化粧品成分検定1級 ③ 法規応用

薬機法・全成分表示制度・効能効果56項目などの法規を実務に応用する力を学ぶ分野です。配合可能・禁止成分の判断、表示の適正性、医薬部外品との区分、広告表現の境界線など、グレーゾーンの判断が問われます。法律の条文だけでなく実務での運用を理解しておくことが重要な、リスクマネジメント分野です。

この分野の問題34問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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92医薬部外品(薬用ローション)で、承認書上の基剤として「精製水」を用いる場合、全成分表示の名称として適切なのはどれか。

  1. A精製水
  2. B水(化粧品の表示として一般的)
  3. Cミネラルウォーター
  4. Dピュアウォーター
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正解:A精製水

医薬部外品では、承認で用いられる表示名称(例:精製水、常水など)で記載される。設問は「精製水を用いる前提」なので a が一意に定まる。

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93育毛・スカルプ製品で血行促進を訴求する際、一般化粧品で避けるべき表現として不適切なものはどれか(広告表現の観点)。

  1. A頭皮環境を整える
  2. B清涼感を与える
  3. C発毛させる
  4. D健やかに保つ
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正解:C発毛させる

「発毛」は医薬品・医薬部外品領域の表現となり、一般化粧品の訴求として不適切。

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94化粧品基準における防腐剤(パラベン類)の取り扱いとして正しいものはどれか。

  1. Aパラベン類は配合禁止成分である
  2. Bパラベン類は化粧品基準で配合量上限が定められている
  3. C医薬部外品にのみ使用できる
  4. D表示してはならない
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正解:Bパラベン類は化粧品基準で配合量上限が定められている

パラベン類は化粧品基準の配合制限成分に該当し、別表で使用条件(上限等)が定められている。したがって「配合量上限が定められている」が適切。

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95輸入化粧品の全成分表示に「メチルイソチアゾリノン」と「メチルクロロイソチアゾリノン」が記載されている。これらが日本においてセットで配合される法的な背景はどれか。

  1. Aメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用は日本では許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとの混合物(セット)で配合しなければならないため。
  2. B片方だけでは全く防腐効果を発揮せず、2つが結合して初めて機能するため。
  3. Cメチルクロロイソチアゾリノンは医薬品成分であり、メチルイソチアゾリノンで中和しなければ化粧品に配合できないため。
  4. D両成分は完全に同一の物質であり、表記ゆれを防ぐために併記が義務付けられているため。
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正解:Aメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用は日本では許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとの混合物(セット)で配合しなければならないため。

化粧品基準では、メチルクロロイソチアゾリノンは“メチルイソチアゾリノンとの混合物(MCI/MI)”として配合制限が規定され、別途MI単独の上限も定められている。

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96化粧品基準において配合上限が定められている「トウガラシチンキ」等の刺激性成分について、正しい記述はどれか。

  1. A刺激性成分はすべて配合禁止である
  2. Bトウガラシチンキ等は、指定された成分との合計量に上限がある
  3. C医薬部外品にのみ配合できる
  4. D上限はないが警告表示が義務
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正解:Bトウガラシチンキ等は、指定された成分との合計量に上限がある

化粧品基準では、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ等について、一定の組合せで合計配合量の上限が規定されている。

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97フェノキシエタノールは、化粧品基準で「配合制限成分」として扱われる。法規上の位置づけとして最も適切なのはどれか。

  1. A配合禁止成分である
  2. B配合制限成分であり、上限の範囲内で使用できる
  3. C天然由来なので基準の対象外である
  4. D消防法のみが規制根拠である
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正解:B配合制限成分であり、上限の範囲内で使用できる

化粧品基準の別表で、使用できる範囲(上限)が定められているタイプの成分として整理する。

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98香水などに用いられるエタノールで「変性アルコール」と表記されるものがある。この「変性」が意味する処方上の意図として最も適切なものはどれか。

  1. A肌への刺激を完全に無毒化するための化学処理
  2. B香りをつけたり苦味成分を加え、飲用できないようにするための処理
  3. C揮発性を抑え、香りを長持ちさせるための高分子化
  4. D植物エキスを抽出しやすくするためのpH調整
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正解:B香りをつけたり苦味成分を加え、飲用できないようにするための処理

変性アルコールは、香りをつけたり苦味成分を加えるなどして、お酒の原料として使えない(飲用できない)ように処理されたエタノールのことです。

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99「ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)」を有効成分とする医薬部外品で認められている効能効果として適切なのはどれか。

  1. Aシミを完全に消す
  2. B永久脱毛を促進する
  3. Cシワを改善する
  4. Dニキビを治療する
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正解:Cシワを改善する

医薬部外品の効能効果表現は枠があり、「完全に消す」「永久」などの断定表現は不適切。ナイアシンアミドはシワ改善の枠で用いられる。

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100サリチル酸は、化粧品基準において配合制限が設定されている成分である。記述として正しいものはどれか。

  1. A配合禁止成分である
  2. B配合制限成分であり、上限の範囲内で使用できる
  3. C医薬部外品にのみ使用できる
  4. D上限なしで自由に配合できる
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正解:B配合制限成分であり、上限の範囲内で使用できる

法規応用としては「別表で上限があるタイプ」を判断できればよい。数値は別表参照に回す。

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101化粧品成分において「高級脂肪酸」や「高級アルコール」という言葉が使われる。「高級」という言葉が指し示す化学的な定義として最も一般的な基準はどれか。

  1. A不純物が一切含まれていない純度100%の状態であること。
  2. B1gあたりの原料価格が一定基準以上であること。
  3. C結合している炭素(C)の数が一般的に「12以上」と長い構造であること。
  4. D医薬部外品としてのみ配合が許可されていること。
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正解:C結合している炭素(C)の数が一般的に「12以上」と長い構造であること。

化学の世界において「高級」とは値段が高いという意味ではなく、炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長い(一般的に炭素数が12以上のものを高級と呼ぶ)構造であることを意味します。

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102ナノ化した酸化チタン/酸化亜鉛の安全性について、一般的な評価として最も適切なのはどれか。

  1. A容易に真皮へ到達し血管に入る危険性が確認されている
  2. B健常な皮膚では皮膚深部への浸透は限定的とされるが、吸入等の曝露は別途考慮が必要
  3. CDNAを書き換える作用が確立している
  4. Dスプレー配合は法律で一律禁止されている
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正解:B健常な皮膚では皮膚深部への浸透は限定的とされるが、吸入等の曝露は別途考慮が必要

評価は「皮膚からの浸透」と「粉体・噴霧による吸入リスク」を分けて考える。化粧品のリスク整理としては、前者は限定的とされる一方、後者は剤型設計で注意が必要という切り分けが実務的。

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103全成分表示における「アルコール」の取り扱いについて、化粧品の法規制や一般的な分類の観点から正しい解釈はどれか。

  1. A「フェノキシエタノール」はエタノールの一種であり、アルコール過敏症の人は使用を避けるべきである。
  2. B化粧品において一般に「アルコール」に分類される成分のうち、単にアルコールという場合は「エタノール」だけを指す。
  3. C「セタノール」などの高級アルコールは揮発性が高く、清涼感を与える目的で配合される。
  4. D多価アルコールであるBGやDPGは「アルコールフリー」処方には配合できない。
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正解:B化粧品において一般に「アルコール」に分類される成分のうち、単にアルコールという場合は「エタノール」だけを指す。

化粧品で一般に「アルコール」という場合はエタノールのみを指します。「フェノキシエタノール」はエタノールとは構造も性質も異なる成分であり、一般的にアルコールには分類されません。

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104エステル油である「トリエチルヘキサノイン」の全成分表示名称における「トリ」が意味する化学構造上の特徴として正しいものはどれか。

  1. A炭素数が3つに分岐した構造を持つこと
  2. Bエチルヘキサン酸3分子がグリセリン1分子に結合していること
  3. C環状構造が3つ連なっていること
  4. D界面活性剤としての機能が通常の3倍であること
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正解:Bエチルヘキサン酸3分子がグリセリン1分子に結合していること

ギリシャ語で「トリ」は3を意味し、トリエチルヘキサノインはエチルヘキサン酸(高級脂肪酸)3分子とグリセリン1分子がエステル結合した構造のエステル油です。

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105化粧品の全成分表示において、界面活性剤のイオン性を名前から見分ける際、「ステアルトリモニウムクロリド」の「クロリド」という接尾語が示す分類はどれか。

  1. Aアニオン(陰イオン)界面活性剤
  2. Bカチオン(陽イオン)界面活性剤
  3. C両性(アンホ)界面活性剤
  4. D非イオン(ノニオン)界面活性剤
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正解:Bカチオン(陽イオン)界面活性剤

「〇〇クロリド」や「〇〇ブロミド」で終わる成分は、カチオン(陽イオン)界面活性剤の主な表示名称の見分け方です。

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106レチノール配合の医薬部外品において、承認された効能効果表現として適切なのはどれか。

  1. A深いシワを完全に消去する
  2. Bシワを改善する
  3. Cシミとシワを同時に治療する
  4. D永久脱毛を促進する
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正解:Bシワを改善する

医薬部外品は効能表現が枠として定められ、レチノールは「シワを改善する」の枠で扱われる。

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107化粧品の全成分表示を確認したところ、「水、BG、ローズマリー葉エキス」と記載されていた。処方開発者の意図として、この記載から推測される正しい事実関係はどれか。

  1. A防腐剤が記載されていないため、この製品は数日で腐敗する危険性が高い。
  2. B「ローズマリー葉エキス」という“エキス原料”が、水とBGを溶媒として抽出・調製された原料であることが推測できる。
  3. CBGとローズマリー葉エキスが化学反応を起こし、新たな有効成分を合成している。
  4. D水とBGが完全に分離しているため、使用前に必ず振る必要がある二層式処方である。
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正解:B「ローズマリー葉エキス」という“エキス原料”が、水とBGを溶媒として抽出・調製された原料であることが推測できる。

「水、BG、植物名」は“エキス原料の構成(抽出溶媒)”を示すことが多い。BGには補助的な静菌性もあるが、防腐設計は処方全体(pH、キレート、容器、製造管理等)で判断する。

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108「鉱物油は肌によくない」というイメージが過去に広がった歴史的背景と、現在の化粧品における鉱物油の安全性に関する正しい説明はどれか。

  1. A過去に精製度の低い鉱物油による油やけが起きたが、現在は高度に精製され不純物を取り除いた安全なものだけが使われている。
  2. B鉱物油自体に強い紫外線吸収作用があるため、現在も夜用化粧品にしか配合が許可されていない。
  3. C過去に石油アレルギーが多発したが、現在は植物エキスを添加することで完全に中和されている。
  4. D鉱物油は皮膚呼吸を妨げるため、現在では医薬部外品への配合は法律で禁止されている。
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正解:A過去に精製度の低い鉱物油による油やけが起きたが、現在は高度に精製され不純物を取り除いた安全なものだけが使われている。

1970年代に精製度の低い鉱物油による「油やけ」が起きたことが原因ですが、現在は不純物を取り除いた精製度の高い安全な油性成分だけが使われています。

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109抗炎症成分である「グリチルリチン酸2K」を配合した医薬部外品がある。この成分を配合する際の法的な取り扱いや表示として正しいものはどれか。

  1. A医薬部外品では全成分表示の義務がないため、記載しなくてもよい。
  2. B医薬部外品の有効成分として配合する場合、「グリチルリチン酸ジカリウム」と表示される。
  3. Cステロイドホルモンと同じ免疫抑制作用がある旨をパッケージに明記しなければならない。
  4. D医薬部外品として承認されるには、全成分の50%以上配合しなければならない。
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正解:B医薬部外品の有効成分として配合する場合、「グリチルリチン酸ジカリウム」と表示される。

グリチルリチン酸2Kは、医薬部外品に配合される場合は表示名称が異なり「グリチルリチン酸ジカリウム」と表示されます。

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110成分表示における名称の扱いとして正しいものはどれか。

  1. Aα-アルブチンもβ-アルブチンも一律に「アルブチン」と表示する
  2. Bα-アルブチンは「α-アルブチン」等として区別表示されることがある
  3. Cβ-アルブチンは表示禁止である
  4. Dアルブチンは油溶性なので化粧水には配合できない
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正解:Bα-アルブチンは「α-アルブチン」等として区別表示されることがある

異性体や誘導体は、表示名称で区別される運用がある。試験では「表示から別物として扱う必要があるか」を読めることが実務的。

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111医薬部外品の有効成分として承認・配合される成分と、一般的なベース成分がある。次のうち、医薬部外品の有効成分(抗炎症・美白など)としての実績に該当しないものはどれか。

  1. Aグリチルリチン酸2K
  2. Bグリチルレチン酸ステアリル
  3. CカモミラET
  4. Dコカミドプロピルベタイン
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正解:Dコカミドプロピルベタイン

グリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル、カモミラETは医薬部外品の有効成分としての実績があります。コカミドプロピルベタインは一般的な両性界面活性剤(洗浄成分)です。

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112医薬部外品で「ヨクイニンエキス」と表示される原料を、一般化粧品に配合する場合の全成分表示名称として最も適切なのはどれか。

  1. Aハトムギエキス
  2. Bカミツレ花エキス
  3. Cオウレン根エキス
  4. Dグリチルリチン酸2K
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正解:Aハトムギエキス

同じ由来原料でも、医薬部外品では生薬名(慣用名)が用いられ、一般化粧品では植物由来名で表示されることがある。ハトムギ由来は、医薬部外品で「ヨクイニンエキス」、一般化粧品では「ハトムギエキス」として扱われる設計が典型。

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113医薬部外品(薬用化粧水)の全成分表示に「ヨクイニンエキス」と記載されている。これと同一由来の原料を一般化粧品で表示する場合、名称の対応として最も適切なのはどれか。

  1. Aヨクイニンエキス → ハトムギエキス
  2. Bヨクイニンエキス → オウレン根エキス
  3. Cヨクイニンエキス → ローズマリー葉エキス
  4. Dヨクイニンエキス → カミツレ花エキス
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正解:Aヨクイニンエキス → ハトムギエキス

本問は「医薬部外品の表示としてヨクイニンエキスが使われる」という前提で、一般化粧品での植物由来名への読み替えを問う。対応関係が明確なため、正解が一意に定まる。

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114「高級脂肪酸」や「高級アルコール」の名称において、「高級」という言葉が示す科学的な意味として正しいものはどれか。

  1. A価格が高く、希少な成分であること
  2. B有効成分としての濃度が規定値以上であること
  3. C炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長い構造であること
  4. D肌への刺激が全くなく、安全性が保証されていること
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正解:C炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長い構造であること

化学における「高級」とは値段が高いという意味ではなく、炭素鎖が長く、水に溶けない性質を持つもの(一般的に炭素数12以上)を指します。

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115成分表示において「PG」と「DPG」がある。これらの関係性と構造に関する説明として正しいものはどれか。

  1. APGは植物由来、DPGは石油由来であることを示している。
  2. BDPGは「ジ(=2)」を含み、PGに相当する構造単位が2つあるグリコールである。
  3. CDPGはPGの揮発性を高めた変性アルコールの一種である。
  4. DPGは医薬部外品専用の名称であり、化粧品では必ずDPGと表記しなければならない。
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正解:BDPGは「ジ(=2)」を含み、PGに相当する構造単位が2つあるグリコールである。

命名(di)から“単位が2つ”を読み取らせるのが狙い。厳密な合成経路や異性体まで踏み込まない。

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116医薬部外品の全成分表示で、生薬由来名が使われることがある。次のうち、一般化粧品での植物由来名への読み替えとして最も適切なのはどれか。

  1. Aカミツレエキス → カミツレ花エキス
  2. Bカミツレエキス → ローズマリー葉エキス
  3. Cカミツレエキス → ハトムギエキス
  4. Dカミツレエキス → オウレン根エキス
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正解:Aカミツレエキス → カミツレ花エキス

医薬部外品では生薬由来の慣用名が使われることがある。一般化粧品では、植物の部位まで含めた表示(例:花、葉、根など)になるケースが多い。カミツレは「カミツレ花エキス」として表示される形が基本。

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117化粧品基準の配合制限成分について、別表の読み取りとして最も適切なのはどれか。

  1. A刺激性成分は一律で配合禁止である
  2. Bトウガラシチンキ等は、特定の成分群として「合計量」で上限が規定される場合がある
  3. C刺激性成分は医薬部外品にしか配合できない
  4. D上限はないが警告表示が義務付けられる
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正解:Bトウガラシチンキ等は、特定の成分群として「合計量」で上限が規定される場合がある

別表には、単独上限だけでなく「指定された成分との合計量」で上限が規定されるタイプがある。そこを読ませるのが法規応用。

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118美白成分として知られる「アルブチン」には、α-アルブチンとβ-アルブチンの2種類がある。両者の違いについて正しい説明はどれか。

  1. A一般的に成分表示で単に「アルブチン」と記載されている場合は、α-アルブチンを指す。
  2. Bα-アルブチンは、従来のβ-アルブチンの約10倍のメラニン生成抑制効果があるとされている。
  3. Cβ-アルブチンは医薬品成分であり、化粧品への配合は法律で禁止されている。
  4. Dα-アルブチンは水溶性、β-アルブチンは油溶性であるため、配合される製品の剤型が異なる。
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正解:Bα-アルブチンは、従来のβ-アルブチンの約10倍のメラニン生成抑制効果があるとされている。

近年注目されているα-アルブチンは、一般的に「アルブチン」と表示されるβ-アルブチンの10倍のメラニン生成抑制効果があるとされています。

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119医薬部外品で使用できる表現と、一般化粧品で許容される表現の組合せとして最も適切なのはどれか。

  1. A医薬部外品「シワを改善する」 / 化粧品「シワが治る」
  2. B医薬部外品「肌荒れを防ぐ」 / 化粧品「肌荒れを防ぐ」
  3. C医薬部外品「発毛させる」 / 化粧品「発毛させる」
  4. D医薬部外品「治療する」 / 化粧品「治療する」
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正解:B医薬部外品「肌荒れを防ぐ」 / 化粧品「肌荒れを防ぐ」

「治療」「発毛」などは領域が限定されやすい。両方で通りやすい表現と、アウトな表現の境界を読ませる。

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120ピーリング剤やニキビ予防化粧品に配合される「サリチル酸」。この成分の配合に関するポジティブリストのルールとして正しいものはどれか。

  1. A劇薬であるため、日本国内ではいかなる化粧品への配合も禁止されている。
  2. Bパラベンなどの防腐剤と同様に「配合が許可されている成分」のリスト(ポジティブリスト)に掲載されており、配合量の上限などが定められている。
  3. C全成分の50%以上配合しなければ、名称をパッケージに記載してはならない。
  4. D医薬部外品としてのみ使用可能であり、一般化粧品には一切配合できない。
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正解:Bパラベンなどの防腐剤と同様に「配合が許可されている成分」のリスト(ポジティブリスト)に掲載されており、配合量の上限などが定められている。

サリチル酸は、防腐剤や紫外線吸収剤などと同様に、配合が制限されている(配合量の上限などが定められている)ポジティブリストに該当する成分です。

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121化粧品の全成分表示を確認したところ、「メチルクロロイソチアゾリノン」と「メチルイソチアゾリノン」が併記されていた。この2成分が日本においてセットで配合される法的な背景はどれか。

  1. A両方が揃わないと防腐効果が全く発揮されない性質を持つため。
  2. B日本ではメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用が許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとのセットで配合するルールがあるため。
  3. C化粧品工業連合会の自主規制により、名前が似ている成分は必ず併記しなければならないため。
  4. D一方が一般化粧品用、もう一方が医薬部外品用であり、処方の汎用性を持たせるため。
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正解:B日本ではメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用が許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとのセットで配合するルールがあるため。

メチルクロロイソチアゾリノンは、日本においては単体での使用は許可されておらず、必ず「メチルイソチアゾリノン」と防腐剤としてセットで配合する規制があります。

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122医薬部外品の全成分表示で生薬由来名が使われることがある。次のうち「医薬部外品での生薬由来名 → 一般化粧品での植物由来名」の対応として適切なのはどれか。

  1. Aヨクイニンエキス → ハトムギエキス
  2. Bヨクイニンエキス → ローズマリー葉エキス
  3. CカモミラET → カミツレ花エキス
  4. Dグリチルリチン酸ジカリウム → カンゾウ根エキス
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正解:Aヨクイニンエキス → ハトムギエキス

表示名の対応関係を問う。c,dは別物やカテゴリ違いでひっかけにしすぎず、構造的に誤りと分かる。

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123化粧品基準の別表には、成分によって「単独の上限」が定められるものと、「混合物としての上限」が定められるものがある。別表の読み取りとして最も適切なのはどれか。

  1. Aサリチル酸は混合物として上限が定められる代表例である
  2. Bメチルクロロイソチアゾリノンは、メチルイソチアゾリノンとの混合物(MCI/MI)として上限が定められる
  3. Cフェノキシエタノールは配合禁止成分である
  4. Dパラベン類は表示してはならない成分である
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正解:Bメチルクロロイソチアゾリノンは、メチルイソチアゾリノンとの混合物(MCI/MI)として上限が定められる

別表は「単独成分の上限」と「セット(混合物)としての上限」が分かれている場合がある。MCI/MIは混合物としての扱いが典型で、法規応用としては“どの単位で上限が規定されるか”を読み取れることが重要。

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124化粧品の全成分表示を確認したところ、「メチルクロロイソチアゾリノン」と「メチルイソチアゾリノン」が併記されていた。この2成分が日本においてセットで配合される法的な背景はどれか。

  1. A化粧品工業連合会の自主規制により、名前が似ている成分は必ず併記しなければならないため。
  2. B日本ではメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用が許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとのセットで配合するルールがあるため。
  3. C両方が揃わないと防腐効果が全く発揮されない性質を持つため。
  4. D一方が一般化粧品用、もう一方が医薬部外品用であり、処方の汎用性を持たせるため。
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正解:B日本ではメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用が許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとのセットで配合するルールがあるため。

防腐剤であるメチルクロロイソチアゾリノンは、日本においては単体での使用は許可されておらず、必ず「メチルイソチアゾリノン」とセットで配合する規制があります。

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125化粧品の成分において「高級脂肪酸」や「高級アルコール」という言葉が使われる。「高級」という言葉が指し示す化学的な定義として最も一般的な基準はどれか。

  1. A1gあたりの原料価格が一定基準以上であること。
  2. B結合している炭素(C)の数が一般的に「12以上」と長い構造であること。
  3. C医薬部外品としてのみ配合が許可されていること。
  4. D不純物が一切含まれていない純度100%の状態であること。
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正解:B結合している炭素(C)の数が一般的に「12以上」と長い構造であること。

化学における「高級」とは値段が高いという意味ではなく、炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長く、水に溶けにくい性質を持つもの(一般的に炭素数12以上)を指します。

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