損保一般試験 基礎単位 保険業法(実務ルール)

保険業法に基づく募集の実務ルールを詳しく学ぶ分野です。意向把握義務、情報提供義務、保険募集における禁止行為(不適切な比較表示・特別利益の提供など)、自己契約の規制などが頻出テーマになります。実際の募集場面を想定したルールが中心です。それぞれの義務が顧客保護のどの場面に対応するかを意識し、違反となる具体的なケースを押さえると理解が深まります。

この分野の問題37問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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107保険契約者に対して、保険契約の判断に影響を及ぼす重要な事項を告げない行為(重要事項の不告知)に対する法令上の罰則等として正しいものはどれか。

  1. A3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金、またはその併科
  2. B罰則はなく、保険会社からの業務改善命令のみにとどまる
  3. C1年以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金、またはその併科
  4. D5年以下の拘禁刑もしくは500万円以下の罰金、またはその併科
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正解:C1年以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金、またはその併科

保険契約者等の判断に影響を及ぼす重要事項を告げない行為は、1年以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金、またはその併科が科されます。

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108保険契約の締結に際し、代理店が顧客に対して行う「特別の利益の提供」に該当し、禁止されている行為はどれか。

  1. A保険料の一部に充てるため、契約時に顧客へ現金を渡す行為
  2. B契約手続きの際に、顧客に対して一般的なお茶や茶菓子を出す行為
  3. C契約内容をわかりやすく図解した自社作成のパンフレットを渡す行為
  4. D顧客の自宅を訪問し、無料で保険の見直し相談に応じる行為
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正解:A保険料の一部に充てるため、契約時に顧客へ現金を渡す行為

保険料の割引や現金の授与だけでなく、社会通念上相当と認められない物品の提供なども特別の利益の提供として禁止されています。

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109保険業法で禁止されている「誤解を招く比較表示行為」に該当するものはどれか。

  1. A顧客の要望に基づき、複数の保険会社の同種商品のパンフレットを渡した
  2. B比較説明を行う際、各保険会社の客観的な事実に基づいて説明を行った
  3. C他社の保険商品と保険料のみを単純に比較し、自社が有利と説明した
  4. D他社の保険商品と自社の保険商品のメリットとデメリットを併記した
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正解:C他社の保険商品と保険料のみを単純に比較し、自社が有利と説明した

条件の異なる他社商品と保険料のみを単純に比較して自社が安くて有利であると説明する行為は、誤解を招く比較表示に該当します。

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110保険契約の乗り換えに関する「不当な乗換募集行為」の説明として適切なものはどれか。

  1. A顧客の生活状況の変化に合わせて、既存契約の解約と新規契約を提案する行為
  2. B解約控除などの不利益事項を十分に説明し、納得を得たうえで新たな契約を結ばせる行為
  3. C他社の契約の満期時に、自社の保険商品の優位性を説明して新規契約を勧める行為
  4. D不利益となる事実を告げずに、既存の契約を解約させて新たな契約を結ばせる行為
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正解:D不利益となる事実を告げずに、既存の契約を解約させて新たな契約を結ばせる行為

不利益となる事実(解約控除や等級進行の遅れなど)を説明せずに契約を乗り換えさせることは、不当な乗換募集行為として禁止されています。

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111保険募集人が威圧的な態度や乱暴な言葉を用いて顧客を困惑させ、保険契約を締結させる行為は何と呼ばれるか。

  1. A特別の利益の提供行為
  2. B誤解を招く比較表示行為
  3. C不当な乗換募集行為
  4. D圧力募集行為
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正解:D圧力募集行為

威迫や業務上の地位等を不当に利用して保険契約の申込みをさせる行為は、圧力募集行為に該当します。

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112代理店が自動車販売業を兼営している場合、保険業法上、禁止されている行為はどれか。

  1. A自動車保険への加入を条件として、車両の販売価格を値引きする行為
  2. B自動車の購入者に対して、自動車保険のパンフレットを配布する行為
  3. C自動車の修理の際に、保険金請求の手続きについて一般的な助言を行う行為
  4. D自動車保険の更新時期に合わせ、車検の案内ダイレクトメールを送る行為
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正解:A自動車保険への加入を条件として、車両の販売価格を値引きする行為

保険加入を条件に車両価格等の値引きを行うことは、実質的な「特別の利益の提供」とみなされ禁止されています。

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113保険会社の信用や支払能力に関する説明について、行ってはならない行為はどれか。

  1. A客観的な事実に基づき、自社のディスクロージャー誌を用いて財務状況を説明した
  2. B保険会社の格付け機関が公表した最新の格付け情報をそのまま提供した
  3. C他社を中傷する目的で、他社の支払能力に関する不確定な雑誌記事を配付した
  4. D顧客の質問に対し、金融庁が公表している客観的な指標を用いて説明した
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正解:C他社を中傷する目的で、他社の支払能力に関する不確定な雑誌記事を配付した

客観的事実に基づかない情報を表示したり、他社を誹謗中傷する目的で真偽を確認できない記事を配付したりすることは禁止されています。

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114共同保険契約の販売にあたり、保険募集人が遵守すべき事項として適切なものはどれか。

  1. A全ての引受保険会社のパンフレットを渡し、口頭での説明は一切行わないこと
  2. B幹事保険会社のみの名称を説明し、他の引受保険会社の名称は省略すること
  3. C顧客を混乱させないよう、共同保険である事実を伏せて商品説明を行うこと
  4. D引受保険会社名とその引受割合を説明し、単一会社の引受けと誤解させないこと
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正解:D引受保険会社名とその引受割合を説明し、単一会社の引受けと誤解させないこと

共同保険契約であるにもかかわらず、その事実や引受割合を説明せず、単一会社の引受けであるかのように説明することは禁止されています。

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115保険募集人が保険契約者から集金した保険料の取扱いとして、正しいものはどれか。

  1. A少額の保険料であれば、精算の手間を省くために私用の口座で保管してもよい
  2. B翌日の入金が確実であれば、一時的に代理店の運転資金に流用してもよい
  3. C顧客から書面による事前の承諾を得ていれば、別の顧客の立替金に充ててよい
  4. D金額や期間にかかわらず、保険料を流用したり費消したりしてはならない
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正解:D金額や期間にかかわらず、保険料を流用したり費消したりしてはならない

保険料は、金額や期間にかかわらず一切流用または費消してはならず、著しく不適当な行為に該当します。

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116顧客が多忙で手続きの時間が取れない場合、保険募集人がとるべき対応として適切なものはどれか。

  1. A顧客から電話で承諾を得たうえで、保険募集人が申込書に代筆して手続きを完了させる
  2. B顧客の配偶者に事情を説明し、配偶者に顧客本人の名前を代筆してもらう
  3. Cタブレット端末での手続きにおいて、顧客の代わりに同意ボタンをクリックする
  4. D顧客の時間が取れる日を改めて調整し、必ず顧客本人が自署手続きを行う
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正解:D顧客の時間が取れる日を改めて調整し、必ず顧客本人が自署手続きを行う

契約者本人の自署や同意確認は必須であり、代筆・代印や募集人による端末の代理操作は固く禁じられています。

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117保険契約者の意思を確認せずに契約を締結する「無断契約」を行った場合、保険業法違反のほかに抵触するおそれがある刑法の罪はどれか。

  1. A背任罪
  2. B業務上横領罪
  3. C詐欺罪
  4. D私文書偽造罪
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正解:D私文書偽造罪

無断契約は保険業法違反となるだけでなく、刑法上の私文書偽造罪にも該当するおそれがあります。

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118実在しない人物を保険契約者とする「架空契約」を計上する行為が禁止されている背景として、主に想定される不正な目的はどれか。

  1. A顧客の個人情報を保護するため、あえて仮名を用いて契約手続きを行うため
  2. B募集人自身の営業成績を不当に挙げたり、不正な代理店手数料を得たりするため
  3. C将来の契約見込み客を確保するための予約としてシステムに登録するため
  4. D保険会社に対して、市場の潜在的なニーズがあることをアピールするため
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正解:B募集人自身の営業成績を不当に挙げたり、不正な代理店手数料を得たりするため

自己の成績を挙げる目的や代理店手数料を不正に得る目的で、実在しない人物等で架空契約を計上することは厳しく禁止されています。

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119「自己契約」に該当するものはどれか。

  1. A個人代理店が取り扱う、全く面識のない新規顧客を保険契約者とする火災保険契約
  2. B法人代理店が取り扱う、業務上の取引先企業を保険契約者とする賠償責任保険契約
  3. C法人代理店が取り扱う、その法人自身を保険契約者とする自動車保険契約
  4. D個人代理店が取り扱う、近隣の商店街の店舗を保険契約者とする傷害保険契約
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正解:C法人代理店が取り扱う、その法人自身を保険契約者とする自動車保険契約

法人代理店自身を保険契約者または被保険者とする契約や、個人代理店主自身を契約者とする契約などは自己契約に該当します。

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120自己契約の保険募集を主たる目的とすることを規制する「自己契約比率」の基準として、登録の取消しなどの行政処分の対象となるのはどれか。

  1. A自己契約比率が10%を超える場合
  2. B自己契約比率が50%を超える場合
  3. C自己契約比率が30%を超える場合
  4. D自己契約比率が80%を超える場合
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正解:B自己契約比率が50%を超える場合

自己契約比率が50%を超えた場合は、登録の取消しなどの行政処分を受けることになります。

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121個人代理店における「特定契約」の範囲に含まれる者はどれか。

  1. A代理店の店主の学生時代の友人を保険契約者とする保険契約
  2. B代理店の店主が日常的に利用しているスーパーを保険契約者とする保険契約
  3. C代理店の店主が住む地域の町内会長を保険契約者とする保険契約
  4. D代理店の店主と生計を共にする親族を保険契約者とする保険契約
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正解:D代理店の店主と生計を共にする親族を保険契約者とする保険契約

個人代理店において、店主と生計を共にする親族などを保険契約者とする契約は特定契約に該当します。

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122法人代理店における特定契約の規制について、特定契約比率が50%を超えた場合に受ける措置はどれか。

  1. A保険会社との代理店委託契約の解除等の措置
  2. B金融庁による1年間の業務停止命令
  3. C代理店代表者の刑事告発および罰金刑
  4. D損害保険契約者保護機構による特定契約の強制解約
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正解:A保険会社との代理店委託契約の解除等の措置

特定契約比率が50%を超えた場合、保険会社との代理店委託契約の解除等の措置を受けることになります。

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123保険契約のクーリング・オフ(申込みの撤回等)の申し出先として正しいものはどれか。

  1. A代理店が申込者等から連絡を受け、代理店が保険会社へ代理で申し出る
  2. B申込者等が、内容証明郵便により金融庁の相談窓口に申し出る
  3. C申込者等が、口頭または書面により代理店(保険募集人)に直接申し出る
  4. D申込者等が、書面または電磁的記録により保険会社に直接申し出る
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正解:D申込者等が、書面または電磁的記録により保険会社に直接申し出る

クーリング・オフは、申込者等が直接、保険会社に対して書面等で申し出る必要があります。代理店が直接受け付けることはできません。

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124クーリング・オフの申し出ができる期間の起算点と日数として正しいものはどれか。

  1. A申込日またはクーリング・オフに関する説明書の受領日のいずれか早い日から8日以内
  2. B申込日またはクーリング・オフに関する説明書の受領日のいずれか遅い日から8日以内
  3. C申込日またはクーリング・オフに関する説明書の受領日のいずれか遅い日から14日以内
  4. D申込日またはクーリング・オフに関する説明書の受領日のいずれか早い日から14日以内
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正解:B申込日またはクーリング・オフに関する説明書の受領日のいずれか遅い日から8日以内

クーリング・オフは、申込みに関する説明書を受け取った日、または申込日のいずれか遅い日からその日を含めて8日以内に申し出る必要があります。

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125原則として、クーリング・オフの対象とならない保険契約はどれか。

  1. A保険期間が3年である長期自動車保険契約
  2. B保険期間が10年である積立型傷害保険契約
  3. C保険期間が1年以下である保険契約
  4. D保険期間が5年である長期火災保険契約
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正解:C保険期間が1年以下である保険契約

保険期間が1年以下の契約や、営業・事業のために申し込んだ契約などは、原則としてクーリング・オフの対象となりません。

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126代理店(保険募集人)に求められる「体制整備」に関する説明として適切なものはどれか。

  1. A保険募集人が10名以上の代理店にのみ体制整備義務が課せられている
  2. B規模や法人・個人の別にかかわらず、すべての代理店に体制整備義務が課せられている
  3. C法人代理店のみに体制整備義務が課せられ、個人代理店は対象外である
  4. D営業拠点が5か所以上ある大規模な代理店にのみ体制整備義務が課せられている
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正解:B規模や法人・個人の別にかかわらず、すべての代理店に体制整備義務が課せられている

保険募集に関する体制整備義務は、規模や法人・個人の別にかかわらず、すべての代理店(保険募集人)に課せられています。

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127代理店における体制整備のPDCAサイクルにおいて、「Check(監査)」に該当する行動はどれか。

  1. A定期的にチェックシート等を活用した自己点検を実施する
  2. B募集人に対する適切な教育や日々の指導を実施する
  3. C点検で判明した不備に対する改善策を講じ、態勢を整備する
  4. D社内規則等や業務マニュアルを新たに策定する
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正解:A定期的にチェックシート等を活用した自己点検を実施する

PDCAサイクルの「Check」では、自己点検等の監査を実施し、業務状況を客観的に確認することが求められます。

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128金融庁が掲げる「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択した金融事業者に求められる対応はどれか。

  1. A顧客へのサービス提供にかかるすべての手数料を原則として無料にする
  2. B従業員への評価を、販売手数料の高い商品の販売実績のみに限定して行う
  3. C顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針を策定し、公表する
  4. D顧客の利益に関わらず、自社の収益を最大化する経営計画を極秘に立案する
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正解:C顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針を策定し、公表する

本原則を採択する場合、顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針を策定・公表し、定期的に見直すことが求められます。

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129乗合代理店が自社で独自に複数の保険会社の商品を比較する「比較募集文書」を作成する場合の責任の所在について正しいものはどれか。

  1. A文書に掲載されたすべての保険会社が連帯して内容の完全な責任を負う
  2. B文書全体の表示の正確性等については、作成主体である代理店が責任を負う
  3. C代理店を管轄する財務局が事前に内容を審査し、承認した部分のみ責任を負う
  4. D比較募集文書は顧客への参考情報に過ぎないため、誰にも法的な責任は生じない
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正解:B文書全体の表示の正確性等については、作成主体である代理店が責任を負う

代理店が独自に比較募集文書を作成する場合、各社は自社部分の適切性のみを確認するため、文書全体の責任は作成主体である代理店が負います。

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130「大規模な特定保険募集人」に該当する基準として正しいものはどれか。

  1. A所属保険会社が10社以上、または事業年度中の手数料収入等が5億円以上
  2. B所属保険会社が15社以上、または事業年度中の手数料収入等が10億円以上
  3. C所属保険会社が20社以上、または事業年度中の手数料収入等が20億円以上
  4. D所属保険会社が5社以上、または事業年度中の手数料収入等が1億円以上
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正解:B所属保険会社が15社以上、または事業年度中の手数料収入等が10億円以上

大規模な特定保険募集人は、所属保険会社が15社以上、または事業年度中の手数料収入等の合計額が10億円以上の乗合代理店を指します。

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131自動車修理工場を兼業する代理店において、懸念される利益相反行為に該当するものはどれか。

  1. A事故車両の修理状況について、顧客に対して定期的に進捗を報告する
  2. B保険金の支払い対象とならない傷については、顧客に実費負担となる旨を説明する
  3. C顧客の安全を第一に考え、メーカー指定の純正部品を使用して適切に修理する
  4. D自らの収益を増やすため、実際よりも高い金額で修理費用を保険会社に請求する
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正解:D自らの収益を増やすため、実際よりも高い金額で修理費用を保険会社に請求する

修理業を兼業する場合、過大請求など不当なインセンティブによる利益相反行為が生じないよう、適切な監視体制が必要です。

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132金融庁による保険代理店等に対する行政の検査・監督権限として正しいものはどれか。

  1. A業務や財産に関する報告の徴求や、営業所への立入検査を行うことができる
  2. B検査を実施する際は、必ず1か月前に代理店へ通知を行わなければならない
  3. C立入検査は、保険契約者からの直接の苦情があった場合にのみ実施できる
  4. D報告の徴求はできるが、強制的な立入検査を行う権限は与えられていない
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正解:A業務や財産に関する報告の徴求や、営業所への立入検査を行うことができる

内閣総理大臣(金融庁)は、保険代理店等に対して業務や財産に関する報告徴求や立入検査を行う権限を有しています。

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133保険業法上、保険会社が金融庁に対して「不祥事件」として届け出る必要がある期間はどれか。

  1. A保険会社が不祥事件の発生を知った日から60日以内
  2. B保険会社が不祥事件の発生を知った日から30日以内
  3. C保険会社が不祥事件の発生を知った日から90日以内
  4. D保険会社が不祥事件の発生を知った日から14日以内
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正解:B保険会社が不祥事件の発生を知った日から30日以内

不祥事件が発生した場合、保険会社はその発生を知った日から30日以内に金融庁等へ届出を行わなければなりません。

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134代理店廃止等情報制度において、保険料の流用・費消や保険金不正請求を行った者の情報が登録される期間はどれか。

  1. A発覚日等から3年間
  2. B発覚日等から20年間
  3. C発覚日等から10年間
  4. D発覚日等から5年間
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正解:B発覚日等から20年間

保険業務に関する一般的な不適当な行為の情報は3年間ですが、保険料の流用・費消や保険金不正請求の場合は20年間登録されます。

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1352026年3月31日施行の経済価値ベースのソルベンシー規制において、ESRに基づく早期是正措置(第一区分)の対象となり得る基準はどれか。

  1. A100%を下回った場合
  2. B200%を下回った場合
  3. C300%を下回った場合
  4. D500%を下回った場合
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正解:A100%を下回った場合

経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)が100%を下回ると早期是正措置の対象となり、要因に応じて業務改善命令などの行政措置がとられます。

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136損害保険会社が経営破たんした場合に、保険契約者等の保護を図るために設立された機関はどれか。

  1. A損害保険料率算出機構
  2. B日本損害保険協会
  3. C生命保険契約者保護機構
  4. D損害保険契約者保護機構
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正解:D損害保険契約者保護機構

損害保険会社が経営破たんした際には、セーフティネットとして「損害保険契約者保護機構」による資金援助や保護が図られます。

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137損害保険会社が経営破たんした場合、自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の補償割合はどれか。

  1. A50%
  2. B100%
  3. C80%
  4. D90%
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正解:B100%

自賠責保険や家計地震保険などは、損害保険契約者保護機構により全額の割合で補償されます。

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138損害保険会社が経営破たんした場合、一般的な自動車保険(任意保険)の保険金の補償割合として正しいものはどれか。

  1. A破たん後3か月間は100%、3か月経過後は80%
  2. B破たんからの期間にかかわらず、一律で80%補償される
  3. C破たんからの期間にかかわらず、常に100%補償される
  4. D破たん後3か月間は80%、3か月経過後は50%
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正解:A破たん後3か月間は100%、3か月経過後は80%

自動車保険や火災保険などは、破たん後3か月間は全額補償されますが、それ以降は80%の補償割合となります。

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139保険金の不正請求・着服等の不祥事件に関与した場合の代理店に対する措置として、実際に行われる可能性が最も高いものはどれか。

  1. A保険契約者による代理店経営権の強制没収
  2. B金融庁による代理店代表者の逮捕・拘束
  3. C損害保険契約者保護機構からの罰金徴収
  4. D保険会社による代理店委託契約の解除
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正解:D保険会社による代理店委託契約の解除

不祥事件を起こした代理店に対しては、保険会社による代理店委託契約の解除や業務改善計画書の提出要請などの厳しい措置が行われます。

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140団体契約の募集時に、従業員に対して「保険加入が義務であるかのような案内」を行った場合、該当する禁止行為はどれか。

  1. A圧力募集行為
  2. B虚偽の告知を勧める行為
  3. C誤解を招く予想配当表示行為
  4. D不当な乗換募集行為
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正解:A圧力募集行為

業務上の地位等を利用して、あたかも加入が義務であるかのように困惑させて募集する行為は、圧力募集行為に該当します。

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141代理店が自身の成績を挙げるため、保険料を自ら立て替えることを条件に保険契約を締結する行為について適切な説明はどれか。

  1. A月末の締め日をまたがずに回収できれば、一時的な立替として認められる
  2. B法人代理店の場合は禁止されているが、個人代理店であれば問題ない
  3. C「保険料の立替」に該当し、著しく不適当な行為として行政処分の対象となる
  4. D顧客の利便性を高めるための正当な営業努力であり、適法である
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正解:C「保険料の立替」に該当し、著しく不適当な行為として行政処分の対象となる

保険料の立替は、代理店の規模や一時的なものであるかを問わず、著しく不適当な行為として固く禁じられています。

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142クーリング・オフの効力が発生するタイミングとして正しいものはどれか。

  1. A保険会社がクーリング・オフの書面を受理し、確認印を押印した時
  2. B保険会社から申込者等へ、クーリング・オフ完了の通知が到達した時
  3. C代理店が申込者等からクーリング・オフの申し出を電話で受けた時
  4. D申込者等がクーリング・オフに関する書面または記録媒体を発送した時
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正解:D申込者等がクーリング・オフに関する書面または記録媒体を発送した時

クーリング・オフは発信主義がとられており、申込者等が書面または記録媒体を発送した時点で効力が発生します。

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143代理店が取扱う契約のうち「特定契約」の対象とならないものはどれか。(個人代理店の場合)

  1. A代理店の店主と生計を共にしない3親等の親族(例:叔父・叔母)を保険契約者とする契約
  2. B代理店の店主が常勤役員を務めている法人を保険契約者とする契約
  3. C代理店の店主と生計を共にしない2親等内の親族(兄弟姉妹など)を保険契約者とする契約
  4. D代理店の店主と生計を共にする親族(配偶者など)を保険契約者とする契約
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正解:A代理店の店主と生計を共にしない3親等の親族(例:叔父・叔母)を保険契約者とする契約

個人代理店の場合、生計を共にする親族や生計を共にしない2親等内の親族は特定契約に含まれますが、生計を共にしない3親等以上の親族は含まれません。

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