第201問燃料を空気中で加熱し、他から火源を与えなくても自然に燃え始める最低の温度を何というか。
- A凝固点
- B引火点
- C着火温度
- D流動点
燃料の性質と燃焼の理論を扱う分野です。燃料では液体燃料(重油の粘度・引火点・流動点)、気体燃料(都市ガス・LPG)、固体燃料(石炭の工業分析)それぞれの特性と取扱い上の留意点が中心になります。燃焼では理論空気量と過剰空気、空気比の考え方、燃焼生成物と排ガス分析、発熱量(高発熱量と低発熱量)の違いが頻出です。空気比が大きすぎても小さすぎても損失が生じるという関係は、熱管理にもつながる重要論点になります。
この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.燃焼後に生成される水が液体の場合、気体の場合より蒸発潜熱分だけ多くの熱量が外部に放出される。
水が液体の場合、気体の場合より蒸発潜熱分だけ多く熱量が放出されます。低発熱量は高発熱量から蒸発潜熱を差し引いたものです。
この問題の解説ページを開く →正解:D.高温腐食を引き起こし、付着面の温度が600℃以上になると多く発生する。
重油灰分中のバナジウムは、付着面の温度が600℃以上になると溶融して高温腐食を引き起こします。
この問題の解説ページを開く →正解:B.低温腐食防止剤 ─ バナジウムと化合物を作り、灰の融点を上昇させて付着を抑制する。
バナジウムと化合物を作るのは高温腐食防止剤です。低温腐食防止剤は三酸化硫黄を非腐食性物質に変えます。
この問題の解説ページを開く →正解:C.成分中の炭素に対する水素の比率が高いため、CO2の排出量が少ない。
気体燃料は炭素に対する水素の比率が高いためCO2排出量が少なく、硫黄分や灰分も少ないです。ボンベ充填はLPGです。
この問題の解説ページを開く →正解:D.燃焼室での輝炎による放射伝熱量は、油火炎よりも多い。
ガス火炎は輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量は「少ない」ですが、管群部での対流伝熱量は多くなります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.石炭化度が低い石炭は揮発分が多く、分解温度で空気不足になり燃焼温度が低下しやすい。
石炭化度が低いと揮発分が多く、分解温度で空気不足になり燃焼温度が低下します。揮発分は石炭化度が進むほど少なくなります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.火炎がオレンジ色で炉内の見通しがきく場合は、燃焼用空気量が過少である。
火炎がオレンジ色で炉内の見通しがきく場合は「適正」な燃焼状態です。過少な場合は暗赤色になります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.燃焼ガス中に飛散する粉塵が多いため、大型の集塵装置が必要である。
微粉炭バーナ燃焼は粉塵が多く飛散するため大型の集塵装置が必要です。燃焼調節や自動制御は容易で応答は速いです。
この問題の解説ページを開く →正解:A.層内に石灰石を送入することにより、炉内脱硫ができる。
流動層燃焼は層内に石灰石を送入することで炉内脱硫ができます。燃焼温度は850℃前後と低温で、NOx発生が少ないです。
この問題の解説ページを開く →正解:B.石炭以外の燃料(バークや木くずなど)を燃焼することができない。
流動層燃焼は、石炭以外にもバークや木くずなどを燃焼して焼却炉のような使い方が「できる」という長所があります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より長くなる大きさとする。
発生した可燃ガスの燃焼を完結させるため、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より長くなる大きさが必要です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.微粉炭バーナを有するものは、油・ガスバーナを有するものより小さい。
微粉炭バーナを有する水管ボイラーの燃焼室熱負荷(150〜200 kW/m3)は、油・ガスバーナのそれ(200〜1200 kW/m3)より小さくなります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.106.7 m3N
S(32kg)の燃焼にはO2が1kmol(22.4m3N)必要です。理論空気量は 22.4 / 0.21 ≒ 106.7 m3N となります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.一般にO2%を計測して判定するよりも、CO2%を計測して判定する方が合理的である。
空気比は、一般に燃焼ガス中のCO2%を計測して判定するよりも、O2%を計測して判定する方が合理的とされています。
この問題の解説ページを開く →