第92問医薬部外品(薬用ローション)で、承認書上の基剤として「精製水」を用いる場合、全成分表示の名称として適切なのはどれか。
- A精製水
- B水(化粧品の表示として一般的)
- Cミネラルウォーター
- Dピュアウォーター
薬機法・全成分表示制度・効能効果56項目などの法規を実務に応用する力を学ぶ分野です。配合可能・禁止成分の判断、表示の適正性、医薬部外品との区分、広告表現の境界線など、グレーゾーンの判断が問われます。法律の条文だけでなく実務での運用を理解しておくことが重要な、リスクマネジメント分野です。
この分野の問題34問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.パラベン類は化粧品基準で配合量上限が定められている
パラベン類は化粧品基準の配合制限成分に該当し、別表で使用条件(上限等)が定められている。したがって「配合量上限が定められている」が適切。
この問題の解説ページを開く →正解:A.メチルクロロイソチアゾリノンの単体使用は日本では許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとの混合物(セット)で配合しなければならないため。
化粧品基準では、メチルクロロイソチアゾリノンは“メチルイソチアゾリノンとの混合物(MCI/MI)”として配合制限が規定され、別途MI単独の上限も定められている。
この問題の解説ページを開く →正解:B.トウガラシチンキ等は、指定された成分との合計量に上限がある
化粧品基準では、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ等について、一定の組合せで合計配合量の上限が規定されている。
この問題の解説ページを開く →正解:B.香りをつけたり苦味成分を加え、飲用できないようにするための処理
変性アルコールは、香りをつけたり苦味成分を加えるなどして、お酒の原料として使えない(飲用できない)ように処理されたエタノールのことです。
この問題の解説ページを開く →正解:C.結合している炭素(C)の数が一般的に「12以上」と長い構造であること。
化学の世界において「高級」とは値段が高いという意味ではなく、炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長い(一般的に炭素数が12以上のものを高級と呼ぶ)構造であることを意味します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.健常な皮膚では皮膚深部への浸透は限定的とされるが、吸入等の曝露は別途考慮が必要
評価は「皮膚からの浸透」と「粉体・噴霧による吸入リスク」を分けて考える。化粧品のリスク整理としては、前者は限定的とされる一方、後者は剤型設計で注意が必要という切り分けが実務的。
この問題の解説ページを開く →正解:B.化粧品において一般に「アルコール」に分類される成分のうち、単にアルコールという場合は「エタノール」だけを指す。
化粧品で一般に「アルコール」という場合はエタノールのみを指します。「フェノキシエタノール」はエタノールとは構造も性質も異なる成分であり、一般的にアルコールには分類されません。
この問題の解説ページを開く →正解:B.エチルヘキサン酸3分子がグリセリン1分子に結合していること
ギリシャ語で「トリ」は3を意味し、トリエチルヘキサノインはエチルヘキサン酸(高級脂肪酸)3分子とグリセリン1分子がエステル結合した構造のエステル油です。
この問題の解説ページを開く →正解:B.「ローズマリー葉エキス」という“エキス原料”が、水とBGを溶媒として抽出・調製された原料であることが推測できる。
「水、BG、植物名」は“エキス原料の構成(抽出溶媒)”を示すことが多い。BGには補助的な静菌性もあるが、防腐設計は処方全体(pH、キレート、容器、製造管理等)で判断する。
この問題の解説ページを開く →正解:A.過去に精製度の低い鉱物油による油やけが起きたが、現在は高度に精製され不純物を取り除いた安全なものだけが使われている。
1970年代に精製度の低い鉱物油による「油やけ」が起きたことが原因ですが、現在は不純物を取り除いた精製度の高い安全な油性成分だけが使われています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.医薬部外品の有効成分として配合する場合、「グリチルリチン酸ジカリウム」と表示される。
グリチルリチン酸2Kは、医薬部外品に配合される場合は表示名称が異なり「グリチルリチン酸ジカリウム」と表示されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.α-アルブチンは「α-アルブチン」等として区別表示されることがある
異性体や誘導体は、表示名称で区別される運用がある。試験では「表示から別物として扱う必要があるか」を読めることが実務的。
この問題の解説ページを開く →正解:D.コカミドプロピルベタイン
グリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル、カモミラETは医薬部外品の有効成分としての実績があります。コカミドプロピルベタインは一般的な両性界面活性剤(洗浄成分)です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.ハトムギエキス
同じ由来原料でも、医薬部外品では生薬名(慣用名)が用いられ、一般化粧品では植物由来名で表示されることがある。ハトムギ由来は、医薬部外品で「ヨクイニンエキス」、一般化粧品では「ハトムギエキス」として扱われる設計が典型。
この問題の解説ページを開く →正解:A.ヨクイニンエキス → ハトムギエキス
本問は「医薬部外品の表示としてヨクイニンエキスが使われる」という前提で、一般化粧品での植物由来名への読み替えを問う。対応関係が明確なため、正解が一意に定まる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長い構造であること
化学における「高級」とは値段が高いという意味ではなく、炭素鎖が長く、水に溶けない性質を持つもの(一般的に炭素数12以上)を指します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.DPGは「ジ(=2)」を含み、PGに相当する構造単位が2つあるグリコールである。
命名(di)から“単位が2つ”を読み取らせるのが狙い。厳密な合成経路や異性体まで踏み込まない。
この問題の解説ページを開く →正解:A.カミツレエキス → カミツレ花エキス
医薬部外品では生薬由来の慣用名が使われることがある。一般化粧品では、植物の部位まで含めた表示(例:花、葉、根など)になるケースが多い。カミツレは「カミツレ花エキス」として表示される形が基本。
この問題の解説ページを開く →正解:B.トウガラシチンキ等は、特定の成分群として「合計量」で上限が規定される場合がある
別表には、単独上限だけでなく「指定された成分との合計量」で上限が規定されるタイプがある。そこを読ませるのが法規応用。
この問題の解説ページを開く →正解:B.α-アルブチンは、従来のβ-アルブチンの約10倍のメラニン生成抑制効果があるとされている。
近年注目されているα-アルブチンは、一般的に「アルブチン」と表示されるβ-アルブチンの10倍のメラニン生成抑制効果があるとされています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.パラベンなどの防腐剤と同様に「配合が許可されている成分」のリスト(ポジティブリスト)に掲載されており、配合量の上限などが定められている。
サリチル酸は、防腐剤や紫外線吸収剤などと同様に、配合が制限されている(配合量の上限などが定められている)ポジティブリストに該当する成分です。
この問題の解説ページを開く →正解:B.日本ではメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用が許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとのセットで配合するルールがあるため。
メチルクロロイソチアゾリノンは、日本においては単体での使用は許可されておらず、必ず「メチルイソチアゾリノン」と防腐剤としてセットで配合する規制があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.メチルクロロイソチアゾリノンは、メチルイソチアゾリノンとの混合物(MCI/MI)として上限が定められる
別表は「単独成分の上限」と「セット(混合物)としての上限」が分かれている場合がある。MCI/MIは混合物としての扱いが典型で、法規応用としては“どの単位で上限が規定されるか”を読み取れることが重要。
この問題の解説ページを開く →正解:B.日本ではメチルクロロイソチアゾリノンの単体使用が許可されておらず、必ずメチルイソチアゾリノンとのセットで配合するルールがあるため。
防腐剤であるメチルクロロイソチアゾリノンは、日本においては単体での使用は許可されておらず、必ず「メチルイソチアゾリノン」とセットで配合する規制があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.結合している炭素(C)の数が一般的に「12以上」と長い構造であること。
化学における「高級」とは値段が高いという意味ではなく、炭素(C)がいくつもつながっている「炭素鎖」が長く、水に溶けにくい性質を持つもの(一般的に炭素数12以上)を指します。
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