銀行業務検定 財務2級 ② 資産(流動・固定・繰延)

資産の分類と表示ルールを学ぶ分野です。営業循環基準とワン・イヤー・ルール(1年基準)による流動・固定の区分が中心テーマで、受取手形や貸付金、有価証券の計上先判定が繰り返し問われます。有形固定資産・無形固定資産・投資その他の資産の区分、のれんやソフトウェアの取扱い、繰延資産(創立費・開業費・株式交付費など)の償却期間も重要です。区分基準がどちらの資産に適用されるかを整理して覚えるのが得点のコツです。

この分野の問題38問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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37流動資産と固定資産を分類する基準として、営業循環基準とあわせて用いられる基準はどれか。

  1. Aワン・イヤー・ルール(1年基準)
  2. B費用収益対応の原則
  3. C引当金基準
  4. Dキャッシュ・フロー基準
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正解:Aワン・イヤー・ルール(1年基準)

流動資産と固定資産の区分は、ワン・イヤー・ルール(1年基準)と営業循環基準の2つによって分けられる。

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38通常の営業取引によって生じた受取手形について、支払期限が1年を超える場合の取扱いで正しいものはどれか。

  1. A1年超の部分は固定資産に計上する
  2. B全額を流動資産に計上する
  3. C全額を繰延資産に計上する
  4. Dワン・イヤー・ルールにより流動負債に計上する
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正解:B全額を流動資産に計上する

通常の営業取引によって生じた金銭債権は営業循環基準が適用され、1年を超える場合でも全額が流動資産に計上される。

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39次のうち、営業循環基準ではなくワン・イヤー・ルールが適用されるものはどれか。

  1. A営業取引から生じた売掛金
  2. B販売目的で保有する棚卸資産
  3. C営業取引以外の取引から生じた仮払金
  4. D営業取引から生じた受取手形
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正解:C営業取引以外の取引から生じた仮払金

ワン・イヤー・ルールは金銭債権・債務だけでなく、仮払金のように営業循環に含まれないその他の資産・負債科目についても適用される。

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40通常の営業取引で生じた金銭債権のうち、破産債権で決算期後1年以内に弁済を受けられないことが明らかなものの計上先はどれか。

  1. A流動資産
  2. B流動負債
  3. C繰延資産
  4. D固定資産の投資その他の資産
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正解:D固定資産の投資その他の資産

1年以内に弁済を受けられないことが明らかな破産債権・更生債権等は、固定資産の部の投資その他の資産に記載しなければならない。

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41固定資産の売却により生じた受取手形で、決算日から起算して履行期が1年3ヶ月後に到来するものの計上先として正しいものはどれか。

  1. A投資その他の資産
  2. B流動負債
  3. C無形固定資産
  4. D流動資産
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正解:A投資その他の資産

固定資産の売却等により生じた受取手形はワン・イヤー・ルールで区分され、1年を超えるものは固定資産の投資その他の資産に計上される。

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42市場価格があり、時価の変動により売買を行い利益を得る目的で保有する株式の計上先として正しいものはどれか。

  1. A有形固定資産
  2. B流動資産
  3. C投資その他の資産
  4. D繰延資産
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正解:B流動資産

売買目的有価証券として区分され、保有期間のいかんにかかわらず流動資産に計上する。

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43売買目的以外で保有し、決算期後1年以内に償還期限が到来する公社債の原則的な貸借対照表上の区分はどれか。

  1. A投資その他の資産
  2. B有形固定資産
  3. C流動資産
  4. D流動負債
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正解:C流動資産

売買目的以外であっても、決算期後1年以内に償還期限が到来する公社債その他の債券は、原則として流動資産に記載する。

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44決算日から3年6ヵ月後に支払期限が到来する全額回収可能な貸付金の貸借対照表への計上方法として適切なものはどれか。

  1. A営業循環基準により流動資産に計上する
  2. Bワン・イヤー・ルールにより流動資産に計上する
  3. C営業循環基準により固定資産の部に計上する
  4. Dワン・イヤー・ルールにより固定資産の部に計上する
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正解:Dワン・イヤー・ルールにより固定資産の部に計上する

貸付金は通常の営業取引で生じた金銭債権ではないためワン・イヤー・ルールを適用し、1年超のため固定資産(投資その他の資産)に計上する。

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45機械装置の前期繰越額が5,000万円、当期減価償却費が400万円、当期の売却収入が1,500万円、売却益が200万円、次期繰越額が6,000万円の場合、当期の新規購入額はいくらか。

  1. A2,700万円
  2. B1,400万円
  3. C1,700万円
  4. D1,100万円
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正解:A2,700万円

売却簿価(1500-200=1300)。新規取得額は次期繰越(6000)+売却簿価(1300)+減価償却(400)-前期繰越(5000)=2,700万円となる。

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46機械装置の前期残高7,000万円、次期繰越8,000万円、当期減価償却費350万円、売却益200万円、売却収入2,400万円のとき、当期の機械装置の新規購入額はいくらか。

  1. A3,200万円
  2. B3,550万円
  3. C3,750万円
  4. D1,000万円
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正解:B3,550万円

売却簿価は2,400-200=2,200万円。新規購入額=8,000+2,200+350-7,000=3,550万円と算出される。

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47次のうち、有形固定資産に分類されない勘定科目はどれか。

  1. A建設仮勘定
  2. B工具器具備品
  3. Cソフトウェア
  4. D構築物
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正解:Cソフトウェア

ソフトウェアは具体的な有形物ではなく事実上の権利・法律上の権利等と同様に「無形固定資産」に分類される。

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48会社法上、貸借対照表にのれんを資産として計上できるケースとして正しいものはどれか。

  1. A自己創設したのれんで客観的価値が認められる場合
  2. B自社の超過収益力を毎年社内で評価し計上する場合
  3. C同業他社と比べた超過収益力を直接測定した場合
  4. D企業合併など他社から有償取得した場合
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正解:D企業合併など他社から有償取得した場合

のれんは直接測定が難しいため、会社法では企業合併や営業譲渡など、有償取得の場合に限り資産に計上することができる。

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49無形固定資産のうち「法律上の権利」に該当しないものはどれか。

  1. A電話加入権
  2. B実用新案権
  3. C特許権
  4. D意匠権
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正解:A電話加入権

電話加入権は「有形物の専用権」に含まれ、特許権や実用新案権などの「法律上の権利」とは区分されている。

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50投資その他の資産に記載される科目として、誤っているものはどれか。

  1. A関係会社の株式
  2. B建設仮勘定
  3. C投資不動産
  4. D長期繰延税金資産
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正解:B建設仮勘定

建設仮勘定は有形固定資産に属する科目であり、投資その他の資産ではない。

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51繰延資産の定義として最も適切なものはどれか。

  1. A役務の提供はいまだ受けていないが、将来にわたって効果が発現する費用
  2. B将来の特定の目的のために留保されている金銭等の資産
  3. Cすでに代価の支払と役務の提供が完了し、将来にわたって効果が発現する費用
  4. D過去の取引により生じた法的義務で、将来の資金流出が見込まれるもの
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正解:Cすでに代価の支払と役務の提供が完了し、将来にわたって効果が発現する費用

代価の支払や支払義務が確定し、役務の提供も受けているが、効果が将来に発現するため資産計上されるものをいう。

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52繰延資産と前払費用の決定的な相違点はどれか。

  1. A代価の支払が完了しているかどうか
  2. B効果が将来にわたって発現するかどうか
  3. C貸借対照表の資産の部に計上されるかどうか
  4. D役務の提供をすでに受けているか、まだ受けていないか
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正解:D役務の提供をすでに受けているか、まだ受けていないか

両者とも支払完了と将来への効果発現の点は似ているが、繰延資産は既に役務提供を受けており、前払費用は未提供である点が大きく異なる。

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53「繰延資産の会計処理に関する当面の取扱い」で規定されている5項目の繰延資産に該当しないものはどれか。

  1. A建設利息
  2. B創立費
  3. C株式交付費
  4. D開発費
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正解:A建設利息

会社法の施行とともに建設利息は廃止されており、規定されている繰延資産の5項目には含まれていない。

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54繰延資産である「開業費」の原則的な会計処理と償却期間の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A原則として繰延資産に計上(償却期間は3年以内)
  2. B原則として支出時に費用処理(繰延資産とする場合は5年以内で定額法等により償却)
  3. C原則として繰延資産に計上(償却期間は5年以内)
  4. D原則として支出時に費用処理(繰延資産とする場合は3年以内で定額法により償却)
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正解:B原則として支出時に費用処理(繰延資産とする場合は5年以内で定額法等により償却)

開業費は原則として支出時に費用処理するが、繰延資産とする場合は5年内の期間で定額法等により償却する。

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55株式交付費と社債発行費等の会計処理について、誤っている説明はどれか。

  1. A株式交付費を繰延資産とする場合、3年内の期間で償却する
  2. B社債発行費等は新株予約権の発行にかかる費用を含む
  3. C社債発行費等を繰延資産とする場合、5年内の期間で定額法でのみ償却する
  4. D両者とも原則として支出時に費用処理される
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正解:C社債発行費等を繰延資産とする場合、5年内の期間で定額法でのみ償却する

社債発行費等を繰延資産とする場合、5年内ではなく「社債の償還までの期間」で利息法または定額法により償却する。

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56日本の企業会計基準において、研究開発費は原則としてどのように処理されるか。

  1. A開発費として無形固定資産に計上する
  2. B効果の発現期間に応じて有形固定資産に計上する
  3. C全額を繰延資産として計上し、3年以内で償却する
  4. D原則として発生時の費用として損益計算書に計上する
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正解:D原則として発生時の費用として損益計算書に計上する

日本基準では、研究開発については原則として発生時の費用として処理し、繰延資産としては計上できない。

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57開発費の会計処理に関する、日本基準とIFRS(国際財務報告基準)の原則的な取扱いの違いとして正しいものはどれか。

  1. A日本基準は原則費用計上、IFRSは将来の経済的便益を生む可能性が高い場合は原則資産計上
  2. B日本基準は費用計上、IFRSは繰延資産としてのみ計上
  3. C日本基準は資産計上、IFRSは費用(損失)計上
  4. D両者ともに原則費用計上であるが、償却期間が異なる
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正解:A日本基準は原則費用計上、IFRSは将来の経済的便益を生む可能性が高い場合は原則資産計上

IFRSでは将来の経済的便益を生み出す可能性が高い開発費は原則資産計上するのに対し、日本基準では原則費用計上となる。

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58ソフトウェアの償却に関する日本の会計ルールとして、誤っているものはどれか。

  1. A研究開発用のソフトウェアは発生時の費用とする
  2. B全てのソフトウェアは無形固定資産ではなく繰延資産として処理する
  3. C市場開発用のソフトウェアは3年で定額償却する
  4. D自社利用のソフトウェアは5年で定額償却する
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正解:B全てのソフトウェアは無形固定資産ではなく繰延資産として処理する

ソフトウェアの税務上および会計上の区分は「繰延資産」ではなく「無形固定資産」に変更されている。

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59従来の「社債発行差金」は「金融商品に関する会計基準」によりどのように取り扱われるようになったか。

  1. A無形固定資産として計上される
  2. B繰延資産として継続して処理される
  3. C繰延資産ではなくなり、社債は発行時の払込金額をもって表示される
  4. D原則として全額を流動負債として表示する
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正解:C繰延資産ではなくなり、社債は発行時の払込金額をもって表示される

基準により社債発行差金は繰延資産ではなくなり、社債は発行時の払込金額をもって貸借対照表に表示されるようになった。

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60F社の流動資産59,200千円に対して、当座預金未処理減額250千円、仮払金相殺3,600千円、割引手形相殺12,000千円、貸倒損失計上2,500千円を行った後の、正しい流動資産の金額はいくらか。

  1. A26,150千円
  2. B43,350千円
  3. C55,350千円
  4. D40,850千円
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正解:D40,850千円

59,200 - 250(預金修正) - 3,600(仮払金相殺) - 12,000(手形相殺) - 2,500(貸倒損失) = 40,850千円となる。

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61売掛金10,500千円のうち5,000千円が更生法適用の得意先分で、1年以内に50%回収見込み、残額が回収不可である。流動資産の修正で正しい処理はどれか。

  1. A回収不可の2,500千円のみ流動資産から減額し貸倒損失とする
  2. B5,000千円全額を投資その他の資産に振り替える
  3. C回収見込の2,500千円も含め、5,000千円全額を貸倒損失とする
  4. D1年以内回収見込みであるため、何の修正も行わない
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正解:A回収不可の2,500千円のみ流動資産から減額し貸倒損失とする

回収不可の50%分である2,500千円のみを貸倒損失として計上し、流動資産の売掛金から減額する。

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62F社の流動負債41,750千円に対して、割引手形の相殺(12,000千円)と未払法人税等の相殺(3,600千円)を行った後の、正しい流動負債の金額はいくらか。

  1. A29,750千円
  2. B26,150千円
  3. C38,150千円
  4. D22,250千円
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正解:B26,150千円

41,750 - 12,000(割引手形相殺) - 3,600(未払法人税等と仮払金の相殺) = 26,150千円と計算される。

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63割引手形の財務諸表における原則的な表示方法として正しいものはどれか。

  1. A割引手形勘定として流動負債の部に全額を表示する
  2. B投資その他の資産にマイナス表示する
  3. C受取手形と相殺してゼロとし、注記表に割引手形の残高を表示する
  4. D流動資産の受取手形に含めたままにし、負債には計上しない
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正解:C受取手形と相殺してゼロとし、注記表に割引手形の残高を表示する

割引手形は受取手形と相殺されて貸借対照表上は残らないが、原則として注記表に割引手形の残高を表示する。

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64前払費用について、決算期後1年を超えて費用となるものの貸借対照表での取扱いはどれか。

  1. Aワン・イヤー・ルールにより流動資産に記載する
  2. B営業循環基準により流動資産に記載する
  3. C繰延資産の部に記載する
  4. D長期前払費用として投資その他の資産に記載する
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正解:D長期前払費用として投資その他の資産に記載する

1年を超えて費用となる前払費用は、長期前払費用として固定資産(投資その他の資産)に記載する。

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65会社法における繰延資産のうち「創立費」の償却方法として正しいものはどれか。

  1. A5年内の期間で定額法等により償却
  2. B3年内の期間で定額法等により償却
  3. C社債の償還までの期間で利息法等により償却
  4. D償却は不要であり永久に資産計上する
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正解:A5年内の期間で定額法等により償却

創立費(会社の設立費用等)は、繰延資産とする場合、5年内の期間で定額法等の合理的な方法により償却する。

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66「開業準備のために特別に支出したもの」として繰延資産に該当し得る項目はどれか。

  1. A創立費
  2. B開業費
  3. C開発費
  4. D株式交付費
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正解:B開業費

開業準備のために支出した費用は「開業費」であり、会社の設立費用である「創立費」とは区別される。

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67売掛金や受取手形などの営業取引によって生じた金銭債権について、会社計算規則に明示されている特例的な取扱いはどれか。

  1. A期限が1年を超えるものはすべて繰延資産として表示する
  2. B営業取引から生じた債権はすべて無条件に流動資産となる
  3. C1年以内に弁済を受けられないことが明らかな破産債権等は、投資その他の資産に記載しなければならない
  4. Dワン・イヤー・ルールという用語が条文に直接明記されている
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正解:C1年以内に弁済を受けられないことが明らかな破産債権等は、投資その他の資産に記載しなければならない

原則は営業循環基準で流動資産となるが、1年以内に弁済を受けられない更生債権等は投資その他の資産に記載するよう規定されている。

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68支出の効果が期待できなくなった繰延資産の未償却残高はどのように処理すべきか。

  1. A法律で定められた残存期間にわたって償却を続ける
  2. B投資その他の資産に振り替える
  3. C資本金から直接減額する
  4. Dその時点で一時に償却することとなる
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正解:Dその時点で一時に償却することとなる

支出の効果が期待できなくなった繰延資産の未償却残高は、実務対応報告等の指針により一時に償却することとなる。

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69前払費用に関する記述としてテキストの内容と合致しないものはどれか。

  1. A役務の提供をすでに受け終わっているものである
  2. B継続的に役務の提供を受ける契約に基づくものである
  3. C将来にわたって効果が発現するものである
  4. Dいまだ提供されていない役務の対価である
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正解:A役務の提供をすでに受け終わっているものである

すでに役務の提供を受けてしまっているのは「繰延資産」であり、前払費用は「これから役務の提供を受けるもの」である。

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70有形固定資産に該当する勘定科目の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A土地、のれん、構築物
  2. B建物、機械装置、建設仮勘定
  3. Cソフトウェア、車両運搬具、特許権
  4. D船舶、関係会社株式、出資金
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正解:B建物、機械装置、建設仮勘定

建設仮勘定は有形固定資産に含まれる。のれんやソフトウェアは無形、関係会社株式等は投資その他の資産である。

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71関係会社の株式を貸借対照表に記載する場合のルールとして正しいものはどれか。

  1. A売買目的有価証券として流動資産に記載する
  2. B流動性が高ければ現金預金に含めて記載する
  3. C他の株式等と区別して投資その他の資産に記載しなければならない
  4. D無形固定資産の部に一括して記載する
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正解:C他の株式等と区別して投資その他の資産に記載しなければならない

関係会社の株式または持分は、他の株式等とは区別して投資その他の資産に記載しなければならないと定められている。

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72「株式交付費」と「社債発行費等」の繰延資産としての償却期間の違いで正しいものはどれか。

  1. A株式交付費は定率法のみ、社債発行費等は定額法のみで償却する
  2. B株式交付費は費用処理のみで繰延資産にはできない
  3. C株式交付費は5年以内、社債発行費等は3年以内で償却する
  4. D株式交付費は3年以内だが、社債発行費等は社債の償還までの期間である
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正解:D株式交付費は3年以内だが、社債発行費等は社債の償還までの期間である

繰延資産とした場合、株式交付費は3年内、社債発行費等は償還までの期間で償却する違いがある。

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73金銭債権・債務について、その履行期が決算期後1年以内に到来するか否かによって流動項目と固定項目に区分する基準を何と呼ぶか。

  1. Aワン・イヤー・ルール(1年基準)
  2. Bキャッシュ・フロー基準
  3. C費用収益対応の原則
  4. D営業循環基準
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正解:Aワン・イヤー・ルール(1年基準)

履行期が1年以内に到来するか否かで流動と固定を区分する基準をワン・イヤー・ルール(1年基準)という。

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74無形固定資産のうち「有形物の専用権」に分類されるものはどれか。

  1. Aのれん
  2. B専用側線利用権
  3. C実用新案権
  4. D特許権
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正解:B専用側線利用権

専用側線利用権や電気ガス供給施設利用権などは「有形物の専用権」として無形固定資産に含まれる。

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