二級ボイラー技士 ⑥ 燃料燃焼2(気体固体燃焼・大気汚染・燃焼室・通風)

気体・固体燃料の燃焼方式と、燃焼室・通風・大気汚染を扱う分野です。気体燃料の予混合燃焼・拡散燃焼、逆火(フラッシュバック)、固体燃料の燃焼、燃焼室の構造、通風(自然通風・押込通風・誘引通風・平衡通風)、NOx・SOx・ばいじんなど排ガスによる大気汚染とその防止が頻出テーマです。燃焼方式の違いと通風方式の分類は混同しやすいので、それぞれの仕組みと特徴を対比して整理し、環境対策の考え方まで押さえましょう。

この分野の問題47問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

245気体燃料の燃焼特徴として、重油などの液体燃料と比較した場合に正しい記述はどれか。

  1. Aガス火炎は油火炎に比べて放射伝熱量が多く接触伝熱量が少ない
  2. B気体燃料の燃焼には液体燃料のような微粒化や蒸発のプロセスが必要である
  3. Cガス火炎は油火炎に比べて放射伝熱量が少なく接触伝熱量が多い
  4. D気体燃料はあらかじめ燃料を加熱したり霧化媒体を使用したりする必要がある
正解と解説を見る

正解:Cガス火炎は油火炎に比べて放射伝熱量が少なく接触伝熱量が多い

ガス火炎は油火炎と比べて炉内での放射伝熱量が少なく、接触伝熱面での接触伝熱量が多くなります。

この問題の解説ページを開く →

246予混合燃焼方式に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aあらかじめ気体燃料と空気を混合してからバーナに供給する方式である
  2. B燃料ガスと空気を別々にバーナから燃焼室に供給して燃焼させる方式である
  3. Cバーナ内部に可燃性混合気が存在しないため逆火の危険性がない
  4. D大容量のボイラー用バーナのほとんどに採用されている燃焼方式である
正解と解説を見る

正解:Aあらかじめ気体燃料と空気を混合してからバーナに供給する方式である

予混合燃焼方式はあらかじめガスと空気を混合して供給する方式で、気体燃料特有の燃焼方式です。

この問題の解説ページを開く →

247気体燃料の予混合燃焼方式において、逆火(フラッシュバック)が発生する条件はどれか。

  1. A混合気体の噴出速度が火炎の燃焼速度とつり合っている場合
  2. B混合気体の噴出速度が火炎の燃焼速度よりも速くなった場合
  3. C混合気体の噴出速度が火炎の燃焼速度よりも遅くなった場合
  4. Dバーナ内部に可燃性混合気がまったく存在しなくなった場合
正解と解説を見る

正解:C混合気体の噴出速度が火炎の燃焼速度よりも遅くなった場合

混合気体の噴出速度(外向き)が火炎の燃焼速度(内向き)よりも遅くなった場合に逆火が発生します。

この問題の解説ページを開く →

248ボイラー用ガスバーナのほとんどに拡散燃焼方式が採用されている最大の理由はどれか。

  1. Aバーナ内に可燃性混合気が存在せず逆火の危険がないため
  2. Bあらかじめガスと空気を理想的に混合して安定な火炎を作れるため
  3. C放射伝熱面での伝熱量を油火炎よりも大幅に多くできるため
  4. Dパウダー状態にまで燃料を細かく粉砕して供給できるため
正解と解説を見る

正解:Aバーナ内に可燃性混合気が存在せず逆火の危険がないため

拡散燃焼方式はバーナ内に可燃性混合気が存在しないため逆火の危険がなく、安全性が高いため広く採用されています。

この問題の解説ページを開く →

249拡散燃焼方式のガスバーナにおいて、火炎の形状(広がり・長さ)を容易に調節できる要因として、該当しないものはどれか。

  1. Aガスの分散や噴射方法
  2. B空気の流速や旋回の強さ
  3. C燃料ガスの予熱温度
  4. D保炎器の形状
正解と解説を見る

正解:C燃料ガスの予熱温度

拡散燃焼方式では空気の流速や旋回、ガスの噴射方法、保炎器の形状等で火炎を調節しますが、燃料ガスの予熱温度は不要とされています。

この問題の解説ページを開く →

250最も基本的で代表的な拡散燃焼方式のガスバーナであり、空気流の中心にガスノズルを配置して先端からガスを放射状に噴射するものはどれか。

  1. Aリングタイプガスバーナ
  2. Bセンタータイプガスバーナ
  3. Cマルチスパッドガスバーナ
  4. Dガンタイプガスバーナ
正解と解説を見る

正解:Bセンタータイプガスバーナ

センタータイプガスバーナは空気流の中心にガスノズルがあり、その先端からガスを放射状に噴射する代表的なバーナです。

この問題の解説ページを開く →

251リングタイプガスバーナの構造に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aリング状のバーナ管の内部に多数のガス噴射孔があり内側に向かってガスを噴射する
  2. B空気流の中心にガスノズルがあり先端からガスを放射状に噴射する
  3. Cバーナの空気流の中に複数本のガスノズルを設けて分割して噴射する
  4. Dガスノズル、ファン、点火装置、燃焼安全装置などを一体化している
正解と解説を見る

正解:Aリング状のバーナ管の内部に多数のガス噴射孔があり内側に向かってガスを噴射する

リングタイプはリング状のバーナ管の内部に多数のガス噴射孔があり、空気流の外側から内側に向けてガスを噴射します。

この問題の解説ページを開く →

252空気流の中に複数本のガスノズルを設け、ガスノズルを数本に分割することによってガスと空気の混合を促進させるガスバーナはどれか。

  1. Aセンタータイプガスバーナ
  2. Bリングタイプガスバーナ
  3. Cマルチスパッドガスバーナ
  4. Dガンタイプガスバーナ
正解と解説を見る

正解:Cマルチスパッドガスバーナ

マルチスパッドガスバーナは、空気流の中に複数本のガスノズルを設けてガスと空気の混合を促進させます。

この問題の解説ページを開く →

253ガンタイプガスバーナに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. Aガスノズル、ファン、点火装置、燃焼安全装置などが一体化されている
  2. B負荷制御装置などが一体化された構造である
  3. C中・小容量ボイラーに用いられるガスバーナである
  4. D主に大容量の発電用ボイラーに広く用いられている
正解と解説を見る

正解:D主に大容量の発電用ボイラーに広く用いられている

ガンタイプガスバーナは中・小容量ボイラーに用いられるものであり、大容量の発電用ボイラー用ではありません。

この問題の解説ページを開く →

254固体燃料の燃焼方式のうち、多数のすき間のある部品の上に石炭をのせ、下方から一次空気を吹き上げて燃焼させる方式はどれか。

  1. A微粉炭バーナ燃焼方式
  2. B流動層燃焼方式
  3. C火格子燃焼方式
  4. D上込め分散燃焼方式
正解と解説を見る

正解:C火格子燃焼方式

火格子燃焼方式は、多数のすき間のある火格子のうえに固体燃料をのせ、下方から空気を吹き上げて燃焼させます。

この問題の解説ページを開く →

255微粉炭バーナ燃焼方式に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A石炭を1〜5mm程度の粒径に粉砕してバーナに送り浮遊燃焼させる
  2. B多数のすき間のある板の上に石炭をのせ下方から空気を吹き上げる
  3. C層内温度を700〜900℃の低温に維持して石炭灰の溶融を避ける
  4. D石炭を約0.1mmのパウダー状態にして空気とともにバーナに送り燃焼させる
正解と解説を見る

正解:D石炭を約0.1mmのパウダー状態にして空気とともにバーナに送り燃焼させる

微粉炭バーナ燃焼は、石炭を約0.1mmのパウダー状態(微粉炭)にして空気とともに送り、浮遊燃焼させます。

この問題の解説ページを開く →

256微粉炭バーナ燃焼方式の短所として、適切な組合せはどれか。

  1. A粉砕のための動力が少なくてすむが、排ガス熱の損失が最も大きくなる
  2. B低温燃焼のため窒素酸化物が多くなり、高性能の脱硝装置が必要となる
  3. C燃料の流動化が困難であり、廃タイヤなどの低質な燃料が一切使用できない
  4. D設備が大がかりになり、発生するダストが多いため高性能の集じん装置を必要とする
正解と解説を見る

正解:D設備が大がかりになり、発生するダストが多いため高性能の集じん装置を必要とする

微粉炭バーナ燃焼は微粉炭機(ミル)などの設備が大がかりになり、ダストが多いため高性能の集じん装置を必要とします。

この問題の解説ページを開く →

257流動層燃焼方式の定義として、最も適切な記述はどれか。

  1. A石炭を微粉炭機で約0.1mmのパウダー状態に粉砕して空気とともにバーナから燃焼室に送り浮遊させながら燃焼させる方式
  2. B多数のすき間のある火格子の上に石炭をのせ下方から一次空気を吹き上げて燃料層の上方または下方から投入して燃焼させる方式
  3. C空気流の中心に設置したガスノズルから燃料ガスを放射状に噴射し空気流の外側から別々に供給して拡散燃焼させる方式
  4. D多孔板の上に粉砕した石炭と固体粒子を供給し下方から空気を上向きに吹き上げて混合物の層を流動化させ撹拌しながら燃焼させる方式
正解と解説を見る

正解:D多孔板の上に粉砕した石炭と固体粒子を供給し下方から空気を上向きに吹き上げて混合物の層を流動化させ撹拌しながら燃焼させる方式

多孔板の上で石炭と固体粒子(流動媒体)の混合物を下からの空気で流動化させ、激しく撹拌して燃焼させるのが流動層燃焼です。

この問題の解説ページを開く →

258流動層燃焼方式において、燃料とともに供給される砂などの固体粒子は、流動に役立つことから何と呼ばれるか。

  1. A流動媒体
  2. B霧化媒体
  3. C保炎器
  4. Dスタビライザ
正解と解説を見る

正解:A流動媒体

流動層燃焼で流動に役立つ砂などの固体粒子は「流動媒体」とも呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

259流動層燃焼方式の特徴として、微粉炭バーナ燃焼方式と比較した場合に誤っているものはどれか。

  1. A石炭灰の溶融を促進して伝熱性能を上げるため層内温度を1500℃以上に保つ
  2. B石炭を1〜5mm程度の粒径に粉砕すれば足りるため粉砕動力が軽減される
  3. C石炭以外の木くずや廃タイヤといった低質な燃料でも時間をかけて燃焼できる
  4. D燃料と固体粒子が混ざり合って撹拌されることで流動層内部の伝熱性能がよい
正解と解説を見る

正解:A石炭灰の溶融を促進して伝熱性能を上げるため層内温度を1500℃以上に保つ

流動層燃焼方式では、石炭灰の溶融を避けるために蒸発管を配置し、層内温度を700〜900℃の低温に制御します。

この問題の解説ページを開く →

260流動層燃焼方式において、窒素酸化物(NOx)の発生が少なくなる理由として、正しいものはどれか。

  1. A流動層内に石灰石を送入して炉内脱硫を行うため
  2. B層内温度を700〜900℃の低温燃焼に制御しているため
  3. C高温燃焼域での燃焼ガスの滞留時間を極端に長くするため
  4. D燃焼域での酸素濃度を限界まで高くして完全燃焼させるため
正解と解説を見る

正解:B層内温度を700〜900℃の低温燃焼に制御しているため

NOxは一般に1500℃以上で発生が多くなりますが、流動層燃焼は700〜900℃の低温燃焼であるため発生が少なくなります。

この問題の解説ページを開く →

261流動層燃焼方式において、流動層内に石灰石(炭酸カルシウムを主な成分とする岩石)を送入することによって可能となる措置はどれか。

  1. A排煙脱硝
  2. B炉内脱硫
  3. C微粉粉砕
  4. D加圧燃焼
正解と解説を見る

正解:B炉内脱硫

流動層内に石灰石を送入することにより、燃料中の硫黄分と反応して硫黄酸化物(SOx)の排出を抑える「炉内脱硫」ができます。

この問題の解説ページを開く →

262大気汚染物質である「ばいじん」を構成する「すす」と「ダスト」の説明として、正しいものはどれか。

  1. Aすすは灰分を主体とするちりであり、ダストは不完全燃焼時の遊離炭素である
  2. Bすすは燃料中の硫黄分が酸素と結び付いたものであり、ダストは一酸化窒素である
  3. Cすすは二酸化硫黄が大部分を占め、ダストは三酸化硫黄が水蒸気と結び付いたものである
  4. Dすすは不完全燃焼時に炭素が分離した遊離炭素であり、ダストは灰分を主体とするちりである
正解と解説を見る

正解:Dすすは不完全燃焼時に炭素が分離した遊離炭素であり、ダストは灰分を主体とするちりである

すすは燃料が不完全燃焼した際に分離して残存した遊離炭素であり、ダストは灰分を主体とするちりです。

この問題の解説ページを開く →

263排ガス中の硫黄酸化物(SOx)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A排ガス中のSOxは、その大部分が三酸化硫黄(SO3)である
  2. BSOxの発生を抑制するには、窒素化合物の少ない燃料を選択することが重要である
  3. CSOxは人体への影響として呼吸器系の障害を引き起こすほか、酸性雨の原因となる
  4. D排ガス中のSOxを取り除くためには、高性能の排煙脱硝装置を設ける必要がある
正解と解説を見る

正解:CSOxは人体への影響として呼吸器系の障害を引き起こすほか、酸性雨の原因となる

排ガス中のSOxは大部分が二酸化硫黄(SO2)であり、呼吸器系障害を引き起こしたり酸性雨の原因となったりします。

この問題の解説ページを開く →

264排ガス中の窒素酸化物(NOx)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A排ガス中のNOxは、大部分が一酸化窒素(NO)である
  2. B排ガス中のNOxは、大部分が二酸化窒素(NO2)である
  3. CNOxは煙突から大気中に拡散する間に酸化されて大部分が一酸化窒素(NO)になる
  4. DNOxは燃料中の灰分が不完全燃焼を起こして分離した遊離炭素の一種である
正解と解説を見る

正解:A排ガス中のNOxは、大部分が一酸化窒素(NO)である

排ガス中のNOxは大部分が一酸化窒素(NO)であり、大気中に拡散する間に一部が酸化されて二酸化窒素(NO2)になります。

この問題の解説ページを開く →

265燃焼で生じる「サーマルNOx」と「フューエルNOx」の生成プロセスに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. AサーマルNOxは燃焼用空気中の窒素が酸素と反応して生じ、フューエルNOxは燃料中の窒素化合物から酸化によって生じる
  2. BサーマルNOxは燃料中の窒素化合物から生じ、フューエルNOxは空気中の窒素から生じる
  3. CサーマルNOxは1500℃以下の低温で発生し、フューエルNOxは1500℃以上の高温でのみ発生する
  4. DサーマルNOxは遊離炭素の酸化によって生じ、フューエルNOxは灰分と硫黄の結合で生じる
正解と解説を見る

正解:AサーマルNOxは燃焼用空気中の窒素が酸素と反応して生じ、フューエルNOxは燃料中の窒素化合物から酸化によって生じる

サーマルNOxは燃焼用空気中の窒素が高温下で酸素と反応して生じ、フューエルNOxは燃料中の窒素化合物から生じます。

この問題の解説ページを開く →

266燃焼域における窒素酸化物(NOx)の発生自体を抑制するための措置として、誤っているものはどれか。

  1. A高温燃焼域での燃焼ガスの滞留時間を長くする
  2. B燃焼域での酸素濃度を低くする
  3. C燃焼温度を低くし、特に局所的高温域が生じないようにする
  4. D窒素化合物の少ない燃料を使用する
正解と解説を見る

正解:A高温燃焼域での燃焼ガスの滞留時間を長くする

高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間が長くなるほどNOxを発生させる反応が進むため、滞留時間は「短く」すべきです。

この問題の解説ページを開く →

267NOxの発生を抑制するための改善された燃焼方法の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A一段階高速燃焼法・完全拡散燃焼法・炉内脱硫装置併用システム
  2. B二段階燃焼法・濃淡燃焼法・排ガス再循環法
  3. C加圧燃焼法・上込め燃焼法・微粉炭浮遊燃焼法
  4. D放射伝熱促進法・接触伝熱抑制法・排煙脱硝法
正解と解説を見る

正解:B二段階燃焼法・濃淡燃焼法・排ガス再循環法

NOx発生抑制のための燃焼方法として、二段階燃焼法、濃淡燃焼法、排ガス再循環法の3つが挙げられています。

この問題の解説ページを開く →

268空気を二段階に分けて供給することで、酸素濃度を低くするとともに急激な燃焼を抑えて燃焼温度の上昇を防ぐ燃焼方法はどれか。

  1. A濃淡燃焼法
  2. B排ガス再循環法
  3. C二段階燃焼法
  4. D低温流動燃焼法
正解と解説を見る

正解:C二段階燃焼法

空気を二段階に分けて供給し、酸素濃度低下と燃焼温度上昇防止を図る方法は「二段階燃焼法」です。

この問題の解説ページを開く →

269燃料過剰の部分では酸素濃度の低下を、空気過剰の部分では燃焼温度の低下を図ることができる、複数のバーナを使用する燃焼方法はどれか。

  1. A二段階燃焼法
  2. B濃淡燃焼法
  3. C排ガス再循環法
  4. D加圧燃焼法
正解と解説を見る

正解:B濃淡燃焼法

燃料過剰と空気過剰の複数のバーナを使用し、酸素濃度と燃焼温度の低下を図る方法は「濃淡燃焼法」です。

この問題の解説ページを開く →

270排ガス再循環法がNOxの発生を抑制できる主な理由として、正しいものはどれか。

  1. A排ガス中の二酸化硫黄を石灰石と反応させて、炉内脱硫を行うため
  2. B排ガスの一部を燃焼用空気に混入させることで、燃焼温度を低下させるため
  3. C高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を極限まで長くするため
  4. D空気中の窒素を取り除き、フューエルNOxの発生を完全に遮断するため
正解と解説を見る

正解:B排ガスの一部を燃焼用空気に混入させることで、燃焼温度を低下させるため

排ガス再循環法は、排ガスの一部を燃焼用空気に混入させることで燃焼温度を低下させ、NOxを抑制します。

この問題の解説ページを開く →

271物質が点火した後も燃焼を継続するために必要な「燃焼(の継続)に必要な3つの要素」の正しい組み合わせはどれか。

  1. A可燃物・酸素供給体・点火源
  2. B一次空気・二次空気・過剰空気
  3. C燃料・空気・温度
  4. D着火性・燃焼速度・空気比
正解と解説を見る

正解:C燃料・空気・温度

点火した後も燃焼を継続するためには、燃料・空気・温度の3つの要素が必要であるとテキストに明記されています。

この問題の解説ページを開く →

272ボイラーの燃焼において、一定量の燃料を完全燃焼させるとき、狭い燃焼室でも足りる条件はどれか。

  1. A着火性がよく、燃焼速度が速い場合
  2. B着火性が悪く、燃焼速度が遅い場合
  3. C着火性が悪く、燃焼速度が速い場合
  4. D着火性がよく、燃焼速度が遅い場合
正解と解説を見る

正解:A着火性がよく、燃焼速度が速い場合

着火性がよく、燃焼速度(燃料に着火してから燃え尽きるまで燃焼が進んでいく速さ)が速い場合は、狭い燃焼室で足ります。

この問題の解説ページを開く →

273燃料を完全燃焼させるために理論上必要とされる最小の空気量を「理論空気量」というが、実際の燃焼で必要となる「実際空気量」との関係は一般にどうなるか。

  1. A実際空気量は理論空気量より小さい
  2. B実際空気量は理論空気量と常に等しい
  3. C実際空気量と理論空気量の差は常にゼロである
  4. D実際空気量は理論空気量より大きい
正解と解説を見る

正解:D実際空気量は理論空気量より大きい

燃料と空気が理想的な混合とならないため、一般の燃焼では実際空気量は理論空気量より大きくなります。

この問題の解説ページを開く →

274空気比 m、実際空気量 A、理論空気量 A0 の関係を表す式として、正しいものはどれか。

  1. AA = m ÷ A0
  2. BA0 = m × A
  3. CA = m × A0
  4. Dm = A0 ÷ A
正解と解説を見る

正解:CA = m × A0

空気比 m = A ÷ A0 であるため、式を変形すると A = m × A0 となります。

この問題の解説ページを開く →

275各種燃料の空気比の概略値として、液体燃料および気体燃料の数値はどれか。

  1. A0.1〜0.15
  2. B1.05〜1.3
  3. C1.15〜1.3
  4. D1.50〜2.0
正解と解説を見る

正解:B1.05〜1.3

テキストによると、液体燃料および気体燃料の空気比の概略値は「1.05〜1.3」です(微粉炭は1.15〜1.3)。

この問題の解説ページを開く →

276ボイラーで発生した熱量のうち、蒸気や温水をつくるために有効に利用されなかった「熱損失」において、一般に最も大きなものはどれか。

  1. A不完全燃焼ガスによる損失
  2. Bボイラー周壁からの放熱損失
  3. Cドレン、漏出等による損失
  4. D排ガス熱による損失
正解と解説を見る

正解:D排ガス熱による損失

ボイラーの熱損失のうち、一般に最も大きなものは排ガス熱による損失です。

この問題の解説ページを開く →

277最大の熱損失である「排ガス熱による損失」を小さくする方法として、誤っているものはどれか。

  1. Aエコノマイザにより排ガスの余熱を回収する
  2. B空気予熱器により排ガスの余熱を回収する
  3. Cなるべく空気比を小さくして完全燃焼を行わせる
  4. Dなるべく空気比を大きくして完全燃焼を行わせる
正解と解説を見る

正解:Dなるべく空気比を大きくして完全燃焼を行わせる

空気比を大きくしすぎると、過剰空気量が増して排ガス量が増加し、排ガスによる損失が増大するため誤りです。

この問題の解説ページを開く →

278燃料油と空気を炉内に吹き込む開口部分(バーナスロート)をつくる耐火物であり、油の気化を促進して着火を容易にするものはどれか。

  1. Aバーナタイル
  2. Bスタビライザ
  3. C保炎器
  4. D多孔板
正解と解説を見る

正解:Aバーナタイル

バーナスロートをつくる耐火物を「バーナタイル」といい、その放射熱によって油の気化を促進し着火を容易にします。

この問題の解説ページを開く →

279油・ガスだき燃焼における「一次空気」と「二次空気」の役割の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A一次空気は初期燃焼を安定させ、二次空気は燃料と空気の混合を良好にして燃焼を完結させる
  2. B一次空気は燃焼を完結させ、二次空気は初期燃焼を安定させる
  3. C一次空気は微粉炭と予混合され、二次空気は火格子から燃料層を通して送入される
  4. D一次空気は大部分を占めて燃焼を完結させ、二次空気はバーナの周囲から噴出されるだけである
正解と解説を見る

正解:A一次空気は初期燃焼を安定させ、二次空気は燃料と空気の混合を良好にして燃焼を完結させる

一次空気は噴射された燃料の周辺に供給されて初期燃焼を安定させ、二次空気はその直後に供給されて燃焼を完結させます。

この問題の解説ページを開く →

280火格子燃焼において、一次空気と二次空気はそれぞれどこから送入されるか。

  1. A一次空気は燃料層上の可燃性ガスの火炎中に送入され、二次空気は火格子から燃料層を通して送入される
  2. B一次空気と二次空気の双方が、あらかじめ微粉炭と予混合されてバーナから送入される
  3. C一次空気は火格子から燃料層を通して送入され、二次空気は燃料層上の可燃性ガスの火炎中に送入される
  4. D一次空気はバーナの周囲から噴出され、二次空気は空気流の中心から放射状に噴射される
正解と解説を見る

正解:C一次空気は火格子から燃料層を通して送入され、二次空気は燃料層上の可燃性ガスの火炎中に送入される

火格子燃焼では、一次空気は下方(火格子)から燃料層を通して送入され、二次空気は燃料層上の可燃性ガスの火炎中に送入されます。

この問題の解説ページを開く →

281火格子燃焼における一次空気と二次空気の割合において、正しい記述はどれか。

  1. A二次空気が大部分を占める
  2. B一次空気が大部分を占める
  3. C一次空気と二次空気の割合は常に半分ずつ(50%ずつ)である
  4. D二次空気は一切供給されず、一次空気のみが100%を占める
正解と解説を見る

正解:B一次空気が大部分を占める

火格子燃焼での一次空気と二次空気の割合は、一次空気が大部分を占めます。

この問題の解説ページを開く →

282微粉炭バーナ燃焼における空気の供給方法として、一般的なものはどれか。

  1. A一次空気と微粉炭をあらかじめ混合(予混合)してバーナに供給する
  2. B二次空気と微粉炭をあらかじめ予混合してバーナに供給する
  3. C一次空気と二次空気の双方を完全に一括して空気流の中心から噴射する
  4. D多孔板の下方から空気を上向きに吹き上げて微粉炭を流動化させる
正解と解説を見る

正解:A一次空気と微粉炭をあらかじめ混合(予混合)してバーナに供給する

微粉炭バーナ燃焼では、一次空気と微粉炭があらかじめ予混合され、空気と微粉炭の混合気としてバーナに供給されるのが一般的です。

この問題の解説ページを開く →

283煙突によって生じる「自然通風力」を大きくするための条件として、正しいものはどれか。

  1. A煙突の高さを低くし、煙突内のガス温度を低くする
  2. B煙突の高さを高くし、煙突内のガス温度を低くする
  3. C煙突の高さを低くし、煙突内のガス温度を高くする
  4. D煙突の高さを高くし、煙突内のガス温度を高くする
正解と解説を見る

正解:D煙突の高さを高くし、煙突内のガス温度を高くする

自然通風力は、煙突の高さが高いほど、また煙突内のガス温度が高く(ガス密度が小さく)なるほど大きくなります。

この問題の解説ページを開く →

284ボイラーの人工通風方式のうち、押込ファンを用いて燃焼用空気をボイラーへ押し込み、炉内圧力を大気圧より高くする方式はどれか。

  1. A誘引通風
  2. B平衡通風
  3. C押込通風
  4. D自然通風
正解と解説を見る

正解:C押込通風

押込ファンを用いて空気を押し込み、炉内圧力を大気圧より高くする方式を「押込通風(加圧燃焼)」といいます。

この問題の解説ページを開く →

285押込通風、誘引通風、平衡通風の3つの人工通風方式において、必要とされる動力が最も小さいものはどれか。

  1. A誘引通風
  2. B押込通風
  3. C平衡通風
  4. Dすべての方式で同じ動力を必要とする
正解と解説を見る

正解:B押込通風

押込ファンは常温の空気を取り扱うため、高温のガスを取り扱う誘引通風や平衡通風に比べて必要とされる動力が小さくて済みます。

この問題の解説ページを開く →

286誘引通風方式の特徴や欠点に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A常温の空気を取り扱うため、小型のファンで足り、大きな動力を必要としない
  2. B高温で体積の膨張した燃焼ガスを取り扱うため大型のファンを必要とし、大きな動力を要する
  3. C炉内圧力を大気圧より高くするため、燃焼ガスが外部に漏れやすい
  4. D押込ファンと誘引ファンを併用するため、必要とされる動力は押込通風より小さい
正解と解説を見る

正解:B高温で体積の膨張した燃焼ガスを取り扱うため大型のファンを必要とし、大きな動力を要する

誘引通風は高温で膨張した燃焼ガスを吸い出すため、大型のファンと大きな動力を要し、ファンの腐食・摩耗も起こりやすいのが欠点です。

この問題の解説ページを開く →

287炉内圧力を大気圧よりやや低めに調節し、燃焼ガスが外部に漏れないように制御する、押込ファンと誘引ファンを併用した方式はどれか。

  1. A押込通風
  2. B誘引通風
  3. C自然加圧通風
  4. D平衡通風
正解と解説を見る

正解:D平衡通風

平衡通風は押込ファンと誘引ファンを併用し、炉内圧力を大気圧よりやや低めに調節する方式です。

この問題の解説ページを開く →

288人工通風に用いられるファンのうち、「シロッコファン」とも呼ばれ、羽根車の外周近くに浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものはどれか。

  1. A後向き形ファン
  2. Bラジアル形ファン
  3. C多翼形ファン
  4. Dターボ形ファン
正解と解説を見る

正解:C多翼形ファン

浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものは「多翼形ファン(シロッコファン)」です。

この問題の解説ページを開く →

289多翼形ファンの特徴として、正しい記述はどれか。

  1. A構造が頑丈で高速運転に適し、効率が高いため高圧大容量のボイラーに最適である
  2. B羽根の形が簡単なため小形・軽量で安価であるが、効率が低いため大きな動力を必要とする
  3. C中央の回転軸から放射状にプレートを取り付けたもので、大形で重量が非常に重い
  4. D耐熱性・耐摩耗性に極めて優れており、主に大型ボイラーの誘引ファンとして用いられる
正解と解説を見る

正解:B羽根の形が簡単なため小形・軽量で安価であるが、効率が低いため大きな動力を必要とする

多翼形ファンは小形・軽量で安価ですが、効率が低いため大きな動力を必要とします。主に押込ファンとして利用されます。

この問題の解説ページを開く →

290羽根車の主板および側板の間に8〜24枚の羽根を設け、羽根を回転方向に対して後ろ側に湾曲させることで空気の抵抗を減らした、高圧大容量のボイラーに適するファンはどれか。

  1. A多翼形ファン
  2. B後向き形ファン
  3. Cラジアル形ファン
  4. Dプレート形ファン
正解と解説を見る

正解:B後向き形ファン

8〜24枚の後向きの羽根(回転方向に対して後ろ側に湾曲)を設けたものは「後向き形ファン(ターボ形ファン)」です。

この問題の解説ページを開く →

291中央の回転軸から放射状に6〜12枚のプレートを取り付けた構造をもち、強度が高く、摩耗や腐食に強いため誘引ファンとして用いられるが、大形で重量が重いファンはどれか。

  1. A多翼形ファン
  2. B後向き形ファン
  3. Cシロッコファン
  4. Dラジアル形ファン
正解と解説を見る

正解:Dラジアル形ファン

放射状に6〜12枚のプレートを取り付けたものは「ラジアル形ファン(プレート形ファン)」であり、摩耗・腐食に強く誘引ファンに用いられます。

この問題の解説ページを開く →
二級ボイラー技士の全分野一覧へ戻る