① 電気の基礎理論(計算)
38問オームの法則や合成抵抗、コンデンサの静電容量・静電エネルギー、コイルのインダクタンスといった直流・交流回路の基礎計算を扱う分野です。誘導性・容量性リアクタンス、インピーダンス、力率、三相交流のスター結線・デルタ結線と等価変換など、以降の配電理論や機器の計算にも直結する土台になります。公式を丸暗記するのではなく、直列・並列の合成則や√3が出てくる理由を理解しておくと応用が利きます。本分野は38問を収録しています。
② 配電理論・配電設計
38問単相2線式・単相3線式・三相3線式といった配電方式ごとの電圧降下や電力損失の計算を中心に、需要率・負荷率・不等率などの配電設計の指標を扱う分野です。進相コンデンサによる力率改善、幹線・分岐回路の過電流遮断器の施設位置、架空電線のたるみや支線張力なども頻出です。方式ごとに係数(2倍・√3・3倍)が変わる点を整理し、公式の適用条件を意識して覚えると失点を防げます。本分野は38問を収録しています。
③ 電気応用・電気機器・材料工具
38問照明(LED・ハロゲン電球・照度計算)や電熱・電動機の出力計算といった電気応用に加え、変圧器・三相誘導電動機・同期発電機・蓄電池・整流回路など幅広い電気機器を扱う分野です。あわせて絶縁材料の耐熱クラス、電磁開閉器やリモコンリレーといった器具、配線工事に使う材料・工具の用途も問われます。計算問題と用語・器具の知識問題が混在するため、公式暗記と器具の役割の理解を両輪で進めるのが得点のコツです。本分野は38問を収録しています。
④ 高圧受電設備
40問キュービクル式高圧受電設備を中心に、CB形とPF・S形の違いや設備容量制限、主遮断装置の構成を学ぶ分野です。地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器(GR付PAS)による波及事故の防止、断路器(DS)や高圧交流真空電磁接触器といった開閉機器の役割と操作順序、計器用変成器なども頻出テーマです。第一種ならではの高圧設備の知識が集約された分野で、機器名と略号、その目的をセットで押さえることが重要です。本分野は40問を収録しています。
⑤ 電気工事の施工方法
44問金属管工事・ケーブル工事・金属可とう電線管工事などの低圧屋内配線について、施設できる場所(湿気の多い場所・可燃性ガスのある場所など)や使用できる電線、支持点間距離、接地工事の種類を扱う分野です。使用電圧300V以下・超過で施す接地工事の区分や、接地工事を省略できる条件も頻出です。条文ベースの細かい数値・条件が多く、収録数も44問と本検定で最多の分野なので、場所と工法・接地の対応表を作って覚えると効率的です。本分野は44問を収録しています。
⑥ 検査方法・発電送電変電
40問使用電圧に応じた絶縁抵抗値の最小限度や漏えい電流による判定など、低圧屋内配線の絶縁性能の検査を中心に、高圧受電設備の使用前自主検査・月次点検・年次点検の項目、作業接地の取付け・取外し手順を扱う分野です。あわせて発電・送電・変電に関する基礎知識も問われます。絶縁抵抗値は対地電圧の区分ごとに基準値が決まっているため、数値をしっかり暗記することが得点に直結します。本分野は40問を収録しています。
⑦ 電気工作物の保安法令
33問電気事業法・電気工事士法・電気工事業法・電気用品安全法など、電気工作物に関わる保安法令を扱う分野です。低圧・高圧・特別高圧の電圧区分、一般用電気工作物の調査、第一種電気工事士・認定電気工事従事者・特種電気工事資格者それぞれが従事できる作業範囲、免状の扱いが頻出です。似た資格の作業範囲を混同しやすいので、「誰が何をできるか」を整理して比較しながら覚えるのが効果的です。本分野は33問を収録しています。
⑧ 配線図・複線図・高圧単線結線図
40問高圧受電設備の単線結線図を読み解く力を問う分野です。地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器や零相変流器(ZCT)、変流器(CT)、計器用変圧器(VT)、電力需給用計器用変成器(VCT)など、図記号・文字記号(略号)と機器の役割の対応が中心テーマになります。断路器の操作手順、変流器の一次・二次電流比の計算、電力量計への配線本数なども出題されます。①〜⑦で学んだ機器や法令の知識を図面上で総合的に確認する仕上げの分野です。本分野は40問を収録しています。