コンクリート技士 ⑤ 硬化コンクリート

固まった後のコンクリートの性質を扱う分野です。圧縮強度が最も重要な指標であり、供試体の作製と養生、載荷方法、水セメント比と強度の関係が中心になります。引張強度と曲げ強度、支圧強度、疲労強度も対象です。あわせてヤング係数とポアソン比、乾燥収縮とクリープ、温度による体積変化が頻出になります。強度に影響する要因(材齢・養生温度・供試体寸法)を整理しておくことが得点につながります。

この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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198コンクリートの圧縮強度試験に用いる円柱形供試体の標準的な寸法比率として、正しいものはどれか。

  1. A高さを直径の1.5倍とする
  2. B高さを直径の2倍とする
  3. C高さを直径と同じとする
  4. D高さを直径の2.5倍とする
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正解:B高さを直径の2倍とする

供試体は高さを直径の2倍とする円柱形を標準とします。

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199強度試験用供試体の直径の規定について、適切でないものはどれか。

  1. A最小で50mm以上とする
  2. B粗骨材の最大寸法の3倍以上とする
  3. C100mmを標準の一つとする
  4. D150mmを標準の一つとする
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正解:A最小で50mm以上とする

直径は粗骨材の最大寸法の3倍以上かつ100mm以上と規定されています。

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200供試体の標準養生における水中の温度として、正しいものはどれか。

  1. A15±2℃
  2. B20±3℃
  3. C18±3℃
  4. D23±2℃
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正解:B20±3℃

標準養生は温度を20±3℃に保った水中などで行います。

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201供試体の加圧面が凸状に出っ張っている場合、強度試験の計測値はどうなるか。

  1. A荷重が分散するため見かけの圧縮強度が上昇する
  2. B荷重が分散するため見かけの圧縮強度が低下する
  3. C荷重が集中するため見かけの圧縮強度が低下する
  4. D荷重が集中するため見かけの圧縮強度が上昇する
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正解:C荷重が集中するため見かけの圧縮強度が低下する

出っ張りの小さい部分に荷重が集中し、見かけの圧縮強度が低下します。

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202供試体のキャッピングに使用される材料の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A鋼板や板ガラスと樹脂ペースト
  2. B木板やプラスチック板とセメントペースト
  3. C鋼板や板ガラスとセメントペースト
  4. D木板やプラスチック板と樹脂ペースト
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正解:C鋼板や板ガラスとセメントペースト

鋼板や板ガラスなどとセメントペーストを使用して平らに仕上げます。

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203圧縮強度試験における標準的な材齢の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A7日・28日・91日
  2. B3日・7日・28日
  3. C7日・28日・60日
  4. D14日・28日・91日
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正解:A7日・28日・91日

材齢は7日、28日、91日を標準とします。

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204圧縮強度試験における「寸法効果」の説明として、正しいものはどれか。

  1. A供試体が大きいほど、圧縮強度が大きくなる傾向のこと
  2. B供試体が小さいほど、圧縮強度が小さくなる傾向のこと
  3. C供試体が大きいほど、圧縮強度が小さくなる傾向のこと
  4. D供試体の形状が同じなら、寸法にかかわらず強度が一定になること
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正解:C供試体が大きいほど、圧縮強度が小さくなる傾向のこと

供試体が大きいほど欠陥が存在する確率が高くなり、圧縮強度が小さくなる傾向があります。

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205コンクリートの強度試験に関するJIS規格の組み合わせで、正しいものはどれか。

  1. A圧縮強度試験方法がJIS A 1132、供試体の作り方がJIS A 1108
  2. B圧縮強度試験方法がJIS A 1149、供試体の作り方がJIS A 1108
  3. C圧縮強度試験方法がJIS A 1108、供試体の作り方がJIS A 1132
  4. D圧縮強度試験方法がJIS A 1132、供試体の作り方がJIS A 1149
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正解:C圧縮強度試験方法がJIS A 1108、供試体の作り方がJIS A 1132

圧縮強度試験方法がJIS A 1108、供試体の作り方がJIS A 1132に規定されています。

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206コンクリートの圧縮強度試験は、通常どのタイミングで行うか。

  1. A養生終了から1日乾燥させて行う
  2. B養生終了から3日乾燥させて行う
  3. C養生終了から7日乾燥させて行う
  4. D養生終了直後の状態で行う
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正解:D養生終了直後の状態で行う

供試体の乾湿状態による強度の変化を避けるため、養生終了直後の状態で行います。

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207供試体作製時、キャッピング終了後の脱型のタイミングとして正しいものはどれか。

  1. Aキャッピング終了と同時に脱型する
  2. Bキャッピング終了の3日後に脱型する
  3. Cキャッピング終了から7日後に脱型する
  4. Dキャッピング終了の翌日に脱型する
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正解:Dキャッピング終了の翌日に脱型する

供試体はキャッピング終了の翌日に型枠を脱型し、強度試験まで養生します。

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208供試体の乾湿状態が圧縮強度試験の計測値に与える影響として正しいものはどれか。

  1. A湿潤状態の方が乾燥状態よりも大きく計測される
  2. B湿潤状態と乾燥状態では計測値に差は生じない
  3. C乾燥状態の方が湿潤状態よりも大きく計測される
  4. D表層が乾燥しているだけで計測値は著しく低下する
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正解:C乾燥状態の方が湿潤状態よりも大きく計測される

乾燥状態にある供試体は、湿潤状態に比べて見かけの強度が大きくなります。

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209供試体寸法が大きいほど圧縮強度が小さくなる要因はどれか。

  1. A空隙や微細ひび割れなどの欠陥が存在する確率が高くなるから
  2. B内部の水分が抜けにくくなり水和反応が阻害されるから
  3. C表面積が大きくなり乾燥収縮の影響を強く受けるから
  4. D荷重が中心部に集中して分散しなくなるから
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正解:A空隙や微細ひび割れなどの欠陥が存在する確率が高くなるから

供試体には強度に影響を及ぼす欠陥が存在し、大きいほどその確率が高くなります。

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210試験時の載荷速度が圧縮強度の値に及ぼす影響として正しいものはどれか。

  1. A載荷速度が速いほど、強度は大きくなる
  2. B載荷速度が遅いほど、強度は大きくなる
  3. C載荷速度が速いほど、強度は小さくなる
  4. D載荷速度は強度の値に影響を及ぼさない
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正解:A載荷速度が速いほど、強度は大きくなる

見かけの圧縮強度が異なる要因として、載荷速度が速いほど強度は大きくなります。

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211試験時の養生温度が圧縮強度に与える影響として正しいものはどれか。

  1. A養生温度が高いほど、初期強度も長期強度も大きくなる
  2. B養生温度が高いほど、初期強度は小さいが長期強度は大きくなる
  3. C養生温度が高いほど、初期強度は大きいが長期強度は小さくなる
  4. D養生温度が高いほど、初期強度も長期強度も小さくなる
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正解:C養生温度が高いほど、初期強度は大きいが長期強度は小さくなる

養生温度が高いと水和が早く進むため初期強度は大きくなりますが、長期強度は小さくなります。

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212供試体の断面形状が見かけの圧縮強度に及ぼす影響として正しいものはどれか。(断面積が同じ場合)

  1. A角形のものの方が円形のものより強度は小さくなる
  2. B円形のものの方が角形のものより強度は小さくなる
  3. C円形のものと角形のもので強度は変わらない
  4. D角形のものの方が円形のものより強度は大きくなる
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正解:A角形のものの方が円形のものより強度は小さくなる

断面積が同じ場合、角形のものの方が円形のものよりも強度は小さくなります。

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213供試体の形状に関する次の記述のうち、圧縮強度が小さくなる条件として正しいものはどれか。

  1. A直径が同じ場合、高さが低いほど強度は小さくなる
  2. B供試体の形状が相似であれば、寸法が小さいほど強度は小さくなる
  3. C供試体の断面積が大きいほど強度は大きくなる
  4. D直径が同じ場合、高さが高いほど強度は小さくなる
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正解:D直径が同じ場合、高さが高いほど強度は小さくなる

直径が同じ場合、高さが高いほど見かけの強度は小さくなります。

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214粗骨材の最大寸法が圧縮強度に与える影響とその理由の組み合わせで正しいものはどれか。

  1. A粗骨材の最大寸法が大きいと、粗骨材下面に空隙ができやすく強度は大きくなる
  2. B粗骨材の最大寸法が大きいと、粗骨材下面に空隙ができやすく強度は小さくなる
  3. C粗骨材の最大寸法が小さいと、粗骨材下面に空隙ができやすく強度は小さくなる
  4. D粗骨材の最大寸法が小さいと、粗骨材下面に空隙ができやすく強度は大きくなる
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正解:B粗骨材の最大寸法が大きいと、粗骨材下面に空隙ができやすく強度は小さくなる

粗骨材の最大寸法が大きいほど、ブリーディングなどで下面に空隙ができ強度が小さくなります。

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215コンクリートの引張強度は、圧縮強度のおよそどの程度の大きさか。

  1. A1/2から1/4程度
  2. B1/10から1/13程度
  3. C1/20から1/25程度
  4. D1/5から1/8程度
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正解:B1/10から1/13程度

引張強度は圧縮強度に比べて大変小さく、1/10から1/13程度の大きさです。

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216コンクリートの割裂引張強度の求め方として正しいものはどれか。

  1. A円柱供試体を横にして直径方向に加圧し計算で求める
  2. B角柱供試体の両端を直接引っ張って求める
  3. C角柱供試体の中央に集中荷重をかけて求める
  4. D円柱供試体を立てて軸方向に加圧し計算で求める
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正解:A円柱供試体を横にして直径方向に加圧し計算で求める

円柱供試体を横にして直径方向に圧縮荷重を加え、割裂破壊した荷重から間接的に求めます。

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217コンクリートの曲げ強度は、圧縮強度のおよそどの程度の大きさか。

  1. A1/5から1/8程度
  2. B1/2から1/4程度
  3. C1/4から1/6程度
  4. D1/10から1/13程度
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正解:A1/5から1/8程度

曲げ強度は引張強度よりも大きく、圧縮強度の1/5から1/8程度の大きさです。

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218コンクリートのせん断強度は、圧縮強度のおよそどの程度の大きさか。

  1. A1/5から1/8程度
  2. B1/10から1/13程度
  3. C1/4から1/6程度
  4. D1/15から1/20程度
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正解:C1/4から1/6程度

せん断強度は、圧縮強度の1/4から1/6程度です。

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219コンクリートの支圧強度と圧縮強度の関係について正しいものはどれか。

  1. A支圧強度は加圧面の全面に載荷した圧縮強度に比べて小さくなる
  2. B支圧強度は加圧面の全面に載荷した圧縮強度に比べて大きくなる
  3. C支圧強度と加圧面の全面に載荷した圧縮強度は等しくなる
  4. D支圧強度は引張強度よりも常に小さくなる
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正解:B支圧強度は加圧面の全面に載荷した圧縮強度に比べて大きくなる

支圧強度は部分的に荷重を受けるため、全面に載荷する圧縮強度よりも大きくなります。

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220一般のコンクリートの各強度の大きさを比較した順序として、正しいものはどれか。

  1. A圧縮強度 > 支圧強度 > せん断強度 > 曲げ強度 > 引張強度
  2. B支圧強度 > 圧縮強度 > せん断強度 > 曲げ強度 > 引張強度
  3. C圧縮強度 > 支圧強度 > 曲げ強度 > せん断強度 > 引張強度
  4. D支圧強度 > 圧縮強度 > 曲げ強度 > せん断強度 > 引張強度
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正解:D支圧強度 > 圧縮強度 > 曲げ強度 > せん断強度 > 引張強度

支圧強度が最も大きく、支圧>圧縮>曲げ>せん断>引張の順になります。

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221次の強度の大小関係のうち、誤っているものはどれか。

  1. A支圧強度は圧縮強度より大きい
  2. B引張強度は曲げ強度より大きい
  3. C曲げ強度はせん断強度より大きい
  4. Dせん断強度は引張強度より大きい
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正解:B引張強度は曲げ強度より大きい

引張強度は最も小さく、曲げ強度よりも小さくなります。

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222鉄筋とコンクリートの付着強度について、鉄筋の種類による違いとして正しいものはどれか。

  1. A異形棒鋼よりも丸鋼の方が付着強度は大きい
  2. B丸鋼と異形棒鋼で付着強度は変わらない
  3. C丸鋼は付着強度がゼロである
  4. D丸鋼よりも異形棒鋼の方が付着強度は大きい
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正解:D丸鋼よりも異形棒鋼の方が付着強度は大きい

表面が滑らかな丸鋼に比べ、突起のある異形棒鋼の方が付着強度は大きくなります。

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223鉄筋の配置方向が付着強度に及ぼす影響について正しいものはどれか。

  1. A水平に配置した鉄筋の方が鉛直に配置した鉄筋より付着強度が大きい
  2. B水平と鉛直の配置による付着強度の違いはない
  3. C傾斜して配置した鉄筋が最も付着強度が小さい
  4. D鉛直に配置した鉄筋の方が水平に配置した鉄筋より付着強度が大きい
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正解:D鉛直に配置した鉄筋の方が水平に配置した鉄筋より付着強度が大きい

水平配置は沈下により下部に空隙が生じやすいため、鉛直配置の方が付着強度は大きくなります。

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224水平に配置した鉄筋の位置による付着強度の違いについて正しいものはどれか。

  1. A上端に配置した鉄筋の方が下端より付着強度が大きい
  2. B上端と下端で付着強度の大きさは同じである
  3. C下端に配置した鉄筋の方が上端より付着強度が大きい
  4. D中央に配置した鉄筋のみ付着強度が著しく低下する
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正解:C下端に配置した鉄筋の方が上端より付着強度が大きい

コンクリートの沈下量が少ない下端の方が、上端に比べて付着強度は大きくなります。

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225圧縮強度試験における硬化コンクリートの応力度-ひずみ度曲線の形状として正しいものはどれか。

  1. A破壊にいたるまで完全に直線となる
  2. B応力度が大きくなるとひずみ度が急減する曲線となる
  3. C圧縮強度を超えた後も応力度が増加し続ける
  4. D応力度の大きい範囲でひずみ度の増加が大きくなり曲線形になる
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正解:D応力度の大きい範囲でひずみ度の増加が大きくなり曲線形になる

応力度の小さい範囲は直線に近いですが、大きくなると曲線形になり、強度を超えると減少します。

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226コンクリートが鋼材のような明確な弾性性状を示さず、曲線形になる理由として考えられているものはどれか。

  1. A応力の増加とともに内部に微細なひび割れが生じるから
  2. B応力の増加とともに内部の水分が蒸発するから
  3. C応力の増加とともに骨材が膨張するから
  4. D応力の増加とともにセメントペーストが硬化するから
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正解:A応力の増加とともに内部に微細なひび割れが生じるから

応力の増加とともに内部に微細なひび割れが生じるため、明確な弾性性状を示しません。

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227コンクリートの静弾性係数として通常用いられるものはどれか。

  1. A接線弾性係数
  2. B動弾性係数
  3. C初期弾性係数
  4. D割線弾性係数
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正解:D割線弾性係数

コンクリートは完全な弾性体ではないため、静弾性係数は割線弾性係数として求めます。

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228JIS A 1149におけるコンクリートの弾性係数の算出式において、応力度S1は何に相当するか。

  1. A最大応力度の1/2相当の応力度
  2. Bひずみ度50×10^-6相当の応力度
  3. C最大応力度の1/3相当の応力度
  4. Dひずみ度1/3相当の応力度
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正解:C最大応力度の1/3相当の応力度

式中のS1は「最大応力度の1/3相当の応力度」と規定されています。

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229コンクリートの静弾性係数と動弾性係数の違いについて正しいものはどれか。

  1. A静弾性係数の方が大きく、その差は10%から40%程度である
  2. B動弾性係数の方が大きく、その差は10%から40%程度である
  3. C動弾性係数の方が大きく、その差は50%から80%程度である
  4. D両者は常に等しい値となる
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正解:B動弾性係数の方が大きく、その差は10%から40%程度である

動弾性係数は完全な弾性体と仮定するため、静弾性係数より10〜40%ほど大きくなります。

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230動弾性係数は、供試体にどのような荷重を与えて求めるか。

  1. A時間によって変化しない静的な荷重
  2. B縦振動などの動的な荷重
  3. C最大応力度の1/3までの持続荷重
  4. D一定速度で増加する圧縮荷重
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正解:B縦振動などの動的な荷重

動弾性係数は供試体に縦振動などを与え、動的な荷重により求めます。

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231一般的なコンクリートのポアソン比はおよそどの程度か。

  1. A1/2から1/3
  2. B1/10から1/15
  3. C1/5から1/7
  4. D1/20から1/30
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正解:C1/5から1/7

ポアソン比は縦ひずみに対する横ひずみの比で、一般におよそ1/5から1/7ほどです。

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232コンクリート部材に持続的に荷重が作用すると、時間の経過とともにひずみが増大する現象を何というか。

  1. A乾燥収縮
  2. B自己収縮
  3. Cポアソン効果
  4. Dクリープ
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正解:Dクリープ

持続的荷重によって時間経過とともにひずみが増大する現象をクリープといいます。

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233クリープひずみが大きくなる要因の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A荷重が大きく、載荷時の材齢が若い
  2. B荷重が小さく、載荷時の材齢が若い
  3. C荷重が大きく、載荷時の材齢が古い
  4. D荷重が小さく、載荷時の材齢が古い
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正解:A荷重が大きく、載荷時の材齢が若い

荷重が大きいほど、また載荷時の材齢が若いほどクリープひずみは大きくなります。

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234クリープひずみと環境・寸法の関係について誤っているものはどれか。

  1. A部材寸法が大きいほどコンクリートが乾燥しやすく、クリープひずみは大きくなる
  2. Bコンクリートが乾燥すると、クリープひずみは大きくなる
  3. C部材寸法が小さいほどコンクリートが乾燥しやすく、クリープひずみは大きくなる
  4. D空隙が多いコンクリートは、クリープひずみが大きくなる
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正解:A部材寸法が大きいほどコンクリートが乾燥しやすく、クリープひずみは大きくなる

部材寸法が「小さい」ほど乾燥しやすくクリープが大きくなります(大きいほどは誤り)。

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235クリープひずみに影響を与える配合の要因として正しいものはどれか。

  1. A水セメント比が小さいほどクリープひずみは大きくなる
  2. B単位水量が少ないほどクリープひずみは大きくなる
  3. Cセメントペースト量が多いほどクリープひずみは大きくなる
  4. Dセメントペースト量が少ないほどクリープひずみは大きくなる
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正解:Cセメントペースト量が多いほどクリープひずみは大きくなる

セメントペースト量が多いほど、または水セメント比が大きいほどクリープひずみは大きくなります。

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236コンクリートの水分量の減少による収縮現象の2つの名称はどれか。

  1. A乾燥収縮と温度収縮
  2. B自己収縮と温度収縮
  3. C塑性収縮と乾燥収縮
  4. D乾燥収縮と自己収縮
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正解:D乾燥収縮と自己収縮

水分量の減少による収縮には、乾燥収縮と自己収縮があります。

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237体積が同じコンクリート部材における乾燥収縮と寸法の関係について正しいものはどれか。

  1. A断面寸法に関わらず乾燥収縮量は一定である
  2. B断面寸法が小さいほど表面積が大きくなり、乾燥収縮量が大きくなる
  3. C断面寸法が大きいほど表面積が大きくなり、乾燥収縮量が大きくなる
  4. D断面寸法が小さいほど表面積が小さくなり、乾燥収縮量が大きくなる
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正解:B断面寸法が小さいほど表面積が大きくなり、乾燥収縮量が大きくなる

断面寸法が小さいほど単位体積当たりの表面積の割合が大きくなり、乾燥収縮が大きくなります。

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238コンクリートの自己収縮が大きくなる条件として正しいものはどれか。

  1. A単位セメント量が多く、水セメント比が大きい
  2. B単位セメント量が少なく、水セメント比が小さい
  3. C単位セメント量が少なく、水セメント比が大きい
  4. D単位セメント量が多く、水セメント比が小さい
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正解:D単位セメント量が多く、水セメント比が小さい

自己収縮は、単位セメント量が多いほど、また水セメント比が小さいほど大きくなります。

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239弾性係数がコンクリートの収縮量に与える影響として正しいものはどれか。

  1. A弾性係数が大きいコンクリートほど、収縮量は大きくなる
  2. B弾性係数の大小は収縮量に影響を与えない
  3. C弾性係数が小さいコンクリートほど、収縮量は大きくなる
  4. D弾性係数が小さいコンクリートは収縮せずに膨張する
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正解:C弾性係数が小さいコンクリートほど、収縮量は大きくなる

弾性係数が小さい(変形しやすい)コンクリートほど、収縮量は大きくなります。

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240使用する岩種がコンクリートの収縮量に及ぼす影響について正しいものはどれか。

  1. A弾性係数の小さい岩種を使用するとコンクリートの収縮量が大きくなる
  2. B弾性係数の大きい岩種を使用するとコンクリートの収縮量が大きくなる
  3. C岩種の弾性係数はコンクリートの収縮量に影響しない
  4. D岩種に関わらずセメントペースト量のみで収縮量が決まる
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正解:A弾性係数の小さい岩種を使用するとコンクリートの収縮量が大きくなる

弾性係数の小さい岩種を使用するとコンクリートの弾性係数も低下し、収縮量が大きくなります。

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241壁部材の厚さと乾燥初期の乾燥収縮ひずみの関係として正しいものはどれか。

  1. A厚い壁の方が内部の水分が多く早く乾燥するため、ひずみは大きくなる
  2. B薄い壁の方が含水量が少なく乾燥しやすいため、ひずみは大きくなる
  3. C厚い壁の方が内部の水分が多く早く乾燥するため、ひずみは小さくなる
  4. D薄い壁の方が含水量が少なく乾燥しにくいため、ひずみは大きくなる
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正解:B薄い壁の方が含水量が少なく乾燥しやすいため、ひずみは大きくなる

部材の厚さが小さい(薄い)と含水量も少なくなり、乾燥しやすいため収縮ひずみは大きくなります。

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242コンクリート内部への水の浸入や透過に対する抵抗性を示す指標として用いられるものはどれか。

  1. A弾性係数
  2. B透水係数
  3. Cポアソン比
  4. D水セメント比
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正解:B透水係数

水密性の指標には、水の通しやすさの度合を示す透水係数が用いられます。

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243粗骨材の最大寸法が水密性に及ぼす影響について正しいものはどれか。

  1. A最大寸法が大きいほど下面に空隙ができやすく、水密性が低下する
  2. B最大寸法が大きいほど空隙が減少し、水密性が高くなる
  3. C最大寸法が小さいほど下面に空隙ができやすく、水密性が低下する
  4. D粗骨材の最大寸法は水密性に全く影響を与えない
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正解:A最大寸法が大きいほど下面に空隙ができやすく、水密性が低下する

最大寸法が大きいとブリーディングにより下面に空隙ができ、透水係数が大きくなり水密性が低下します。

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244コンクリートの水密性を高めるための骨材の条件として適切でないものはどれか。

  1. A粒度分布がよい骨材を使用する
  2. Bコンクリート中の空隙が少なくなるようにする
  3. C実積率の高い骨材を使用する
  4. D実積率の低い骨材を使用する
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正解:D実積率の低い骨材を使用する

水密性を高めるには、粒度分布がよく、実積率の「高い」骨材を使用します。

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245水密性に影響する施工上の留意点として、適切でないものはどれか。

  1. A材料分離を生じさせずブリーディング量が少なくなるように打込む
  2. B初期ひび割れを防止するため打込み後直ちに風にさらす
  3. C打継ぎはできるだけ避けて一体的に打込む
  4. D打込み後急激な乾燥を生じないよう適切に養生を行う
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正解:B初期ひび割れを防止するため打込み後直ちに風にさらす

直射日光や強い風にさらされて急激な乾燥を生じないよう養生する必要があります。

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246高強度コンクリートのように水セメント比が極めて小さい場合(25〜40%)、圧縮強度についてどのような特徴があるか。

  1. Aペーストの強度が低下し、骨材とペーストの境界面だけで破壊する
  2. Bペーストの強度が高まり、破壊時には骨材にもひび割れが生じる
  3. C骨材自体の強度はコンクリートの強度に全く影響しなくなる
  4. D骨材が硬すぎるためひび割れは発生しなくなる
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正解:Bペーストの強度が高まり、破壊時には骨材にもひび割れが生じる

水セメント比が小さくなるとペーストの強度と付着力が高まり、骨材の影響を受けやすくなります。

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247割線弾性係数の算出式におけるひずみ度ε2の値として正しいものはどれか。

  1. A50×10^-6
  2. B10×10^-6
  3. C100×10^-6
  4. D500×10^-6
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正解:A50×10^-6

式中のε2は50×10^-6と規定されています。

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