日本酒検定2級・準1級・1級 ⑥ テイスティング

日本酒の官能評価(テイスティング)の手法と、香味要素の言語化を学ぶ分野です。視覚(色調・透明度)・嗅覚(上立ち香・含み香)・味覚(甘味・酸味・うま味・苦味・渋味)・触覚(粘性・温度)の各要素を評価する手順、酒質を表現する用語(メロン香・吟醸香・老香・ヒネ香など)、欠点臭の判別などが問われます。実技に近い実践的分野です。

この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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231テイスティングを行う際、感覚をフラットに保つために推奨される室温はおよそ何度か。

  1. A5℃前後
  2. B10℃前後
  3. C20℃前後
  4. D30℃以上
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正解:C20℃前後

室温は20℃前後に設定し、肉体的にも精神的にも健全な時に行うことが推奨されています。

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232テイスティングする日本酒の温度は、香味特性を的確に捉えるために何度程度に設定するのが良いとされているか。

  1. A0〜5℃
  2. B5〜10℃
  3. C15〜18℃
  4. D25〜30℃
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正解:C15〜18℃

日本酒の温度は、香味特性を的確に捉えやすい15〜18℃に設定してテイスティングを行うのが基本です。

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233日本酒の外観(色調や透明度)を正確に見極めるための環境として、最も適切なものはどれか。

  1. A暖色系の間接照明の下で行う
  2. B自然光に近い白い光源を用い、白いテーブル等の上で行う
  3. C黒いテーブルクロスを敷いてコントラストを高める
  4. D直射日光の当たる窓辺で行う
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正解:B自然光に近い白い光源を用い、白いテーブル等の上で行う

外観を見極めるためには、自然光に近い白い光源を用い、白いテーブルやクロスの上(ない場合は白紙で代用)で行うのが適切です。

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234テイスティングでよく使用される「蛇の目の猪口」の底に描かれた「青の模様」は、主に何を確認するために役立つか。

  1. A熟成の度合い
  2. B香りの強さ
  3. C透明度(濁りがないか)
  4. Dアルコール度数
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正解:C透明度(濁りがないか)

底部の青の模様(蛇の目)は、境界線を見ることで透明度(細かな浮遊物や濁りがないか)を確認しやすくするために役立ちます。

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235日本酒の外観において、少し黄色がかっておりツヤがある健全な状態を業界用語で何と表現するか。

  1. A青ズエ
  2. Bテリがある
  3. Cボケ
  4. D老香
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正解:Bテリがある

少し黄色がかった状態で「ツヤ」がある健全な状態を、業界では「テリがある」と表現します。

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236テイスティンググラスの内側を流れ落ちる液体の筋を「脚(あし)」と呼ぶが、これが明確に現れる(粘性が高い)主な要因はどれか。

  1. A酸度が極端に低い
  2. B仕込み水に軟水を使用している
  3. Cアミノ酸が不足している
  4. Dアルコール度数が高い、または糖分などのエキス分が多い
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正解:Dアルコール度数が高い、または糖分などのエキス分が多い

「脚」と呼ばれる粘性は、アルコール度数が高い場合や、糖分などのエキス分を多く含むほど明確に現れます。

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237グラスに顔を近づけて、直接鼻から嗅ぐ香りの第一印象を何と呼ぶか。

  1. A含み香(アフターフレーバー)
  2. B上立ち香(トップノート)
  3. C戻り香
  4. D老香(ひねか)
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正解:B上立ち香(トップノート)

グラスから立ち上がる最初の香りを「上立ち香(うわだちか / トップノート)」と呼びます。

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238日本酒を口に含んだ際に、鼻の奥へと抜けていく香りを何と呼ぶか。

  1. A上立ち香(トップノート)
  2. B含み香(口中香)
  3. C吟醸香
  4. D熟成香
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正解:B含み香(口中香)

日本酒を口に含んだ際に、鼻の奥へ抜けて感じる香りを『含み香(口中香)』と呼ぶ。

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239日本酒の着色(黄色や茶色への変化)が進む原因として「適切でない」ものはどれか。

  1. A熟成によるアミノカルボニル反応
  2. B紫外線や熱の影響
  3. C木樽での貯蔵による色素の移行
  4. Dセルレニン耐性酵母の使用
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正解:Dセルレニン耐性酵母の使用

着色の主な要因は時間経過(アミノカルボニル反応)、紫外線や熱、木樽からの色素移行であり、酵母の種類は直接の着色原因ではありません。

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240リンゴや洋梨のようなみずみずしい香りが特徴の、吟醸酒に多く含まれる代表的な香気成分はどれか。

  1. A酢酸イソアミル
  2. Bカプロン酸エチル
  3. Cソトロン
  4. Dジアセチル
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正解:Bカプロン酸エチル

カプロン酸エチルは、リンゴや洋梨などみずみずしい甘味と酸味を持った果実に例えられる吟醸香の主成分です。

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241バナナやメロンのような濃厚な甘味を持った香りが特徴の、吟醸酒に多く含まれる代表的な香気成分はどれか。

  1. A酢酸イソアミル
  2. Bカプロン酸エチル
  3. Cソトロン
  4. Dジアセチル
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正解:A酢酸イソアミル

酢酸イソアミルは、バナナやメロンなど濃厚な甘味を持った果実に例えられる吟醸香の主成分です。

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242熟成香の代表的な成分であり、カラメルや黒糖、カレーのようなスパイシーな甘い香りを生み出す物質はどれか。

  1. A酢酸イソアミル
  2. Bソトロン
  3. Cカプロン酸エチル
  4. D乳酸
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正解:Bソトロン

時間経過で生じる熟成香の主成分は、アミノ酸が分解して生成される「ソトロン」であり、カラメル等の香りを放ちます。

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243紫外線や高温での保存などによって生じる、劣化臭の代表的なものはどれか。

  1. A吟醸香
  2. B原料香
  3. C老香(ひねか)
  4. D木香
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正解:C老香(ひねか)

時間経過とともに生じる一般的な劣化臭や、保存中の温度が高いことで発生しやすい劣化臭を「老香(ひねか)」と呼びます。

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244生酛系酒母を用いた日本酒などに多く見られる、原料(乳酸菌など)に由来する香りの具体例として最も適切なものはどれか。

  1. A青リンゴやマスカットの香り
  2. Bヨーグルトやバター、チーズの香り
  3. Cカラメルや黒糖の香り
  4. Dヒノキや杉の香り
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正解:Bヨーグルトやバター、チーズの香り

乳酸菌や乳酸に由来する香りとして、生クリーム、ヨーグルト、バターなどに例えられる乳製品の香りが生じます。

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245日本酒の「甘味」をもたらす主成分はどれか。

  1. Aアミノ酸
  2. Bリンゴ酸
  3. Cブドウ糖(グルコース)
  4. Dクエン酸
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正解:Cブドウ糖(グルコース)

日本酒の甘味成分は主にブドウ糖(グルコース)であり、濃さやボリューム感をもたらします。

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246日本酒に含まれる「酸」の中で、スッキリとした爽やかな印象やシャープなキレをもたらすものはどれか。

  1. A乳酸
  2. Bコハク酸
  3. Cリンゴ酸やクエン酸
  4. Dグルタミン酸
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正解:Cリンゴ酸やクエン酸

リンゴ酸やクエン酸は、スッキリとした爽やかな印象や、テクスチャーにシャープさやキレの良さをもたらします。

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247日本酒に含まれる「酸」の中で、ボリューム感やコク、厚みを与える特徴を持つものはどれか。

  1. A乳酸
  2. Bリンゴ酸
  3. Cクエン酸
  4. D酒石酸
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正解:A乳酸

乳酸は、味わいにボリューム感、コク、厚みを与える特徴を持っています。

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248日本酒における「苦味」の主な要因となる成分はどれか。

  1. Aブドウ糖
  2. Bアミノ酸やペプチド
  3. Cリンゴ酸
  4. Dコハク酸
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正解:Bアミノ酸やペプチド

日本酒に含まれる苦味は、主に米に含まれる成分を麹菌が分解して生み出すアミノ酸やペプチドに由来します。

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249日本酒において「渋味(タンニン)」が感じられる場合、その主な由来として考えられるものはどれか。

  1. A木樽での貯蔵
  2. B乳酸菌の発酵
  3. C高精白米の使用
  4. D吟醸酵母の添加
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正解:A木樽での貯蔵

日本酒自体に渋味成分は含まれませんが、木樽で貯蔵した樽酒などの場合、樽由来のタンニンが抽出されて渋味が生じます。

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250日本酒の味わいの核となる「旨味」を構成する主な成分として正しいものはどれか。

  1. Aブドウ糖と果糖
  2. Bリンゴ酸とクエン酸
  3. Cアミノ酸とコハク酸
  4. Dカプロン酸エチルと酢酸イソアミル
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正解:Cアミノ酸とコハク酸

旨味成分は主にアミノ酸(グルタミン酸など)やコハク酸などであり、旨味が豊富なほどコクがあると感じられます。

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251日本酒の味わいにおいて、「酸度が高い」場合に甘味の感じ方はどのように変化しやすいか。

  1. A甘味がより強く引き立つ
  2. B甘味がマスキングされ、ドライ(辛口)に感じやすくなる
  3. C甘味が苦味に変化する
  4. D甘味の感じ方に変化はない
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正解:B甘味がマスキングされ、ドライ(辛口)に感じやすくなる

酸度が強い(高い)と甘味がマスキングされ、実際の糖分量よりも軽く、ドライ(辛口)に感じやすくなります。

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252「アルコール度数が高い」日本酒を口に含んだ際、味わいとしてどのように感じやすい傾向があるか。

  1. A甘味が強く感じられる
  2. B酸味が穏やかになる
  3. C物理的な刺激が強くなり、辛口に感じやすい
  4. D旨味が消失する
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正解:C物理的な刺激が強くなり、辛口に感じやすい

アルコールは物理的な刺激を持つため、度数が高いほど刺激が強くなり「辛口」に感じることが多くなります。

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253余韻の短さ(後味がすぐに消えること)を表現する際によく使われる日本酒用語はどれか。

  1. Aふくよか
  2. Bリッチ
  3. Cボケ
  4. Dキレが良い
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正解:Dキレが良い

酸やアルコールの刺激によってテクスチャーがシャープに感じられ、後味が短くすっきりしていることを「キレが良い」と表現します。

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254日本酒を長期間熟成させることで、テクスチャー(口当たり)は一般的にどのように変化するか。

  1. A炭酸ガスが発生し発泡性を帯びる
  2. B水とアルコールの分子が結合し、まろやかで柔らかくなる
  3. Cタンパク質が凝固し、ザラザラとした舌触りになる
  4. D水分が蒸発し、シロップのように粘り気が強くなる
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正解:B水とアルコールの分子が結合し、まろやかで柔らかくなる

熟成によりアルコールの分子同士と水の分子同士が会合(結合)することで、角が取れてまろやかな質感になります。

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255日本酒の「辛口」を正確に判定するのが難しい理由として、最も適切なものはどれか。

  1. A日本酒には糖分が一切含まれていないため
  2. B辛さを測る専用の機械が存在しないため
  3. C香りや酸度、アルコール度数などの要素によって甘味の感じ方が変わるため
  4. D個人の味覚細胞の数が人によって違うため
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正解:C香りや酸度、アルコール度数などの要素によって甘味の感じ方が変わるため

華やかな香りがあるだけで甘く感じたり、酸度が高いと辛く感じたりと、様々な要素が甘味の感じ方に影響するため判定が難しくなります。

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256テイスティングコメントにおける「アタック」とは何を指すか。

  1. A飲み込んだ後の余韻
  2. Bグラスから立ち上がる香り
  3. C口に含んだ際の第一印象や感覚
  4. Dボトルのラベルデザインの印象
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正解:C口に含んだ際の第一印象や感覚

アタックとは、ワインなどでも使われる用語で、口に含んだ際の第一印象や感覚を「強い」「弱い」などで表します。

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257販売やサービスの現場で、日本酒の「個性」を抽出する最も重要な目的はどれか。

  1. A欠点を見つけて返品するため
  2. B価格を釣り上げるため
  3. C商品のセールスポイントを見つけ、料理との相性や提供方法を提案するため
  4. D他の酒造メーカーを批判するため
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正解:C商品のセールスポイントを見つけ、料理との相性や提供方法を提案するため

個性の抽出は、その酒のセールスポイントを見出し、適したシーンや料理とのペアリングなどの提供方法を考案するために重要です。

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258テイスティングにおいて「留意点」を抽出する主な目的として適切なものはどれか。

  1. A劣化やクセの強さを把握し、ビギナーへの提供時などのトラブルを未然に防ぐため
  2. B日本酒の品評会で減点するため
  3. Cラベルに警告文を記載するため
  4. D酒蔵にクレームを入れるため
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正解:A劣化やクセの強さを把握し、ビギナーへの提供時などのトラブルを未然に防ぐため

劣化が残っていたり、香気や味が強すぎるなどの「留意点」を把握しておくことで、質の高い提供につなげトラブルを防ぎます。

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259日本酒の香りを表現する「アロマホイール」において、熟成香(古酒などの香り)が分類される主なカテゴリの表現例はどれか。

  1. A柑橘類、花、青草
  2. Bドライフルーツ、スパイス、ナッツ
  3. C生クリーム、ヨーグルト、バター
  4. D炊きたての米、つきたての餅
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正解:Bドライフルーツ、スパイス、ナッツ

熟成香は、ドライフルーツ類、ナッツ類、スパイス類、干しシイタケなどに分類され、複雑で重厚な香りと表現されます。

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260熟成した日本酒が黄色や茶色に変化する主な要因となる化学反応はどれか。

  1. Aアルコール発酵
  2. Bマロラクティック発酵
  3. Cアミノカルボニル反応(メイラード反応)
  4. D光合成
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正解:Cアミノカルボニル反応(メイラード反応)

日本酒に含まれる糖分とアミノ酸が、時間経過によってアミノカルボニル反応(メイラード反応)を起こすことで着色します。

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261薫酒(香りの高いタイプ)のテイスティングにおいて、香りの具体例として最も適切なものはどれか。

  1. Aカラメルや干しシイタケのような香り
  2. B完熟したリンゴやメロンのような香り
  3. C炊きたての米や上新粉のような香り
  4. D生クリームやカッテージチーズのような香り
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正解:B完熟したリンゴやメロンのような香り

完熟したリンゴ、黄桃、メロンなど、甘い果実や花を思わせる華やかな香りが薫酒の典型的な特徴です。

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262薫酒の個性を生かした提供方法を考える際、「留意点」として挙げられる要素はどれか。

  1. A吟醸香以外の要素が少ないため、香りの要素を好まない人には勧めにくい
  2. B極端なドライテイストであるため、甘口を好む人には向かない
  3. C旨味成分が強すぎるため、淡白な料理とは合わせにくい
  4. D熟成感やクセが強いため、日本酒ビギナーには敬遠されやすい
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正解:A吟醸香以外の要素が少ないため、香りの要素を好まない人には勧めにくい

薫酒は甘い果実などを思わせる華やかな香り(吟醸香)以外の要素が少ない傾向があるため、それが留意点の一つとなります。

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263爽酒(軽快でなめらかなタイプ)の外観のテイスティングコメントとして、最も典型的な状態はどれか。

  1. A無色透明からごく淡い黄色で、清澄度が高い
  2. B淡い黄色でテリがある
  3. C明るい茶色で粘性が高い
  4. D白濁して滓(おり)が絡んでいる
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正解:A無色透明からごく淡い黄色で、清澄度が高い

爽酒の外観は、清澄度が高く、無色透明からごく淡い黄色程度で、粘性も比較的低いのが典型的である。

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264爽酒の味わいを表現するテイスティングコメントとして、最も適切なものはどれか。

  1. A豊醇な甘味と酸味が特徴的である
  2. Bキレがよく、シャープなテクスチャーである
  3. C粘性が高く、とろみがある
  4. Dアタックが強く、複雑な余韻が長く続く
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正解:Bキレがよく、シャープなテクスチャーである

爽酒の味わいはアタックが弱く、非常に軽快でシンプルな味わいであり、キレのよいシャープなテクスチャーを持ちます。

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265醇酒(コクのあるタイプ)のテイスティングにおいて、主体となる香りの表現として最も適切なものはどれか。

  1. Aドライフルーツやスパイスの香り
  2. Bマスカットやライチのような香り
  3. C青竹や新緑のような香り
  4. D米や乳製品を思わせるふくよかな香り
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正解:D米や乳製品を思わせるふくよかな香り

醇酒の香りは、炊飯や餅などの米由来の香りや、生クリーム・バターなどの乳製品を思わせるふくよかな香りが主体となります。

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266醇酒の提供における「留意点」として、テイスティング時に考慮すべき特徴はどれか。

  1. A非常に軽快で水のような味わいであること
  2. B非常に濃醇な酒質であり、ビギナーにはややハードルが高い場合があること
  3. C香りが揮発しやすく、数分で風味が消失してしまうこと
  4. D冷やさないと強い酸味が生じること
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正解:B非常に濃醇な酒質であり、ビギナーにはややハードルが高い場合があること

醇酒は豊かな旨味と酸味が特徴の濃醇な酒質であるため、日本酒ビギナーをターゲットとする場合はやや難しい傾向があります。

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267熟酒(熟成タイプ)の味わいのテイスティングコメントとして、最も適切なものはどれか。

  1. Aアタックは弱く、余韻も短くすっきりしている
  2. B粘性が高く、とろみがあるテクスチャーで非常に濃醇な味わい
  3. Cシャープな酸味が際立ち、ドライなキレがある
  4. D爽やかでみずみずしく、炭酸ガスの刺激を感じる
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正解:B粘性が高く、とろみがあるテクスチャーで非常に濃醇な味わい

熟酒は甘味や旨味が凝縮されており、粘性が高く、とろみがあるテクスチャーと非常に重厚で濃醇な味わいが特徴です。

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268熟酒の典型的な外観の特徴はどれか。

  1. A無色透明で輝きがある
  2. Bわずかに青みを帯びた緑色
  3. C明るい茶色(琥珀色)で粘性がやや高い
  4. D白濁しており細かな泡が立っている
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正解:C明るい茶色(琥珀色)で粘性がやや高い

長期間の熟成によって成分が変化するため、熟酒の外観は明るい茶色や琥珀色などを呈し、粘性がやや高くなるのが特徴です。

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269テイスティングにおいて、同種の香味特性を持つ日本酒の価格を比較し、「適正価格(品質と価格のバランス)」を見極める能力を何と例えることがあるか。

  1. A利き酒力
  2. B鑑定眼
  3. C選球眼
  4. Dマリアージュ能力
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正解:C選球眼

試飲を繰り返し、商材として評価される「適正価格」と実際の価格の釣り合いを見極める能力を、いわゆる「選球眼」的な能力と表現します。

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270日本酒が紫外線の影響を受けることで発生する、焦げた木や獣臭に例えられる劣化臭を何と呼ぶか。

  1. A老香(ひねか)
  2. Bつわり香
  3. C日光臭
  4. D木香様臭
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正解:C日光臭

紫外線の影響で日本酒中の成分が分解されて生じる劣化臭を「日光臭」と呼び、焦げた木や獣の臭いなどに例えられます。

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271日本酒が高温環境などで保存され、熱の影響を受けた際に発生する劣化臭(古米や傷んだ穀物のようなにおい)を何と呼ぶか。

  1. A老香(ひねか)
  2. B日光臭
  3. Cオリ臭
  4. Dゴム臭
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正解:A老香(ひねか)

熱の影響や長期の常温保存などによって、外観が黄色化するとともに「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化した穀物のような臭いが生じます。

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272加熱殺菌をしていない「生酒」が熱の影響を受けた際に生じる「生老香(なまひねか)」の具体的な香りとして、どのようなものに例えられるか。

  1. A青草やピーマンのような香り
  2. Bムレ臭やイソバレルアルデヒド、沢庵臭のような不快な香り
  3. Cバナナやメロンのような過度な甘い香り
  4. D蜂蜜やカラメルのような心地よい香り
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正解:Bムレ臭やイソバレルアルデヒド、沢庵臭のような不快な香り

生酒が熱の影響を受けると、イソバレルアルデヒド(ムレ臭)や沢庵臭、不快な甘さなどを伴う「生老香」が生じます。

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273日本酒が空気(酸素)と接触して酸化が進んだ場合、味わいや香りはどのように変化しやすいか。

  1. A香りのトーンが下がり、味わいがフラット(平坦)になる
  2. Bアミノ酸が分解され、旨味が急激に増加する
  3. Cアルコール度数が上昇し、辛口に変化する
  4. D吟醸香が強くなり、フルーティーさが増す
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正解:A香りのトーンが下がり、味わいがフラット(平坦)になる

酸化が進むと酸素と結合することで不快な香りが生じたり、香りのトーンが下がって味わいがフラットに感じられるなどの変化が起きます。

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274飲食店の業務用酒燗器などの洗浄が不十分な場合、どのような劣化が生じる原因となりやすいか。

  1. A酵母が異常増殖してアルコール度数が高まる
  2. B乳酸菌などに汚染され、傷んだヨーグルトのような不快な香り(酸臭)が生じる
  3. C鉄分が溶け出し、黒く変色する
  4. Dアミノカルボニル反応が急激に進み、古酒になる
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正解:B乳酸菌などに汚染され、傷んだヨーグルトのような不快な香り(酸臭)が生じる

酒燗器などの洗浄不備により乳酸菌などの微生物汚染が起き、外観の白濁や傷んだヨーグルトのような不快な香り(酸臭)が発生することがあります。

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275ワインの「コルク臭(ブショネ)」と同じ原因物質(TCA)による劣化臭は、日本酒の場合、主にどのような要因で発生するか。

  1. A木枡の使用や、器具の洗浄不備によるカビの発生
  2. B直射日光(紫外線)への長時間の曝露
  3. C生酒を常温で放置したことによる酵素の暴走
  4. D醸造アルコールの過剰添加
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正解:A木枡の使用や、器具の洗浄不備によるカビの発生

木枡を使用したり、器具の洗浄不備によって発生したカビに由来するTCA(トリクロロアニソール)が移ることで、カビ臭が付くことがあります。

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276酵母の発酵不良や乳酸菌汚染などによって生じる、発酵バターやヨーグルトに例えられる不快な甘さを思わせる劣化臭(主成分:ジアセチル)を何というか。

  1. A酢酸エチル
  2. Bつわり香
  3. C4VG
  4. Dオリ臭
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正解:Bつわり香

発酵不良や乳酸菌汚染で生じるジアセチルによる、発酵バターなどに例えられる不快な甘い香りを「つわり香」と呼びます。

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277香辛料や穀物に例えられる香りで、野生酵母の混入や乳酸菌の変換などで発生する「4-ビニルグアイアコール」の略称はどれか。

  1. ATCA
  2. B4VG
  3. CDMS
  4. DM310
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正解:B4VG

4-ビニルグアイアコールは略して「4VG」と呼ばれ、野生酵母や乳酸菌の変換などにより香辛料様の香りを生じさせます。

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278醪(もろみ)の発酵中に産膜酵母などが生成する、セメダインなどの接着剤に例えられるツンとした劣化臭の成分はどれか。

  1. Aアルデヒド
  2. B酢酸エチル
  3. Cソトロン
  4. Dカプロン酸エチル
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正解:B酢酸エチル

産膜酵母が生成する「酢酸エチル」は、セメダインなどの接着剤に例えられるツンとする香りを発します。

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279原料に古米を使用した場合に生じやすい、青海苔やコーンスープなどに例えられる「古米臭(こまいしゅう)」の主な原因物質はどれか。

  1. ADMS(ジメチルスルフィド)
  2. Bジアセチル
  3. Cカプロン酸エチル
  4. DTCA(トリクロロアニソール)
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正解:ADMS(ジメチルスルフィド)

古米を使用した際に生じる青海苔やコーンスープに例えられる香りは、DMS(ジメチルスルフィド)などが原因とされます。

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280アルコール発酵の中間代謝物であり、搾った直後や火入れ直後の日本酒に感じられることがある、青草や笹の葉に例えられる成分(出荷時にはほぼ消失する)はどれか。

  1. A老香
  2. B酢酸エチル
  3. Cアルデヒド
  4. Dソトロン
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正解:Cアルデヒド

アルコール発酵の中間代謝物であるアルデヒドは青草などに例えられ、搾り直後などに感じられますが出荷時にはほとんど消失します。

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