社会保険労務士 ① 労働基準法

労働条件の最低基準を定める労働基準法は、労働科目の土台となる分野です。労働契約の締結・変更・解除のルール、賃金支払いの五原則、法定労働時間と三六協定、割増賃金の計算、年次有給休暇の付与日数と時季変更権、就業規則の作成・届出義務などが繰り返し問われます。条文の細かい要件(適用除外・端数処理・時効)まで押さえる必要があり、重要判例の理解も欠かせません。出題数が最も多い分野のひとつなので、ここを固めることが合格への近道になります。

この分野の問題100問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1労働条件の原則(第1条)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。
  2. Bこの法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者はこの基準を理由として労働条件を低下させてはならない。
  3. C労働関係の当事者は、労働条件の向上を図るように努めなければならない。
  4. D社会経済情勢の変動等他の決定的な理由による労働条件の低下であっても、本条に抵触する。
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正解:D社会経済情勢の変動等他の決定的な理由による労働条件の低下であっても、本条に抵触する。

労働基準法に規定があることが決定的な理由となっている場合を禁じており、社会経済情勢の変動等他の決定的な理由による労働条件の低下は本条に抵触しない。

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2均等待遇(第3条)において、差別的取扱が禁止されている事由として規定されていないものはどれか。

  1. A国籍
  2. B信条
  3. C性別
  4. D社会的身分
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正解:C性別

第3条で禁止されているのは国籍、信条、社会的身分を理由とする差別的取扱である。性別による賃金差別は第4条で規定されている。

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3男女同一賃金の原則(第4条)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A労働者が女性であることを理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について男性と差別的取扱をしてはならない。
  2. B労働者が女性であることを理由として、賃金についてのみ男性と差別的取扱をしてはならない。
  3. C労働者が女性であることを理由として、配置や昇進について男性と差別的取扱をしてはならない。
  4. D労働者が女性であることを理由として、福利厚生について男性と差別的取扱をしてはならない。
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正解:B労働者が女性であることを理由として、賃金についてのみ男性と差別的取扱をしてはならない。

第4条は、女性であることを理由とした「賃金」についての差別的取扱のみを禁止している。

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4強制労働の禁止(第5条)に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A労働者の意思に反して労働を強要した場合でも、現実に労働していなければ本条違反とはならない。
  2. B精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって労働者の意思に反して労働を強要することを禁じている。
  3. C強制労働の禁止に違反した場合の罰則は、労働基準法の中で最も軽いものが定められている。
  4. D強制労働の禁止は、未成年者に対してのみ適用される特別な規定である。
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正解:B精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって労働者の意思に反して労働を強要することを禁じている。

第5条は精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって労働を強要することを禁じている。現実に労働しなくても強要した時点で違反となり、最も重い罰則がある。

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5公民権行使の保障(第7条)において、労働者が労働時間中に請求した場合、使用者が拒んではならないものとして該当しないものはどれか。

  1. A衆議院議員その他の議員の職務
  2. B最高裁判所裁判官の国民審査
  3. C労働審判員の職務
  4. D裁判員の職務
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正解:C労働審判員の職務

労働審判手続の労働審判員としての職務は、第7条の「公の職務」には該当しないとされている。

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6労働基準法上の「使用者」に該当しない者はどれか。

  1. A事業主
  2. B事業の経営担当者
  3. C労働者に関する事項について事業主のために行為をするすべての者
  4. D事業主から単に上司の命令を伝達するよう指示されただけの者
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正解:D事業主から単に上司の命令を伝達するよう指示されただけの者

単に上司の命令の伝達者にすぎない場合は、実質的に一定の権限を与えられていないため使用者とはされない。

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7平均賃金の算定において、算定事由発生日以前3箇月間の賃金総額から控除されない期間はどれか。

  1. A業務上負傷し療養のために休業した期間
  2. B使用者の責めに帰すべき事由によって休業した期間
  3. C年次有給休暇を取得して休業した期間
  4. D産前産後の女性が規定によって休業した期間
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正解:C年次有給休暇を取得して休業した期間

年次有給休暇の日数およびこれに対し支払われる賃金は、平均賃金の計算において算入しなければならない。

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8平均賃金の算定の基礎となる賃金総額に算入されるものはどれか。

  1. A臨時に支払われた賃金
  2. B3箇月を超える期間ごとに支払われる賃金
  3. C通勤手当として毎月定額で支払われる賃金
  4. D法令や労働協約の定めに基づかず通貨以外で支払われた賃金
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正解:C通勤手当として毎月定額で支払われる賃金

通勤手当は原則として賃金総額に算入される。臨時に支払われた賃金や3箇月を超える期間ごとの賃金は除外される。

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9労働基準法違反の契約に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A労働基準法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その全部が無効となる。
  2. B労働基準法で定める基準に達しない部分は無効となり、無効となった部分は労働基準法で定める基準による。
  3. C労働基準法で定める基準より有利な労働条件を定めた場合でも、当該部分は無効となる。
  4. D労働契約が労働基準法違反で無効となった場合、使用者は労働者に損害賠償を行わなければならない。
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正解:B労働基準法で定める基準に達しない部分は無効となり、無効となった部分は労働基準法で定める基準による。

労働基準法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分についてのみ無効となり、労働基準法で定める基準が適用される。

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10労働契約の期間(有期労働契約)について、原則として締結してはならない期間はどれか。

  1. A1年を超える期間
  2. B3年を超える期間
  3. C5年を超える期間
  4. D10年を超える期間
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正解:B3年を超える期間

労働契約は、一定の事業の完了に必要な期間を定めるものを除き、原則として3年を超える期間について締結してはならない。

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11有期労働契約の特例として、最長5年の期間を定めて締結できる労働者に該当しない者はどれか。

  1. A満60歳以上の労働者
  2. B高度の専門的知識等を有する労働者(当該業務に就く者に限る)
  3. C満18歳未満の年少者であって親権者の同意を得た者
  4. D厚生労働大臣が定める基準に該当する専門的知識等を有する者
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正解:C満18歳未満の年少者であって親権者の同意を得た者

最長5年とできるのは、高度の専門的知識等を有する労働者(当該業務に就く場合)と満60歳以上の労働者である。

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12労働条件の明示(第15条)において、書面の交付等により明示しなければならない「絶対的明示事項」に該当しないものはどれか。

  1. A労働契約の期間に関する事項
  2. B退職に関する事項(解雇の事由を含む)
  3. C昇給に関する事項
  4. D就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
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正解:C昇給に関する事項

昇給に関する事項は明示が必要な事項であるが、書面の交付による明示は義務付けられておらず、口頭での明示でもよい。

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13明示された労働条件が事実と相違する場合の労働者の権利として、正しいものはどれか。

  1. A30日前に予告した上で労働契約を解除することができる。
  2. B即時に労働契約を解除することができる。
  3. C使用者の同意を得た場合に限り労働契約を解除することができる。
  4. D労働基準監督署長の許可を得た場合に限り即時に解除できる。
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正解:B即時に労働契約を解除することができる。

明示された労働条件が事実と相違する場合、労働者は即時に労働契約を解除することができる。

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14賠償予定の禁止(第16条)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A労働契約の不履行について違約金を定める契約をしてはならない。
  2. B損害賠償額をあらかじめ予定する契約をしてはならない。
  3. C現実に生じた損害について賠償を請求することも全面的に禁止される。
  4. D身元保証人が賠償額の支払義務を負う旨の賠償額予定契約も含まれる。
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正解:C現実に生じた損害について賠償を請求することも全面的に禁止される。

あらかじめ金額を予定することを禁じているのであり、現実に生じた損害について賠償を請求することまで禁止する趣旨ではない。

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15前借金相殺の禁止(第17条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A使用者が労働者に金銭を貸し付けること自体が労働基準法違反となる。
  2. B労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない。
  3. C労働者の自由意思による相殺であっても一切禁止されている。
  4. D前借金であれば、労働することが条件でなくても相殺が禁止される。
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正解:B労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない。

第17条は、労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺することを禁じている。金銭貸借自体や自由意思による相殺は禁じていない。

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16強制貯金の禁止(第18条)において、使用者が労働者の預金を受け入れる「社内預金」を行う場合の要件として誤っているものはどれか。

  1. A労使協定を締結し、所轄労働基準監督署長に届け出ること。
  2. B貯蓄金管理規程を作成し、労働者に周知させること。
  3. C預金には年3厘以上の利子をつけなければならない。
  4. D労働者が返還を請求したときは、遅滞なく返還すること。
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正解:C預金には年3厘以上の利子をつけなければならない。

社内預金の利率の最低限度は「年5厘」と定められている。

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17解雇制限(第19条)により、使用者が労働者を解雇してはならない期間として正しいものはどれか。

  1. A業務上負傷し療養のため休業する期間及びその後30日間
  2. B私傷病で療養のため休業する期間及びその後30日間
  3. C育児休業を取得している期間及びその後30日間
  4. D介護休業を取得している期間及びその後30日間
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正解:A業務上負傷し療養のため休業する期間及びその後30日間

業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後30日間は、原則として解雇が制限される。

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18解雇制限(第19条)が解除される事由として、労働基準監督署長の認定が不要なものはどれか。

  1. A天災事変のため事業の継続が不可能となった場合
  2. Bやむを得ない事由のため事業の継続が不可能となった場合
  3. C療養開始後3年を経過し、使用者が平均賃金の1200日分の打切補償を支払う場合
  4. D労働者の責に帰すべき事由に基づいて解雇する場合
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正解:C療養開始後3年を経過し、使用者が平均賃金の1200日分の打切補償を支払う場合

打切補償の支払による解雇制限の解除には、所轄労働基準監督署長の認定は不要である。

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19解雇の予告(第20条)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A少なくとも30日前に予告をしなければならない。
  2. B30日前に予告をしない場合は、30日分以上の平均賃金を支払わなければならない。
  3. C予告日数は、1日について平均賃金を支払うごとに短縮することができる。
  4. D労働者の責に帰すべき事由による解雇の場合、認定を受けなくても予告手当は不要である。
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正解:D労働者の責に帰すべき事由による解雇の場合、認定を受けなくても予告手当は不要である。

労働者の責に帰すべき事由に基づいて解雇する場合であっても、予告を不要とするには所轄労働基準監督署長の認定が必要である。

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20解雇予告の規定が適用されない者として、正しいものはどれか。

  1. A3箇月の期間を定めて使用される者
  2. B季節的業務に6箇月の期間を定めて使用される者
  3. C試の使用期間中の者で、雇入れから14日を超えて引き続き使用される者
  4. D日日雇い入れられる者で、1箇月を超えて引き続き使用されていない者
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正解:D日日雇い入れられる者で、1箇月を超えて引き続き使用されていない者

日日雇い入れられる者は解雇予告が除外されるが、1箇月を超えて引き続き使用された場合には解雇予告の規定が適用される。

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21退職時等の証明(第22条)において、退職時の証明書に記載してはならない事項はどれか。

  1. A労働者が請求した使用期間
  2. B労働者が請求した業務の種類
  3. C労働者が請求した退職の事由
  4. D労働者が請求していない事項
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正解:D労働者が請求していない事項

証明書には、労働者の請求しない事項を記入してはならない。

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22金品の返還(第23条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A退職した労働者から請求があった場合、14日以内に賃金を支払わなければならない。
  2. B退職した労働者から請求があった場合、7日以内に労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。
  3. C金品に関して争いがある場合、使用者は争いが解決するまで一切の返還を拒むことができる。
  4. D退職手当であっても、就業規則の定めに従わず請求から7日以内に必ず支払わなければならない。
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正解:B退職した労働者から請求があった場合、7日以内に労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。

労働者の退職の場合において権利者の請求があったときは、使用者は7日以内に賃金の支払や金品の返還を行わなければならない。

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23賃金の支払の5原則に該当しないものはどれか。

  1. A通貨払の原則
  2. B直接払の原則
  3. C全額払の原則
  4. D月2回以上払の原則
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正解:D月2回以上払の原則

毎月1回以上払の原則が正しい。月2回以上払の原則というものは存在しない。

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24通貨払の原則の例外として、法令の別段の定めや労働協約の別段の定めがない場合でも認められる方法はどれか。

  1. A労働者が指定する銀行口座への振込み
  2. B金融機関を支払人とする小切手の交付(賃金全般)
  3. C商品券や自社製品による現物給与
  4. D電子マネーへのチャージ(労働者の同意なし)
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正解:A労働者が指定する銀行口座への振込み

労働者の同意を得た場合、労働者が指定する銀行その他の金融機関の預貯金口座への振込みは認められている。

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25直接払の原則に違反しない賃金の支払先はどれか。

  1. A労働者の親権者
  2. B労働者の法定代理人
  3. C労働者の委任を受けた任意代理人
  4. D病気療養中の労働者に代わって来社した使者(親族など)
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正解:D病気療養中の労働者に代わって来社した使者(親族など)

代理人への支払は直接払の原則に違反するが、本人の意思を伝達する使者に対する支払は差し支えない。

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26毎月1回以上払・一定期日払の原則の適用が除外される賃金はどれか。

  1. A基本給
  2. B通勤手当
  3. C臨時に支払われる賃金
  4. D役職手当
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正解:C臨時に支払われる賃金

臨時に支払われる賃金、賞与、1箇月を超える期間を算定基礎とする精勤手当などは、毎月1回以上払・一定期日払の原則の例外となる。

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27非常時払(第25条)において、既往の労働に対する賃金の繰上げ支払を請求できる「非常の場合」に該当しないものはどれか。

  1. A労働者の出産
  2. B労働者の疾病
  3. C労働者の遊興費の支払い
  4. D労働者の結婚
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正解:C労働者の遊興費の支払い

出産、疾病、災害、結婚、死亡、やむを得ない事由による1週間以上の帰郷が非常時払いの対象となる。

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28休業手当(第26条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A使用者の責に帰すべき事由による休業の場合、平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。
  2. B使用者の責に帰すべき事由による休業の場合、通常の賃金の全額を支払わなければならない。
  3. C不可抗力による天災事変での休業であっても、休業手当を支払わなければならない。
  4. D1日の所定労働時間の一部のみを休業した場合、休業手当を支払う必要は一切ない。
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正解:A使用者の責に帰すべき事由による休業の場合、平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。

使用者の責に帰すべき事由による休業の場合、平均賃金の100分の60以上の休業手当の支払義務がある。

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29出来高払制の保障給(第27条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A出来高払制の労働者には、実際の労働時間にかかわらず一律の月給を保障しなければならない。
  2. B出来高払制の労働者には、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。
  3. C出来高払制の労働者が全く労働しなかった場合でも、保障給を支払わなければならない。
  4. D出来高払制の労働者には、最低賃金法による保障があるため労働基準法上の保障給の規定はない。
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正解:B出来高払制の労働者には、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。

出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。

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30法定労働時間の原則(第32条)として、正しい組み合わせはどれか。

  1. A1週間40時間、1日8時間
  2. B1週間44時間、1日8時間
  3. C1週間40時間、1日10時間
  4. D1週間48時間、1日8時間
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正解:A1週間40時間、1日8時間

労働時間は原則として、休憩時間を除き1週間について40時間、1日について8時間を超えてはならない。

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31法定労働時間の特例(第40条)が適用され、1週間の法定労働時間が44時間となる事業場はどれか。

  1. A常時10人未満の労働者を使用する製造業
  2. B常時10人未満の労働者を使用する商業
  3. C常時20人未満の労働者を使用する保健衛生業
  4. D常時20人未満の労働者を使用する接客娯楽業
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正解:B常時10人未満の労働者を使用する商業

特例が適用され週44時間となるのは、常時10人未満の労働者を使用する商業、映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業である。

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32労働時間に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A労働時間は、事業場を異にする場合においても通算される。
  2. B労働時間の算定には、休憩時間は含まれない。
  3. C手待時間は、実際に作業に従事していなくても労働時間に含まれる。
  4. D労働安全衛生法に基づく一般健康診断に要する時間は、当然に労働時間として扱われる。
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正解:D労働安全衛生法に基づく一般健康診断に要する時間は、当然に労働時間として扱われる。

一般健康診断に要する時間は当然には労働時間とされない(特殊健康診断は労働時間とされる)。

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331箇月単位の変形労働時間制を採用するために必要な要件はどれか。

  1. A所轄労働基準監督署長の許可を受けること。
  2. B労働者の全員の同意を書面で得ること。
  3. C労使協定または就業規則その他これに準ずるものにより所定の事項を定めること。
  4. D労働委員会の決議を経ること。
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正解:C労使協定または就業規則その他これに準ずるものにより所定の事項を定めること。

1箇月単位の変形労働時間制は、労使協定または就業規則その他これに準ずるものにより所定の事項を定めることで採用できる。

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341箇月単位の変形労働時間制において、変形期間を平均して1週間当たりの労働時間が超えてはならない時間はどれか。

  1. A40時間(特例事業は44時間)
  2. B45時間(特例事業は48時間)
  3. C50時間(特例事業は52時間)
  4. D52時間(特例事業は54時間)
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正解:A40時間(特例事業は44時間)

変形期間を平均して1週間当たりの労働時間が、法定労働時間(原則40時間、特例44時間)を超えないように定めなければならない。

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35フレックスタイム制を採用するために必要な手続として、正しい組み合わせはどれか。

  1. A就業規則等による始業・終業時刻の委ねの定め + 所轄労働基準監督署長の許可
  2. B労使協定の締結 + 労働基準監督署への全労働者の名簿提出
  3. C就業規則等による始業・終業時刻の委ねの定め + 労使協定により所定の事項を定めること
  4. D労働者の個別同意 + 就業規則への記載
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正解:C就業規則等による始業・終業時刻の委ねの定め + 労使協定により所定の事項を定めること

フレックスタイム制は、就業規則等で始終業時刻を労働者に委ねる旨を定め、かつ労使協定で清算期間等の所定の事項を定める必要がある。

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36フレックスタイム制における清算期間の最長期間はどれか。

  1. A1箇月
  2. B3箇月
  3. C6箇月
  4. D1年
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正解:B3箇月

フレックスタイム制における清算期間は、3箇月以内の期間に限られる。

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371年単位の変形労働時間制において、対象期間の限度として正しいものはどれか。

  1. A1箇月を超え3箇月以内の期間
  2. B1箇月を超え6箇月以内の期間
  3. C1箇月を超え1年以内の期間
  4. D3箇月を超え1年以内の期間
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正解:C1箇月を超え1年以内の期間

1年単位の変形労働時間制の対象期間は、1箇月を超え1年以内の期間に限られる。

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381年単位の変形労働時間制において、対象期間が3箇月を超える場合の1年当たりの労働日数の限度は原則として何日か。

  1. A250日
  2. B260日
  3. C280日
  4. D300日
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正解:C280日

対象期間が3箇月を超える場合、労働日数の限度は原則として1年当たり280日とされている。

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391年単位の変形労働時間制において、1日および1週間の労働時間の限度は原則としてそれぞれ何時間か。

  1. A1日8時間、1週間40時間
  2. B1日10時間、1週間50時間
  3. C1日10時間、1週間52時間
  4. D1日12時間、1週間60時間
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正解:C1日10時間、1週間52時間

1日当たりの労働時間の限度は原則10時間、1週間当たりの労働時間の限度は原則52時間である。

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401週間単位の非定型的変形労働時間制を採用できる事業場の要件として、誤っているものはどれか。

  1. A小売業、旅館、料理店及び飲食店の事業であること。
  2. B日ごとの業務に著しい繁閑の差が生ずることが多いこと。
  3. C常時使用する労働者数が30人未満であること。
  4. D常時使用する労働者数が50人未満であること。
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正解:D常時使用する労働者数が50人未満であること。

採用できるのは常時使用する労働者数が「30人未満」の小売業等の事業に限られる。

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411週間単位の非定型的変形労働時間制を採用した場合、1日について労働させることができる最長時間は何時間か。

  1. A8時間
  2. B10時間
  3. C12時間
  4. D15時間
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正解:B10時間

1週間単位の非定型的変形労働時間制では、1日について10時間まで労働させることができる。

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42休憩時間の原則(第34条)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分の休憩を与えなければならない。
  2. B労働時間が8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければならない。
  3. C休憩時間は労働時間の途中に与えなければならない。
  4. D労働時間が6時間ぴったりの場合でも、少なくとも45分の休憩を与えなければならない。
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正解:D労働時間が6時間ぴったりの場合でも、少なくとも45分の休憩を与えなければならない。

労働時間が「6時間を超える」場合に少なくとも45分の休憩が必要であり、6時間ちょうどの場合は付与義務はない。

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43休憩時間の3原則に該当しないものはどれか。

  1. A途中付与の原則
  2. B一斉付与の原則
  3. C自由利用の原則
  4. D有給付与の原則
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正解:D有給付与の原則

休憩の3原則は「途中付与」「一斉付与」「自由利用」であり、休憩時間を有給とする法的義務はない。

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44休憩時間の一斉付与の原則が適用されない事業として、労働基準法で規定されていないものはどれか。

  1. A運輸交通業
  2. B商業
  3. C保健衛生業
  4. D製造業
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正解:D製造業

製造業は一斉付与の原則が適用される。運輸交通業、商業、保健衛生業などは法40条等により一斉付与が適用除外となる。

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45休日の原則(第35条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも2回の休日を与えなければならない。
  2. B使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。
  3. C休日は必ず国民の祝日や日曜日に設定しなければならない。
  4. D休日は午前0時から午後12時までの暦日である必要はなく、継続した12時間であればよい。
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正解:B使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。

使用者は原則として毎週少なくとも1回の休日(原則として暦日)を与えなければならない。

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46変形休日制を採用する場合の要件として、正しいものはどれか。

  1. A4週間を通じ4日以上の休日を与えること。
  2. B4週間を通じ8日以上の休日を与えること。
  3. C1年を通じ105日以上の休日を与えること。
  4. D1箇月を通じ4日以上の休日を与えること。
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正解:A4週間を通じ4日以上の休日を与えること。

変形休日制は、4週間を通じ4日以上の休日を与える場合に認められる。

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47休日の振替の要件として、誤っているものはどれか。

  1. A就業規則等において、休日を振り替えることができる旨の規定を設けること。
  2. Bあらかじめ振り替えるべき日を特定して振り替えること。
  3. C振り替えた結果、4週4日の法定休日が確保されていること。
  4. D休日に労働させた後に、事後的に代わりの休日を指定すること。
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正解:D休日に労働させた後に、事後的に代わりの休日を指定すること。

事後的に代わりの休みを与えるのは「代休」であり、休日の振替にはあらかじめ振り替えるべき日を特定することが必要である。

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48災害等による臨時の必要がある場合の時間外・休日労働(第33条)について、正しいものはどれか。

  1. A事前の許可・事後の届出に関わらず、労働基準監督署長の関与は一切不要である。
  2. B原則として事前に所轄労働基準監督署長の許可を受けなければならない。
  3. C過半数労働組合との書面による協定を締結しなければならない。
  4. D割増賃金を支払う必要は一切ない。
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正解:B原則として事前に所轄労働基準監督署長の許可を受けなければならない。

災害等による臨時の必要がある場合は、原則として事前に所轄労働基準監督署長の許可を受ける必要がある(事態急迫時は事後遅滞なく届出)。

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4936協定による時間外・休日労働(第36条)において、協定を締結する労働者側の当事者として正しいものはどれか。

  1. A事業場に属するすべての労働者
  2. B労働者の過半数で組織する労働組合(ない場合は労働者の過半数を代表する者)
  3. C労働者の3分の2以上の賛成で選ばれた代表委員
  4. D会社が任意に指名した従業員代表
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正解:B労働者の過半数で組織する労働組合(ない場合は労働者の過半数を代表する者)

事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がある場合はその労働組合、ない場合は労働者の過半数を代表する者が当事者となる。

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5036協定における時間外労働の限度時間(原則)として、正しいものはどれか。

  1. A1箇月45時間、1年360時間
  2. B1箇月50時間、1年400時間
  3. C1箇月60時間、1年720時間
  4. D1箇月80時間、1年960時間
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正解:A1箇月45時間、1年360時間

36協定の原則的な限度時間は、1箇月について45時間、1年について360時間である。

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51特別条項を定めた36協定において、1年について時間外労働させることができる上限時間はどれか。

  1. A360時間
  2. B720時間
  3. C960時間
  4. D1000時間
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正解:B720時間

特別条項を定めた場合でも、1年について時間外労働させることができる時間は720時間を超えない範囲内に限られる。

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5236協定で定めるところにより労働時間を延長し、又は休日において労働させる場合であっても遵守すべき「実際の限度時間」として、正しいものはどれか。

  1. A1箇月について時間外・休日労働の合計が100時間未満であること。
  2. B1箇月について時間外・休日労働の合計が80時間未満であること。
  3. C複数月平均で時間外労働のみが80時間を超えないこと。
  4. D1日について時間外労働が4時間を超えないこと。
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正解:A1箇月について時間外・休日労働の合計が100時間未満であること。

実際の時間外・休日労働の合計時間は、1箇月について100時間未満でなければならない。

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53時間外労働に対する割増賃金の率として、原則として政令で定める最低率はどれか。

  1. A通常の賃金の1割5分以上
  2. B通常の賃金の2割5分以上
  3. C通常の賃金の3割5分以上
  4. D通常の賃金の5割以上
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正解:B通常の賃金の2割5分以上

時間外労働および深夜労働に対する割増賃金率は、それぞれ2割5分以上と定められている。

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54休日労働(法定休日の労働)に対する割増賃金の率として、政令で定める最低率はどれか。

  1. A通常の賃金の2割5分以上
  2. B通常の賃金の3割以上
  3. C通常の賃金の3割5分以上
  4. D通常の賃金の5割以上
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正解:C通常の賃金の3割5分以上

法定休日における労働に対する割増賃金率は、3割5分以上である。

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551箇月について60時間を超えて時間外労働をさせた場合、その超えた時間に対する割増賃金の率はどれか。

  1. A通常の賃金の2割5分以上
  2. B通常の賃金の3割5分以上
  3. C通常の賃金の5割以上
  4. D通常の賃金の7割5分以上
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正解:C通常の賃金の5割以上

1箇月について60時間を超える時間外労働については、5割以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。

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56代替休暇に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A1箇月60時間を超える時間外労働に対する5割以上の割増賃金の支払義務を完全に免除する制度である。
  2. B労使協定により、1箇月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金の引上げ分(2割5分)の支払に代えて有給の休暇を与えることができる。
  3. C労働者の同意に関わらず、使用者は一方的に代替休暇を指定して付与することができる。
  4. D代替休暇を取得した場合でも、割増賃金は全額現金で支払わなければならない。
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正解:B労使協定により、1箇月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金の引上げ分(2割5分)の支払に代えて有給の休暇を与えることができる。

代替休暇は、労使協定により、60時間超の割増分(5割と2割5分の差である2割5分部分)の支払に代えて有給の休暇を付与できる制度である。

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57割増賃金の計算の基礎となる賃金から除外できる手当として、正しいものはどれか。

  1. A役職手当
  2. B家族数に関係なく一律に支給される家族手当
  3. C労働者の通勤距離に応じて支払われる通勤手当
  4. D業務の難易度に応じて支給される特殊作業手当
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正解:C労働者の通勤距離に応じて支払われる通勤手当

家族手当、通勤手当、住宅手当等のうち、扶養家族数や通勤距離等の個人的事情に応じて支払われるものは計算の基礎から除外できる。

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58割増賃金の計算の基礎から除外される賃金として、労働基準法で規定されていないものはどれか。

  1. A別居手当
  2. B子女教育手当
  3. C臨時に支払われた賃金
  4. D皆勤手当
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正解:D皆勤手当

皆勤手当は労働基準法および施行規則において除外できる賃金として列挙されておらず、割増賃金の計算の基礎に含める必要がある。

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59事業場を異にする場合の労働時間の通算について、正しいものはどれか。

  1. A事業主が同じである事業場での労働のみ通算される。
  2. B事業主が異なる事業場での労働であっても通算される。
  3. C1日のうち複数の事業場で労働した場合、労働時間は通算されない。
  4. D事業主が異なれば法定労働時間を超えても割増賃金は発生しない。
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正解:B事業主が異なる事業場での労働であっても通算される。

労働時間は事業場を異にする場合においても通算される。この「事業場を異にする」には事業主を異にする場合も含まれる。

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60事業場外労働に関するみなし労働時間制(第38条の2)が適用された場合、原則として何時間労働したものとみなされるか。

  1. A法定労働時間
  2. B所定労働時間
  3. C業務の遂行に通常必要とされる時間
  4. D労使協定で定めた時間
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正解:B所定労働時間

労働時間を算定し難いときは、原則として所定労働時間労働したものとみなされる。

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61専門業務型裁量労働制(第38条の3)の対象業務として、厚生労働省令で定められていないものはどれか。

  1. A新商品若しくは新技術の研究開発の業務
  2. B情報処理システムの分析又は設計の業務
  3. Cコピーライターの業務
  4. D一般的な事務用品の営業販売業務
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正解:D一般的な事務用品の営業販売業務

専門業務型裁量労働制は、業務の性質上その遂行の方法を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務に限定されており、一般の営業販売業務は対象外である。

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62企画業務型裁量労働制(第38条の4)の導入要件として、正しいものはどれか。

  1. A過半数労働組合との労使協定を締結し届け出ること。
  2. B労使委員会の委員の過半数の議決による決議をし届け出ること。
  3. C労使委員会の委員の5分の4以上の多数による議決による決議をし届け出ること。
  4. D労働者個人の書面による同意のみで導入できる。
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正解:C労使委員会の委員の5分の4以上の多数による議決による決議をし届け出ること。

企画業務型裁量労働制の導入には、労使委員会の委員の5分の4以上の多数による議決による決議と、行政官庁への届出が必要である。

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63労働時間、休憩及び休日に関する規定が適用除外(第41条)となる者に該当しないのはどれか。

  1. A農業、畜産業に従事する者
  2. B監督又は管理の地位にある者
  3. C機密の事務を取り扱う者
  4. D深夜業を専門に行う警備員(許可なし)
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正解:D深夜業を専門に行う警備員(許可なし)

監視又は断続的労働に従事する者であっても、使用者が所轄労働基準監督署長の許可を受けていなければ適用除外とはならない。

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64管理監督者等(第41条該当者)であっても、適用が排除されない規定はどれか。

  1. A労働時間の限度に関する規定
  2. B休憩時間に関する規定
  3. C休日の付与に関する規定
  4. D深夜業の割増賃金に関する規定
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正解:D深夜業の割増賃金に関する規定

法41条に該当する適用除外者であっても、深夜業の割増賃金および年次有給休暇の規定は適用される。

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65特定高度専門業務・成果型労働制(高度プロフェッショナル制度)の対象労働者の要件となる年収要件(基準年間平均給与額の3倍を相当程度上回る水準)の額面として正しいものはどれか。

  1. A850万円以上
  2. B1,075万円以上
  3. C1,500万円以上
  4. D2,000万円以上
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正解:B1,075万円以上

高度プロフェッショナル制度の対象労働者の要件の一つとして、見込み年収が1,075万円以上であることが定められている。

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66年次有給休暇(第39条)の最初の付与要件として正しいものはどれか。

  1. A雇入れの日から起算して3箇月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤したこと。
  2. B雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤したこと。
  3. C雇入れの日から起算して1年間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤したこと。
  4. D雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し、無遅刻無欠勤であること。
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正解:B雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤したこと。

使用者は、雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対し10労働日の年次有給休暇を与えなければならない。

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67年次有給休暇の出勤率の算定において、全労働日に含めない(除外する)日はどれか。

  1. A業務上の傷病により療養のため休業した日
  2. B産前産後の女性が休業した期間
  3. C育児休業をした期間
  4. D不可抗力による休業日
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正解:D不可抗力による休業日

不可抗力による休業日や正当なストライキによる不就労日などは全労働日(分母)から除外される。業務上傷病や産休・育休は出勤したものとみなされる。

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68通常の労働者に対する年次有給休暇の最高付与日数は何日か(繰越分を含まない1年間の付与日数)。

  1. A15日
  2. B20日
  3. C25日
  4. D40日
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正解:B20日

継続勤務年数6年6箇月以上で最高20日が付与される。

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69比例付与の対象となる労働者の要件として、正しいものはどれか。

  1. A週所定労働時間が30時間未満であり、かつ週所定労働日数が4日以下の者
  2. B週所定労働時間が30時間以上であり、かつ週所定労働日数が4日以下の者
  3. C週所定労働時間が20時間未満であり、かつ週所定労働日数が3日以下の者
  4. D週所定労働時間が35時間未満であり、かつ週所定労働日数が5日以下の者
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正解:A週所定労働時間が30時間未満であり、かつ週所定労働日数が4日以下の者

比例付与の対象となるのは、週所定労働時間が30時間未満であり、かつ週所定労働日数が4日以下(または年間216日以下)の者である。

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70時間単位の年次有給休暇の付与について、労使協定で定めることができる日数の上限はどれか。

  1. A1年について3日以内
  2. B1年について5日以内
  3. C1年について7日以内
  4. D1年について10日以内
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正解:B1年について5日以内

時間単位で与えることができる年次有給休暇の日数は、前年からの繰越分を含めて5日以内とされている。

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71年次有給休暇の時季変更権を使用者が行使できる要件はどれか。

  1. A労働者の請求する時季が業務の繁忙期に当たる場合
  2. B労働者が休暇の利用目的を明らかにしない場合
  3. C請求された時季に休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合
  4. D代替要員の確保に費用がかかる場合
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正解:C請求された時季に休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合

使用者は、請求された時季に有給休暇を与えることが「事業の正常な運営を妨げる場合」においてのみ、他の時季に変更することができる。

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72年次有給休暇の計画的付与(第39条第6項)において、労使協定により計画的に付与できる日数はどれか。

  1. A有給休暇の総日数のうち5日以内の部分
  2. B有給休暇の総日数のうち5日を超える部分
  3. C有給休暇の総日数のうち10日を超える部分
  4. D有給休暇のすべての残日数
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正解:B有給休暇の総日数のうち5日を超える部分

労働者が自ら時季指定できる5日分を留保する必要があるため、計画的付与の対象とできるのは「5日を超える部分」である。

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73使用者による年次有給休暇の時季指定義務(第39条第7項)の対象となる日数は何日か。

  1. A3日
  2. B5日
  3. C10日
  4. D付与された日数の半数
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正解:B5日

使用者は、10労働日以上の年次有給休暇を付与する労働者に対し、基準日から1年以内に5日について時季を指定して取得させなければならない。

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74児童(満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまでにある者)を労働者として使用することが禁止される例外として、行政官庁の許可等により使用できる業種はどれか。

  1. A工業的業種
  2. B建設業
  3. C映画の製作又は演劇の事業
  4. Dすべての深夜業
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正解:C映画の製作又は演劇の事業

児童の使用は原則禁止だが、非工業的業種や農林水産業、映画の製作・演劇の事業については、一定の要件を満たし許可を受ければ修学時間外に使用できる。

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75未成年者の労働契約(第58条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A親権者は、未成年者に代わって労働契約を締結することができる。
  2. B親権者は、未成年者に代わって賃金を受け取ることができる。
  3. C未成年者は、親権者の同意がなければ賃金を請求できない。
  4. D親権者又は行政官庁は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合は将来に向かって解除できる。
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正解:D親権者又は行政官庁は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合は将来に向かって解除できる。

親権者の代理契約や賃金の代理受領は禁止されている。不利な契約の場合は親権者や行政官庁が将来に向かって解除できる。

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76年少者(満18歳未満)の労働時間に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A1箇月単位の変形労働時間制を適用することができる。
  2. B36協定を締結すれば時間外労働をさせることができる。
  3. C原則として、修学時間を通算して1週間40時間、1日7時間を超えて労働させてはならない。
  4. D満15歳年度末後から満18歳までは、一定の条件下で1週間48時間の範囲で変形労働時間制の例により労働させることができる。
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正解:D満15歳年度末後から満18歳までは、一定の条件下で1週間48時間の範囲で変形労働時間制の例により労働させることができる。

満15歳年度末後から18歳までは、1週間48時間、1日8時間以内で1箇月単位・1年単位の変形労働時間制の例により労働させることができる例外がある。

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77年少者(満18歳未満)の深夜業(第61条)の原則的な禁止時間帯はどれか。

  1. A午後8時から午前5時まで
  2. B午後10時から午前5時まで
  3. C午後11時から午前6時まで
  4. D午前0時から午前6時まで
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正解:B午後10時から午前5時まで

満18歳未満の者は、原則として午後10時から午前5時までの間において使用してはならない(満15歳年度末までの児童は午後8時〜午前5時が原則)。

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78妊産婦(妊娠中及び産後1年を経過しない女性)の就業制限に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A妊婦が請求した場合は、他の軽易な業務に転換させなければならない。
  2. B産婦が請求した場合は、他の軽易な業務に転換させなければならない。
  3. C妊産婦は、すべての坑内業務に就かせることができる。
  4. D妊産婦以外の女性は、重量物を取り扱う業務に無制限に就かせることができる。
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正解:A妊婦が請求した場合は、他の軽易な業務に転換させなければならない。

軽易な業務への転換義務は「妊娠中の女性(妊婦)」が請求した場合であり、産後1年を経過しない女性(産婦)には適用されない。

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79産前産後休業(第65条)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A産前休業は、6週間(多胎妊娠の場合は14週間)以内に出産予定の女性が請求した場合に与えられる。
  2. B産後休業は、産後8週間を経過しない女性を原則として就業させてはならない強行規定である。
  3. C産後6週間を経過した女性が請求し、医師が支障がないと認めた業務には就かせてよい。
  4. D産前休業は請求の有無に関わらず、出産予定日の6週間前から強制的に就業を禁止しなければならない。
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正解:D産前休業は請求の有無に関わらず、出産予定日の6週間前から強制的に就業を禁止しなければならない。

産前休業は「女性が請求した場合」に就業を禁止するものであり、請求がなければ就業させても差し支えない(産後は強制休業)。

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80育児時間(第67条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A生後満2年に達しない生児を育てる女性に認められる。
  2. B1日1回少なくとも60分を請求することができる。
  3. C生後満1年に達しない生児を育てる女性は、休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分の育児時間を請求できる。
  4. D育児時間は必ず有給としなければならない。
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正解:C生後満1年に達しない生児を育てる女性は、休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分の育児時間を請求できる。

育児時間は生後満1年に達しない生児を育てる女性が対象であり、1日2回少なくとも30分を請求できる。有給か無給かは労使の自由である。

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81生理休暇(第68条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、就業させてはならない。
  2. B就業規則により、生理休暇を毎月1日に制限することができる。
  3. C生理休暇の期間中の賃金は、法律により全額支払うことが義務付けられている。
  4. D半日や時間単位での請求は認められず、必ず1日単位で取得しなければならない。
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正解:A生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、就業させてはならない。

生理日の就業が著しく困難な女性の請求により与えられる。日数制限は不可、有給無給は自由、半日・時間単位の請求も可能である。

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82就業規則の作成・届出義務(第89条)を負う事業場の要件はどれか。

  1. A常時5人以上の労働者を使用する事業場
  2. B常時10人以上の労働者を使用する事業場
  3. C常時20人以上の労働者を使用する事業場
  4. D常時50人以上の労働者を使用する事業場
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正解:B常時10人以上の労働者を使用する事業場

常時10人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成し、所轄労働基準監督署長に届け出なければならない。

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83就業規則の絶対的必要記載事項に該当しないものはどれか。

  1. A始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項
  2. B賃金の決定、計算及び支払の方法に関する事項
  3. C退職に関する事項(解雇の事由を含む)
  4. D退職手当の決定、計算及び支払の方法に関する事項
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正解:D退職手当の決定、計算及び支払の方法に関する事項

退職手当に関する事項は「定めをする場合」に記載しなければならない相対的必要記載事項である。

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84就業規則の作成手続(第90条)において、使用者が行わなければならないことはどれか。

  1. A労働者の過半数を代表する者の同意を得ること。
  2. B労働者の過半数を代表する者の意見を聴くこと。
  3. C労働基準監督署長の許可を受けること。
  4. D労働組合の承認を得ること。
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正解:B労働者の過半数を代表する者の意見を聴くこと。

就業規則の作成・変更については、過半数労働組合等(ない場合は過半数代表者)の意見を聴かなければならない(同意までは不要)。

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85法令及び労働協約との関係(第92条)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A就業規則は、労働協約に反する内容であっても法令に違反しなければ有効である。
  2. B就業規則は、法令又は当該事業場について適用される労働協約に反してはならない。
  3. C労働契約の内容が就業規則の基準を下回る場合、労働契約が優先される。
  4. D行政官庁は就業規則の変更を命じる権限を持たない。
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正解:B就業規則は、法令又は当該事業場について適用される労働協約に反してはならない。

就業規則は法令および労働協約に反してはならず、行政官庁は抵触する就業規則の変更を命ずることができる。

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86事業の附属寄宿舎の寄宿舎規則において、作成・届出の際に労働者の過半数を代表する者の「同意」が必要ない事項はどれか。

  1. A起床、就寝、外出及び外泊に関する事項
  2. B行事に関する事項
  3. C安全及び衛生に関する事項
  4. D建設物及び設備の管理に関する事項
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正解:D建設物及び設備の管理に関する事項

建設物及び設備の管理に関する事項については、同意を得る必要がない(他の事項は同意が必要)。

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87労働基準監督機関に対する申告(第104条)を行った労働者に対する不利益取扱いの禁止として、正しいものはどれか。

  1. A申告を理由とする解雇は無効であるが、減給は認められる。
  2. B申告を理由とする解雇その他不利益な取扱をしてはならない。
  3. C労働基準監督官の許可があれば不利益取扱いが可能である。
  4. D申告が事実と異なる場合は不利益取扱いが推奨される。
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正解:B申告を理由とする解雇その他不利益な取扱をしてはならない。

労働者が違反事実を申告したことを理由として、使用者は解雇その他不利益な取扱をしてはならない。

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88法令等の周知義務(第106条)の方法として規定されていないものはどれか。

  1. A常時各作業場の見やすい場所へ掲示し、又は備え付けること。
  2. B書面を労働者に交付すること。
  3. C各作業場に労働者が記録の内容を常時確認できる電子計算機の機器を設置すること。
  4. D全労働者に口頭で一斉に読み上げること。
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正解:D全労働者に口頭で一斉に読み上げること。

周知の方法は、掲示・備え付け、書面交付、電磁的記録等による方法とされており、口頭での読み上げのみは該当しない。

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89労働者名簿(第107条)の調製が必要とされない労働者はどれか。

  1. A2箇月の期間を定めて雇用される者
  2. Bパートタイム労働者
  3. C日日雇い入れられる者
  4. D試用期間中の者
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正解:C日日雇い入れられる者

日日雇い入れられる者については、労働者名簿の調製は不要である(賃金台帳は必要)。

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90賃金台帳(第108条)の記入事項として、労働基準法上規定されていないものはどれか。

  1. A労働日数及び労働時間数
  2. B基本給、手当その他賃金の種類ごとにその額
  3. C時間外労働、休日労働、深夜労働の時間数
  4. D退職の年月日及びその事由
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正解:D退職の年月日及びその事由

退職の年月日及びその事由は「労働者名簿」の記入事項であり、賃金台帳の必須記入事項ではない。

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91記録の保存(第109条)において、労働者名簿、賃金台帳等の重要な書類を保存しなければならない期間はどれか(当分の間)。

  1. A1年間
  2. B3年間
  3. C5年間
  4. D10年間
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正解:B3年間

法定は5年間であるが、法附則143条により「当分の間、3年間」とされている。

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92付加金の支払(第114条)の対象とならない違反はどれか。

  1. A解雇の予告に代わる解雇予告手当の未払
  2. B休業手当の未払
  3. C割増賃金の未払
  4. D退職手当の未払
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正解:D退職手当の未払

付加金の対象は、解雇予告手当、休業手当、割増賃金、年次有給休暇中の賃金であり、退職手当の未払は対象とならない。

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93賃金(退職手当を除く)の請求権の消滅時効期間(当分の間)として、正しいものはどれか。

  1. A1年
  2. B2年
  3. C3年
  4. D5年
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正解:C3年

賃金請求権の消滅時効は法定5年であるが、当分の間3年とされている(退職手当は5年)。

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94退職手当の請求権の消滅時効期間として、正しいものはどれか。

  1. A1年
  2. B3年
  3. C5年
  4. D10年
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正解:C5年

退職手当の請求権は、これを行使することができる時から5年間行わない場合においては、時効によって消滅する。

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95両罰規定(第121条)に関して、違反行為をした従業員等を処罰するだけでなく、事業主に対しても各本条の罰金刑を科すための免責事由はどれか。

  1. A事業主が違反の事実を知らなかった場合
  2. B事業主が違反の防止に必要な措置をした場合
  3. C事業主が後日違反を是正した場合
  4. D事業主が違反行為者を懲戒解雇した場合
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正解:B事業主が違反の防止に必要な措置をした場合

事業主が違反の防止に必要な措置をした場合においては、事業主に対する罰金刑は免除される。

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96出来高払制等の保障給(第27条)において、保障されるべき基準は何か。

  1. A成果に応じた一定額
  2. B労働時間に応じた一定額
  3. C労働日数に応じた最低賃金額
  4. D年齢に応じた生活保障額
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正解:B労働時間に応じた一定額

出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。

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97年次有給休暇の比例付与に関して、正しいものはどれか。

  1. A所定労働時間が短いすべての労働者に適用される。
  2. B週所定労働日数が4日以下であっても、週所定労働時間が30時間以上の場合は適用されない。
  3. C比例付与の日数は、労働者の能力に応じて使用者が決定する。
  4. D付与要件の出勤率8割以上は不要である。
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正解:B週所定労働日数が4日以下であっても、週所定労働時間が30時間以上の場合は適用されない。

比例付与の対象は、週所定労働時間が30時間未満であり、かつ週所定労働日数が4日以下(または年間216日以下)の者である。30時間以上の場合は通常の付与日数となる。

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98労働契約が未成年者に不利であると認めた場合の解除権を持たない者はどれか。

  1. A親権者
  2. B後見人
  3. C所轄労働基準監督署長
  4. D労働基準主管局長
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正解:D労働基準主管局長

労働契約が未成年者に不利であると認める場合、将来に向かって解除できるのは親権者、後見人、又は行政官庁(所轄労働基準監督署長)である。

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99休業手当(第26条)の算定の基礎となるものはどれか。

  1. A通常の賃金
  2. B標準報酬月額
  3. C平均賃金
  4. D最低賃金額
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正解:C平均賃金

休業手当は、平均賃金の100分の60以上の額を支払わなければならない。

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100労働基準監督官の権限(第101条)として規定されていないものはどれか。

  1. A事業場、寄宿舎その他の附属建設物に臨検すること。
  2. B帳簿及び書類の提出を求めること。
  3. C使用者若しくは労働者に対して尋問を行うこと。
  4. Dその場で違反事業主を逮捕・勾留し刑を確定させること。
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正解:Dその場で違反事業主を逮捕・勾留し刑を確定させること。

労働基準監督官は臨検、書類提出要求、尋問などの権限を有し、司法警察官としての職務も行うが、自ら刑を確定させる裁判権は有しない。

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