AML/CFTスタンダードコース ⑦ 顧客管理

犯収法に基づく取引時確認の実務を扱う、最も実践的な分野です。特定取引の範囲や大口現金取引などの敷居値、自然人・法人それぞれの本人特定事項の確認方法、取引を行う目的・職業・実質的支配者の確認、本人確認書類の種類と有効期限、非対面取引での確認手続が頻出です。外国PEPsなど厳格な取引時確認が求められる取引も問われます。42問と最多クラスで、確認事項と確認方法を取引類型ごとに正確に対応づける力が試されます。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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221金融機関等が行う取引のうち、犯罪収益移転防止法上の「特定取引」として取引時確認が必要となる大口現金取引の基準額として正しいものはどれか。

  1. A100万円を超える取引
  2. B200万円を超える取引
  3. C50万円を超える取引
  4. D10万円を超える取引
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正解:B200万円を超える取引

大口現金取引の敷居値は「200万円を超える」取引です。

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222顧客管理において、厳格な取引時確認が求められる取引に該当しないものはどれか。

  1. Aイランに居住する顧客との取引
  2. Bなりすましの疑いがある顧客との取引
  3. C外国PEPsとの取引
  4. D200万円を超える通常の現金送金
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正解:D200万円を超える通常の現金送金

200万円を超える通常の現金送金は特定取引ですが、イラン・北朝鮮居住者やなりすまし等の要件を満たさない限り、厳格な確認までは求められません。

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223自然人の取引時確認事項である「取引を行う目的」および「職業」の確認方法として正しいものはどれか。

  1. A本人からの申告によって確認することが認められる
  2. B公的証明書の提示のみ認められる
  3. C勤務先への電話確認が必須である
  4. D取引関係文書の転送不要郵便の送付が必要である
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正解:A本人からの申告によって確認することが認められる

取引目的および職業に関しては、申告によって確認することが認められています。

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224自然人が顔写真のない本人確認書類(健康保険の資格確認書など)を提示して対面取引を行う場合に必要な措置はどれか。

  1. Aその書類のみで本人確認が完了する
  2. B他の本人確認書類や補完書類の提示等による2次的確認措置が必要である
  3. C本籍地入りの住民票の提出が必須となる
  4. D統括管理者による事前の承認が必須となる
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正解:B他の本人確認書類や補完書類の提示等による2次的確認措置が必要である

顔写真のない本人確認書類の場合は、転送不要郵便の送付や他の補完書類の提示等による2次的確認措置が必要です。

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225顧客の本人確認書類としてマイナンバー(個人番号)カードの写しを郵送で受け取る場合、正しい取扱いはどれか。

  1. A表面・裏面両方の写しをそのまま保管する
  2. B裏面の写しを受け取った場合、個人番号を社内システムに記録して保管する
  3. C表面の写しのみの送付を受けることで足りる(裏面は不要)
  4. Dマイナンバーカードは郵送での本人確認には使用できない
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正解:C表面の写しのみの送付を受けることで足りる(裏面は不要)

個人番号の収集制限があるため、表面の写しのみで本人特定事項の確認を行います。裏面の送付を受けた場合は復元できないようマスキング等が必要です。

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226法人の本人特定事項の確認において、提示を受ける登記事項証明書または印鑑登録証明書の有効期限として正しいものはどれか。

  1. A提示を受ける日前1ヵ月以内に作成されたもの
  2. B提示を受ける日前3ヵ月以内に作成されたもの
  3. C提示を受ける日前1年以内に作成されたもの
  4. D提示を受ける日前6ヵ月以内に作成されたもの
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正解:D提示を受ける日前6ヵ月以内に作成されたもの

対面取引で提示を受ける登記事項証明書等は、提示を受ける日前6ヵ月以内に作成されたものに限られます。

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227取引担当者(代表者等)が正当な取引権限を有していることを確認する方法として、現在認められていないものはどれか。

  1. A法人が作成した委任状を有していることの確認
  2. B法人を代表する権限を有する役員として登記されていることの確認
  3. C法人等に電話をかけることによる確認
  4. D当該法人が発行している社員証等の提示による確認
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正解:D当該法人が発行している社員証等の提示による確認

FATFからの指摘を受け、社員証等の提示による代理権の確認は認められなくなりました。

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228既に取引時確認を行っている顧客が、通常の特定取引(継続的な契約に基づく)を行う場合の対応として正しいものはどれか。

  1. A常に初回の取引時確認と同等の確認を再度行う必要がある
  2. B追加で別の顔写真付き身分証明書の提示を求める必要がある
  3. C既に本人確認を行っていることを確認すれば改めて取引時確認を行う必要はない
  4. D厳格な取引時確認に切り替えて確認を行う
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正解:C既に本人確認を行っていることを確認すれば改めて取引時確認を行う必要はない

継続的な契約に基づく通常の特定取引に該当し、既に本人確認を行い記録を保存している場合は、改めて取引時確認を行う必要はありません。

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229取引時確認に関する確認記録および取引記録の保存期間として正しいものはどれか。

  1. A取引の終了後5年間
  2. B取引の行われた日から3年間
  3. C取引の終了後7年間
  4. D取引の行われた日から5年間
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正解:C取引の終了後7年間

確認記録は取引終了日等から7年間、取引記録等は取引の日から7年間保存します。

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230本人特定事項の確認における補完書類(公共料金の領収書等)の有効期限として正しいものはどれか。

  1. A領収日付等が提示を受ける日前1ヵ月以内のもの
  2. B領収日付等が提示を受ける日前6ヵ月以内のもの
  3. C領収日付等が提示を受ける日前3ヵ月以内のもの
  4. D領収日付等が提示を受ける日前1年以内のもの
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正解:B領収日付等が提示を受ける日前6ヵ月以内のもの

補完書類として受ける公共料金領収書等は、領収日付等が提示等を受ける日前6ヵ月以内のものに限られます。

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231マイナンバーの「個人番号の通知カード」の本人確認書類としての取扱いについて正しいものはどれか。

  1. A顔写真付きの本人確認書類と同等に扱える
  2. B2次的確認措置を併用すれば扱える
  3. C通知カードの記載住所宛に転送不要郵便を送付すれば扱える
  4. D個人番号の収集制限等により本人確認書類として取り扱うことはできない
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正解:D個人番号の収集制限等により本人確認書類として取り扱うことはできない

番号法に基づく個人番号の収集制限等から、通知カードを本人確認書類として取り扱うことは適当でないとされています。

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232対面で行う個人顧客との通常の特定取引において、運転免許証を用いた本人特定事項の確認方法で不適切なものはどれか。

  1. A運転免許証の写しの提示を受ける
  2. B運転免許証の原本の提示を受ける
  3. C運転免許証に記載の住所と現在の住居が同じか確認する
  4. D有効期限内の運転免許証であることを確認する
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正解:A運転免許証の写しの提示を受ける

対面での確認においては、本人確認書類の「写し」の提示は不可となっています。

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233継続的な契約において、過去の取引時確認事項に偽りがあると疑われる場合の本人特定事項の再確認方法として正しいものはどれか。

  1. A過去の契約時に確認した書類と全く同じ書類の提示を求める
  2. B顧客の口頭による申告のみで確認とする
  3. C過去の契約時に確認した書類以外の本人確認書類または補完書類を少なくとも1つ確認する
  4. D再確認は不要であり直ちに口座を凍結する
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正解:C過去の契約時に確認した書類以外の本人確認書類または補完書類を少なくとも1つ確認する

なりすましや偽りの疑いがある場合、当該契約に際して確認した書類「以外」の書類を少なくとも1つ確認する必要があります。

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234特定事業者に求められる「取引時確認をした事項に係る情報を最新の内容に保つための措置」として、最も適切なものはどれか。

  1. A単発の取引の顧客も含めて年1回の定期的な実態調査を行うこと
  2. B顧客から四半期ごとに定期的な報告を書面で受けること
  3. C変更があった場合に顧客に届け出る旨を約款に盛り込むこと
  4. D公的機関に照会して顧客の現住所を毎年更新すること
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正解:C変更があった場合に顧客に届け出る旨を約款に盛り込むこと

最新の内容に保つ措置として、変更の届出を約款に盛り込むことなどが考えられ、定期的な調査までは求められていません。

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235取引時確認等の的確な実施のために選任される「統括管理者」に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A各営業店に必ず1名配置しなければならない
  2. B一定の経験や知識を有し、独立した立場で業務を統括できる者が想定される
  3. C自らが有する承認などの権限を他の者に委任することは禁止されている
  4. D必ず外部の専門家を選任しなければならない
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正解:B一定の経験や知識を有し、独立した立場で業務を統括できる者が想定される

統括管理者のクラスに一律の基準はなく、独立した立場で業務を統括できる者が想定され、権限の委任も禁止されていません。

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236特定事業者が行う監査について、適切な記述はどれか。

  1. A必ず外部監査を実施しなければならない
  2. B内部監査や社内検査による実施も可能であり、頻度も一律には決まっていない
  3. C各年度に必ず1回以上実施することが法令で規定されている
  4. D金融庁による直接の監査をもってこれに代えることができる
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正解:B内部監査や社内検査による実施も可能であり、頻度も一律には決まっていない

外部監査に限定されず内部監査等でも可能であり、頻度も各特定事業者が効果的かつ十分と認める程度で合理的判断によります。

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237「特定事業者作成書面等」に関する記述として不適切なものはどれか。

  1. Aこれまで行ったことのない新たな技術や態様による取引については勘案する必要はない
  2. B国家公安委員会の調査書をもとに各事業者のリスクを加味して作成する
  3. C必要に応じて見直しを行い、変更を加えることが規定されている
  4. D特定事業者の業態等に応じて保存期間や管理方法を個別に合理的に判断する
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正解:Aこれまで行ったことのない新たな技術や態様による取引については勘案する必要はない

「自らが行う取引」には新たな技術や態様による取引が含まれており、これらも勘案して調査・分析する必要があります。

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238統括管理者が特定業務に係る高リスク取引を承認する際の要件として、不適切な記述はどれか。

  1. A取引の都度行う必要がある
  2. B承認は初回の高リスク取引時に一度得れば、その後の同種取引では不要である
  3. C犯罪収益移転危険度調査書の内容を勘案する
  4. D効果的かつ十分であれば権限を委任された者が承認を行うことも可能である
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正解:B承認は初回の高リスク取引時に一度得れば、その後の同種取引では不要である

承認は取引の都度行う必要があり、初回のみで以後不要とするのは不適切です。なお「取引前」厳守までは求められません。

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239「外国PEPs(重要な公的地位にある者)」に該当しない者はどれか。

  1. A外国の元首
  2. B国連やFATFなど国際機関の職員
  3. C外国の中央銀行の役員
  4. D外国の最高裁判所の裁判官に相当する職にある者
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正解:B国連やFATFなど国際機関の職員

外国PEPsの対象には、国連等の国際機関およびその職員は含まれていません。

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240外国PEPsの対象範囲に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A外国PEPs本人だけでなく、その家族も含まれる
  2. B日本が国として認めていない未承認国家の政府役員は含まれない
  3. C外国PEPs本人と近しい間柄にある者(知人や秘書等)も含まれる
  4. D外国PEPsが実質的支配者である法人は含まれない
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正解:A外国PEPs本人だけでなく、その家族も含まれる

本人に加えて配偶者、父母、子、兄弟姉妹等の家族、および本人が実質的支配者である法人が含まれます。近しい間柄の者は含まれません。

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241外国PEPsとの取引時の対応として適切なものはどれか。

  1. A民間データベースの利用が法令上唯一の確認方法とされている
  2. B顧客が日本人である場合は外国PEPsに該当する可能性はないため確認は不要である
  3. C事後的にデータベース等で確認し、該当する場合は追加確認を行うことも認められる
  4. D取引成立前に外国PEPs確認を完了できない場合は取引が無効となる
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正解:C事後的にデータベース等で確認し、該当する場合は追加確認を行うことも認められる

取引成立前の確認が必ず求められるわけではなく、事後的確認や追加確認を行うことも認められます。

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242資本多数決法人(株式会社など)の実質的支配者を特定する際の「議決権の保有割合」の第一基準として正しいものはどれか。

  1. A10%超
  2. B25%以上
  3. C50%超
  4. D25%超
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正解:D25%超

議決権の保有割合は直接保有と間接保有を合計し「25%超」である自然人を確認します。

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243法人の実質的支配者を確認した結果、条件を満たす自然人が複数存在した場合の正しい取扱いはどれか。

  1. A当該法人に1名を代表として選ばせる
  2. B最も議決権保有割合が高い1名のみを実質的支配者とする
  3. C該当する自然人すべてが実質的支配者となる
  4. D最も年長の1名のみを実質的支配者とする
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正解:C該当する自然人すべてが実質的支配者となる

実質的支配者に該当する自然人が複数いた場合には、そのすべてが実質的支配者に該当します。

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244実質的支配者の確認において、「資本多数決法人以外の法人」として扱われるものはどれか。

  1. A株式会社
  2. B投資法人
  3. C特定目的会社
  4. D合同会社(持分会社)
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正解:D合同会社(持分会社)

持分会社(合名・合資・合同会社)は資本多数決法人以外の法人として扱われます。

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245資本多数決法人以外の法人の実質的支配者の特定の順番として適切な記述はどれか。

  1. A収益総額の25%超の配当を受ける自然人がいない場合にのみ、事業活動に実質的な影響力を有する自然人を確認する
  2. B常に資本多数決法人と同じく議決権割合のみで判断する
  3. C最終的に該当者がいない場合でも、法人を代表する自然人を実質的支配者とすることはできない
  4. D25%超の配当を受ける自然人がいても、他に50%超の配当を受ける自然人がいれば、50%超の者のみが実質的支配者となる
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正解:D25%超の配当を受ける自然人がいても、他に50%超の配当を受ける自然人がいれば、50%超の者のみが実質的支配者となる

25%超の配当を受ける者がいても、他に50%超の者が存在する場合は25%超の者は該当せず、50%超の者が実質的支配者となります。

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246口座開設時に取引目的を「給与受取」としつつ職業を「無職」と申告した顧客への対応として最も適切なものはどれか。

  1. A申告の真正性を裏付ける公的な資料等の提示を求めて実態を調査する
  2. B申告のみで確認完了とし直ちに口座を開設する
  3. C疑わしい取引の届出を提出すれば調査なく口座を開設してよい
  4. Dいかなる理由があっても一律に取引を謝絶し警察に通報する
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正解:A申告の真正性を裏付ける公的な資料等の提示を求めて実態を調査する

虚偽の疑いがある場合は、申告のみによらず、信頼に足る証跡(社員証や離職票など)の提示を求めて実態を確認・調査すべきです。

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247日本に住民登録がある外国人顧客との取引における本人確認書類として不適切なものはどれか。

  1. A当該外国人が属する国の身分証明書
  2. B在留カード
  3. C運転免許証
  4. D個人番号カード
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正解:A当該外国人が属する国の身分証明書

住民登録がある場合は、日本の顔写真付きの本人確認書類(在留カード、運転免許証、個人番号カード等)で確認します。

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248日本国内に住居を有しない観光客(短期在留者)が10万円を超える現金振込を行う際の本人確認の方法として適切なものはどれか。

  1. A住民登録がないため一切の取引ができない
  2. B氏名や生年月日に加え、国籍・番号の記載のあるパスポート等の提示を受ける
  3. C日本の親族の住民票を提示させる
  4. D健康保険証の提示を受ける
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正解:B氏名や生年月日に加え、国籍・番号の記載のあるパスポート等の提示を受ける

住居を有しない短期在留者の場合、国籍・番号の記載のある旅券(パスポート)等の提示を受けることで取引が可能となります。

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249顧客に外国PEPsであるかの申告を求めたが「日本人なので回答しない」と拒否された場合の対応として最も適切なものはどれか。

  1. A日本人であっても外国PEPsの配偶者・親族等に該当する可能性がある旨を伝え、申告を求める
  2. B回答拒否の場合は外国PEPs非該当として通常の確認のみ行う
  3. C外国PEPs本人でない限り家族該当性は確認しない
  4. D顧客の自己申告のみに依存するためそのまま通常の取引を行う
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正解:A日本人であっても外国PEPsの配偶者・親族等に該当する可能性がある旨を伝え、申告を求める

日本人が外国PEPsやその家族等である可能性もあるため、その旨を伝えて申告してもらうようにする必要があります。

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250継続的取引において「なりすましの疑い」がある顧客との特定取引を行う際に必要となる措置はどれか。

  1. A通常の取引時確認
  2. B厳格な取引時確認
  3. C簡易な取引時確認
  4. D取引時確認の省略
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正解:B厳格な取引時確認

なりすましの疑いがある場合における取引は高リスク取引となり、「厳格な取引時確認」が必要となります。

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251厳格な取引時確認において、顧客の「資産および収入の状況」の確認が求められる取引の基準額として正しいものはどれか。

  1. A200万円を超える取引
  2. B10万円を超える取引
  3. C100万円を超える取引
  4. D500万円を超える取引
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正解:A200万円を超える取引

政令で定める額である「200万円」を超える取引において、資産および収入の状況の確認を行わなければなりません。

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252犯罪収益移転防止法で定められている「厳格な取引時確認」を要する取引に該当するものはどれか。

  1. A200万円以下の通常の現金送金
  2. B敷居値以下に意図的に分割された疑いのある通常の現金取引
  3. C既に本人確認済の顧客との通常の継続的取引
  4. D取引時確認事項を偽っていた疑いがある顧客等との取引
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正解:D取引時確認事項を偽っていた疑いがある顧客等との取引

契約時確認事項を偽っていた疑いがある顧客との取引は、厳格な取引時確認を要する高リスク取引に該当します。

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253敷居値以下(200万円以下の現金取引など)の取引であっても、「特定取引」として取引時確認が必要となるケースはどれか。

  1. A初回来店かつ現金を伴う取引
  2. B法人が行う継続的な取引
  3. Cマネー・ローンダリングの疑いがあると認められるなど特別の注意を要する取引
  4. D外国籍の顧客が行う現金取引
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正解:Cマネー・ローンダリングの疑いがあると認められるなど特別の注意を要する取引

敷居値以下でも「顧客管理を行う上で特別の注意を要する取引」に該当する場合は特定取引となり取引時確認が必要です。

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254顧客管理における「取引を行う目的」の確認方法として、法人の場合と自然人の場合で異なる点はどれか。

  1. A自然人は書面で、法人は申告で確認する
  2. B自然人は確認不要だが、法人は定款の写しが必要である
  3. C自然人は申告で、法人は書面で確認する
  4. Dどちらも申告によって確認することが認められているため違いはない
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正解:Dどちらも申告によって確認することが認められているため違いはない

取引を行う目的は、法人・自然人のいずれであっても「申告」によって確認することが認められています。

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255資本多数決法人の実質的支配者の特定において、まず最初に確認すべき事項はどれか。

  1. A事業活動に実質的な影響力を有する自然人がいるかどうか
  2. B議決権の25%超を保有する自然人がいるかどうか
  3. C法人を代表し業務を執行する自然人が誰か
  4. D最も多く配当を受けている自然人が誰か
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正解:B議決権の25%超を保有する自然人がいるかどうか

まず第一に、議決権の25%超を保有している自然人がいるかどうかを確認する必要があります。

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256個人顧客が顔写真のない本人確認書類を提示した場合の「2次的確認措置」として認められていないものはどれか。

  1. A取引関係文書の転送不要郵便等による送付
  2. B他の本人確認書類や補完書類の提示
  3. C口頭による家族構成や勤務先の詳細な申告
  4. D補完書類またはその写しの送付
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正解:C口頭による家族構成や勤務先の詳細な申告

口頭での申告は2次的確認措置(他の書類提示や転送不要郵便等)の代わりとしては認められていません。

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257「なりすましの疑い」がある者との取引において、最初の契約時に運転免許証で本人確認を行っていた場合、追加で求める本人特定事項の確認方法として適切なものはどれか。

  1. Aマイナンバーカードなど、運転免許証以外の本人確認書類等の提示等を受ける
  2. B再度、同じ運転免許証の原本の提示を求める
  3. C顧客の氏名と生年月日を口頭質問するだけでよい
  4. D本人確認は不要とし直ちに取引を停止する
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正解:Aマイナンバーカードなど、運転免許証以外の本人確認書類等の提示等を受ける

なりすまし等の疑いがある場合は、契約に際して確認した書類(運転免許証)以外の書類を少なくとも1つ確認することとされています。

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258外国PEPsの確認において、「予算について国会の議決を経、または承認を受けなければならない法人の役員」に該当していた者がその任を終えた場合、外国PEPsに該当するか。

  1. A退任後1年を経過すれば該当しない
  2. B退任後直ちに該当しなくなる
  3. C過去にその職にあった者として引き続き外国PEPsに該当する
  4. D日本の国会が承認した場合のみ該当から外れる
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正解:C過去にその職にあった者として引き続き外国PEPsに該当する

規定された職にあった者は、過去にその職にあった者も含めて外国PEPsに該当します。

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259「通常の特定取引」において顧客が提示する本人確認書類に関して、正しい記述はどれか。

  1. A対面取引の場合、運転免許証等の顔写真付き証明書は提示のみで本人特定事項の確認が終了する
  2. B対面取引の場合、運転免許証のコピーの提示でも認められる
  3. C対面取引の場合、マイナンバーの通知カードが有効な証明書となる
  4. D非対面取引の場合、マイナンバーカードの裏面のコピーも送付させなければならない
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正解:A対面取引の場合、運転免許証等の顔写真付き証明書は提示のみで本人特定事項の確認が終了する

運転免許証やマイナンバーカード等、顔写真付きの本人確認書類は、対面の場合提示のみで確認が終了します。

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260法人との非対面取引における本人特定事項の確認方法として正しいものはどれか。

  1. A法人の本人確認書類の送付を受ければ、転送不要郵便による文書送付は省略できる
  2. B法人および代表者等の本人確認書類の送付を受けるとともに、法人の本店所在地宛に転送不要郵便物等を送付し到着を確認する
  3. C代表者の自宅住所宛に転送不要郵便物等を送付するだけで法人の確認も完了する
  4. D法人の登記事項証明書をインターネット上で閲覧するだけで確認が完了する
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正解:B法人および代表者等の本人確認書類の送付を受けるとともに、法人の本店所在地宛に転送不要郵便物等を送付し到着を確認する

非対面取引では本人確認書類の送付に加え、法人の本店等所在地宛に転送不要郵便物等を送付して到着を確認する必要があります。

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261取引時確認を行ったことのある顧客との取引において、当該取引が「特定取引には該当するが、厳格な取引時確認を要する取引には該当しない」場合の対応として適切なものはどれか。

  1. A取引時確認済顧客に行う簡易な確認方法を行っていれば、取引時確認は完了する
  2. B常に初回の口座開設時と同じ厳格な確認書類の提出を求める
  3. C確認記録の保存期間が過ぎている場合に限り確認を省略できる
  4. D特定取引である以上、必ず公的証明書の原本の提示が必要となる
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正解:A取引時確認済顧客に行う簡易な確認方法を行っていれば、取引時確認は完了する

厳格な取引時確認を要さない特定取引であれば、通帳等の提示や顧客しか知り得ない事項の申告など「取引時確認済顧客に行う確認方法」で完了します。

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262実質的支配者を申告する者として犯罪収益移転防止法等で定められているのは誰か。

  1. A当該法人の監査役または会計参与
  2. B当該法人の実質的支配者本人
  3. C取引を仲介した士業者
  4. D当該法人の代表者等(取引の任に当たっている自然人)
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正解:D当該法人の代表者等(取引の任に当たっている自然人)

実質的支配者の確認方法等は、当該法人の代表者等(取引の任に当たっている自然人)から申告を受けることとなっています。

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