行われていた

日本では、パスツールの発見より数百年も前の室町時代から、同じ原理を用いた「火入れ」が行われていました。

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114日本酒の火入れにおいて、近年普及している、数秒間というごく短時間で加熱できる機器はどれか。

  1. A蛇管
  2. Bプレートヒーター
  3. Cオートクレーブ
  4. D甑(こしき)
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正解:Bプレートヒーター

熱湯を張ったタンクに管を入れる蛇管式に対し、近年では数秒間で火入れが行える「プレートヒーター」が登場しています。

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115日本酒の貯蔵において、一般的な日本酒(普通酒、本醸造酒など)のタンク内の温度はおよそ何度前後に保たれるか。

  1. A-5℃前後
  2. B5℃前後
  3. C15℃前後
  4. D25℃前後
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正解:C15℃前後

貯蔵中の温度帯は15℃前後が多く、大吟醸酒などの場合はさらに低い5〜10℃くらいで貯蔵されることもあります。

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116冬場に造り、春先に1回だけ火入れをして貯蔵し、外気温が涼しくなる秋口に2回目の火入れをせずに出荷される日本酒を何と呼ぶか。

  1. A初しぼり
  2. Bひやおろし(秋あがり)
  3. C寒造り
  4. D新酒
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正解:Bひやおろし(秋あがり)

春先に火入れして夏を越し、秋に出荷するものを「ひやおろし」、まろやかになる特性を「秋あがり」と呼びます。

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117「樽酒」は木樽の香りを移した日本酒であるが、この樽の素材として主に使用される木材はどれか。

  1. A樫(オーク)
  2. B
  3. C
  4. D
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正解:C

樽酒とは主に杉の樽(奈良の吉野杉などが有名)で貯蔵し、杉の香りが移った日本酒を指します。

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118発酵を終えて搾った直後の原酒はアルコール度数が約20%前後あるが、出荷前に仕込み水を加えて15〜16%程度に調整する工程を何と呼ぶか。

  1. A割水
  2. Bアルコール添加
  3. C滓引き
  4. D調合
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正解:A割水

調合後などに仕込み水を加える「割水」を行い、アルコール度数を15〜16%に調整して香味のバランスを整えます。

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119貯蔵前(1回目)の火入れを行わずに生のまま貯蔵し、出荷時・瓶詰め時(2回目)のみ火入れを行う日本酒の呼称はどれか。

  1. A生酒
  2. B生詰め酒
  3. C生貯蔵酒
  4. D原酒
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正解:C生貯蔵酒

1回目の火入れを行わず(生のまま貯蔵)、2回目の火入れのみを行うものを「生貯蔵酒」と呼びます。

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120貯蔵前(1回目)の火入れを行い、出荷時・瓶詰め時(2回目)には火入れを行わずに出荷される日本酒の呼称はどれか。

  1. A生酒
  2. B生詰め酒
  3. C生貯蔵酒
  4. D古酒
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正解:B生詰め酒

1回目の火入れを行い、2回目の火入れを行わずに出荷するものを「生詰め酒」と呼びます。

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121仕込み水の代わりに一部日本酒を加えて造られる、濃醇な甘味と琥珀色をした色調が特徴の日本酒を何と呼ぶか?

  1. A貴醸酒
  2. B菩提酛
  3. C柱焼酎
  4. D液化仕込み
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正解:A貴醸酒

三段仕込みの最終段階である留添えの際、水の代わりに日本酒を用いて仕込む手法を貴醸酒と呼びます。

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122近年人気を集めている「無濾過生原酒」の製造条件の組み合わせとして、正しいものはどれか?

  1. A濾過をしない、火入れをしない、割水をしない
  2. B濾過をする、火入れをしない、割水をしない
  3. C濾過をしない、火入れをする、割水をしない
  4. D濾過をしない、火入れをしない、割水をする
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正解:A濾過をしない、火入れをしない、割水をしない

「無濾過生原酒」は、濾過を行わない「無濾過」、加熱殺菌を行わない「生」、加水調整を行わない「原酒」の3つの要素を組み合わせたものです。

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123搾り(上槽)の際、タンクなどに貯蔵せず、搾り機から出てくる日本酒をそのまま直接瓶に詰める手法を何と呼ぶか?

  1. A瓶囲い
  2. B袋吊り
  3. C直汲み
  4. D中取り
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正解:C直汲み

搾り(上槽)と同時に直接瓶詰めする手法を「直汲み」と呼び、微発泡性を有した新鮮な香味が特徴です。

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124酸化や香りの揮発を極力防ぐため、日本酒を瓶に詰めた状態で湯煎などで火入れを行い、そのまま冷蔵で貯蔵する手法を何と呼ぶか?

  1. A瓶火入れ(瓶燗火入れ)
  2. B斗瓶囲い
  3. C生貯蔵
  4. Dひやおろし
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正解:A瓶火入れ(瓶燗火入れ)

瓶に詰めた状態で湯煎などにより火入れ(加熱殺菌)を行う方法を「瓶火入れ(瓶燗火入れ)」と呼ぶ。瓶内で処理するため酸化や香りの揮発を抑えやすい。

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125瓶詰めした日本酒にシャワー状の温水をかけて火入れを行い、その後冷却することで、風味の劣化を防ぐ機器を何と呼ぶか?

  1. Aプレートヒーター
  2. Bパストライザー
  3. C蛇管
  4. Dオートクレーブ
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正解:Bパストライザー

パストライザーは、瓶詰めした酒に温水シャワーを当てて短時間で火入れし、その後冷却する装置。瓶詰め後に加熱殺菌できるため、香味劣化や酸化を抑えやすい。

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126上槽後に残る固形物(滓)を沈殿させる「滓引き」の工程において、あえて少し滓を抽出して混ぜた商品を何と呼ぶか?

  1. A濁酒(どぶろく)
  2. Bおりがらみ(滓がらみ)
  3. Cにごり酒
  4. D無濾過酒
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正解:Bおりがらみ(滓がらみ)

「おり(滓)」を少量絡めて上澄みと合わせた酒を「おりがらみ」と呼ぶ。

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127一般的な日本酒の製造工程において、三段仕込みを含む「醪(もろみ)造り」の発酵期間はおよそどの程度か?

  1. A約1週間
  2. B約3週間〜5週間
  3. C約2ヶ月〜3ヶ月
  4. D半年〜1年
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正解:B約3週間〜5週間

醪造りは、原料の投入が全て終わる留添えの工程から、およそ3週間から5週間かけて本格的なアルコール発酵が行われます。

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1281回目の火入れ(貯蔵前)のみ行い、出荷時(瓶詰め時)の2回目の火入れを行わずに出荷される日本酒の呼称はどれか?

  1. A生酒
  2. B生貯蔵酒
  3. C生詰め酒
  4. D無濾過酒
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正解:C生詰め酒

貯蔵前に火入れを行ってからタンクで休ませ、出荷時の火入れを行わずに瓶詰めするものは「生詰め酒」と呼ばれます。

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129「生貯蔵酒」における火入れのタイミングとして正しいものはどれか?

  1. A貯蔵前と出荷時の合計2回行う
  2. B貯蔵前のみ1回行う
  3. C火入れを一切行わない
  4. D貯蔵前は行わず、出荷時のみ1回行う
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正解:D貯蔵前は行わず、出荷時のみ1回行う

生のまま貯蔵し、出荷時(2回目)のタイミングのみ火入れを行って出荷されるものを「生貯蔵酒」と呼びます。

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130醪(もろみ)を搾る際、目の粗い布などを使用することで、意図的に米の固形分が多く残った状態に仕上げた日本酒を何と呼ぶか?

  1. Aあらばしり
  2. Bにごり酒
  3. C直汲み
  4. D生原酒
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正解:Bにごり酒

目の粗い布などで搾り、米の固形分(濁り成分)を多く残した状態の日本酒を「にごり酒」と呼びます。

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