神社検定2級 ⑧ 神社の基礎・全国の神社〔発展〕

神社そのものの基礎知識を発展的に学ぶ分野です。鳥居の形式(神明鳥居と明神鳥居)、千木・鰹木など社殿の意匠、依代(磐座・神籬)、氏神・産土神・鎮守神の違い、摂社・末社・別宮、狛犬や神使が頻出します。用語の定義や分類、名称の由来を正確に区別できるかが問われます。似た言葉が多く混同しやすいため、対になる概念を並べて比較しながら覚えるのがコツです。参拝や神社建築の基礎として、全時代の理解を支える発展分野です。出題数40問。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

221鳥居の起源について、『古事記』の天岩屋戸の神話に由来する説として、テキストに記載されているものはどれか。

  1. A天照大御神が身を隠した天岩屋戸を塞ぐために、巨木を組んで作った門を起源とする説
  2. B八百万の神々が鳥を木にとまらせ鳴かせた際の、鳥の止まり木を起源とする説
  3. C大国主神が国譲りの際に、自らの住居の入り口に建てた結界を起源とする説
  4. D仏教の伝来とともに大陸から伝わった寺院の門が、独自に変化したとする説
正解と解説を見る

正解:B八百万の神々が鳥を木にとまらせ鳴かせた際の、鳥の止まり木を起源とする説

『古事記』説では、天照大御神のお出ましを願って鳥を木にとまらせて鳴かせた際の「止まり木」が鳥居の起源とされています。

この問題の解説ページを開く →

222代表的な鳥居の形式である「神明鳥居」と「明神鳥居」の違いについて、正しい説明はどれか。

  1. A神明鳥居は鳥居上部の横柱が上向きに反っており、明神鳥居は横柱が一直線になっている。
  2. B神明鳥居は赤い丹塗りが一般的であり、明神鳥居は白木で造られることが厳格に定められている。
  3. C神明鳥居は鳥居上部の横柱が一直線になっており、明神鳥居は横柱が上向きに反っている。
  4. D神明鳥居は必ず複数の鳥居を重ねて配置し、明神鳥居は神域に一つだけ設けられる。
正解と解説を見る

正解:C神明鳥居は鳥居上部の横柱が一直線になっており、明神鳥居は横柱が上向きに反っている。

神明鳥居は上部の横柱が一直線になっており、明神鳥居はこの横柱が上向きに反っているのが特徴です。

この問題の解説ページを開く →

223ご本殿の有無と信仰の原初的形態に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. Aすべての神社にはご祭神を祀るご本殿が必ず存在し、その奥にご神体が安置されている。
  2. B奈良の大神神社にはご本殿がなく、背後の三輪山を神様が降りて来られる神体山としてお祀りしている。
  3. C出雲大社にはご本殿が存在せず、背後の神体山である三輪山を直接拝む形態をとっている。
  4. D伊勢の神宮には拝殿がなく、神奈備と呼ばれる山そのものをご本殿の代わりにしている。
正解と解説を見る

正解:B奈良の大神神社にはご本殿がなく、背後の三輪山を神様が降りて来られる神体山としてお祀りしている。

奈良の大神神社はご本殿がなく、背後の三輪山を神体山として直接お祀りしており、これが神社の原初的形態です。

この問題の解説ページを開く →

224古代の人々が、お祭りなどの際に神様を臨時にお迎えするために設けた祭壇や依代のうち、岩を用いたものを何と呼ぶか。

  1. A神奈備(かんなび)
  2. Bご神木(ごしんぼく)
  3. C磐座(いわくら)
  4. D御霊代(みたましろ)
正解と解説を見る

正解:C磐座(いわくら)

神様が依りつく岩は「磐座」と呼ばれます。山の場合は神奈備や神体山、木の場合はご神木などと呼ばれました。

この問題の解説ページを開く →

225神社特有の建築様式である「千木(ちぎ)」の形状について、先端を地面に対し垂直に切ったものを何と呼ぶか。

  1. A破風削ぎ(はふそぎ)
  2. B内削ぎ(うちそぎ)
  3. C男削ぎ(おとこそぎ)
  4. D外削ぎ(そとそぎ)
正解と解説を見る

正解:D外削ぎ(そとそぎ)

千木の先端を地面に対し水平に切ったものを内削ぎ、垂直に切ったものを外削ぎといいます。

この問題の解説ページを開く →

226「氏神」「産土神(うぶすながみ)」「鎮守神」のもともとの意味に関する組み合わせとして、正しくないものはどれか。

  1. A産土神 ―― 国や地域、寺院、王城など一定の区域・場所を守護する神のこと。
  2. B氏神 ―― もともと同じ氏族が共同で祀った祖先神または守護神のこと。
  3. C鎮守神 ―― 国や地域、寺院、王城など一定の区域・場所を守護する神のこと。
  4. D産土神 ―― 人々が生まれ育った土地の守護神のこと。
正解と解説を見る

正解:A産土神 ―― 国や地域、寺院、王城など一定の区域・場所を守護する神のこと。

「産土神」は生まれ育った土地の守護神です。一定の区域を守護するのは「鎮守神」であり、元来の意味は異なります。

この問題の解説ページを開く →

227神社の境内にある「摂社(せっしゃ)」について、明治時代から戦前までに定められていた基準として当てはまらない神はどれか。

  1. A本社とは全く関係のない他地域の有名な神
  2. B本社のご祭神の荒魂(あらみたま)
  3. C本社のご祭神の姫神や御子神
  4. Dその土地に古くから鎮座していた地主神
正解と解説を見る

正解:A本社とは全く関係のない他地域の有名な神

摂社は本社のご祭神の家族、荒魂、本社にゆかりのある神、地主神などを祀るものとされ、それ以外を祀るものが末社とされました。

この問題の解説ページを開く →

228伊勢の神宮において、正宮に次ぐ格をもち「わけみや」とも呼ばれるお社を何というか。

  1. A摂社
  2. B別宮
  3. C末社
  4. D所管社
正解と解説を見る

正解:B別宮

別宮は正宮に次ぐ格をもつお社で「わけみや」とも呼ばれ、内宮の荒祭宮や外宮の多賀宮などが知られます。

この問題の解説ページを開く →

229神社で見られる「狛犬」のうち、一方が口を開け、他方が口を閉じている「阿吽(あうん)」の姿は、もともとどこの言葉に由来するとされているか。

  1. A中国の漢語
  2. B朝鮮半島の高麗語
  3. Cインドのサンスクリット語
  4. D古代エジプト語
正解と解説を見る

正解:Cインドのサンスクリット語

「阿」は最初の音、「吽」は最後の音を表し、宇宙の始まりと終わりを示すインドのサンスクリット語に由来します。

この問題の解説ページを開く →

230神社に祀られている神様の使いである「神使(しんし)」と、神社の組み合わせとして、正しくないものはどれか。

  1. A稲荷神社 ―― 狐
  2. B春日大社 ―― 鳩
  3. C熊野本宮大社 ―― 烏
  4. D天満宮 ―― 牛
正解と解説を見る

正解:B春日大社 ―― 鳩

春日大社の神使は「鹿」です。「鳩」は八幡宮の神使として有名です。

この問題の解説ページを開く →

231全国の神社で広く用いられ、神紋の代表とされる「巴(ともえ)紋」の図案は、もともと何をかたどったものとする説があるか。

  1. A稲の穂
  2. B弓を射るときに使う鞆(とも)
  3. C
  4. D鹿の角
正解と解説を見る

正解:B弓を射るときに使う鞆(とも)

巴紋は、弓を射るときに使う鞆(とも)を図案化したものという説や、水が渦を巻くさまなどの説があります。

この問題の解説ページを開く →

232各神社の神紋とその由来の組み合わせとして、正しくないものはどれか。

  1. A大神神社 ―― 神杉を使った三杉紋が有名である。
  2. B天満宮 ―― 菅原道真公が梅の花を愛でた伝承に由来する梅紋である。
  3. C東照宮 ―― 徳川家康公をお祀りするため、菊の紋章が神紋となっている。
  4. D上賀茂・下鴨神社 ―― 葵祭で知られ、葵紋が用いられている。
正解と解説を見る

正解:C東照宮 ―― 徳川家康公をお祀りするため、菊の紋章が神紋となっている。

徳川家康公をお祀りする東照宮の神紋は、徳川家の家紋である「葵紋」です。菊ではありません。

この問題の解説ページを開く →

233ご本殿の建築様式である「神明造(しんめいづくり)」と「大社造(たいしゃづくり)」の構造上の大きな違いについて、正しい説明はどれか。

  1. A神明造は屋根が面に見える平側に、大社造は屋根が三角に見える妻側に入り口がある。
  2. B神明造は屋根が三角に見える妻側に、大社造は屋根が面に見える平側に入り口がある。
  3. C神明造は屋根が萱葺きで入り口がなく、大社造は瓦葺きで四方に入り口がある。
  4. D神明造は柱が朱塗りで平側に入り口があり、大社造は白木で妻側に入り口がある。
正解と解説を見る

正解:A神明造は屋根が面に見える平側に、大社造は屋根が三角に見える妻側に入り口がある。

神明造は平側に入り口がある「平入」、大社造は妻側に入り口がある「妻入」という構造の違いがあります。

この問題の解説ページを開く →

234大社造から派生した「住吉造」と「春日造」の特徴について、正しい記述はどれか。

  1. A住吉造は妻入の正面に「向拝」をつけた一間の造りで、春日造はご本殿内部が前後2室に分かれている。
  2. B住吉造は近畿圏に最も多く見られる形式で、春日造は全国の神社本殿で最も普遍的な形式である。
  3. Cどちらもご本殿内部は1室のみであり、柱は必ず素木のまま使用される。
  4. D住吉造はご本殿内部が前後2室に分かれ入り口の階段に屋根がなく、春日造は妻入の正面に庇となる「向拝」をつけている。
正解と解説を見る

正解:D住吉造はご本殿内部が前後2室に分かれ入り口の階段に屋根がなく、春日造は妻入の正面に庇となる「向拝」をつけている。

住吉造は内部が前後2室で階段に屋根がなく柱が朱色です。春日造は正面に向拝をつけた形式で近畿圏に多く見られます。

この問題の解説ページを開く →

235伊勢の神宮の唯一神明造に見られる、屋根の棟木を支えるため建物本体から独立して両妻側に立つ柱を何というか。

  1. A棟持柱
  2. B向拝柱
  3. C心御柱
  4. D床束
正解と解説を見る

正解:A棟持柱

棟持柱は建物本体から独立して棟木を支える柱で、伊勢の神宮の神明造に特徴的に見られます。

この問題の解説ページを開く →

236神社の参道脇にある手水舎(てみずや)で手と口をすすぎ身を清める作法は、もともと何という行為を簡略化したものか。

  1. A斎戒(さいかい)
  2. B潔斎(けっさい)
  3. C修祓(しゅばつ)
  4. D禊(みそぎ)
正解と解説を見る

正解:D禊(みそぎ)

手水は、伊邪那岐命が黄泉の国から帰ってきた際に川や海に浸かって全身の穢れを落とした「禊」を簡略化したものです。

この問題の解説ページを開く →

237手水舎での「手水を取る」正式な作法の順序として、誤っているものはどれか。

  1. A左手に柄杓を持ち替えて、右手を清める。
  2. Bまず右手で柄杓を取り、左手を清める。
  3. C最初から直接柄杓(ひしゃく)に口をつけて水を含み、口をすすぐ。
  4. D再び右手に柄杓を持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぐ。
正解と解説を見る

正解:C最初から直接柄杓(ひしゃく)に口をつけて水を含み、口をすすぐ。

口をすすぐとき、直接柄杓に口をつけて水を含むことは厳禁とされています。必ず左の手のひらに水を受けてすすぎます。

この問題の解説ページを開く →

238拝殿の前に置かれている賽銭箱に入れる「賽銭」の「賽」という字は、もともとどのような意味を持っていたか。

  1. A罪穢れを祓い清めること
  2. B神様へのお礼や感謝
  3. Cお金そのもの
  4. D願い事を神様に伝えること
正解と解説を見る

正解:B神様へのお礼や感謝

「賽」はもともと神様へのお礼を意味し、賽銭は願いがかなったときや日々の平穏を感謝する際に捧げる金銭を表しています。

この問題の解説ページを開く →

239拝殿の前で鈴を鳴らす信仰の由来について、『古語拾遺』に記されている神話の場面はどれか。

  1. A天照大御神が天岩屋戸にお隠れになった際、天鈿女命が鈴を付けた手を持って舞った場面
  2. B大国主神が国譲りを行う際、武甕槌神に対して降伏の証として鈴を鳴らした場面
  3. C伊邪那岐命が黄泉の国から逃げ帰る際、魔除けとして鈴を鳴らした場面
  4. D建御名方神が諏訪の地に逃れる際、風を鎮めるために鈴を鳴らした場面
正解と解説を見る

正解:A天照大御神が天岩屋戸にお隠れになった際、天鈿女命が鈴を付けた手を持って舞った場面

天照大御神の心をひくため、天鈿女命が鈴を付けた手を持って舞ったことが『古語拾遺』に記されています。

この問題の解説ページを開く →

240拝礼の基本作法は「2拝2拍手1拝」であるが、神社によっては伝統的な作法が残っている。伊勢の神宮の神職と、出雲大社で行われる拝礼作法の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A伊勢の神宮 ―― 2拝4拍手1拝 / 出雲大社 ―― 4拝4拍手1拝
  2. B伊勢の神宮 ―― 4拝8拍手1拝 / 出雲大社 ―― 8度拝8開手
  3. C伊勢の神宮 ―― 2拝4拍手1拝 / 出雲大社 ―― 8度拝8開手
  4. D伊勢の神宮 ―― 8度拝8開手 / 出雲大社 ―― 2拝4拍手1拝
正解と解説を見る

正解:D伊勢の神宮 ―― 8度拝8開手 / 出雲大社 ―― 2拝4拍手1拝

伊勢の神宮の神職は「8度拝8開手」、出雲大社では「2拝4拍手1拝」という独自の伝統的作法が行われています。

この問題の解説ページを開く →

241神様を拝む際に手を打つ「拍手(かしわで)」の語源について、テキストで紹介されている通説以外の説はどれか。

  1. A巫女が神憑りになるため、柏の実をすりつぶす音を真似て手を打ったとする説
  2. B古代の武人が出陣の際に、柏の木で作った楯を打ち合わせて音を出したことに由来する説
  3. C神職が神前に進む際、柏の枝を持って身を清めた動作が変化したとする説
  4. D昔、食事を盛る皿として用いられた柏の葉にちなみ、食事に感謝して手を打つことを「拍手」というようになったとする説
正解と解説を見る

正解:D昔、食事を盛る皿として用いられた柏の葉にちなみ、食事に感謝して手を打つことを「拍手」というようになったとする説

柏の葉を食事の皿として用いたことから、食事を司る人を「かしわ手」といい、食事の際に手を打つことを「拍手」というようになったとする説があります。

この問題の解説ページを開く →

242御幣や注連縄に付けられる「紙垂(しで)」の作法(切り方・折り方)として、テキストに記載されていない流派はどれか。

  1. A伊勢流
  2. B吉田流
  3. C出雲流
  4. D白川流
正解と解説を見る

正解:C出雲流

テキストには、紙垂の流派として伊勢流、吉田流、白川流が挙げられており、出雲流についての記載はありません。

この問題の解説ページを開く →

243拝殿の中などに立てられる威儀具「真榊(まさかき)」に垂らされる「五色布」の5つの色は、陰陽五行説に基づく。その正しい5色はどれか。

  1. A青(緑)、赤、黄、金、銀
  2. B赤、白、黒、紫、茶
  3. C緑、青、水色、白、黒
  4. D青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)
正解と解説を見る

正解:D青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)

陰陽五行説の「木火土金水」を表す五色は、青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)です。

この問題の解説ページを開く →

244陰陽五行説に基づき拝殿などに置かれる威儀具「四神旗(ししんき)」に描かれている霊獣と、それが示す方位の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A東=玄武、南=青龍、西=朱雀、北=白虎
  2. B東=朱雀、南=白虎、西=玄武、北=青龍
  3. C東=青龍、南=朱雀、西=白虎、北=玄武(亀)
  4. D東=白虎、南=玄武、西=青龍、北=朱雀
正解と解説を見る

正解:C東=青龍、南=朱雀、西=白虎、北=玄武(亀)

五行の方位と霊獣の対応は「東=青龍」「南=朱雀」「西=白虎」「北=玄武」です。

この問題の解説ページを開く →

245神事に使われる「榊(さかき)」の語源とされる説として、テキストで紹介されているものはどれか。

  1. A邪気を避ける「逆の木」、あるいは神を招く「探の木」
  2. B聖域と俗界を分ける「境の木」、あるいは常緑樹である「栄の木」
  3. C太陽の光を遮る「遮の木」、あるいは酒を供える「酒の木」
  4. D神の怒りを鎮める「静の木」、あるいは先祖を祀る「遡の木」
正解と解説を見る

正解:B聖域と俗界を分ける「境の木」、あるいは常緑樹である「栄の木」

榊の語源は、神様の聖域と俗界を分ける「境の木」、または常に葉が緑である常磐木(ときわぎ)の「栄の木」とする説があります。

この問題の解説ページを開く →

246「おみくじ」の起源は古代に行われた占いに遡るが、その語源に関する説としてテキストに記載されているものはどれか。

  1. A神の言葉を書き写した「御記字(みきじ)」からきたとする説
  2. B占いを行う巫女の役職名「御籤(みくじ)」からきたとする説
  3. C神様にお供えする供物である「御食(みけ)」が転じたとする説
  4. Dくじの形態である「串」や、もめ事を判断する「公事(くじ)」からきたとする説
正解と解説を見る

正解:Dくじの形態である「串」や、もめ事を判断する「公事(くじ)」からきたとする説

おみくじの語源は、くじの形態から「串」とする説や、訴訟などを公正に判断する「公事」からきたとする説などがあります。

この問題の解説ページを開く →

247神社に関わるものの数え方(単位)の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  1. Aお札・お守り ―― 体(たい)
  2. B神様 ―― 柱(はしら)、座(ざ)
  3. C破魔矢 ―― 張(はり)
  4. D神輿(みこし) ―― 基(き)
正解と解説を見る

正解:C破魔矢 ―― 張(はり)

お札は「体」、神様は「柱」や「座」、神輿は「基」と数えます。破魔矢を「張」で数えるとは記載されていません。

この問題の解説ページを開く →

248正月に授与される「破魔矢」の由来や風習に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A破魔矢はもともと仏教の魔除けの法具であり、神仏習合によって神社の正月の縁起物として定着した。
  2. B「はま」とは悪魔を意味し、古来より実際の戦場で悪霊を射るために使われた特別な矢が起源である。
  3. C弓を競ってその年の作況を占う年頭の年占神事や、男児の初正月を祝って破魔弓と矢を贈る風習に由来する。
  4. D女児の初正月を祝って破魔弓と破魔矢を贈る風習が江戸時代にあり、それが現在の破魔矢となった。
正解と解説を見る

正解:C弓を競ってその年の作況を占う年頭の年占神事や、男児の初正月を祝って破魔弓と矢を贈る風習に由来する。

弓射で年の作況を占う神事や、男児の初正月に破魔弓と矢を贈る風習が簡素化され、魔除けとして授与されるようになったと考えられています。

この問題の解説ページを開く →

249昇殿参拝での座礼(正座)の作法に関する説明として、誤っているものはどれか。

  1. A拝殿の真ん中にあたる中心線(正中)には、神様の通り道になるため座らないようにする。
  2. B座布団などの敷物が出された場合は、立ち座りの際に敷物を踏まないようにする。
  3. C座る前と立った後には必ず「小揖(しょうゆう)」と呼ばれる浅い礼をする。
  4. D座るときは正中(ご神前)から遠いほうの足から膝をつき、立つときは正中(ご神前)に近いほうの足から立つ。
正解と解説を見る

正解:D座るときは正中(ご神前)から遠いほうの足から膝をつき、立つときは正中(ご神前)に近いほうの足から立つ。

正しい作法は「座るときには正中(ご神前)に近いほうの足から膝をつき、立つときには正中(ご神前)より遠いほうの足から立つ」です。

この問題の解説ページを開く →

250敬礼の作法のうち、上体を45度腰を折る姿勢を何と呼ぶか。

  1. A拝(はい)
  2. B平伏(へいふく)
  3. C小揖(しょうゆう)
  4. D深揖(しんゆう)
正解と解説を見る

正解:D深揖(しんゆう)

敬礼の作法には、90度腰を折る「拝」、45度腰を折る「深揖」、15度腰を折る「小揖」があります。

この問題の解説ページを開く →

251昇殿参拝の最初に行われる「修祓(しゅばつ)」で奏上される「祓詞(はらえことば)」には、ある神話の場面が読み込まれている。どのような内容か。

  1. A天照大御神が天岩屋戸から出て世界に光が戻り、穢れが祓われた場面
  2. B伊邪那岐命が黄泉の国から帰り、阿波岐原(あはきがはら)で身の穢れを祓った場面
  3. C須佐之男命が八岐大蛇を退治して、剣の力で罪を清めた場面
  4. D大国主神が国譲りに際して、自らの国を清めるために海に身を投じた場面
正解と解説を見る

正解:B伊邪那岐命が黄泉の国から帰り、阿波岐原(あはきがはら)で身の穢れを祓った場面

祓詞には、伊邪那岐命が死者の国から帰り、心身の穢れを祓うために阿波岐原で禊(みそぎ)を行った神話が読み込まれています。

この問題の解説ページを開く →

252昇殿参拝での「玉串拝礼」で、玉串を案(机)に供えるときの最終的な向きとして正しいものはどれか。

  1. A根本(もと)を神前に向け、先を自分側にして置く
  2. B先を神前に向け、根本(もと)を自分側にして置く
  3. C玉串を横向きにして置く
  4. D根本を真上に立てて置く
正解と解説を見る

正解:A根本(もと)を神前に向け、先を自分側にして置く

玉串は時計回りに回し、根本(もと)が神前に向くようにして案の上にお供えするのが正式な作法です。

この問題の解説ページを開く →

253平安時代に現れた「本地垂迹(ほんじすいじゃく)説」という神仏習合の考え方の説明として、正しいものはどれか。

  1. A神と仏はどちらも輪廻の中で苦しむ存在であり、修験道によってのみ救済されるとする考え方。
  2. B日本の神々こそが真の姿であり、仏は神が仮の姿として現れたものであるとする考え方。
  3. C仏教は外国の宗教であり、日本の神々とは完全に切り離して信仰すべきであるとする考え方。
  4. D仏こそが真の姿(本地)であり、日本の神々は人々を救済するために仮の姿(垂迹)として現れたとする考え方。
正解と解説を見る

正解:D仏こそが真の姿(本地)であり、日本の神々は人々を救済するために仮の姿(垂迹)として現れたとする考え方。

本地垂迹説は、仏が神の本来の姿(本地)であり、神は仏が仮の姿(垂迹)として日本に現れたものとする考え方です。

この問題の解説ページを開く →

254「八幡さん(八幡神社)」の信仰の広がりと歴史について、正しい説明はどれか。

  1. A源氏が八幡神を氏神とし、鎌倉幕府の守護神として鶴岡八幡宮に祀ったことで、武家の守護神として全国に広まった。
  2. B菅原道真公を主祭神とし、学問の神様として全国の寺子屋や藩校で祀られたことで広まった。
  3. C京都の祇園社が総本社であり、疫病退散を願う御霊会(ごりょうえ)を通じて全国の農村に広まった。
  4. D平安時代に朝廷の守護神として創建され、藤原氏の氏神として荘園に勧請されたことで広まった。
正解と解説を見る

正解:A源氏が八幡神を氏神とし、鎌倉幕府の守護神として鶴岡八幡宮に祀ったことで、武家の守護神として全国に広まった。

源義家や源頼朝など源氏の氏神・幕府の守護神として崇められ、武家の守護神として八幡信仰は全国に広まりました。

この問題の解説ページを開く →

255「天神さん」の信仰の変化について、その推移を正しく表しているものはどれか。

  1. A水の神・航海の神 → 武士の守護神 → 商売繁盛の神
  2. B怒る神・天変の神(火雷天神) → 農耕の神・冤罪を晴らす神 → 学問の神
  3. C農業の神 → 火防せ(防火)の神 → 芸能の神
  4. D疫病退散の神(牛頭天王) → 製鉄の神 → 縁結びの神
正解と解説を見る

正解:B怒る神・天変の神(火雷天神) → 農耕の神・冤罪を晴らす神 → 学問の神

天神さん(菅原道真公)は、当初は御霊信仰による怒る神(火雷天神)でしたが、次第に農耕の神や冤罪を晴らす神となり、江戸時代に学問の神様となりました。

この問題の解説ページを開く →

256世界遺産にも登録された「熊野三山」の信仰について、正しい記述はどれか。

  1. A神仏習合によって熊野三所権現と呼ばれ、上皇の参詣(熊野御幸)や熊野比丘尼の布教により全国から多数の参詣者を集めた。
  2. Bご祭神は天照大御神であり、伊勢の神宮の別宮として「第二の宗廟」と呼ばれた。
  3. C江戸時代に火防せの神として爆発的に信仰が広まり、「三つ参り」の風習が生まれた。
  4. D古代より農業の神としてのみ信仰され、平安時代には一般庶民の参詣が固く禁じられていた。
正解と解説を見る

正解:A神仏習合によって熊野三所権現と呼ばれ、上皇の参詣(熊野御幸)や熊野比丘尼の布教により全国から多数の参詣者を集めた。

熊野三山は神仏習合や修験道が混ざり合い、熊野三所権現と呼ばれました。熊野御幸や熊野比丘尼の活動により信仰を集めました。

この問題の解説ページを開く →

257長野県に鎮座する「諏訪大社(お諏訪さま)」のご祭神で、国譲りの神話において建御雷神と力比べをして敗れ、諏訪の地に退いたとされる神は誰か。

  1. A経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
  2. B建御名方神(たけみなかたのかみ)
  3. C大山咋神(おおやまくいのかみ)
  4. D菊理媛神(くくりひめのかみ)
正解と解説を見る

正解:B建御名方神(たけみなかたのかみ)

諏訪大社のご祭神は、大国主神の御子神であり国譲りで力比べに敗れて諏訪に退いた建御名方神です。

この問題の解説ページを開く →

258京都の八坂神社や愛知の津島神社などで見られる「祇園さん・天王さん」の信仰について、正しいものはどれか。

  1. A神仏習合時代には牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りしており、疫病の流行を鎮めるために始まった御霊会が祇園祭の起源である。
  2. B本地仏は勝軍地蔵とされ、戦国時代に自軍を勝利に導く武神として崇められた。
  3. C主祭神は伊邪那岐命であり、死者の国から帰還した際の「禊」の行事が現在の夏越の祓の起源となっている。
  4. D海上交通の要所に鎮座し、海の神・航海の神として信仰され、12年ごとの午年に大祭が行われる。
正解と解説を見る

正解:A神仏習合時代には牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りしており、疫病の流行を鎮めるために始まった御霊会が祇園祭の起源である。

八坂神社の旧称は祇園社で、牛頭天王(素盞鳴尊)を祀り、疫病退散の御霊会が祇園祭となって発展しました。

この問題の解説ページを開く →

259日本三大霊山の一つである「白山」の信仰の拠点で、全国の白山神社の総本社ともいわれる神社はどこか。

  1. A日吉大社
  2. B熊野本宮大社
  3. C白山比咩神社
  4. D秋葉山本宮秋葉神社
正解と解説を見る

正解:C白山比咩神社

白山信仰の加賀馬場の中心であり、全国の白山神社の総本社とされるのは白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)です。

この問題の解説ページを開く →

260奈良の「春日大社」の創建とご祭神の由緒について、正しい説明はどれか。

  1. A藤原氏の氏神や祖神である武甕槌命(鹿島)や経津主命(香取)などを勧請して創建された。
  2. B比叡山の山の神である大山咋神を、平城京の裏鬼門を守るために勧請して創建された。
  3. C疫病退散を祈願して、インドの守護神である牛頭天王を大和の地に勧請して創建された。
  4. D応神天皇の御霊を鎮めるため、宇佐から八幡大神を大和に勧請して創建された。
正解と解説を見る

正解:A藤原氏の氏神や祖神である武甕槌命(鹿島)や経津主命(香取)などを勧請して創建された。

春日大社は、藤原氏(中臣氏)の守護神・祖神として、鹿島から武甕槌命、香取から経津主命、枚岡から天児屋根命と比売神を勧請して創建されました。

この問題の解説ページを開く →
神社検定2級の全分野一覧へ戻る