第244問労働契約法上、使用者が労働者の生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう配慮する義務を何というか。
- A秘密保持義務
- B安全配慮義務
- C職場環境維持義務
- D労働力保全義務
会社と労働者の間の労働法を扱う分野です(本検定で34問収録)。労働契約法の安全配慮義務や解雇権濫用法理、労働基準法の法定労働時間・休憩・割増賃金・三六協定、最低賃金法、男女雇用機会均等法(募集採用の均等・セクハラ防止措置)、労働者派遣法における派遣元・派遣先・派遣労働者の三者関係と指揮命令・責任の所在が頻出です。「誰が使用者としての責任を負うか」「労働者をどう保護するか」を条文の趣旨とあわせて押さえると、実務でも役立つ知識として定着します。
この分野の問題34問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:C.客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合
労働契約法16条により、解雇は客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は権利の濫用として無効となります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.1週間につき40時間、1日につき8時間
労働基準法32条により、労働時間は原則として休憩時間を除き1週間について40時間、1日について8時間を超えてはならないとされています。
この問題の解説ページを開く →正解:A.三六協定を締結し行政官庁に届け出た上で、割増賃金を支払えば法定労働時間を超えて労働させることができる。
三六協定を締結し届出をした上で労働時間を延長させる場合でも、時間外労働に対する割増賃金の支払いは必要です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.未成年者本人に直接賃金を支払わなければならない。
労働基準法59条により、未成年者は独立して賃金を請求でき、親権者や後見人が代わって受け取ることは禁止されています。
この問題の解説ページを開く →正解:C.その部分について無効となり、最低賃金と同様の定めをしたものとみなされる。
最低賃金法4条2項により、最低賃金に達しない賃金を定めた部分は無効となり、最低賃金と同様の定めをしたものとみなされます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。
男女雇用機会均等法5条により、事業主は労働者の募集及び採用について、性別にかかわりなく均等な機会を与えなければなりません。
この問題の解説ページを開く →正解:B.労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備等の雇用管理上必要な措置を講じること。
男女雇用機会均等法11条1項により、相談体制の整備など、雇用管理上必要な措置を講じることが事業主に義務付けられています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.派遣元事業主との間でのみ労働契約を締結する。
派遣労働者は派遣元事業主と労働契約を結び、派遣先には労働者派遣契約に基づき派遣されるため、派遣先との労働契約はありません。
この問題の解説ページを開く →正解:B.原則として派遣元事業主が負うが、労働基準法等の適用について派遣先事業主が責任を負う場合もある。
雇用関係のある派遣元が原則として責任を負いますが、労働基準法や労働安全衛生法の一部規定では派遣先も責任を負う場合があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.労働者の過半数で組織する労働組合(ない場合は労働者の過半数を代表する者)
労働基準法90条1項により、使用者は労働者の過半数で組織する労働組合、または労働者の過半数を代表する者の意見を聴かなければなりません。
この問題の解説ページを開く →正解:A.少なくとも2ヶ月に1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。
労働基準法24条2項により、賃金は「毎月1回以上」、一定の期日を定めて支払わなければならないため、「2ヶ月に1回」は誤りです。
この問題の解説ページを開く →正解:C.労働協約は就業規則に優先するため、就業規則は労働協約に反してはならない。
労働基準法92条1項により、就業規則は法令または事業場に適用される労働協約に反してはならないとされており、労働協約が優先します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.労働者に対する各事項が明らかとなる書面の交付により明示しなければならない。
労働基準法15条1項および施行規則により、賃金や労働時間等の所定事項は、原則として書面の交付により明示しなければなりません。
この問題の解説ページを開く →正解:B.労働組合に加入していても、労働基準法は適用される。
労働基準法は事業に使用され賃金を支払われるすべての労働者に適用されるため、組合加入の有無を問わず適用されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.労働者が主体となって自主的に組織できるため、取締役会の承認は不要である。
労働組合法2条に基づき、労働組合は労働者が主体となって自主的に組織するものであり、会社の承認は不要です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.原則として労働者の請求する時季に与えられ、会社の承認や許可は不要である。
年次有給休暇は労働者の権利であり、原則として請求する時季に与えられ、取締役会の承認や取得理由の審査は不要です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.役員その他使用者の利益を代表する者の参加を許す団体
労働組合法2条1号により、役員など使用者の利益を代表する者の参加を許すものは、自主性が損なわれるため労働組合に当たりません。
この問題の解説ページを開く →正解:C.措置を講じる義務があるのは、常時50人以上の労働者を使用する事業主に限られる。
ハラスメント防止措置義務は事業所の規模に関わらずすべての事業主に課せられており、人数制限はないため誤りです。
この問題の解説ページを開く →正解:C.労働条件の最低基準を定めた法律であるため、勤続年数に関わらず適用される。
労働基準法は原則としてすべての労働者に適用されるため、雇入れ直後であっても適用を免れることはできません。
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