銀行業務検定 財務2級 ⑥ 会計原則・引当金・連結・税効果

会計の原則と応用論点を横断する分野です。継続性の原則をはじめとする企業会計原則、会計方針変更時の注記、利益操作(利益過大・過少計上)のパターン把握が問われます。あわせて引当金の要件と計上、連結会計の基礎、税効果会計における一時差異(減価償却超過額など)と会計上の利益・課税所得の差異の理解が重要です。論点が多岐にわたるため、原則の趣旨と各制度の目的をひもづけて整理するのが得点のコツです。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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189継続性の原則が会計上要請される主な理由はどれか。

  1. A利益操作を排除するため
  2. B企業の規模を拡大するため
  3. C税金の納付額を最小化するため
  4. D資金調達を容易にするため
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正解:A利益操作を排除するため

継続性の原則は、利益操作を排除するための会計原則としての役割を果たします。

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190正当な理由によって会計処理の原則や手続に重要な変更を加えた場合、注記が必要な事項として該当しないものはどれか。

  1. A変更した事実
  2. B変更を承認した役員名
  3. C変更の影響額
  4. D変更の理由
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正解:B変更を承認した役員名

会計処理を変更した場合は、「その事実」「変更した理由」と「変更の影響」を注記する必要があります。

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191利益操作のパターンのうち「利益過大計上」を目的とする「収益過大・資産過大」の例として正しいものはどれか。

  1. A引当金の目的外取崩し
  2. B貸倒引当金の計上不足
  3. C架空売上・架空売掛金の計上
  4. D当期の売上を翌期に繰り延べる
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正解:C架空売上・架空売掛金の計上

架空売上や架空売掛金の計上は、収益過大・資産過大による利益過大計上の手法です。

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192利益操作の手法において、収益過少・負債過大となる「利益過少計上」のパターンに該当するものはどれか。

  1. A棚卸資産の過少計上
  2. B当期の売上を翌期に繰り延べる
  3. C諸引当金の過大計上
  4. D当期完成工事高を計上せず未成工事受入金に計上する
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正解:D当期完成工事高を計上せず未成工事受入金に計上する

収益過少・負債過大の型として、当期完成工事高を計上せず未成工事受入金(前受金)に計上する手法があります。

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193減価償却費の限度超過額は、会計上の利益と課税所得との差異のうちどれに該当するか。

  1. A一時差異
  2. B永久差異
  3. C非連結差異
  4. D将来加算一時差異
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正解:A一時差異

減価償却費の限度超過額は、将来解消されるため一時差異に該当します。

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194月商1,200百万円の企業で、適正な在庫が1ヶ月分であるにも関わらず期末商品棚卸高が106百万円であった。この場合の売上原価の過少額はいくらか。

  1. A100百万円
  2. B6百万円
  3. C106百万円
  4. D1,094百万円
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正解:B6百万円

月商1,200÷12=100百万円が適正在庫。106百万円との差額6百万円が過少な売上原価となります。

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195継続性の原則によって保証される真実性とはどのような真実性を指すか。

  1. A絶対的真実性
  2. B客観的真実性
  3. C相対的真実性
  4. D法的真実性
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正解:C相対的真実性

会計処理の選択が認められているため、毎期同じ方法が継続される条件での相対的真実性を保証します。

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196利益操作のパターンのうち「費用過少・資産過大」による利益過大計上に該当しないものはどれか。

  1. A貸倒引当金の計上不足
  2. B棚卸資産の過大計上
  3. C投資有価証券の評価損未計上
  4. D引当金の目的外取崩し
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正解:D引当金の目的外取崩し

引当金の目的外取崩しは「収益過大・負債過少」のパターンに該当します。

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197引当金のうち、資産の部から控除する形式で計上される「評価性引当金」の代表例はどれか。

  1. A貸倒引当金
  2. B賞与引当金
  3. C退職給付引当金
  4. D修繕引当金
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正解:A貸倒引当金

貸倒引当金は資産を評価する役割を果たすため評価性引当金といわれます。

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198引当金の設定条件(3要件)に含まれないものはどれか。

  1. A将来の特定の費用・損失に備えるものであること
  2. B法的な支払義務が既に確定していること
  3. C発生の可能性が高いこと
  4. D金額を合理的に見積もることができること
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正解:B法的な支払義務が既に確定していること

引当金は法的な確定債務ではなく、いまだ支出または損失となっていない見積額を計上するものです。

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199退職給付費用を算出する計算式として正しいものはどれか。

  1. A勤務費用+利息費用+期待運用収益
  2. B勤務費用-利息費用-期待運用収益
  3. C勤務費用+利息費用-期待運用収益
  4. D勤務費用-利息費用+期待運用収益
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正解:C勤務費用+利息費用-期待運用収益

退職給付費用は「勤務費用+利息費用-期待運用収益」という計算式で算出されます。

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200退職給付債務の期首残高が282,600千円、割引率が1.5%である場合、利息費用はいくらになるか。

  1. A1,569千円
  2. B2,826千円
  3. C5,652千円
  4. D4,239千円
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正解:D4,239千円

利息費用は、期首退職給付債務282,600千円に割引率1.5%を乗じて4,239千円と計算します。

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201資産除去債務の計上にあたり、日本基準における割引計算に用いられる割引率のベースとなるものは何か。

  1. Aリスクフリーレート
  2. B期待運用収益率
  3. C信用リスク調整後の割引率
  4. D法定実効税率
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正解:Aリスクフリーレート

日本基準において、資産除去債務の割引率はリスクフリーレートをもとにした割引率を使用します。

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202取得原価100,000、5年後の除去費用の割引額(資産除去債務)が8,630である有形固定資産を取得した場合、取得時の有形固定資産の帳簿価額はいくらになるか。

  1. A100,000
  2. B108,630
  3. C91,370
  4. D117,260
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正解:B108,630

有形固定資産の取得原価100,000に資産除去債務の割引額8,630を加算した108,630が計上額となります。

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203過年度発生債権が貸し倒れた場合の会計処理として正しい記述はどれか。

  1. A全額を貸倒損失として費用処理する
  2. B当該債権を減額し、全額を営業外費用として処理する
  3. C貸倒引当金を取り崩し、不足額があれば貸倒損失として費用処理する
  4. D貸倒引当金を取り崩し、不足額は翌期の費用に繰り延べる
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正解:C貸倒引当金を取り崩し、不足額があれば貸倒損失として費用処理する

過年度発生債権の貸倒れは貸倒引当金を取り崩し、不足額を貸倒損失とします。当期発生分は全額貸倒損失です。

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204修繕引当金のように、債権者が不特定で債務の内容も明らかでないため法律上の条件付債務には当たらないが、公正なる会計慣行として計上される引当金はどこに計上されるか。

  1. A資産の控除項目として計上される
  2. B引当金としては計上できず注記にとどまる
  3. C純資産の部に計上される
  4. D負債の部に計上される
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正解:D負債の部に計上される

修繕引当金は法律上の債務ではありませんが、会計上の引当金として負債の部に計上されます。

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205他の会社の議決権の所有割合が50%以下であっても子会社に該当する場合の要件として、適切でないものはどれか。

  1. A年間売上の10%を取引している場合
  2. B関連会社などの協力的な株主の存在により、過半数を継続的に占められる場合
  3. C議決権を行使しない株主の存在により、過半数を継続的に占められる場合
  4. D重要な財務・営業の方針決定を支配する契約等が存在する場合
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正解:A年間売上の10%を取引している場合

売上取引の割合のみで支配基準を満たすわけではなく、意思決定を支配する一定の事実が必要です。

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206P社はS社の株式の全株を設立時に額面で現金払込により引き受けた。この場合、連結財務諸表作成時の「のれん」はどうなるか。

  1. A払込額の10%がのれんとして計上される
  2. B新規設立時のため、のれんは発生しない
  3. C投資額と資本金の差額がのれんとして計上される
  4. D負ののれんが発生する
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正解:B新規設立時のため、のれんは発生しない

設立時に株式の全株を引き受け払込みしているため、投資勘定と資本勘定が一致し、のれんは発生しません。

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207連結財務諸表を作成するにあたり、子会社の資産および負債はどのように評価されるか。

  1. A親会社の決算日の帳簿価額で評価する
  2. B親会社の決算日の時価で評価する
  3. C子会社の取得時の時価で評価する
  4. D親会社の取得時の帳簿価額で評価する
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正解:C子会社の取得時の時価で評価する

連結上の手続きとして、子会社の資産・負債は資本連結の際に時価評価が行われます。

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208P社がS社の発行済株式の全部を5,400万円で取得した。取得時のS社の資本金は3,000万円、資本準備金は1,500万円、利益剰余金は300万円である。この時発生するのれんの金額はいくらか。

  1. A1,500万円
  2. B900万円
  3. C2,400万円
  4. D600万円
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正解:D600万円

子会社の純資産計4,800万円(3,000+1,500+300)と取得額5,400万円の差額600万円がのれんとなります。

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209子会社の資本勘定のうち、親会社の持分に属さない部分は連結貸借対照表上どのように表示されるか。

  1. A純資産の部の末尾に「非支配株主持分」として表示する
  2. B資本金に含めて表示する
  3. C負債の部に「少数株主持分」として表示する
  4. D資産の部から控除する
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正解:A純資産の部の末尾に「非支配株主持分」として表示する

非支配株主持分は、純資産の部の末尾に非支配株主持分の科目をもって記載されます。

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210吸収合併時、同一の企業集団に属していない法人間の合併において、合併法人に受け入れられる被合併法人の資産および負債はどの価額で計上されるか。

  1. A合併法人の帳簿価額と被合併法人の平均額
  2. B合併時の被合併法人の時価
  3. C合併直前の被合併法人の帳簿価額
  4. D取得原価を総資産比率で按分した価額
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正解:B合併時の被合併法人の時価

連結関係にない法人間の吸収合併の場合、被合併法人の資産・負債はその合併時の時価で計上されます。

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211連結外し(不当に連結対象から外す行為)の目的として、実務上みられるケースに該当しないものはどれか。

  1. A損失を計上している子法人を連結から除外して利益を大きく見せる
  2. Bグループ内取引で生じた損失を隠すために除外する
  3. C親会社と事業内容が全く異なるという理由のみで除外する
  4. D財務諸表の見かけを良くするために損失子会社を除外する
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正解:C親会社と事業内容が全く異なるという理由のみで除外する

連結外しは粉飾決算であり、単に事業内容が異なるからという理由での除外は正当な理由ではありません。

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212連結財務諸表上、非連結子会社および関連会社に対する投資について、原則として適用される会計処理はどれか。

  1. Aすべて全部連結の対象とする
  2. B比例連結により持分相当を取り込む
  3. C取得原価のまま据え置く
  4. D持分法を適用する
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正解:D持分法を適用する

非連結子会社や関連会社に対する投資には、原則として持分法が適用される。

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213セグメント情報の開示において、「報告セグメント」として扱われる基準となる売上高・利益・資産の規模の割合はどれくらいか。

  1. A10%以上
  2. B20%以上
  3. C1%以上
  4. D5%以上
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正解:A10%以上

セグメント情報等の開示基準において、売上高・利益・資産のいずれかが10%以上のものを報告セグメントとします。

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214総資本(総資産)営業利益率を分解したときの計算式として正しいものはどれか。

  1. A総資本回転率 + 売上高営業利益率
  2. B総資本回転率 × 売上高営業利益率
  3. C総資本回転率 ÷ 売上高営業利益率
  4. D総資本回転率 - 売上高営業利益率
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正解:B総資本回転率 × 売上高営業利益率

総資本営業利益率は「総資本(総資産)回転率 × 売上高営業利益率」に分解できます。

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215甲事業の売上高が4,620百万円、セグメント資産が2,310百万円、営業利益が231百万円の場合、総資本回転率は何回か。

  1. A0.5回
  2. B1.0回
  3. C2.0回
  4. D5.0回
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正解:C2.0回

総資本回転率は、売上高4,620 ÷ セグメント資産2,310 = 2.0回となります。

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216甲事業の総資本回転率が2.0回、売上高営業利益率が5.0%の場合、総資本(総資産)営業利益率は何%か。

  1. A2.5%
  2. B7.0%
  3. C20.0%
  4. D10.0%
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正解:D10.0%

総資本営業利益率 = 総資本回転率(2.0回) × 売上高営業利益率(5.0%) = 10.0%です。

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217セグメント情報における事業セグメントの区分として、一般的に使われている2種類の分け方は「事業内容ごと」と、もう一つは何か。

  1. A地理的な所在地別
  2. B顧客規模別
  3. C従業員数別
  4. D資本金別
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正解:A地理的な所在地別

セグメントの分け方には、事業内容ごとの事業セグメントと地理的に区分した所在地別セグメントの2種類があります。

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218連結財務諸表だけでは読み取れない情報であり、セグメント情報で把握できるものとして適切でないものはどれか。

  1. A内部売上高の規模から推測される企業集団内の商流
  2. B企業集団全体の最終的な当期純利益の総額
  3. Cどの事業分野で利益を上げているか
  4. D特定の事業分野の将来性
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正解:B企業集団全体の最終的な当期純利益の総額

企業集団全体の当期純利益の総額は連結財務諸表自体で直接読み取れる情報です。

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219乙事業の売上高が1,380百万円、営業利益が207百万円の場合、売上高営業利益率は何%か。

  1. A10.0%
  2. B23.0%
  3. C15.0%
  4. D30.0%
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正解:C15.0%

売上高営業利益率 = 営業利益207 ÷ 売上高1,380 × 100 = 15.0%となります。

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220セグメントごとの財務分析を行う意義として、テキストで言及されていないものはどれか。

  1. A各事業分野の損益や営業キャッシュフローを把握する
  2. B企業集団内部での内部取引の規模や関係の深さを推測する
  3. C将来有望な事業分野を見極める材料とする
  4. D親会社の経営陣の個別の役員報酬額を決定する
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正解:D親会社の経営陣の個別の役員報酬額を決定する

テキストには将来性の検討や内部取引の推測に有用とありますが、役員報酬決定への言及はありません。

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221会計上の利益と税務上の課税所得との差異のうち、税効果会計の対象となるものはどれか。

  1. A一時差異
  2. B永久差異
  3. C実質的差異
  4. D法定差異
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正解:A一時差異

収益や費用の帰属年度の相違などに起因する将来解消される一時差異が、税効果会計の適用対象となります。

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222以下の税務上の申告調整項目のうち、税効果会計の対象となる「一時差異」に該当するものはどれか。

  1. A交際費の損金不算入額
  2. B賞与引当金繰入限度超過額
  3. C受取配当の益金不算入額
  4. D防衛特別法人税
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正解:B賞与引当金繰入限度超過額

交際費や受取配当の不算入額などは永久差異であり、賞与引当金超過額は将来解消される一時差異です。

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223税引前当期純利益が51,400,000円、加算の一時差異が5,700,000円、加算の永久差異が1,200,000円、減算の永久差異が600,000円の場合、課税所得金額はいくらか。

  1. A58,900,000円
  2. B56,500,000円
  3. C57,700,000円
  4. D51,400,000円
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正解:C57,700,000円

課税所得=税引前純利益51,400,000+加算(5,700,000+1,200,000)-減算(600,000)=57,700,000円となります。

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224法定実効税率が30%、将来減算一時差異の合計額が11,470,000円の場合、繰延税金資産の計上額はいくらになるか。

  1. A38,233,333円
  2. B11,470,000円
  3. C1,720,500円
  4. D3,441,000円
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正解:D3,441,000円

繰延税金資産 = 将来減算一時差異11,470,000円 × 法定実効税率30% = 3,441,000円となります。

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225繰延税金資産を計上する際の貸借対照表における表示区分はどれか(日本基準の場合)。

  1. A固定資産(非流動項目)
  2. B純資産
  3. C流動資産
  4. D流動負債
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正解:A固定資産(非流動項目)

日本基準において、繰延税金資産・負債は固定資産(非流動項目)として表示されます。

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226将来減算一時差異が生じた場合、会計上どのような性格を有するとみなされるか。

  1. A税金の未払い
  2. B税金の前払い
  3. C資本の払戻し
  4. D利益の留保
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正解:B税金の前払い

将来減算一時差異は、解消事業年度の税金を減額する効果を持ち、会計上は税金の前払いとしての性格を有します。

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227税引前利益よりも課税所得が大きくなっている一時差異の場合、対応する税金前払分を追加で計上する損益計算書上の借方科目はどれか。

  1. A未払法人税等
  2. B法人税等調整額
  3. C繰延税金資産
  4. D繰延税金負債
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正解:C繰延税金資産

税金過大(前払い)となる場合、「(借方)繰延税金資産 / (貸方)法人税等調整額」の仕訳で資産に振り替えます。

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228「防確法」の改正に伴い、令和8年4月1日以後に解消が見込まれる一時差異について、繰延税金資産の計算に加味されることとなった税率はどれか。

  1. A住民税率(21%)
  2. B事業税標準税率
  3. C地方法人税率
  4. D防衛特別法人税率(4%)
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正解:D防衛特別法人税率(4%)

令和7年改正により創設された防衛特別法人税(4%)の税率を、将来解消分について加味して計算することとなりました。

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