第1問2018年の「労働安全衛生調査」において、仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合として、正しいものはどれか。
- A58.0%
- B48.0%
- C53.0%
- D63.0%
管理監督者(ラインケアの担い手)が知っておくべき役割と、労働安全衛生法・安全配慮義務・労災補償・ハラスメント関連法などの法的枠組みを学ぶ分野です。厚生労働省の「4つのメンタルヘルスケア」、長時間労働者への医師の面接指導、労働施策総合推進法によるパワハラ措置義務などが頻出です。本検定で最も出題数の多い分野(49問)で、労働安全衛生調査などの統計データも問われます。法律名と制度の対応を整理して覚えることが得点の土台になります。
この分野の問題49問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.1998年に急増し、2011年まで14年連続で3万人を超えていた
自殺者数は1998年に急増し、2011年まで14年連続で3万人を超えていたが、2012年以降は3万人を下回っている。
この問題の解説ページを開く →正解:A.公法的規制:労働安全衛生法 / 私法的規制:安全配慮義務
公法的規制の代表は労働安全衛生法であり、私法的規制の代表は安全配慮義務(民法や労働契約法に基づく)である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.負担者:企業 / 遂行する者:管理監督者
安全配慮義務を負担するのは雇用契約の当事者である企業そのものだが、実際に遂行するのは労働者に指揮命令権限を持つ管理監督者である。
この問題の解説ページを開く →正解:A.労災保険から給付が行われた限度で、企業は労働基準法上の災害補償責任を免れる
労災保険法から労働基準法上の災害補償に相当する給付が行われた場合、企業はその限度で労働基準法による災害補償責任を免れる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.業務遂行性と業務起因性
労災認定には、労働者が企業の支配下・管理下にあること(業務遂行性)と、業務に伴う危険が現実化したと認められること(業務起因性)の2つの条件が必要である。
この問題の解説ページを開く →正解:D.労災保険では非財産上の損害(慰謝料)に対する補償は一切ないため、民事訴訟で請求することになる
労災保険の保険給付には非財産上の損害(慰謝料)に対する補償は一切ないため、これを求める場合は民事上の損害賠償請求訴訟を起こす必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:C.労働者が精神疾患を発病したという客観的な医師の診断があること
パワハラの定義は「優越的な関係を背景とした言動」「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」「就業環境が害される」の3つすべてを満たすものであり、発病の有無は要件ではない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.客観的な測定方法が十分に確立していないため、その把握と評価は難しい
心の健康問題は、客観的な測定方法が十分に確立していないため、その把握と評価は難しいという特性がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.あらかじめ取得目的を労働者に明らかにして承諾を得て、本人から提供を受ける
健康情報を含む個人情報を主治医や家族から取得する場合、あらかじめ目的を明らかにして承諾を得て、本人から提供を受けることが望ましい。
この問題の解説ページを開く →正解:A.衛生推進者や安全衛生推進者を担当者として選任し、地域産業保健センター等の外部資源を活用する
50人未満の小規模事業場では、衛生推進者や安全衛生推進者をメンタルヘルス推進担当者として選任し、地域産業保健センター等の支援を活用することが望ましい。
この問題の解説ページを開く →正解:B.脳血管疾患と虚血性心疾患(脳・心臓疾患)
過重労働による健康障害防止対策は、脳出血や心筋梗塞などの「脳・心臓疾患」の予防対策であり、メンタルヘルスケアとは目的や内容が異なる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.脳・心臓疾患や精神障害による死亡・自殺に加え、これらの疾患・障害そのものも含むこと
過労死等防止対策推進法では、過重業務による脳・心臓疾患・精神障害による死亡や自殺に加え、これらの疾患・障害そのものも過労死等に含む。
この問題の解説ページを開く →正解:D.週40時間を超える時間外・休日労働が1か月当たり80時間を超え、労働者の申出があった場合
一般労働者の場合、週40時間を超える時間外・休日労働時間が月80時間を超え、かつ労働者の申出があった場合に面接指導が義務となる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.疾患を早期に発見し措置を講じる「二次予防」である
面接指導は長時間労働そのものを排除する一次予防ではなく、心身の不調を早期に把握して措置を講じる「二次予防」に位置づけられる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.面接指導を実施した医師の意見を聴き、事業者が「必要がある」と認めるときに講じる
事後措置は、医師の意見を勘案し、事業者が「必要があると認めるとき」に講じる義務がある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.労働者の自己申告のみに完全に依存し、客観的な確認を行わない方法
労働時間の把握はタイムカードやPCの使用時間記録などの客観的な方法で行う必要があり、客観的な確認を全く行わない自己申告のみへの完全な依存は不適切である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.強いストレスがある労働者を就業形態別にみると、パートタイム労働者が最も高い
就業形態別で最も割合が高いのは正社員(61.3%)であり、パートタイム労働者(39.0%)が最も高いとする記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:C.いつでも相談し助け合える「全面的なつきあい」を望む人の割合が増加している
「全面的なつきあい」を望む人の割合は「横ばい」の状態にあり、増加しているとする記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:D.相談相手が「上司・同僚」である人の割合は、男性よりも女性の方が高い
相談相手が「上司・同僚」である割合は男性が80.4%、女性が73.8%であり、男性の方が高いため、女性の方が高いとする記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:A.「心の病」が増加傾向にある企業では、職場での助け合いやコミュニケーションの機会が増えている
「心の病」が増加傾向にある企業では、「職場での助け合いが少なくなった」「コミュニケーション機会が減った」という割合が高いため、増えているとする記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:B.労働安全衛生法上の義務に違反した場合、行政上の規制として民事上の損害賠償責任が科される
労働安全衛生法上の義務は、行政的監督や刑事罰という行政上の規制によって担保されており、民事上の損害賠償責任は私法的規制(安全配慮義務違反等)に基づくため、記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:C.安全配慮義務が認められたことで、民事上の「不法行為責任」による責任追及の事案が増加した
安全配慮義務の概念が認められたことで、不法行為責任ではなく「契約責任(債務不履行責任)」で責任追及される事案が増加したため、記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:D.企業が労働安全衛生法上の諸規定を遵守していれば、民事上の損害賠償責任を問われる可能性は完全に消滅する
企業が労働安全衛生法上の諸規定を遵守していても、安全配慮義務違反として民事上の損害賠償責任を問われる可能性は十分あり得るため、可能性が完全に消滅するという記述は誤りである。
この問題の解説ページを開く →正解:A.職場におけるハラスメントによって権利が侵害された場合は、民法や刑法などの一般法は適用されない
ハラスメントによって権利が侵害された場合は、民法や刑法などの一般法が適用されるため、適用されないとする記述は誤りである。
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