日本酒検定2級・準1級・1級 ③ 表示

日本酒のラベル表示に関するルールを学ぶ分野です。特定名称酒の表示要件(純米大吟醸など8種類)、原酒・生酒・生貯蔵酒・生詰め酒の違い、にごり酒・スパークリング・古酒・樽酒の定義、地理的表示(GI)、製造年月の意味、アルコール度数の表示などが詳細に問われます。表示を見ただけで酒の特徴を判断できるレベルが求められます。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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131酒税法において、「酒類」とはアルコール分何度(%)以上の飲料と定義されているか。

  1. A0.5度以上
  2. B1度以上
  3. C3度以上
  4. D5度以上
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正解:B1度以上

酒税法第2条により、酒類は「アルコール分1度以上の飲料」と定義されており、1度未満は清涼飲料水として扱われます。

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132酒税法上、酒類は大きく4つに分類されるが、日本酒(清酒)が該当する分類はどれか。

  1. A発泡性酒類
  2. B蒸留酒類
  3. C醸造酒類
  4. D混成酒類
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正解:C醸造酒類

酒類は「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」の4つに分類され、日本酒(清酒)やワイン(果実酒)は醸造酒類に該当します。

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133酒税法における「清酒(日本酒)」の定義として、アルコール分は何度未満と定められているか。

  1. A15度未満
  2. B20度未満
  3. C22度未満
  4. D25度未満
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正解:C22度未満

清酒の定義の一つとして、「アルコール分が22度未満のもの」と定められています。

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134酒税法における「清酒」の製造要件として、必ず行わなければならないと規定されている工程はどれか。

  1. A火入れ(加熱殺菌)
  2. Bこす(濾す)
  3. C割水(加水調整)
  4. D木樽での貯蔵
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正解:Bこす(濾す)

清酒と名乗るためには、米、米こうじ、水を原料として発酵させた醪(もろみ)を、必ず「こす(濾す=搾る)」工程を経る必要があります。

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135「特定名称酒」を名乗るための基準として、使用する白米の重量に対する「麹米」の使用割合は何%以上と定められているか。

  1. A10%以上
  2. B15%以上
  3. C20%以上
  4. D25%以上
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正解:B15%以上

特定名称酒を名乗るためには、麹米の使用割合が15%以上であることが定められています。

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136「特定名称酒」に使用する原料米は、農産物検査法により何等以上に格付けされた玄米を使用しなければならないか。

  1. A特上のみ
  2. B1等以上
  3. C2等以上
  4. D3等以上
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正解:D3等以上

特定名称酒の基準として、「3等以上の原料米を使用すること」が定められています。

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137特定名称酒のうち、「本醸造酒」の精米歩合の要件として正しいものはどれか。

  1. A規定なし
  2. B70%以下
  3. C60%以下
  4. D50%以下
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正解:B70%以下

本醸造酒の精米歩合の基準は「70%以下」と定められています。

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138特定名称酒の中で、唯一「精米歩合」の規定が設けられていない(要件なし)ものはどれか。

  1. A純米酒
  2. B特別純米酒
  3. C純米吟醸酒
  4. D本醸造酒
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正解:A純米酒

以前は純米酒にも「70%以下」の規定がありましたが、2004年に撤廃され、現在は精米歩合の規定がありません。

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139本醸造酒や吟醸酒などの特定名称酒において、添加できる「醸造アルコール」の重量は、使用する白米の重量の何%以下と規定されているか。

  1. A5%以下
  2. B10%以下
  3. C15%以下
  4. D25%以下
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正解:B10%以下

特定名称酒(本醸造造りグループ、吟醸造りグループ)における醸造アルコールの使用量は、白米重量の10%以下と規定されています。

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140「特別純米酒」や「特別本醸造酒」における「特別」の要件として、精米歩合が60%以下でない場合、何を満たす必要があるか。

  1. A酒造好適米を100%使用すること
  2. B特別な製造方法を採用し、その内容を表示すること
  3. C鑑評会で金賞を受賞していること
  4. D無農薬の米を使用すること
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正解:B特別な製造方法を採用し、その内容を表示すること

精米歩合が60%以下でない場合、「特別な製造方法」を用いた上で、ラベルにその要因を説明表示することで「特別」と名乗ることができます。

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141特定名称酒の条件(精米歩合や醸造アルコール添加量10%以下など)を満たさない日本酒は、一般的に何と呼ばれるか。

  1. A一般酒
  2. B合成清酒
  3. C普通酒
  4. D混成酒
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正解:C普通酒

特定名称酒の規定に該当しない日本酒は、通称「普通酒(または一般酒、レギュラー酒)」と呼ばれます。

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142日本酒のラベル等に必ず記載しなければならない「必要記載事項」に該当しないものはどれか。

  1. A原材料名
  2. B品目(清酒)
  3. Cアルコール分
  4. D原料米の品種名
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正解:D原料米の品種名

「原料米の品種名」は条件を満たした場合にのみ記載できる「任意記載事項」であり、必須ではありません。

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143必要記載事項である「原材料名」は、どのような順番で記載するルールとなっているか。

  1. A使用量の多い順
  2. B使用量の少ない順
  3. C五十音順
  4. D米、米こうじの固定順
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正解:A使用量の多い順

原材料名は、水を除いて「使用量の多い順」に記載することが規定されています。

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144任意記載事項として「原料米の品種名(例:山田錦)」を表示する場合、その品種の使用割合が何%を超えている必要があるか。

  1. A30%
  2. B50%
  3. C70%
  4. D100%
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正解:B50%

原料米の品種名を表示するには、その使用割合が50%を超えている必要があり、使用割合と併せて表示可能です。

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145『原酒』と表示する条件として最も適切なものはどれか。

  1. A加水調整(割水)をしていない清酒
  2. B火入れを一切していない清酒
  3. C濾過をしていない清酒
  4. D醸造アルコールを添加していない清酒
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正解:A加水調整(割水)をしていない清酒

原酒は割水を行わず、上槽後のアルコール分のまま出荷する酒。

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146任意記載事項である「生一本(きいっぽん)」と表示できる日本酒の条件として正しいものはどれか。

  1. A生のまま一切火入れをしていない純米酒
  2. B単一の製造場で醸造した純米酒
  3. C酒造好適米のみで造られた原酒
  4. D一切の濾過を行っていない無濾過原酒
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正解:B単一の製造場で醸造した純米酒

「生一本」とは、単一の製造場(一つの蔵)のみで醸造された「純米酒」にのみ表示できる用語です。

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147日本酒の表示において、「表示禁止事項」に該当し、使用することができない用語はどれか。

  1. A最高(第一、代表など)
  2. B極上
  3. C優良
  4. D特選
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正解:A最高(第一、代表など)

業界において「最高」「第一」「代表」などの最上級を意味する用語は、容器または包装に表示できない規定となっています。

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148醪(もろみ)を濾さない(こさない)「どぶろく」は、酒税法上の「清酒」には分類されないが、どの品目に該当するか。

  1. A発泡性酒類
  2. Bその他の醸造酒
  3. C混成酒類
  4. Dスピリッツ
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正解:Bその他の醸造酒

どぶろくは「こす」工程を経ていないため清酒に分類されず、酒税法上は「その他の醸造酒」に分類されます。

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149日本酒の製造年度を表す「酒造年度(BY:Brewery Year)」の期間として正しいものはどれか。

  1. A1月1日から12月31日
  2. B4月1日から翌年3月31日
  3. C7月1日から翌年6月30日
  4. D10月1日から翌年9月30日
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正解:C7月1日から翌年6月30日

酒造年度(BY)は、7月1日を初日とし、翌年6月30日までを1年とする日本酒独自の期間区分です。

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150酒類における地理的表示(GI)制度において、日本国内で製造された清酒のみが独占的に名乗ることができる表示はどれか。

  1. A國酒
  2. B和酒
  3. C日本酒
  4. Dジャパニーズサケ
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正解:C日本酒

GI『日本酒』は、国内で製造され、日本産米を用いる等の基準を満たした清酒のみが名乗れる地理的表示。

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151地理的表示(GI)に指定されている清酒の産地の中で、2005年(平成17年)に最も早く指定されたのはどこか。

  1. A白山(石川県)
  2. B山形
  3. C灘五郷(兵庫県)
  4. Dはりま(兵庫県)
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正解:A白山(石川県)

清酒の地理的表示として最も早く指定されたのは、2005年の石川県「白山」です。

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152日本酒の容器における必要記載事項の中で、消費者が明確に酒類であることを認識できるよう必ず表示しなければならない名称はどれか。

  1. A純米酒
  2. B清酒(または日本酒)
  3. C地酒
  4. D本醸造酒
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正解:B清酒(または日本酒)

必要記載事項として、品目である「清酒(または日本酒)」を必ず記載することが定められています。

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153任意記載事項として「貯蔵年数」を表示する場合、端数を切り捨てて年数を表示するが、最低何年以上貯蔵した場合に表示可能か。

  1. A1年以上
  2. B3年以上
  3. C5年以上
  4. D10年以上
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正解:A1年以上

「貯蔵年数」は、1年以上貯蔵した場合に、1年未満の端数を切り捨てた年数を表示することが可能です。

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154任意記載事項における「生酒」の表示条件として正しいものはどれか。

  1. A製成後、加熱処理を一切しないもの
  2. B製成後、加熱処理をせずに貯蔵し出荷時に加熱処理をしたもの
  3. C製成後、加熱処理をして貯蔵し出荷時には加熱処理をしないもの
  4. D醸造アルコールを一切添加していないもの
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正解:A製成後、加熱処理を一切しないもの

「生酒」と表示できるのは、製成後、加熱処理(火入れ)を一切行わないものに限られます。

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155任意記載事項における「生貯蔵酒」の表示条件として正しいものはどれか。

  1. A製成後から出荷まで一切加熱処理をしないもの
  2. B製成後、加熱処理をして貯蔵し出荷時には加熱処理をしないもの
  3. C製成後、加熱処理をせずに貯蔵し、出荷時に加熱処理をしたもの
  4. D木製の樽で貯蔵し、木香がついたもの
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正解:C製成後、加熱処理をせずに貯蔵し、出荷時に加熱処理をしたもの

生のまま貯蔵し、出荷時(瓶詰め時)にのみ加熱処理を行ったものを「生貯蔵酒」と呼びます。

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156酒税法改正のスケジュールにおいて、清酒(日本酒)と果実酒(ワイン)の基本税率が同額に統一されたのはいつか。

  1. A2020年10月
  2. B2023年10月
  3. C2026年10月
  4. D2030年10月
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正解:B2023年10月

段階的な税率改正により、2023年(令和5年)10月に清酒と果実酒の税率が1キロリットル当たり100,000円に統一されました。

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157任意記載事項である『製造時期』とは、何の時期を指すか。

  1. A醪を搾った年月
  2. B麹造りを開始した年月
  3. C米を収穫した年月
  4. D容器に詰めた年月(または年月旬、年月日)
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正解:D容器に詰めた年月(または年月旬、年月日)

製造時期(製造年月)は、清酒を「瓶詰め(充塡し密封)した時期」を指して記載します。

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158吟醸酒と大吟醸酒の明確な違いの一つである「精米歩合」について、大吟醸酒の規定はどれか。

  1. A70%以下
  2. B60%以下
  3. C50%以下
  4. D40%以下
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正解:C50%以下

吟醸酒の精米歩合が60%以下であるのに対し、純米大吟醸酒および大吟醸酒は「50%以下」と規定されています。

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159酒類の容器表示で、未成年者飲酒防止の観点から表示される注意喚起として適切なものはどれか。

  1. A飲酒運転の禁止
  2. B妊産婦の飲酒への注意喚起
  3. C健康への悪影響の警告
  4. D「飲酒は二十歳になってから」等の文言
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正解:D「飲酒は二十歳になってから」等の文言

未成年飲酒防止に関する表示として、「お酒は二十歳になってから」や「未成年者の飲酒は法律で禁止されています」等の文言を必ず記載する事項となっています。

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160特定名称酒の基準において、「吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好」と規定されているものはどれか。

  1. A本醸造酒
  2. B純米酒
  3. C純米吟醸酒(および吟醸酒)
  4. D純米大吟醸酒(および大吟醸酒)
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正解:D純米大吟醸酒(および大吟醸酒)

純米大吟醸酒および大吟醸酒の香味等の要件は、「吟醸造り、固有の香味、色沢が【特に良好】」と規定されています(吟醸酒は「良好」)。

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