化粧品成分検定1級 ⑤ 機能性成分(応用)

美白・抗老化・保湿・抗炎症など各種機能性成分の応用知識を学ぶ分野です。ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・レチノール・トラネキサム酸など主要成分のメカニズム、有効濃度、配合上の注意点、組み合わせの相性、最新トレンド成分(バクチオール・ペプチドなど)を整理。製品の差別化を生む知識として重要な分野です。

この分野の問題41問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

164水系美容液にアスコルビン酸を配合したところ、保管中に褐変しやすい。ベタつきを増やしすぎず安定性を上げるために、まず確認・設計すべき要素として最も適切なのはどれか。

  1. A多価アルコールをDPGに変えれば必ず安定化する
  2. Bグリセリンを高配合して粘度で酸化を止める
  3. Cコレステロールを入れて水系の酸化を止める
  4. D金属イオン・pH・溶存酸素・光・容器(遮光/エアレス等)など、酸化促進要因の管理
正解と解説を見る

正解:D金属イオン・pH・溶存酸素・光・容器(遮光/エアレス等)など、酸化促進要因の管理

アスコルビン酸の褐変は酸化に起因しやすく、金属イオン(触媒)、pH条件、溶存酸素、光、容器のヘッドスペースなどの影響が大きい。溶剤変更は“対策の一部”で、まず促進要因の管理を優先して読む。

この問題の解説ページを開く →

165リン酸アスコルビルMg(MAP)が塗布後にビタミンCとして働くうえで、最も中心となる説明はどれか。

  1. A表皮常在菌によりビタミンAへ変換される
  2. B紫外線で必ずアスコルビン酸へ戻る
  3. C皮膚内の酵素(ホスファターゼ等)でリン酸基が外れ、ビタミンCとして働くことが期待される
  4. D角質層で瞬時に酸化されピーリングになる
正解と解説を見る

正解:C皮膚内の酵素(ホスファターゼ等)でリン酸基が外れ、ビタミンCとして働くことが期待される

MAPは誘導体で、塗布後にリン酸基が外れることでビタミンCとして働くことが期待される。浸透量を倍率で断定する説明は避ける。

この問題の解説ページを開く →

166厚生労働省より「シワを改善する」効能効果の承認を受けた医薬部外品の有効成分「ニールワン」。この成分がシワを改善する作用メカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A皮膚のターンオーバーを促進し、表皮のヒアルロン酸産生を増加させる。
  2. Bエラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する好中球エラスターゼの働きを抑制する。
  3. C筋肉の収縮に関わる神経伝達物質を抑制し、表情ジワの定着を防ぐ。
  4. D角質層の水分を瞬時に抱え込み、物理的にシワを押し上げる。
正解と解説を見る

正解:Bエラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する好中球エラスターゼの働きを抑制する。

ニールワンは、エラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する「好中球エラスターゼ」の働きを抑制することで、シワを改善する働きがあります。

この問題の解説ページを開く →

167ヒトの表皮内で作られるNMF(天然保湿因子)の成分を模して、化粧水にPCA-Naを配合した。この成分は、角質層内で代謝される前はどの物質であったか。

  1. Aコラーゲン
  2. Bヒアルロン酸
  3. Cグルタミン酸(アミノ酸)
  4. D乳酸
正解と解説を見る

正解:Cグルタミン酸(アミノ酸)

PCAは、表皮で作られたタンパク質が分解される過程でできたアミノ酸のうち、グルタミン酸が角質層内で代謝を受けて生み出される保湿成分です。

この問題の解説ページを開く →

168「油脂」と「ロウ(ワックス)」はどちらも天然の油性成分であるが、エモリエント効果(水分蒸散抑制や肌を柔らかくする効果)の観点からスキンケアに多用されるのはどちらか、その理由とともに正しいものを選べ。

  1. Aロウである。皮脂の主成分である遊離脂肪酸を多く含むため。
  2. Bロウである。常温で必ず液体であり、肌への浸透性が極めて高いため。
  3. C油脂である。皮脂の主成分であるトリグリセリドであり、肌になじみやすいため。
  4. D油脂である。全く酸化しないため、防腐剤フリー処方に適しているため。
正解と解説を見る

正解:C油脂である。皮脂の主成分であるトリグリセリドであり、肌になじみやすいため。

油脂は皮脂の主成分であるトリグリセリドを主成分としているため、水分蒸散抑制や肌を柔らかくするエモリエント効果に優れており、スキンケアに多用されます。

この問題の解説ページを開く →

169フラーレン配合美容液で酸化ストレスに配慮した設計を説明する。化粧品として最も適切な表現はどれか。

  1. Aラジカル種への関与が期待され、酸化ストレスに配慮した設計で用いられることがある
  2. B線維芽細胞に命令してコラーゲンを強制生成させる
  3. Cメラノサイトを破壊して漂白する
  4. D紫外線を100%反射する
正解と解説を見る

正解:Aラジカル種への関与が期待され、酸化ストレスに配慮した設計で用いられることがある

化粧品では「消去する」「完全に防ぐ」などの断定を避け、「酸化ストレスに配慮」「抗酸化的に働くことが期待される」などの表現で整理する。

この問題の解説ページを開く →

170白金(プラチナ)配合が、一般的な“消費されるタイプの抗酸化成分”と比較して語られる特徴として最も近いものはどれか。

  1. A一般的な消費型抗酸化成分と異なり、触媒的に働くと説明されることがある
  2. B塗布すると瞬時にビタミンCへ変化する
  3. C活性酸素の1種類だけを特異的に除去する
  4. D紫外線を吸収して発光し肌を白く見せる
正解と解説を見る

正解:A一般的な消費型抗酸化成分と異なり、触媒的に働くと説明されることがある

「半永久」などの断定は避け、比較軸を“消費される抗酸化”と“触媒的と説明されることがある”に置く。

この問題の解説ページを開く →

171美白有効成分を2つ併用する。初期情報伝達段階への介入と、チロシナーゼへの介入を狙った組み合わせとして最も適切なのはどれか。

  1. Aリン酸アスコルビルMg + プラセンタエキス
  2. Bアルブチン + プラセンタエキス
  3. Cプラセンタエキス + リン酸アスコルビルMg
  4. DカモミラET + アルブチン
正解と解説を見る

正解:DカモミラET + アルブチン

カモミラETは初期情報伝達側、アルブチンはチロシナーゼ側という整理で、併用意図の読解が必要。

この問題の解説ページを開く →

172美白有効成分である「カモミラET」。この成分がメラニンの過剰生成を抑えるアプローチの段階として正しいものはどれか。

  1. Aすでに生成された黒色メラニンを還元して無色化する段階。
  2. Bメラノサイト内のチロシナーゼ酵素を直接分解する段階。
  3. C紫外線による情報伝達物質(ケラチノサイトからメラノサイトへの指令)を初期段階で阻害する段階。
  4. Dターンオーバーを促進し、角質とともにメラニンを排出する段階。
正解と解説を見る

正解:C紫外線による情報伝達物質(ケラチノサイトからメラノサイトへの指令)を初期段階で阻害する段階。

カモミラETは、紫外線によるメラニン合成過程の初期段階で作用し、ケラチノサイトとメラノサイト間の情報伝達を阻害することでメラニンの過剰な生成を抑えます。

この問題の解説ページを開く →

173NMFに着目した美容液を設計する。角層のうるおい保持に関与するNMFの中心構成として最も妥当な成分群はどれか。

  1. Aアミノ酸
  2. BPCA(ピロリドンカルボン酸)
  3. C乳酸
  4. D尿素
正解と解説を見る

正解:Aアミノ酸

NMFはアミノ酸やその誘導体が中心で、角層のうるおい保持に関与する。数値の暗記よりも「何が中心構成か」を押さえ、処方で補う発想につなげる。

この問題の解説ページを開く →

174化粧品における「美白」のメカニズムのうち、「メラニン還元(色が薄い別の物質に変換する)」の働きを主とするものはどれか。

  1. Aトラネキサム酸
  2. BビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMgなど)
  3. Cプラセンタエキス
  4. DカモミラET
正解と解説を見る

正解:BビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMgなど)

美白の働きとして「メラニン還元」作用を持つ代表的な成分は、ビタミンC誘導体(リン酸L-アスコルビルマグネシウムやL-アスコルビン酸2-グルコシドなど)です。

この問題の解説ページを開く →

175ピリドキシンHCl配合の化粧水を“皮脂トラブルに配慮した設計”として説明する。最も適切なのはどれか。

  1. AビタミンB6関連成分として、皮脂トラブルや肌あれに配慮した処方で用いられることがある
  2. B強酸で角栓を物理的に溶かす
  3. Cターンオーバーを停止させる
  4. Dポルフィリンを無害な色素に変える
正解と解説を見る

正解:AビタミンB6関連成分として、皮脂トラブルや肌あれに配慮した処方で用いられることがある

化粧品では生理作用を断定しにくいため、「皮脂トラブルに配慮した設計で用いられることがある」という処方意図として整理するのが適切。

この問題の解説ページを開く →

176医薬部外品のシワ改善有効成分である「ニールワン」。この成分がシワを改善する独自の作用メカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A表皮のターンオーバーを促進し、ヒアルロン酸の産生を増大させる。
  2. Bエラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する「好中球エラスターゼ」の働きを抑制する。
  3. C筋肉の動きに関わる神経伝達物質を抑制し、表情筋の緊張を緩和する。
  4. D角質層の水分を瞬時に抱え込み、物理的に乾燥ジワを膨張させる。
正解と解説を見る

正解:Bエラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する「好中球エラスターゼ」の働きを抑制する。

ニールワンは、エラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する「好中球エラスターゼ」の働きを抑制することで、シワを改善する働きがあります。

この問題の解説ページを開く →

177白金(プラチナ)配合ローションで、保管中に沈殿や白濁が起きやすい。製剤化で最優先に疑うべき観点はどれか。

  1. ApHだけを見れば沈殿は必ず止まる
  2. B防腐剤を増やせば沈殿が止まる
  3. C粒子分散・比重差・粘度設計・分散工程などの物理安定性
  4. D紫外線吸収剤を入れれば沈殿が止まる
正解と解説を見る

正解:C粒子分散・比重差・粘度設計・分散工程などの物理安定性

分散系は粒径、分散状態、比重差、粘度、工程条件に依存する。

この問題の解説ページを開く →

178リン酸アスコルビルMgが純アスコルビン酸より採用されやすい理由として最も妥当なのはどれか。

  1. AMgがあるから必ず真皮まで届く
  2. B誘導体化により安定性や処方適性を確保しやすい
  3. C揮発して押し込まれる
  4. D分子量が10分の1
正解と解説を見る

正解:B誘導体化により安定性や処方適性を確保しやすい

安定性・扱いやすさを取りに行くのが誘導体の主要意義。

この問題の解説ページを開く →

179美白設計を“どの段階に介入するか”で整理する。チロシナーゼ活性への介入に最も近い成分はどれか。

  1. Aアルブチン
  2. Bプラセンタエキス
  3. CカモミラET
  4. DデクスパンテノールW
正解と解説を見る

正解:Aアルブチン

アルブチンはチロシナーゼに関与する段階への介入として整理される。断定表現は避け「メラニン生成に関与する段階に配慮」とする。

この問題の解説ページを開く →

180「水溶性コラーゲン」は、豚や魚などの皮や鱗から抽出される。この成分を肌に塗布した際の主な作用メカニズムはどれか。

  1. A分子量が非常に小さいため、真皮層まで速やかに浸透する。
  2. B肌や毛髪の表面に保護膜をつくり、うるおいを保つ。
  3. C水分を抱え込んで数十倍に膨潤し、物理的にシワを押し上げる。
  4. D角質層の細胞間脂質と結びつき、ラメラ構造を強力に修復する。
正解と解説を見る

正解:B肌や毛髪の表面に保護膜をつくり、うるおいを保つ。

水溶性コラーゲンは、肌や毛髪の表面に保護膜をつくり、サラッとなじみながらうるおいを保つ働きをします。

この問題の解説ページを開く →

181リン酸アスコルビルMgが塗布後にビタミンCとして働くために重要な考え方はどれか。

  1. A分子量がビタミンCの10分の1に小さくなっているため。
  2. Bアミノ酸と結合しているため、肌のNMFと同一化するため。
  3. C皮膚内の酵素により脱リン酸され、ビタミンCとして働くことが期待される
  4. Dアルコールに完全に溶解しており、揮発とともに皮下に押し込まれるため。
正解と解説を見る

正解:C皮膚内の酵素により脱リン酸され、ビタミンCとして働くことが期待される

リン酸アスコルビルMgは誘導体で、塗布後にリン酸基が外れることでビタミンCとして働くことが期待される。浸透量を倍率で断定する説明は避ける。

この問題の解説ページを開く →

182美白成分「アルブチン」にはαとβがある。両者の違いに関する説明として正しいものはどれか。

  1. Aαはハイドロキノン誘導体、βはビタミンC誘導体である
  2. B成分表示で「アルブチン」とあればαを指す
  3. Cαとβは異性体であり、結合様式の違いによって性質や評価が区別される
  4. Dβは毒性が強く現在は配合禁止である
正解と解説を見る

正解:Cαとβは異性体であり、結合様式の違いによって性質や評価が区別される

α-アルブチンとβ-アルブチンは異性体として区別される。倍率など断定的な優劣説明は出典の揺れが起きやすいため避け、「異性体で区別される」点を正確に押さえる。

この問題の解説ページを開く →

183透明化粧水で粘度を上げたいが、成分表示を見てもヒアルロン酸の分子量が特定できない。処方設計として最も適切な読み取りはどれか。

  1. A分子量が大きくなるに従い水溶液の粘度が高くなるが、表示名称からは分子の大きさは判別できない。
  2. B分子量が小さいほど白濁しやすいため、透明な化粧水には大分子量タイプしか使用できない。
  3. C分子量に関わらず、1%水溶液は必ずサラサラの液状になる。
  4. D分子量が大きいタイプは名称で必ず区別されるため、表示から判別できる
正解と解説を見る

正解:A分子量が大きくなるに従い水溶液の粘度が高くなるが、表示名称からは分子の大きさは判別できない。

名称だけでは分子量差が分かりにくい場合があり、設計は粘度や官能で判断する必要がある。

この問題の解説ページを開く →

184洗顔後の肌は皮脂によって水をはじきやすい状態になっている。そこに化粧水をなじみやすくするために界面活性剤を微量配合する際、期待する働きはどれか。

  1. A湿潤
  2. B起泡
  3. C殺菌
  4. D分散
正解と解説を見る

正解:A湿潤

固体の表面(皮膚)を水に濡れやすくする、なじみをよくする働きを「湿潤」と呼びます。

この問題の解説ページを開く →

185手指消毒製品やスカルプケア製品に配合される「ベンザルコニウムクロリド」。この成分が殺菌効果を発揮する化学的な性質として正しいものはどれか。

  1. A強力なアニオン界面活性剤であり、細菌の細胞膜を直接溶かす。
  2. B「逆性石ケン」とも呼ばれるカチオン界面活性剤であり、マイナスに帯電した細菌に吸着して破壊する。
  3. C非イオン界面活性剤であり、細菌の増殖に必要な水分を奪う。
  4. D両性界面活性剤であり、細菌の内部に浸透してDNAを破壊する。
正解と解説を見る

正解:B「逆性石ケン」とも呼ばれるカチオン界面活性剤であり、マイナスに帯電した細菌に吸着して破壊する。

ベンザルコニウムクロリドは殺菌、防腐力を持つカチオン界面活性剤であり、一般的な石ケン(アニオン)とは逆のイオン性を持つことから「逆性石ケン」とも呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

186スカルプローションで血流に配慮した訴求もしたい。血管拡張型に寄る設計として最も適切な組み合わせはどれか。

  1. Aショウガ根エキス、トウガラシ果実エキス
  2. Bセンブリエキス、オタネニンジン根エキス
  3. Cメントール、ハッカ葉油
  4. DクロルヒドロキシAl、硫酸(Al/K)
正解と解説を見る

正解:Bセンブリエキス、オタネニンジン根エキス

血行促進成分には、皮膚に吸収された後に血管を拡張する「血管拡張型」(センブリエキス等)と、刺激することで二次的に血管を拡張する「局所刺激型」(ショウガ根エキス等)があります。

この問題の解説ページを開く →

187エイジングケアにおいて注目される「糖化」。この現象が肌に及ぼす影響のメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A糖が皮脂腺を刺激し、過剰な皮脂分泌と巨大なニキビを発生させる。
  2. B糖が真皮のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質と結合して変質させ、肌の弾力低下や褐色の糖化生成物による黄ぐすみを引き起こす。
  3. C糖が角質層の水分を瞬時に奪い去り、深い乾燥ジワを形成する。
  4. D糖が紫外線を吸収して活性酸素を大量発生させ、細胞DNAを破壊する。
正解と解説を見る

正解:B糖が真皮のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質と結合して変質させ、肌の弾力低下や褐色の糖化生成物による黄ぐすみを引き起こす。

糖化は、体内の糖がタンパク質や脂質と結合する化学反応であり、真皮にあるコラーゲンやエラスチンが変質することで肌が弾力を失ったり、褐色の糖化生成物によって肌のくすみを生じさせたりします。

この問題の解説ページを開く →

188アセチルヘキサペプチド-8配合製品の説明文として、化粧品の表現として最も適切なのはどれか。

  1. A表情の動きに着目し、シワの見え方に配慮した設計を狙う
  2. B神経伝達物質を完全に遮断して表情筋を止める
  3. C真皮のヒアルロン酸を増殖させて肌を膨らませる
  4. D活性酸素を完全に水と酸素に分解する
正解と解説を見る

正解:A表情の動きに着目し、シワの見え方に配慮した設計を狙う

化粧品は断定表現を避け、見え方・配慮設計として整理する。

この問題の解説ページを開く →

189油系処方で酸化臭が課題。BHT配合に加えて相性のよい補助設計として最も適切なのはどれか。

  1. A強酸性にする
  2. Bカチオン界面活性剤を増やす
  3. C粉体を増やし酸素を吸着させる
  4. Dキレート剤(EDTA等)や遮光容器で酸化促進因子を抑える
正解と解説を見る

正解:Dキレート剤(EDTA等)や遮光容器で酸化促進因子を抑える

BHTはラジカル連鎖酸化を抑える方向。金属や光は酸化を促進し得るため、併用設計が実務的。

この問題の解説ページを開く →

190デオドラント製品でカチオン界面活性剤を配合する意図として最も適切なのはどれか。

  1. A汗腺を物理的に塞ぐ収れん効果があるため。
  2. B皮脂と混ざることで爽やかな香りを合成するため。
  3. C負に帯電しやすい微生物表面に吸着し、増殖抑制や失活に寄与することを狙う
  4. D汗の水分を瞬時に揮発させる働きがあるため。
正解と解説を見る

正解:C負に帯電しやすい微生物表面に吸着し、増殖抑制や失活に寄与することを狙う

カチオン界面活性剤は負に帯電しやすい微生物表面に吸着し、増殖抑制や失活に寄与することを狙って用いられる。断定的に「破壊」と言い切らず、制御として表現する。

この問題の解説ページを開く →

191スクワレンは人間の皮脂にも含まれる優れた保湿成分であるが、化粧品には主に「スクワラン」として配合される。スクワレンにどのような化学的処理を施してスクワランとしているか、その理由とともに正しいものを選べ。

  1. A水素を添加し、酸化しにくく安定化させるため。
  2. B水分子を結合させ、水溶性の性質を付与するため。
  3. C酵素で加水分解し、皮膚への浸透性を高めるため。
  4. Dアルカリで中和し、界面活性作用を持たせるため。
正解と解説を見る

正解:A水素を添加し、酸化しにくく安定化させるため。

スクワレンは酸化しやすいため、水素を結合させて安定性を高めたものがスクワランです。

この問題の解説ページを開く →

192シワ改善の有効成分として承認されている「ニールワン」。この成分のシワ改善メカニズムはどれか。

  1. A皮膚のターンオーバーを促進し、ヒアルロン酸の産生を増やす。
  2. Bエラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する好中球エラスターゼの働きを抑制する。
  3. C角質層の水分量を瞬時に高め、乾燥による小ジワを物理的に膨潤させる。
  4. D筋肉の収縮を抑え、表情ジワの定着を防ぐ。
正解と解説を見る

正解:Bエラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する好中球エラスターゼの働きを抑制する。

ニールワンは、エラスチンやコラーゲンなど真皮成分を分解する「好中球エラスターゼ」の働きを抑制することで、シワを改善する働きがあります。

この問題の解説ページを開く →

193制汗剤の主成分である「クロルヒドロキシAl」。この成分を処方する上で、製剤化の観点から考慮すべき溶解性の特徴として最も適切なのはどれか。

  1. A水にもアルコールにも極めて溶けやすい。
  2. B水系で扱いやすい一方、アルコール主体では溶解・安定化に工夫が必要になりやすい
  3. C水には全く溶けず、アルコールにのみ溶ける。
  4. D水にもアルコールにも溶けず、粉体としてのみ機能する。
正解と解説を見る

正解:B水系で扱いやすい一方、アルコール主体では溶解・安定化に工夫が必要になりやすい

クロルヒドロキシAlは水系で扱いやすい一方、アルコール主体では溶解・安定化に工夫が必要になりやすい。処方では溶解性と安定性(溶け残り、析出など)を前提に設計する

この問題の解説ページを開く →

194チャ葉エキスが消臭や収れん、酸化ストレスに配慮した設計など多機能に語られる背景として、主要な含有成分群として最も適切なのはどれか。

  1. Aカテキンなどのポリフェノール類
  2. Bヒアルロン酸やコラーゲン
  3. Cセラミドやスフィンゴシン
  4. Dアミノ酸やペプチド
正解と解説を見る

正解:Aカテキンなどのポリフェノール類

チャ葉エキスはカテキンなどのポリフェノール類を主要成分として含むことが多く、収れんや酸化ストレスに配慮した設計など多機能の背景として説明される。

この問題の解説ページを開く →

195消臭・吸着成分である「炭」。化粧品に配合された炭が、体から発生する嫌なにおいを消去する主要なメカニズムはどれか。

  1. A炭素がにおい物質を酸化分解し、無臭のガスに変換する。
  2. B内部にある無数の孔(微細な穴)に、においの原因物質を分子間力によって引き込み、物理的に吸着する。
  3. C炭に含まれるミネラルがにおい物質と化学結合し、水に溶けやすい塩を形成する。
  4. D炭が発する遠赤外線がにおいの原因菌を熱で殺菌する。
正解と解説を見る

正解:B内部にある無数の孔(微細な穴)に、においの原因物質を分子間力によって引き込み、物理的に吸着する。

炭は内部に無数の孔(微細な穴)があり、この孔の中ににおい物質などを分子間力によって引き込み、物理的に吸着する(スポンジのような仕組み)働きで消臭します。

この問題の解説ページを開く →

196プラセンタエキスの美白設計で想定されるアプローチとして最も近いのはどれか。

  1. Aメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を直接破壊する。
  2. B肌状態に配慮し、代謝やターンオーバーに着目した設計でメラニンの排出をサポートすることを狙う
  3. C紫外線を肌表面で物理的に散乱・反射させる。
  4. D蓄積した黒色メラニンを無色の物質に還元(漂白)する。
正解と解説を見る

正解:B肌状態に配慮し、代謝やターンオーバーに着目した設計でメラニンの排出をサポートすることを狙う

プラセンタエキスは“代謝やターンオーバーに着目した設計で、メラニンの排出をサポートする”という文脈で説明されることがある。漂白や酵素破壊のような強い断定表現は避ける。

この問題の解説ページを開く →

197乳液の処方において、水と油が長時間混ざり合った状態(乳化)を保つ必要がある。この「乳化」において、界面活性剤はどのような働きをしているか。

  1. A水と油の比重を全く同じに調整することで分離を防ぐ。
  2. B水分子と油分子の化学結合を促進し、新しい水溶性高分子を合成する。
  3. C親水基を水に、親油基を油に向けて並ぶことで、水と油が直接接触するのを防ぐ。
  4. D水の揮発性を高めることで、油分だけを均一に肌に残す。
正解と解説を見る

正解:C親水基を水に、親油基を油に向けて並ぶことで、水と油が直接接触するのを防ぐ。

界面活性剤は水と油の境目(界面)に集まり、親水基を水に、親油基(疎水基)を油に向けて並ぶことで水と油が直接接触するのを防ぎ、乳化を維持します。

この問題の解説ページを開く →

198ヒノキチオール配合の水系ローションで白濁が出た。原因仮説として最も妥当なのはどれか。

  1. A水に極めて溶けやすいので白濁しない
  2. Bアルコール等には溶けやすいが、水系では溶解・可溶化設計が不足すると白濁し得る
  3. C粉末としてのみ機能するため必ず沈殿する
  4. D油脂にしか溶けないので水系に入らない
正解と解説を見る

正解:Bアルコール等には溶けやすいが、水系では溶解・可溶化設計が不足すると白濁し得る

溶解性と可溶化の読解を入れると1級らしい。

この問題の解説ページを開く →

199α-アルブチンとβ-アルブチンの表記・運用に関する説明として最も適切なのはどれか。

  1. Aαは油溶性、βは水溶性なので剤型が必ず分かれる
  2. B成分表示で単に「アルブチン」とある場合、一般にβを指すことが多い
  3. Cαはβの10倍効果が必ずある
  4. Dβは法規制で配合禁止である
正解と解説を見る

正解:B成分表示で単に「アルブチン」とある場合、一般にβを指すことが多い

αとβは区別され、表記上「アルブチン」と単独で書かれる場合はβを指す運用が一般的とされる。倍率断定は避ける。

この問題の解説ページを開く →

200制汗剤の主成分である「クロルヒドロキシAl」。この成分が汗を抑えるメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. Aメントールのような強力な冷却効果で、物理的に体温を下げる。
  2. B毛穴の奥の皮脂腺を破壊し、汗の分泌を完全に停止させる。
  3. C肌表面のタンパク質を収縮させる特性(収れん作用)によって、汗腺を閉塞あるいは引き締める。
  4. D汗の水分を瞬時に吸着し、無臭のゲル状物質に変換する。
正解と解説を見る

正解:C肌表面のタンパク質を収縮させる特性(収れん作用)によって、汗腺を閉塞あるいは引き締める。

クロルヒドロキシAlなどのアルミニウム化合物は、肌表面のタンパク質を収縮させる特性(収れん作用)によって汗腺を閉塞あるいは引き締め、発汗を抑える働きがあります。

この問題の解説ページを開く →

201糖化が進むと、肌状態として現れやすい変化の組み合わせとして最も適切なのはどれか。

  1. A皮脂増加と巨大ニキビが主
  2. B強いピーリングで角層が薄くなる
  3. C弾力低下と黄ぐすみ(糖化生成物の蓄積に関連)
  4. DUVAが完全遮断される
正解と解説を見る

正解:C弾力低下と黄ぐすみ(糖化生成物の蓄積に関連)

糖化により真皮タンパク質が変質しやすくなり、弾力低下が起きやすい。また糖化生成物の蓄積に関連して黄ぐすみが目立つことがある。

この問題の解説ページを開く →

202肌のバリア機能を担う細胞間脂質の主成分「セラミド」。成分表示において「セラミドEOP」や「セラミドNS」のようにアルファベットがつくが、これはセラミドが大きく2つの部品の組み合わせで構成されていることに由来する。その2つの部品とは何か。

  1. Aコラーゲンとエラスチン
  2. B脂肪酸とスフィンゴイド塩基
  3. Cアミノ酸とビタミンC
  4. Dトリグリセリドとワックスエステル
正解と解説を見る

正解:B脂肪酸とスフィンゴイド塩基

セラミドは「脂肪酸」と「スフィンゴイド塩基」の2部品から成り、表示のアルファベットはこれらの組み合わせを表す。細部の暗記より“2部品の組み合わせ”を理解する。

この問題の解説ページを開く →

203ニールワン配合のシワ改善医薬部外品を設計する。レチノール配合品と比較して、ニールワン側で読み取りやすい処方意図として最も適切なのはどれか。

  1. A角質剥離を強める設計が中心
  2. B好中球エラスターゼへの介入を核に、刺激・乾燥に配慮して保湿や抗炎症設計を厚めにする
  3. C麻酔で表情筋を止める
  4. D角質層の水分を瞬時に抱え込み、物理的に乾燥ジワを膨張させる。
正解と解説を見る

正解:B好中球エラスターゼへの介入を核に、刺激・乾燥に配慮して保湿や抗炎症設計を厚めにする

ニールワンは真皮成分分解に関与する酵素(好中球エラスターゼ)への介入として整理される。処方では有効性だけでなく、刺激・乾燥リスクに配慮した基剤設計を読む。

この問題の解説ページを開く →

204リン酸アスコルビルMgについて、処方説明として最も適切なのはどれか。

  1. A分子量がビタミンCの10分の1に細分化されているため。
  2. B非常に揮発性が高く、塗布と同時にガス化して真皮に到達するため。
  3. C誘導体として安定性や処方適性が期待され、塗布後は酵素によりビタミンCとして働くことが期待される
  4. Dヒアルロン酸と結合しており、強力な保水力で押し込まれるため。
正解と解説を見る

正解:C誘導体として安定性や処方適性が期待され、塗布後は酵素によりビタミンCとして働くことが期待される

リン酸アスコルビルMgはビタミンC誘導体で、安定性や処方適性の観点から採用されることがある。塗布後は脱リン酸によりビタミンCとして働くことが期待され、浸透量を倍率で断定する説明は避ける。

この問題の解説ページを開く →
化粧品成分検定1級の全分野一覧へ戻る