秘書検定準1級 ① 必要とされる資質

秘書としての人柄・判断力・機密保持の姿勢を問う、理論領域の中心分野です。誠実・真面目・明朗といった基本の人柄、身だしなみの三原則、先を読んだ機転の利かせ方、上司や取引先への気配りが繰り返し出題されます。準1級では機密事項の的確な判断や、上司のミス・自分のミスへの対応、越権にならない範囲での気遣いなど、より高度な状況判断が問われます。ケースの「なぜ適当・不適当か」を根拠まで説明できるよう整理しましょう。出題数40問。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1秘書の身だしなみの三原則として正しい組み合わせはどれですか。

  1. A上品さ、最新の流行、機能的であること
  2. B清潔感、機能的、調和がとれていること
  3. C高級感、清潔感、個性的であること
  4. D誠実さ、効率性、華やかであること
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正解:B清潔感、機能的、調和がとれていること

身だしなみの三原則は、清潔感があり、機能的で、調和がとれていることである。

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2秘書の話し方において、決め手となる要素はどれですか。

  1. A標準語の徹底と流暢な発音
  2. B話す内容の正確性と論理性
  3. C相手の役職に応じた声の大きさ
  4. D声の調子(高さ・速さ・抑揚)
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正解:D声の調子(高さ・速さ・抑揚)

話し方の決め手は声の調子(高さ・速さ・抑揚)である。

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3部長秘書Aが、上司の外出中に世話になった取引先会長の葬儀日時の連絡を受け、その日時に予定されている面談の変更を考えておく対応の評価として正しいものはどれですか。

  1. A外部への情報漏えいに当たり危険である
  2. B勝手な判断であり不適当である
  3. C上司の指示を仰いでいないため不当である
  4. D先を読んだ適切な対応である
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正解:D先を読んだ適切な対応である

葬儀日時を踏まえて面談変更を前もって考えておくのは、先を読んだ適切な対応である。

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4秘書が実力を高めるために「常に学ぶ姿勢を忘れず、向上しようと努力すること」が求められる領域に当てはまらないものはどれですか。

  1. A国内外の経済や政治、文化
  2. B競合他社の役員個人のプライベート情報
  3. C税金に関する知識やIT技術
  4. D会社内の部署がどのような業務をしているか
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正解:B競合他社の役員個人のプライベート情報

業界の動向や社内業務、経済、IT、語学などの学びは推奨されるが、競合他社役員のプライベート情報は学ぶべき領域に含まれない。

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5開発中の新製品情報の取り扱いとして正しいものはどれですか。

  1. A前回同様の反響があれば秘書の判断で取材を承諾してよい
  2. B社内の親しい人であれば未発表でも話してよい
  3. C進行中や未発表のものは全て「機密事項」である
  4. D公表前であっても業界紙の記者には好意的に伝えるべきである
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正解:C進行中や未発表のものは全て「機密事項」である

新製品や新企画の情報のうち、進行中や未発表のものは全て「機密事項」である。

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6機密事項が漏えいした場合に、会社や社会にもたらす不利益に当てはまらないものはどれですか。

  1. A秘書が他部署へ強制的に異動させられる
  2. B公表時の話題性が薄まり宣伝効果が下がる
  3. C株価の変動など社会的にも重大な影響をもたらす
  4. D競合他社に先手を打たれる
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正解:A秘書が他部署へ強制的に異動させられる

漏えいの影響として他社への先手、宣伝効果低下、株価変動などがあるが、秘書の異動処分は漏えいによる不利益には当たらない。

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7「機密」という言葉の定義として正しいものはどれですか。

  1. A個人が他人に知られたくないと感じる私的な事柄のこと
  2. B国家や組織(会社など)に関する、きわめて重要な秘密のこと
  3. C裁判所などの公的機関から開示を求められている情報のこと
  4. D社内で一般社員には公開されているが社外には非公開の情報のこと
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正解:B国家や組織(会社など)に関する、きわめて重要な秘密のこと

「機密」とは、国家や組織(会社など)に関する、きわめて重要な秘密のことである。

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8秘書が守るべき「機密事項」のうち「業務に関すること」に含まれないものはどれですか。

  1. A発表前の新製品、新企画、それらの研究・実験データ
  2. B財務情報、合併や業務提携の情報
  3. C業界紙に既に掲載された過去の製品の反響データ
  4. D人事情報、会議の内容や出席メンバー
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正解:C業界紙に既に掲載された過去の製品の反響データ

既に業界紙に掲載された情報は未発表のものではないため、機密事項には含まれない。

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9上司のプライベートに関する機密事項として正しいものはどれですか。

  1. A上司が学生時代に取得した資格や経歴
  2. B上司の自宅住所、個人の携帯電話番号やメールアドレス
  3. C上司が好む食事のメニューや服のブランド
  4. D上司が過去に勤務していた他部署の名称
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正解:B上司の自宅住所、個人の携帯電話番号やメールアドレス

上司のプライベートに関する機密事項としては、家族・交友、自宅住所、個人の携帯番号、持病などが挙げられる。

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10機密事項について人から質問された際、秘書が取るべき回答方法として適切なものはどれですか。

  1. A「知っているが、自分の立場では話すことはできない」と答える
  2. B「申し訳ないが、私は知る立場にないので、分かりかねる」などと答える
  3. C相手に不信感を与えないよう、当たり障りのない嘘の情報を伝える
  4. D完全に沈黙し、一切の言葉を返さないようにする
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正解:B「申し訳ないが、私は知る立場にないので、分かりかねる」などと答える

機密事項を質問されたら「知らない」または「知る立場にない」と答えるべきであり、知っているが答えられないという言い方はしない。

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11秘書が「うっかり話してしまいそう」という理由で社内外の交友関係を断つことについて正しい説明はどれですか。

  1. A機密保持を徹底するための確実な方法として推奨される
  2. B不信感につながるためすべきではなく、積極的なコミュニケーションが不可欠である
  3. C上司の許可を得た場合のみ認められる正当な行為である
  4. D業務の効率化につながるため、短期間であれば問題ない
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正解:B不信感につながるためすべきではなく、積極的なコミュニケーションが不可欠である

交際範囲を狭めることは不信感につながり、業務遂行や上司の好印象保持のためにも積極的なコミュニケーションが不可欠である。

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12上司(開発部長)が新製品の共同開発のため「内密に」ある会社へ出かけている際、営業部長が行き先を尋ねてきました。不適当な対応はどれですか。

  1. A「外出しているが行き先は聞いていない。今日は戻らない」と言う
  2. B「今日は戻らないと言って外出している。明日出社したらすぐ連絡する」と言う
  3. C「外出しているが行き先は言えないので、急ぎの用件なら連絡を取ってみる」と言う
  4. D「上司は外出している。用件によっては課長で分かるかもしれないので用件を聞かせてほしい」と言う
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正解:C「外出しているが行き先は言えないので、急ぎの用件なら連絡を取ってみる」と言う

「行き先は言えない」と言うと、内密の用件で外出したことを露呈してしまい、相手の興味を引くことになるため不適当である。

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13機密事項かどうかの的確な判断に関する記述として正しいものはどれですか。

  1. A上司の部下からの質問であっても、すべての情報を一律に拒絶すべきである
  2. B機密はすべて、社長以外の誰にも知られてはいけない一律の範囲である
  3. C「部外秘」の内容であっても、部内の人から尋ねられた場合は答えてよい
  4. D社外の人脈を広げるためなら、部内部外秘の情報を伝えてもよい
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正解:C「部外秘」の内容であっても、部内の人から尋ねられた場合は答えてよい

「部外秘」の内容は、上司の部下など部内の人から尋ねられた場合は答えてよい。

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14上司が外出中、経理部長が訪れ「G部長からR社との商談の結果を聞いたが、うまくいったのかな」と尋ねました。上司から「予想通りの結果でまとまった」と聞いており、内密の指示がない場合、適切な対応はどれですか。

  1. A「自分は何も聞いていないので、戻ったら確認して連絡する」と言う
  2. B「詳しいことは分からないが、予想通りの結果でまとまったと聞いている」と言う
  3. C「結果は分かっているが、自分の立場では話すことはできない」と言う
  4. D「詳しいことは分からないので、必要なら上司に直接聞いてもらいたい」と言う
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正解:B「詳しいことは分からないが、予想通りの結果でまとまったと聞いている」と言う

経理部長がすでに商談のことを聞いており、上司から内密の指示もないため、知っている範囲で返答して相手の心配に応えることが適当である。

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15秘書に求められる基本的な人柄として最初に挙げられる3つの要素はどれですか。

  1. A寛大、ユーモア、ウイット
  2. B冷静、責任感、臨機応変
  3. C誠実、真面目、明朗
  4. D慎重、几帳面、社交的
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正解:C誠実、真面目、明朗

秘書に求められる基本的な人柄としては、「誠実、真面目、明朗」などが挙げられる。

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16上級秘書に求められる人柄に当てはまらないものはどれですか。

  1. A予想外の出来事にも冷静で落ち着いた対応ができる
  2. B従来のやり方に固執することなく、臨機応変な思考と行動ができる
  3. C場の空気を和ませるユーモアやウイットに富んだ会話ができる
  4. D上司のミスを見つけた場合、即座にその場で大声で指摘できる
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正解:D上司のミスを見つけた場合、即座にその場で大声で指摘できる

上司のミスに対しては、話の切りが良いところで配慮ある前置きをして尋ねるべきであり、大声で指摘するような行動は不適切である。

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17秘書(自分)がミスをしてしまったとき、または上司の指示ミスが原因で注意されたときの適切な対応はどれですか。

  1. A指示ミスであることを明確にするため、すぐに理由を説明し言い訳をする
  2. B後輩のせいにすることで、上司からの信頼低下を防ぐ
  3. C自分の責任ではないため、無言で指示通りに修正だけを行う
  4. D原因が何であれ、言い訳をせず、すぐに「申し訳ございませんでした」と素直にわびる
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正解:D原因が何であれ、言い訳をせず、すぐに「申し訳ございませんでした」と素直にわびる

原因が何であれ、言い訳をせず、すぐに「申し訳ございませんでした」と素直にわびる。上司の指示ミスが原因の場合も同様である。

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18上司が作成した文書の間違いと思われる文字や表現に気付いたとき、秘書が取るべき対応として正しいものはどれですか。

  1. A確認するまでもない明らかなミス(人名や固有名詞の誤記など)は秘書が直しておく
  2. Bどのような間違いであっても、秘書が勝手に訂正して上司への報告も不要である
  3. Cすべて間違いなく上司の責任であるため、そのまま放置して提出する
  4. D即座に文書作成を中断し、他の部署のメンバーを集めて確認する
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正解:A確認するまでもない明らかなミス(人名や固有名詞の誤記など)は秘書が直しておく

秘書が勝手に訂正してはいけないが、人名や固有名詞の誤記など確認するまでもない明らかなミスは、秘書が直しておく。

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19上司から仕事を任せた後輩がミスをしたとき、先輩秘書が上司に対して取るべき対応はどれですか。

  1. A上司に自分のこととしてわび、反省と再発防止策を述べる
  2. Bミスをしたのは後輩個人の責任であることを明確に報告する
  3. C後輩がミスに気付くまで、上司には何も報告しない
  4. D上司の指示の出し方が悪かったのではないかと上司を問い詰める
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正解:A上司に自分のこととしてわび、反省と再発防止策を述べる

上司から任された仕事を後輩がミスしたときは、上司に自分のこととしてわび、反省と再発防止策を述べる。

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20作成した資料のグラフの体裁について、上司から「よくなかった」と指摘されました。これが課長の原案通りで、事前に指摘したもののそのままでよいと言われていた場合、上司への適切な発言はどれですか。

  1. A「作成したのは自分だ、行き届かず申し訳ない」と謝り、以後注意すると言う
  2. B「自分が作成したが、課長が原案を直させてくれなかった」と言う
  3. C「最終的な責任は作成した自分にある、迷惑をかけて申し訳ない」と言う
  4. D「次からは不備を聞き入れてもらえない場合、部長に直接相談したい」と言う
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正解:A「作成したのは自分だ、行き届かず申し訳ない」と謝り、以後注意すると言う

「作成したのは自分だ、行き届かず申し訳ない」と謝り、以後注意すると言うのが適当である。課長の責任を持ち出すべきではない。

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21二人の上司の秘書をする(あるいは部内の課長などにも接する)場合の心がけとして正しいものはどれですか。

  1. Aより役職の高い上司の業務だけを優先し、他方は無視する
  2. B仕事のやりやすさを向上させるため、両者の悪い噂を流して牽制し合う
  3. C二人の指示が矛盾した場合は、秘書の判断でどちらか一方を叱責する
  4. Dそれぞれの上司の前で、他方の人物評価やうわさ話をしてはいけない
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正解:Dそれぞれの上司の前で、他方の人物評価やうわさ話をしてはいけない

それぞれの上司の前で、他方の人物評価やうわさ話をしてはいけない。

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22上司から「電話は取り次がないように」と言われている最中、取引先から「午前中にもらえるはずの回答が届いていない」と催促の電話がありました。不適当な対応はどれですか。

  1. A「すまないが山田は会議中で、電話は取り次がないことになっている。1時間ほど待てないか」と尋ねる
  2. B「迷惑をかけてすまない。山田は今席を外しているが、できるだけ早く連絡させる」と言う
  3. C「すまない。山田は打ち合わせで出ているので、確認してこちらから返事をさせる」と尋ねる
  4. D「それはすまなかった。山田は不在だが1時間後には戻る予定なので、戻ったら連絡する」と尋ねる
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正解:A「すまないが山田は会議中で、電話は取り次がないことになっている。1時間ほど待てないか」と尋ねる

「電話は取り次がないことになっている」と社内の内部事情をそのまま外部に伝えるのは不体裁であり不適切である。

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23上司が「電話や来客を取り次がないように」と指示している場合の、秘書の柔軟な判断基準として誤っているものはどれですか。

  1. A状況の重要度および緊急度を考慮する
  2. Bいつでも会える相手か、そうでないかを考慮する
  3. C相手と上司との関係や、遠方からの来訪者であるかを考慮する
  4. D上司の指示は絶対であるため、理由を問わず社長からの呼び出しも一切拒絶する
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正解:D上司の指示は絶対であるため、理由を問わず社長からの呼び出しも一切拒絶する

社長など上司の上役からの呼び出しや家族からの緊急連絡などは、基本的に取り次ぐべきであり、一切拒絶するのは誤りである。

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24予約なしでの訪問であり、短時間で済み、儀礼的であるという特徴を持ち、「基本的に取り次ぐ具体例」に当てはまるものはどれですか。

  1. A上司の自宅の近所に住む知人の世間話のための訪問
  2. B新規の売り込みを目的とした飛び込み営業
  3. C取引先の転任のあいさつ訪問
  4. D他部署の部下からの日常的な雑談の申し出
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正解:C取引先の転任のあいさつ訪問

取引先の転任のあいさつ訪問は、予約なしで訪問し、短時間で済み、儀礼的であるため、基本的に取り次ぐ。

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25上司が何も言わずに席を外している(すぐに戻る予定)とき、取引先のK部長が「転任のあいさつ」に訪れ、同時に上司の親しい友人が「昼食を一緒に」と訪れました。適切な対応はどれですか。

  1. AK部長は課長に取り次ぎ、友人には応接室で待ってもらうか都合を尋ねる
  2. BK部長と友人の両方を、上司が戻るまで秘書室で完全に待たせる
  3. C友人だけをすぐに上司室に通し、K部長には連絡先を書いて帰ってもらう
  4. Dどちらの対応も秘書では判断できないため、すぐに他の部署に回す
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正解:AK部長は課長に取り次ぎ、友人には応接室で待ってもらうか都合を尋ねる

転任のあいさつは儀礼的なものなので不在なら課長に取り次ぎ、すぐ戻ると思われるので上司の友人には少し待ってもらうよう対応するのが適当である。

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26「機転が利く」ということの定義として最も適切なものはどれですか。

  1. Aその場の状況に応じて気遣いや正しい判断ができ、適切で素早い行動がとれること
  2. B上司の指示された内容だけを完璧に、時間をかけて正確に処理すること
  3. C社内のルールに囚われず、自分の独自の判断で業務の仕組みを変更すること
  4. Dどのような相手に対しても、会社の機密情報を進んで提供し喜ばせること
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正解:Aその場の状況に応じて気遣いや正しい判断ができ、適切で素早い行動がとれること

機転が利くとは、その場の状況に応じて気遣いや正しい判断ができ、適切で素早い行動がとれるということである。

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27会議が長引き予定より遅れて戻ってきた上司に対し、秘書が「午後一番に予約客が来訪するので昼食時間は30分だ」と念を押す対応の評価はどれですか。

  1. A時間を厳守させるための機転が利いた行動である
  2. B時間の念押しは上司への気遣いに欠け、不適当である
  3. C上司の行動を管理する秘書の鏡となる対応である
  4. D来客への配慮が全く感じられないため不当である
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正解:B時間の念押しは上司への気遣いに欠け、不適当である

時間の念押しは気を利かせたことにはならず、上司の身の回りの世話を短時間で済ませられるよう配慮するのが機転である。

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28機転を利かせるために必要な「日常の心がけ」に当てはまらないものはどれですか。

  1. A日常的な仕事は指示を待たずに行う
  2. B指示されたことだけでなく、関連する仕事も行う
  3. C予測できる仕事は、関係者への連絡や資料準備など前もって行う
  4. D上司のプライベートを詮索するため、私生活の交友関係に深く立ち入る
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正解:D上司のプライベートを詮索するため、私生活の交友関係に深く立ち入る

上司の行動パターンや人間関係の把握は必要だが、プライベートへの過度な立ち入りや詮索は心がけには含まれない。

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29仕事を円滑に進めるために重要な3つの能力(理解力、洞察力、行動力)のうち、「相手の意向を酌み取る洞察力」の説明として正しいものはどれですか。

  1. A相手の言いたいことに不明点があっても、質問を一切せずに聞き流すこと
  2. B指示された内容をメモに取らず、自分の思い込みだけで素早く実行すること
  3. C大まかな指示や言葉のニュアンスから、観察力や直感を働かせて上司の意図を把握すること
  4. D上司の指示が完全に終わる前に、言葉を遮って自分の意見を述べること
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正解:C大まかな指示や言葉のニュアンスから、観察力や直感を働かせて上司の意図を把握すること

洞察力とは、上司が大まかな用件しか伝えないときでも、観察力や直感を働かせて意図を把握し対応することである。

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30取引先のF氏から面会申し込みがあり、上司が「用件は大体分かっているが、今はちょっと断っておいてもらいたい」と言った場合の、F氏への適切な対応はどれですか。

  1. A「上司は面談を断るよう指示している」と言う
  2. B「代わりに自分が用件を聞いておき、後で上司に伝える」と言う
  3. C「仕事が立て込んでいてすぐには無理なので、時間が取れそうになったらこちらから連絡する」と言う
  4. D「大変忙しくしているので、またの機会にしてもらいたい意向だ」と言う
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正解:C「仕事が立て込んでいてすぐには無理なので、時間が取れそうになったらこちらから連絡する」と言う

「今はちょっと断って」というニュアンスから、波風の立たないよう「時間が取れそうになったらこちらから連絡する」と伝えるのが適当である。

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31上司から他部署のメンバーや新人の人物評について意見を求められたとき、秘書が取るべき態度として正しいものはどれですか。

  1. A「言えない」と拒絶するのではなく、よく知っている人の場合はよい面を話すようにする
  2. B自分の個人的な好き嫌いを根拠に、悪い面を強調して伝える
  3. C上司の見解をすべて否定し、自分の意見を強く主張する
  4. D社内の噂話をそのまま事実であるかのように誇張して報告する
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正解:A「言えない」と拒絶するのではなく、よく知っている人の場合はよい面を話すようにする

よく知っている人の場合はよい面を話すようにし、知らない場合は「よく知らないので分かりかねる」と話す。

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32会議から戻った上司が内容や相手への不満(独り言やつぶやき)を漏らしたとき、秘書が注意すべき点として正しいものはどれですか。

  1. A具体的に何があったのか、詳細を根拠まで徹底的に問い詰めるべきである
  2. B上司の言葉に同調して一緒に悪口を言ったり、反論したりしてはいけない
  3. C上司の状況が分からない状態であっても、秘書独自の解決策を強く提案する
  4. D上司の不機嫌を直すために、大声で笑い話やユーモアを連発する
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正解:B上司の言葉に同調して一緒に悪口を言ったり、反論したりしてはいけない

上司の言葉に同調して悪口を言ったり、反論したりしてはいけない。立ち入ったことを尋ねたり意見をしたりしてもいけない。

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33取引先の部長から海外出張の土産(贈り物)を差し出された場合の、秘書Aの対応として適切なものはどれですか。

  1. A受け取った土産を他の部署に配り、取引先には何も言わない
  2. B仕事上のことなのでその場で頑なに拒絶し、上司には報告しない
  3. Cお礼として自分の私物をその場で渡し、内密に処理する
  4. D心遣いに礼を言って受け取り、その旨をすぐに上司に報告する
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正解:D心遣いに礼を言って受け取り、その旨をすぐに上司に報告する

心遣いに礼を言って受け取り、土産をもらったことを上司に報告するのが適当である。

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34上司から「資料にミスがあったので作成者に伝えておいてほしい」と指示され、その資料を部下の作成者に渡すときの適切な言い方はどれですか。

  1. A「上司から、資料にミスがあるので注意しておくようにと言われた」
  2. B「上司が資料のミスに気付いた。すぐに上司のところに謝りに行った方がよい」
  3. C「上司が、資料にミスがあると言っていたので、確認してもらえないか」
  4. D上司のことには触れずに、「この資料にミスがあったので、注意してもらいたい」
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正解:C「上司が、資料にミスがあると言っていたので、確認してもらえないか」

秘書は部下を直接「注意・指導」する立場ではないため、上司が言っていた事実を伝え「確認してもらえないか」と丁寧に頼むのが適当である。

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35他社で秘書経験がある後輩を指導することになった際、先輩秘書が取るべきアプローチとして正しいものはどれですか。

  1. A以前のやり方を一切否定し、初日から自社のルールだけを強制する
  2. B経験者であるため指導は一切行わず、すべての業務を完全に放置する
  3. C以前のやり方も認めつつ、まずはこの会社のやり方に従ってもらいたいと言う
  4. D自社のやり方に不満があっても、絶対に提案をさせてはいけない
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正解:C以前のやり方も認めつつ、まずはこの会社のやり方に従ってもらいたいと言う

以前のやり方も認めつつ、まずはこの会社のやり方に従ってもらいたいと言うのが適当である。

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36記述問題において、理由を答えるときの文末の表現として正しいものはどれですか。

  1. A「〜だから」「〜のため」
  2. B「〜と思われる」「〜と推測する」
  3. C「〜してください」「〜すべきである」
  4. D「〜と言った」「〜と謝る」
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正解:A「〜だから」「〜のため」

理由を答える場合は、文末を「〜だから」や「〜のため」とする。

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37本部長から至急の清書を頼まれ、自分の上司(部長)の資料作成を中断して対応する場合の「順を追った対処」として、得点ポイントとなる3つの流れはどれですか。

  1. A快く返事をする → 会議資料を破棄する → 清書を渡す
  2. B原稿を預かる → すぐに清書する → 本部長に渡す
  3. C部長に相談する → 本部長を断る → 後輩に任せる
  4. D引き受ける → 上司の了承を得る → 報告する
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正解:D引き受ける → 上司の了承を得る → 報告する

一連の行動の流れにおける大事なポイントは「引き受ける」「上司の了承を得る」「報告する」の3点である。

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38日常的に秘書が行う仕事を定型化することのメリットに当てはまらないものはどれですか。

  1. A時間を節約できる
  2. B秘書の基本給が自動的に昇給する
  3. C仕事が立て込んでいるときも、漏れなくできる
  4. D誰でも一定のレベルで仕事ができる
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正解:B秘書の基本給が自動的に昇給する

定型化のメリットとして、時間の節約、一定レベルでの遂行、漏れのない効率的な引き継ぎなどがあるが、給与の昇給はメリットには含まれない。

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39記述式で「どのようなことを言って対応すればよいか答えなさい」と問われた場合の、解答の書き方として正しいものはどれですか。

  1. A実際の言葉ではなく、言う内容(〜ということ)を挙げる書き方で答える
  2. B実際のセリフとして「」を用いた話し言葉(口語)で書く
  3. C敬語の使い方だけを極端に強調した短い単語だけで答える
  4. D理由だけを詳しく説明し、言う内容自体は省略して書く
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正解:A実際の言葉ではなく、言う内容(〜ということ)を挙げる書き方で答える

理論の領域では、実際の言葉ではなく、言う内容を挙げる書き方で答える。

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40上司不在中の電話対応において、風邪をひいて夕方早めに退社した上司の理由を「急用ができた」と偽って他部署の部長に伝えた例が「不適当」とされる理由はどれですか。

  1. A他部署の部長にはすべての機密事項をありのまま話さなければならないから
  2. B上司の家族に無断で不在理由を変更したことになってしまうから
  3. C急用という言葉は社外の取引先にしか使ってはいけない決まりだから
  4. D風邪での早期退社は特別隠すようなことではなく、全く違う理由を言うのは不適当だから
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正解:D風邪での早期退社は特別隠すようなことではなく、全く違う理由を言うのは不適当だから

風邪による早期退社は誰にでもあることで特別隠す必要はなく、全く違う嘘の理由を言うのは不適当である。

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