秘書検定2級 ① 必要とされる資質

秘書に求められる基本的な人柄や心構えを問う分野です。健康管理・時間管理・金銭管理・感情のコントロールといった自己管理、上司を陰で支える補佐役としての姿勢、機転や気配り、後輩指導や上司の代替わりへの対応などが頻出テーマです。秘書検定は理論領域(必要とされる資質・職務知識・一般知識)と実技領域(マナー接遇・技能)に大きく分かれており、この分野は理論領域の入り口にあたります。「上司の意向を汲み、出過ぎず補佐に徹する」という秘書の基本姿勢を、具体的な場面ごとに判断できるよう整理しておきましょう。

この分野の問題41問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1秘書の自己管理の基本となる4つの管理として、テキストで挙げられているものはどれか。

  1. A健康管理・時間管理・金銭管理・感情のコントロール
  2. B健康管理・スケジュール管理・備品管理・部下の管理
  3. C睡眠管理・食事管理・運動管理・ストレス管理
  4. D時間管理・顧客管理・情報管理・機密管理
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正解:A健康管理・時間管理・金銭管理・感情のコントロール

テキストでは「健康管理」「時間管理」「金銭管理」「感情のコントロール」の4つが自己管理の基本とされている。

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2時間管理について、ビジネスの世界における時間の捉え方としてテキストの記述で正しいものはどれか。

  1. A10分遅刻しても、後で10分長く働けば問題ない。
  2. B10分遅れることは、相手に10分に相当する金額の損をさせることである。
  3. C遅刻した分は、給料から天引きされるため会社に損害はない。
  4. D時間の有効活用とは、すべての時間を均等に使うことである。
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正解:B10分遅れることは、相手に10分に相当する金額の損をさせることである。

ビジネスでは「時は金なり」であり、10分の遅刻は相手の10分相当の金額を損させると記述されている。

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3休暇の取り方や出退勤時の心得として、最も不適当なものはどれか。

  1. A休み明けの月曜日や休み前の金曜日は、特に忙しい日になるのでなるべく休まない。
  2. B急に会社を休むことになったら、家族に頼まず自分で上司に電話連絡する。
  3. C休日に遊び疲れて体調を崩しても、有給休暇の範囲内であれば職業人として問題ない。
  4. D朝は始業時間の間際に慌ただしく席に着くことのないよう、時間に余裕を持って出社する。
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正解:C休日に遊び疲れて体調を崩しても、有給休暇の範囲内であれば職業人として問題ない。

休み中に遊び疲れ、体調を崩して休むことは職業人として決してやってはいけないと記されている。

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4後輩を指導する際の秘書の対応として、最も適切なものはどれか。

  1. A後輩がミスしないよう、仕事の進め方を初めから終わりまで全て手取り足取り教える。
  2. B厳しく指導するため、質問されても自分で解決するよう突き放す。
  3. C要領を覚えさせるため、後輩の仕事を引き取って自分がやって見せる。
  4. D自主性を重んじてできるだけ一人でやるように励まし、困っているときに手伝う。
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正解:D自主性を重んじてできるだけ一人でやるように励まし、困っているときに手伝う。

後輩指導は全てを教えようとするのではなく、自主性を重んじて困っているときに手伝うのが基本である。

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5上司がこれまでに先輩以外に指示したことのない「販売企画書の作成」を自分(未経験)に指示してきた。適切な対応はどれか。

  1. A経験がないので無理だと断り、先輩にやってもらうよう進言する。
  2. B経験がないので、先輩に教えてもらう必要があることを上司に了承してもらい、前向きに引き受ける。
  3. C独自性を期待されていると判断し、誰にも相談せず自分一人の力で作成する。
  4. D先輩の仕事を取ることになるため、上司には引き受けると返事しつつ、こっそり先輩に代わりに作ってもらう。
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正解:B経験がないので、先輩に教えてもらう必要があることを上司に了承してもらい、前向きに引き受ける。

経験のない仕事は経験者に教えてもらう必要があり、上司に了承を得て前向きに引き受けるのが適切。

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6上司の身の回りの世話や気遣いについて、誤っているものはどれか。

  1. A飲み物や食事を出すときは、好みに配慮するだけでなく季節や天候も考慮する。
  2. B気遣いはタイミングが重要であり、タイミングがずれると効果も半減する。
  3. C上司の顔色が悪いときは、体を気遣い「早退なさってはいかがでしょうか」と提案する。
  4. D上司が望んでいるときに、望みのものをタイミングよく提供することが大切である。
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正解:C上司の顔色が悪いときは、体を気遣い「早退なさってはいかがでしょうか」と提案する。

「早退なさってはいかがでしょうか」は丁寧な言い方でも「指示」になり、秘書が口を挟むことではない。

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7上司が代わった際の仕事の進め方として、適切なものはどれか。

  1. A新しい上司に対し、前の上司の仕事の仕方を押し通して慣れてもらう。
  2. B細かい補佐を嫌う上司もいるため、上司から注意されるまでは自分流の仕事の仕方で進める。
  3. C相互理解が大切なので、まずは秘書自身の性格ややり方を上司に理解してもらうよう努める。
  4. D上司の意向に沿うため、前任秘書に仕事の仕方を聞いたり、新しい上司に確認したりしながら進める。
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正解:D上司の意向に沿うため、前任秘書に仕事の仕方を聞いたり、新しい上司に確認したりしながら進める。

上司の意向に沿うため、前任者に聞いたり新上司に確認しながら仕事を進めるのが正しい。

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8秘書の役割と「陰の力」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A上司の補佐に徹し、その秘書がいなくなったとき初めて重要性に気づかれるのが理想的な姿である。
  2. B秘書の仕事は周囲から評価されにくいため、積極的に自分の成果をアピールすべきである。
  3. C秘書は上司と対等なパートナーであるため、上司の仕事の進め方にも積極的に意見し主導権を握る。
  4. D取引先から気配りを感謝された場合、「私の思いつきでいたしました」と謙遜せずに事実を伝える。
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正解:A上司の補佐に徹し、その秘書がいなくなったとき初めて重要性に気づかれるのが理想的な姿である。

秘書は主役である上司を支える陰の力に徹し、いなくなった時に初めて重要性を知られるのが理想とされる。

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9上司が作成した文書に誤字脱字を見つけた場合の対応として、適切なものはどれか。

  1. A固有名詞の誤記など明白な単純ミスであっても、必ず上司に確認してから訂正する。
  2. Bどのようなミスであっても、秘書の判断で勝手に訂正してそのまま提出する。
  3. C明白な単純ミスは秘書が処理し、それ以外は上司に確認して訂正する。
  4. D上司のミスを指摘するのは失礼なので、誤字脱字には気づかないふりをする。
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正解:C明白な単純ミスは秘書が処理し、それ以外は上司に確認して訂正する。

明白な単純ミスは秘書が処理して済ませ、それ以外は上司に確認して訂正するのが基本である。

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10上司の勘違いによる指示ミスがあったと思われる場合、秘書の言葉として最も適切なものはどれか。

  1. A「部長の勘違いではありませんか、再度ご確認ください」
  2. B「先ほどの指示は明らかに誤りですので、訂正させていただきます」
  3. C「指示内容が間違っているため、このままでは仕事を進められません」
  4. D「私の聞き違いではないかと思うので、確認させていただきたいのですが」
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正解:D「私の聞き違いではないかと思うので、確認させていただきたいのですが」

上司のミスにしないよう、「私の聞き違いではないかと思うので」と前置きして尋ねる配慮が必要。

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11上司から自分の責任ではないミスを指摘された場合の対応として、正しいものはどれか。

  1. A言い訳をせずにすぐわび、事実は何かの折にそれとなく話す。
  2. B誰のミスであるかを徹底的に調査し、真犯人を上司に報告する。
  3. C自分のミスではないことをその場ですぐに主張し、誤解を解く。
  4. D不満な顔をして無言で立ち去り、態度で自分のミスではないことを示す。
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正解:A言い訳をせずにすぐわび、事実は何かの折にそれとなく話す。

仮に自分のミスでなくても言い訳せずすぐにわび、必要があれば後でそれとなく話すのがよい。

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12取引先から「お礼の品を贈りたいので上司の自宅の住所を教えてほしい」と電話があった。原則として社外に住所は知らせていない。適切な対応はどれか。

  1. A理由がお礼の品を贈ることなので、上司に確認せずその場で住所を教える。
  2. B「後ほど連絡させてもらう」と伝え、上司に確認してから知らせる。
  3. C個人的な情報なので、秘書である自分の自宅住所を教え、後で上司に渡す。
  4. D社外秘のルールを盾に取り、「絶対にお教えできません」と冷たく断る。
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正解:B「後ほど連絡させてもらう」と伝え、上司に確認してから知らせる。

何かの理由をつけて聞き出そうとする場合もあるため、改めて連絡すると伝え、上司に確認するのが適切。

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13機密保持の心得として、誤っているものはどれか。

  1. A機密事項について聞かれたら、「自分は知る立場にない」ときっぱりと話す。
  2. B保管から廃棄まで、機密書類の取り扱いには細心の注意を払う。
  3. C家庭内や電車内でも注意を払い、仕事上の話をするのは控える。
  4. D情報を漏らさないよう、機密を守るという理由で社内の交友関係を極力狭める。
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正解:D情報を漏らさないよう、機密を守るという理由で社内の交友関係を極力狭める。

「機密を守るという理由で、社内の交友関係を狭めるようなことをしない」とテキストに明記されている。

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14上司の行き先や動静の扱いについて、最も適切なものはどれか。

  1. A上司の出張や取引先との面談などは、企業秘密に相当する情報であるためむやみに他言しない。
  2. B新聞記者には話してはいけないが、取引先には上司の出張先や面談相手を詳細に話してよい。
  3. C上司が私用で銀行に行った場合、社外の人には「私用で外出中」とありのままを伝える。
  4. D業務を進行する上で支障がなければ、上司の私用外出の行き先は社内の全員に共有すべきである。
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正解:A上司の出張や取引先との面談などは、企業秘密に相当する情報であるためむやみに他言しない。

上司の行き先や面談相手から企業方針が推測されるため、職務に関わる動静は機密事項と心得る。

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15上司(部長)が「私用で銀行に行く」と言って外出した。他部署の部長から所在を聞かれた場合の対応として適切なものはどれか。

  1. A「個人的な用事で銀行に行っております」
  2. B「外出しておりますが、そう遅くはならないと思います」
  3. C「私用で外出しております」
  4. D「社外の取引先と面談しております」
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正解:B「外出しておりますが、そう遅くはならないと思います」

わざわざ「私用で」と言わなくても用は足せるため、「離席している」「外出している」と伝えるのが正解。

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16秘書に求められる人柄について、テキストの記述と合致しないものはどれか。

  1. Aユーモアがあり、ウイットに富んだ会話ができること。
  2. B沈着冷静で、客観的な判断ができること。
  3. C対人関係を円滑にするため、知性や教養よりも「社交術」のテクニックを最優先に磨くこと。
  4. Dどんなときでも感情のコントロールができること。
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正解:C対人関係を円滑にするため、知性や教養よりも「社交術」のテクニックを最優先に磨くこと。

「社交術」というテクニックよりも、まず知性や教養、センスを磨くことに努めると記述されている。

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17秘書の身だしなみとして適切なものはどれか。

  1. Aビジネスの場では活動的で機能性のある、シンプルな中ヒールのパンプスが適切である。
  2. B電話の邪魔にならなければ、大ぶりで派手なイヤリングをつけてもよい。
  3. Cナチュラルメイクは避け、ビジネス向けに濃いめのしっかりした化粧をする。
  4. D足が疲れないよう、ヒールのない歩きやすさのみを重視した靴を選ぶべきである。
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正解:Aビジネスの場では活動的で機能性のある、シンプルな中ヒールのパンプスが適切である。

靴はシンプルな中ヒールのパンプスが適切。ヒールのない機能性のみを重視した靴は改まった印象に欠ける。

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18他部署の上役(常務など)から仕事を頼まれたときの秘書の対応として、正しいものはどれか。

  1. A「私は部長秘書なので、部長の了承を得てからでないと引き受けられません」と断る。
  2. Bその場で「かしこまりました」と引き受け、その後上司に報告し了承を得てから処理する。
  3. C上司の了承を得る前にすぐ処理し、事後報告も一切行わない。
  4. D自分の仕事ではないため、手の空いている他の社員にその場で仕事を振る。
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正解:Bその場で「かしこまりました」と引き受け、その後上司に報告し了承を得てから処理する。

他部署の上役からの指示はいったん引き受け、その後上司に報告して了承を得てから処理するのが原則である。

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19他部署の秘書から簡単な手伝い(緊急の袋詰めなど)を頼まれたが、上司が不在の場合の対応として最も適切なものはどれか。

  1. A上司の了承が得られないため、どんなに簡単でも一切手伝わない。
  2. B上司が戻るまで手伝いを待たせ、戻り次第すぐ報告して手伝いを始める。
  3. C上司の代行者や秘書課長の了承を得て手伝い、上司が戻ったら事後了承を得る。
  4. D誰の了承も得ずに手伝いを開始し、上司が帰社しても別の部屋にいた理由は説明しない。
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正解:C上司の代行者や秘書課長の了承を得て手伝い、上司が戻ったら事後了承を得る。

上司不在時は代行者や秘書課長の了承を得て手伝い、事後了承を得る。別の部屋で作業する際はメモを残す。

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20取引先から前の上司への面会手配を頼まれた。現在の対応として正しいものはどれか。

  1. A自分が前の上司と親しいため、現在の秘書を通さずに直接前の上司に連絡を取ってあげる。
  2. B「私では手配できないので、自分で現在の担当秘書を探して連絡してください」と突き放す。
  3. C面倒なので、「異動したため面会は一切できません」と嘘をついて断る。
  4. D取引先に事情を話し、現在の担当秘書から連絡させるように手配する。
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正解:D取引先に事情を話し、現在の担当秘書から連絡させるように手配する。

自分の職務範囲を超えないよう、今の秘書を無視せず、今の秘書に伝えて連絡してもらうのが適切。

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21秘書が引き受けるべき仕事を相手に押し付けた「不適当な対応」に該当する発言はどれか。

  1. A「知らされていないので、必要なら聞いて連絡します」
  2. B「申し訳ございませんが、その件は直接上司にお聞きください」
  3. C「上司は不在ですが、戻り次第確認してこちらからご連絡いたします」
  4. D「会議の議題はまだ未定のようですので、決まり次第お伝えします」
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正解:B「申し訳ございませんが、その件は直接上司にお聞きください」

上司と関係者の橋渡し役である秘書が「直接聞いてくれ」と言うのは、仕事を相手に押し付ける行為である。

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22上司から「電話や来客は取り次がないように」と指示された場合でも、原則として取り次ぐべきケースはどれか。

  1. Aいつでも会える社内の同僚からの雑談の電話。
  2. B新聞記者からの、上司のプライベートに関する急ぎではない取材。
  3. C会長や社長など、上司の上役からの呼び出し。
  4. D近所の飲食店からの、出前メニューの紹介。
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正解:C会長や社長など、上司の上役からの呼び出し。

会長、社長、専務など上役からの呼び出しは、取り次がない指示の例外として取り次ぐのが基本。

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23「取り次がないで」という指示の際、取り次ぐかどうかの判断基準としてテキストにないものはどれか。

  1. A重要な用件かどうか、緊急性があるかどうか。
  2. B相手と上司との関係。
  3. C遠距離からの来訪か、そうでないか。
  4. D相手が持参した手土産が高価かどうか。
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正解:D相手が持参した手土産が高価かどうか。

判断基準として緊急性、相手との関係、いつでも会えるか、遠距離かなどが挙げられている。手土産の価格は無関係。

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24上司の留守中に「急用ができたので出かけるが、後はよろしく頼む」と言われた。秘書がとるべき対応として不適当なものはどれか。

  1. A面談相手に連絡し、キャンセルの理由として「上司が工場の事故対応に向かった」と詳細な事実を伝える。
  2. Bスケジュール表を確認し、予定されている面談をどうするか上司の意向を確かめる。
  3. C約束を果たせないことに対して丁寧にわび、次回の約束は先方の都合を優先する。
  4. D同じ相手に何度も変更を繰り返すことのないよう配慮する。
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正解:A面談相手に連絡し、キャンセルの理由として「上司が工場の事故対応に向かった」と詳細な事実を伝える。

キャンセルの理由は「急用」でよく、事故や入院など詳細な理由を知っていても相手に知らせてはいけない。

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25上司の指示における「洞察力」の働きとして適切なものはどれか。

  1. A上司の指示を待たずに、自分の判断だけで上司のスケジュールをすべて書き換える。
  2. B早とちりして先走り、上司がまだ決裁していない書類を勝手に取引先に送付する。
  3. C「あれはどうなった」という言葉に対し、現在の進行中の仕事や関心事から推測して理解する。
  4. D上司が何を必要としているか考えるのをやめ、すべて一つ一つ細かく質問して確認する。
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正解:C「あれはどうなった」という言葉に対し、現在の進行中の仕事や関心事から推測して理解する。

仕事の流れや上司の関心事から「あれ」「あの」を推測して理解するのが洞察力である。ただし確認は必要。

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26上司との会話で話題になりそうな事柄に関する情報提供の心得として、正しいものはどれか。

  1. A贈り物を選ぶ際、秘書の意見を絶対に採用させるよう上司を説得する。
  2. B自分自身の感情や憶測を交え、事実よりも噂話を優先して提供する。
  3. C専門家や批評家のような態度で、上司の意見を否定しながら感想を述べる。
  4. D自分の意見はあくまで参考であり、判断は上司がするという前提で謙虚に話す。
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正解:D自分の意見はあくまで参考であり、判断は上司がするという前提で謙虚に話す。

品物選びなどでは秘書の意見は参考であり、判断は上司がするという念頭に置き、「私の感想ですが」と謙虚に話す。

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27秘書の人間関係処理力(パイプ役)に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A上司の同僚に対しては、上司と仲が良いか悪いかで対応に差をつけるべきである。
  2. B社外の人には慎重で丁寧な対応が求められるが、会社の規模で態度を変えてはならない。
  3. C上司の部下への対応では、あくまで上司の部下であり秘書の部下ではないことを認識する。
  4. Dトラブルの原因になるため、関係者から得た情報はいち早く上司に正確に伝える。
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正解:A上司の同僚に対しては、上司と仲が良いか悪いかで対応に差をつけるべきである。

上司の同僚に対しては、上司と仲がよい・悪いで区別せず、仕事上は公平に接することが求められる。

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28秘書に求められる「スピーディーな処理」を実現するための行動として、最も適切なものはどれか。

  1. A行き違いを防ぐため、事前の情報交換を避け、すべて事後報告で済ませる。
  2. B仕事の「ツボ」である重要ポイントを押さえ、無駄のない行動を心がける。
  3. C失敗を恐れてあれこれ迷ったり考え込んだりして、行動を後回しにする。
  4. Dどの部署にどの資料があるか覚えずに、必要になるたびに全社にメールで尋ねる。
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正解:B仕事の「ツボ」である重要ポイントを押さえ、無駄のない行動を心がける。

要領よく仕事をするためには、仕事のツボ(重要ポイント)を押さえ、無駄のない行動を心がけることが大切。

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29出張中の上司宛てに、至急送ってほしい資料の依頼があった。資料の場所を知っている社員Mは30分後に帰社予定。上司への対応として適切なものはどれか。

  1. A「資料の場所を知っているMの携帯番号を教えますので、直接かけてください」
  2. B「Mが不在ですので、本日は資料をお送りすることができません」
  3. C「私の担当外の資料ですので、他部署の秘書に頼んでください」
  4. D「Mが戻り次第送るようにしますが、資料の場所をご存じでしたら教えていただけませんか」
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正解:D「Mが戻り次第送るようにしますが、資料の場所をご存じでしたら教えていただけませんか」

Mの帰社を待つか、上司が場所を知っていれば教えてもらうのが手っ取り早い対応。相手に直接連絡させるのは不適当。

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30「しばらく本部長のところに行っている。このことは内密に」と言って席を外した上司を、他部署のZ部長が訪ねてきた。適切な対応はどれか。

  1. A「行き先を言わずに席を立ちましたので、戻りましたらご連絡いたします」
  2. B「本部長のところに行かれていますが、内密にしておいてください」
  3. C「私には行き先を教えてもらえなかったので分かりません」
  4. D「他部署で打ち合わせ中ですが、急ぎであれば本部長室に電話しましょうか」
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正解:A「行き先を言わずに席を立ちましたので、戻りましたらご連絡いたします」

「内密に」と言われた場合、行き先は知らないこととして、不在の上司を訪ねてきた通常の対応をするのが適当。

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31上司から、見知らぬ来客の面会を断るよう指示され、その通りにしたところ「あなたの名刺をもらえないか」と言われた。適切な対応はどれか。

  1. A名刺は渡すが、「私ではお役に立てないと思います」と伝える。
  2. B「あいにく名刺は切らしております」と言って渡さない。
  3. C上司の指示で断った客なので、「名刺を渡してよいか聞いて参ります」と再度指示を仰ぐ。
  4. D丁寧に応対するため、「秘書の○○です」と名乗って名刺を渡す。
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正解:B「あいにく名刺は切らしております」と言って渡さない。

上司が断った客なら秘書も関わりを持たない方がよい。角が立たないよう「切らしている」と断るのが適当。

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32秘書Aは、急ぎの仕事があったため、以前担当していた同僚Eに会議資料の作成を頼んだ。しかしEは手をつけておらず、Aの急ぎの仕事は片付いた。適切な対応はどれか。

  1. AEが取り掛かるまで黙って待ち、手を付けたら手伝う。
  2. B頼んだ以上は最後までやらせるため、Eを厳しく急かす。
  3. C急ぎの仕事が片付いたことをEに伝え、資料を戻してもらって自分で作成する。
  4. D間に合わないと困るので、Eに無断で最初から別の同僚に頼み直す。
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正解:C急ぎの仕事が片付いたことをEに伝え、資料を戻してもらって自分で作成する。

自分の急ぎの仕事が片付き、Eがまだ手を付けていないのなら、資料を戻してもらって自分で作成するのが適当。

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33取引先から迷惑を被った件で「直接部長(上司)と話したい」とクレームの電話があった。上司は明後日まで出張中である。適切な対応はどれか。

  1. A「出張先に連絡をして、上司からお電話するようお伝えします」
  2. B「私が代わりに詳しくお聞きいたしますので、お話しください」
  3. C「出社は明後日なので、明後日改めてお電話いただけますか」
  4. D「出張中で連絡が取れないため、部長の携帯番号をお教えします」
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正解:A「出張先に連絡をして、上司からお電話するようお伝えします」

直接話したいという強い要望に対し、Aが取り持つのが役目。早く対応するため、上司から電話するよう伝えるのが適当。

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34秘書は「フットワークを軽くする」ことが求められる。これに関するテキストの記述として誤っているものはどれか。

  1. A指示を受けたらすぐ行動に移す。
  2. B処理の仕方が分からないときは行動を一旦停止し、自分で解決策を思いつくまでじっくり考える。
  3. C面倒なことや人が嫌がる仕事も進んで引き受ける。
  4. Dきびきびした動作やてきぱきした行動を心がける。
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正解:B処理の仕方が分からないときは行動を一旦停止し、自分で解決策を思いつくまでじっくり考える。

処理の仕方が分からないときは先輩に相談するなどして、すぐに行動に移すことが重要とされている。

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35秘書が身につけるべき「自己管理」の考え方として適切なものはどれか。

  1. A優秀な人であれば、遅刻や休みが多くても信用をなくすことはない。
  2. B給料に見合った支出をする「金銭感覚」はプライベートな問題であり、自己管理には含まれない。
  3. C自己管理ができていないと自分の職責を果たせなくなり、信用を失う。
  4. D感情のコントロールができなくても、仕事のスキルが高ければ協調性は不要である。
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正解:C自己管理ができていないと自分の職責を果たせなくなり、信用を失う。

自己管理ができていないと職責を果たせず、優秀な人でも休みや遅刻が多ければ信用を失うと記述されている。

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36上司が「常務の考え方にはついていけない」と不機嫌そうに独り言のように話しかけてきた。適切な対応はどれか。

  1. A「常務の考え方は古いですよね」と同調し、一緒に常務を批判する。
  2. B「そのような愚痴は聞きたくありません」ときっぱり断る。
  3. C「仕事ですから私情を挟まず我慢してください」と客観的なアドバイスをする。
  4. D「いつも何かと大変なご様子でございますね」などと、上司の気持ちを包むような言葉で応じる。
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正解:D「いつも何かと大変なご様子でございますね」などと、上司の気持ちを包むような言葉で応じる。

独り言のようなものなので、秘書が対応できる内容ではない。気持ちを包むような言葉で応じるのがよい。

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37秘書が手伝いを頼むとき・頼まれたときの対応として誤っているものはどれか。

  1. A同僚に手伝いを頼むときは、事前に上司の了承を得るのが基本である。
  2. B同僚の都合が悪いと分かっても、上司から手伝わせるよう命令が出たと言って強引に頼む。
  3. C同僚に手伝いを頼む際、上司の了解を得る前に相手の都合を確認しておくとスムーズである。
  4. D短時間で済む他部署からの手伝いは、上司を煩わせないよう報告せずに処理してよい。
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正解:B同僚の都合が悪いと分かっても、上司から手伝わせるよう命令が出たと言って強引に頼む。

手伝いが期待できない場合は、強引に頼むのではなく別の方法を考えて上司に相談するのが正しい。

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38「月曜・金曜日はなるべく休まない」という心得の理由として最も適切なものはどれか。

  1. A月曜や金曜は会議が一切なく、暇を持て余すことが多いから。
  2. B月曜と金曜は給料の計算に直接影響する重要な日だから。
  3. C休み明けの月曜日や休み前の金曜日は、特に忙しい日になるから。
  4. D週末に会社の飲み会が頻繁に開催されるから。
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正解:C休み明けの月曜日や休み前の金曜日は、特に忙しい日になるから。

休み明けの月曜日や休み前の金曜日は特に忙しい日になるため、なるべく休まないようにすると記述されている。

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39「仕事の守備範囲を広げる」ための心構えとして適切なものはどれか。

  1. A経験したことがない仕事を指示されたときは、ミスを防ぐためきっぱりと断る。
  2. B困難な仕事に直面したら、失敗しないよう途中で他人に丸投げする。
  3. C自分の担当業務だけに集中し、他部署の仕事や会社の歴史には関心を持たない。
  4. D困難な仕事にも勇気を持って挑戦し、経験のない仕事も尻込みせずに引き受ける。
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正解:D困難な仕事にも勇気を持って挑戦し、経験のない仕事も尻込みせずに引き受ける。

未知の仕事にも尻込みせず快く引き受け、先輩のアドバイスを求めるなどしてやり遂げることが推奨されている。

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40秘書の「社交性」についてテキストが述べている内容として正しいものはどれか。

  1. A社交性は仕事をよい方向に導くためのものであり、まず知性や教養を磨くことが大切である。
  2. B誰とでも仲良くなるための個人的な社交術を最優先で学ぶべきである。
  3. C仕事上のトラブルを避けるため、社交性を発揮するのは上司に対してのみに留めるべきである。
  4. D秘書の社交性には、その場の空気を盛り上げる派手な冗談や駄じゃれが不可欠である。
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正解:A社交性は仕事をよい方向に導くためのものであり、まず知性や教養を磨くことが大切である。

社交性は仕事をよい方向に導くためのもので、テクニックよりも知性や教養を磨くことが必要とされる。

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41秘書Aは二人の上司(F部長・G部長)についている。F部長の急ぎの資料作成中に、G部長から「明後日H社を訪問したいので都合を聞いて」と指示された。適切な対応はどれか。

  1. AF部長の資料作成を中断し、時間のかからないH社への予約を先に取ってしまう。
  2. BF部長の資料作成が終わるまで、G部長の指示は完全に無視する。
  3. C二人の仕事を同時にこなすのは無理なので、G部長の指示は他の秘書に回す。
  4. DG部長に「F部長の仕事で忙しいので後にしてほしい」とはっきり断る。
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正解:AF部長の資料作成を中断し、時間のかからないH社への予約を先に取ってしまう。

どちらも急ぎだが、合間を見て時間のかからないこと(予約の電話)を先にしてしまうのが合理的な判断。

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