第36問令和4年の調査等において、障害者の居住場所に関する記述として正しいものはどれか。
- A障害者全体では、約半数が施設や病院で生活している。
- B在宅で生活する知的障害者の割合は、身体障害者の在宅割合よりも高い。
- C在宅で生活する身体障害者の割合は約70%である。
- D障害者全体では、在宅で生活している人が95.8%を占めている。
障害者総合支援法などの障害者施策、公営住宅やサービス付き高齢者向け住宅・シルバーハウジングといった住宅施策、そして相談援助の技術を扱う分野です。バリアフリー法や住宅品確法の性能表示、住宅確保要配慮者への支援策のほか、ケアマネジメントの流れ(アセスメント・モニタリング等)や多職種によるチームアプローチ、関連専門職の役割が幅広く問われます。制度名と支援内容、専門職の資格区分を混同しないよう、一覧に整理して覚えることが得点のコツです。
この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.知的障害者でも身体障害者と同様に65歳以上が7割以上を占めている。
知的障害者で65歳以上の占める割合は15.5%と低く、18歳から64歳の割合が高くなっています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.資金面や借家などの理由で改修できない人も含めると、改修を必要とする人は全体の5割以上になる。
実際に改修した人と、資金面等で改修できない人を合わせると、全体の5割以上が改修を必要としています。
この問題の解説ページを開く →正解:C.身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害がある者が含まれる。
2011年の改正により、発達障害を含む精神障害やその他の心身の機能の障害がある者まで定義が拡大されました。
この問題の解説ページを開く →正解:D.18歳未満の障害児は対象から完全に除外されており、児童福祉法のみが適用される。
障害者総合支援法の対象には障害児も含まれますが、障害児は「児童福祉法」に基づくサービスも利用できます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.2016年改正法 ─ 施設からの一人暮らしへの移行を支援する「自立生活援助」の創設
「自立生活援助」と「就労定着支援」は2016年改正、「就労選択支援」は2022年改正で創設されました。
この問題の解説ページを開く →正解:B.バリアフリー仕様の公的賃貸住宅に生活援助員(LSA)を派遣または常駐させる事業である。
シルバーハウジングは、バリアフリー住宅と生活援助員(LSA)による日常支援サービスを組み合わせた公的賃貸住宅の供給事業です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.等級5は、介助用車いす使用者が基本的な生活行為を行うことを容易にすることに特に配慮した措置が講じられている。
等級の数字が大きいほど対策が多く講じられており、最高は等級5(5段階評価)です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.住宅確保要配慮者居住支援協議会は、地方公共団体や不動産関係団体等が連携し、入居可能な民間賃貸住宅の情報提供等を行う。
住宅確保要配慮者居住支援協議会は、民間賃貸住宅への円滑な入居促進のため、関係団体が連携して情報提供や相談対応を行います。
この問題の解説ページを開く →正解:B.バリアフリー構造を有し、ケアの専門家による状況把握(安否確認)や生活相談サービスが付帯している。
サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー構造で安否確認や生活相談サービスを提供する住宅です。介護保険サービスを利用しながらの生活継続も可能です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.障害者のグループホーム(共同生活援助)には、日中も支援を行う「日中サービス支援型」の類型が存在する。
障害者のグループホームには、介護サービス包括型、外部サービス利用型に加え、2018年度に創設された「日中サービス支援型」があります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.床座などの和式の生活様式は、重心が低く安定するため、高齢者にとって立ち座り動作の負担を軽減する利点がある。
和式の立ち座り動作はバランスを崩しやすく、高齢者にとって不向きで安全面での問題があります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.本人の意思にかかわらず、本人の利益のために援助者が代わって意思決定する保護と支配の関係のこと。
パターナリズムは、父親的温情主義とも呼ばれ、支援する側が支配的な視点に立って本人の代わりに意思決定してしまう関係を指します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.訪問相談は、対象者がリラックスして話せる反面、プライバシーの確保や環境づくりに配慮が必要である。
訪問相談は生活の場に立ち入るため、プライバシーの確保などに注意が必要です。表情や身振りはノンバーバルコミュニケーションです。
この問題の解説ページを開く →正解:D.基本チェックリストは、要介護状態の重度化を判定するためだけに用いられる専門的な医療ツールである。
基本チェックリストは、介護予防に向けて支援が必要な人(要介護等のおそれがある人など)を把握するために利用されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.介護サービス計画(ケアプラン)を作成し、サービスの調整等のケアマネジメント業務を行う。
介護支援専門員は、ケアプランの作成などケアマネジメントを行う専門職です。資格は5年ごとの更新制です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.インテリアコーディネーターは、国家試験に合格しなければ名乗ることができない国家資格である。
インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が行う民間資格試験であり、国家資格ではありません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.工事を着工する前に、あらかじめ市区町村に申請して審査を受ける事前申請制度が導入されている。
介護保険の住宅改修では、工事前の事前申請制度が導入されており、トラブル防止や対象範囲の明確化が図られています。
この問題の解説ページを開く →正解:A.工事の契約書には、工事内容や金額のほか、引き渡し時期や保証内容などが記載されていることが理想である。
契約書にはトラブルを避けるため、金額や工期だけでなく、保証内容や解約規定なども明記されることが理想です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.公営住宅への障害者の単身入居は、現在でも身体障害者のみに限定されている。
2006年からは、身体障害者だけでなく知的障害者や精神障害者も公営住宅への単身入居が可能となっています。
この問題の解説ページを開く →正解:A.全介助 ─ その動作すべてに手を貸す必要があるレベル
全介助は動作すべてに手を貸すレベルです。自立は自分で行える、見守りは付き添い推奨、一部介助は部分的な手助けが必要なレベルです。
この問題の解説ページを開く →正解:B.制度を利用できるのは、原則として40歳以上の障害者に限定されている。
本制度は満60歳以上の高齢者を対象としており、定期収入が少ない高齢者でも住宅改修資金を調達できる仕組みです。
この問題の解説ページを開く →正解:C.2012年の公営住宅法改正により、同居親族要件の廃止の判断が各地方公共団体に委ねられた。
2012年の改正により公営住宅の同居親族要件が廃止され、実際の判断は各地方公共団体に任されることになりました。
この問題の解説ページを開く →正解:D.劇場等の客席における車椅子使用者用スペースの基準が新設され、客席数に応じた確保が求められるようになった。
劇場等の車椅子スペース基準が新設されたほか、トイレは「各階に1以上」、駐車施設は施設数に応じた割合確保へと見直されました。
この問題の解説ページを開く →正解:A.支援に関わる専門職が「生活上の解決すべき課題」や「目標」などの情報を共有し、連携をとること。
チームアプローチは、保健・医療・福祉・建築などの専門職が情報を共有し、連携して課題解決を図る手法です。
この問題の解説ページを開く →正解:B.ソーシャルワーカー(SW)という名称は、国家資格を取得した者以外は使用してはならないと法律で禁じられている。
ソーシャルワーカーは資格の有無にかかわらず、社会福祉分野で相談援助等を行う人の総称として用いられます。
この問題の解説ページを開く →正解:C.保健・医療・福祉・建築などの専門職がグループを組み、結果の評価や多様なアプローチを学ぶ研鑽の場である。
事例検討会は、多職種が一つの事例を検討し、結果の評価やアプローチの過程を学ぶための重要な研鑽の場です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.医療機関からの退院に伴う支援では、病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)と連携を図ることが多い。
退院から在宅への移行では、病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)と連携し調整を行うことが一般的です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.閉じこもりや認知症、うつの予防・支援など、介護予防に向けて支援が必要な人を把握するために用いられる。
基本チェックリストは、運動器機能の向上や閉じこもり・うつ予防など、介護予防支援が必要な人を把握するために用いられます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.2021(令和3)年、セーフティネット住宅の共同居住型賃貸住宅(シェアハウス)に、ひとり親世帯向けの基準が設定された。
ひとり親世帯向けシェアハウスは、親と子の1世帯で入居できるよう2021年に基準が設定されました。
この問題の解説ページを開く →正解:C.家族の要望は本人の意思を妨げるため、同居家族からのヒアリングは行わず本人からのみ意見を聞き取る。
本人が満足しても家族が不便を感じることがないよう、生活の場を共有する家族の要望を把握することも重要です。
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