給与計算実務能力検定2級 ⑦ 知っておきたい法律

給与計算の背景にある労働関係法令の条文知識を学ぶ分野です。労働基準法の総則が中心で、労働条件の原則(1条・人たるに値する生活)、労使対等決定(2条・訓示的規定)、均等待遇(3条・国籍/信条/社会的身分による差別禁止)、男女同一賃金(4条・賃金についての差別禁止)、強制労働の禁止や中間搾取の排除などが条文番号とセットで問われます。あわせて労働契約法・パートタイム有期雇用労働法・最低賃金法・労働安全衛生法など、周辺法令の要点も出題対象です。条文の趣旨と罰則の有無を結びつけて覚えることがポイントで、暗記量は多いものの、正確に押さえれば安定した得点が期待できる分野です。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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199労働基準法1条で定める「労働条件の原則」について正しいものはどれか。

  1. A労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。
  2. B労働条件は、使用者と労働組合が対等の立場で協議して決定すべきものである。
  3. Cこの法律で定める基準は最高のものであるから、この基準を超えてはならない。
  4. D労働条件は、行政官庁が社会情勢に応じて適宜決定するものである。
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正解:A労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。

労基法1条1項は「人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきもの」と規定しています。

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200労働基準法第2条(労働条件の決定)の規定に関する法的効力として正しいものはどれか。

  1. Aこの規定に違反した場合、労働基準法上で最も重い罰則が課せられる。
  2. Bこの規定は訓示的規定であり、就業規則などの遵守義務に違反しても罰則の定めはない。
  3. C違反が発覚した場合、直ちに労働契約が無効となり損害賠償請求が行われる。
  4. Dこの規定に違反した使用者のみに対して、30万円以下の罰金が課せられる。
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正解:Bこの規定は訓示的規定であり、就業規則などの遵守義務に違反しても罰則の定めはない。

労基法2条は訓示的規定であり、労働者に対しても使用者に対しても罰則の定めはありません。

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201労働基準法第3条(均等待遇)において、労働条件の差別的取扱が禁止されている理由として明記されているものの組み合わせで正しいものはどれか。

  1. A国籍、性別、年齢
  2. B思想、信条、学歴
  3. C国籍、信条、社会的身分
  4. D性別、社会的身分、障害の有無
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正解:C国籍、信条、社会的身分

労基法3条では、国籍、信条又は社会的身分を理由とする差別的取扱を禁止しています。

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202男女同一賃金の原則(労働基準法第4条)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A女性であることを理由として、労働時間について男性と差別的取扱をしてはならない。
  2. B女性であることを理由として、配置や昇進について男性と差別的取扱をしてはならない。
  3. C女性であることを理由として、福利厚生について男性と差別的取扱をしてはならない。
  4. D女性であることを理由として、賃金についてのみ男性と差別的取扱をしてはならない。
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正解:D女性であることを理由として、賃金についてのみ男性と差別的取扱をしてはならない。

労基法4条は賃金についての男女差別を禁止しており、賃金以外の労働条件について規定はありません。

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203労働者の意思に反した強制労働の禁止(労働基準法第5条)に違反した場合の罰則として正しいものはどれか。

  1. A1年以上10年以下の拘禁刑又は20万円以上300万円以下の罰金
  2. B6か月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金
  3. C3年以下の拘禁刑又は500万円以下の罰金
  4. D罰則の規定はなく、行政指導の対象となるのみである
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正解:A1年以上10年以下の拘禁刑又は20万円以上300万円以下の罰金

強制労働の禁止は、労働基準法上で最も重い罰則(1年以上10年以下の拘禁刑等)が課せられます。

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204中間搾取の排除(労働基準法第6条)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A職業安定法による有料職業紹介事業の場合は、法に基づいて許される例外となる。
  2. B労働者派遣は、他人の就業に介入して利益を得るものであるため中間搾取に該当する。
  3. C船員職業安定法により報酬を受ける場合は、労働基準法上、許されている。
  4. D何人も、法律に基づいて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。
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正解:B労働者派遣は、他人の就業に介入して利益を得るものであるため中間搾取に該当する。

労働者派遣は、労働関係の外にある第三者が介入するものではないため、中間搾取には該当しません。

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205公民権行使の保障(労働基準法第7条)について、使用者がとることができる対応として正しいものはどれか。

  1. A労働者が請求した時間が業務の繁忙期である場合、その権利行使を拒否することができる。
  2. B労働者が公民権行使のために休業した場合、その日を無給とすることは法律で禁じられている。
  3. C権利の行使に妨げがない限り、労働者が請求した時刻を変更することができる。
  4. D労働者が選挙権を行使するための時間は、必ず有給として扱わなければならない。
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正解:C権利の行使に妨げがない限り、労働者が請求した時刻を変更することができる。

使用者は公民権行使の請求を拒むことはできませんが、権利行使に妨げがない限り時刻の変更は可能です。

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206労働基準法における労働者および使用者の定義に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A代表取締役は、賃金の支払いを受けていれば労働基準法上の労働者に該当する。
  2. B人事や労務管理などの権限を与えられている人は、いかなる場合も労働者とはみなされない。
  3. C派遣労働者は、派遣先の事業場において使用される労働者として定義される。
  4. D代表取締役以外の取締役は、実質的に使用従属の関係が認められる場合は労働者に該当する可能性がある。
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正解:D代表取締役以外の取締役は、実質的に使用従属の関係が認められる場合は労働者に該当する可能性がある。

代表取締役以外の取締役でも、業務を兼務し使用従属関係が認められれば労働者に該当する可能性があります。

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207賠償予定の禁止(労働基準法第16条)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A違約金や損害賠償額をあらかじめ定めておくことを禁止しており、現実に発生した損害の賠償請求まで禁止するものではない。
  2. B労働者の過失によるものであっても、現実に発生した損害について賠償を請求することは全面的に禁止されている。
  3. C損害賠償額の予定は原則として禁止されているが、労働組合との合意があれば例外的に認められる。
  4. D労働契約の不履行に対する違約金の上限を給与の1か月分までと定めることは、適法とされている。
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正解:A違約金や損害賠償額をあらかじめ定めておくことを禁止しており、現実に発生した損害の賠償請求まで禁止するものではない。

あらかじめ金額を予定することを禁止するものであり、現実に発生した損害への賠償請求は禁止していません。

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208前借金相殺の禁止(労働基準法第17条)に違反しないケースとして正しいものはどれか。

  1. A労働することを条件として前貸しした金銭を、毎月の賃金から強制的に天引きすること。
  2. B介護休業期間中に事業主が立て替えた社会保険料を、復帰後の賃金から相殺すること。
  3. C会社が一方的に貸し付けた生活費を、賞与の支給額から本人の同意なく差し引くこと。
  4. D借金の返済が終わるまで退職できないという条件で金銭を貸し付け、賃金と相殺すること。
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正解:B介護休業期間中に事業主が立て替えた社会保険料を、復帰後の賃金から相殺すること。

労働することが条件となっていなければ労働基準法違反とならず、立替金の相殺や自己の意思による相殺は可能です。

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209労働条件の絶対的明示事項のうち、書面等での明示が必須ではなく、口頭での明示でもよいとされている事項はどれか。

  1. A労働契約の期間に関する事項
  2. B就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
  3. C昇給に関する事項
  4. D退職に関する事項(解雇の事由を含む)
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正解:C昇給に関する事項

絶対的明示事項のなかでも「昇給に関する事項」については書面交付の義務がなく、口頭でもよいとされています。

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210明示された労働条件が事実と異なる場合の労働契約の即時解除について、使用者が帰郷のための旅費を負担すべき条件として正しいものはどれか。

  1. A契約解除の日から30日以内に帰郷する場合
  2. B契約解除の日から7日以内に帰郷する場合
  3. C就業のために住所を変更した労働者が、契約解除の日から21日以内に帰郷する場合
  4. D就業のために住所を変更した労働者が、契約解除の日から14日以内に帰郷する場合
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正解:D就業のために住所を変更した労働者が、契約解除の日から14日以内に帰郷する場合

明示された労働条件が事実と異なり契約解除した場合、住所変更した労働者が14日以内に帰郷する際は使用者が旅費を負担します。

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211有期労働契約の契約期間について、労働基準法で定める原則的な上限期間はどれか(例外を除く)。

  1. A3年
  2. B1年
  3. C5年
  4. D10年
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正解:A3年

有期労働契約の契約期間は、原則として3年を超えてはならないと規定されています。

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212有期労働契約で働く労働者が「いつでも退職することができる」ようになる要件として正しいものはどれか(特例を除く)。

  1. A当該労働契約の期間の初日から3か月を経過した日以後
  2. B当該労働契約の期間の初日から1年を経過した日以後
  3. C当該労働契約の期間の初日から3年を経過した日以後
  4. D有期労働契約期間中はいかなる場合でも契約満了まで退職できない
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正解:B当該労働契約の期間の初日から1年を経過した日以後

労基法附則137条により、原則として契約期間の初日から1年を経過した日以後はいつでも退職できます。

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213有期労働契約が期間の定めのない労働契約(無期労働契約)へ転換される要件として正しいものはどれか。

  1. A同一の使用者との通算契約期間が3年を超える労働者が申込みをした場合
  2. B同一の使用者との通算契約期間が5年を超える労働者について、使用者が自動的に転換しなければならない
  3. C同一の使用者との通算契約期間が5年を超える労働者が申込みをした場合
  4. D同一の使用者との有期労働契約が3回以上更新された場合
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正解:C同一の使用者との通算契約期間が5年を超える労働者が申込みをした場合

同一の使用者との有期労働契約の通算期間が5年を超え、労働者が転換を希望(申込み)した場合に無期転換されます。

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214無期転換ルールによって無期労働契約に転換された際の労働条件について、正しい記述はどれか。

  1. A転換後は自動的に正社員と同一の給与テーブルが適用される。
  2. B契約期間を含め、すべて従前の有期労働契約と同一の労働条件となる。
  3. C無期転換後は、いかなる場合でも労働条件を変更することはできなくなる。
  4. D別段の定めがある部分を除き、従前の有期労働契約の内容と同一の労働条件となる。
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正解:D別段の定めがある部分を除き、従前の有期労働契約の内容と同一の労働条件となる。

無期転換後の労働条件は、別段の定め(就業規則など)がない限り、契約期間を除き従前と同一となります。

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215雇止めの予告に関する基準において、一定の要件を満たす有期労働契約を更新しない場合、使用者は少なくとも何日前までに予告しなければならないか。

  1. A30日前まで
  2. B14日前まで
  3. C60日前まで
  4. D予告の期限は法律上定められていない
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正解:A30日前まで

有期労働契約を更新しない(雇止めする)場合は、少なくとも契約満了日の30日前までに予告する必要があります。

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216就業規則の作成・届出の義務が発生する「常時10人以上の労働者」の要件について、誤っているものはどれか。

  1. A一時的に10人未満になることがあっても、常時10人以上であれば義務が発生する。
  2. B10人以上かどうかは、個々の事業場単位ではなく企業全体(全社)の人数で判断する。
  3. C派遣労働者は、派遣先ではなく派遣元の事業場の労働者数に算入される。
  4. Dパートタイム労働者やアルバイトであっても労働者数に算入する。
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正解:B10人以上かどうかは、個々の事業場単位ではなく企業全体(全社)の人数で判断する。

10人以上かどうかの判断は、一企業単位(全社)ではなく、個々の事業場単位で行います。

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217就業規則の「絶対的必要記載事項」に該当するものはどれか。

  1. A退職手当の決定、計算及び支払の方法に関する事項
  2. B安全及び衛生に関する事項
  3. C始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項
  4. D職業訓練に関する事項
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正解:C始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項

始業・終業時刻や休憩・休日などは「絶対的必要記載事項」です。退職手当や安全衛生は定めをする場合の「相対的必要記載事項」です。

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218就業規則の作成手続における「労働者の過半数を代表する者の意見を聴く」という規定の解釈として正しいものはどれか。

  1. A代表者の意見を聴き、必ず同意を得なければならない。
  2. B反対意見があった場合、就業規則の届出は受理されない。
  3. C代表者と十分に協議し、労使協定として締結しなければならない。
  4. D同意を得る、協議をすることまでは求められておらず、反対意見があっても効力に影響はない。
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正解:D同意を得る、協議をすることまでは求められておらず、反対意見があっても効力に影響はない。

「意見を聴く」とは文字通りの意味であり、同意や協議までは求められず、反対意見があっても効力は生じます。

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219就業規則による労働契約の不利益変更が法的に認められる要件として、正しいものはどれか。

  1. A変更後の就業規則を労働者に周知させ、かつ、変更の内容が合理的なものであること。
  2. B労働組合の過半数の同意を必ず得ていること。
  3. C全労働者から個別に書面による同意書を取得すること。
  4. D不利益変更の場合はいかなる合理的な理由があっても認められない。
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正解:A変更後の就業規則を労働者に周知させ、かつ、変更の内容が合理的なものであること。

労働契約法10条により、変更後の就業規則の周知と、変更の合理性があれば例外的に不利益変更が認められます。

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220労働基準法における「解雇制限」の期間として正しいものはどれか。

  1. A業務上負傷し療養のために休業する期間及びその後14日間
  2. B業務上負傷し療養のために休業する期間及びその後30日間
  3. C業務上負傷し療養のために休業する期間のみ
  4. D業務上負傷し療養のために休業する期間及びその後60日間
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正解:B業務上負傷し療養のために休業する期間及びその後30日間

業務上の傷病による休業期間とその後30日間は、原則として解雇することができません。

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221産前産後の解雇制限に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A産前6週間・産後8週間の期間内であれば、実際に休業していなくても解雇制限の対象となる。
  2. B出産日から1年を経過するまでの期間は、いかなる理由があっても解雇できない。
  3. C実際に休業している期間とその後30日間のみが解雇制限の対象となる。
  4. D産前産後休業中は解雇制限があるが、休業明けの翌日からは制限なく解雇できる。
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正解:C実際に休業している期間とその後30日間のみが解雇制限の対象となる。

産前産後の解雇制限は「休業する期間及びその後30日間」が対象であり、就労している場合は対象となりません。

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222業務上の傷病による解雇制限期間中であっても、特例として解雇制限が解除される要件はどれか。

  1. A休業期間が療養の開始後1年を超えた場合
  2. B平均賃金の300日分の休業補償を支払った場合
  3. C労働基準監督署の勧告を受けた場合
  4. D休業期間が療養の開始後3年を超え、平均賃金の1,200日分の打切補償を支払った場合
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正解:D休業期間が療養の開始後3年を超え、平均賃金の1,200日分の打切補償を支払った場合

療養開始後3年を超えて治らず、平均賃金1200日分の打切補償を支払うことで解雇制限が解除されます。

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223労働者を解雇する場合の「解雇予告」のルールとして正しいものはどれか。

  1. A少なくとも30日前に予告するか、30日分以上の平均賃金を支払う必要がある。
  2. B少なくとも14日前に予告すればよく、手当の支払いは不要である。
  3. C平均賃金の60日分を支払わなければ、即時解雇することはできない。
  4. D解雇の申し渡し後、1週間以内に解雇予告手当を支払えばよい。
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正解:A少なくとも30日前に予告するか、30日分以上の平均賃金を支払う必要がある。

労基法20条により、解雇には30日前の予告または30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)の支払いが必要です。

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224解雇の予告が原則として適用されない労働者について、例外として解雇予告が適用されるようになる条件はどれか。

  1. A日々雇い入れられる者が、通算して14日を超えて使用された場合
  2. B試みの使用期間中の者が、14日を超えて引き続き使用されるに至った場合
  3. C2か月以内の期間を定めて使用される者が、1か月を超えて使用された場合
  4. D季節的業務に4か月以内の期間を定めて使用される者が、14日を超えて使用された場合
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正解:B試みの使用期間中の者が、14日を超えて引き続き使用されるに至った場合

「試みの使用期間中」の人は原則解雇予告の対象外ですが、14日を超えて引き続き使用されると適用対象となります。

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225産前産後休業に関する記述として正しいものはどれか(多胎妊娠を除く)。

  1. A産前4週間以内に出産予定の女性が請求した場合に休業させなければならない。
  2. B出産日から産後4週間は、本人の請求がなくても強制的に休業させなければならない。
  3. C産前6週間以内に出産予定の女性が請求した場合に休業させなければならない。
  4. D産前産後休業中は法律により全額有給としなければならない。
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正解:C産前6週間以内に出産予定の女性が請求した場合に休業させなければならない。

多胎妊娠を除き、産前は6週間以内に出産予定の労働者が請求した場合に休業させなければなりません。

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226産後休業に関する就業制限について、正しい記述はどれか。

  1. A産後8週間は、本人の就業希望や医師の許可に関わらず一切就業させてはならない。
  2. B産後4週間を経過した女性が請求した場合、医師が支障ないと認めた業務に就かせることができる。
  3. C産後6週間を経過していれば、労働者の請求の有無にかかわらず直ちに通常の業務に復帰させなければならない。
  4. D産後6週間は強制休業期間であり、6週間経過後に本人が請求し医師が認めた場合は就業できる。
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正解:D産後6週間は強制休業期間であり、6週間経過後に本人が請求し医師が認めた場合は就業できる。

産後8週間のうち、産後6週間は強制休業ですが、6週間経過後は本人の請求と医師の許可があれば就業可能です。

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227育児休業の特例である「パパ・ママ育休プラス」を利用した場合、原則として子どもが何歳に達するまで育児休業を取得できるか。

  1. A1歳2か月
  2. B1歳6か月
  3. C2歳
  4. D3歳
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正解:A1歳2か月

パパ・ママ育休プラスを利用した場合、同一の子について子どもが1歳2か月に達するまで育児休業を取得できます。

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228介護休業の取得可能日数と分割回数の上限について、対象家族1人につき正しいものはどれか。

  1. A通算60日まで、2回まで分割可能
  2. B通算93日まで、3回まで分割可能
  3. C通算150日まで、分割不可
  4. D通算1年まで、4回まで分割可能
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正解:B通算93日まで、3回まで分割可能

介護休業は対象家族1人につき通算93日まで取得でき、その間に3回まで分割取得が可能です。

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229子の看護等休暇の取得日数について、対象となる子どもが3人いる場合、1年度につき最大何日まで取得できるか。

  1. A5日
  2. B15日
  3. C10日
  4. D20日
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正解:C10日

1年度につき、対象の子どもが1人なら5日、2人以上の場合は上限10日となります(3人でも10日です)。

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230育児や介護のための「所定労働時間の短縮措置」に関する記述で、誤っているものはどれか。

  1. A3歳未満の子を養育する労働者に対し、1日の所定労働時間を原則6時間とする措置を講じる義務がある。
  2. B介護のための短縮措置等は、対象家族1人につき連続する3年以上の期間で2回以上利用可能にしなければならない。
  3. C日々雇用される労働者は、育児・介護いずれの短縮措置等の対象外となる。
  4. D育児のための所定労働時間の短縮措置は、子どもが小学校に就学するまで講じる義務がある。
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正解:D育児のための所定労働時間の短縮措置は、子どもが小学校に就学するまで講じる義務がある。

育児のための短縮措置(原則6時間)が義務付けられているのは「3歳に満たない子を養育する労働者」です。

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231所定外労働・時間外労働の制限について、正しいものはどれか。

  1. A小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者が請求した場合、制限時間(1月24時間・1年150時間)を超えて時間外労働をさせてはならない。
  2. B対象となる労働者から請求があった場合、事業の正常な運営を妨げる場合であっても使用者は請求を拒むことはできない。
  3. C深夜労働の制限は、小学校第3学年修了前の子を養育する労働者が対象となる。
  4. D勤続年数に関わらず、すべてのパートタイム労働者がこれらの制限を請求できる。
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正解:A小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者が請求した場合、制限時間(1月24時間・1年150時間)を超えて時間外労働をさせてはならない。

制限時間(月24時間・年150時間)を超える時間外労働の制限対象は、小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者等です。

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232女性に関する就業制限(労働基準法)について、正しいものはどれか。

  1. A生理日の就業が著しく困難な女性が請求した場合、その休業日は必ず有給としなければならない。
  2. B1歳未満の子を育てる女性は、通常の休憩時間のほか、1日2回それぞれ少なくとも30分の育児時間を請求できる。
  3. C妊産婦が請求した場合であっても、時間外労働や休日労働をさせることは法律上制限されていない。
  4. D育児時間を請求できる対象は、自ら出産した子を育てる女性に限られる。
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正解:B1歳未満の子を育てる女性は、通常の休憩時間のほか、1日2回それぞれ少なくとも30分の育児時間を請求できる。

1歳未満の子を育てる女性は、1日2回少なくとも30分の育児時間を請求できます。生理休暇の有給・無給は自由であり、育児時間は出産した子に限りません。

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233マイナンバー(個人番号)を取得する際に行う「本人確認」として必要な措置の組み合わせはどれか。

  1. A基礎年金番号の確認と身元確認
  2. B番号確認と所属部署の確認
  3. C番号確認と身元確認
  4. D番号確認と家族構成の確認
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正解:C番号確認と身元確認

マイナンバー法でいう本人確認は、「番号が正しいことの確認(番号確認)」と「その番号が本人のものであることの確認(身元確認)」の2つです。

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234特定個人情報(マイナンバーを含む個人情報)の第三者提供について、正しい記述はどれか。

  1. A本人の明示的な同意があれば、どのような企業や団体に対しても提供することができる。
  2. B企業グループ内であれば、本人の同意がなくても自由に提供・共有することができる。
  3. C税理士や社会保険労務士に手続を委託する場合の提供は、原則として禁止されている。
  4. D仮に本人の同意があったとしても、法令に定められた範囲以外の第三者提供は禁止されている。
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正解:D仮に本人の同意があったとしても、法令に定められた範囲以外の第三者提供は禁止されている。

特定個人情報は、通常の個人情報とは異なり、本人の同意があっても法令に定められた範囲以外の第三者提供は禁止されています。

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235マイナンバーを記載した書類等の保管・廃棄について、最も適切な対応はどれか。

  1. A法令で定められた保管期間を経過したら、できるだけ速やかに復元できない手段で廃棄・削除する。
  2. B社員の退職後は、法令の期間に関わらず即日にすべての特定個人情報を廃棄しなければならない。
  3. C電子データとして保管している特定個人情報は、容量が許す限り永久に保存しておく義務がある。
  4. D廃棄のタイミングを管理する手間を省くため、毎年一律で全社員の申告書を再作成し過去分はすべて廃棄する。
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正解:A法令で定められた保管期間を経過したら、できるだけ速やかに復元できない手段で廃棄・削除する。

特定個人情報は法令で定められた保管期間が経過したら、速やかに容易に復元できない手段で廃棄・削除する必要があります。

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236源泉徴収票へのマイナンバー(個人番号)の記載ルールとして正しいものはどれか。

  1. A税務署提出用にも受給者交付用にも、社員本人のマイナンバーを記載しなければならない。
  2. B税務署提出用にはマイナンバーを記載するが、受給者交付用には記載してはならない。
  3. C受給者交付用には記載するが、税務署提出用には法人番号のみを記載する。
  4. D16歳未満の扶養親族のマイナンバーは、いかなる書類にも記載してはならない。
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正解:B税務署提出用にはマイナンバーを記載するが、受給者交付用には記載してはならない。

個人情報漏えい防止のため、社員に交付する源泉徴収票(受給者交付用)にはマイナンバーを記載しません。

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237労働基準法において、賃金(退職金を除く)の請求権が時効によって消滅する期間は、当分の間何年とされているか。

  1. A1年間
  2. B2年間
  3. C3年間
  4. D5年間
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正解:C3年間

賃金の請求権は原則5年間ですが、労働基準法において「当分の間は3年間」と規定されています。

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238年末調整等に関する書類の原則的な保存期間について、正しい組み合わせはどれか。

  1. A労働者名簿:7年間
  2. Bタイムカード:7年間
  3. C雇用保険の被保険者に関する書類:2年間
  4. D給与所得者の扶養控除等(異動)申告書:7年間
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正解:D給与所得者の扶養控除等(異動)申告書:7年間

扶養控除等(異動)申告書などの税務関連書類は原則7年間保存です。労働者名簿やタイムカードは5年(当分3年)、雇用保険の被保険者関係は4年です。

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