ビジネス実務法務検定2級 ⑨ 株式会社の組織と運営②

株式会社の機関運営、とくに取締役会と業務執行を中心に学ぶ分野です。取締役会の招集通知期限や全員同意による招集手続の省略、書面決議(持ち回り決議)の要件、重要な財産の処分・多額の借財に関する取締役会決議事項が頻出です。株主総会・取締役・監査役など機関ごとの権限と手続要件を整理することが得点の鍵になります。⑧の設立分野と合わせて会社法の全体像をつかみ、決議に必要な要件や日数を正確に覚えておきましょう。全41問を収録しています。

この分野の問題41問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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339取締役会を招集する者は、原則として、取締役会の日の何日前までに各取締役等に対してその通知を発しなければならないか。

  1. A1週間前
  2. B2週間前
  3. C5日前
  4. D3日前
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正解:A1週間前

取締役会を招集する者は、原則として、取締役会の日の1週間前までに通知を発しなければなりません。

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340取締役会の招集手続は、取締役(監査役設置会社にあっては取締役及び監査役)の全員の同意がある場合、どのような扱いとなるか。

  1. A招集の手続を経ることなく開催することができる
  2. B書面による決議があったものとみなされる
  3. C取締役会の決議の効力が停止する
  4. D招集通知の期間を3日前に短縮できる
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正解:A招集の手続を経ることなく開催することができる

全員の同意があるときは、招集の手続を経ることなく取締役会を開催することができます。

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341取締役会において、実際に取締役会を招集することなく書面等による同意で決議があったとみなす(持ち回り決議)ための要件として、あらかじめどこに定めておく必要があるか。

  1. A取締役会規則
  2. B定款
  3. C招集通知
  4. D議事録
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正解:B定款

持ち回り決議を認めるには、あらかじめ定款で定めておく必要があります。

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342株式会社が重要な財産の処分や多額の借財を行う場合、取締役会はどのような対応をしなければならないか。

  1. A株主総会の特別決議による承認を得なければならない
  2. B代表取締役にその決定をすべて委任することができる
  3. C決定を取締役に委任することができず、取締役会で決議しなければならない
  4. D監査役の事前の同意を得て代表取締役が単独で決定する
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正解:C決定を取締役に委任することができず、取締役会で決議しなければならない

重要な財産の処分及び多額の借財などの重要な業務執行の決定は、取締役への委任が認められず取締役会での決議を要します。

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343取締役会の決議に参加した取締役であって、議事録に異議をとどめないものは、その決議に対してどのような扱いを受けるか。

  1. A決議への参加がなかったものとみなされる
  2. B決議に反対したものとみなされる
  3. C議決権を放棄したものとみなされる
  4. Dその決議に賛成したものと推定される
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正解:Dその決議に賛成したものと推定される

取締役会の決議に参加し、議事録に異議をとどめない取締役は、その決議に賛成したものと推定されます。

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344取締役会設置会社において、取締役が自己又は第三者のために株式会社の事業の部類に属する取引(競業取引)を行おうとする場合、会社法上どのような義務が課されているか。

  1. A事前に取締役会の承認を受け、かつ、取引後遅滞なく重要な事実を報告しなければならない
  2. B事前の承認は不要であるが、取引後遅滞なく取締役会に報告しなければならない
  3. C事前に取締役会で重要な事実を開示し承認を受ければ、事後の報告は不要である
  4. D株主総会の特別決議による承認を受けなければならない
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正解:A事前に取締役会の承認を受け、かつ、取引後遅滞なく重要な事実を報告しなければならない

競業取引を行う場合、事前の取締役会での事実開示と承認、および事後の遅滞ない報告のいずれもが必要です。

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345会社法上の公開会社において、監査役の監査の範囲に関する定款の定めについて、正しいものはどれか。

  1. A監査の範囲を会計に関するものに限定する旨を定款で定めることができる
  2. B監査役が1名である場合に限り、会計に関するものに限定することができる
  3. C監査の範囲を会計に関するものに限定する旨を定款で定めることはできない
  4. D監査の範囲を業務に関するものに限定する旨を定款で定めることができる
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正解:C監査の範囲を会計に関するものに限定する旨を定款で定めることはできない

公開会社においては、監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定する旨を定款で定めることはできません。

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346監査役が適切にその職務を行っていない場合、監査役を解任することができる機関はどれか。

  1. A監査役会
  2. B取締役会
  3. C代表取締役
  4. D株主総会
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正解:D株主総会

監査役などの役員は、いつでも株主総会の決議によって解任することができます。

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347監査役がその職務を行うため必要があるとき、会社法上の子会社の財産の状況を調査することに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. A職務を行うため必要があるときは、子会社の業務及び財産の状況を調査できる
  2. B子会社の監査役の同意がある場合に限り調査できる
  3. C子会社の財産の状況を調査することはできない
  4. D親会社の取締役会の承認を得た場合に限り調査できる
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正解:A職務を行うため必要があるときは、子会社の業務及び財産の状況を調査できる

監査役は、職務を行うため必要があるときは、子会社の業務及び財産の状況を調査することができます。

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348監査役会設置会社における監査役の人数および構成について、会社法の規定として正しいものはどれか。

  1. A監査役は3人以上で、そのうち過半数は社外監査役でなければならない
  2. B監査役は5人以上で、そのうち半数以上は社外監査役でなければならない
  3. C監査役は3人以上で、そのうち半数以上は社外監査役でなければならない
  4. D監査役は2人以上で、そのうち過半数は社外監査役でなければならない
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正解:C監査役は3人以上で、そのうち半数以上は社外監査役でなければならない

監査役会設置会社では、監査役は3人以上で、そのうち半数以上が社外監査役である必要があります。

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349監査役が、取締役が会社の目的の範囲外の行為をして会社に著しい損害が生ずるおそれがあるときに、その行為をやめることを請求(差止請求)するための要件として、正しいものはどれか。

  1. A会社に損害が生じるおそれがあれば、その程度にかかわらず請求できる
  2. B会社に「著しい損害」が生ずるおそれがあるときに限り請求できる
  3. C株主総会の普通決議による承認を得た場合に限り請求できる
  4. D事前に取締役会の承認を得た上でなければ請求できない
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正解:B会社に「著しい損害」が生ずるおそれがあるときに限り請求できる

監査役による取締役の行為の差止請求は、会社に「著しい損害」が生ずるおそれがあるときに限り可能です。

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350取締役会設置会社において、監査役の取締役会への出席に関する原則的な規定として、正しいものはどれか。

  1. A毎期最初の取締役会にのみ出席する義務がある
  2. B取締役会から要請があった場合に限り、出席して意見を述べることができる
  3. C出席することはできるが、取締役会において意見を述べることはできない
  4. D原則として取締役会に出席し、必要があると認めるときは意見を述べなければならない
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正解:D原則として取締役会に出席し、必要があると認めるときは意見を述べなければならない

監査役は、原則として取締役会に出席し、必要があると認めるときは意見を述べなければなりません。

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351取締役が監査役の選任に関する議案を株主総会に提出する場合、監査役会設置会社において必要となる手続はどれか。

  1. A社外取締役全員の同意
  2. B監査役会の同意
  3. C株主総会の事前普通決議
  4. D代表取締役の単独の承認
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正解:B監査役会の同意

監査役会設置会社において監査役の選任に関する議案を提出するには、監査役会の同意を得なければなりません。

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352監査等委員会設置会社における監査等委員である取締役の兼任制限について、過去にその会社の取締役であった者の扱いとして正しいものはどれか。

  1. A過去に取締役であった者であっても、現に業務執行取締役等でなければ監査等委員になることができる
  2. B過去に取締役であった者は、社外取締役としての監査等委員にのみ就任できる
  3. C過去に取締役であった者は、退任後5年を経過しなければ監査等委員になれない
  4. D過去に取締役であった者は、一切監査等委員になることはできない
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正解:A過去に取締役であった者であっても、現に業務執行取締役等でなければ監査等委員になることができる

過去に取締役であった者であっても、現に業務執行取締役や使用人等でなければ監査等委員になることができます。

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353会社法上、会計参与に就任することができる資格として、正しいものはどれか。

  1. A弁護士又は弁護士法人に限られる
  2. B税理士又は税理士法人に限られる
  3. C公認会計士又は監査法人に限られる
  4. D公認会計士、監査法人、税理士、又は税理士法人でなければならない
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正解:D公認会計士、監査法人、税理士、又は税理士法人でなければならない

会計参与は、公認会計士若しくは監査法人、又は税理士若しくは税理士法人でなければなりません。

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354会社法上、会計監査人に就任することができる資格として、正しいものはどれか。

  1. A公認会計士、監査法人、税理士、又は税理士法人
  2. B財務コンサルタントの資格を有する者
  3. C税理士又は税理士法人に限られる
  4. D公認会計士又は監査法人に限られる
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正解:D公認会計士又は監査法人に限られる

会計監査人は、公認会計士又は監査法人でなければなりません。

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355会社法上、役員(取締役、会計参与、監査役)としての位置づけに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A会計参与と会計監査人は、ともに会社の役員ではない
  2. B会計監査人は会社の役員であるが、会計参与は会社の役員ではない
  3. C会計参与は会社の役員であるが、会計監査人は会社の役員ではない
  4. D会計参与と会計監査人は、ともに会社の役員である
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正解:C会計参与は会社の役員であるが、会計監査人は会社の役員ではない

会社法上、役員とは取締役、会計参与、監査役を指し、会計監査人は役員には含まれません。

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356会計参与の会社法上の主たる職責として、正しいものはどれか。

  1. A会社の計算書類及びその附属明細書等の監査をすること
  2. B会社の業務執行全般が法令に準拠しているかを監査すること
  3. C取締役又は執行役と共同して、会社の計算書類及びその附属明細書等を作成すること
  4. D会社の株主総会議事録を作成すること
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正解:C取締役又は執行役と共同して、会社の計算書類及びその附属明細書等を作成すること

会計参与は、取締役又は執行役と共同して計算書類及びその附属明細書等を作成することが主たる職責です。

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357会計監査人の設置に関する記述として、会社法の規定に照らし適切なものはどれか。

  1. A取締役会を設置していない会社に限り、任意に設置することができる
  2. B大会社など一定の会社では設置が義務づけられているが、設置を義務づけられていない会社でも任意に設置できる
  3. C大会社など一定の会社でのみ設置が認められ、それ以外の会社では設置することができない
  4. Dすべての株式会社において、会計監査人の設置が義務づけられている
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正解:B大会社など一定の会社では設置が義務づけられているが、設置を義務づけられていない会社でも任意に設置できる

全ての株式会社で定款の定めによって会計監査人を設置することができ、大会社などでは設置が義務付けられています。

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358指名委員会等設置会社における取締役の設置に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A監査役を設置する場合に限り、取締役を併せて設置することができる
  2. B資本金の額が1億円以上の会社に限り、取締役を設置しなければならない
  3. C業務を執行する機関は執行役であるため、取締役を設置してはならない
  4. D指名委員会等の委員を構成するため、取締役を設置しなければならない
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正解:D指名委員会等の委員を構成するため、取締役を設置しなければならない

指名委員会等設置会社では業務執行は執行役が行いますが、各委員会の委員は取締役から選定するため取締役の設置が必要です。

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359指名委員会等設置会社において、定款の定めによって設置しなければならない三委員会の正しい組み合わせはどれか。

  1. A指名委員会、監査委員会、報酬委員会
  2. B指名委員会、監査等委員会、報酬委員会
  3. C経営委員会、監査委員会、人事委員会
  4. D指名委員会、コンプライアンス委員会、報酬委員会
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正解:A指名委員会、監査委員会、報酬委員会

指名委員会等設置会社とは、指名委員会、監査委員会、及び報酬委員会を置く株式会社をいいます。

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360監査等委員会設置会社における業務執行の機関として、原則的なものはどれか。

  1. A清算人
  2. B代表取締役
  3. C執行役
  4. D監査等委員
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正解:B代表取締役

監査等委員会設置会社では、取締役会が取締役の中から代表取締役を選定し、原則として代表取締役が業務を執行します。

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361監査等委員会設置会社における監査役の設置に関する会社法の規定として、正しいものはどれか。

  1. A監査役を置いてはならない
  2. B定款で定めた場合に限り、監査役を置くことができる
  3. C社外監査役に限定して、1名のみ置くことができる
  4. D監査等委員会とは別に、独自の監査役を設置しなければならない
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正解:A監査役を置いてはならない

監査等委員会設置会社は、監査役を置いてはならないと定められています。

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362指名委員会等設置会社および監査等委員会設置会社における会計監査人の設置について、正しいものはどれか。

  1. A資本金が5億円未満の会社に限り、設置が禁止されている
  2. B会計監査人を置かなければならない
  3. C任意で会計監査人を設置することができる
  4. D会計監査人を設置してはならない
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正解:B会計監査人を置かなければならない

監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社は、会計監査人を置かなければなりません。

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363監査等委員会設置会社において、監査等委員である取締役の人数および社外取締役の割合として、正しいものはどれか。

  1. A3人以上で、その半数以上は社外取締役でなければならない
  2. B3人以上で、その過半数は社外取締役でなければならない
  3. C5人以上で、その3分の2以上は社外取締役でなければならない
  4. D2人以上で、その過半数は社外取締役でなければならない
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正解:B3人以上で、その過半数は社外取締役でなければならない

監査等委員である取締役は3人以上で、その過半数は社外取締役でなければなりません。

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364指名委員会等設置会社において、執行役が法令若しくは定款に違反する行為をして会社に著しい損害が生ずるおそれがあるとき、その行為をやめることを請求できる機関はどれか。

  1. A監査役
  2. B報酬委員
  3. C監査委員
  4. D執行役会
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正解:C監査委員

指名委員会等設置会社では、監査委員が執行役又は取締役に対し、違法行為等の差止請求をすることができます。

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365株式会社が剰余金の配当をすることができないのは、その純資産額がいくらを下回る場合か。

  1. A1000万円
  2. B500万円
  3. C100万円
  4. D300万円
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正解:D300万円

株式会社は、その純資産額が300万円を下回る場合には、剰余金の配当をすることができません。

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366種類株式の発行や定款による別段の定めがない場合、剰余金の配当における株主に対する配当財産の割当ては、どのような内容でなければならないか。

  1. A取締役会が個別に定めた貢献度に応じて割り当てる内容
  2. B株主の出資した時期の早さに応じて割り当てる内容
  3. C株主の有する株式の数に応じて割り当てる内容
  4. D株主全員に一律の金額を割り当てる内容
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正解:C株主の有する株式の数に応じて割り当てる内容

配当財産の割当てに関する事項は、株主の有する株式の数に応じて配当財産を割り当てる内容でなければなりません。

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367配当財産が金銭以外の財産である場合において、株主に金銭分配請求権を与えない配当を行うために必要な株主総会の決議はどれか。

  1. A特殊決議
  2. B特別決議
  3. C総株主の同意
  4. D普通決議
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正解:B特別決議

株主に金銭分配請求権を与えない金銭以外の配当をするときは、株主総会の特別決議が必要です。

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368株式会社が分配可能額を超える違法配当を行った場合、交付を受けた株主が負う会社への義務として、適切なものはどれか。

  1. A受け取った額の半額を支払う義務を負う
  2. B会社に対してはいかなる場合も支払義務を負わない
  3. C加担の有無にかかわらず、交付を受けた金銭等の帳簿価額に相当する金銭を支払う義務を負う
  4. D自ら積極的に加担した場合に限り、返還する義務を負う
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正解:C加担の有無にかかわらず、交付を受けた金銭等の帳簿価額に相当する金銭を支払う義務を負う

違法配当があった場合、交付を受けた株主は、積極的に加担した場合でなくても、連帯して相当する金銭を支払う義務を負います。

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369違法配当があった場合、株式会社の債権者が株主に対して支払わせることができる金額の上限に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A株主が交付を受けた金銭等の帳簿価額に相当する金額(ただし当該債権者の債権額が上限)
  2. B常に株主が交付を受けた金銭等の帳簿価額の全額
  3. C株主が交付を受けた金銭等の帳簿価額にかかわらず、債権額の全額
  4. D債権額の2倍に相当する金額
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正解:A株主が交付を受けた金銭等の帳簿価額に相当する金額(ただし当該債権者の債権額が上限)

株式会社の債権者は株主に金銭を支払わせることができますが、債権者の有する債権額が上限となります。

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370取締役会設置会社における事業譲渡にかかる契約内容の決定について、会社法上の規定として正しいものはどれか。

  1. A取締役会決議事項ではないため、特定の1人の取締役に決定を委任することができる
  2. B取締役会の決議により決定しなければならず、特定の1人の取締役に委任することはできない
  3. C社外取締役のみで構成される委員会で決定しなければならない
  4. D代表取締役が単独で決定でき、取締役会の決議を経る必要はない
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正解:B取締役会の決議により決定しなければならず、特定の1人の取締役に委任することはできない

事業譲渡は重要な財産の処分に当たると考えられ、取締役会の専決事項であるため、特定の1人に委任できません。

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371事業譲渡によって、譲渡の対象となる事業において譲渡会社が債権者に対し負っていた債務は、譲受会社にどのように移転するか。

  1. A事業譲渡に伴い、当然に譲受会社に移転する
  2. B債権者の同意がある場合に限り、自動的に移転する
  3. C譲渡会社が清算されない限り、移転することは禁止されている
  4. D別途債務引受け等の手続がなければ、当然には譲受会社に移転しない
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正解:D別途債務引受け等の手続がなければ、当然には譲受会社に移転しない

事業譲渡は取引的行為であり、債権や債務を移転するためには別途、移転のための手続(債務引受け等)が必要です。

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372事業譲渡の対象となる事業に従事している従業員と譲渡会社との間の雇用関係が譲受会社に承継されるための民法上の要件はどれか。

  1. A当該従業員の承諾を得なければ承継されない
  2. B譲渡会社の代表取締役の指示があれば、当然に承継される
  3. C労働基準監督署の承認を得なければ承継されない
  4. D事業譲渡契約の締結により、当然に承継される
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正解:A当該従業員の承諾を得なければ承継されない

民法上、使用者は労働者の承諾を得なければその権利を第三者に譲り渡すことができず、当然には承継されません。

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373譲受会社が譲渡会社の発行済株式のすべてを保有する特別支配会社である場合、譲渡会社の事業譲渡に関する株主総会決議の要否として正しいものはどれか。

  1. A株主総会の普通決議による承認を受けなければならない
  2. B総株主の同意を得なければならない
  3. C事業の重要な一部の譲渡であっても、株主総会の特別決議による承認を受ける必要はない
  4. D重要な一部の譲渡である場合は、常に株主総会の特別決議による承認を受けなければならない
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正解:C事業の重要な一部の譲渡であっても、株主総会の特別決議による承認を受ける必要はない

事業譲渡等の相手方が特別支配会社である場合には、株主総会による契約の承認は不要です。

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374事業の譲受けによってその事業目的に変更を生じる場合、譲受会社において必要となる手続はどれか。

  1. A商業登記所への届出のみで定款変更は不要
  2. B代表取締役の個別判断による事業目的の追加
  3. C株主総会の特別決議による定款の変更
  4. D取締役会の決議による目的の自動変更
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正解:C株主総会の特別決議による定款の変更

事業目的を変更する場合には、別途、株主総会の特別決議による定款変更の手続が必要です。

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375他の会社の事業の「全部」の譲受けをする場合において、譲受会社で株主総会の決議が不要となる(簡易手続)のは、原則として対価として交付する財産の帳簿価額の合計額が、譲受会社の純資産額の何分の1を超えないときか。

  1. A10分の1
  2. B5分の1
  3. C4分の1
  4. D3分の1
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正解:B5分の1

交付する財産の帳簿価額の合計額が、譲受会社の純資産額の5分の1を超えないときは、株主総会決議は不要です。

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376A社がその事業の一部である金属食器製造事業をD社に譲渡する場合、事業の「重要な一部の譲渡」を行うA社と、「一部の譲受け」を行うD社の株主総会特別決議の要否の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. AA社は特別決議による承認が必要であるが、D社は株主総会の承認を得る必要はない
  2. BA社、D社ともに株主総会の承認を得る必要はない
  3. CA社、D社ともに株主総会の特別決議による承認が必要である
  4. DA社は株主総会の承認を得る必要はないが、D社は特別決議による承認が必要である
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正解:AA社は特別決議による承認が必要であるが、D社は株主総会の承認を得る必要はない

譲渡側のA社は事業の重要な一部の譲渡として特別決議が必要ですが、譲受側のD社は一部の譲受けであり承認は不要です。

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377会社法上の合併において、異なる種類の会社(例えば合同会社と株式会社)の間での合併の可否に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A公開会社と合同会社の組み合わせに限り、合併が禁止されている
  2. B資本金の額が同一である場合に限り、異なる種類の会社でも合併できる
  3. C合併は同種の会社の間でのみ行うことができるため、合同会社と株式会社は合併できない
  4. D異なる種類の会社の間であっても、合併することができる
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正解:D異なる種類の会社の間であっても、合併することができる

合併は、異なる種類の会社(株式会社と持分会社である合同会社など)の間ですることができます。

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378株式会社間の合併において、合併当事会社の債権者が異議を述べた場合、その異議が合併手続きに与える影響として正しいものはどれか。

  1. A債権者が異議を述べたとしても合併は中止されず、弁済や相当の担保提供等を行わなければならない
  2. B債権者が異議を述べた場合、これにより合併手続きは中止される
  3. C裁判所の許可を得た場合に限り、合併手続きを中止させることができる
  4. D債権者の異議は無効であり、合併手続きには何の影響も与えない
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正解:A債権者が異議を述べたとしても合併は中止されず、弁済や相当の担保提供等を行わなければならない

債権者が異議を述べたときは弁済や担保提供等をする必要がありますが、これにより合併が中止されるわけではありません。

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379合併に反対する株主が、自己の株式を公正な価格で買い取ることを請求する権利(株式買取請求権)の行使に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. A会社の規模が大会社である場合に限り、請求することができる
  2. B合併当事会社が会社法上の公開会社でない場合に限り、請求することができる
  3. C反対株主であっても、株主総会に出席しなかった場合は請求できない
  4. D会社が公開会社であるか否かにかかわらず、原則として請求することができる
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正解:D会社が公開会社であるか否かにかかわらず、原則として請求することができる

合併をする場合には、会社が公開会社であるか否かにかかわらず、反対株主は原則として株式買取請求権を行使できます。

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