証券外務員一種 ④ 金融商品取引法・勧誘販売法

投資家保護の中核となる金融商品取引法と、勧誘・販売に関するルールを学ぶ分野です。同法の目的、有価証券やデリバティブ取引の定義と範囲、発行市場と流通市場の関係、取次ぎ・媒介などの業務区分が頻出です。あわせて適合性の原則や説明義務など、顧客への勧誘時に守るべきルールも問われます。定義問題が多く紛らわしいため、条文上の言葉づかいを正確に押さえ、勧誘ルールは「なぜ投資家を守る必要があるのか」という趣旨から理解すると記憶に残ります。

この分野の問題47問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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128協会員が特定投資家以外の顧客に対して行う上場CFD取引の勧誘に関して適用される規則として、正しいものはどれか。

  1. A勧誘受諾意思の確認義務のみが適用される。
  2. B勧誘受諾意思の確認義務と再勧誘の禁止の双方が適用される。
  3. C再勧誘の禁止のみが適用される。
  4. D勧誘に関する規則は一切適用されない。
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正解:B勧誘受諾意思の確認義務と再勧誘の禁止の双方が適用される。

協会員は特定投資家以外の顧客に対して行う上場CFD取引の勧誘に関して、勧誘受諾意思の確認義務と再勧誘の禁止が適用されます。

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129資本市場を構成する「発行市場」と「流通市場」の関係に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A発行市場と流通市場はそれぞれ独立しており、相互に影響を及ぼさない。
  2. B流通市場の価格等の状況により発行市場における発行条件が決まる。
  3. C投資家が購入した有価証券を換金する場を発行市場という。
  4. D資金を調達したい企業や国が有価証券を発行して長期資金を調達する場を流通市場という。
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正解:B流通市場の価格等の状況により発行市場における発行条件が決まる。

発行市場と流通市場は密接に結びついており、流通市場の価格等の状況によって発行市場の発行条件が決まります。

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130金融商品取引法上の有価証券に関する記述のうち、明確に有価証券から除外されているものはどれか。

  1. A法人が事業に必要な資金を調達するために発行するコマーシャル・ペーパー(CP)
  2. B特別法により設立された法人の発行する出資証券
  3. C国内の金融機関が発行する譲渡性預金証書(国内CD)
  4. D資産流動化法に規定する特定目的信託の受益証券
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正解:C国内の金融機関が発行する譲渡性預金証書(国内CD)

小切手、個人の発行する約束手形及び国内CDは、金融商品取引法上の有価証券ではありません。

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131金融商品取引法第1条に規定されている同法の目的として、明記されていないものはどれか。

  1. A金融機関の収益性を最大限に高めること
  2. B有価証券の流通を円滑にすること
  3. C投資者の保護に資すること
  4. D有価証券の発行及び金融商品等の取引等を公正にすること
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正解:A金融機関の収益性を最大限に高めること

金融商品取引法は、取引の公正化、流通の円滑化、投資者保護などを通じて国民経済の健全な発展に資することを目的としています。

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132金融商品取引法におけるデリバティブ取引の区分のうち、「外国金融商品市場において行う取引で、市場デリバティブ取引と類似の取引」と定義されているものはどれか。

  1. A市場デリバティブ取引
  2. B外国市場デリバティブ取引
  3. C店頭デリバティブ取引
  4. D場外差金決済取引
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正解:B外国市場デリバティブ取引

外国金融商品市場において行う市場デリバティブ取引と類似の取引は、「外国市場デリバティブ取引」に区分されます。

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133金融商品取引業における「取次ぎ」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A他人間の取引の成立に尽力すること。
  2. B委託者の計算で、自己の名で有価証券の買い入れまたは売却等を引き受けること。
  3. C委託者の計算で、委託者の名で有価証券の売買等を行うことを引き受けること。
  4. D対象取引に基づく債務を金融商品取引清算機関に負担させることを条件に取引を成立させること。
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正解:B委託者の計算で、自己の名で有価証券の買い入れまたは売却等を引き受けること。

「取次ぎ」とは委託者の計算(顧客の資金)で、自己の名(業者の名前)で有価証券の売買等を引き受けるブローカー業務のことです。

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134金融商品取引業者が有価証券の引受けにおいて「元引受け(主幹事)」を行う場合、どの登録を受ける必要があるか。

  1. A投資助言・代理業
  2. B第二種金融商品取引業
  3. C第一種金融商品取引業
  4. D投資運用業
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正解:C第一種金融商品取引業

元引受けを行う場合には高度な引受審査能力が求められるため、第一種金融商品取引業を行う者として登録を受ける必要があります。

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135金融商品取引法において、第一項有価証券の「売出し」に該当するのは、何名以上の者を相手方として行う場合か。

  1. A10名以上
  2. B100名以上
  3. C50名以上
  4. D500名以上
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正解:C50名以上

第一項有価証券の売出しは、すでに発行された有価証券の売付け等の勧誘のうち、多数の者(50名以上)を相手方として行う場合を指します。

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136金融商品取引法において、第二項有価証券の「募集」に該当するのは、有価証券を相当程度多数の何名以上が所有することとなる場合か。

  1. A500名以上
  2. B100名以上
  3. C50名以上
  4. D1000名以上
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正解:A500名以上

第二項有価証券の募集または売出しは、その有価証券を相当程度多数の者(500名以上)が所有することとなる場合を指します。

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137金融商品取引業者が私設取引システム(PTS)運営業務を行う場合、原則としてだれのどのような許認可が必要か。

  1. A内閣総理大臣の認可
  2. B内閣総理大臣の登録
  3. C金融庁長官の届出
  4. D証券取引等監視委員会の免許
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正解:A内閣総理大臣の認可

金融商品取引業者がPTS運営業務を行う場合、原則として内閣総理大臣の認可を受ける必要があります。

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138テキストに記載されている金融庁による許認可行政において、規制の強さの順番として正しいものはどれか。

  1. A登録 > 認可 > 届出
  2. B免許 > 届出 > 認可
  3. C認可 > 登録 > 届出
  4. D認可 > 届出 > 登録
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正解:C認可 > 登録 > 届出

規制の強さでは、「認可 > 登録 > 届出」という順番になります。

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139金融商品取引業の区分のうち、「投資助言・代理業」を行う者に義務付けられている最低資本金の額はいくらか。

  1. A5000万円
  2. B1000万円
  3. C300万円
  4. D500万円
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正解:D500万円

業務の態様に従う最低資本金は、第一種と投資運用業が5,000万円、第二種が1,000万円、投資助言・代理業が500万円です。

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140金融商品取引業の4つの分類のうち、法人に限らず「個人」が行うこともできる業務の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A第一種金融商品取引業 と 第二種金融商品取引業
  2. B投資運用業 と 投資助言・代理業
  3. C第一種金融商品取引業 と 投資運用業
  4. D第二種金融商品取引業 と 投資助言・代理業
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正解:D第二種金融商品取引業 と 投資助言・代理業

第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業については、法人に限らず個人が行うこともできます。

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141第一種金融商品取引業または投資運用業を行う者が「付随業務」を行う際、内閣総理大臣に対してどのような手続きが必要か。

  1. A届出や承認を得る必要はない。
  2. B遅滞なく届け出る必要がある。
  3. C事後に認可を受ける必要がある。
  4. Dあらかじめ承認を得る必要がある。
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正解:A届出や承認を得る必要はない。

付随業務については、金融商品取引業者は内閣総理大臣への届出や承認を得る必要はありません。

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142金融商品取引業者等は、外務員の氏名や生年月日等の所定事項について、どこに備える外務員登録原簿に登録を受ける必要があるか。

  1. A金融庁
  2. B内閣府
  3. C金融商品取引所
  4. D証券業協会
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正解:D証券業協会

外務員の登録は、内閣府令で定める場所(証券業協会)に備える外務員登録原簿に登録を受ける必要があります。

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143内閣総理大臣が外務員の登録を「拒否しなければならない」欠格事由として、正しいものはどれか。

  1. A監督上の処分により外務員の登録を取り消され、その取消しの日から3年を経過しない者
  2. B監督上の処分により外務員の登録を取り消され、その取消しの日から5年を経過しない者
  3. C所属する金融商品取引業者から過失による業務ミスで戒告処分を受けた者
  4. D退職後、遅滞なくその旨が金融庁長官に届け出られた者
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正解:B監督上の処分により外務員の登録を取り消され、その取消しの日から5年を経過しない者

監督上の処分により外務員の登録を取り消され、その取消しの日から5年を経過しない者は登録を拒否されます。

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144外務員の法的地位に関する記述のうち、責任が免除される「顧客の悪意」に該当する事例として、正しいものはどれか。

  1. A顧客が外務員の提示したリスク説明を十分に理解していなかった場合
  2. B顧客が不法行為による損害賠償を金融商品取引業者に請求した場合
  3. C顧客が過去に他の金融商品取引業者とトラブルを起こしていた場合
  4. D外務員の代理権の制限について顧客が知ったうえで、権限外の行為を行わせた場合
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正解:D外務員の代理権の制限について顧客が知ったうえで、権限外の行為を行わせた場合

法律における「悪意」とは事情を知ったうえで行うことを意味し、顧客が代理権の制限を知りながら権限外の行為を行わせた場合は業者は責任を負いません。

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145金融商品取引法における広告等規制に関する記述のうち、リスク情報の表示方法として義務付けられているものはどれか。

  1. A広告の最下部に小さな文字で一括して記載する。
  2. B手数料の金額よりも大きな文字で強調して記載する。
  3. C広告で使用される最も大きな文字・数字と著しく異ならない大きさで表示する。
  4. D文字ではなく、すべて図面やイラストを用いて表示する。
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正解:C広告で使用される最も大きな文字・数字と著しく異ならない大きさで表示する。

リスク情報については、広告で使用される最も大きな文字・数字と著しく異ならない大きさで表示することが義務付けられています。

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146金融商品取引業者等が金融商品契約を締結しようとするとき、あらかじめ交付する「契約締結前交付書面」の交付義務が「適用除外(免除)」となる顧客は誰か。

  1. A一般投資家
  2. B個人顧客
  3. C特定投資家
  4. D事業法人顧客
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正解:C特定投資家

契約締結前交付書面の交付義務は、あらかじめ顧客(特定投資家を除く)に対し義務付けられているため、特定投資家との取引では適用除外となります。

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147契約締結前交付書面にクーリング・オフの規定の適用有無を記載する際、義務付けられている文字・数字の大きさはどれか。

  1. A12ポイント以上
  2. B10ポイント以上
  3. C8ポイント以上
  4. D14ポイント以上
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正解:A12ポイント以上

クーリング・オフの規定の適用の有無について記載する際は、枠の中に12ポイント以上の大きさの文字・数字を用いて明瞭・正確に記載することが義務付けられています。

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148金融商品取引業者等が、契約締結の勧誘の要請をしていない顧客に対し、訪問しまたは電話をかけて契約の締結を勧誘することを何というか。

  1. A再勧誘の禁止
  2. B適合性原則の違反
  3. C不招請勧誘の禁止
  4. D断定的判断の提供
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正解:C不招請勧誘の禁止

契約締結の勧誘の要請をしていない顧客に対し、訪問や電話で勧誘することは「不招請勧誘の禁止」として規制されています。

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149顧客から店頭デリバティブ取引の注文を受けた際、金融商品取引業者等自身がその相手方となって売買を成立させる注文を何というか。

  1. A委託注文
  2. B仕切注文
  3. C競売買注文
  4. D一括注文
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正解:B仕切注文

「自己が相手方になって売買を成立させる」取引態様を「仕切注文」といいます。

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150金融商品取引業者等に義務付けられている「最良執行義務」に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A顧客の注文を、必ず特定の金融商品取引所のみに発注しなければならない。
  2. B特定投資家に対しても、注文執行後に必ず執行説明書面を交付しなければならない。
  3. C最良執行方針等を定め、これを公表する必要がある。
  4. D最良執行方針等の書面交付は、電子交付によることは認められない。
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正解:C最良執行方針等を定め、これを公表する必要がある。

金融商品取引業者等は最良執行方針等を定める必要があり、これを公表しなければなりません。

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151金融商品取引業者等に義務付けられている顧客資産の「分別管理義務」について、正しい記述はどれか。

  1. A顧客から預託を受けた金銭は、自己の固有財産と一緒に管理してよい。
  2. B金融商品取引業を廃止した場合、顧客に返還すべき金銭は自社の金庫に保管する。
  3. C分別管理の状況について、定期的に公認会計士・監査法人の監査を受ける必要がある。
  4. D分別管理は第一種金融商品取引業者のみに課され、投資運用業には課されない。
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正解:C分別管理の状況について、定期的に公認会計士・監査法人の監査を受ける必要がある。

金融商品取引業者は分別管理の状況について、定期的に公認会計士・監査法人の監査を受ける必要があります。

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152損失補填等の禁止に関する記述のうち、例外的に損失補填に該当せず、「事故処理」として扱われるケースはどれか。

  1. A補填が業務上のミス等の事故に起因するもので、内閣総理大臣からの確認を受けている場合
  2. B有価証券の値動きにより、あらかじめ定めた利益が生じなかった場合
  3. C顧客からの強い要求があり、特別の利益提供を約束した場合
  4. D第三者を通じて財産上の利益を提供した場合
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正解:A補填が業務上のミス等の事故に起因するもので、内閣総理大臣からの確認を受けている場合

その補填が事故に起因するもの(業務上のミス等)であることを内閣総理大臣から確認を受けている場合は、事故処理として扱われます。

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153特定投資家(プロ)と一般投資家(アマ)の区分において、特定投資家との取引であっても「適用除外とされない(引き続き禁止される)」行為規制はどれか。

  1. A契約締結前の書面交付義務
  2. B損失補填の禁止
  3. C広告等の規制
  4. D不招請勧誘の禁止
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正解:B損失補填の禁止

損失補填の禁止や断定的判断の提供等の禁止といった「市場の公正確保を目的とする行為規制」は、特定投資家であっても適用除外とされません。

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154金融商品取引法において、最初から「特定投資家」として位置付けられているものに含まれないものはどれか。

  1. A国内のすべての一般の事業法人
  2. B日本銀行
  3. C適格機関投資家
  4. D
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正解:A国内のすべての一般の事業法人

特定投資家には適格機関投資家、国、日本銀行、投資者保護基金などが含まれます。一般の事業法人は一定の基準に該当するもの等に限られます。

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155有価証券の引受人となった金融商品取引業者が、引き受けた有価証券を売却する場合、買主に対して買付代金を貸し付けてはならない(信用供与の制限)期間はいつまでか。

  1. A引受人となった日から3か月を経過するまで
  2. B引受人となった日から6か月を経過するまで
  3. C引受人となった日から1年を経過するまで
  4. D安定操作期間が終了するまで
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正解:B引受人となった日から6か月を経過するまで

有価証券の引受人となった金融商品取引業者は、引受人となった日から6か月を経過するまでは、その買主に対して買付代金を貸し付けてはなりません。

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156断定的判断の提供による勧誘の禁止に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A断定的な表現を使って勧誘しても、結果的にその予測が的中して顧客が利益を得た場合は違法とはならない。
  2. B結果がどうであれ、不確実な事項について断定的な表現を使って勧誘すること自体が違法行為となる。
  3. C断定的判断を提供した業者は、顧客が被った損害を賠償する責任を負うことはない。
  4. D「必ず」や「きっと」という言葉を使わなければ、断定的判断の提供には該当しない。
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正解:B結果がどうであれ、不確実な事項について断定的な表現を使って勧誘すること自体が違法行為となる。

断定的判断の提供は、結果が的中して顧客の利益につながったとしても違法性はなくならず、勧誘すること自体が違法行為となります。

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157金融商品取引業者等が、特定かつ少数の銘柄の有価証券を不特定かつ多数の顧客に対し、一定期間継続して一斉かつ過度に勧誘し、公正な価格形成を損なうおそれがある行為を何というか。

  1. A名義貸しの禁止
  2. Bフロントランニングの禁止
  3. C過当数量取引の制限
  4. D大量推奨販売の禁止
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正解:D大量推奨販売の禁止

特定かつ少数の銘柄の有価証券等を不特定かつ多数の顧客に対し一斉かつ過度に勧誘する行為は、「大量推奨販売の禁止」に該当します。

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158金融商品取引業者等が、顧客の注文を成立させる前に、自己の計算でその注文と同等以上の有利な価格で売買を成立させる禁止行為を何というか。

  1. Aフロントランニング
  2. Bスカルピング
  3. C客向かい行為
  4. D無断売買
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正解:Aフロントランニング

顧客注文を成立させる前に、自己の計算で同一銘柄の売買を成立させる目的で有利な価格で売買する行為を「フロントランニング」と呼び、禁止されています。

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159顧客の信用取引を市場で執行した金融商品取引業者が、自己の信用取引で売注文や買注文を対当させて注文を成立させ、現金や株券を調達せず信用取引を行う禁止行為を何というか。

  1. A過当数量取引
  2. B相場操縦行為
  3. C自己計算取引の制限
  4. D信用取引における客向かい行為
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正解:D信用取引における客向かい行為

顧客と金融商品取引業者の利害関係が全く反対となってしまうため、「信用取引における客向かい行為」として禁止されています。

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160投資運用業を行う金融商品取引業者等が、自己またはその取締役との間における取引を行うことを内容とした運用(自己取引)の原則的な取扱いはどれか。

  1. A完全に自由に行うことができる。
  2. B原則禁止されている(内閣府令で定める例外あり)。
  3. C内閣総理大臣への事後届出があれば常に認められる。
  4. D一般顧客の同意があれば全面的に認められる。
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正解:B原則禁止されている(内閣府令で定める例外あり)。

投資運用業における自己取引や運用財産間取引は、原則禁止(ただし投資者保護等に支障がない例外を除く)とされています。

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161投資運用業を行う金融商品取引業者等の「運用権限の委託」に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  1. Aすべての運用財産の権限の全部を委託してはならない。
  2. B運用の効率化のためであれば、すべての運用財産の権限の全部を他者に委託することができる。
  3. C運用権限を一部であっても他者に委託することは一切認められない。
  4. D運用権限の委託を受けた者は、忠実義務や善管注意義務を負わない。
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正解:Aすべての運用財産の権限の全部を委託してはならない。

投資運用業を行う金融商品取引業者等は、「すべての運用財産の権限の全部を委託してはならない」こととされています。

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162登録金融機関またはその役職員が、金銭の貸付けその他信用の供与を条件として、有価証券の売買の受託等をする原則禁止されている行為を何というか。

  1. A名義貸し行為
  2. B抱き合わせ的行為
  3. Cフロントランニング行為
  4. D過当数量取引行為
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正解:B抱き合わせ的行為

金銭の貸付け等(融資など)を条件に有価証券の取引を強要するような行為は、「抱き合わせ的行為の禁止」に該当します。

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163金融商品仲介業者が、金融商品仲介業務を行う中で顧客に損害を与えてしまった場合、原則としてその損害賠償責任を負うのはだれか。

  1. A金融商品仲介業者自身のみが負う。
  2. B投資者保護基金が全額を賠償する。
  3. C内閣総理大臣が国庫から補填する。
  4. D所属金融商品取引業者等が原則として負う。
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正解:D所属金融商品取引業者等が原則として負う。

金融商品仲介業者の所属金融商品取引業者等は、原則として、金融商品仲介業者がその業務で顧客に与えた損害の賠償責任を負います。

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164投資者保護基金に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A第二種金融商品取引業者は、必ずいずれか1つの基金に加入しなければならない。
  2. B基金が補償をする上限額は、一般顧客1人につき5000万円である。
  3. C店頭デリバティブ取引に係る債権は、投資者保護基金の補償対象ではない。
  4. D不法行為に基づく損害賠償請求権は、原則として補償対象に含まれる。
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正解:C店頭デリバティブ取引に係る債権は、投資者保護基金の補償対象ではない。

第一種金融商品取引業者は原則加入であり、補償限度は1000万円です。また、店頭デリバティブ取引は補償対象外です。

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165金融商品取引所を「株式会社」として設立する場合、公共性確保や財産的基礎の維持の観点から定められている資本の最低額はいくらか。

  1. A1億円
  2. B5億円
  3. C10億円
  4. D50億円
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正解:C10億円

株式会社金融商品取引所を設立する場合、資本の最低額は10億円と定められています。

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166信用取引の決済に必要な金銭や有価証券を、取引所の決済機構を利用して貸し付ける業務などを行う、内閣総理大臣の免許を受けた会社はどれか。

  1. A投資者保護基金
  2. B証券金融会社
  3. C金融商品取引清算機関
  4. D私設取引システム(PTS)
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正解:B証券金融会社

信用取引の決済に必要な金銭・有価証券の貸付け(貸借取引貸付け)などを主たる業務とするのは「証券金融会社」です。

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167市場阻害行為の規制における「場外差金取引の禁止」において、この禁止規定の適用外(適用されない)とされている取引はどれか。

  1. A取引所を通さない、金融商品取引業者等が一方の当事者等となる一定の店頭デリバティブ取引
  2. B上場株式の仮装取引
  3. C他人と通謀して行う上場株式の売買
  4. D架空の注文を出す「見せ玉」行為
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正解:A取引所を通さない、金融商品取引業者等が一方の当事者等となる一定の店頭デリバティブ取引

金融商品取引業者等が一方の当事者となり、または仲介を行う一定の店頭デリバティブ取引は、場外差金取引の禁止の適用外とされています。

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168相場操縦の禁止において、同一人物が他人に誤解を生じさせる目的で、権利の移転等を目的としない「同じ銘柄の売注文と買注文を同時に出す」行為を何というか。

  1. A仮装取引
  2. B合取引
  3. C現実取引による相場操縦
  4. Dフロントランニング
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正解:A仮装取引

権利の移転や金銭の受渡しを目的としない仮装の取引を「仮装取引」といいます。他人と通謀する場合は合取引です。

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169インサイダー取引規制において、上場会社等の業務執行を決定する機関が「決定したこと」または「行わないことを決定したこと」のうち、重要事実(インサイダー情報)に該当しないものはどれか。

  1. A自己株式の取得
  2. B資本金の額の減少
  3. C剰余金の配当
  4. D主要株主の異動
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正解:D主要株主の異動

株式募集、資本金減少、自己株取得、剰余金配当の決定などは重要事実です。主要株主の異動は「発生した事実」に該当します。

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170上場会社等の役員や主要株主が、自社株等について自己の計算で買付け(または売付け)をした後、何か月以内に反対売買をして利益を得た場合、会社は利益の提供を請求できるか(短期売買規制)。

  1. A3か月以内
  2. B2年以内
  3. C1年以内
  4. D6か月以内
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正解:D6か月以内

役員や主要株主が自己の計算で特定有価証券等の買付け(売付け)をした後、6か月以内に売付け(買付け)をして利益を得た場合、短期売買規制の対象となります。

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171発行市場における開示制度において、発行会社による有価証券届出書を内閣総理大臣が受理した場合、原則としてその届出の効力が発生するのはいつからか。

  1. A受理された当日から
  2. B受理された日から起算して5日を経過した日
  3. C受理された日から1か月を経過した日
  4. D受理された日から原則として15日を経過した日
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正解:D受理された日から原則として15日を経過した日

発行会社による届出を内閣総理大臣が受理すると、原則として、その日から15日を経過した日にその効力が発生します。

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172金融商品取引法上、流通市場における情報開示義務(有価証券報告書の提出義務等)を負う会社に該当しないものはどれか。

  1. A資本金が3億円で、株主数が500人の非上場会社
  2. B金融商品取引所に上場された有価証券の発行者(上場会社)
  3. C募集・売出しにつき内閣総理大臣に届出を要した有価証券の発行者
  4. D資本金が5億円以上で、かつ最近5事業年度のいずれかの末日において株主数が1000人以上の会社
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正解:A資本金が3億円で、株主数が500人の非上場会社

流通開示の対象会社は、上場会社、届出を要した発行者、および「資本金5億円以上かつ株主数1000人以上」の会社です。

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173株券等の大量保有の状況に関する開示制度(5%ルール)において、大量保有報告書を内閣総理大臣に提出しなければならない期限は、大量保有者となった日からいつまでか。

  1. A直ちに(当日中)
  2. B3営業日以内
  3. C7営業日以内
  4. D5営業日以内
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正解:D5営業日以内

株券等保有割合が5%を超える大量保有者となった日から、5営業日以内に大量保有報告書を提出する必要があります。

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174金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律(金融サービス提供法)における、重要事項の説明義務違反による損害賠償責任の性質として、正しいものはどれか。

  1. A業者が「故意または過失がなかったこと」を証明できれば責任を免れる過失責任である。
  2. B損害の発生についての因果関係は、常に顧客(投資者)側が立証しなければならない。
  3. C業者の故意または過失の有無を問わず、損害賠償の責任を負う無過失責任である。
  4. D特定顧客(特定投資家)に対しても、一律に説明義務が適用され、免除されることはない。
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正解:C業者の故意または過失の有無を問わず、損害賠償の責任を負う無過失責任である。

金融サービス提供法では、重要事項の説明を行わなかった場合、故意・過失の有無を問わず賠償責任を負う「無過失責任」をとっています。

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