ビジネス実務法務検定2級 ④ 情報・デジタル・広告・金融の法規制

情報化・デジタル化した企業活動に関わる各種規制を横断的に学ぶ分野です。個人情報保護法の個人情報の定義・第三者提供・委託先の安全管理・利用停止請求、電子商取引や電子消費者契約における承諾の効力・操作ミスの救済、特定商取引法の通信販売やクーリング・オフが頻出です。関連法が多く用語も細かいため、法律ごとに「何を・誰を守る規制か」を整理し、要件と例外を対比して覚えると混同を防げます。全39問を収録しています。

この分野の問題39問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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131個人情報保護法上、個人情報の定義として正しいものはどれか。

  1. A生存する個人に関する情報であって特定の個人を識別できるもの
  2. B生存および死亡したすべての個人に関する情報
  3. C法人に関する情報であって特定の法人を識別できるもの
  4. D死亡した個人に関する情報であって特定の個人を識別できるもの
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正解:A生存する個人に関する情報であって特定の個人を識別できるもの

個人情報保護法上の個人情報とは、生存する個人に関する情報であって特定の個人を識別できるもの等をいいます。

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132個人情報取扱事業者が個人データの取扱いを第三者に委託する場合の安全管理について、適切なものはどれか。

  1. A委託契約を締結していれば、実際の取扱状況を確認する必要はない
  2. B委託先に対する必要かつ適切な監督を行わなければならない
  3. C安全管理は委託された第三者が行えば足り、監督は不要である
  4. D委託先が承諾していれば、安全管理措置を講じる必要はない
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正解:B委託先に対する必要かつ適切な監督を行わなければならない

個人情報取扱事業者は、個人データの取扱いの全部又は一部を委託する場合は、委託先に対する必要かつ適切な監督を行わなければなりません。

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133個人情報保護法上、個人情報取扱事業者が個人データについて努めなければならない事項はどれか。

  1. A利用目的の達成に必要な範囲内で正確かつ最新の内容に保つこと
  2. B本人の同意があっても過去のデータを一切変更しないこと
  3. C取得した個人データはすべて3ヶ月以内に一律消去すること
  4. D利用目的の達成のいかんを問わず永久にデータを保存すること
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正解:A利用目的の達成に必要な範囲内で正確かつ最新の内容に保つこと

個人情報取扱事業者は、利用目的の達成に必要な範囲内において、個人データを正確かつ最新の内容に保つよう努めなければなりません。

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134個人情報保護法上、本人が保有個人データの利用停止を請求できるのはどのような場合か。

  1. A理由のいかんを問わず本人が希望した場合はいつでも可能である
  2. B事業者がその保有個人データを一度も利用していない場合に限られる
  3. C契約締結から1年が経過している場合に限られる
  4. D利用目的の範囲を超えて取り扱われているなどの所定の理由がある場合
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正解:D利用目的の範囲を超えて取り扱われているなどの所定の理由がある場合

保有個人データの利用停止を請求された場合、所定の目的外利用や不正取得などの理由がある場合に限り、利用停止等を行う必要があります。

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135個人情報取扱事業者の従業者が、自己の不正な利益を図る目的で個人情報データベース等の全部を複製して提供した場合に成立し得る罪はどれか。

  1. A業務上横領罪
  2. B不正アクセス罪
  3. Cデータベース提供罪
  4. D信用の毀損罪
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正解:Cデータベース提供罪

不正な利益を図る目的で個人情報データベース等を提供・盗用した場合、個人情報保護法上のデータベース提供罪が成立し得ます。

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136個人情報保護法上、匿名加工情報を作成するときに個人情報取扱事業者が従うべき基準はどれか。

  1. A個人情報保護委員会規則で定める基準
  2. B日本産業規格(JIS)が定める最高機密基準
  3. C各事業者が任意に定めた社内セキュリティ基準
  4. D経済産業省が指定する独自の暗号化基準
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正解:A個人情報保護委員会規則で定める基準

匿名加工情報を作成するときは、個人情報保護委員会規則で定める基準に従い、個人情報を加工しなければなりません。

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137個人情報取扱事業者が個人情報を取得した場合の利用目的の取扱いとして、適切なものはどれか。

  1. A利用目的は社内でのみ共有すれば足り、本人への通知や公表は不要である
  2. B取得後1年以内に通知または公表すればいつでもよい
  3. C本人に通知したとしても、別途必ず新聞等で公表しなければならない
  4. Dあらかじめ公表している場合を除き、速やかに本人に通知又は公表しなければならない
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正解:Dあらかじめ公表している場合を除き、速やかに本人に通知又は公表しなければならない

個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに本人に通知し、又は公表しなければなりません。

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138個人情報取扱事業者が、事業の譲渡に伴って譲受会社に個人データを提供しようとする場合の手続きとして、適切なものはどれか。

  1. A提供する個人データにより識別される全員から事前に書面で同意を得なければならない
  2. B事業譲渡による提供は一切禁止されているため提供できない
  3. C事業の承継に伴う提供であるため、事前の本人同意は不要である
  4. D譲渡後3ヶ月以内に本人の事後承諾を得なければならない
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正解:C事業の承継に伴う提供であるため、事前の本人同意は不要である

合併その他の事由による事業の承継に伴って個人データが提供される場合は、同意が必要な第三者提供に該当しません。

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139個人情報取扱事業者が保有個人データの利用目的を変更する場合、どの範囲まで変更することが認められているか。

  1. A本人の同意があれば、法律の枠を超えてどのような範囲でも変更できる
  2. B変更前の利用目的と関連性を有すると合理的に認められる範囲
  3. C変更前の利用目的と全く無関係な新規事業の範囲
  4. D従前の利用目的を一切考慮することなく、任意にどの範囲でも変更できる
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正解:B変更前の利用目的と関連性を有すると合理的に認められる範囲

利用目的を変更する場合には、変更前の利用目的と関連性を有すると合理的に認められる範囲を超えて行ってはなりません。

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140民法上、インターネット上の電子商取引において、売買契約の承諾の通知の効力はいつ発生するか。

  1. A受信者が電子メールを開封して内容を確認した時
  2. B発信者が承諾の電子メールを送信した時
  3. Cプロバイダのサーバーに電子メールが記録された時
  4. Dその通知が相手方に到達した時
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正解:Dその通知が相手方に到達した時

承諾の通知は、その通知が相手方に到達した時から効力を生じ、その時点で契約が成立します。

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141インターネットを利用した電子消費者契約において、未成年者による契約の取消しに関する説明として正しいものはどれか。

  1. A事業者が未成年者保護の特約を設けている場合に限り取り消すことができる
  2. B電子消費者契約であっても、民法の規定に従い未成年者による取消しが認められる
  3. C電子商取引には画面を介する特異性があるため、未成年者による取消しは一切認められない
  4. D商品が発送される前であれば取り消せるが、発送後は一切取り消せない
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正解:B電子消費者契約であっても、民法の規定に従い未成年者による取消しが認められる

電子消費者契約であっても、民法の規定に従い、未成年者による契約の取消しが認められます。

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142電子消費者契約法上、インターネットのホームページを通じた電子商取引におけるクーリング・オフ制度の取扱いはどうなっているか。

  1. A電子消費者契約法により、14日間のクーリング・オフ期間が義務付けられている
  2. Bクーリング・オフの制度は設けられていない
  3. C商品の引渡しから8日以内であれば無条件でクーリング・オフできる
  4. D事業者が返品不可の表示をしていない限り、いつでもクーリング・オフできる
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正解:Bクーリング・オフの制度は設けられていない

電子消費者契約法上、ホームページを通じた電子商取引についてはクーリング・オフの制度は設けられていません。

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143特定商取引法上の通信販売において、販売業者が広告に申込みの撤回に関する特約を表示していない場合、購入者は商品の引渡しを受けた日から何日を経過するまでの間、契約の解除等を行えるか。

  1. A8日
  2. B10日
  3. C3日
  4. D15日
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正解:A8日

特約を表示していない限り、商品の引渡しを受けた日から起算して8日を経過するまでの間は、申込みの撤回又は解除を行うことができます。

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144電子消費者契約において、消費者が重大な過失によって数量を誤って注文した場合、事業者が注文画面等で意思確認の措置を講じていたときの結果はどうなるか。

  1. A事業者が措置を講じていたとしても、契約は自動的に解除される
  2. B消費者は重大な過失を理由に、当該意思表示の取消しを主張することができない
  3. C消費者に重大な過失があっても、常に意思表示の無効を主張できる
  4. D注文した数量に関わらず、最初の1個分のみが有効な契約となる
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正解:B消費者は重大な過失を理由に、当該意思表示の取消しを主張することができない

事業者が消費者の意思の有無を確認するための措置を講じていた場合は民法の原則に戻り、表意者に重大な過失があったときは取消しできません。

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145割賦販売法上の「割賦販売」に該当するための、代金受領の条件として正しいものはどれか。

  1. A6ヶ月以上の期間にわたり、かつ、5回以上に分割して受領すること
  2. B2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して受領すること
  3. C1ヶ月以上の期間にわたり、かつ、2回以上に分割して受領すること
  4. D1年以上の期間にわたり、かつ、12回以上に分割して受領すること
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正解:B2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して受領すること

購入者から商品の代金を2ヶ月以上の期間にわたり、かつ3回以上に分割して受領することを条件として販売することが「割賦販売」に当たります。

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146信販会社等の第三者を介入させることなく、販売業者と消費者との間で直接行われる、いわゆる自社割賦に対する割賦販売法の適用について正しいものはどれか。

  1. Aインターネット上のホームページで行う広告に限り、適用が除外される
  2. B第三者が介入しない取引には割賦販売法は一切適用されない
  3. C法人間の取引にのみ適用され、消費者向けの自社割賦には適用されない
  4. D自社割賦についても割賦販売法が適用されるため、所定の事項を示す必要がある
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正解:D自社割賦についても割賦販売法が適用されるため、所定の事項を示す必要がある

いわゆる自社割賦についても割賦販売法が適用され、相手方に対して商品の現金販売価格や割賦販売価格等の所定の事項を示す必要があります。

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147不正アクセス禁止法により禁止されている「不正アクセス行為」に該当するものはどれか。

  1. Aアクセス管理者が正当な権限に基づいて、登録されているユーザーの利用状況を調査する行為
  2. B自分自身のIDやパスワードを忘れたため、何度も異なる番号を入力してログインを試みる行為
  3. C他人のIDやパスワードを利用権者に無断で入力して利用制限を解除し、コンピュータを利用できるようにする行為
  4. DパブリックなウェブサイトのURLをブラウザに入力して、公開されている情報を閲覧する行為
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正解:C他人のIDやパスワードを利用権者に無断で入力して利用制限を解除し、コンピュータを利用できるようにする行為

正当な権限を有しない者が、無断で他人の識別符号(ID・パスワード等)を入力して利用制限を解除する行為は不正アクセス行為に当たります。

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148不正アクセス禁止法上、正当な理由がないのに同僚のIDやパスワードを第三者に提供する行為の取扱いはどうなっているか。

  1. A社内規律違反にはなるが、法律上の刑事罰の対象にはならない
  2. B禁止されており、刑事罰の対象となる
  3. C同僚の承諾を得ていれば、どのような第三者に提供しても刑事罰は科されない
  4. D提供された第三者が実際に不正アクセスを行わない限りは適法である
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正解:B禁止されており、刑事罰の対象となる

アクセス制御機能に係る他人の識別符号を、正当な理由なくアクセス管理者および利用権者以外の者に提供する行為は禁止されており、刑事罰の対象となります。

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149不正アクセス禁止法上、アクセス管理者からの申出に応じ、特定電子計算機を不正アクセス行為から防御するための援助を行う機関はどれか。

  1. A消費者庁長官
  2. B総務大臣
  3. C都道府県公安委員会
  4. D個人情報保護委員会
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正解:C都道府県公安委員会

都道府県公安委員会は、アクセス管理者からの申出を相当と認めるときは、不正アクセス行為から防御するための必要な援助を行うものとされています。

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150迷惑メール防止法上、送信者が自己の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として電子メールを送信できる対象はどれか。

  1. Aあらかじめ、特定電子メールの送信をすることに同意した者などの所定の者
  2. B個人事業主に限られ、法人のメールアドレスであれば誰にでも送信できる
  3. C過去に一度でもホームページを閲覧したことがある不特定多数のユーザー
  4. D送信者の氏名や名称を正しく表示していれば、誰に対しても制限なく送信できる
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正解:Aあらかじめ、特定電子メールの送信をすることに同意した者などの所定の者

迷惑メール防止法上、原則としてあらかじめ送信に同意した者などの所定の者以外の者に対し、特定電子メールを送信してはなりません。

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151電子署名法上、電磁的記録に記録された情報について本人による所定の電子署名が行われている場合、どのような法的効果が生じるか。

  1. Aその電磁的記録の内容が客観的にすべて真実であると確定する
  2. Bいかなる反証があっても、その効力を裁判で覆すことができなくなる
  3. C公証人が認証した公正証書と全く同一の執行力が自動的に付与される
  4. D原則として、真正に成立したものと推定される
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正解:D原則として、真正に成立したものと推定される

電子署名法3条により、本人による所定の電子署名が行われているときは、原則として真正に成立したものと推定されます。

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152情報流通プラットフォーム対処法に基づき、ウェブサイト上で名誉を毀損された個人がプロバイダに対して発信者情報の開示を請求した場合、プロバイダが原則として行わなければならない手続きはどれか。

  1. A原則として、開示について当該発信者の意見を聴かなければならない
  2. B発信者の同意の有無に関わらず、請求を受けた当日に即時開示しなければならない
  3. C発信者の意見を聴くことは一切禁止されており、独自に判断しなければならない
  4. D請求者の氏名を隠匿した状態で、発信者に対してのみ警告文を送付しなければならない
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正解:A原則として、開示について当該発信者の意見を聴かなければならない

プロバイダは、発信者情報開示請求を受けた場合、特別な事情がある場合を除き、開示するかどうかについて発信者の意見を聴かなければなりません。

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153情報流通プラットフォーム対処法上、名誉毀損情報の不特定多数への送信を防止する措置を講ずることが技術的に不可能であった場合、プロバイダの損害賠償責任はどうなるか。

  1. A技術的に不可能であっても、常に全額の損害賠償責任を負う
  2. B技術的対策を怠ったものとみなされ、刑事罰とあわせて賠償責任を負う
  3. C原則として、被害者に対して損害賠償責任を負わない
  4. D故意または過失の有無に関わらず、一律で50万円の賠償責任を負う
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正解:C原則として、被害者に対して損害賠償責任を負わない

送信を防止する措置を講ずることが技術的に不可能な場合など、所定の要件を満たさない限り、原則として損害賠償責任を負いません。

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154情報流通プラットフォーム対処法上、プロバイダが発信者情報の開示請求に応じなかったことにより請求者に損害が生じた場合、プロバイダが賠償責任を負うのはどのような場合か。

  1. A故意または過失の有無を問わず、損害が生じた場合は常に責任を負う
  2. B裁判所の開示命令が出る前であれば、どのような理由でも責任を負わない
  3. Cプロバイダが発信者の意見を聴かずに不開示とした場合に限られる
  4. Dプロバイダに故意又は重大な過失がある場合に限られる
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正解:Dプロバイダに故意又は重大な過失がある場合に限られる

プロバイダは、開示請求に応じないことにより生じた損害については、故意又は重大な過失がある場合でなければ、賠償の責任を負いません。

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155景品表示法5条1項1号が禁止する「優良誤認表示」に該当するものはどれか。

  1. A商品の販売数量について、限定10個であるのに100個用意していると示す表示
  2. B商品の購入特典について、実際の景品よりも豪華であると誤認させる表示
  3. C商品の価格について、競合他社よりも著しく安いと事実に反して示す表示
  4. D商品の品質や規格について、実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に示す表示
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正解:D商品の品質や規格について、実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に示す表示

優良誤認表示とは、商品又は役務の品質、規格その他の内容について、実際のものよりも著しく優良であると示す表示などをいいます。

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156景品表示法上、事業者が不当に顧客を誘引し自主的かつ合理的な選択を阻害することのないよう、適正に管理するために講じなければならない措置はどれか。

  1. A必要な体制の整備その他の必要な措置
  2. B外部の適格消費者団体による月次の会計監査の受入
  3. Cすべての表示物に対する消費者庁の事前検閲の受領
  4. D景品類の最高額を毎月新聞紙上に公表する措置
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正解:A必要な体制の整備その他の必要な措置

事業者は、景品類の提供に関する事項や表示に関する事項を適正に管理するために必要な体制の整備その他の必要な措置を講じなければなりません。

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157景品表示法上、事業者が不特定多数の一般消費者に対して著しく優良・有利と誤認される表示をするおそれがあるとき、当該行為の予防に必要な措置を請求できる団体はどれか。

  1. A不正アクセス禁止法に基づくアクセス管理者協会
  2. B消費者契約法に規定する適格消費者団体
  3. C全国の都道府県知事が共同で設立する自治体連合会
  4. D各業界の事業者が任意で組織する公正取引協議会
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正解:B消費者契約法に規定する適格消費者団体

消費者契約法に規定する適格消費者団体は、事業者に対し、不当表示行為の停止若しくは予防その他所定の必要な措置をとることを請求できます。

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158景品表示法違反の不当表示行為があるとき、事業者に対してその行為の差止めや再発防止に必要な事項を命ずることができる権限者はどれか。

  1. A都道府県公安委員会
  2. B法務大臣
  3. C経済産業大臣
  4. D内閣総理大臣(消費者庁長官)
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正解:D内閣総理大臣(消費者庁長官)

内閣総理大臣(消費者庁長官)は、不当な表示の禁止に違反する行為があるときは、事業者に対し、その行為の差止め等を命ずることができます。

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159景品表示法上、課徴金対象行為に該当する事実を内閣総理大臣(消費者庁長官)に自主的に報告した場合、課徴金の額はどのように減額されるか。

  1. A規定により計算した課徴金の額の一律10万円が減額される
  2. B課徴金の全額が免除される
  3. C規定により計算した課徴金の額に100分の50を乗じて得た額が減額される
  4. D自主報告による減額制度は設けられていないため減額されない
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正解:C規定により計算した課徴金の額に100分の50を乗じて得た額が減額される

事業者が課徴金対象行為に該当する事実を報告したときは、原則として課徴金の額から100分の50を乗じて得た額が減額されます。

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160景品表示法上の「景品類」の定義から除外される経済上の利益として、適切なものはどれか。

  1. A正常な商慣習に照らして値引きと認められる経済上の利益
  2. B購入者全員にプレゼントされる、取引価額の10分の2以内のミニタオル
  3. C自社商品と異なるメーカーが製造した高級食器セット
  4. D商品の購入者に対して抽選(懸賞)で提供される海外旅行
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正解:A正常な商慣習に照らして値引きと認められる経済上の利益

正常な商慣習に照らして値引き又はアフターサービスと認められる経済上の利益などは、景品表示法上の「景品類」には含まれません。

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161不当表示の疑いがある場合、内閣総理大臣(消費者庁長官)から裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求められた事業者が、期間内に資料を提出しないときの結果はどうなるか。

  1. A根拠がないことが確定するわけではないため、一切不利益な扱いは受けない
  2. B資料を提出するまで、該当商品の販売が全面的に禁止される
  3. C措置命令を発するに当たり、当該表示は不当な表示とみなされる
  4. D自動的に1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金が科される
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正解:C措置命令を発するに当たり、当該表示は不当な表示とみなされる

事業者が期間内に合理的な根拠を示す資料を提出しないときは、措置命令を発するに当たり、当該表示は不当な表示とみなされます。

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162金融サービス提供法において、令和5年度の法改正により新たに事業者に課されることとなった義務はどれか。

  1. Aすべてのデリバティブ取引の契約書を事前に主務大臣へ提出する義務
  2. B金融サービス仲介業を行うにあたり、必ず代理権を行使する義務
  3. C取引によって生じた顧客の損失を全額自動的に補填する義務
  4. D顧客等の最善の利益を勘案し、誠実かつ公正に業務を遂行する義務
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正解:D顧客等の最善の利益を勘案し、誠実かつ公正に業務を遂行する義務

令和5年度改正により、金融サービスの提供等に係る業務を行う者に対し、顧客等の最善の利益を勘案しつつ誠実公正義務を課す規定が新設されました。

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163金融サービス提供法における「金融サービス仲介業」の業務範囲に関する説明として正しいものはどれか。

  1. A媒介だけでなく、代理をすることも全面的に認められている
  2. B媒介のみが可能であり、代理をすることは認められていない
  3. C代理のみが可能であり、媒介をすることは一切認められていない
  4. D預金等媒介業務に限られ、保険や有価証券の媒介は認められていない
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正解:B媒介のみが可能であり、代理をすることは認められていない

金融サービス仲介業は、預金等、保険、有価証券、貸金業貸付のいずれかの媒介を業とするものであり、代理は認められていません。

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164金融商品取引法上、金融商品取引業者等が顧客に対して行う損失補填の約束に関する取扱いはどうなっているか。

  1. A上場企業の株式取引に限り、事前の損失補填の約束が推奨されている
  2. B投資者保護の観点から、事前に損失を補填する旨を約束することは禁止されている
  3. C金融商品取引法上の規制はなく、当事者間で自由に約束できる
  4. D顧客が個人の場合に限り、事前に約束することが全面的に認められている
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正解:B投資者保護の観点から、事前に損失を補填する旨を約束することは禁止されている

金融商品取引法39条1項2号により、有価証券売買取引等につき、顧客に対して損失補填等の約束をすることは禁止されています。

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165金融商品取引法上、上場会社等がその業務に関して取引関係者に対し、公表されていない重要情報の伝達を行う場合の手続きとして正しいものはどれか。

  1. A原則として、その伝達と同時に当該重要情報を公表しなければならない
  2. B伝達相手が秘密保持契約を締結していれば、公表する必要は一切ない
  3. C取引関係者への伝達は一切禁止されているため、公表しても伝達できない
  4. D情報伝達から1週間以内に、監督当局へ事後報告すれば足りる
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正解:A原則として、その伝達と同時に当該重要情報を公表しなければならない

金融商品取引法27条の36第1項に基づき、未公表の重要情報を伝達する場合は、原則として同時に公表しなければなりません(フェア・ディスクロージャー・ルール)。

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166金融商品取引法上のインサイダー取引規制に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. A当該上場会社等と契約の締結交渉をしている者も、交渉に関し重要事実を知ったときは規制の対象となる
  2. B刑事罰の規定はなく、社内処分や過料などの行政罰のみが科される
  3. C重要事実が公表される前であっても、売買数量が1株であれば違反とはならない
  4. D当該上場会社の役職員に限定されるため、社外の契約交渉者は対象外である
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正解:A当該上場会社等と契約の締結交渉をしている者も、交渉に関し重要事実を知ったときは規制の対象となる

上場会社等と契約締結の交渉をしている者であっても、その交渉に関し重要事実を知ったときはインサイダー取引規制の対象となります。

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167利息制限法上、元本の額が40万円である金銭消費貸借契約を締結する場合、無効となる利息の利率の上限はどれか。

  1. A年29.2%を超える部分
  2. B年20%を超える部分
  3. C年18%を超える部分
  4. D年15%を超える部分
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正解:C年18%を超える部分

利息制限法1条により、元本が10万円以上100万円未満の場合の上限利率は年18%であり、これを超える超過部分は無効となります。

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168貸金業法上、貸金業者が金銭を目的とする消費貸借の契約を業として行う場合において、当該契約自体が無効となる利息の利率はどれか。

  1. A原則として年18%を超える割合
  2. B原則として年20%を超える割合
  3. C原則として年109.5%を超える割合
  4. D原則として年29.2%を超える割合
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正解:C原則として年109.5%を超える割合

貸金業法42条1項により、年109.5%を超える割合による利息の契約をしたときは、当該消費貸借の契約自体が無効となります。

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169民法上、金銭消費貸借契約の成立要件として正しいものはどれか。

  1. A金銭の授受に関わらず、当事者が口頭で合意した時点ですべて成立する
  2. B貸主が銀行などの金融機関であること
  3. C当事者の一方が返還を約して相手方から金銭を受け取ること(書面によらない場合)
  4. D必ず公正証書による金銭消費貸借契約書を作成すること
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正解:C当事者の一方が返還を約して相手方から金銭を受け取ること(書面によらない場合)

民法587条により、消費貸借は当事者の一方が返還を約して相手方から金銭その他の物を受け取ることによってその効力を生じます。

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