第三級陸上特殊無線技士 通信方式と無線装置

電波を使って情報を送受信する仕組みと装置を学ぶ分野です。AM・FMなどの変調方式、送信機・受信機の基本構成と各段の役割、スーパーヘテロダイン方式、デジタル通信の基礎などが問われます。信号がどのように生成され、電波となって相手に届くかという流れを理解することが重要。各装置のブロック図をイメージしながら役割を整理すると、構成を問う設問にも落ち着いて対応できます。

この分野の問題55問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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41情報を遠くに伝えるために、音声などの低周波数の信号を周波数の高い搬送波に乗せて伝送する操作を何というか。

  1. A復調
  2. B検波
  3. C変調
  4. D弁別
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正解:C変調

情報を搬送波に乗せる操作を変調といいます。受信側で元の信号を取り出す操作が復調です。

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42振幅変調(AM)された電波から、元の信号波を取り出す操作の名称として適切なものはどれか。

  1. A検波
  2. B周波数弁別
  3. C位相変調
  4. D標本化
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正解:A検波

変調波から信号波を取り出すことを復調といい、振幅変調における復調は特に検波と呼ばれます。

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43両側波帯を伝送する振幅変調(AM/A3E)波において、信号波の最高周波数のおおよそ2倍となる帯域幅を何と呼ぶか。

  1. A搬送波帯幅
  2. B側波帯幅
  3. C占有周波数帯幅
  4. D周波数偏移幅
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正解:C占有周波数帯幅

両側波帯を伝送するAM(A3E)波では、占有周波数帯幅は信号波の最高周波数のおおよそ2倍となります。

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44電波型式「A3E」で表されるDSB通信方式の特徴として、正しい記述はどれか。

  1. A搬送波の周波数を変化させる
  2. B下側波帯のみを送信する
  3. C上側波帯のみを送信する
  4. D搬送波の振幅を変化させる
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正解:D搬送波の振幅を変化させる

A3Eは振幅変調であり、信号波によって搬送波の振幅を変化させます。片側の側波帯のみを送るのはSSBです。

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45振幅変調のうち、周波数の有効利用を目的として搬送波と片側の側波帯を取り除き、情報を伝送する方式(J3E)はどれか。

  1. AASK方式
  2. BFSK方式
  3. CDSB方式
  4. DSSB方式
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正解:DSSB方式

抑圧搬送波単側波帯振幅変調は、Single Side Bandの略称からSSBと呼ばれます。

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46周波数変調(FM)は、音声などの信号波によって搬送波のどの要素を変化させる変調方式か。

  1. A周波数
  2. B振幅
  3. C位相
  4. D電力
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正解:A周波数

周波数変調は、信号波の振幅の変化を搬送波の周波数の変化に変換して伝送する方式です。

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47FM波の発生方法において、水晶発振器を使用し回路構成を行うことで、発射する電波の周波数安定度が優れている方式はどれか。

  1. A直接FM方式
  2. B間接FM方式
  3. C直接AM方式
  4. D間接AM方式
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正解:B間接FM方式

間接FM方式は水晶発振器を使用するため、自励発振器を用いる直接FM方式よりも周波数の安定度が良くなります。

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48FM通信方式とAM通信方式を比較した場合の、FM通信方式の一般的な特徴として適切なものはどれか。

  1. A占有周波数帯幅が狭い
  2. B回路構成が極めて単純
  3. C音質がAM通信より劣る
  4. D雑音の影響を受けにくい
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正解:D雑音の影響を受けにくい

FM通信方式はAM通信方式と比較して、雑音の影響を受けにくく音質に優れているという特徴があります。

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49同一周波数の電波が同時に到来し、受信機入力で一方が十分強い場合の、AM通信方式とFM通信方式の一般的な挙動の違いとして適切な記述はどれか。

  1. AAMは混信を起こしFMは電界強度の強い電波が優勢となる
  2. BFMは混信を起こしAMは電界強度の強い電波が優勢となる
  3. C両方式とも等しく混信を起こし通信不能となる
  4. D両方式とも電界強度の強い電波のみが受信される
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正解:AAMは混信を起こしFMは電界強度の強い電波が優勢となる

AMでは混信として聞こえやすい一方、FMでは入力電界強度の差が十分にある場合、強い電波が優勢になるキャプチャ効果が現れます。

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50デジタル変調において、ベースバンド信号に応じて搬送波の「振幅」を変化させる方式はどれか。

  1. AASK
  2. BFSK
  3. CPSK
  4. DQAM
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正解:AASK

振幅を変化させるデジタル変調方式をASK(Amplitude Shift Keying)といいます。

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51デジタル変調において、ベースバンド信号に応じて搬送波の「周波数」を切り替える方式はどれか。

  1. AASK
  2. BFSK
  3. CPSK
  4. DQAM
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正解:BFSK

周波数を変化させるデジタル変調方式をFSK(Frequency Shift Keying)といいます。

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52デジタル変調において、入力信号の「0」又は「1」によって、搬送波の「位相」のみを変化させる方式はどれか。

  1. AASK
  2. BFSK
  3. CPSK
  4. DQAM
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正解:CPSK

位相のみを変化させるデジタル変調方式をPSK(Phase Shift Keying)といいます。

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53デジタル変調における情報量について、1回の変調(シンボル)で「4ビット」の情報を伝送できる方式はどれか。

  1. A2PSK
  2. B4PSK
  3. C8PSK
  4. D16QAM
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正解:D16QAM

16QAMは16種類のシンボルを用いるため、1シンボル当たり log2(16) = 4ビットの情報を伝送できます。

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54アナログ通信方式と比べたときの、デジタル通信方式の一般的な特徴として誤っているものはどれか。

  1. A雑音の影響を受けにくい
  2. B信号処理による遅延がない
  3. C多重化が容易に行える
  4. D秘話性を高くできる
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正解:B信号処理による遅延がない

デジタル通信方式は、符号化や復号化などの高度な信号処理を行うため、処理による遅延が生じます。

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55AM送信機において、送信周波数の整数分の1となる、安定した周波数を発生させる回路はどれか。

  1. A変調器
  2. B緩衝増幅器
  3. C水晶発振器
  4. D電力増幅器
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正解:C水晶発振器

水晶発振器は、搬送波のもとになる安定度の高い周波数を発生させる役割を持ちます。

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56AM送信機の構成要素である「緩衝増幅器」の主な目的はどれか。

  1. A送信アンテナの出力を高くする
  2. B音声信号のノイズ成分を除去する
  3. C水晶発振器が後段の回路の影響を受けないようにする
  4. D発振周波数を目的の送信周波数まで高くする
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正解:C水晶発振器が後段の回路の影響を受けないようにする

緩衝増幅器(バッファ)は、次段の動作変動が発振器に影響を与えないようにし、周波数を安定させます。

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57送信機において、発振回路で発生した周波数を目的の送信周波数になるまで高くする役割を持つ回路はどれか。

  1. A周波数逓倍器
  2. B低周波増幅器
  3. C電力増幅器
  4. D緩衝増幅器
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正解:A周波数逓倍器

周波数逓倍器(ていばいき)は、入力された周波数を整数倍にして目的の高周波信号を作り出します。

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58FM送信機において、大きな音声信号が加わっても最大周波数偏移が規定の値を越えないように制御する回路はどれか。

  1. AALC回路
  2. BIDC回路
  3. CAGC回路
  4. DAFC回路
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正解:BIDC回路

IDC回路は、過変調による隣接周波数への妨害を防ぐために周波数偏移を制限します。

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59間接FM方式の送信機において、水晶発振器の出力波形に対して音声信号を用いて行われる処理はどれか。

  1. A振幅変調
  2. Bパルス変調
  3. C周波数変調
  4. D位相変調
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正解:D位相変調

間接FM方式では、水晶発振器で作られた搬送波を音声信号で位相変調し、結果として周波数偏移を得る構成をとります。

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60FM送信機において、電力増幅器を適切に動作させるのに十分な電力レベルまで高周波信号を増幅する回路はどれか。

  1. A音声増幅器
  2. B緩衝増幅器
  3. C励振増幅器
  4. D水晶発振器
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正解:C励振増幅器

励振増幅器は、終段の電力増幅器を駆動するために必要なレベルまで前段で電力を増幅します。

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61受信機の性能のうち、受信した信号を出力側で元の信号としてどれだけ忠実に再現できるかを表すものはどれか。

  1. A感度
  2. B選択度
  3. C忠実度
  4. D安定度
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正解:C忠実度

送信された信号を受信し、受信機の出力側で元の信号をどれだけ忠実に再現できるかを示す性能を忠実度といいます。

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62無線送信機において、搬送波のもとになる高周波信号を発生させる回路は次のうちどれか。

  1. A発振回路
  2. B検波回路
  3. C変調回路
  4. D増幅回路
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正解:A発振回路

搬送波を発生させる回路を発振回路といい、通常は水晶発振器などが用いられます。

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63FM送信機の周波数逓倍器において、逓倍数を大きく設定した場合の特徴として正しいものはどれか。

  1. A周波数偏移は小さくなる
  2. B周波数偏移は大きくなる
  3. C周波数偏移は変化しない
  4. D周波数偏移は半分になる
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正解:B周波数偏移は大きくなる

周波数逓倍器は周波数を高くする働きに加え、逓倍数を大きくすると大きな周波数偏移を得ることができます。

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64受信機の性能を示す「感度」の説明として適切なものはどれか。

  1. A目的の電波を選択する能力
  2. B送信信号を忠実に再現する能力
  3. C受信周波数を安定させる能力
  4. D微弱な電波を受信する能力
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正解:D微弱な電波を受信する能力

感度とは電波の受信能力を表し、微弱な信号をどれだけ良好に受信できるかを示します。

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65受信機の性能を示す「選択度」の説明として適切なものはどれか。

  1. A目的とする周波数の電波を希望しない電波の中から選択する能力
  2. B送信された信号を受信機の出力側で忠実に再現する能力
  3. C受信機内部で発生する雑音を極限まで低減させる能力
  4. D受信電波の強さが変動しても出力を一定に保つ能力
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正解:A目的とする周波数の電波を希望しない電波の中から選択する能力

選択度とは、近接する不要な周波数の電波を排除し、目的の電波だけを取り出す能力です。

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66スーパーヘテロダイン方式の受信機における、一般的な短所として挙げられるものはどれか。

  1. A感度や選択度が極めて悪い
  2. B影像周波数(イメージ周波数)妨害を受ける
  3. C回路構成が単純で部品点数が少ない
  4. D内部雑音が全く生じない
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正解:B影像周波数(イメージ周波数)妨害を受ける

スーパーヘテロダイン受信機は感度や選択度を良くしやすい一方、影像周波数による妨害を受けることがあります。

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67スーパーヘテロダイン受信機において、受信機の「感度」の良し悪しを最も左右する回路はどれか。

  1. A高周波増幅器
  2. B中間周波増幅器
  3. C低周波増幅器
  4. D局部発振器
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正解:A高周波増幅器

アンテナで捉えた直後の微弱な信号を増幅する高周波増幅器の性能が、全体の受信感度に直結します。

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68スーパーヘテロダイン受信機で、近接周波数による混信を軽減するために最も効果的な設計はどれか。

  1. AAGC回路の動作を完全に停止させる
  2. B高周波増幅器の増幅利得を大きく下げる
  3. C局部発振器に水晶発振器を単独で用いる
  4. D中間周波増幅器に適切な帯域フィルタ(BPF)を用いる
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正解:D中間周波増幅器に適切な帯域フィルタ(BPF)を用いる

中間周波増幅器に適切な特性の帯域フィルタを使用することで、目的外の近接周波数を効果的にカットできます。

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69AM受信機におけるAGC(自動利得制御)回路の主な目的はどれか。

  1. A受信電波の強度が変動しても受信出力を一定にする
  2. B受信周波数を自動的に切り替えて混信を回避する
  3. C受信信号が無い時の耳障りな雑音を自動的に消去する
  4. D受信した信号の最大周波数偏移を一定の範囲に抑える
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正解:A受信電波の強度が変動しても受信出力を一定にする

AGCは検波電圧の一部を中間周波増幅器などに戻し、入力強弱に合わせて増幅度を自動調整します。

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70FM(F3E)受信機において、周波数の変化を電圧の変化に変換し、元の音声信号を取り出す回路はどれか。

  1. A振幅制限器
  2. Bスケルチ回路
  3. C周波数弁別器
  4. D周波数混合器
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正解:C周波数弁別器

周波数弁別器(ディスクリミネータ)はFM復調器であり、AM受信機の検波器に相当する役割を持ちます。

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71FM(F3E)受信機において、受信電波に含まれる振幅変動成分(雑音など)を除去する回路はどれか。

  1. A振幅制限器
  2. B周波数弁別器
  3. Cスケルチ回路
  4. D周波数混合器
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正解:A振幅制限器

リミッタ回路(振幅制限器)で波形の振幅を一定に揃えることで、FM通信特有の雑音への強さを発揮します。

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72FM(F3E)受信機において、待ち受け時など受信信号が無い場合に生じる大きな雑音を消去する回路はどれか。

  1. AAGC回路
  2. BAFC回路
  3. CIDC回路
  4. Dスケルチ回路
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正解:Dスケルチ回路

スケルチは「黙らせる」という意味があり、無信号時の耳障りなノイズ出力を遮断します。

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73アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器における、処理の正しい順序はどれか。

  1. A量子化 → 標本化 → 符号化
  2. B標本化 → 量子化 → 符号化
  3. C符号化 → 標本化 → 量子化
  4. D標本化 → 符号化 → 量子化
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正解:B標本化 → 量子化 → 符号化

アナログ信号を一定間隔で取り出し(標本化)、離散的な値に近似し(量子化)、パルス列に変換(符号化)します。

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74デジタル通信のA/D変換において「量子化雑音」が生じる主な原因はどれか。

  1. Aアナログ信号を一定の時間間隔で切り出すため
  2. Bデジタルデータをアナログ信号に逆変換するため
  3. C標本値を離散的な値で近似する際に誤差が生じるため
  4. Dパルス信号を0と1の組み合わせの符号に変換するため
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正解:C標本値を離散的な値で近似する際に誤差が生じるため

量子化回路で連続的な値を段階的な値に丸める処理を行うため、元の値との間に近似誤差(雑音)が発生します。

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75デジタル無線受信機において、D/A変換器から出力された階段状の信号を滑らかなアナログ信号に戻す回路はどれか。

  1. A高域フィルタ
  2. B低域フィルタ
  3. C帯域フィルタ
  4. D帯域除去フィルタ
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正解:B低域フィルタ

D/A変換後の信号は高周波成分(角張った部分)を含んでいるため、低域フィルタ(LPF)を通して滑らかにします。

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76多重化通信において、利用可能な周波数帯を分割し、個々のユーザに異なる周波数を割り当てる方式はどれか。

  1. ATDMA
  2. BCDMA
  3. CCSMA
  4. DFDMA
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正解:DFDMA

Frequency Division Multiple Access(周波数分割多元接続)の略で、周波数ごとにチャネルを設けます。

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77多重化通信において、同一周波数内で時間を極めて短く分割し、ユーザごとに時間を割り当てる方式はどれか。

  1. ATDMA
  2. BCDMA
  3. CFDMA
  4. DCSMA
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正解:ATDMA

Time Division Multiple Access(時分割多元接続)の略で、時間を区切ったスロットを各ユーザに割り当てます。

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78FDMA(周波数分割多元接続)において、受信側で各信号を干渉なく分離するために各チャネル間に設けられるものは何か。

  1. Aガードタイム
  2. Bガードバンド
  3. Cパイロット信号
  4. Dパリティビット
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正解:Bガードバンド

隣接する周波数帯同士の混信(干渉)を防ぐため、周波数と周波数の間にガードバンドと呼ばれる隙間を設けます。

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79スーパーヘテロダイン受信機の周波数混合器において、受信信号と局部発振器の出力を混ぜ合わせて作られるものはどれか。

  1. A中間周波数
  2. B低周波信号
  3. C高周波信号
  4. Dイメージ周波数
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正解:A中間周波数

扱いやすく一定の周波数である「中間周波数」に変換することで、その後の増幅やフィルタリングを容易にします。

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80多数のユーザにそれぞれ固有の符号(PN符号など)を割り当て、同一の周波数帯を同時に共有して通信を行う方式はどれか。

  1. ATDMA
  2. BFDMA
  3. CCDMA
  4. DOFDMA
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正解:CCDMA

Code Division Multiple Access(符号分割多元接続)の略で、特定の符号を持つ信号のみを取り出して復調します。

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81多元接続方式の一つで、直交する複数のサブキャリアを用い、時間と周波数のリソースをユーザに割り当てる方式はどれか。

  1. AOFDMA
  2. BCDMA
  3. CTDMA
  4. DFDMA
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正解:AOFDMA

OFDMA(直交周波数分割多元接続)は、直交する複数のサブキャリアを用い、時間・周波数リソースをユーザに割り当てる方式です。

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82多元接続方式の一つであるTDMA(時分割多元接続)において、個々のユーザにチャネルとして割り当てられるものはどれか。

  1. A異なる変調方式
  2. B極めて短い時間
  3. C異なる周波数帯
  4. D特有の拡散符号
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正解:B極めて短い時間

TDMAは同一周波数を共有し、極めて短い時間(タイムスロット)を分割して各ユーザに割り当てます。

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83無線通信装置を使用する前の電源の点検事項として、適切な記述はどれか。

  1. A電圧が規定値の半分の状態を維持していること
  2. B蓄電池が完全に放電しきっている状態であること
  3. C極性を間違えて接続していないことを確認すること
  4. D電源ケーブルのインピーダンスが変動すること
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正解:C極性を間違えて接続していないことを確認すること

電源電圧が規定値であること、十分な容量があること、極性が正しく接続されていることを点検します。

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84屋外に設置されるアンテナ及び給電線の保守点検に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. Aプレストークボタンが円滑に動作するか点検する
  2. B蓄電池の電解液比重が規定値内にあるか点検する
  3. Cスケルチつまみが適切な位置にあることを点検する
  4. Dコネクタ類にサビや腐食が発生していないか点検する
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正解:Dコネクタ類にサビや腐食が発生していないか点検する

屋外のアンテナ設備は劣化しやすいため、コネクタのサビや腐食などをこまめに点検する必要があります。

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85送信機と受信機が一体の構造になっている小型の無線通信装置を一般に何と呼ぶか。

  1. Aスケルチ回路
  2. Bシンセサイザ
  3. Cトランシーバ
  4. Dレピータ局
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正解:Cトランシーバ

ハンディ式や車載型など、送信機と受信機が一体構造となっている装置をトランシーバといいます。

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86単信方式のFM通信装置において、電波が空中に発射されるタイミングはどれか。

  1. Aプレストークボタンを押したとき
  2. Bプレストークボタンを離したとき
  3. Cスケルチつまみを右に回したとき
  4. D電源スイッチをオンにしたとき
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正解:Aプレストークボタンを押したとき

プレストークボタン(送話ボタン)を押している間だけ送信状態となり電波が発射されます。

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87単信方式のFM通信装置において、プレストークボタンを押して送信しているときの受信機の状態として適切なものはどれか。

  1. Aスピーカから雑音が出ており相手の音声も聞こえる
  2. Bスピーカから雑音が出ず相手の音声も聞こえない
  3. Cスピーカから雑音は出ないが相手の音声は聞こえる
  4. Dスピーカから雑音のみが出て相手の音声は聞こえない
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正解:Bスピーカから雑音が出ず相手の音声も聞こえない

ボタンを押している間は電波を発射する送信状態となるため、受信動作は停止し音声も雑音も聞こえません。

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88FM受信機におけるスケルチ調整つまみは、通常どの位置に設定するのが最も適切か。

  1. A雑音が完全に最大となる位置
  2. Bつまみを左いっぱいに回した位置
  3. Cつまみを右いっぱいに回した位置
  4. D雑音が消える限界付近の位置
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正解:D雑音が消える限界付近の位置

雑音が消える限界付近に設定することで、信号が弱い局の電波でも容易に受信できるようになります。

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89FM無線通信装置の操作において、不適切な行為はどれか。

  1. A耳障りな雑音を消すためにスケルチを適切に調整する
  2. Bマイクと口の距離を5から10センチ程度に保って話す
  3. C他局が通話中にプレストークボタンを押し送信割り込みをする
  4. D音量調整つまみを操作して最も聞きやすい適度な音量にする
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正解:C他局が通話中にプレストークボタンを押し送信割り込みをする

他局が通話中に送信割り込みをすると混信を発生させ、重大な迷惑行為となります。

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90FM受信機のスケルチ回路は、どのような目的で操作されるか。

  1. A無信号状態のときにスピーカから出る雑音を抑制するため
  2. B送信状態のときにスピーカから出る音声を抑制するため
  3. C受信状態のときにスピーカから出る音声を増幅するため
  4. D送信状態のときにスピーカから出る雑音を増幅するため
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正解:A無信号状態のときにスピーカから出る雑音を抑制するため

スケルチは、相手からの送信が無いとき(無信号時)に生じる耳障りな雑音を消去するための機能です。

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91FM通信において、相手局からの送話が終わった途端に受信機から大きな雑音が出た場合の対応として適切なものはどれか。

  1. A音量調整つまみを右いっぱいに回して受信音声を最大にする
  2. Bスケルチつまみを回し雑音が消える限界付近に再調整する
  3. Cプレストークボタンを小刻みに押して異常を相手局に知らせる
  4. D電源スイッチを切り直ちに予備のバッテリーに交換して起動する
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正解:Bスケルチつまみを回し雑音が消える限界付近に再調整する

相手の送話が無い時に雑音が出る場合は、スケルチの調整位置が不適切であるため再調整を行います。

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92無線送受信機の制御器(操作パネルなど)を使用する主な目的はどれか。

  1. A無線機内部の不要輻射を電気的に低減させるため
  2. B受信時のスピーカから発生する雑音を消去するため
  3. C無線通信機の本体から離れた場所で送受信操作を行うため
  4. D電源電圧の急激な変動から通信装置本体を保護するため
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正解:C無線通信機の本体から離れた場所で送受信操作を行うため

本体をトランクなどに置き、運転席など離れた場所から電源ON/OFFや周波数選択を遠隔操作するために用います。

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93プレストークボタンを使用する単信方式の通信の特徴について、正しい記述はどれか。

  1. A携帯電話のように双方で同時に話しながら通信ができる
  2. Bプレストークボタンを押さなくても音声に反応して送信される
  3. C一度送信を始めると相手からの応答を待たずに連続送信する
  4. D送信中は受信ができず交互に切り替えて通信を行う方式である
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正解:D送信中は受信ができず交互に切り替えて通信を行う方式である

単信方式は、送信中には受信せず、送信と受信を交互に切り替えて通話する方式です。

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94無線通信装置の給電線を点検する際、留意すべきインピーダンスの条件はどれか。

  1. A常に0オームを維持すること
  2. B所定の規定値を使用すること
  3. C無限大の抵抗値であること
  4. D絶えず変動を繰り返すこと
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正解:B所定の規定値を使用すること

無線機本体やアンテナとの整合を保つため、給電線のインピーダンスは所定のものを使用する必要があります。

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95単信方式のトランシーバで、送信時に受信音が聞こえなくなる理由として適切なものはどれか。

  1. A送信中は受信回路が動作しないよう切り替わるため
  2. Bスピーカからの音声をマイクが拾い発振するのを防ぐため
  3. Cプレストークボタンが音量ミュート機能を兼ねているため
  4. D送信電力が直接スピーカに流れ込み破損するのを防ぐため
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正解:A送信中は受信回路が動作しないよう切り替わるため

単信方式では送受信を交互に行うため、送信動作中は受信機能が自動的に休止する仕組みになっています。

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