ビジネス著作権検定 ③ 著作権(支分権)

著作権(著作財産権)を構成する個々の権利=支分権を学ぶ分野です。複製権・上演権・演奏権・上映権・公衆送信権・展示権・頒布権・譲渡権・貸与権・翻案権など、著作物の利用形態ごとに定められた権利を体系的に理解します。複製に必要な「依拠性」と「類似性」、公衆送信・送信可能化の意味、支分権が限定列挙である点が頻出です。ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件などの判例も問われます。無許諾利用が何権の侵害かを見分ける実務直結の分野です。出題数38問。

この分野の問題38問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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79著作権法において、著作権を構成する各権利(複製権など)のことを何と呼ぶか。

  1. A著作財産権
  2. B著作者人格権
  3. C支分権
  4. D隣接権
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正解:C支分権

著作権を構成する一つ一つの権利を「支分権」と呼ぶ。

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80著作権法に規定されていない新たな著作物の利用形態が生じた場合、著作権の保護はどうなるか。

  1. A自動的に類似の権利が適用される
  2. B文化庁長官の許可があれば保護される
  3. C裁判所の判断で直ちに新権利が創設される
  4. D著作権法に規定のない権利は保護されない
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正解:D著作権法に規定のない権利は保護されない

著作権を構成する権利は限定列挙であり、規定のない権利は保護されない。

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81法2条1項15号における「複製」の意義として、有形的に再製する方法に含まれないものはどれか。

  1. A上演
  2. B写真
  3. C録音・録画
  4. D印刷
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正解:A上演

上演は無形的な利用であり、有形的に再製する「複製」には含まれない。

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82言語の著作物としての「演劇の脚本」そのものに対する複製権の対象となる行為はどれか。

  1. A脚本をもとに舞台で演じること
  2. B脚本をコピー機で複写すること
  3. C上演された演劇を録画すること
  4. D演劇のテレビ放送を録音すること
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正解:B脚本をコピー機で複写すること

言語の著作物である脚本を複写する行為は通常の複製にあたる。

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83建築の著作物の図面をもとに、建物を完成させる行為の扱いで正しいものはどれか。

  1. A図面の複製となる
  2. B図面が著作物であれば常に複製となる
  3. C完成した建物が「建築の著作物」に該当する場合のみ複製となる
  4. D複製には該当しない
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正解:C完成した建物が「建築の著作物」に該当する場合のみ複製となる

建築の著作物に該当する建物を図面に従って完成させる行為のみ複製に該当する。

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84著作物の複製といえるために必要な要件の組み合わせで正しいものはどれか。

  1. A依拠性と新規性
  2. B類似性と独創性
  3. C新規性と類似性
  4. D依拠性と類似性(実質的同一性)
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正解:D依拠性と類似性(実質的同一性)

既存の著作物に依拠し、その内容・形式を覚知できる程度の同一性(類似性)が必要である。

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85「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件」の最高裁判決で示された判断基準として正しいものはどれか。

  1. A既存の著作物に依拠せず偶然同一の作品を作成した場合は複製権侵害とならない
  2. B既存の著作物に接する機会がなく知らなかった場合でも複製権侵害となる
  3. C流行歌に特有の音型であっても類似していれば常に侵害となる
  4. D既存の著作物が著名でなくても依拠性は常に推定される
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正解:A既存の著作物に依拠せず偶然同一の作品を作成した場合は複製権侵害とならない

依拠性がなければ、既存の著作物と同一性があっても複製権侵害にはならない。

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86「演奏」の定義について、正しい記述はどれか。

  1. A楽器を使用する場合のみを指す
  2. B歌唱を含む、音楽の著作物を演じることをいう
  3. C歌唱は含まれない
  4. D録音物の再生は決して演奏には含まれない
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正解:B歌唱を含む、音楽の著作物を演じることをいう

著作権法上、「演奏」には歌唱が含まれると解されている。

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87上演権・演奏権が働く「公に」の要件を満たすものはどれか。

  1. A風呂で1人で大声で歌い、通行人に聞こえた場合
  2. B特定少数である知人数人を自宅に招いての演奏会
  3. C大企業の入社式(出席者が特定・多数)での演奏
  4. D友人に1対1で電話越しに歌を歌う場合
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正解:C大企業の入社式(出席者が特定・多数)での演奏

「公衆」には特定かつ多数の者も含まれるため、大企業の入社式は「公に」該当する。

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88「クラブキャッツアイ事件」において、カラオケスナックの経営者が演奏権侵害の主体とされた根拠(カラオケ法理)の要素はどれか。

  1. A従業員の不法行為責任と経営者の使用者責任
  2. Bカラオケ装置の所有権と従業員の雇用関係
  3. Cカラオケテープの無断複製と提供
  4. D客の歌唱の実質的管理支配性と営業上の利益帰属性
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正解:D客の歌唱の実質的管理支配性と営業上の利益帰属性

経営者が客の歌唱を管理支配し、それによる利益を帰属させていると認定された。

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89上映権の対象となる著作物はどれか。

  1. A公衆送信されるものを除くすべての著作物
  2. B映画、写真、美術の著作物のみ
  3. C映画の著作物のみ
  4. Dプログラムの著作物を除くすべての著作物
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正解:A公衆送信されるものを除くすべての著作物

平成11年の法改正により、映画だけでなくすべての著作物(公衆送信されるものを除く)が対象となった。

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90社内の会議室で、自分のパソコンからLANを通じて複数のパソコンにプレゼン資料を映し出す行為はどの権利の対象となるか。

  1. A複製権
  2. B上映権
  3. C公衆送信権
  4. D公衆伝達権
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正解:B上映権

ディスプレーに著作物を映し出す行為は「上映」に該当する。

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91放送されているテレビドラマを受信し、ビルの壁面に設置された大型スクリーンにリアルタイムで映し出す行為に働く権利はどれか。

  1. A上映権
  2. B複製権
  3. C公衆伝達権
  4. D公衆送信権
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正解:C公衆伝達権

公衆送信された著作物を受信装置を用いて公に伝達する行為には公衆伝達権が及ぶ。

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92「公衆送信」に該当する送信はどれか。

  1. A友人への電子メールの送信
  2. B数人の友人への同時FAX送信
  3. C同一構内でのLANによる動画データの送信(プログラムを除く)
  4. Dラジオによる無線通信での放送
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正解:Dラジオによる無線通信での放送

公衆(不特定または特定多数)によって直接受信されることを目的とした送信である必要がある。

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93同一構内での送信であっても、例外的に公衆送信に該当する著作物はどれか。

  1. Aプログラムの著作物
  2. B音楽の著作物
  3. C映画の著作物
  4. D言語の著作物
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正解:Aプログラムの著作物

プログラムの著作物については、一時的蓄積行為への対応のため同一構内でも公衆送信となる。

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94「自動公衆送信」の定義として正しいものはどれか。

  1. A同一の内容を同時に受信させる無線送信
  2. B公衆からの求めに応じ自動的に行う送信
  3. C同一の内容を同時に受信させる有線送信
  4. Dユーザーの依頼を受け手動でFAX送信すること
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正解:B公衆からの求めに応じ自動的に行う送信

ネットワーク上のサーバーを通じたオンデマンド型の送信などが自動公衆送信に該当する。

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95「送信可能化」に該当しない行為はどれか。

  1. Aサーバーの公開データ領域に情報を記録する行為
  2. B非公開データ領域を公開データ領域に変更する行為
  3. C情報を自分のパソコンの非公開フォルダに保存する行為
  4. D情報が入力された自動公衆送信装置をインターネットに接続する行為
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正解:C情報を自分のパソコンの非公開フォルダに保存する行為

自分や特定個人のみがアクセスできる状態にするだけでは送信可能化には該当しない。

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96公衆伝達権が及ばない行為はどれか。

  1. A放送番組をそのまま大型スクリーンに映写する行為
  2. Bインターネットの公開動画を受信して店頭のモニターで見せる行為
  3. Cラジオ放送を受信して店内にスピーカーで流す行為
  4. D放送番組を録画し、後日それを再生して公衆に見せる行為
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正解:D放送番組を録画し、後日それを再生して公衆に見せる行為

公衆伝達権が及ぶのは生の伝達行為だけであり、録画の再生には上演権・上映権などが及ぶ。

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97口述権の対象となる著作物はどれか。

  1. A言語の著作物のみ
  2. Bすべての著作物
  3. C演劇の著作物のみ
  4. D言語の著作物と音楽の著作物
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正解:A言語の著作物のみ

口述権は言語の著作物を公に口述する権利である。

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98口述に該当する行為はどれか。

  1. A演劇の台本を舞台で演技を交えて演じること
  2. B大学教授が講義を行うこと
  3. C小説を点字に翻訳すること
  4. D暗号化された文章を通常の文章に直すこと
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正解:B大学教授が講義を行うこと

演技の要素が含まれない口頭での伝達(講義など)は口述に該当する。

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99展示権の対象として正しいものはどれか。

  1. Aすべての著作物の原作品
  2. B美術の著作物の複製物
  3. C美術の著作物または未発行の写真の著作物の原作品
  4. D発行済みの写真の著作物の原作品
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正解:C美術の著作物または未発行の写真の著作物の原作品

展示権は美術の著作物またはまだ発行されていない写真の著作物の原作品に限定される。

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100写真誌に掲載されて適法に発行された写真の原作品を、展示会で有料展示する場合の展示権の扱いはどうなるか。

  1. A展示権が働き、許諾が必要
  2. B写真の著作物には常に展示権が及ぶため許諾が必要
  3. C有料展示の場合のみ展示権が復活する
  4. D未発行ではないため展示権は及ばず、許諾は不要
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正解:D未発行ではないため展示権は及ばず、許諾は不要

写真の著作物について展示権が及ぶのは未発行の物に限定されるため、許諾不要。

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101頒布権の対象となるものはどれか。

  1. A映画の著作物の複製物
  2. B映画の著作物の原作品
  3. Cすべての著作物の複製物
  4. Dプログラムの著作物の複製物
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正解:A映画の著作物の複製物

頒布権の対象は「映画の著作物の複製物」である。

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102映画の著作物における「頒布」の特例的定義について、正しいものはどれか。

  1. A公衆に対して譲渡・貸与する場合のみをいう
  2. B特定人に対する譲渡であっても、公衆に提示する目的があれば頒布に含まれる
  3. C有償の場合のみをいう
  4. D複製物ではなく原作品の譲渡をいう
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正解:B特定人に対する譲渡であっても、公衆に提示する目的があれば頒布に含まれる

映画フィルムを映画館で上映するといった利用実態を考慮し、公衆への提示目的があれば特定人への譲渡・貸与も頒布となる。

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103「中古ゲームソフト販売事件」の最高裁判決において、映画の著作物に該当するゲームソフトの頒布権(譲渡する権利)はどうなるとされたか。

  1. Aいかなる場合も消尽しない
  2. B貸与する権利とともにすべて消尽する
  3. C適法に譲渡されたことにより消尽する
  4. D著作者の許諾がある場合のみ消尽する
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正解:C適法に譲渡されたことにより消尽する

市場の円滑な流通を確保するため、いったん適法に譲渡されれば譲渡する権利は消尽すると判断された。

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104譲渡権の対象から除外されている著作物はどれか。

  1. Aプログラムの著作物
  2. B美術の著作物
  3. C写真の著作物
  4. D映画の著作物
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正解:D映画の著作物

映画の著作物は既に頒布権により保護されているため、譲渡権の対象から除外されている。

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105譲渡権が働く行為はどれか。

  1. Aホームページで自作のプログラムDVDを販売する行為
  2. B友人に本を1冊プレゼントする行為
  3. C著作権そのものを他人に売却する行為
  4. D家族に購入したCDを無償で譲る行為
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正解:Aホームページで自作のプログラムDVDを販売する行為

譲渡権は、公衆(不特定または特定多数)に対する原作品または複製物の譲渡に働く。

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106国内で適法に音楽CDが公衆に販売された。その後、購入者がそのCDを中古CD店に売却する行為について正しいものはどれか。

  1. A貸与権が働くため、許諾が必要である
  2. B譲渡権が消尽しているため、譲渡権は及ばない
  3. C常に譲渡権が働き、著作権者の許諾が必要である
  4. D有償での売却なので譲渡権が復活する
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正解:B譲渡権が消尽しているため、譲渡権は及ばない

適法に公衆に譲渡された複製物については譲渡権が消尽(国内消尽)するため、以後の譲渡に権利は及ばない。

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107国外で適法に譲渡された著作物の複製物が日本国内に輸入され譲渡される場合、原則として譲渡権はどうなるか。

  1. A国内消尽の規定により消尽しない
  2. B常に日本の譲渡権が新たに発生する
  3. C国際消尽により譲渡権は消尽する
  4. D税関での申告があれば消尽する
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正解:C国際消尽により譲渡権は消尽する

国際取引の安全を図るため、国外で適法に譲渡された複製物についても原則として譲渡権は消尽する(国際消尽)。

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108貸与権の対象とならないものはどれか。

  1. A音楽CD
  2. B小説の本
  3. Cゲームソフト(映画の著作物に該当しないもの)
  4. D映画の著作物が記録されたDVD
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正解:D映画の著作物が記録されたDVD

映画の著作物は頒布権で保護されるため、貸与権の対象から除外されている。

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109形式上は複製物の譲渡であるが、後日買い戻す約束の下に行われる「買戻特約付譲渡」は、著作権法上どの権利の対象となるか。

  1. A貸与権
  2. B譲渡権
  3. C頒布権
  4. D展示権
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正解:A貸与権

実質的な貸与行為にあたるため、貸与権の対象となる。

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110購入した音楽CDを、自分の弟に無償で貸す行為に貸与権は働くか。

  1. A有償無償を問わず常に働く
  2. B公衆への貸与ではないため働かない
  3. C音楽の著作物なので常に働く
  4. D親族間であっても許諾が必要である
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正解:B公衆への貸与ではないため働かない

貸与権は公衆(不特定人または特定多数人)に対する貸与にのみ働く。

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111「翻案」の要件を満たさない行為はどれか。

  1. A小説を脚本に書き換える(脚色)
  2. B既存の楽曲をラップ調にアレンジする(編曲)
  3. C小説のアイデアのみを抜き出して新たな小説を書く
  4. D長い文章を要約する
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正解:C小説のアイデアのみを抜き出して新たな小説を書く

アイデアの利用だけでは原著作物の本質的な特徴を直接感得できず、翻案には該当しない。

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112「翻訳」に該当しない行為はどれか。

  1. A日本語の小説を英語にする
  2. Bドイツ語の論文を英語にする
  3. Cフランス語の詩を日本語に訳す
  4. D暗号化された文章を通常の文章に解読する
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正解:D暗号化された文章を通常の文章に解読する

暗号の解読や点字化などは、言語体系の違う他の国の言語に表現し直すものではないため翻訳(法27条)ではなく複製となる。

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113法27条に規定されている権利(翻訳権、翻案権等)の侵害となるのはどれか。

  1. A既存の著作物に依拠し、本質的な特徴を維持しつつ表現を変更した場合
  2. B原著作物に手を加え、元の特徴を全く感得できない別物を作った場合
  3. C雑誌で短い図書紹介(要旨の紹介)をした場合
  4. D原著作物の創作性のない部分のみを変更した場合
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正解:A既存の著作物に依拠し、本質的な特徴を維持しつつ表現を変更した場合

原著作物に依拠し、本質的特徴の同一性を維持しつつ修正等を加え、それを感得できる別著作物を作る行為が翻案となる。

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114二次的著作物の利用に関する原著作者の権利(法28条)の説明として正しいものはどれか。

  1. A原著作者は二次的著作物に対して一切の権利を持たない
  2. B原著作者は、二次的著作物の利用に関し、二次的著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する
  3. C二次的著作物の著作者のみが権利を持つ
  4. D原著作者の許諾があれば、二次的著作者の許諾は不要である
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正解:B原著作者は、二次的著作物の利用に関し、二次的著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する

二次的著作物の利用には、二次的著作物の著作者だけでなく原著作物の著作者の許諾も必要となる。

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115小説を原作とした映画を映画館で上映する場合、上映権を行使できるのは誰か。

  1. A映画の著作者のみ
  2. B小説の著作者のみ
  3. C映画の著作者および小説の著作者の両方
  4. D映画館の経営者のみ
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正解:C映画の著作者および小説の著作者の両方

法28条により、原著作者(小説家)も映画の著作者と同じ上映権を有するため両者の許諾が必要。

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116翻案権と同一性保持権の関係について正しい記述はどれか。

  1. A翻案の許諾を得ていれば、いかなる本質的な改変を行ってもよい
  2. B翻案の許諾を得ていれば、通常予定されない本質的な改変を行っても同一性保持権侵害にはならない
  3. C翻案権を侵害すれば、必ず自動的に著作者人格権の一切が消滅する
  4. D同一性保持権を侵害する改変であっても、新たな二次的著作物を創作するに至らない場合は翻案権侵害にはならない
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正解:D同一性保持権を侵害する改変であっても、新たな二次的著作物を創作するに至らない場合は翻案権侵害にはならない

同一性保持権侵害であっても、新たな二次的著作物を創作するに至らない場合は翻案権侵害にはならない。

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