金融AMLオフィサー ③ 取引時確認・本人確認実務

取引時確認と本人確認の実務手続を具体的に問う分野です。預貯金契約の締結や10万円超の現金送金、200万円超の大口現金取引といった対象取引の基準、公共料金・税金・入学金の支払など簡素な顧客管理が許容される取引、本人特定事項を確認できる書類の種類と要件が頻出です。運転免許証など単独で実在性と同一性を確認できる書類と、そうでない書類の区別が実務上のポイントになります。金額基準と確認書類の要件を数字で正確に覚えることが得点の近道です。

この分野の問題44問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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84金融機関の特定取引等の定義について、正しいものはどれか。

  1. A預貯金契約の締結や10万円を超える現金送金等が定められている。
  2. B金融機関の特定取引は高リスク取引のみである。
  3. C100万円を超える現金送金等が特定取引等である。
  4. D金融機関が行う業務の一部のみが特定業務とされる。
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正解:A預貯金契約の締結や10万円を超える現金送金等が定められている。

金融機関の特定業務は全般であり、特定取引等として預貯金契約の締結や10万円超の現金送金等が定められています。

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85犯罪収益移転防止法上の「対象取引」に含まれる大口現金取引の基準はどれか。

  1. A300万円を超える取引
  2. B100万円を超える取引
  3. C500万円を超える取引
  4. D200万円を超える取引
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正解:D200万円を超える取引

施行令により、200万円を超える大口現金取引等が対象取引として規定されています。

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86金融機関の取引のうち、簡素な顧客管理が許容され「対象取引」から除外されるものはどれか。

  1. A国や地方公共団体に対する公共料金や入学金の支払
  2. B同種の取引と著しく異なる態様で行われる取引
  3. Cマネー・ローンダリングの疑いがある取引
  4. D200万円を超える外国送金
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正解:A国や地方公共団体に対する公共料金や入学金の支払

国や地方公共団体への納付、公共料金、入学金の支払などは対象取引から除かれています。

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87本人確認書類として、単独で顧客の実在性と同一性の双方が確認できるものはどれか。

  1. A母子健康手帳
  2. B国民年金手帳
  3. C運転免許証
  4. D健康保険の資格確認書
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正解:C運転免許証

氏名、住居、生年月日の記載があり、官公庁が顔写真を貼り付けた公的書類は単独で有効です。

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88個人番号の「通知カード」の本人確認書類としての取扱いで正しいものはどれか。

  1. A顔写真がないため、転送不要郵便の送付が必要となる。
  2. B本人確認書類および補完書類から除外されており利用できない。
  3. C有効期限内であれば本人確認書類として利用できる。
  4. D補完書類と併用すれば本人確認書類として利用できる。
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正解:B本人確認書類および補完書類から除外されており利用できない。

通知カードは2020年5月に廃止されており、本人確認書類や補完書類として使用できません。

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89提示された本人確認書類に「有効期限がない」場合の取扱いで正しいものはどれか。

  1. A提示を受ける日の前6ヵ月以内に作成されたものに限られる。
  2. B作成日にかかわらず有効である。
  3. C提示を受ける日の前3ヵ月以内に作成されたものに限られる。
  4. D提示を受ける日の前1年以内に作成されたものに限られる。
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正解:A提示を受ける日の前6ヵ月以内に作成されたものに限られる。

有効期限のない書類については、提示等を受ける日の前6ヵ月以内に作成されたものに限られます。

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902020年2月4日以降に申請された新型パスポートの本人確認書類としての取扱いはどれか。

  1. Aマイナンバーカードと併用した場合のみ利用できる。
  2. B所持人記入欄がなく住所確認ができないため、単独では利用できない。
  3. C有効期限内であっても一切利用できない。
  4. D単独で本人確認書類として利用できる。
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正解:B所持人記入欄がなく住所確認ができないため、単独では利用できない。

新型旅券は住所の記載欄がないため、単独での本人確認書類としては利用できません。

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91従来の健康保険証の本人確認書類としての経過措置について正しいものはどれか。

  1. A2025年12月1日まで(有効期限がそれ以前の場合は有効期限まで)は引き続き利用できる。
  2. B2024年12月2日以降は一切本人確認書類として用いることができない。
  3. C有効期限にかかわらず、2025年12月1日以降も永続的に利用できる。
  4. D新規発行が停止されたため、すでに交付されているものも直ちに無効となる。
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正解:A2025年12月1日まで(有効期限がそれ以前の場合は有効期限まで)は引き続き利用できる。

新規発行は停止されましたが、既存のものは最長2025年12月1日まで経過措置として利用可能です。

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92法人(株式会社)の本人特定事項を確認する書類として「不適切」なものはどれか。

  1. A官公庁から発行された法人の名称・所在地の記載がある書類
  2. B法人の登記事項証明書
  3. C法人の印鑑登録証明書
  4. D法人の定款の写し
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正解:D法人の定款の写し

定款の写しは官公庁から発行・発給された書類ではないため、本人確認書類にはなりません。

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93株式会社である顧客が来店した場合の取引時確認事項として正しいものはどれか。

  1. A顧客の本人特定事項、取引目的、事業内容、実質的支配者、来店者の本人特定事項を確認する。
  2. B顧客の本人特定事項、来店者の本人特定事項のみ確認すればよい。
  3. C実質的支配者の確認は不要であり、事業内容の確認のみ行う。
  4. D上場企業であっても、必ず実質的支配者の確認を行わなければならない。
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正解:A顧客の本人特定事項、取引目的、事業内容、実質的支配者、来店者の本人特定事項を確認する。

法人の場合、法人自身の特定事項や目的等に加え、実質的支配者と来店者の本人特定事項の確認が必要です。

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94顧客が上場企業である場合の取引時確認について正しいものはどれか。

  1. A当該上場企業の実質的支配者まで遡って確認する必要がある。
  2. B上場企業との取引では取引時確認そのものが一切免除される。
  3. C現に取引の任にあたっている自然人の本人特定事項のみを確認すればよい。
  4. D上場企業であっても取引を行う目的や事業の内容を必ず確認する。
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正解:C現に取引の任にあたっている自然人の本人特定事項のみを確認すればよい。

国、地方公共団体、上場企業等の場合は、現に取引の任にあたっている自然人の本人特定事項のみ確認します。

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95顧客が「人格のない社団・財団」である場合の取引時確認について正しいものはどれか。

  1. A取引を行う目的の確認は不要である。
  2. B現に取引の任にあたっている代表者等の本人特定事項と、申告による取引目的・事業内容を確認する。
  3. C法人の登記事項証明書の提出が必須である。
  4. D実質的支配者の確認が必須である。
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正解:B現に取引の任にあたっている代表者等の本人特定事項と、申告による取引目的・事業内容を確認する。

人格のない社団・財団は代表者等の確認と申告による目的・事業内容の確認のみでよく、実質的支配者の確認は不要です。

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96取引を行う「目的」の確認方法として認められているものはどれか。

  1. A顧客から申告を受ける方法(口頭、書面、チェックリスト等)。
  2. B信用情報機関に照会する方法のみ。
  3. C勤務先に直接電話して確認する方法のみ。
  4. D登記事項証明書を閲覧する方法のみ。
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正解:A顧客から申告を受ける方法(口頭、書面、チェックリスト等)。

取引目的は、口頭、電子メール、書面、チェックリストの選択など、顧客から申告を受ける方法で確認します。

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97個人の「職業」の確認方法について正しいものはどれか。

  1. A「会社員」「公務員」などの分類程度の申告でよい。
  2. B複数の職業を有していても、必ず1つの職業しか登録してはならない。
  3. C勤務先の役職まで詳細に確認しなければならない。
  4. D勤務先の名称等の確認をもって、常に職業の確認に代えることができる。
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正解:A「会社員」「公務員」などの分類程度の申告でよい。

職業の内容として勤務先名称や役職までは含まれず、会社員・公務員などの分類程度の申告で足ります。

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98法人の「事業内容」を確認する方法として適切でないものはどれか。

  1. A有価証券報告書等の法令に基づき作成された書類を閲覧する方法
  2. B定款の提示または送付を受ける方法
  3. C顧客の代表者等から口頭で申告を受けるのみの方法
  4. D当該法人の設立登記にかかる登記事項証明書を入手する方法
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正解:C顧客の代表者等から口頭で申告を受けるのみの方法

法人の事業内容は、定款や登記事項証明書などの必要書類の提示・送付を受けるか、金融機関が閲覧して確認します。

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99資本多数決法人(株式会社等)の「実質的支配者」の原則的な基準はどれか。

  1. A資本金が最も多い法人株主
  2. B議決権の総数の50%超を直接保有する自然人のみ(間接保有は含まない)
  3. C議決権の総数の10%超を保有する自然人
  4. D議決権の総数の25%超を直接または間接に保有する自然人
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正解:D議決権の総数の25%超を直接または間接に保有する自然人

原則として、当該法人の議決権の25%超を直接または間接に保有している自然人が実質的支配者に該当します。

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100株式会社において、議決権を直接・間接に「50%超」保有する自然人Aと、「30%」保有する自然人Bがいる場合の実質的支配者は誰か。

  1. ABのみ
  2. BAとBの両方
  3. C当該株式会社の代表取締役
  4. DAのみ
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正解:DAのみ

50%超を保有する自然人がいる場合は、25%超の者が他にいても、50%超の者(A)のみが実質的支配者となります。

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101資本多数決法人以外の法人(学校法人など)の実質的支配者に該当する者は原則として誰か。

  1. A所轄の行政機関の長
  2. B当該法人の議決権の25%超を保有する者
  3. C当該法人に最も多く寄付をした者
  4. D当該法人を代表し、その業務を執行する自然人(代表権を有する理事など)
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正解:D当該法人を代表し、その業務を執行する自然人(代表権を有する理事など)

収益配当等の権利を持つ自然人がいない学校法人などでは、当該法人を代表し業務を執行する自然人が実質的支配者となります。

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102非対面取引(個人)において、本人確認書類の画像を用いたオンライン完結型の本人特定事項の確認方法として正しいものはどれか。

  1. A本人確認書類の画像のみを送信させる方法
  2. B本人確認書類のコピーをFAXで送信させる方法
  3. C写真付き本人確認書類の画像と本人の容貌の画像の送信を受ける方法
  4. D本人確認書類のICチップ情報のみを送信させる方法
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正解:C写真付き本人確認書類の画像と本人の容貌の画像の送信を受ける方法

専用のソフトウェアを使用し、写真付き本人確認書類の画像と本人の容貌の画像の送信を受ける方法が認められています。

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103非対面取引(個人)において、本人確認書類の写しを郵送させる場合、どのような送付措置が必要か。

  1. A配達記録のない宅配便で送付する
  2. B転送不要郵便物等として送付する
  3. C電子メールでパスワード付きPDFを送付する
  4. D普通郵便で送付する
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正解:B転送不要郵便物等として送付する

写し等の送付を受ける場合は、取引に関する文書を書留郵便等により転送不要郵便物等として送付する必要があります。

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104法人の非対面取引における確認方法として適切なものはどれか。

  1. A法人のホームページの会社概要画面のスクリーンショットをメールで受領する。
  2. B法人代表者のマイナンバーカードのコピーのみをFAXで受領する。
  3. C商業登記法に基づく電子証明書と、それによる電子署名が行われた情報の送信を受ける。
  4. D法人の定款のコピーのみを普通郵便で受領する。
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正解:C商業登記法に基づく電子証明書と、それによる電子署名が行われた情報の送信を受ける。

法人の非対面取引では、商業登記法等に基づく電子証明書および電子署名が行われた情報の送信を受ける方法が認められています。

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105顧客本人と異なる者(代理人)が来店して特定取引を行う場合、確認が「不要」なものはどれか。

  1. A代理人本人の実質的支配者
  2. B顧客本人の本人特定事項
  3. C代理人本人の本人特定事項
  4. D顧客のために取引の任にあたっていると認められる事由(委任関係)
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正解:A代理人本人の実質的支配者

代理人の実質的支配者を確認する必要はありません。顧客本人と代理人の本人特定事項、および委任関係を確認します。

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106法人の取引担当者(代理人)が顧客のために取引の任にあたっていることを確認する方法として「認められない」ものはどれか。

  1. A取引担当者が法人を代表する権限のある役員として登記されていることを確認する方法
  2. B法人が作成した委任状を有していることを確認する方法
  3. C法人が発行する社員証の提示を受ける方法
  4. D法人の本店や営業所へ電話等により確認する方法
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正解:C法人が発行する社員証の提示を受ける方法

2016年10月の法改正により、法人の取引担当者の確認方法として社員証の提示は認められなくなりました。

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107マイナンバー(個人番号)や基礎年金番号が記載された本人確認書類の取扱いとして正しいものはどれか。

  1. A番号を書き写して確認記録に保存する。
  2. B本人の同意があれば、マイナンバーをデータベースに登録してよい。
  3. C当該番号の告知を求めることや書き写すことは原則禁止されており、マスキング等を施す。
  4. Dカードの裏面(マイナンバー記載面)のコピーをそのまま確認記録に添付する。
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正解:C当該番号の告知を求めることや書き写すことは原則禁止されており、マスキング等を施す。

番号法等により収集が禁止されているため、番号を書き写さず、コピーを取る際は復元できないようマスキングが必要です。

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108非対面取引で健康保険証の写しを受領した場合の取扱いとして適切なものはどれか。

  1. A記号・番号等をシステムに直接入力して記録する。
  2. B氏名と住所が見えれば、その他の情報はどのように扱ってもよい。
  3. C被保険者等記号・番号等を復元できない程度にマスキング等した上で添付する。
  4. Dそのまま確認記録に添付する。
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正解:C被保険者等記号・番号等を復元できない程度にマスキング等した上で添付する。

健康保険法に基づき、被保険者等記号・番号等の告知を求めることが禁止されているため、マスキングが必要です。

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109取引時確認を行っていない過去の顧客から200万円を超える現金払戻しの依頼があった場合の対応はどれか。

  1. A金額にかかわらず、既存口座の払戻しには取引時確認は一切適用されない。
  2. B警察に直ちに届け出る義務がある。
  3. C過去からの顧客なので取引時確認は不要である。
  4. D取引時確認済みとみなされないため、新たに取引時確認を行う必要がある。
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正解:D取引時確認済みとみなされないため、新たに取引時確認を行う必要がある。

口座開設時に取引時確認が行われていない顧客が200万円超の特定取引を行う場合、新たに取引時確認を行う必要があります。

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110顧客が取引時確認に応じない場合、金融機関が取ることができる犯罪収益移転防止法上の措置はどれか。

  1. A顧客が確認に応じるまでの間、当該取引等に係る義務の履行(払戻し等)を拒むことができる。
  2. B顧客の同意なく口座を直ちに強制解約する。
  3. C損害賠償を恐れて、確認未済のまま取引に応じる。
  4. D顧客の家族に代理で確認を行うよう強制する。
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正解:A顧客が確認に応じるまでの間、当該取引等に係る義務の履行(払戻し等)を拒むことができる。

犯罪収益移転防止法第5条により、顧客が確認に応じるまでの間は取引等に係る義務の履行を拒むことができます。

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11115万円の現金振込依頼に対し、顧客が取引時確認を避けるため9万円と6万円に分割して依頼してきた場合の対応はどれか。

  1. Aそれぞれ10万円以下なので取引時確認は不要である。
  2. B一見して分割したことが明らかであるため、1つの取引とみなして取引時確認を行う。
  3. C分割された取引は常に別々の取引として扱う。
  4. D先に行う9万円の振込のみ取引時確認を行う。
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正解:B一見して分割したことが明らかであるため、1つの取引とみなして取引時確認を行う。

閾値以下の取引でも、分割したことが明らかな場合は1つの取引とみなして取引時確認を行う必要があります。

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112顔写真のない本人確認書類(年金手帳等)を対面で提示された場合の対応として正しいものはどれか。

  1. A他の本人確認書類や補完書類の提示、または転送不要郵便物の送付などの追加対応が必要となる。
  2. B顔写真がなくても単独で本人確認書類として成立する。
  3. C必ずマイナンバーカードの提示を追加で求める。
  4. D顔写真がない書類は一切受け付けない。
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正解:A他の本人確認書類や補完書類の提示、または転送不要郵便物の送付などの追加対応が必要となる。

顔写真のない本人確認書類の場合は、他の書類の提示や転送不要郵便物の送付など追加の対応が厳格に求められます。

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113法人の代表者等について取引時確認が行われた後、新たに別の代表者等に変更となった場合の手続きはどれか。

  1. A法人および新たな代表者等の両方について、再度本人特定事項の確認を行う。
  2. B新たな代表者等(新たな取引担当者)についてのみ本人特定事項の確認を行う。
  3. C法人のみ再度本人特定事項の確認を行う。
  4. Dすでに法人として確認済みであるため、一切の追加確認は不要である。
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正解:B新たな代表者等(新たな取引担当者)についてのみ本人特定事項の確認を行う。

法人の取引時確認が完了していれば、代表者が変わった場合は新たな代表者等についてのみ本人特定事項を確認すれば足ります。

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114犯罪収益移転防止法上の「高リスク取引」に該当する国・地域はどれか。

  1. Aアメリカおよびイギリス
  2. Bイランおよび北朝鮮
  3. Cシンガポールおよび香港
  4. D中国およびロシア
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正解:Bイランおよび北朝鮮

犯罪収益移転防止に関する制度の整備が不十分な国・地域として、イランおよび北朝鮮が指定されています。

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115外国の国家元首や高位の政治家(外国PEPs)との取引に関する取扱いで正しいものはどれか。

  1. A外国PEPsとの取引は法律で全面的に禁止されている。
  2. B高リスク取引に該当するため、厳格な顧客管理を行う必要性が特に高い。
  3. C日本国内での取引であれば通常の取引と同様に扱う。
  4. D高リスク取引から明確に除外されている。
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正解:B高リスク取引に該当するため、厳格な顧客管理を行う必要性が特に高い。

外国PEPsやその親族等との特定取引は高リスク取引に該当し、厳格な顧客管理が必要とされます。

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116外国PEPs(外国の国家元首等)の「親族」について、高リスク取引の対象外(外国PEPsに該当しない)となる者は誰か。

  1. A父母
  2. B配偶者
  3. C
  4. D祖父母および孫
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正解:D祖父母および孫

本人の祖父母や孫、また元配偶者および配偶者の元配偶者は外国PEPsには該当しません。

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117高リスク取引の「なりすましの疑いがある取引」とはどのような取引か。

  1. A過去に本人確認が行われた顧客等になりすましている疑いがある取引
  2. B法人の代表者が交代したことを隠している取引
  3. C偽造免許証を持参したことが明らかな取引
  4. D代理人が委任状を持たずに来店した取引
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正解:A過去に本人確認が行われた顧客等になりすましている疑いがある取引

関連取引の際に本人特定事項の確認が行われた顧客等になりすましている疑いがある取引を指します。

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118「契約時において確認事項を偽っていた疑いがある顧客等との取引」における「偽り」の対象に含まれるものはどれか。

  1. A本人特定事項のみ
  2. B資産状況と年収のみ
  3. C本人特定事項のほか、取引目的など取引時確認事項のすべて
  4. D取引目的のみ
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正解:C本人特定事項のほか、取引目的など取引時確認事項のすべて

真実でない情報の申告だけでなく、告知すべき情報を隠蔽することも含め、取引時確認事項のすべてが「偽り」の対象です。

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119顧客が個人の場合、取引担当者(代理人)が本人のために取引の任にあたっていることを確認する方法に含まれないものはどれか。

  1. A顧客の同居の親族または法定代理人であることの確認
  2. B顧客への架電等により確認できること
  3. C顧客が作成した委任状を有していることの確認
  4. D取引担当者が顧客の本人確認書類を単に所持していることの確認
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正解:D取引担当者が顧客の本人確認書類を単に所持していることの確認

取引担当者が顧客の本人確認書類を有していることのみでは、委任関係の確認としては足りません。

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120個人番号カード(マイナンバーカード)を本人確認書類として利用する際の注意点はどれか。

  1. Aコピーを取る場合は、裏面も鮮明に記録して保存する。
  2. B本人確認と同時にマイナンバーの記録を必ず行う。
  3. Cマイナンバー法に基づき、マイナンバーを収集することが原則として禁止されている。
  4. Dマイナンバーカードは非対面取引でのみ利用可能である。
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正解:Cマイナンバー法に基づき、マイナンバーを収集することが原則として禁止されている。

マイナンバーカードを用いる場合、マイナンバー法に基づき番号の収集は原則禁止されており、書き写すことはできません。

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121「特定事業者が自らが定める適切な顧客管理を実施できないと判断した顧客・取引」に対するガイドライン上の対応はどれか。

  1. A手数料を通常の2倍にして取引を受け入れる。
  2. B取引の謝絶を行うこと等を含め、リスク遮断を図ることを検討する。
  3. Cすべての取引を無条件で受け入れる。
  4. D警察の許可を得た場合のみ取引を行う。
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正解:B取引の謝絶を行うこと等を含め、リスク遮断を図ることを検討する。

ガイドラインでは、適切な顧客管理が実施できない場合は取引の謝絶を含めたリスク遮断の検討が求められています。

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122マネー・ローンダリング等のリスクが高いと判断される顧客に対する「より厳格な顧客管理」として求められる対応はどれか。

  1. A顧客の家族全員の来店を求める対応
  2. B本人確認を省略して迅速に取引を完了させる対応
  3. C追加的な質問をすることや、書面の提出を求めるなどの対応
  4. D窓口ではなくATMでの取引を推奨する対応
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正解:C追加的な質問をすることや、書面の提出を求めるなどの対応

リスクに応じて追加的な質問や書面の提出を求めるなど、より厳格な顧客管理の対応が求められます。

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123犯罪収益移転防止法上の金融機関の特定業務に該当する範囲はどれか。

  1. A現金を取り扱う業務のみ
  2. B融資業務のみ
  3. C外国送金業務のみ
  4. D原則として当該金融機関が行う全ての業務
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正解:D原則として当該金融機関が行う全ての業務

金融機関の場合、特定業務としては「当該特定事業者が行う業務」として、金融に関する業務全般が定められています。

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124法人の取引担当者の確認において、登記事項証明書に役員として登記されていても、代表権者として登記されていない場合の対応はどれか。

  1. A社員証を提示すれば代理人として認められる。
  2. B役員であれば代表権の有無にかかわらず委任状は不要である。
  3. Cどのような書面があっても取引を行うことはできない。
  4. D当該法人の代理人等であることを証する委任状等の書面が必要となる。
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正解:D当該法人の代理人等であることを証する委任状等の書面が必要となる。

代表権者として登記されていない場合は、当該法人の代理人であることを証する委任状等が必要になります。

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125非対面取引(個人)で「本人限定郵便による方法」を用いる場合、郵便事業者が確認・伝達する事項に含まれないものはどれか。

  1. A本人確認書類の名称や記号番号
  2. B本人特定事項の確認を行った者の氏名
  3. C本人確認書類の提示を受けた日付および時刻
  4. D顧客の口座残高と暗証番号
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正解:D顧客の口座残高と暗証番号

郵便事業者は本人特定事項を確認し、日付や時刻、書類の名称等を伝達しますが、口座残高などの情報は扱いません。

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126一般財団法人民事法務協会の登記情報サービスを通じて登記情報の送信を受ける非対面取引(法人)において、代表権を有する役員として登記されていない者と取引する場合に必要な措置はどれか。

  1. A法人の実質的支配者の個人宅へ文書を送付する。
  2. B法人の本店等に宛てて取引に関する文書を書留郵便等により、転送不要郵便物等として送付する。
  3. C代表権がない者との非対面取引は一切禁止されているため取引を謝絶する。
  4. D担当者の個人の運転免許証のコピーのみをFAXで受領する。
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正解:B法人の本店等に宛てて取引に関する文書を書留郵便等により、転送不要郵便物等として送付する。

代表権を有する役員として登記されていない者と非対面取引を行う場合は、法人の本店等へ転送不要郵便物等を送付する必要があります。

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127国税庁の法人番号公表サイトを利用した非対面取引(法人)の確認方法において、確認後に行うべき措置はどれか。

  1. A担当者の携帯電話にショートメッセージを送信して確認を完了する。
  2. B法人の本店、主たる事務所等に宛てて取引に関する文書を書留郵便等により、転送不要郵便物等として送付する。
  3. C法人の代表者の自宅に担当者を派遣して面談する。
  4. D所轄の税務署へ電話で問い合わせる。
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正解:B法人の本店、主たる事務所等に宛てて取引に関する文書を書留郵便等により、転送不要郵便物等として送付する。

公表サイトで名称や所在地を確認後、当該法人の本店等に宛てて取引関係文書を転送不要郵便物等として送付します。

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