AML/CFTスタンダードコース ⑧ 疑わしい取引(制度・実務)

疑わしい取引の届出(STR)制度とその実務を学ぶ分野です。届出の対象となる犯罪収益等の範囲、未遂や取引謝絶の場合の扱い、届出の判断方法、行政庁への届出方法や届出書の作成単位、届出を行った事実の顧客への漏えい禁止(タイピング・オフの禁止)が頻出です。士業への届出義務の適用範囲も問われます。34問が配分され、いつ・何を・どのように届け出るかという制度の要件と手続を、条文の枠組みに沿って整理することが求められます。

この分野の問題34問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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263行政書士等への疑わしい取引の届出義務の適用について、正しいものはどれか。

  1. AFATF勧告対応法の改正に伴い2024年4月1日より課されることとなった。
  2. B以前から義務が課されており、現在も変更はない。
  3. C特定事業者には該当するが届出義務は免除されている。
  4. D特定事業者ではないため届出義務は一切課されていない。
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正解:AFATF勧告対応法の改正に伴い2024年4月1日より課されることとなった。

FATF勧告対応法による改正に伴い、行政書士等にも2024年4月1日より届出義務が課された。

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264疑わしい取引の対象となる「犯罪収益等」についての記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. A組織的犯罪処罰法で規定する「犯罪収益等」を指す。
  2. B金銭のみに限定され、金銭以外の財産は含まれない。
  3. C麻薬特例法で規定する「薬物犯罪収益等」を指す。
  4. D金銭に限定されず、それ以外の財産も含まれる。
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正解:B金銭のみに限定され、金銭以外の財産は含まれない。

組織的犯罪処罰法で規定する「犯罪収益等」は金銭に限定されず、それ以外の財産も含まれる。

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265疑わしい取引の届出要件について、未遂や取引謝絶の場合の扱いとして正しいものはどれか。

  1. A顧客との取引が成立したことのみが要件であり、未遂の場合は届出対象外である。
  2. B未遂に終わった場合や契約の締結を断った場合も、届出の対象となる場合がある。
  3. C契約の締結を断った場合は届出不要だが、未遂の場合は届出が必要である。
  4. D未遂の場合は届出不要だが、契約の締結を断った場合は届出が必要である。
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正解:B未遂に終わった場合や契約の締結を断った場合も、届出の対象となる場合がある。

取引が未遂に終わった場合や契約締結を断った場合も、疑わしい取引の届出対象となる場合がある。

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266疑わしい取引を行政庁へ届け出る方法として認められていないものはどれか。

  1. A電話による口頭での申告
  2. B電子申請システム(インターネット経由)
  3. C電磁的記録媒体
  4. D書面
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正解:A電話による口頭での申告

疑わしい取引の届出は、電子申請システム、電磁的記録媒体、書面のいずれかの方法で行う。

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267電磁的記録媒体および書面にて疑わしい取引を届け出る際の方法として、適切なものはどれか。

  1. A普通郵便での郵送
  2. B書留または直接持参
  3. Cファクシミリでの送信
  4. D電子メールへの添付
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正解:B書留または直接持参

電磁的記録媒体および書面にて届け出る際は、必ず書留または直接持参しなければならない。

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268疑わしい取引の届出書の作成単位について、正しいものはどれか。

  1. A名義を複数有している顧客であっても、顧客ごとに1つ作成する。
  2. B継続的取引関係に係る名義を複数有している顧客は、取引名義ごとに作成する。
  3. C原則として店舗ごとにまとめて1つの届出書を作成する。
  4. D日々の取引をすべて集約し、日次で1つの届出書を作成する。
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正解:B継続的取引関係に係る名義を複数有している顧客は、取引名義ごとに作成する。

原則顧客ごとに作成するが、複数名義を有している場合は取引名義ごとに作成する必要がある。

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269疑わしい取引の届出に必要な記載事項として、法令で定められていないものはどれか。

  1. A届出を行う事業者の名称および所在地
  2. B届出対象取引が発生した年月日および場所
  3. C届出対象取引に係る財産の内容
  4. D当該顧客の最終学歴および現在の勤務先における評価
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正解:D当該顧客の最終学歴および現在の勤務先における評価

顧客の最終学歴や勤務先における評価は届出の記載事項として規定されていない。

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270特定事業者が疑わしい取引を届け出る際の届出先行政庁について、正しいものはどれか。

  1. A銀行の届出先は各都道府県知事である。
  2. B保険会社の届出先は警察庁である。
  3. C農業協同組合(信用・共済事業)の届出先は各都道府県知事である。
  4. D信用金庫の届出先は法務省である。
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正解:C農業協同組合(信用・共済事業)の届出先は各都道府県知事である。

農業協同組合の届出行政庁は各都道府県知事。銀行や信用金庫等の届出先は金融庁(長官)である。

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271特定事業者から各行政庁へ届出のあった疑わしい取引に関する情報は、どこに集約されるか。

  1. A国家公安委員会
  2. B法務省
  3. C検察庁
  4. D税関
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正解:A国家公安委員会

各行政庁へ届出のあった疑わしい取引に関する情報は、国家公安委員会に集約される。

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272疑わしい取引に関する情報の活用に関して、不適切な記述はどれか。

  1. A国家公安委員会・警察庁は疑わしい取引情報を整理・分析し、捜査機関等へ提供している。
  2. B疑わしい取引情報の秘密保持は徹底されており、権限を付与された者のみがアクセスできる。
  3. C法務省は犯罪白書を公表している。
  4. D国家公安委員会は各行政庁から集約された情報を「犯罪白書」としてまとめている。
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正解:D国家公安委員会は各行政庁から集約された情報を「犯罪白書」としてまとめている。

犯罪白書は法務省が公表しており、国家公安委員会がまとめるのは「犯罪収益移転危険度調査書」である。

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273捜査機関等に提供された疑わしい取引情報の取り扱いについて、適切なものはどれか。

  1. A捜査記録や司法書類に適切に記録される。
  2. B事件が検挙された場合、届出者の名称を含めて具体的事例が公表される。
  3. C届出者の保護の観点から、捜査記録や司法書類にはいっさい記録されない。
  4. D裁判の証拠として一般に公開される。
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正解:C届出者の保護の観点から、捜査記録や司法書類にはいっさい記録されない。

届出者の保護が徹底されており、当該情報は捜査記録等に記録されず、検挙の具体的な端緒事例も公表されない。

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274税関における疑わしい取引に関する情報の活用目的として正しいものはどれか。

  1. A不正薬物密売に係る被疑者の人定情報の把握
  2. B関税法違反の犯則調査と物品等密輸の水際阻止
  3. C金融市場の公正を害する行為に対する犯則調査
  4. D被疑者および関係者の供述の裏付け
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正解:B関税法違反の犯則調査と物品等密輸の水際阻止

税関は関税法違反の犯則調査に情報を活用し、物品等密輸の水際阻止に役立てている。

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275証券取引等監視委員会における疑わしい取引情報の活用目的はどれか。

  1. A金地金の密輸入の発見・摘発
  2. B内偵捜査や余罪・共犯者の洗い出し
  3. C不正薬物事犯捜査
  4. D粉飾決算やインサイダー取引等に対する犯則調査
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正解:D粉飾決算やインサイダー取引等に対する犯則調査

証券取引等監視委員会は、虚偽有価証券報告書等の提出や内部者取引等の犯則調査に情報を活用している。

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276検察庁における疑わしい取引に関する情報の活用方法として不適切なものはどれか。

  1. A内偵捜査への活用
  2. B各種薬物事犯捜査における水際阻止の強化
  3. C被疑者および関係者の供述の裏付け
  4. D余罪や共犯者等の洗い出し
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正解:B各種薬物事犯捜査における水際阻止の強化

薬物事犯捜査等に情報を活用しているのは厚労省地方厚生局麻薬取締部等である。

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277「犯罪収益移転防止に関する年次報告書(令和7年)」に基づく2025年中の疑わしい取引の通知件数として正しいものはどれか。

  1. A約50万件であり、過去最多となった。
  2. B約80万件であり、初めて50万件を超えた。
  3. C101万9,405件であり、過去最多となった。
  4. D69万555件であり、前年を下回った。
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正解:C101万9,405件であり、過去最多となった。

2025年中の通知件数は101万9,405件で過去最多となった。初めて50万件を超えたのは2021年である。

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2782025年中の疑わしい取引に関する情報を端緒とした検挙事件(端緒事件)で、最も多い犯罪種別はどれか。

  1. A詐欺関連事犯
  2. B不法滞在関連事犯
  3. C窃盗関連事犯
  4. D恐喝関連事犯
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正解:A詐欺関連事犯

端緒事件のなかで最も多い犯罪種別は詐欺関連事犯で、960件・全体の約86.5%を占めています。

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2792025年中の疑わしい取引の通知件数を届出事業者の業態別にみた場合、最も割合が高い業態はどれか。

  1. A貸金業者
  2. B信用金庫
  3. C保険会社
  4. D銀行等
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正解:D銀行等

事業者の業態別にみると銀行等が最も多く、全体の67.7%を占めている。

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2802025年中の組織的犯罪処罰法に係るマネー・ローンダリング事犯について、最も多い前提犯罪はどれか。

  1. A恐喝
  2. B詐欺
  3. C横領
  4. D窃盗
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正解:B詐欺

マネロン事犯の前提犯罪種別は「詐欺」が最も多く、次いで「窃盗」となっている。

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281組織的犯罪処罰法で定める「団体」の定義について、正しいものはどれか。

  1. A暴力団対策法で定める指定暴力団に限定される。
  2. B半グレ勢力は組織が明確でないため対象外となる。
  3. C法人登記がなされている企業のみが該当する。
  4. D共同の目的を有する多数人の継続的結合体であり、指定暴力団に限られない。
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正解:D共同の目的を有する多数人の継続的結合体であり、指定暴力団に限られない。

団体とは多数人の継続的結合体であり、指定暴力団に限らず、半グレ勢力等も含まれ得る。

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282組織的犯罪処罰法が処罰の対象としている行為に含まれないものはどれか。

  1. A犯罪による収益の隠匿
  2. B犯罪による収益の収受
  3. C犯罪による収益を用いた法人等の事業経営の支配
  4. D適法な事業により得た収益の海外への投資
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正解:D適法な事業により得た収益の海外への投資

組織的犯罪処罰法は、犯罪収益の隠匿・収受や事業経営の支配を目的とする行為を処罰対象としている。

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283組織的犯罪処罰法における海外での行為の処罰について、適切なものはどれか。

  1. A日本国内での行為のみが処罰の対象となる。
  2. B海外での行為も処罰の対象となる。
  3. C日本国籍を有する者のみ、海外での行為も処罰される。
  4. D海外で得た犯罪収益を日本国内に持ち込んだ場合に限り処罰される。
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正解:B海外での行為も処罰の対象となる。

組織的犯罪処罰法においては、海外での行為も処罰の対象となる。

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284組織的犯罪処罰法におけるテロ資金提供等に向けた準備行為と自首の取り扱いについて、正しいものはどれか。

  1. A計画や下見などの準備行為は犯罪行為とならない。
  2. B準備行為は犯罪だが、実行に着手する前に自首しても刑の減軽はない。
  3. C準備行為は犯罪となり、実行着手前に自首した者は刑が減軽または免除される。
  4. Dテロ行為そのもののみが処罰され、未遂も処罰されない。
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正解:C準備行為は犯罪となり、実行着手前に自首した者は刑が減軽または免除される。

計画や下見等の準備行為も処罰され、実行着手前に自首した者は刑が減軽または免除される。

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285偽造カードによって引き出された現金であることを知りながら、その一部を報酬として受け取る行為について、正しいものはどれか。

  1. A不正行為に直接関与していないため、疑わしい取引の届出の対象とはならない。
  2. Bカード偽造者自身でない限り、処罰の対象にはならない。
  3. C未遂であれば疑わしい取引の届出の対象とはならない。
  4. D犯罪収益の収受に該当し、疑わしい取引の届出の対象となる可能性のある行為に該当する。
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正解:D犯罪収益の収受に該当し、疑わしい取引の届出の対象となる可能性のある行為に該当する。

不正に引き出した現金と知りながら報酬として受け取る行為は犯罪収益の収受に該当する。

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286マネー・ローンダリングの疑いを持ち、第三者名義を用いて不動産を購入しようとする行為の取引を断った場合の対応として、適切なものはどれか。

  1. A取引が成立していないため、疑わしい取引の届出は不要である。
  2. B取引成立前であるため、まずは警察に被害届を出すのみでよい。
  3. C書面での取引申込があった場合にのみ届出を検討する。
  4. D取引を断った場合であっても、疑わしい取引の届出を検討しなければならない。
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正解:D取引を断った場合であっても、疑わしい取引の届出を検討しなければならない。

取引を未然に断った場合であっても、疑わしい取引の届出は検討しなければならない。

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287盗品である自動車を他人名義の倉庫内に保管する行為について、適切なものはどれか。

  1. A犯罪収益には不正な利益による財産も含まれるため、届出の対象となる可能性がある。
  2. B対象が資金ではないため、疑わしい取引の届出の対象にはならない。
  3. C盗品であっても不動産ではないため、処罰の対象外である。
  4. D車両の所有権移転登録が完了していない限り、届出の対象にはならない。
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正解:A犯罪収益には不正な利益による財産も含まれるため、届出の対象となる可能性がある。

犯罪収益には資金以外の財産も含まれるため、盗品の自動車の隠匿も届出の対象となる可能性がある。

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288テロ資金を供与する行為が未遂に終わった場合の届出の要否について、正しいものはどれか。

  1. A未遂は処罰対象ではないため届出は不要である。
  2. B資金が現実に移動していないため、届出の対象とはならない。
  3. Cテロ資金提供処罰法で資金等の提供等が処罰対象とされており、未遂・未然に終わった場合でも届出を検討する必要がある。
  4. Dテロ行為が現実に発生した場合に限り、事後的に届出が必須となる。
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正解:Cテロ資金提供処罰法で資金等の提供等が処罰対象とされており、未遂・未然に終わった場合でも届出を検討する必要がある。

テロ資金提供処罰法は資金等の提供等を処罰対象としており、未遂・未然の場合でも疑わしい取引の届出を検討する必要があります。

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289特定業務に係る高リスク取引において求められる対応として、適切でないものはどれか。

  1. A顧客に対して質問を行う。
  2. B取引時確認で確認した事項の追加情報を収集する。
  3. C特例として疑わしい取引の届出を省略する。
  4. D取引に疑わしい点があるかどうかを統括管理者等に確認させる。
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正解:C特例として疑わしい取引の届出を省略する。

高リスク取引では通常の判断に加え、質問や追加情報収集、統括管理者等への確認などの調査が求められる。

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290金融機関等における疑わしい取引の判断基準について、正しいものはどれか。

  1. A金融庁公表の「疑わしい取引の参考事例」への該当性だけを基準とする。
  2. B一見取引の場合は、犯罪収益移転危険度調査書の内容のみで判断する。
  3. C顧客属性や取引時の状況等の情報を最新の内容に保ちながら、総合的に勘案して判断する。
  4. D既存顧客の場合は、過去の取引態様との比較は行わず、参考事例への該当性のみで判断する。
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正解:C顧客属性や取引時の状況等の情報を最新の内容に保ちながら、総合的に勘案して判断する。

個別具体的な取引については、顧客情報や取引状況等を総合的に勘案して判断する必要がある。

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291過去に取引を行ったことのない顧客との取引(一見取引)における疑わしい取引の判断として、適切なものはどれか。

  1. A他の顧客と通常行う取引の態様との比較のみによって判断する。
  2. B危険度調査書勘案や他の顧客の通常態様との比較、取引時確認情報との整合性確認等を行う。
  3. C過去の当該顧客との取引履歴との比較を最優先して判断する。
  4. D確認済みの身分証がある場合は、それ以上の比較や整合性確認は不要である。
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正解:B危険度調査書勘案や他の顧客の通常態様との比較、取引時確認情報との整合性確認等を行う。

一見取引では危険度調査書を勘案し、他の顧客の通常取引との比較や取引時確認情報との整合性等で判断する。

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292ガイドラインにおいて、取引が疑わしい取引に該当すると判断した場合の届出時期の考え方として、最も適切なものはどれか。

  1. A疑わしい取引に該当すると判断した後、即座に届出を行う手続を開始する態勢を構築する。
  2. B1か月に1回決まった日にまとめて届出を行う態勢を構築する。
  3. C取引日から必ず1か月以内に届出を行うよう一律に期限を設ける。
  4. D年度末に全件をまとめて行政庁へ報告する。
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正解:A疑わしい取引に該当すると判断した後、即座に届出を行う手続を開始する態勢を構築する。

ガイドラインFAQでは、1か月に1回のまとめ報告は不適切であり、即座に届出の手続を開始することが求められている。

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293ガイドラインが求める疑わしい取引の検知・監視・分析の態勢について、適切な記述はどれか。

  1. A業務内容に応じて、ITシステムやマニュアル等も活用しながら的確な態勢を構築する。
  2. BITシステムに全面的に依存し、マニュアルは使用しない。
  3. C検知・監視はすべて担当者の目視と記憶に頼る。
  4. Dリスク評価の結果にかかわらず、全顧客に対して同一の手法を適用する。
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正解:A業務内容に応じて、ITシステムやマニュアル等も活用しながら的確な態勢を構築する。

業務内容に応じて、ITシステムやマニュアル等を活用し、的確に検知・監視・分析する態勢構築が求められる。

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294疑わしい取引の届出件数や「保守的な報告」に関する考え方として、最も適切なものはどれか。

  1. A犯罪収益の発見のため、「保守的な報告」をできる限り多く届け出ることが奨励されている。
  2. B届出件数は多ければ多いほど良いとされている。
  3. C安易な「保守的な報告」は避け、リスクベース・アプローチに基づく適切な届出が望まれる。
  4. D疑わしいと感じたものは調査を行わずにすべて即日届け出なければならない。
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正解:C安易な「保守的な報告」は避け、リスクベース・アプローチに基づく適切な届出が望まれる。

件数が多いほど良いわけではなく、安易な保守的報告を避け、リスクベースに基づく届出が望まれる。

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295「犯罪による収益」の定義として、適切なものはどれか。

  1. A組織的犯罪処罰法で規定する「犯罪収益等」および麻薬特例法で規定する「薬物犯罪収益等」を指す。
  2. B刑法に規定されるすべての犯罪行為から生じた金銭のみを指す。
  3. Cテロ資金提供処罰法で規定される資金のみを指す。
  4. D脱税によって得られた不正な利益のみを指す。
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正解:A組織的犯罪処罰法で規定する「犯罪収益等」および麻薬特例法で規定する「薬物犯罪収益等」を指す。

犯罪による収益とは、組織的犯罪処罰法の「犯罪収益等」または麻薬特例法の「薬物犯罪収益等」を指す。

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296疑わしい取引の届出を行った取引について、特定事業者に求められる対応として正しいものはどれか。

  1. Aリスク低減措置の実効性を検証し、必要に応じて同種の類型に適用される措置を見直す。
  2. B届出を行えば完了であり、その後のリスク低減措置は不要である。
  3. C届出を契機として顧客を直ちに全取引停止としなければならない。
  4. D届出を行った取引の記録は速やかに破棄する。
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正解:Aリスク低減措置の実効性を検証し、必要に応じて同種の類型に適用される措置を見直す。

実際に届出を行った取引について、リスク低減措置の実効性を検証し、必要に応じて見直すことが求められる。

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