ケンテイラボ

天文宇宙検定2級 問題一覧

327問を分野別に一覧表示しています。各問題タイトルをクリックすると詳しい解説ページが開きます。

クイズモードで挑戦 →

① 宇宙七不思議

35

宇宙の最先端トピックをまとめて概観する分野です。約138億年前のビッグバンから宇宙の晴れ上がり、インフレーションといった宇宙の歴史、ブラックホールの事象の地平面やシュバルツシルト半径、ダークマター・ダークエネルギーの構成比、そしてドレークの式やフェルミのパラドックスなど地球外文明論まで幅広く問われます。他分野の総論的な導入にあたり、キーワードと概数(誕生から38万年で晴れ上がり等)をセットで押さえておくと、以降の各分野の理解がスムーズになります。

1宇宙は約何億年前に誕生したと考えられているか22019年に初めて直接撮像されたブラックホールの「影」を何と呼ぶか3天の川銀河の中心には、太陽の約何倍の質量をもつ巨大ブラックホールがあると考えられているか4SS433から噴出しているジェットの速度は光速の約何%か5M87のブラックホールの質量は太陽の何倍と見積もられたか6アンテナ銀河が衝突中である場所は、どの星座の方向か7超光度X線源(ULX)について正しい説明はどれか8宇宙が誕生した際の火の玉状態の温度と圧力はどのようなものだったか9宇宙の膨張を示す例えとして頻繁に用いられるものはどれか10現在の宇宙の成分として、最も高い割合を占めているものは何か11プランク時間よりも短い時間についてどのようなことが言えるか12ブラックホールのシュバルツシルト半径を求める式において、使用される物理定数として正しい組み合わせはどれか13ブラックホールの内部に落ち込んだ物質はどうなると考えられているか14ブラックホールの質量分布において、「ブラックホール砂漠」とはどのような領域を指すか15ドレークの式における「L」は何を意味するか16カルダシェフによる文明の分類において、タイプⅡ文明の定義は何か17「宇宙人がいるなら、そいつらはどこにいるのか」という問いを何と呼ぶか18植民のステップを500年で10光年進むと仮定したモデルで、植民の波が天の川銀河全体に広がるのにかかるとされる期間はどれか19ダイソン球の目的として適切なものはどれか20多宇宙(マルチバース)の「レベルⅡ」の説明として適切なものはどれか21宇宙が晴れ上がったのは、ビッグバンから何年後のことか22第一世代の基本粒子(レプトン)に含まれるものはどれか23強い力(強い相互作用)を媒介する基本粒子はどれか24ブラックホールに関する「事象の地平面」の正しい説明はどれか25宇宙におけるダークマターの割合は約何%か26ブラックホール天体のタイプとして存在しないものはどれか27太陽の質量(約2×10の30乗kg)をもつブラックホールのシュバルツシルト半径は約何kmか28高度な宇宙文明が多数あるはずなのに痕跡が見つからないという矛盾が、より強まるのはどのような場合か29人類初の宇宙人探査計画として知られるのはどれか30宇宙が生まれて2億年頃に起こった出来事はどれか31宇宙の歴史の出来事を古い順に並べた場合、正しいものはどれか32ブラックホールの内部の「特異点」についての説明はどれか33太陽の進化の過程で、約50億年後に太陽は何になると考えられているか34「宇宙の晴れ上がり」の現象とは何か35太陽規模(10の26乗W)のエネルギーを利用する文明は何タイプとされるか

② 太陽

32

私たちに最も近い恒星である太陽の構造と活動を学ぶ分野です。光球(約5800K)・彩層・コロナ(約100万K)という層構造、黒点と半暗部、粒状斑、プロミネンスやフレア、コロナ質量放出(CME)といった活動現象が頻出です。黒点数の約11年周期やバタフライダイアグラム、p-pチェインとCNOサイクルによる核融合、コロナ加熱問題、磁気嵐など宇宙天気に関わる話題も問われます。表面温度と各層の温度の桁を混同しないよう、数値と現象を対応づけて整理しましょう。

36太陽の光球の温度は、約何Kか37太陽の表面にある、太陽内部からの熱の輸送が磁場により妨げられて温度が低くなっている領域を何というか38黒点の暗部を取り囲む、比較的大きな黒点にのみ現れる部分を何というか39太陽表面にある、太陽内部の対流によって生じる直径平均約1000kmの構造を何というか40太陽の光球の上空に広がる、厚さ約2000〜1万kmの薄いガス層を何というか41太陽の縁からたなびくように伸びる、濃いガスが磁場で支えられ上空へ持ち上げられた現象を何というか42太陽面上にあるプロミネンスが、周囲の明るい光球を背景に黒い筋として観測される現象を何というか43太陽を取り巻く超高温のガス層で、日食の際に見られるものを何というか44コロナの温度は約何Kか45太陽のコロナで、鉄などのイオンが放射する光で光っているコロナを何というか46太陽フレアの発生時に、太陽系空間へ放出される大量のガスを何というか47太陽の磁力線のつなぎ変わることで発生する、太陽表面で最も激しい爆発現象を何というか48太陽フレアなどの活動が地球の磁気圏に衝突することで起こる、地球磁場が大きく乱れる現象を何というか49太陽の黒点の数や活動が約何年周期で変動するか50黒点の出現緯度を時間とともに分布させた図を何というか51核融合反応において、太陽中心部で水素がヘリウムに変わる反応系の名称として正しいものはどれか52太陽磁場を発見した人物は誰か53太陽の光球の表面温度が約5800Kである理由として正しいものはどれか54太陽コロナが光球よりも高温である謎を何と呼ぶか55太陽フレアの頻度とエネルギーの関係を示す法則として正しいものはどれか56太陽光のスペクトルに吸収線が現れる理由として正しいものはどれか57太陽のコロナホールが、コロナの他の領域と比べて温度や密度が低いにもかかわらず重要な理由として正しいものはどれか58粒状斑が太陽表面に現れる物理的機構として正しいものはどれか59CNOサイクルで水素からヘリウムが生成される際、核反応の触媒として機能している元素はどれか60プロミネンス(紅炎)が、太陽面から縁に移動した時に輝いて見える理由として正しいものはどれか61フォーブッシュ減少とはどのような現象か62「太陽は燃える火の玉ではない」と言える最大の理由は何か63肉眼で見分けることができる「肉眼黒点」の大きさは、太陽直径の約何分の一以上か64次のうち、太陽の観測結果として正しくないものはどれか65次のうち、太陽コロナの性質として正しくないものはどれか66太陽型恒星における「スーパーフレア」の発生に関する記述として正しいものはどれか67次のうち、宇宙天気予報と全く関係がないものはどれか

③ 太陽系

32

太陽系の構造と天体の運動を扱う分野です。惑星の順行・逆行や内惑星の満ち欠け、衝や最大離角といった見かけの動きに加え、ケプラーの三法則と万有引力、面積速度一定(角運動量保存)が中心テーマです。小惑星帯や平山清次のファミリー、エッジワース・カイパーベルトやオールトの雲、スノーライン、太陽圏界面(ヘリオポーズ)など太陽系の広がりも問われます。約46億年前の太陽系形成を説明する京都モデルや、はやぶさ2・ボイジャーなど探査の成果も押さえておきましょう。

68太陽系の惑星が星座の星々とは異なり「さまよう」ように見えるのはなぜか69内惑星である水星・金星が満ち欠けをするのはなぜか70惑星が「順行」から「逆行」へと見かけ上の動きを変える最大の要因は何か71外惑星が最も明るく見えるのはどのような時か72水星が近日点付近で公転速度が自転速度を上回ると、太陽はどう見えるか73ケプラーの第1法則の内容として正しいものはどれか74ケプラーの第2法則が意味することは何か75ケプラーの第3法則に基づくと、太陽から遠い惑星ほどどうなるか76ニュートンが万有引力の法則を見出す際に元とした理論はどれか77面積速度一定の法則が示す「角運動量保存則」と同じ現象として挙げられるものはどれか78太陽系の最果てにあると考えられている球状の領域は何か79太陽風が星間ガスの圧力と釣り合って止まる境界を何というか80エッジワース・カイパーベルトについて正しい記述はどれか81太陽系形成において、水が氷として存在できる境界となる場所を何というか82木星が巨大惑星に成長できた理由として最も適切なものはどれか83火星と木星の間に小惑星帯がある理由として考えられている説はどれか84太陽系において、小惑星の「ファミリー」を提唱し命名したのは誰か851930年に冥王星を発見したクライド・トンボーが用いた方法はどれか86太陽系の年齢はどの程度と推定されているか87太陽系外縁天体セドナの軌道離心率はどれくらいか88太陽系形成の基本的なシナリオとして標準となっているモデルは何か89太陽系外縁部で形成された可能性が高いとされている小惑星はどれか90春分から秋分までの日数が秋分から春分までの日数より長い理由は何か91リュウグウの分析から見つかった、生命の原材料となる物質はどれか92太陽圏(ヘリオスフィア)を脱出し星間空間に入ったとされている探査機はどれか93彗星の軌道を逆方向にたどると到達する領域はどこか94天王星と海王星が巨大ガス惑星になりきれなかった理由は何か95「惑わす」という意味を含むギリシャ語の「planetes」を語源とする言葉はどれか96内惑星が日の出前の東の空に見えるのは、太陽に対してどのような位置にある時か97太陽系外縁天体のエリスが発見されたのはいつか98地球型惑星である「ベスタ」の内部構造について正しい記述はどれか99小惑星の軌道が似ているグループを何と呼ぶか

④ 星の性質

35

恒星の明るさ・色・スペクトルといった基本的な性質を学ぶ分野です。ヒッパルコスの等級と1等星が6等星の100倍という関係、10pcで定義する絶対等級、黒体放射に基づく色と表面温度の関係、OBAFGKMのスペクトル型が頻出です。中心となるのはHR図(縦軸に光度、横軸に温度)で、主系列星・赤色巨星・白色矮星の位置づけを理解することが要点です。色指数や光度階級、食変光星や脈動変光星(ミラ)、褐色矮星など多彩な天体も問われます。

100紀元前2世紀に星を6段階の等級に分類したギリシャの天文学者は誰か1011等星の明るさは6等星の何倍か102絶対等級は星を何pcの距離に置いたときの見かけの等級で定義されるか103表面温度約5800Kの太陽が、可視光で最も強く放射する光の色はおよそ何色か104星の色と温度に関する記述として正しいものはどれか105恒星のスペクトル型を高温から低温の順に並べたものはどれか106太陽のスペクトル中に見られる吸収線のうち、ナトリウムによる吸収線はどれか107HR図の縦軸として用いられるものはどれか108主系列星の説明として正しいものはどれか109赤色巨星が主系列星と同じ表面温度の星に比べて明るい理由は何か110星の色指数が示す意味として正しいものはどれか111連星であるシリウスAとシリウスBの性質に関する記述として正しいものはどれか112食変光星の仕組みとして正しいものはどれか113HR図の横軸が対数目盛である場合に、主系列星の光度は表面温度の約何乗に比例するか114変光星「ミラ」の周期として正しいものはどれか115褐色矮星の特徴として正しいものはどれか116太陽が将来、赤色巨星となった場合の一般的な特徴として正しいものはどれか117「星のスペクトル型分類」においてG2Vと記述された際の「V」が表す意味は何か118スペクトルを直接観察してわかる情報として正しくないものはどれか119星の色の違いに関する記述として正しくないものはどれか120フラウンホーファー線に関する記述として正しくないものはどれか121HR図に関する記述として正しくないものはどれか122「星の等級」に関する記述として正しくないものはどれか123光源色と物体色の説明として正しいものはどれか124スペクトル分類において褐色矮星が含まれる型として、正しい順序の末尾はどれか125星のスペクトルにおける吸収線の強さと温度の関係として正しいものはどれか126オリオン座のベテルギウスに関する記述として正しいものはどれか127星のスペクトル中に見られるH線とK線が由来する元素はどれか128太陽の表面温度が約6000Kで、将来の赤色巨星時の表面温度と光度の組み合わせとして正しいものはどれか129星の色指数が示す物理量として正しいものはどれか130食変光星の代表例であるアルゴルに関する記述として正しいものはどれか131光度階級「V」が表す星の種類はどれか132星の明るさの指標である等級において、ベガの等級は何等と定義されているか133太陽を主系列星として分類した際の正しい表記はどれか134HR図において主系列星の左下に位置するグループは何と呼ばれるか

⑤ 星の一生

36

恒星が生まれてから終わりを迎えるまでの進化を扱う、この検定の中核分野です。星の一生は生まれたときの質量で決まり、太陽質量の0.08倍未満なら褐色矮星、0.46〜8倍なら白色矮星、8倍以上なら超新星爆発を経て中性子星やブラックホールになる、という道筋が要点です。原始星と林の経路、主系列星の寿命と質量の関係、赤色巨星や惑星状星雲、Ia型超新星、セファイド変光星の周期光度関係まで問われます。HR図上での進化の道筋と対応づけて整理すると理解が深まります。

135恒星は生まれたときの何によってその後の「一生」が決定されるか136太陽質量の0.08倍に満たない星は、どのような天体として一生を終えるか137太陽質量の0.46倍から8倍の星が赤色巨星の後に形成するものは何か138太陽質量の8倍以上の星で、核融合の最終段階として合成される元素は何か139「重元素」とは、水素とヘリウム以外の何と定義されているか140主系列星において、光度は質量の約何乗に比例するという関係があるか141太陽の質量と同じ星が主系列星として過ごす寿命はおよそ何年か142原始星が最も明るく輝いている電磁波の領域はどこか143回転軸が磁極と異なるために、周期的にパルス状の電波が観測される天体は何か144HR図において、左上から右下に伸びる帯状の並びを何と呼ぶか145質量が太陽の0.46倍から8倍の範囲の主系列星が赤色巨星へ進化する際、ヘリウムコアの外側で何が起こるか146オリオン座のベテルギウスのような赤色超巨星は、最終的にどのような爆発を起こすと考えられているか147主系列星において、質量が大きくなると寿命が極端に短くなる理由は何か148林フェイズにある星がHR図上で移動する方向はどれか149「林の経路」とは誰の名にちなんで付けられたものか150散開星団NGC 2818Aの中に惑星状星雲が存在していることが珍しい理由は何か151Ia型超新星爆発の説明として正しいものはどれか152HR図における「セファイド不安定帯」とはどのような領域か153周期光度関係がある天体として有名なものはどれか154アルゴルパラドックスとはどのような現象か155原始星の観測において最も有効な波長帯はどれか156中性子星の半径として一般的なものはどれか157太陽の8倍以上の質量を持つ星の中心部では、鉄から次の元素が合成されるか158太陽の質量と同じ星の場合、主系列星の後に進化する段階として正しい順序はどれか159星団の色等級図において、主系列星から赤色巨星へ移動し始めた部分を何と呼ぶか160球状星団に見られる「水平分枝」において、変光周期が0.5日前後の変光星は何か161星形成領域において、原始星の回転軸方向に高速で流れ出すガスを何と呼ぶか162主系列星において、太陽の質量を1としたとき、質量が大きい星の寿命はどのように変化するか163星団の色等級図から何がわかるか164「我らは星の子」と言われる理由は何か165中性子星の合体によってつくられると考えられる元素の過程はどれか166主系列星が主系列から離れる時間を決める要因として正しいのはどれか167太陽の質量の8倍以上の星において、中心で鉄が合成された直後に起こることは何か168HR図上で、大質量の星が進化する際、光度がほぼ一定のまま右方へ移動する意味は何か169球状星団のM92の色等級図で、水平分枝から右上に斜めに伸びる部分を何と呼ぶか170太陽質量の0.46倍より小さな主系列星が最後を迎える形態は何か

⑥ 天の川銀河

35

私たちの住む天の川銀河と、その中の星間物質を扱う分野です。星間ガスと星間塵からなる星間物質、暗黒星雲・反射星雲・輝線星雲の見え方の違いとその原因、惑星状星雲や超新星残骸の電離が頻出です。散開星団と球状星団の違い(星の数・年齢・重元素量)、銀河の回転曲線から示唆されるダークマターの存在など、銀河のスケールの現象も問われます。星雲がなぜその色に見えるのかを、光の吸収・散乱・電離の観点から結びつけて覚えると得点しやすい分野です。

171星間ガスの主成分は質量比でどれくらいか172星間物質のうち、暗黒星雲などの「星間雲」の塊は何に由来するか173暗黒星雲が可視光で黒く見えるのはなぜか174反射星雲が青白く見えるのはなぜか175輝線星雲が赤く光る主な原因は何か176星間塵(固体微粒子)の大きさはおよそどれくらいか177惑星状星雲と超新星残骸の電離の原因として正しいものはどれか178惑星状星雲の中心にある星は何になるか179散開星団の星の数は一般的にどの程度か180球状星団の特徴として誤っているものはどれか181散開星団の重元素量は太陽と比べてどうであるか182銀河の回転速度が中心から離れてもあまり遅くならない原因として考えられるものはどれか183天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの名称はどれか184「巻き込み困難問題」を解決する有力な説はどれか185天の川銀河の回転曲線において、中心付近以外で速度がほぼ一定になるのはなぜか186星間ガスのうちHI領域とはどのような状態か187天の川銀河の渦巻構造を明らかにするために用いられた波長はどれか188銀河の回転速度を調べるために一般的に用いられる観測手法は何か189太陽系近傍での可視光の減光量は1kpc当たり約何等級か190球状星団がほとんど自転していないことの理由として考えられるものはどれか191暗黒星雲の中で星形成前の様子を知るのに適しているのはどれか192「惑星状星雲」という名前の由来は何か193超新星残骸がX線でも観測される理由は何か194ある星団にM型主系列星のみが存在する場合、その星団の年齢は約何年と推定されるか195球状星団の重元素量が少ないことは何を意味するか196「天の川銀河」という名称は、何を示すものか197星形成はフィラメントのどのような場所で起こると考えられているか198天の川銀河の中心方向に多くの暗黒星雲が存在するため、どのような結果が生じるか199超新星爆発は何質量の恒星が起こすか200G2天体がいて座A*に最接近した際、当初予測された現象と異なっていたことは何か201暗黒星雲を「分子雲」とも呼ぶ理由は何か202惑星状星雲の中心星が放射するエネルギーは主にどのような形態か203恒星が一生の最後に形作る天体として正しい組み合わせはどれか204散開星団が若い天体であると考えられる根拠はどれか205球状星団の分布から、天の川銀河の中心が太陽系ではないことを初めて示したのは誰か

⑦ 銀河の世界

32

天の川銀河の外に広がる無数の銀河と、宇宙全体の構造を扱う分野です。ハッブル分類(楕円・レンズ状・渦巻・棒渦巻・不規則)による銀河の形態、活動銀河中心核(AGN)のエネルギー源、銀河群・銀河団・大規模構造といった階層構造が頻出です。ハッブル・ルメートルの法則が示す宇宙膨張、ダークエネルギーによる加速膨張、宇宙の晴れ上がりといった宇宙論の基礎も問われます。天の川銀河が属する局部銀河群など、私たちの位置づけとあわせて宇宙の広がりを俯瞰して押さえましょう。

206銀河の分類において、円盤構造中央部のバルジが円盤よりも優勢で、渦巻構造が見えない銀河を何と呼ぶか。207ダークマターの正体についての説明として、適切なものはどれか。208銀河系(天の川銀河)のバルジ付近の赤外線観測から推定される、天の川銀河の形態はどれか。209宇宙の晴れ上がりの際に、自由電子はどうなったか。210ハッブル・ルメートルの法則によると、銀河の後退速度と距離にはどのような関係があるか。211銀河団の定義として最も適切なものはどれか。212活動銀河中心核(AGN)のエネルギー源として考えられているものは何か。213天の川銀河が属する銀河群の名称は何か。214ハッブル分類で、棒構造をもたない渦巻銀河を表す記号はどれか。215宇宙の加速膨張の要因として考えられている、重力とは反対の性質をもつとされるものは何か。216宇宙の晴れ上がり以前の宇宙の状態に関する記述として正しいものはどれか。217銀河の衝突において、星同士が衝突しにくい理由として適切なものはどれか。218初代の星(星団)が誕生する以前の期間を何と呼ぶか。219渦巻銀河と棒渦巻銀河の記号の末尾に添えられる小文字のアルファベット(a, b, cなど)が表す要素は何か。220銀河群と銀河団の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。221宇宙のインフレーションとはどのような現象か。222活動銀河において、非常に高速で回転する円盤を何と呼ぶか。223銀河の形態分類における「レンズ状銀河」の記号はどれか。224銀河の衝突・合体について、正しいものはどれか。225渦巻銀河の分類記号「SAB」が示す意味はどれか。226銀河の「ハッブル分類」を提唱した人物は誰か。227活動銀河中心核(AGN)の周囲にある塵が中心部を隠して見える銀河の例として挙げられているものは何か。228宇宙の歴史の中で、宇宙の膨張が減速から加速に転じたのは現在から約何年くらい前か。229次のうち、局部銀河群に含まれない天体や領域はどれか。230渦巻銀河の特徴として正しいものはどれか。231銀河の形態を示す分類で、最も扁平な楕円銀河を表す記号はどれか。232宇宙の大規模構造とは何か。233銀河が衝突する際、銀河の形態を歪ませる主な要因は何か。234ハッブル・ルメートルの法則において、比例定数を何と呼ぶか。235不規則銀河について正しいものはどれか。236宇宙の加速膨張の原因として推測されているものはどれか。237銀河の衝突時に銀河規模で誘発される現象は何か。

⑧ 天文学の歴史

30

天文学がどのように発展してきたかを、人物・発見・暦とともに学ぶ分野です。小惑星ケレスの発見や理論計算による海王星の予報、年周光行差、分光学と写真術の結合による天体物理学の誕生、ハッブルによる系外銀河までの距離測定など、近代天文学の節目が頻出です。日本史の側面として、陰陽寮と天文密奏、安倍晴明、宣明暦から明治の太陽暦への改暦なども問われます。発見の年代と人物名、暦の移り変わりを時系列で整理しておくと、混同を防いで得点につながります。

2381801年にイタリアのパレルモ天文台で発見された小惑星はどれか。2391846年に理論計算で海王星の位置を予報した天文学者は誰か。240地球の公転運動によって生じる、星の光がわずかにずれて見える現象を何というか。241分光学と写真術を組み合わせることで可能になった研究分野はどれか。242ニュートンの万有引力の法則を証明し、天体力学の形成に貢献したフランスの天文学者は誰か。243エドウィン・ハッブルが1920年代に系外銀河までの距離を確認するために観測した星はどれか。2441929年にハッブルが発見した、銀河が遠ざかる速度が距離に比例するという法則を何というか。245日本の律令制において、天文現象の解釈や占いを担当した機関はどこか。246陰陽師として最も有名であり、天文密奏などで活躍した人物は誰か。247安倍晴明の子孫が江戸時代まで名乗っていた家名はどれか。248平安時代から江戸時代まで約800年間にわたり日本で使われていた暦はどれか。249明治5年に太陰太陽暦から太陽暦へ改暦された際、明治6年1月1日とされたのは何月何日か。250江戸時代前期に初の日本独自の暦(貞享暦)を作成し、初代天文方となった人物は誰か。251天保暦(1844年施行)の作成を主導した天文方は誰か。252均時差(真太陽時と平均太陽時との差)が1年間を通して変化する主な原因として誤っているものはどれか。2531年間にわたって太陽の同時刻の位置を記録したとき、太陽が描く曲線を何というか。254日本の改暦の歴史に関して正しい説明はどれか。2551838年にフリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルが年周視差を初めて測定した星はどれか。256日本最初の望遠鏡を用いた天体観測の記録に記されている天体として誤っているものはどれか。257藤原定家の日記『明月記』に記された「客星」とは、どのような現象か。258古代の古記録を基礎にして、日食や月食などの天体現象の発生年代を特定する分野を何というか。25912世紀、源氏と平氏が戦った水島の戦いの最中に起こったとされる天体現象はどれか。260「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という国書を携えて派遣されたのはどれか。261均時差の説明として正しいものはどれか。262日本において、平安時代に採用された宣明暦は、どの国の暦を元にしているか。263天の岩戸伝説と結びつけて、過去の「日食」の年代を特定しようとする試みで使用される手法はどれか。264天文学で用いられる「ユリウス通日」の紀元(0日目)はいつか。265以下のうち、天文学の歴史に関する事実として誤っているものはどれか。266安倍晴明が花山天皇の退位に関わった可能性があるとされる天体現象として挙げられるものはどれか。267十干十二支が60年で一巡りするため、生まれた年の十干十二支に還ることを何というか。

⑨ 宇宙進出と宇宙工学

32

人類が宇宙へ進出するための技術、とくにロケット工学を扱う分野です。化学ロケット(固体・液体)の仕組みと長所短所、多段式ロケット、推力を左右する噴出速度と質量流量、性能を表す比推力が中心テーマです。はやぶさのイオンエンジンに代表される電気推進、ソーラーセイル(IKAROS)、理論段階の反物質ロケットなど非化学推進も問われます。火星探査で設定されるローンチウィンドウなど運用面の用語も出題されます。推進方式ごとの原理と長所短所を対比して整理するのが攻略の鍵です。

268現在、宇宙開発で最も一般的な、化学系推進剤を利用したロケットエンジンにより推進力を得るロケットを何と呼ぶか。269多段式ロケットの段数として一般的なのは何段か。270ロケットの推進剤の性能を表す単位は何というか。271固体ロケットの短所として、誤っているものはどれか。272ロケットの推力は、噴出速度と何の積に比例するか。273液体ロケットの比推力を大きくするうえで有利になるのは、排気の平均分子量がどうなる場合か。274打ち上げのチャンスが年に1度程度しかない火星探査のような場合に設定される、打ち上げ可能時間帯のことを何というか。275小惑星探査機「はやぶさ」が搭載しており、電気推進の一種で燃費に優れているエンジンの名称は何か。276気体温度を上げるとプラスとマイナスの粒子に分かれるが、この状態を何というか。277光子の反射を利用して推進する非化学ロケットの一種を何というか。278日本が史上初めてソーラーセイルの実証試験に成功した機体の名称はどれか。279理論的には実現可能だが、技術課題が多く極めて難しいとされる、物質と反物質を反応させて推進するロケットはどれか。280ロケットを打ち出す際に考慮する、赤道上での自転速度は東向きに毎秒何kmか。281地球の引力圏を脱出する速度を何宇宙速度というか。282人工衛星になるために必要な速度を何宇宙速度というか。283太陽系から脱出する速度を何宇宙速度というか。284地球の自転周期と合わせ、赤道上空約3万5786kmを周回する軌道を何というか。2853機の衛星を軌道面120度で配置することで、日本へ24時間連続サービスを可能にする軌道を何というか。286宇宙飛行士が宇宙酔いを起こす原因となるのは、身体のどの部分への影響か。287有人宇宙活動において、特にリスクが高いとされる宇宙環境はどれか。288宇宙滞在中に筋肉や骨が衰えることへの対応策としてISSで重要とされていることは何か。289ISS滞在中の宇宙飛行士が1日に被曝する宇宙放射線量は、地上でのおよそどのくらいの期間分に相当するか。290タンパク質立体構造情報に基づき、短期間・低コストで創薬を行う方法を何というか。291静止トランスファ軌道(GTO)について、正しい説明はどれか。292宇宙飛行士の被曝を軽減するために超高分子量ポリエチレンが使われている設備を何というか。293現在、ISSでの長期滞在に当面6ヶ月という制約がある主な理由は何か。294人工衛星が軌道を周回する時間(周期)は、軌道の何に関係するか。295地球の自転を考慮したとき、同じ地域の上空を数日後に再び通過する軌道を何というか。296太陽と地球の相対関係を常に一定に保つ軌道で、地球表面からの放射エネルギーの正確な観測に適しているのはどれか。297ISSの長期滞在で骨量が減少する主な理由はどれか。298人工衛星などが地球の周りを回る道筋を何というか。299推進剤を機体に積まず、外部から照射されたレーザーのエネルギーで推進する方式はどれか。

⑩ 宇宙における生命

28

宇宙での人類の生活と、地球外の生命・惑星を探る分野です。回転による疑似重力を利用するスペースコロニー(トーラス型など)の設計思想に加え、太陽系外惑星をどう見つけるかが中心テーマです。1992年の最初の系外惑星発見、視線速度を測るドップラー法や明るさの減光を捉えるトランジット法、補償光学、系外惑星の命名規則、TRAPPIST-1の7つの地球サイズ惑星などが頻出です。系外惑星の探査手法ごとに「何を測定して惑星を検出するか」を整理して押さえると理解しやすい分野です。

300スペースコロニーとは、地球近傍の宇宙空間に建造された何を指すか301スペースコロニーで疑似重力を発生させるために必要な動作は何か302ある直径6.5kmのスペースコロニーで、地球重力に等しい疑似重力を得るために想定される自転周期は何秒か303トーラス型スペースコロニーを1975年に設計した組織はどこか304太陽系外惑星の定義として正しいものはどれか3051992年に初めて系外惑星が発見された際、その惑星が回っていた天体は何か306系外惑星の探索に使われる「ドップラー法」の別名は何か307トランジット法で系外惑星の有無を調べる際、何を測定するか308地球程度のサイズの系外惑星を観測する際、大気のゆらぎを補正するために用いられる技術は何か309系外惑星の命名において、親星の名前に付与される符号は何か310TRAPPIST-1の周りで7つの地球サイズの惑星が見つかったのは何年か311TRAPPIST-1の大きさは、太陽と比較してどの程度か312生物の体をつくる、アミノ酸が多数つながってできた主要な高分子は何か313DNAに含まれる塩基として、RNAには存在しないものはどれか314生命の遺伝情報の最小単位である「トリプレット」は何個の塩基の並びか315細胞の働きを維持する代謝を行わず、他の細胞を利用して自己複製する境界的存在は何か316光合成を行う地球の植物がよく吸収する光の領域の組み合わせはどれか317地球の植生の反射率がシャープに増加する領域(レッドエッジ)は何μm付近か318生物の細胞内にあるエネルギー発生に関係する小器官は何か319進化の過程でかつて別種の生物だったものが共生してできたと考えられる細胞構造はどれか320生物界を分ける3つのドメインは、真正細菌、古細菌と何か321進化の過程で、酸素大気を作り出した最初の光合成生物はどれか322恐竜などの大量絶滅の原因とされた天体衝突のクレーターはどこで発見されたか323中生代白亜紀末(K/Pg境界)に絶滅した生物の代表例はどれか324生命が誕生したと考えられる約38億年前の地球環境はどのようなものだったか325太陽のような恒星を回る系外惑星が世界で初めて発見されたのは何年か326DNAの二重らせん構造において、遺伝情報の配列を決めるものは何か327大気中の二酸化炭素が海に溶け、カルシウムイオンと反応して最終的に海底に沈殿してできた物質は何か
天文宇宙検定2級トップへ戻る