化粧品成分検定1級 ② 代替成分思考

ある成分を別の成分で代替する思考力を学ぶ分野です。同じ機能を持つ複数の成分の特性比較、肌タイプや好み別の成分選択、自然派志向/機能性重視など処方コンセプト別の代替候補、コスト・安定性・配合上限などの制約条件を考慮した最適選択を整理。製品開発・処方提案の現場で必要な応用力を育てる分野です。

この分野の問題38問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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54「防腐剤フリー」を訴求する化粧水を処方する際、パラベンやフェノキシエタノールの代替として、少量配合で高い防腐効果を示す多価アルコールを選択したい。最も適切なものはどれか。

  1. Aグリセリン
  2. B1,2-ヘキサンジオール
  3. CDPG
  4. Dコレステロール
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正解:B1,2-ヘキサンジオール

1,2-ヘキサンジオールやペンチレングリコールは、BGやDPGと同様の保湿効果を持ちながら抗菌力に優れており、防腐剤の配合量を減らす目的や「防腐剤フリー」化粧品によく使用されます。

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55「カンゾウ根エキス」に多く含まれる抗炎症成分を活用したいが、特定の有効成分としての濃度をコントロールするため、精製された単一の誘導体に代替したい。水溶性の化粧水処方において選択すべき成分はどれか。

  1. Aヨクイニンエキス
  2. BカモミラET
  3. Cグリチルリチン酸2K
  4. Dグリチルレチン酸ステアリル
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正解:Cグリチルリチン酸2K

カンゾウ根エキスの主成分である甘味成分「グリチルリチン酸」の誘導体で、水溶性かつ化粧水によく配合される精製単一成分は「グリチルリチン酸2K」です。

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56乳液の処方で「PEG-60水添ヒマシ油」を乳化剤として使用していたが、完全な「PEGフリー」処方を目指すことになった。代替となる非イオン界面活性剤の成分例として適切なものはどれか。

  1. Aコカミドプロピルベタイン
  2. Bオレイン酸ポリグリセリル-10
  3. Cラウレス硫酸Na
  4. Dステアルトリモニウムクロリド
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正解:Bオレイン酸ポリグリセリル-10

PEGフリーを目指す場合、同じ非イオン界面活性剤であるポリグリセリン脂肪酸エステル系の「オレイン酸ポリグリセリル-10」などが代替として適切です。

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57洗い流さないトリートメントで、揮発性成分により軽さを出したい。ただし「ノンシリコーン」を訴求するため環状シリコーンは使えない。軽い感触を保ちつつ、ツヤ・指通りを補う代替アプローチとして最も適切なのはどれか。

  1. Aエタノールを増量して油分を溶かし切る
  2. B低粘度エステル油(例:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル等)+カチオンポリマーで滑りを補う
  3. Cワセリンを増量して皮膜で軽さを出す
  4. D石けん系界面活性剤を加えて油を洗浄する
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正解:B低粘度エステル油(例:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル等)+カチオンポリマーで滑りを補う

揮発性シリコーンを避けるなら、軽い感触のエステル油で油性感を抑えつつ、カチオンポリマーなどで指通りを補う設計が現実的

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58動物由来プラセンタの代替として「植物性プラセンタ」を訴求する原料を選びたい。日本の化粧品原料として“植物性プラセンタ”の名称で流通・表示されやすい由来部位として最も適切なのはどれか。

  1. A
  2. B
  3. C花弁
  4. D果実内部の種子を支える組織(胎座など)や種子周辺部位
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正解:D果実内部の種子を支える組織(胎座など)や種子周辺部位

植物に動物の胎盤は存在しない。一方、化粧品原料の慣用的な呼称として「植物性プラセンタ」とされるものは、果実内部の胎座や種子周辺部位など、“種子形成に関わる部位”由来として扱われる例が多い。したがって本設問の条件では d が最も妥当。

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59化粧水にコラーゲンを配合したいが、とろみをつけずにサラッとした感触を維持したい。この場合の選択肢として最も適したコラーゲン原料はどれか。

  1. Aアテロコラーゲン
  2. B加水分解コラーゲン
  3. C水溶性コラーゲン
  4. Dゼラチン
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正解:B加水分解コラーゲン

加水分解コラーゲンは、酵素で処理して分子を小さくしているため、水溶液にとろみが出ず、感触にほとんど影響を与えずに配合できます。

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60日焼け止めにおいて、UV-B波を防御するために「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」を配合した。これに加えてUV-A波の防御効果も高めたい場合、追加・併用する紫外線吸収剤として適切な成分はどれか。

  1. Aオキシベンゾン-3
  2. Bt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  3. C酸化チタン
  4. Dサリチル酸
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正解:Bt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、UV-A波の吸収効果に優れた紫外線吸収剤であり、UV-B波吸収剤と併用して幅広い波長を防御する処方に適しています。

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61ニキビ肌向けのスキンケア処方を設計する際、アクネ菌のエサになりやすいトリグリセリドを主成分とする「オリーブ果実油」の使用を避けたい。保湿力を保ちつつ、構造上アクネ菌のエサになりにくい植物由来の油性成分はどれか。

  1. Aマカデミア種子油
  2. Bホホバ種子油
  3. Cアルガニアスピノサ核油
  4. D馬油
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正解:Bホホバ種子油

オリーブ果実油などの油脂は主にトリグリセリドで、加水分解により脂肪酸が生じやすく、環境によってはアクネ菌増殖に関与しうる。一方ホホバ種子油はロウ(ワックス)に分類され、主成分がワックスエステルであるため、同条件下では相対的にエサになりにくいと考えられ、ニキビ肌向け処方で選択されやすい。

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62「ラウレス硫酸Na」主体の洗浄処方で刺激感が出た。主洗浄剤を大きく変えずに、起泡と洗浄を維持しながら刺激を下げる補助設計として最も適切なのはどれか。

  1. Aラウレス硫酸Naを増量し、すすぎ性で刺激を下げる
  2. B両性界面活性剤(例:コカミドプロピルベタイン)を併用し、ミセル特性を調整する
  3. Cカチオン界面活性剤を主洗浄剤として併用する
  4. Dロウ(ワックス)を増やして皮膜で刺激を隠す
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正解:B両性界面活性剤(例:コカミドプロピルベタイン)を併用し、ミセル特性を調整する

主剤を変えない場合は、両性界面活性剤併用で刺激感を緩和しやすい。起泡・粘度調整にも寄与する。

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63夏向けのボディローションにおいて、エタノールの揮発による一時的な引き締め効果ではなく、タンパク質に作用して持続的に汗腺を引き締める処方に変更したい。主剤として適した代替成分はどれか。

  1. AクロルヒドロキシAl
  2. Bグリチルリチン酸2K
  3. Cチャ葉エキス
  4. Dパルミチン酸デキストリン
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正解:AクロルヒドロキシAl

クロルヒドロキシAlなどのアルミニウム化合物は、肌表面のタンパク質を収縮させる特性(収れん作用)によって汗腺を閉塞あるいは引き締め、発汗や皮脂分泌を抑える働きがあります。

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64敏感肌向け化粧品において、保湿力の高いハチミツを配合したいが、アレルギーのリスクを極力低減したい。この場合、化粧品原料としてどのような処理が施されたハチミツを選択すべきか。

  1. A酵素によってペプチド結合を切断し、低分子化したもの
  2. Bアレルゲンや濁りの原因となる不純物を低減するため、精製(ろ過、脱色・脱臭など)されたもの
  3. C水酸化Naで中和し、高い吸湿力を持たせたもの
  4. D加熱によりらせん構造をほどき、ゼラチン状に変化させたもの
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正解:Bアレルゲンや濁りの原因となる不純物を低減するため、精製(ろ過、脱色・脱臭など)されたもの

敏感肌向けでは、におい・色・不溶性不純物や微量混入物を低減した精製度の高い原料が選ばれやすい。したがって b が適切。

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65「ラウリル硫酸Na」を配合した洗浄料の皮膚刺激が懸念されたため、分子構造を改良した成分へ変更することにした。洗浄力を保ちつつ刺激を軽減したアニオン界面活性剤として適切なものはどれか。

  1. Aステアリン酸
  2. Bラウレス硫酸Na
  3. Cココイルグルタミン酸Na
  4. Dオレイン酸ポリグリセリル-10
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正解:Bラウレス硫酸Na

ラウリル硫酸Naは皮膚刺激性が報告されることがありますが、それに酸化エチレンを付加して改良された「ラウレス硫酸Na」は、洗浄力が高く刺激が少ないアニオン界面活性剤として広く使われます。

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66オーガニックコスメにおいて、美容液に強いとろみをつけたい。合成ポリマーである「カルボマー」の配合を避け、微生物の発酵によって得られる天然由来のポリマーで代替したい場合、最も適した成分はどれか。

  1. Aパルミチン酸デキストリン
  2. Bペクチン
  3. Cキサンタンガム
  4. DBG
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正解:Cキサンタンガム

キサンタンガムは天然由来のポリマーの代表であり、トウモロコシデンプンから抽出した糖類をキサントモナス菌を使って発酵させてつくられ、水にとろみを与えます。

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67ニキビ向け処方で、防腐設計を補強するために抗菌性を持つ成分を検討している。パラベンの“完全代替”ではなく、防腐補助として用いられることがある成分として適切なのはどれか。

  1. Ao-シメン-5-オール
  2. BBHT
  3. Cゼオライト
  4. Dカルボマー
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正解:Ao-シメン-5-オール

o-シメン-5-オールは抗菌性を狙って採用されることがある。一方で刺激性がゼロという断定は避け、配合量や製品設計で安全性評価が必要。

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68毛穴の開きに対し、アルコールの揮発による一過性の清涼感ではなく、肌表面のタンパク質を収縮させる特性(収れん作用)を持つ成分でアプローチしたい。適切な代替成分はどれか。

  1. Aエタノール
  2. B硫酸(Al/K)
  3. Cペクチン
  4. Dセンブリエキス
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正解:B硫酸(Al/K)

硫酸(Al/K)(ミョウバン)などのアルミニウム化合物は、肌表面のタンパク質を収縮させる特性があり、この収れん作用によって毛穴を引き締め、ハリをよくする効果が期待できます。

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69ジャムなどの食品でとろみをつける際にも使われ、化粧品ではカルシウムと合わせることで硬めのゲルをつくることができる天然由来の増粘剤はどれか。

  1. Aカルボマー
  2. Bペクチン
  3. Cパルミチン酸デキストリン
  4. Dメチルパラベン
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正解:Bペクチン

ペクチンは柑橘類の果皮などから抽出される天然由来のポリマーで、食品用ゲル化剤としても使われ、水溶液をカルシウムと合わせることで硬めのゲルをつくることができます。

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70グリチルリチン酸2Kを配合していたが、油相になじませてクリームでの分散性・感触を改善したい。油溶性の誘導体として適切なのはどれか。

  1. Aアラントイン
  2. Bプラセンタエキス
  3. Cグリチルレチン酸ステアリル
  4. DカモミラET
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正解:Cグリチルレチン酸ステアリル

グリチルレチン酸ステアリルは油溶性の誘導体として、クリームなど油相を含む処方で配合設計しやすい。強弱より「溶解性と処方適性」を読む。

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71化粧水でヒアルロン酸Naの「肌へのなじみ(密着)」や保水感の持続を高めたい。ヒアルロン酸Naの誘導体として適切なのはどれか。

  1. Aアセチルヒアルロン酸Na
  2. B加水分解ヒアルロン酸
  3. Cヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
  4. Dヒアルロン酸クロスポリマーNa
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正解:Aアセチルヒアルロン酸Na

アセチルヒアルロン酸Naはヒアルロン酸の誘導体で、保水に加えて“肌への密着性”や使用感の向上が狙われやすい。油性成分結合というより、化学修飾により性質を調整した原料として読む。

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72鉱物油(ミネラルオイル)に対してネガティブなイメージを持つ顧客向けに、同じような高い保護力(水分蒸散抑制効果)を持ち、かつ植物由来の油性成分で代替したい。最も適したベース成分はどれか。

  1. Aセタノール
  2. B植物性スクワラン
  3. Cミツロウ
  4. Dジメチコン
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正解:B植物性スクワラン

スクワランはミネラルオイルと同じ炭化水素であり高い保護力を持ちます。近年はオリーブ等から取れる植物性スクワランが広く使われています。

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73酸化しやすい天然油脂の代替として、安定性や感触を設計しやすい“合成油剤”をベースにしたい。最も適切なのはどれか。

  1. Aエステル油(合成エステル)
  2. Bロウ(ワックス)
  3. C高級脂肪酸
  4. D炭化水素
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正解:Aエステル油(合成エステル)

合成エステルは粘度・極性・感触を設計しやすく、酸化安定性や供給安定性の観点でも天然油脂の代替として用いられる。天然にもエステルはあるため、「合成エステル」と明記してズレを防ぐ。

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74動物由来コラーゲンを避けたい場合、アミノ酸の観点から代替アプローチを考える。科学的に最も妥当な説明はどれか。

  1. Aヒアルロン酸は植物多糖なのでコラーゲンを完全代替できる
  2. B角質層の保湿はアミノ酸などNMFとも関係するため、アミノ酸配合は“角質のうるおい設計”として合理性がある
  3. Cコラーゲンは脂質なので植物油が最適
  4. Dコラーゲンは鉱物由来なので合成セラミドしかない
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正解:B角質層の保湿はアミノ酸などNMFとも関係するため、アミノ酸配合は“角質のうるおい設計”として合理性がある

コラーゲン自体の“置き換え”ではなく、角質の保湿設計としてアミノ酸配合に合理性がある、という整理にすると科学的に安全で誤解が少ない。

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75クレンジングオイルなどの「液状の油性成分」が主体となる製品において、液だれを防ぐためにとろみ(粘度)をつけたい。水溶性のカルボマーの代替として、油を増粘させるために選択すべき成分はどれか。

  1. Aペクチン
  2. Bパルミチン酸デキストリン
  3. Cキサンタンガム
  4. DBG
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正解:Bパルミチン酸デキストリン

カルボマーやキサンタンガムは水を増粘させる成分ですが、パルミチン酸デキストリンは液状の「油性成分」にとろみを与える成分としてメイクアップ化粧品等に使用されます。

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76防腐剤フリー化粧水で多価アルコールを採用する際、同時に見直すべき設計条件として最も適切なのはどれか。

  1. A香料を強くしてマスキングする
  2. BpHやキレート剤、容器設計なども含めて微生物リスクを下げる
  3. C油分を増やして水を減らすだけで十分
  4. D着色料を入れて紫外線を遮断する
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正解:BpHやキレート剤、容器設計なども含めて微生物リスクを下げる

静菌的に働く成分を使っても、品質保持はpHや金属イオン、容器、製造管理など総合設計。

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77美白美容液の処方において、メラニンが作られる前の初期段階(ケラチノサイトからの情報伝達)をブロックするアプローチを取り入れたい。チロシナーゼ阻害型の成分から代替・追加する成分として適したものはどれか。

  1. Aアルブチン
  2. Bプラセンタエキス
  3. CカモミラET
  4. Dリン酸アスコルビルMg
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正解:CカモミラET

カモミラETは、紫外線によるメラニン合成過程の初期段階で作用し、ケラチノサイトからメラノサイトへの情報伝達を阻害することでメラニンの過剰な生成を抑えます。

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78ニキビ肌向けの美容液において、保湿効果を高める油性成分の追加を検討している。アクネ菌のエサになりやすいトリグリセリド(油脂)を避け、ロウ(ワックス)に分類される成分で代替したい場合、適切なものはどれか。

  1. Aオリーブ果実油
  2. B馬油
  3. Cホホバ種子油
  4. Dマカデミア種子油
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正解:Cホホバ種子油

オリーブ果実油などの油脂はアクネ菌のエサになりますが、ロウに分類されるホホバ種子油は構造が違うためアクネ菌のエサになりにくく、ニキビになりにくい成分です。

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79リポソーム技術を用いた美容液を開発する際、乳化成分として卵黄や大豆から抽出した天然の「レシチン」を使用すると、劣化が早く色やにおいが強くなる問題があった。これを解決するために代替された安定性の高い成分はどれか。

  1. Aラウレス硫酸Na
  2. BセラミドEOP
  3. C水添レシチン
  4. Dポリソルベート60
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正解:C水添レシチン

卵黄などに含まれる天然成分のレシチンはそのままでは劣化しやすいため、化学反応で水素添加(水添)し、熱や酸に対する安定性を高めた「水添レシチン」が化粧品やリポソーム化に使用されます。

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80処方から「動物由来成分」を完全に排除するヴィーガン対応化粧品を企画している。次の成分のうち、由来を確認し代替を検討する必要性が最も高いものはどれか。

  1. ABG
  2. B水溶性コラーゲン
  3. CDPG
  4. Dアセチルヒアルロン酸Na
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正解:B水溶性コラーゲン

水溶性コラーゲンは、豚や魚など、動物の皮や鱗から抽出した水溶性のタンパク質から得られるため、動物由来を避ける場合は代替成分の検討が必要です。

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81ラウレス硫酸Naを主洗浄剤としたボディソープで「刺激が気になる」という声があった。起泡力を保ちつつ、皮膚刺激性を緩和するために補助・代替として追加配合する成分として最も適切なものはどれか。

  1. Aコカミドプロピルベタイン
  2. Bステアルトリモニウムクロリド
  3. CPEG-60水添ヒマシ油
  4. D水添レシチン
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正解:Aコカミドプロピルベタイン

コカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤)は低刺激性で柔軟効果があり、シャンプーの泡立ちや増粘、コンディショニング効果を補助するため、アニオン界面活性剤の刺激緩和に多用されます。

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82美白有効成分として「ハイドロキノン」の配合を検討したが、肌への刺激性を考慮し、ハイドロキノンにブドウ糖を結合させた安全性の高い誘導体(β型)に代替することにした。この成分名はどれか。

  1. Aリン酸アスコルビルMg
  2. BカモミラET
  3. Cアルブチン
  4. Dプラセンタエキス
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正解:Cアルブチン

アルブチンはハイドロキノンの誘導体であり、ハイドロキノンにブドウ糖を結合したものです(一般的なアルブチンはβ-アルブチンを指します)。

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83水溶性の抗炎症成分である「グリチルリチン酸2K」をクリームに配合したところ、テクスチャーへのなじみが悪かった。油相になじみやすく、クリーム処方で配合設計しやすい油溶性の代替成分はどれか。

  1. Aアラントイン
  2. Bヨクイニンエキス
  3. Cグリチルレチン酸ステアリル
  4. DカモミラET
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正解:Cグリチルレチン酸ステアリル

グリチルレチン酸ステアリルはグリチルリチン酸系の誘導体で油溶性を持ち、油相になじみやすい。クリームなど油相を含む処方で分散・溶解させやすく、使用感のなじみ改善を狙った設計で選択される。

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84ニキビ肌向けで、トリグリセリド主体の植物油脂を避けたい。植物由来に限定して、構造上ワックスエステル主体である油性成分として適切なのはどれか。

  1. Aマカデミア種子油
  2. Bホホバ種子油
  3. C馬油
  4. Dオリーブ果実油
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正解:Bホホバ種子油

ホホバ種子油は一般的な油脂(トリグリセリド)と異なりワックスエステル主体。条件を「植物由来」に絞ることで正解が明確になる。

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85ヘアワックスのスタイリング力と粘りを向上させるために、これまで使用していた合成高分子から天然由来の油性成分へ変更したい。乳化しやすく密閉性も高い適した成分はどれか。

  1. Aジメチコン
  2. Bミツロウ
  3. Cミネラルオイル
  4. Dオリーブ果実油
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正解:Bミツロウ

ミツロウは働きバチの巣から得られる天然のロウで、粘りがあって乳化しやすく、ヘアワックスのスタイリングなどにも幅広く使われます。

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86クレンジングオイルなどの「液状の油性成分」が主体となる製品において、液だれを防ぐためにとろみ(粘度)をつけたい。水溶性のカルボマーの代替として、油を増粘させるために選択すべき成分はどれか。

  1. Aキサンタンガム
  2. Bペクチン
  3. Cパルミチン酸デキストリン
  4. Dベントナイト
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正解:Cパルミチン酸デキストリン

カルボマーやキサンタンガムは水(水相)を増粘させる成分ですが、パルミチン酸デキストリンは液状の「油性成分」にとろみを与える成分としてメイクアップ化粧品等に使用されます。

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87洗髪後につっぱらないマイルドなシャンプーを設計する際、主洗浄剤の「ラウレス硫酸Na」をアミノ酸系アニオン界面活性剤へ代替したい。最適な成分はどれか。

  1. Aココイルグルタミン酸Na
  2. Bコカミドプロピルベタイン
  3. Cステアルトリモニウムクロリド
  4. Dオレイン酸ポリグリセリル-10
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正解:Aココイルグルタミン酸Na

ココイルグルタミン酸Naはアミノ酸(グルタミン酸)から合成されるアニオン界面活性剤で、低刺激性で洗浄後はつっぱりにくく、弱酸性でも界面活性剤の機能を維持できる特徴があります。

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88ニキビ肌向けのスキンケア処方を設計する際、アクネ菌のエサになりやすいトリグリセリドを主成分とする「オリーブ果実油」の使用を避けたい。保湿力を保ちつつ、構造上アクネ菌のエサになりにくい油性成分の代替はどれか。

  1. Aトリエチルヘキサノイン
  2. B馬油
  3. Cマカデミア種子油
  4. Dホホバ種子油
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正解:Dホホバ種子油

オリーブ果実油などの油脂はアクネ菌のエサになるトリグリセリドが主成分ですが、ロウ(ワックス)に分類されるホホバ種子油は構造が違うためアクネ菌のエサになりにくく、ニキビになりにくい成分です。

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89「ノンシリコーン」を訴求するシャンプーやトリートメントを開発する際、シリコーンを抜くことで髪がきしんだり、指通りが悪くなる懸念がある。これを補うために処方上で工夫すべきアプローチとして適切なものはどれか。

  1. A洗浄力の強いアニオン界面活性剤を増量してコーティング成分を完全に落とす。
  2. B代わりとなるカチオン界面活性剤や植物由来の油脂(エモリエント成分)でコンディショニング効果を補う。
  3. Cミネラルオイルを多量に配合し、髪の表面を強固に固める。
  4. D水の配合量を極限まで減らし、アルコールベースの処方にする。
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正解:B代わりとなるカチオン界面活性剤や植物由来の油脂(エモリエント成分)でコンディショニング効果を補う。

シリコーン(ツヤやサラサラ感を与える)を抜く場合は、髪のダメージやボリュームを抑えるために、他のコーティング成分やエモリエント成分(油脂類)で補う必要があります。

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90洗い流さないヘアトリートメントにおいて、塗布後にベタつきを残さずサラッとした感触を与えるために揮発性のある油性成分を配合したい。エタノールを避ける場合、最適な代替成分はどれか。

  1. Aシクロペンタシロキサン
  2. Bホホバ種子油
  3. Cセタノール
  4. Dステアリン酸
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正解:Aシクロペンタシロキサン

シクロペンタシロキサンは代表的な環状シリコーンであり、肌や髪に塗布した後は徐々に揮発するためベタつかずサラッとした感触を与えます。

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91リポソーム美容液で、脂質原料の酸化臭と濁りが課題になった。脂質の安定性を上げつつ、リポソーム形成に使われる成分として最も適切なのはどれか。

  1. A水添レシチン
  2. Bラウレス硫酸Na
  3. CセラミドEOP
  4. Dベントナイト
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正解:A水添レシチン

天然レシチンは不飽和部位が多いと酸化臭などの問題が出やすい。水添で安定性を上げた原料が採用される、という処方意図を読ませる。

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