知的財産管理技能検定2級 ② 特許法・実用新案法(後半)

特許出願後の手続と特許権の効力を扱う分野です。明細書・特許請求の範囲の補正、拒絶理由通知への対応、審判、存続期間(原則出願から20年)、特許権の技術的範囲、差止請求・損害賠償など侵害への救済が頻出です。前半で学んだ要件を踏まえ、権利化とその後の活用・防衛を実務的に理解します。補正のタイミングや権利範囲の判断、侵害対応は管理実務で問われる重要テーマなので、手続の流れを時系列で整理し、実用新案との制度差もあわせて押さえましょう。

この分野の問題44問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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46特許出願における明細書、特許請求の範囲又は図面の補正について、拒絶理由通知がされる前であれば、どのタイミングですることができますか。

  1. Aいつでもすることができる
  2. B審査請求をした後に限る
  3. C特許出願から1年以内に限る
  4. D特許査定を受けるまでに限る
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正解:Aいつでもすることができる

明細書、特許請求の範囲又は図面の補正は、拒絶理由通知がされるまではいつでもすることができます。

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47手続補正を行った場合、その補正の効力(遡及効)はどのようになりますか。

  1. A当初からその内容で出願したものとみなされる
  2. B補正をした時から将来に向かって効力が生じる
  3. C特許査定がされた時に初めて効力が生じる
  4. D出願審査請求がされた時まで遡る
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正解:A当初からその内容で出願したものとみなされる

手続補正には遡及効があり、補正を行うと最初からその内容で出願したものとみなされます。

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48願書に記載された発明者の氏名を訂正する補正は、いつまで行うことができますか。

  1. A最初の拒絶理由通知が届くまで
  2. B特許出願が特許庁に係属している限り
  3. C出願審査請求をするまで
  4. D特許出願の日から20年以内
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正解:B特許出願が特許庁に係属している限り

願書に記載された発明者の氏名を訂正する補正等は、特許出願が特許庁に係属している限りすることができます。

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49拒絶理由通知が送付された後に、明細書等の補正をすることができる期間として、不適切なものはどれか。

  1. A拒絶理由通知の応答期間
  2. B拒絶査定不服審判の請求と同時
  3. C特許査定の謄本が送達された日から30日以内
  4. D拒絶理由通知を受けた後の文献公知発明に係る情報の記載についての通知に対する応答期間
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正解:C特許査定の謄本が送達された日から30日以内

拒絶理由通知後の補正は規定された特定の期間のみ可能であり、特許査定謄本送達後30日以内という期間はありません。

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50出願時の明細書等に記載されていない新たな事項を追加する「新規事項の追加」となる補正を行った場合、出願はどうなりますか。

  1. A自動的に出願が取り下げられたものとみなされる
  2. B割増料金を支払うことでそのまま特許される
  3. C追加された事項のみが初めからなかったものとされる
  4. D特許を受けることができず、拒絶される
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正解:D特許を受けることができず、拒絶される

出願時に記載されていない新たな事項を追加した場合には、新規事項の追加となり特許を受けることができません。

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51拒絶理由通知に対して反論を行わない、または反論によっても拒絶理由が覆らなかった場合、審査官が下す最終判断は何ですか。

  1. A取消決定
  2. B拒絶審決
  3. C拒絶査定
  4. D出願却下
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正解:C拒絶査定

拒絶査定は審査段階における特許出願を拒絶するという審査官の最終判断です。

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52拒絶理由通知書の種類のうち、「最初の拒絶理由通知」に該当するものとして適切な説明はどれか。

  1. A2回目以降の拒絶理由通知であればいかなる場合も該当しない
  2. B審査官が最終的な判断として送付する2回目の通知
  3. C1回目の拒絶理由通知、または応答時の補正によって通知することが必要となったものでない拒絶理由を通知するもの
  4. D拒絶査定不服審判の請求と同時にされる通知
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正解:C1回目の拒絶理由通知、または応答時の補正によって通知することが必要となったものでない拒絶理由を通知するもの

最初の拒絶理由通知には、1回目のもののほか、応答時の補正によって通知することが必要となったものでないものも該当します。

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53最後の拒絶理由通知の応答期間内に手続補正書を提出する場合、補正の内容的制限として認められているものはどれか。

  1. A発明の特別な技術的特徴を変更する補正(シフト補正)
  2. B特許請求の範囲の限定的減縮
  3. C出願時の明細書に記載のない新規事項の追加
  4. D新たな改良品の追加
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正解:B特許請求の範囲の限定的減縮

最後の拒絶理由通知の応答期間中にする補正は、請求項の削除、特許請求の範囲の限定的減縮、誤記の訂正、明瞭でない記載の釈明に制限されます。

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54拒絶査定に不服があるとき、拒絶査定不服審判は原則として拒絶査定の謄本の送達があった日から何カ月以内に請求しなければなりませんか。

  1. A1カ月以内
  2. B1年以内
  3. C6カ月以内
  4. D3カ月以内
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正解:D3カ月以内

拒絶査定不服審判は、原則として拒絶査定の謄本の送達があった日から3カ月以内に請求しなければなりません。

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55拒絶査定不服審判を請求する場合における手続補正書の提出について、正しい記述はどれか。

  1. A審判を請求する審判請求書の提出と同時にのみ補正を行うことができる
  2. B審判請求の日から30日以内であればいつでも補正を行うことができる
  3. C審判請求の前であればいつでも補正を行うことができる
  4. D審判を請求せず、補正書のみを単独で提出することができる
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正解:A審判を請求する審判請求書の提出と同時にのみ補正を行うことができる

拒絶査定不服審判を請求する場合、この審判を請求する審判請求書の提出と同時に補正を行うことができますが、補正のみを行うことはできません。

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56拒絶査定不服審判の請求と同時に補正を行った場合、審判官が審理する前に審査官がもう一度その特許出願を審査する制度を何と言いますか。

  1. A早期審査
  2. B判定
  3. C前置審査
  4. D再審査
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正解:C前置審査

拒絶査定不服審判の請求と同時に補正を行った場合に、審判官が審理する前に審査官がもう一度審査する仕組みを前置審査といいます。

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57特許権を設定登録させて発生させるために、特許査定等の謄本送達から30日以内に支払う必要がある特許料は何年分ですか。

  1. A第1年目の1年分
  2. B第1年から第3年までの3年分
  3. C第1年から第5年までの5年分
  4. D第1年から第10年までの10年分
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正解:B第1年から第3年までの3年分

特許査定等の謄本の送達を受けた日から30日以内に、第1年から第3年までの3年分の特許料を支払う必要があります。

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58特許権の存続期間は、原則としていつから20年間とされていますか。

  1. A特許査定があった日
  2. B特許出願の日
  3. C設定登録の日
  4. D特許査定の謄本が送達された日
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正解:B特許出願の日

特許権の存続期間は、原則として特許出願の日から20年間です。設定登録の日からではない点に注意が必要です。

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59特許権を維持するために、4年目以降の各年分の特許料はいつまでに納付しなければなりませんか。

  1. A設定登録の日から3年以内
  2. B存続期間が満了するまでであればいつでもよい
  3. C前年以前
  4. D特許掲載公報が発行された日から6カ月以内
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正解:C前年以前

第4年以後の各年分の特許料は、前年以前に納付しなければなりません。

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60特許料の減免制度において、小規模企業や中小ベンチャー企業に対する第1年分から第10年分の特許料の軽減割合はどれですか。

  1. A2分の1に軽減
  2. B3分の1に軽減
  3. C4分の1に軽減
  4. D全額免除
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正解:B3分の1に軽減

小規模企業や中小ベンチャー企業については、審査請求料が3分の1、第1年分から第10年分の特許料が3分の1に軽減されます。

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61共同発明した特許権について、自分の持分を他人に譲渡する場合の条件として正しいものはどれか。

  1. A他の共有者のうち、過半数の同意を得る必要がある
  2. B他の共有者全員の同意を受ける必要がある
  3. C特許庁長官の許可を得る必要がある
  4. D同意を得る必要はなく、自由に行うことができる
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正解:B他の共有者全員の同意を受ける必要がある

共同発明した場合であっても自分の持分を他人に譲渡することが可能ですが、他の共有者全員の同意を受ける必要があります。

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62特許異議申立ては、誰が、いつまで請求することができますか。

  1. A利害関係人のみが、設定登録の日から3カ月以内
  2. B真の権利者のみが、特許掲載公報発行の日から1年以内
  3. C何人も、特許掲載公報発行の日から6カ月以内
  4. D当事者のみが、審決の謄本が送達された日から30日以内
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正解:C何人も、特許掲載公報発行の日から6カ月以内

特許異議申立ては、特許掲載公報発行の日から6カ月以内に、何人も申立てをすることができます。

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63特許無効審判を請求できる期間について、正しい説明はどれか。

  1. A設定登録後であればいつでも請求可能で、特許権が消滅した後でも請求できる
  2. B特許権の存続期間内に限られる
  3. C特許掲載公報発行の日から6カ月以内に限られる
  4. D特許出願の日から20年以内に限られる
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正解:A設定登録後であればいつでも請求可能で、特許権が消滅した後でも請求できる

特許無効審判は設定登録後であればいつでも請求可能で、特許権が消滅した後であっても請求することができます。

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64特許権登録後に、明細書等の出願書類の記載を訂正するために特許権者が請求できる審判は何ですか。

  1. A無効審判
  2. B訂正審判
  3. C拒絶査定不服審判
  4. D延長登録無効審判
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正解:B訂正審判

訂正審判とは、特許権登録後に明細書等の書類を訂正するための審判です。

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65特許無効審判の審理が請求されている特許について、特許権者が訂正審判を請求することに対する制限として正しいものはどれか。

  1. A無効審判の請求登録から30日以内であれば請求できる
  2. B特許庁長官の許可を得ればいつでも請求できる
  3. C特許無効審判の審決が確定するまで訂正審判を請求することができない
  4. D無効審判の審理中であっても、全く制限なく請求できる
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正解:C特許無効審判の審決が確定するまで訂正審判を請求することができない

特許無効審判が請求されている特許については、特許無効審判の審決が確定するまで訂正審判を請求することができません。

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66特許庁での拒絶査定不服審判の審決に不服がある場合、どこの裁判所に審決取消訴訟を提起しなければなりませんか。

  1. A東京地方裁判所
  2. B出願人の住所地を管轄する地方裁判所
  3. C最高裁判所
  4. D知的財産高等裁判所を含む東京高等裁判所
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正解:D知的財産高等裁判所を含む東京高等裁判所

特許庁での審決に不服がある場合には、東京高等裁判所(知財高裁)に審決取消訴訟を提起することができます(専属管轄)。

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67審決取消訴訟は、審決又は決定の謄本の送達があった日から何日以内に提起しなければなりませんか。

  1. A30日以内
  2. B14日以内
  3. C60日以内
  4. D3カ月以内
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正解:A30日以内

審決取消訴訟が提起できるのは、審決又は決定の謄本の送達があった日から30日以内です。

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68拒絶査定不服審判の審決に対して審決取消訴訟を提起する場合、誰を被告としなければなりませんか。

  1. A審査を担当した審査官
  2. B拒絶査定不服審判を請求した審判請求人
  3. C東京高等裁判所
  4. D特許庁長官
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正解:D特許庁長官

拒絶査定不服審判や訂正審判の審決、特許異議申立ての取消決定に対して審決取消訴訟を提起する場合には、特許庁長官を被告とします。

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69特許権は「業として」の実施に対して効力が及ぶ。物の発明である特許権の効力が及ばない行為はどれか。

  1. Aその物の個人的・家庭内でのみの使用
  2. Bその物の使用
  3. Cその物の生産
  4. Dその物の譲渡等の申出(展示を含む)
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正解:Aその物の個人的・家庭内でのみの使用

特許権は「業として」特許発明の実施をする権利を専有するため、個人的・家庭的な実施には特許権の効力は及びません。

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70特許権の技術的範囲(権利範囲)を定めるにあたり、最も基本となる根拠書類はどれですか。

  1. A願書
  2. B特許請求の範囲
  3. C要約書
  4. D審査官の面接記録
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正解:B特許請求の範囲

特許権の技術的範囲(権利範囲)は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められます。

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71特許請求の範囲に記載された構成の一部を含んでいない場合であっても、一定の要件をすべて満たせば、特許発明と均等なものとして技術的範囲に含まれるとする考え方を何と言いますか。

  1. A消尽論
  2. B先願主義
  3. C包袋禁反言の原則
  4. D均等論
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正解:D均等論

均等論とは、文言上異なる部分が存在する場合であっても、一定の要件を満たすことで特許発明と均等な発明とみなし、技術的範囲に含まれると解釈する考え方です。

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72特許出願手続の過程で意図的に除外した形態について、特許権を取得した後に再度権利主張することは認められないという原則を何と言いますか。

  1. A包袋禁反言の原則
  2. Bシフト補正禁止の原則
  3. C前置審査の原則
  4. Dパテントファミリーの原則
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正解:A包袋禁反言の原則

包袋禁反言とは、特許出願の過程で意図的に除外した形態について、特許権を取得した後に権利主張することはできないという考え方です。

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73特許権の効力が及ばない範囲として、特許法上で明確に規定されているものはどれか。

  1. A他社の製品を真似て販売する行為
  2. B海外へ特許製品を輸出する行為
  3. C競合他社の技術動向をパテントマップで分析する行為
  4. D試験又は研究のためにする実施
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正解:D試験又は研究のためにする実施

試験又は研究のためにする実施には、技術を次の段階に進歩させる目的があるため、特許権の効力は及ばないこととされています。

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74医師又は歯科医師の処方せんにより調剤する行為について、特許権の効力はどのように及びますか。

  1. A調剤行為およびその医薬には特許権の効力は及ばない
  2. B調剤行為には及ばないが、調剤された医薬には効力が及ぶ
  3. C事前に特許庁長官の許可を得た場合のみ効力が及ばない
  4. Dいかなる場合も特許権の侵害となり、効力が及ぶ
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正解:A調剤行為およびその医薬には特許権の効力は及ばない

2以上の医薬を混合する医薬の発明等の特許権の効力は、医師又は歯科医師の処方せんにより調剤する行為及び調剤する医薬には及びません。

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75特許権者から適法に購入した特許製品について、その後の使用や転売には特許権の効力が及ばないとする概念を何と言いますか。

  1. A利用関係
  2. B消尽
  3. C抵触
  4. D判定
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正解:B消尽

特許権者から適法に購入した特許製品については、その物について特許権が用いつくされて効力が消えた(消尽した)ものとされ、効力は及びません。

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76特許権侵害に対する民事上の救済手段である「差止請求」について、過去に侵害行為を行っていたが現在は行っておらず、将来も侵害するおそれがない相手に対して請求することはできますか。

  1. A念のために請求することが認められる
  2. B過去の損害賠償に代えて請求することができる
  3. C侵害者の故意・過失が証明されれば請求できる
  4. D差止請求をすることはできない
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正解:D差止請求をすることはできない

差止請求は現在又は将来の実施行為を差し止める規定ですので、現在は侵害行為をしておらず侵害するおそれがない場合、差止請求をすることができません。

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77特許権を過失により侵害した第三者に対して、特許権者が民事上請求できるものはどれですか。

  1. A拘禁刑の適用
  2. B500万円以下の罰金
  3. C損害賠償請求
  4. D信用回復措置(謝罪広告等)の請求(業務上の信用毀損の有無にかかわらず常に認められる)
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正解:C損害賠償請求

損害賠償は故意又は過失によって侵害行為をしていた場合に請求できますが、刑事罰(拘禁刑や罰金)は故意に侵害した者にのみ適用されます。

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78特許権の侵害行為に対する刑事罰として、故意に特許権を直接侵害した個人に科される可能性がある罰則はどれですか。

  1. A3年以下の拘禁刑又は300万円以下の罰金
  2. B5年以下の拘禁刑又は500万円以下の罰金
  3. C20年以下の拘禁刑又は2000万円以下の罰金
  4. D10年以下の拘禁刑又は1000万円以下の罰金
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正解:D10年以下の拘禁刑又は1000万円以下の罰金

特許権を故意に侵害した者には、10年以下の拘禁刑もしくは1000万円以下の罰金又はこれらが併科されます。

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79特許権の侵害に関する罪について、公訴を提起するための告訴の要否に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A特許権者の告訴がなくても公訴することができる(非親告罪)
  2. B特許権者の告訴がなければ公訴することができない(親告罪)
  3. C特許庁長官の告発がある場合に限り、告訴がなくても公訴できる
  4. D特許庁長官の告発がある場合に限り、告訴がなくても公訴できる
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正解:A特許権者の告訴がなくても公訴することができる(非親告罪)

特許権の侵害に対する罪は非親告罪ですので、特許権者の告訴がなくても公訴することができます。

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80特許権の技術的範囲について疑義がある場合、特許庁に対してその見解を求めることができる制度を何と言いますか。

  1. A判定
  2. B前置審査
  3. C早期審査
  4. D実用新案技術評価
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正解:A判定

技術的範囲については、特許庁に判定を求めることができます。

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81警告書を受け取ったA社が相手方の特許権を調査したところ、その特許権には新規性がなく無効とされるべきものであることが判明しました。この場合、A社が取れる対応として適切なものはどれか。

  1. A無効とされるべき特許であっても、特許が取り消されるまでは権利行使を拒めないため生産を中止する
  2. B地方裁判所に訂正審判を請求する
  3. C警告書を受け取った時点で自動的に特許が無効となるため、何もしない
  4. D相手方の特許権が無効となるべきものであるため、その権利行使は制限される旨を回答する
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正解:D相手方の特許権が無効となるべきものであるため、その権利行使は制限される旨を回答する

相手の特許権が無効となるべきものである場合には、その特許権の権利行使は制限されますので、その旨を回答する対応が可能です。

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82他人の特許出願時に、その発明の内容を知らないで自ら同じ発明をし、現に日本国内でその事業の実施または準備をしている者に認められる法定通常実施権を何と言いますか。

  1. A職務発明による通常実施権
  2. B中用権
  3. C先使用による通常実施権(先使用権)
  4. D裁定通常実施権
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正解:C先使用による通常実施権(先使用権)

他人の特許出願時に日本国内においてその発明の実施である事業または準備をしている者は、その範囲内において先使用による通常実施権を有します。

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83先使用による通常実施権(先使用権)を保有している者が、特許権者に対して支払うべきライセンス料について、正しい記述はどれか。

  1. A売上高に応じたランニングロイヤリティを支払う必要がある
  2. B通常のライセンス料の2分の1の額を支払う必要がある
  3. C特許権取得費用(イニシャルペイメント)のみ支払う必要がある
  4. D先使用権は無償の通常実施権であるため、ライセンス料を支払う必要はない
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正解:D先使用権は無償の通常実施権であるため、ライセンス料を支払う必要はない

先使用権は無償の通常実施権ですので、特許権者にライセンス料を支払う必要はありません。

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84日本独自の特許分類であり、国際特許分類(IPC)をさらに細分化した、特許情報プラットフォーム(J-Platpat)等で検索に用いられるツールはどれですか。

  1. AFターム
  2. BFI
  3. Cロカルノ分類
  4. D類似群コード
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正解:BFI

FIは国際特許分類を更に細かく分類したもので、日本独自のものです。

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85自社の脅威となる他人の特許出願について、拒絶理由となるような文献(刊行物の写しなど)を発見した場合に、何人も、また匿名でも特許庁に対して行うことができる手続は何ですか。

  1. A情報提供
  2. B特許無効審判
  3. C特許異議申立て
  4. D審決取消訴訟
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正解:A情報提供

自社の脅威になるような特許出願について、拒絶理由となるような文献を発見した場合等には、特許庁に情報提供をすることができます。これは何人も、匿名でも可能です。

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86実用新案法の保護対象として、法律上定められているものはどれですか。

  1. A不動産である建築物の斬新なデザイン(意匠)
  2. B新薬などの化学物質や医薬品の方法の発明
  3. C自然法則を利用していない純粋なビジネスモデルの創作
  4. D物品の形状、構造又は組合せに係る考案
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正解:D物品の形状、構造又は組合せに係る考案

実用新案法の保護対象は「物品の形状、構造又は組合せに係る考案」です。方法や医薬品などは対象外です。

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87実用新案登録出願において、特許法とは異なり、無審査登録主義を補完するために出願書類として添付が「必須」とされているものはどれですか。

  1. A要約書
  2. B明細書
  3. C図面
  4. D実用新案技術評価書
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正解:C図面

実用新案登録出願を行うために必要な書類(願書、明細書、実用新案登録請求の範囲、図面、要約書)の中で、図面が必須の書類であることに注意が必要です。

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88実用新案権の存続期間は、実用新案登録出願の日から何年間とされていますか。

  1. A5年間
  2. B10年間
  3. C15年間
  4. D20年間
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正解:B10年間

実用新案権の存続期間は、実用新案登録出願の日から10年間です。

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89実用新案権に基づいて差止請求権等の権利行使をする場合、あらかじめ特許庁に請求して相手方に提示しなければならない書類は何ですか。

  1. A出願審査請求書
  2. B確定審決の謄本
  3. C実用新案技術評価書
  4. D判定書
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正解:C実用新案技術評価書

実用新案権に基づく権利を行使する場合には、特許庁に実用新案技術評価の請求を行い、その実用新案技術評価書を相手方に提示してから行う必要があります。

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