統計検定3級 ④ 2変数データの分析と回帰直線

2つの変数の関係を散布図・相関・回帰直線でとらえる分野で、収録問題数が最も多い山場です。相関係数の意味と範囲、正負の相関、最小二乗法による回帰直線 y=a+bx の推定、傾きと相関係数の関係、決定係数、外挿の注意点が頻出です。相関関係と因果関係の混同や見かけの相関にも触れられます。計算問題が出やすい分野なので、相関係数と回帰直線の性質を公式とセットで理解し、散布図から関係を読み取る練習を重ねましょう。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1112つの変数xとyについて、xを説明変数、yを目的変数として直線 y = a + bx により予測を行う分析方法を何と呼ぶか。

  1. A相関係数分析
  2. B因果関係分析
  3. C回帰分析
  4. D最小二乗分析
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正解:C回帰分析

xの値からyの値を直線で予測・説明する分析を回帰分析と呼びます。

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112回帰直線の式 y = a + bx において、a と b は一般に何と呼ばれるか。

  1. A相関係数
  2. B決定係数
  3. C共分散
  4. D回帰係数
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正解:D回帰係数

直線の式 y = a + bx における a と b を回帰係数と呼びます。

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113回帰直線の回帰係数を推定する方法として、すべての観測値の残差平方和を最小にするアプローチを何というか。

  1. A最小二乗法
  2. B正規方程式法
  3. C平方完成法
  4. D相関分析法
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正解:A最小二乗法

回帰係数を推定する方法の1つで、残差の平方和を最小にするように決める方法を最小二乗法と呼びます。

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114回帰係数の推定値において、直線の傾き(bの推定値)は、相関係数にどのような比率を掛けたものとして表されるか。

  1. A説明変数の標準偏差を目的変数の標準偏差で割った比率
  2. B目的変数の標準偏差を説明変数の標準偏差で割った比率
  3. C目的変数の平均値を説明変数の平均値で割った比率
  4. D説明変数の平均値を目的変数の平均値で割った比率
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正解:B目的変数の標準偏差を説明変数の標準偏差で割った比率

直線の傾きの推定値は、相関係数に標準偏差の比率 sy / sx を掛けたものであることが示されています。

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115回帰直線を用いて予測を行う際、与えられたデータが存在する範囲から大きく離れている値xに対して予測値を求めることを何というか。

  1. A外挿
  2. B内挿
  3. C擬相関
  4. D層別
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正解:A外挿

データが存在する範囲から大きく離れた値を回帰分析のxに代入し、予測値を求めることを「外挿」といいます。

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116求められた回帰直線の説明力(当てはまりのよさ)を測る指標として定義される係数を何というか。

  1. A決定係数
  2. B相関係数
  3. C重相関係数
  4. D回帰係数
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正解:A決定係数

求められた回帰直線の説明力を測る指標を決定係数と呼びます。

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117完全にデータが回帰直線上にあり、すべての観測点が当てはまった場合、決定係数 R^2 の値はいくつになるか。

  1. A-1
  2. B0
  3. C1
  4. D0.5
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正解:C1

回帰直線上にすべての観測点があり、完全に当てはまったなら残差平方和が0となり、R^2 = 1 となります。

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118決定係数 R^2 がとり得る値の範囲として、正しいものはどれか。

  1. A-1から1までの値
  2. B-1から0までの値
  3. C0から1までの値
  4. Dすべての実数値
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正解:C0から1までの値

決定係数は回帰直線が全く当てはまらない場合の0から、完全に当てはまる場合の1までの値をとります。

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119単回帰と呼ばれる説明変数が1つだけの回帰分析において、決定係数と相関係数 r の間に成り立つ関係式はどれか。

  1. AR^2 = r^2
  2. BR^2 = r
  3. CR^2 = √r
  4. DR^2 = 1 - r^2
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正解:AR^2 = r^2

回帰直線の場合についてのみ、決定係数と相関係数 r の間には R^2 = r^2 という関係が成り立ちます。

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120説明変数が2つ以上ある回帰分析(重回帰)において、観測値と予測値の間の相関係数を何と呼ぶか。

  1. A単相関係数
  2. B決定係数
  3. C重相関係数
  4. D自己相関係数
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正解:C重相関係数

決定係数の正の平方根は観測値と予測値の間の相関係数を表しており、これを重相関係数と呼びます。

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121相関係数が測る対象として、最も適切なものはどれか。

  1. A2つの変数間の直線的な関係の強さ
  2. B2つの変数間のあらゆる因果関係の強さ
  3. C2つの変数間の2次曲線的な関係の強さ
  4. D3つ以上の変数間の同時分布の広がり
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正解:A2つの変数間の直線的な関係の強さ

相関係数は2つの変数間の直線的な関係の強さを測る尺度です。

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122散布図において、一方の変数の値が増えたときに、他方の変数の値も増える傾向にあるとき、どのような相関関係があるというか。

  1. A正の相関関係
  2. B負の相関関係
  3. C無相関
  4. D擬相関
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正解:A正の相関関係

一方の変数の値が増えたときに他方の変数の値も増える傾向にあるとき、正の相関関係があるといいます。

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1231つの散布図にグループごとにマークや配色を変えて、複数のグループを同時に描き分けた散布図を何と呼ぶか。

  1. A周辺散布図
  2. B同時分布図
  3. C多重クロス集計表
  4. D層別散布図
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正解:D層別散布図

1つの散布図にグループごとにマークや配色を変えて、複数のグループを描いた散布図を層別散布図と呼びます。

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1242変数の共分散 sxy の定義において、平均値を中心に左右上下にまんべんなく観測値が散らばっている場合、共分散の値はどうなるか。

  1. A0に近づく
  2. B1に近づく
  3. C-1に近づく
  4. D無限大に大きくなる
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正解:A0に近づく

平均値を中心に左右上下にまんべんなく散らばっている場合、共分散の値は0に近づきます。

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125相関係数の長所として、共分散の短所を修正した特徴として最も適切なものはどれか。

  1. A計算方法が極めて単純であること
  2. B外れ値の影響を全く受けないこと
  3. C変数の単位を変更しても値が変化しないこと
  4. D因果関係の有無を自動的に証明できること
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正解:C変数の単位を変更しても値が変化しないこと

相関係数はデータを標準化した値の共分散であるため、単位を変更しても変化しないという長所があります。

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126相関係数 r がとり得る値の範囲として、正しいものはどれか。

  1. A0以上1以下
  2. B-1以上0以下
  3. C範囲の制限はない
  4. D-1以上1以下
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正解:D-1以上1以下

相関係数は-1以上1以下の値を取り、直線に近い関係になるほど絶対値が1に近づきます。

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1272つの変数xとyにおいて、すべての観測値が負の傾きをもつ直線上に完全に並んでいるとき、相関係数 r の値はいくらになるか。

  1. A1
  2. B0.5
  3. C-1
  4. D0
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正解:C-1

すべての観測値が負の傾きをもつ線上にあるとき、相関係数 r = -1 となります。

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1282変数xとyの両方に影響を与える第3の変数が存在するために、xとyの間に相関関係がみられる現象を何というか。

  1. A正の相関
  2. B擬相関(見かけ上の相関)
  3. C非線形性
  4. D外挿
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正解:B擬相関(見かけ上の相関)

2変数両方に影響を与える第3の変数が存在するために相関関係がみられる現象を擬相関といいます。

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129おもりの重さとバネの長さについて回帰直線 y = 101.5 + 5.5x が得られているとき、おもりの重さが30gのときのバネの長さの予測値を求めると何mmになるか。

  1. A206.5mm
  2. B211.5mm
  3. C272.0mm
  4. D266.5mm
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正解:D266.5mm

直線の式に x = 30 を代入すると、y = 101.5 + 5.5 × 30 = 266.5mm となります。

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130おもりの重さとバネの長さについて、おもりの重さが30gのときの実際の観測値が272mm、予測値が266.5mmであるとき、この観測値に対する残差は何mmか。

  1. A-5.5mm
  2. B6.5mm
  3. C-6.5mm
  4. D5.5mm
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正解:D5.5mm

残差は「観測値 - 予測値」で定義されるため、272 - 266.5 = 5.5mm となります。

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1311日あたりの平均勉強時間xと期末テストの点数yの回帰直線 y = 10 + 25x(0≦x≦3.6)、決定係数0.1が得られたとき、正しい解釈はどれか。

  1. A回帰直線の傾きが大きいので当てはまりがよい
  2. B決定係数が小さいので回帰直線の当てはまりがわるい
  3. C平均勉強時間が2時間の生徒全員の点数が確実に60点である
  4. D勉強時間を5時間にしたときの予測値は135点である
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正解:B決定係数が小さいので回帰直線の当てはまりがわるい

決定係数が0から1の間で0に近い(0.1である)ときは、データが回帰直線から大きく離れており当てはまりがわるいと判断します。

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132最高気温xで売上数yを説明する回帰直線 y = 3.73 + 2.33x が得られているとき、最高気温が1℃上がると売上数は平均的にどのくらい増えると言えるか。

  1. A3.73個
  2. B6.06個
  3. C2.33個
  4. D1.00個
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正解:C2.33個

回帰直線の傾き(xの係数)である2.33は、説明変数xが1単位(1℃)増加したときの目的変数yの平均的な増加量を表します。

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133最高気温xと売上数yの回帰直線 y = 3.73 + 2.33x について、最高気温が25℃のときの商品Aの売上数の予測値として最も適切なものはどれか。

  1. A58.25個
  2. B91.00個
  3. C62.00個
  4. D93.25個
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正解:C62.00個

回帰直線の式に x = 25 を代入すると、y = 3.73 + 2.33 × 25 = 3.73 + 58.25 = 61.98 ≒ 62 となり、選択肢では62が最も適切です。

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134説明変数x、被説明変数yについて、x̄ = 230、ȳ = 340、傾き b = 8.0 が得られているとき、回帰直線 y = a + bx の切片aの値を求めよ。

  1. A-340
  2. B-1500
  3. C-60
  4. D100
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正解:B-1500

切片aは ȳ - bx̄ で求められるため、340 - 8.0 × 230 = 340 - 1840 = -1500 となります。

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135総平方和 ST、回帰による平方和 SR、残差平方和 Se の間には ST = SR + Se という分解が成り立つ。決定係数 R^2 の定義式として正しいものはどれか。

  1. ASR / ST
  2. BSe / ST
  3. CSe / SR
  4. DSR / Se
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正解:ASR / ST

決定係数 R^2 は、総平方和に対する回帰による平方和の割合として SR / ST と定義されます。

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136ゴルトンの研究において、親の身長(説明変数)から子の身長(目的変数)を予測する回帰直線の傾きについて、正しい記述はどれか。

  1. A親の身長と子の身長の散布図における楕円の長軸の傾きよりも大きい
  2. B親の身長と子の身長の散布図における楕円の長軸の傾きと完全に一致する
  3. C親の身長と子の身長の散布図における楕円の長軸の傾きよりも小さい
  4. D傾きは常に0であり親の身長は子の身長に全く影響しない
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正解:C親の身長と子の身長の散布図における楕円の長軸の傾きよりも小さい

回帰直線の傾きは長軸の傾きより小さく、これが平均への回帰を示しています。

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1372つの変数xとyの相関係数を求めたところ r = 0.60 であった。xとyの役割を入れ替えて、yを横軸、xを縦軸にして相関係数を求めた場合、その値はどうなるか。

  1. A-0.60になる
  2. B0.00になる
  3. C1 / 0.60 になる
  4. D0.60になる
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正解:D0.60になる

相関係数は2つの変数のどちらをx、y(あるいは横軸、縦軸)にしても同じ値になります。

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1382つの変数の一方を説明変数、他方を被説明変数(目的変数)として回帰分析を行う際、変数xとyの役割を逆にして回帰直線を求めた場合、回帰係数(傾きや切片)はどうなるか。

  1. A役割を逆にしても回帰直線および回帰係数は全く同じになる
  2. B傾きは同じになるが切片の値だけが変化する
  3. C相関係数が同じであるため傾きも必ず同じになる
  4. D残差の定義が異なるため一般に回帰係数は同じにならない
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正解:D残差の定義が異なるため一般に回帰係数は同じにならない

回帰直線は縦方向の残差に対する最小二乗法を用いて導出されるため、説明変数と目的変数の役割を逆にすると異なる直線になります。

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139身長のデータをセンチメートル(cm)で測定して求めた回帰直線と、メートル(m)に単位を変換して求めた回帰直線における「回帰係数」の変化について、正しい記述はどれか。

  1. A回帰係数は単位の影響を受けないため値は変わらない
  2. B回帰係数は常に0から1の間に標準化されるため値は変わらない
  3. C単位を変換すると回帰直線のあてはまり自体がわるくなる
  4. D回帰係数は測定した際の単位の影響を受け値が変わる
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正解:D回帰係数は測定した際の単位の影響を受け値が変わる

回帰係数は測定した際の単位の影響を受け、たとえば身長をcmとmで測ったときで回帰係数の値は変わります。

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140相関係数に関する次の2つの記述(I、II)の正誤の組み合わせとして正しいものはどれか。I. 相関係数は測定した際の単位の影響を受け、cmとmで測ったときで値が変わる。II. 相関係数は2つの変数のどちらを散布図の横軸にするか縦軸にするかで値が変わる。

  1. AI・IIともに正しい
  2. BI・IIともに正しくない
  3. CIのみ正しい
  4. DIIのみ正しい
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正解:BI・IIともに正しくない

相関係数は、単位を変更しても、また横軸と縦軸を入れ替えても値は変化しません。したがって両方とも正しくないです。

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141回帰直線に関する次の2つの記述(I、II)の正誤の組み合わせとして正しいものはどれか。I. 回帰係数は測定した際の単位の影響を受け、cmとmで測ったときで値が変わる。II. 2つの変数のどちらを被説明変数にしても回帰係数は同じになる。

  1. AIIのみ正しい
  2. BI・IIともに正しい
  3. CI・IIともに正しくない
  4. DIのみ正しい
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正解:DIのみ正しい

回帰係数は単位の影響を受けますが、説明変数と被説明変数を入れ替えると値が変わるため、Iのみが正しいです。

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142左右対称な2次曲線(放物線)の形に完全に並んでいるデータについて相関係数を求めたとき、その値はどうなるか。

  1. A直線的な関係が完璧であるため1になる
  2. B負の直線関係とみなされ-1になる
  3. C分子である共分散 sxy が0に近くなるため0に近くなる
  4. D決定係数が1になるため相関係数も1になる
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正解:C分子である共分散 sxy が0に近くなるため0に近くなる

左右対称の2次曲線状の関係がみられる場合には、相関係数の分子である共分散が0に近い値をとるので、相関係数も0に近くなります。

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143魚Aの摂取量と血中のある成分の量の調査において、相関係数が0.94であったことから導く結論として、統計学的に「適切でないもの」はどれか。

  1. A魚Aの摂取量と血中のある成分の量には正の強い相関関係がある
  2. B魚Aの摂取量を増やすことが血中のある成分の量を増やす原因といえる
  3. C魚Aの摂取量と血中のある成分の量には相関関係がないとはいい難い
  4. D散布図を描くとほぼ右上がりの直線状に観測値が分布していると予想される
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正解:B魚Aの摂取量を増やすことが血中のある成分の量を増やす原因といえる

強い相関関係があるからといって、それだけで直接的な因果関係(どちらかが原因でどちらかが結果であるということ)を断定することはできません。

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1442つの変数AとBの観測値について、(1)横軸A・縦軸B、(2)横軸B・縦軸A、(3)横軸 100×A・縦軸 100×B の3つの散布図を作成したとき、相関係数が最も大きいものはどれか。

  1. A(1)の散布図
  2. B(2)の散布図
  3. C(3)の散布図
  4. Dすべて同じ相関係数になる
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正解:Dすべて同じ相関係数になる

相関係数は、縦軸と横軸を入れ替えても、また正の定数倍して単位を変更しても値は変化しないため、すべて同じになります。

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1452つの変数xとyの相関係数が0.67であった。このとき、xのすべての値に0.02ずつ加え、続いてyのすべての値を0.3倍にした。この操作を行った後の相関係数の値はどうなるか。

  1. A0.67から変化して0.69になる
  2. B操作を行っても常に0.67のままである
  3. C0.67から変化して0.207になる
  4. D情報が足りないため計算できない
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正解:B操作を行っても常に0.67のままである

相関係数は、定数を加えたり引いたり、あるいは正の定数倍したりして単位を変更しても変化しない性質を持っています。

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146都道府県別の「一般病院年間入院患者数」と「一般病院数」の間に強い相関(r = 0.95)が見られた際、第3の変数として影響を与えていたものは何か。

  1. A各都道府県の面積
  2. B各都道府県の人口
  3. C各都道府県の医師数
  4. D各都道府県の平均気温
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正解:B各都道府県の人口

入院患者数と病院数の両方に影響を与え、相関係数を大きくしていた第3の変数は「都道府県の人口」であり、これが擬相関の原因でした。

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147回帰直線 y = a + bx を用いて予測を行う際の注意点として、避けるべきとされている行為はどれか。

  1. A求められた回帰直線を用いて、被説明変数(y)の値から説明変数(x)の値を単純に予測すること
  2. Bデータが存在する範囲内(内挿)での予測値を計算すること
  3. C散布図を事前に描いてデータの直線性を視覚的に確認すること
  4. D複数のグループが混在している場合にグループごとに回帰直線を求めること
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正解:A求められた回帰直線を用いて、被説明変数(y)の値から説明変数(x)の値を単純に予測すること

一般に、求められた回帰直線を用いて被説明変数から説明変数を予測してはいけません。

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148データの中に他の観測値から大きく離れた「外れ値」が含まれている場合、相関係数や回帰直線を算出・解釈する際の注意点として最も適切なものはどれか。

  1. A外れ値の存在によって相関係数が大きく歪められるため必ず散布図を確認する
  2. B外れ値は相関係数の値にほとんど影響を与えないため無視してよい
  3. C外れ値が存在しても回帰直線の傾きが変わることはない
  4. D外れ値がある場合は決定係数が必ず1に近づくため好都合である
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正解:A外れ値の存在によって相関係数が大きく歪められるため必ず散布図を確認する

外れ値がある場合、その値に強く影響されて相関係数や式が大きく変化するため、必ず散布図を見ることが大切です。

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149学校保健統計調査のむし歯のデータ(層別散布図)において、男女全体でデータを見たときと、男女別にグループを分けたときの傾向の違いについて、正しい記述はどれか。

  1. A全体で見ても男女別に見ても強い正の相関関係が見られた
  2. B全体で見ると相関関係はみられなかったが、男女別に分けると男子には相関関係があることがわかった
  3. C全体で見ると負の相関があったが、男女別に見るとともに強い正の相関に反転した
  4. D全体では相関があったが、男女別に分けるとどちらも無相関になった
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正解:B全体で見ると相関関係はみられなかったが、男女別に分けると男子には相関関係があることがわかった

全体では相関がみられなかったものの、男女別に考えると女子には相関がなく、男子には相関があることがわかりました。

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150飛距離Dから得点Xを X = 1.80 × (D - 125.0) + 60.0 という直線的な式で算出するとき、Xとある変数Yの相関係数は、DとYの相関係数の何倍になるか。

  1. A1.80倍
  2. B1.00倍(変わらない)
  3. C1.80の2乗倍
  4. D60.0倍
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正解:B1.00倍(変わらない)

相関係数は、変数に定数を加えたり正の定数倍(1.80倍)をしたりして線形変換を行っても値自体は変化しないため、1倍(同じ)になります。

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